JPH10139123A - バケットエレベータのバケット - Google Patents
バケットエレベータのバケットInfo
- Publication number
- JPH10139123A JPH10139123A JP30285696A JP30285696A JPH10139123A JP H10139123 A JPH10139123 A JP H10139123A JP 30285696 A JP30285696 A JP 30285696A JP 30285696 A JP30285696 A JP 30285696A JP H10139123 A JPH10139123 A JP H10139123A
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- Japan
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- conveyed
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バケットの付着物を効果的に剥離させ、高温
の粘着性材料の搬送にも適し、かつメンテナンスも容易
としたバケットを提供することを課題とする。 【解決手段】 バケット6に重錘となる丸棒9を収納
し、バケット6の開口部には材料の出入りが容易でかつ
バケット6の反転時にバケット6内に収納した丸棒9の
落下を防止する重錘落下防止部材10を配設する。そし
てバケット6の反転時に丸棒9がバケット内で転動する
衝撃によってバケットに付着する材料を剥離させる。
の粘着性材料の搬送にも適し、かつメンテナンスも容易
としたバケットを提供することを課題とする。 【解決手段】 バケット6に重錘となる丸棒9を収納
し、バケット6の開口部には材料の出入りが容易でかつ
バケット6の反転時にバケット6内に収納した丸棒9の
落下を防止する重錘落下防止部材10を配設する。そし
てバケット6の反転時に丸棒9がバケット内で転動する
衝撃によってバケットに付着する材料を剥離させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着性を有する材
料を搬送するバケットエレベータのバケットに関する。
料を搬送するバケットエレベータのバケットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、道路工事等によって掘り起こし
たアスファルト舗装廃材には粘着性を有するアスファル
ト分が付着しており、これを再生用プラントにて再生す
る時にはその粘着力によって各工程の装置に廃材が付着
することが多々発生する。したがって粘着性を有する廃
材をバケットエレベータによって搬送することは一般に
は行われていなかったが、最近のプラントでは高層化が
進み、粘着性廃材を搬送することができる構造のバケッ
トエレベータが要求されることがある。
たアスファルト舗装廃材には粘着性を有するアスファル
ト分が付着しており、これを再生用プラントにて再生す
る時にはその粘着力によって各工程の装置に廃材が付着
することが多々発生する。したがって粘着性を有する廃
材をバケットエレベータによって搬送することは一般に
は行われていなかったが、最近のプラントでは高層化が
進み、粘着性廃材を搬送することができる構造のバケッ
トエレベータが要求されることがある。
【0003】バケットエレベータを採用するに当たって
は、粘着性廃材をバケットから完全に排出して付着成長
させない構造にする必要がある。その一方法として実開
平6ー82026号公報に開示されているように、バケ
ットの底部を可撓性を有する弾性板により構成すると共
に、バケットと弾性板との間に重錘を収納し、バケット
反転時に弾性板の裏側から重錘を落下させて衝撃を与え
ると共に弾性板を変形させるようにしたものがある。
は、粘着性廃材をバケットから完全に排出して付着成長
させない構造にする必要がある。その一方法として実開
平6ー82026号公報に開示されているように、バケ
ットの底部を可撓性を有する弾性板により構成すると共
に、バケットと弾性板との間に重錘を収納し、バケット
反転時に弾性板の裏側から重錘を落下させて衝撃を与え
ると共に弾性板を変形させるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバケットでは、バケット反転時に弾性板の裏側から
重錘を落下させて弾性板に衝撃を与えると共に弾性板を
変形させて粘着性材料を剥離させるため、弾性板として
はできるだけ可撓性の大きい材料を使用すると良いが、
可撓性の大きいゴム板のようなもので形成したもので
は、弾性体としては優れた作用を発揮するが耐熱性が低
く、加熱廃材やアスファルト合材のような高温の材料を
搬送するには不向きである。また、反復して衝撃を受け
るため弾性体の寿命にも問題があり、取り替えのメンテ
ナンスも煩わしいものがある。
来のバケットでは、バケット反転時に弾性板の裏側から
重錘を落下させて弾性板に衝撃を与えると共に弾性板を
変形させて粘着性材料を剥離させるため、弾性板として
はできるだけ可撓性の大きい材料を使用すると良いが、
