JP4063180B2 - 金型加工工程決定装置、金型加工工程決定方法、金型加工工程決定プログラム、そのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、ncデータ作成装置、及び工作機械制御装置 - Google Patents
金型加工工程決定装置、金型加工工程決定方法、金型加工工程決定プログラム、そのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体、ncデータ作成装置、及び工作機械制御装置 Download PDFInfo
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本実施形態における工作機械制御装置について、図1を参照して説明する。図1に示すように、工作機械制御装置は、形状データ入力部(形状データ入力手段)1と、加工工程決定部(加工工程決定手段、金型加工工程決定装置)2と、NCデータ作成部(NCデータ作成手段)3と、機械制御部(制御手段)4とから構成される。なお、形状データ入力部1と、加工工程決定部2と、NCデータ作成部3とは、NCデータ作成装置を構成する。そして、このNCデータ作成装置は、工作機械制御装置に組み込まれる場合もあるし、独立した装置として構成する場合もある。
次に、加工工程決定部(金型加工工程決定装置)2の概略構成について図2を参照して説明する。図2は、金型加工工程決定部2の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、金型加工工程決定部2は、加工機械種類入力部11と、工具剛性・被削性情報入力部12と、仕上優先度入力部13と、仕上面粗さ入力部14とからなる入力部を有する。
工程パターン決定処理部15の詳細構成を図3に示す。図3に示すように、工程パターン決定処理部15は、工程パターン関係マップ記憶部151と、工程パターン関係マップ決定部152と、工程パターン記憶部153と、工程パターン決定部154とから構成される。
工具移動経路決定処理部16の詳細構成を図7に示す。図7に示すように、工具移動経路決定処理部16は、工具移動経路関係マップ記憶部161と、工具移動経路関係マップ決定部162と、工具移動経路決定部163とから構成される。
表面粗さ決定処理部17の詳細構成を図9に示す。図9に示すように、表面粗さ決定処理部17は、表面粗さ関係マップ記憶部171と、表面粗さ関係マップ決定部172と、表面粗さ決定部173とから構成される。
残し代決定処理部18の詳細構成を図11に示す。図11に示すように、残し代決定処理部18は、残し代関係マップ記憶部181と、残し代関係マップ決定部182と、残し代決定部183とから構成される。
最終仕上詳細工程パターン決定処理部19の詳細構成を図13に示す。図13に示すように、最終仕上詳細工程パターン決定処理部19は、最終仕上詳細工程パターン関係マップ記憶部191と、最終仕上詳細工程パターン関係マップ決定部192と、最終仕上詳細工程パターン記憶部193と、最終仕上詳細工程パターン決定部194とから構成される。
加工条件決定処理部20は、各加工工程における加工条件を決定する。まず、荒加工工程における加工条件のうちの使用工具は、工具情報記憶部(図示せず)に記憶された工具情報と、工具移動経路決定処理部16にて決定された荒加工工程の工具移動経路と、残し代決定処理部18にて決定された荒加工工程における残し代とに基づき、適切な工具を選択する。削り残し荒加工においても荒加工工程と同様に、適切な工具を選択する。
次に、工具剛性・被削性情報入力部12について、図16及び図17を参照して説明する。図16は、工具剛性・被削性情報入力部12の第1実施形態を示す。図16に示すように、工具剛性・被削性情報入力部12は、L/D算出部31と、硬度入力部32とから構成される。
次に、加工工程決定部2(図1に示す)の動作について図18〜23のフローチャートを参照して説明する。なお、工具剛性・被削性情報入力部は図17の構成の場合について説明する。図18に示すように、まず、加工形状データ、加工機械種類、金型の材料硬度、仕上優先度情報、及び仕上面粗さを入力する(基本情報等入力ステップ)(ステップS1)。具体的には、加工形状データは、形状データ入力部1を介して加工形状入力部41(図17に示す)に入力される。そして、加工機械種類、金型の材料硬度、仕上優先度情報、及び仕上面粗さは、作業者がキーボード等により入力される。
上記実施形態においては、工程パターン関係マップ、残し代関係マップ、表面粗さ関係マップ、工具移動経路関係マップ、及び最終仕上詳細工程パターン関係マップは、金型形状L/Dと金型の材料硬度に対するマップとしているがこれに限られるものではない。ここで、上述したように金型形状L/Dは、工具剛性を簡易的に示したものであるので、工具剛性そのものと変更してもよい。また、金型の材料硬度は、被加工物(金型)の靭性又は脆性としてもよいし、被加工物の種類としてもよい。
Claims (38)
- 金型の加工工程を決定する金型加工工程決定装置において、
少なくとも荒加工工程及び該荒加工工程の後に行われる仕上加工工程を含む複数の加工工程の順序からなる工程パターンを複数記憶する工程パターン記憶手段と、
前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの関係マップである工程パターン関係マップを記憶する工程パターン関係マップ記憶手段と、
前記工具剛性の情報及び前記被削性の情報からなる基本入力情報を入力する基本情報入力手段と、
