JP3122924B2 - バケットエレベータ用バケット - Google Patents

バケットエレベータ用バケット

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JP3122924B2
JP3122924B2 JP06218193A JP21819394A JP3122924B2 JP 3122924 B2 JP3122924 B2 JP 3122924B2 JP 06218193 A JP06218193 A JP 06218193A JP 21819394 A JP21819394 A JP 21819394A JP 3122924 B2 JP3122924 B2 JP 3122924B2
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bucket
bottom plate
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bucket elevator
elevator
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正義 赤羽
洋行 徳重
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Senqcia Corp
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Senqcia Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バケットエレベータ
用のバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】バケットエレベータは下部において搬送
物を掬い挙げ、上部において搬送物を排出することによ
って、搬送物を低所から高所に移送する。この場合例え
ば搬送物の流動性が高いときには、上部においてバケッ
トが僅かに反転しただけで荷こぼれを生じて、一部分の
搬送物はバケットエレベータの内部を通じて落下してし
まう。また逆に搬送物の粘着性が高いときには、上部に
おいてバケットが反転すると大部分の搬送物は排出され
るものの、一部分の搬送物はバケットの底や側面にくっ
ついたままバケットと共にエレベータの底部に戻ってし
まう。このように搬送物の排出が確実に行われないと搬
送効率が低下してしまうから、上部においてバケットを
十分に反転させるべくアイドラホイールを配置し、ある
いは排出シュートの位置を変更するなどして対処してい
る。しかしそれでも常に十分な搬送効率が得られるとは
限らないために、バケット自体に各種の工夫が凝らされ
ている。
【0003】例えば実開平1−149319号公報に
は、バケットの表面を排出シートで覆い、バケットの反
転時に、押出体によってバケットの開口部の方向に排出
シートを強制的に反転させるものが開示されている。ま
た実公昭61−36487号公報には、左右の側板間に
取付板と掻板とを離隔して取り付け、この取付板と掻板
との間に、可とう性を有する底板を湾曲して張設したバ
ケットが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のバケットの
うち実開平1−149319号公報に開示されたもの
は、バケット内に押出体を設けており、したがって構造
が複雑になるという問題点がある。また実公昭61−3
6487号公報に開示されたものは、一定程度の搬送効
率の改善は見込めるものの、十分な搬送効率を得るには
至っていない。したがって本発明は、十分な搬送効率を
得ることができ、しかも構造簡単なバケットエレベータ
用のバケットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、すなわち前後方向に凹
状に湾曲した底板を左右一対の側板間に掛け渡し、底板
の上面に上底を掛け渡して該上底の前端部と後端部を底
板に固定したバケットエレベータ用バケットにおいて、
上底を弾発性材料によって形成し、上底の後端部の原形
状が底板から離隔するように該後端部をUターンするよ
うにして底板に固定し、且つ、上底の厚さを、バケット
エレベータの上部においてバケットが反転してバケット
内の大部分の搬送物を排出したときに、自身の保有する
弾発力を発揮して残りの一部分の搬送物を弾き飛ばすこ
とができる程度の厚さに形成したことを特徴とするバケ
ットエレベータ用バケットである。
【0006】
【作用】搬送物の流動性が高いときでも荷こぼれが生じ
ないように、アイドラホイールや排出シュートを配設し
ておくことにより、流動性の高い搬送物の搬送効率を高
くすることができる。しかしてこの状態で粘着性が高い
搬送物を搬送すると、大部分の搬送物はバケットの反転
によって排出され、この結果上底に印加される荷重が減
る。したがって上底は自身が保有する弾発性を発揮して
残りの一部分の搬送物を弾き飛ばし、こうして同一のバ
ケットエレベータによって、流動性の高い搬送物につい
ても粘着性の高い搬送物についても、その搬送効率を高
くすることができる。
【0007】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図面は本発
明の一実施例を示し、この実施例のバケット1は図1〜
3に示すように、左右一対の側板2と、該一対の側板2
間に掛け渡された底板3とを有する。底板3は前後方向
に凹状に湾曲して形成されており、また底板3には左右
方向に長い開口部3aが形成されている。底板3の上面
には厚肉のゴムによって形成した上底4が掛け渡されて
おり、上底4の前後端4a,4bは底板3に固定されて
いる。上底4の前端側の固定部4aは、単に底板3に沿
うように配置して固定されているが、後端側の固定部4
bは、Uターンするように配置して底板3に固定されて
いる。なおここで左右方向とは、左右一対の無端チェン
5を配設する方向をいい、また前方とはチェン5の回動
方向外側を向く方向をいい、後方とはチェン5の回動方
向内側を向く方向をいう。
【0008】図5はこのバケット1を用いるバケットエ
レベータを示し、バケットエレベータの上部には左右一
対の駆動スプロケット6が配置されており、この駆動ス
プロケット6に隣接して左右一対のアイドラホイール7
が配置されている。他方、バケットエレベータの下部に
は、左右一対の従動スプロケット(図示せず)が配置さ
れている。これら駆動スプロケット6、アイドラホイー
ル7、及び従動スプロケットに、左右一対の無端チェン
5が巻き掛けられており、この無端チェン5の間にバケ
ット1の左右端が取り付けられている。また搬送物9は
バケットエレベータの下部に投入されて、バケット1が
従動スプロケットの周りを回動する際にバケット1によ
って掬い挙げられ、バケット1が駆動スプロケット6の
周りを回動し、アイドラホイール7に進入する前にバケ
ット1より落下して排出シュート8より排出される。
【0009】しかして本実施例では、上底4の後端部4
bがUターンするようにして底板3に固定されており、
しかも上底4は厚肉のゴムによって形成されている。し
たがってバケット1がチェン5の下行部、すなわち戻り
側にあるときには、図3に示すように、上底4の前端部
4aは底板3に沿う形状になっているものの、上底4の
後端部4bは底板3より離隔した形状となっている。こ
の状態でバケット1が従動スプロケットの周りを回動し
て搬送物9を掬いあげると、搬送物の重量によって上底
4の前端部4aのほか後端部4bも底板3に押し付けら
れる。したがってバケット1がチェン5の上行部、すな
わち運び側にあるときには、図1に示すように、上底4
は底板3に押し付けられて、上底4の背面と底板3の上
面とが密着した形状となっている。
【0010】次いでバケット1が駆動スプロケット6の
周りを回動して反転すると、大部分の搬送物9はその自
重によって落下して排出シュート8より排出される。こ
の結果上底4に印加される重量が減るから、上底4は原
形状、すなわち戻り側での形状に復帰し、したがって残
りの搬送物9は上底4によって弾き飛ばされて同じく排
出シュート8より排出される。こうして粘土質の土砂の
ように粘着性が高い搬送物であっても、本実施例のバケ
ット1を用いることによって完全に排出される。それ
故、砂質の土砂や含水率の高い土砂のように、流動性が
高い搬送物のときでも完全に排出できるように、アイド
ラホイール7や排出シュート8の位置を定めておくこと
により、流動性が高い搬送物のときには、上底4の弾発
力に頼らずに搬送物はすべて排出され、また粘着性が高
い搬送物のときには、上底4の弾発力によって搬送物は
すべて排出され、こうして搬送物の流動性や粘着性を問
わず常に高い搬送効率を得ることができる。
【0011】なお上底4が搬送物9を弾き飛ばすために
は、上底4が速やかに原形状に復帰する必要があり、し
たがって上底4の背面と底板3の上面との間の密着して
いた空間に、速やかに空気が侵入する必要がある。この
ため上記実施例のように底板3に開口部3aを設けて、
上底4が急速に原形状に復帰できるように構成すること
が好ましい。またこの構成により、上底4及び底板3の
洗浄作業の便も図られることとなる。なお上記実施例で
は開口部3aを底板3の左右方向に長く一個だけ形成し
たが、図4に示すように、底板3の前後方向に長い開口
部3aを複数個形成することもできる。また左右方向に
長い開口部3aを更に底板3の左右方向に貫通させて、
底板を前後方向複数個に分割することもでき、あるいは
底板3をグレーチングなどの格子状の材料によって形成
することもできる。
【0012】また上記実施例より明らかなように、上底
4の弾発力は搬送物9の比重によって定めるべきであ
り、例えば軽い搬送物のときには弾発力が弱くなるよう
に薄手のゴムを用いることが好ましく、重い搬送物のと
きには弾発力が強くなるように厚手のゴムを用いること
が好ましい。また本実施例では上底4の後端部4bのみ
をUターンするようにして底板3に固定したが、上底4
の後端部4bのほか前端部4aもUターンするようにし
て底板3に固定することもできる。但し図5より明らか
なように、前端部4aは搬送物を掬いあげるときの先端
となっており、また搬送物を排出するときに排出シュー
ト8から遠い側にあるのは後端部4bであるから、本実
施例のように前端部4aは底板3に沿って固定し、後端
部4bのみをUターンするように固定することが好まし
い。
【0013】
【発明の効果】本発明によるバケットは、上底が原形状
に復帰する際の弾発力によって搬送物を弾き飛ばすバケ
ットであるから、搬送物の流動性や粘着性のいかんを問
わず、常に高い搬送効率を得ることができるバケットエ
レベータ用のバケットである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の運び側での状態を示す縦断
面図
【図2】同じく右半平面図
【図3】同じく戻り側での状態を示す縦断面
【図4】別の実施例を示す右半平面図
【図5】バケットエレベータの一例を示す要部側面図
【符号の説明】
1…バケット 2…側板 3
…底板 3a…開口部 4…上底 4
a…前端部 4b…後端部 5…無端チェン 6
…駆動スプロケット 7…アイドラホイール 8…排出シュート 9
…搬送物