可撓性の大きいゴム板のようなもので形成したもので
は、弾性体としては優れた作用を発揮するが耐熱性が低
く、加熱廃材やアスファルト合材のような高温の材料を
搬送するには不向きである。また、反復して衝撃を受け
るため弾性体の寿命にも問題があり、取り替えのメンテ
ナンスも煩わしいものがある。
【0005】本発明は上記の点に鑑み、バケットの付着
物を効果的に剥離させ、高温の粘着性材料の搬送にも適
し、かつバケットのメンテナンスも容易なバケットエレ
ベータのバケットを提供する。
物を効果的に剥離させ、高温の粘着性材料の搬送にも適
し、かつバケットのメンテナンスも容易なバケットエレ
ベータのバケットを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を達
成するために、バケットエレベータの各バケット内に重
錘を収納すると共に、各バケットの開口部には搬送する
材料の出入りが自在でかつバケット反転時にバケット内
から重錘が落下するのを防止する重錘落下防止部材を配
設したことを特徴としている。
成するために、バケットエレベータの各バケット内に重
錘を収納すると共に、各バケットの開口部には搬送する
材料の出入りが自在でかつバケット反転時にバケット内
から重錘が落下するのを防止する重錘落下防止部材を配
設したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のバケットによれば、材料
をすくい上げたバケットが最上部に達して反転し始める
とバケットから材料が放出されるが、このとき、バケッ
トに収納した重錘がバケットの走行による遠心力と重力
の作用によってバケット内の材料を押し出しながらバケ
ット壁面やバケット開口部の重錘落下防止部材に衝突し
てバケットに衝撃を与える。この衝撃によってバケット
内の粘着性材料を剥離させ、バケット内に材料を残留さ
せることなく排出させる。
をすくい上げたバケットが最上部に達して反転し始める
とバケットから材料が放出されるが、このとき、バケッ
トに収納した重錘がバケットの走行による遠心力と重力
の作用によってバケット内の材料を押し出しながらバケ
ット壁面やバケット開口部の重錘落下防止部材に衝突し
てバケットに衝撃を与える。この衝撃によってバケット
内の粘着性材料を剥離させ、バケット内に材料を残留さ
せることなく排出させる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0009】バケットエレベータ1は、図1に示すよう
にケーシング2内に配設した上部チェーンホイール3と
下部チェーンホイール4との間に無端状のチェーン5を
巻掛け、該チェーン5に所定間隔で多数のバケット6を
装着させており、ケーシング下部には材料投入口7を、
ケーシング上部には材料排出シュート8を配設してい
る。
にケーシング2内に配設した上部チェーンホイール3と
下部チェーンホイール4との間に無端状のチェーン5を
巻掛け、該チェーン5に所定間隔で多数のバケット6を
装着させており、ケーシング下部には材料投入口7を、
ケーシング上部には材料排出シュート8を配設してい
る。
【0010】前記バケット6内には図2、図3に示すよ
うに重錘となる丸棒9を収納し、バケット6内で自在に
動き回れるようにしている。そして、バケット6の開口
部には、搬送する材料の出入りが容易にでき、かつバケ
ット6が反転したときに丸棒9がバケット6内より飛び
出さないような格子状の重錘落下防止部材10を配設し
ている。
うに重錘となる丸棒9を収納し、バケット6内で自在に
動き回れるようにしている。そして、バケット6の開口
部には、搬送する材料の出入りが容易にでき、かつバケ
ット6が反転したときに丸棒9がバケット6内より飛び
出さないような格子状の重錘落下防止部材10を配設し
ている。
【0011】このバケット6によって材料を搬送する
と、バケット6が最上部に達して反転し始めるればバケ
ット6から材料が放出されると共に、バケット6に収納
された丸棒9がバケット6の走行による遠心力と重力の
作用によって材料を押し出しながら落下してバケット6
の開口部に配設した重錘落下防止部材10に衝突する。
その衝突による衝撃はバケット6の壁面に付着する材料
を剥離落下させる。
と、バケット6が最上部に達して反転し始めるればバケ
ット6から材料が放出されると共に、バケット6に収納
された丸棒9がバケット6の走行による遠心力と重力の
作用によって材料を押し出しながら落下してバケット6
の開口部に配設した重錘落下防止部材10に衝突する。
その衝突による衝撃はバケット6の壁面に付着する材料
を剥離落下させる。
【0012】なお、バケット6に衝撃を与える丸棒9や
重錘落下防止部材10は金属材料により形成するとバケ
ット6の耐熱性が高まり、高温の粘着性材料の搬送にも
適したものとなる。
重錘落下防止部材10は金属材料により形成するとバケ
ット6の耐熱性が高まり、高温の粘着性材料の搬送にも
適したものとなる。
【0013】また、本実施例では重錘として丸棒を例に
あげて説明したが、何ら丸棒に限定するものではなく、
例えば、角棒とすれば、バケット反転時に壁面に沿って