前記基本入力情報及び前記工程パターン関係マップ及び前記工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記工程パターンとに基づき一の前記工程パターンを決定する工程パターン決定手段と、
を備えたことを特徴とする金型加工工程決定装置。 - 前記仕上加工工程は、
前記荒加工工程の後に行われ前記荒加工工程により形成された表面粗さを低減させる中仕上加工工程と、
前記中仕上加工工程の後に行われ前記荒加工工程及び前記中仕上加工工程により残された残し代を仕上加工する最終仕上加工工程とからなり、
前記工程パターン関係マップにおける前記工具剛性は、前記中仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程にて使用する工具の剛性であることを特徴とする請求項1記載の金型加工工程決定装置。 - 前記工程パターン関係マップ記憶手段は、加工機械の種類に応じた複数の前記工程パターン関係マップを記憶し、
さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力手段と、
前記加工機械種類及び複数の前記工程パターン関係マップに基づき一の前記工程パターン関係マップを決定する工程パターン関係マップ決定手段と、
を備え、
前記工程パターン決定手段は、前記基本入力情報及び決定された一の前記工程パターン関係マップ及び前記工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記工程パターンとに基づき一の前記工程パターンを決定することを特徴とする請求項1記載の金型加工工程決定装置。 - さらに、前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの前記仕上加工工程以外の各前記加工工程における残し代の関係マップを記憶する残し代関係マップ記憶手段と、
前記基本入力情報及び前記残し代関係マップに基づき前記工程パターン決定手段により決定された前記工程パターンの各前記加工工程における前記残し代を決定する残し代決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の金型加工工程決定装置。 - さらに、前記中仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの前記最終仕上加工工程以外の各前記加工工程における残し代の関係マップを記憶する残し代関係マップ記憶手段と、
前記基本入力情報及び前記残し代関係マップに基づき前記工程パターン決定手段により決定された前記工程パターンの各前記加工工程における前記残し代を決定する残し代決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載の金型加工工程決定装置。 - さらに、前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する各前記加工工程における工具の移動経路の関係マップを記憶する工具移動経路関係マップ記憶手段と、
前記基本入力情報及び前記工具移動経路関係マップに基づき各前記加工工程における工具移動経路を決定する工具移動経路決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の金型加工工程決定装置。 - さらに、前記中仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記中仕上加工工程により加工される被加工物の加工面の表面粗さの関係マップを記憶する表面粗さ関係マップ記憶手段と、
前記基本入力情報及び前記表面粗さ関係マップに基づき前記中仕上加工工程における前記表面粗さを決定する表面粗さ決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載の金型加工工程決定装置。 - さらに、1以上の仕上詳細工程の順序からなる前記仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程の仕上詳細工程パターンを複数記憶する仕上詳細工程パターン記憶手段と、
前記仕上詳細工程のうちの最終工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記仕上詳細工程パターンの関係マップである仕上詳細工程パターン関係マップを記憶する仕上詳細工程パターン関係マップ記憶手段と、
前記仕上詳細工程パターンのうち優先する前記仕上詳細工程パターンの情報である仕上優先度情報を入力する仕上優先度情報入力手段と、
前記仕上優先度情報及び前記仕上詳細工程パターン関係マップ及び前記仕上詳細工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記仕上詳細工程パターンに基づき一の前記仕上詳細工程パターンを決定する仕上加工工程パターン決定手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の金型加工工程決定装置。 - 前記残し代関係マップ記憶手段は、加工機械の種類に応じた複数の前記残し代関係マップを記憶し、
さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力手段と、
前記加工機械種類及び複数の前記残し代関係マップに基づき一の前記残し代関係マップを決定する残し代関係マップ決定手段と、
を備え、