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向に凹状に湾曲した底板を、左右一
    対の側板間に掛け渡し、 前記底板の上面に上底を掛け渡して、該上底の前端部
    後端部を前記底板に固定したバケットエレベータ用バケ
    ットにおいて、 前記上底を弾発性材料によって形成し、上底の前記後端
    部の原形状が前記底板から離隔するように該後端部をU
    ターンするようにして前記底板に固定し、且つ、前記上
    底の厚さを、バケットエレベータの上部においてバケッ
    トが反転してバケット内の大部分の搬送物を排出したと
    きに、自身の保有する弾発力を発揮して残りの一部分の
    搬送物を弾き飛ばすことができる程度の厚さに形成した
    ことを特徴とするバケットエレベータ用バケット。
  2. 【請求項2】前記底板に1又は複数個の開口部を設け
    た、請求項1記載のバケットエレベータ用バケット。
  3. 【請求項3】前記開口部を前記底板の左右方向に貫通さ
    せて、前記底板を前後方向複数個に分割した、請求項2
    記載のバケットエレベータ用バケット。
  4. 【請求項4】前記底板を格子状の材料によって形成し
    た、請求項1記載のバケットエレベータ用バケット。
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KR102282815B1 (ko) * 2019-02-11 2021-07-27 박민순 조립식 완구

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