滑り落ちるようになって付着する材料を掻き落として好
都合であるなど、搬送する材料やバケットの形状に応じ
てその形状を適宜設計すると良い。
あげて説明したが、何ら丸棒に限定するものではなく、
例えば、角棒とすれば、バケット反転時に壁面に沿って
滑り落ちるようになって付着する材料を掻き落として好
都合であるなど、搬送する材料やバケットの形状に応じ
てその形状を適宜設計すると良い。
【0014】更に、開口部の重錘落下防止部材について
も、本実施例では格子状のものを例にあげて説明した
が、その他に網目状をしたものなど種々の形状のものが
考えられ、これら重錘や重錘落下防止部材については、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加
え得ることは勿論である。
も、本実施例では格子状のものを例にあげて説明した
が、その他に網目状をしたものなど種々の形状のものが
考えられ、これら重錘や重錘落下防止部材については、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加
え得ることは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、バケッ
ト内に重錘を収納し、バケットの開口部には材料の出入
りが自在でかつバケット内から重錘が落下するのを防止
する重錘落下防止部材を配設したので、バケット反転時
の衝撃によってバケットに付着する材料を剥離させるこ
とができ、また重錘や重錘落下防止部材として耐熱性材
料を採用することによって高温の粘着性材料の搬送にも
適し、更に構造簡単にしてバケットのメンテナンスも容
易となる。
ト内に重錘を収納し、バケットの開口部には材料の出入
りが自在でかつバケット内から重錘が落下するのを防止
する重錘落下防止部材を配設したので、バケット反転時
の衝撃によってバケットに付着する材料を剥離させるこ
とができ、また重錘や重錘落下防止部材として耐熱性材
料を採用することによって高温の粘着性材料の搬送にも
適し、更に構造簡単にしてバケットのメンテナンスも容
易となる。
【図1】本発明バケットを採用したバケットエレベータ
の縦断正面図である。
の縦断正面図である。
【図2】バケットにより材料を搬送する状態を示す図1
の一部を切り欠いた要部拡大図である。
の一部を切り欠いた要部拡大図である。
【図3】バケットの一部を切り欠いた斜視図である。
1…バケットエレベータ 6…バケット 9…丸棒(重錘) 10…重錘落下
防止部材
防止部材
Claims (1)
- 【請求項1】バケットエレベータの各バケット内に重錘
を収納すると共に、各バケットの開口部には搬送する材
料の出入りが自在でかつバケット反転時にバケット内か
ら重錘が落下するのを防止する重錘落下防止部材を配設
したことを特徴とするバケットエレベータのバケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30285696A JPH10139123A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | バケットエレベータのバケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30285696A JPH10139123A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | バケットエレベータのバケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10139123A true JPH10139123A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17913926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30285696A Pending JPH10139123A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | バケットエレベータのバケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10139123A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150104416A (ko) * | 2014-03-05 | 2015-09-15 | 두산중공업 주식회사 | 연속식 하역기용 버킷 |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30285696A patent/JPH10139123A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150104416A (ko) * | 2014-03-05 | 2015-09-15 | 두산중공업 주식회사 | 연속식 하역기용 버킷 |
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