前記残し代決定手段は、前記基本入力情報及び決定された一の前記残し代関係マップに基づき前記残り代を決定することを特徴とする請求項4又は5に記載の金型加工工程決定装置。 - 前記工具移動経路関係マップ記憶手段は、加工機械の種類に応じた複数の前記工具移動経路関係マップを記憶し、
さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力手段と、
前記加工機械種類及び複数の前記工具移動経路関係マップに基づき一の前記工具移動経路関係マップを決定する工具移動経路関係マップ決定手段と、
を備え、
前記工具移動経路決定手段は、前記基本入力情報及び決定された一の前記工具移動経路関係マップに基づき前記工具移動経路を決定することを特徴とする請求項6記載の金型加工工程決定装置。 - 前記表面粗さ関係マップ記憶手段は、加工機械の種類に応じた複数の前記表面粗さ関係マップを記憶し、
さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力手段と、
前記加工機械種類及び複数の前記表面粗さ関係マップに基づき一の前記表面粗さ関係マップを決定する表面粗さ関係マップ決定手段と、
を備え、
前記表面粗さ決定手段は、前記基本入力情報及び決定された一の前記表面粗さ関係マップに基づき前記表面粗さを決定することを特徴とする請求項7記載の金型加工工程決定装置。 - 前記仕上詳細工程パターン関係マップ記憶手段は、加工機械の種類に応じた複数の前記仕上詳細工程パターン関係マップを記憶し、
さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力手段と、
前記加工機械種類及び複数の前記仕上詳細工程パターン関係マップに基づき一の前記仕上詳細工程パターン関係マップを決定する仕上詳細工程パターン関係マップ決定手段と、
を備え、
前記仕上詳細工程パターン決定手段は、前記仕上優先度情報及び決定された一の前記仕上詳細工程パターン関係マップ及び前記仕上詳細工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記仕上詳細工程パターンに基づき一の前記仕上詳細工程パターンを決定することを特徴とする請求項8記載の金型加工工程決定装置。 - 前記基本情報入力手段の前記工具剛性情報は、被加工物の加工領域における最大深さと該最大深さ付近における被加工物の最小形状径とからなり、
前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記工具剛性は、前記最大深さを前記最小形状径で除した値とすることを特徴とする請求項1又は請求項4〜8の何れかに記載の金型加工工程決定装置。 - 前記基本情報入力手段は、
被加工物の加工形状データを入力する加工形状データ入力手段と、
前記加工形状データに基づき前記最大深さを算出する最大深さ算出手段と、
前記加工形状データに基づき前記最小形状径を算出する最小形状径算出手段と、
を備えたことを特徴とする請求項13記載の金型加工工程決定装置。 - 前記基本情報入力手段の前記被削性情報及び前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記被削性は、被加工物の硬度であることを特徴とする請求項1又は請求項4〜8の何れかに記載の金型加工工程決定装置。
- 前記基本情報入力手段の前記被削性情報及び前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記被削性は、被加工物の靭性又は脆性であることを特徴とする請求項1又は請求項4〜8の何れかに記載の金型加工工程決定装置。
- 前記基本情報入力手段の前記被削性情報及び前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記被削性は、被加工物の種類であることを特徴とする請求項1又は請求項4〜8の何れかに記載の金型加工工程決定装置。
- 少なくとも荒加工工程及び該荒加工工程の後に行われる仕上加工工程を含む複数の加工工程の順序からなる工程パターンを決定する金型加工工程決定方法において、
前記仕上加工工程にて使用する工具剛性の情報及び被加工物の被削性の情報からなる基本入力情報を入力する基本情報入力ステップと、
前記基本入力情報と前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する工程パターンの関係マップである工程パターン関係マップとに基づき一の前記工程パターンを決定する工程パターン決定ステップと、
からなることを特徴とする金型加工工程決定方法。 - 前記仕上加工工程は、
前記荒加工工程の後に行われ前記荒加工工程により形成された表面粗さを低減させる中仕上加工工程と、
前記中仕上加工工程の後に行われ前記荒加工工程及び前記中仕上加工工程により残された残し代を仕上加工する最終仕上加工工程とからなり、
前記工程パターン関係マップにおける前記工具剛性は、前記中仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程にて使用する工具の剛性であることを特徴とする請求項18記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力ステップと、
前記加工機械種類に基づき一の前記工程パターン関係マップを決定する工程パターン関係マップ決定ステップとを有し、
前記工程パターン決定ステップにおける前記工程パターン関係マップは、前記工程パターン関係マップ決定ステップにて決定された一の前記工程パターン関係マップであることを特徴とする請求項18記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、前記基本入力情報と前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの前記仕上加工工程以外の各前記加工工程における残し代の関係マップとに基づき、前記工程パターン決定ステップにて決定された前記工程パターンの各前記加工工程における前記残し代を決定する残し代決定ステップと、
を有することを特徴とする請求項18記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、前記基本入力情報と、前記中仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの前記最終仕上加工工程以外の各前記加工工程における残し代の関係マップとに基づき、前記工程パターン決定ステップにて決定された前記工程パターンの各前記加工工程における前記残し代を決定する残し代決定ステップと、
を有することを特徴とする請求項19記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、前記基本入力情報と前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する各前記加工工程における工具の移動経路の関係マップとに基づき各前記加工工程における工具移動経路を決定する工具移動経路決定ステップとを有することを特徴とする請求項18又は19に記載の金型加工工程決定方法。
- さらに、前記基本入力情報と前記中仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記中仕上加工工程により加工される被加工物の加工面の表面粗さの関係マップとに基づき前記中仕上加工工程における前記表面粗さを決定する表面粗さ決定ステップを有することを特徴とする請求項19記載の金型加工工程決定方法。
- さらに、前記仕上加工工程又は前記最終仕上加工工程の仕上詳細工程の順序からなる仕上詳細工程パターンのうち優先する前記仕上詳細工程パターンの情報である仕上優先度情報を入力する仕上優先度情報入力ステップと、
前記仕上優先度情報と前記仕上詳細工程のうちの最終工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記仕上詳細工程パターンの関係マップである仕上詳細工程パターン関係マップとに基づき一の前記仕上詳細工程パターンを決定する仕上加工工程パターン決定ステップと、
を有することを特徴とする請求項18又は19に記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力ステップと、
前記加工機械種類に基づき一の前記残し代関係マップを決定する残し代関係マップ決定ステップとを有し、
前記残し代決定ステップにおける前記残し代関係マップは、前記残し代関係マップ決定ステップにて決定された一の前記残し代関係マップであることを特徴とする請求項21又は22に記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力ステップと、
前記加工機械種類に基づき一の前記工具移動経路関係マップを決定する工具移動経路関係マップ決定ステップとを有し、
前記工具移動経路決定ステップにおける前記工具移動経路関係マップは、前記工具移動経路関係マップ決定ステップにて決定された一の前記工具移動経路関係マップであることを特徴とする請求項23記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力ステップと、
前記加工機械種類に基づき一の前記表面粗さ関係マップを決定する表面粗さ関係マップ決定ステップとを有し、
前記表面粗さ決定ステップにおける前記表面粗さ関係マップは、前記表面粗さ関係マップ決定ステップにて決定された一の前記表面粗さ関係マップであることを特徴とする請求項24記載の金型加工工程決定方法。 - さらに、被加工物を加工する加工機械の種類を入力する加工機械種類入力ステップと、
前記加工機械種類に基づき一の前記仕上詳細工程パターン関係マップを決定する仕上詳細工程パターン関係マップ決定ステップとを有し、
前記仕上詳細工程パターン決定ステップにおける前記仕上詳細工程パターン関係マップは、前記仕上詳細工程パターン関係マップ決定ステップにて決定された一の前記仕上詳細工程パターンであることを特徴とする請求項25記載の金型加工工程決定方法。 - 前記基本情報入力ステップにおいて入力される前記工具剛性情報は、被加工物の加工領域における最大深さと該最大深さ付近における被加工物の最小形状径とからなり、
前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記工具剛性は、前記最大深さを前記最小形状径で除した値とすることを特徴とする請求項18又は請求項21〜25の何れかに記載の金型加工工程決定方法。 - 前記基本情報入力ステップは、
被加工物の加工形状データを入力する加工形状データ入力ステップと、
前記加工形状データに基づき前記最大深さを算出する最大深さ算出ステップと、
前記加工形状データに基づき前記最小形状径を算出する最小形状径算出ステップと、
からなることを特徴とする請求項30記載の金型加工工程決定方法。 - 前記基本情報入力ステップにおいて入力される前記被削性情報及び前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記被削性は、被加工物の硬度であることを特徴とする請求項18又は請求項21〜25の何れかに記載の金型加工工程決定方法。
- 前記基本情報入力ステップにおいて入力される前記被削性情報及び前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記被削性は、被加工物の靭性又は脆性であることを特徴とする請求項18又は請求項21〜25の何れかに記載の金型加工工程決定方法。
- 前記基本情報入力ステップにおいて入力される前記被削性情報及び前記工程パターン関係マップ又は前記残し代関係マップ又は前記表面粗さ関係マップ又は前記工具移動経路関係マップ又は前記仕上詳細工程パターン関係マップの前記被削性は、被加工物の種類であることを特徴とする請求項18又は請求項21〜25の何れかに記載の金型加工工程決定方法。
- 金型の加工工程を決定する金型加工工程決定装置として機能させる金型加工工程決定プログラムにおいて、
少なくとも荒加工工程及び該荒加工工程の後に行われる仕上加工工程を含む複数の加工工程の順序からなる工程パターンを複数記憶する工程パターン記憶手段と、
前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの関係マップである工程パターン関係マップを記憶する工程パターン関係マップ記憶手段と、
前記工具剛性の情報及び前記被削性の情報からなる基本入力情報を入力する基本情報入力手段と、
前記基本入力情報及び前記工程パターン関係マップ及び前記工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記工程パターンとに基づき一の前記工程パターンを決定する工程パターン決定手段と、
を備えた金型加工工程決定装置として機能させることを特徴とする金型加工工程決定プログラム。 - 金型の加工工程を決定する金型加工工程決定装置として機能させる金型加工工程決定プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体において、
少なくとも荒加工工程及び該荒加工工程の後に行われる仕上加工工程を含む複数の加工工程の順序からなる工程パターンを複数記憶する工程パターン記憶手段と、
前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの関係マップである工程パターン関係マップを記憶する工程パターン関係マップ記憶手段と、
前記工具剛性の情報及び前記被削性の情報からなる基本入力情報を入力する基本情報入力手段と、
前記基本入力情報及び前記工程パターン関係マップ及び前記工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記工程パターンとに基づき一の前記工程パターンを決定する工程パターン決定手段と、
を備えた金型加工工程決定装置として機能させることを特徴とする金型加工工程決定プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。 - 被加工物である金型の素材形状データ及び被加工物である金型の加工形状データを入力する形状データ入力手段と、
少なくとも荒加工工程及び該荒加工工程の後に行われる仕上加工工程を含む複数の加工工程の順序からなる工程パターンを決定する加工工程決定手段と、
前記素材形状データ及び前記加工形状データ及び前記工程パターンに基づきNCデータを作成するNCデータ作成手段と、
を備えたNCデータ作成装置において、
前記加工工程決定手段は、
前記工程パターンを複数記憶する工程パターン記憶手段と、
前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの関係マップである工程パターン関係マップを記憶する工程パターン関係マップ記憶手段と、
前記工具剛性の情報及び前記被削性の情報からなる基本入力情報を入力する基本情報入力手段と、
前記基本入力情報及び前記工程パターン関係マップ及び前記工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記工程パターンとに基づき一の前記工程パターンを決定する工程パターン決定手段と、
を備えたことを特徴とするNCデータ作成装置。 - 被加工物である金型の素材形状データ及び被加工物である金型の加工形状データを入力する形状データ入力手段と、
少なくとも荒加工工程及び該荒加工工程の後に行われる仕上加工工程を含む複数の加工工程の順序からなる工程パターンを決定する加工工程決定手段と、
前記素材形状データ及び前記加工形状データ及び前記工程パターンに基づきNCデータを作成するNCデータ作成手段と、
前記NCデータに基づき工作機械を制御する制御手段と、
を備えた工作機械制御装置において、
前記加工工程決定手段は、
前記工程パターンを複数記憶する工程パターン記憶手段と、
前記仕上加工工程にて使用する工具剛性及び被加工物の被削性に対する前記工程パターンの関係マップである工程パターン関係マップを記憶する工程パターン関係マップ記憶手段と、
前記工具剛性の情報及び前記被削性の情報からなる基本入力情報を入力する基本情報入力手段と、
前記基本入力情報及び前記工程パターン関係マップ及び前記工程パターン記憶手段に記憶された複数の前記工程パターンとに基づき一の前記工程パターンを決定する工程パターン決定手段と、
を備えたことを特徴とする工作機械制御装置。
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