JP2535260B2 - 浚渫装置 - Google Patents

浚渫装置

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JP2535260B2
JP2535260B2 JP3160828A JP16082891A JP2535260B2 JP 2535260 B2 JP2535260 B2 JP 2535260B2 JP 3160828 A JP3160828 A JP 3160828A JP 16082891 A JP16082891 A JP 16082891A JP 2535260 B2 JP2535260 B2 JP 2535260B2
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JP
Japan
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dredging
bucket
hull
earth
conveyor chain
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JP3160828A
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JPH0665939A (ja
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喜八郎 紙谷
豊 永江
英司 中丸
徹 葛原
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KENSETSUSHO CHUBU CHIHO KENSETSUKYOKU
NIPPON UMETATE SHUNSETSU KYOKAI
Original Assignee
KENSETSUSHO CHUBU CHIHO KENSETSUKYOKU
NIPPON UMETATE SHUNSETSU KYOKAI
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浚渫装置、特に水中地盤
から土砂、粘性土等を浚渫するための浚渫装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種装置としては特開平1─25
0530号公報に示されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら上記従来の
装置では下記のような欠点を有する。
【0004】土砂採取用のバケットをその下面に有する
クローラ式作業車を自重で水中地盤上に載置し、水中地
盤表面に沿って一定深さの浚渫を行ない、浚渫土砂を搬
送用コンベアを介して水上に搬送するものであるため、
起伏のある地盤を平らにすることや、一定の傾斜面に仕
上げることができない。
【0005】この浚渫装置は浚渫作業によるクローラの
移動によってのみ前進されるものであるから地盤上に障
害物がある場合、これを乗り越えて作業を継続すること
が不可能である。
【0006】上記従来のものでは浚渫手段として下面の
みが開いた箱状のバケットを用いているためバケットを
水中地盤に被せてその内部に土砂を格納する時、バケッ
ト内の水が抜け難くなり、したがって土砂が入りにく
く、また、バケットと土砂との隙間を通って水が出た場
合、紋り効果により水の流速が速くなり、濁水発生の原
因となる。
【0007】本発明は上記の欠点を除くようにしたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の浚渫機構は、
盤内に食い込み、その反力で水平方向に自走可能なバケ
ット式浚渫機構と、これを上下動せしめるため船体に設
けた昇降機構とより成り、上記昇降機構が、上記船体に
固定した機枠と、この機枠に固定した、上記バケット式
浚渫機構を水底から上記船体内に引き上げ格納するに十
分な上下動ストロークを有するピストンシリンダーとよ
り成ることを特徴とする。
【0009】また、本発明の浚渫機構は、上記バケット
式浚渫機構が、上下が開口する多数の浚渫用バケット
と、これらを互いに連結するエンドレスコンベアチェー
ンと、このエンドレスコンベアチェーンを駆動する駆動
機構と、上記エンドレスコンペアチェーンの立ち上がり
部に平行に配列されて上記浚渫用バケットの下面開口に
係合する板状の搬送コンベアと、上記浚渫バケットと同
期して駆動され上記浚渫バケット内から土砂を上記搬送
用コンベア側に強制的に押し出す排土機構とを有し、上
記排土機構が、上記浚渫用バケットと同期して駆動され
る外周に複数の突出羽根を有する羽根車と、揺動自在な
レバーとを有し、上記羽根車が回動した際上記突出羽根
の先端部が順次に送られてくる浚渫用バケットの上面開
口から浚渫用バケット内に入り込んで浚渫土砂を上記搬
送用コンベア側に押し出すようにすると共に、上記レバ
ーの揺動端部が上記浚渫用バケットの上向き面に押され
てこの面上を摺動しこの面上に付着したまま残存してい
る浚渫土砂を掻き落すようにする。
【0010】
【0011】本発明の浚渫装置においては、浚渫機構が
船体によって極めて容易に他の任意の地点に移動され、
且つ昇降機構によって任意の深さに設置されるようにな
る。また、強制排土機構を設けたものではバケット内の
浚渫土砂がバケット内から確実に且つ速やかに排出され
るようになる。
【0012】
【実施例】以下図面によって本発明の実施例を説明す
る。本発明の一実施例における浚渫装置は図1に示すよ
うにバケット式浚渫機構1と、これを移動及び上下動せ
しめるため船体2に設けた昇降機構3とより成る。本発
明の好ましい実施例においては上記バケット式浚渫機構
1として図7に示すように上下が開口する多数のコ字状
浚渫用バケット4をエンドレスコンベアチェーン5に取
り付けた形式のものを用い、上記エンドレスコンベアチ
ェーン5の立ち上がり部に平行に配列されて上記浚渫バ
ケット4の下面に対接する浚渫土砂の搬送用コンベア6
を設け、このコンベア6の上部位置には上記浚渫用バケ
ット4と同期して駆動され、浚渫用バケット4内から土
砂を上記搬送用コンベア6上に強制的に押し出すための
排土機構7を上記エンドレスコンベアチェーン5の上記
搬送用コンベア6と反対側において設ける。
【0013】尚、4aは浚渫用バケット4を構成する板
状素子、8はコンベアチェーン駆動モータ、9,9’は
これによって駆動されるスプロケット、10はこれらを
支持する機枠、14はこの機枠10に取付けられ上記浚
渫用バケット4と協働するスクレーパ、15は水中地
盤、16は水面を示す。
【0014】本発明の浚渫装置においてはコンベアチェ
ーンが駆動されたとき浚渫用バケット4が水中地盤内に
喰い込み、その反力で浚渫機構1が図1の矢印方向に自
走するようになる。
【0015】上記排土機構7は図2〜図6に示すように
上記スプロケット9の軸18に取り付けた羽根車11
と、この羽根車11の外周面から半径方向外方に突出す
る複数の羽根12と、一端をピン17を介して上記機枠
10に揺動自在に枢支されたコ字状レバー13とを有
し、上記羽根車11が上記駆動モータ8によって矢印に
示すように反時計方向にスプロケット9の軸18を介し
て回動され、羽根12の先端部が順次に送られてくる浚
渫用バケット4の上面開口から浚渫用バケット4内に入
り込んで浚渫土砂を搬送用コンベア6側に押し出すよう
にすると共に、上記レバー13はその揺動端部が搬送用
コンベア6の移動につれて浚渫用バケット4の板状素子
4aの上向き面4’に押されてこの面上を摺動し、この
面4’に付着したまゝ残存している浚渫土砂を掻き落す
ようにする。
【0016】
【発明の効果】本発明の浚渫装置は上記のような構成で
あるから下記のような種々の効果を奏する。
【0017】昇降機構3によってバケット式浚渫機構1
を水底から引き上げて船体2内に格納し、船体2によっ
て任意所望の地点に容易に移動することができる。
【0018】浚渫作業に際して昇降機構3を調節するこ
とによって浚渫深さを任意に調節でき、従ってバケット
高さの範囲内で一回当りの浚渫深度の調整が可能であ
る。
【0019】バケットの押し込み力の範囲内で水中地盤
強度の変化に対応が可能である。
【0020】浚渫仕上げ面を、元の地盤の形状に影響さ
れることなく、水平面もしくは、傾斜面に仕上げること
が可能である。
【0021】障害物への対応が容易である。
【0022】強制排土機構を設けた実施例において更に
バケット内の土砂が、特に粘性土のように付着し易い場
合でも強制的に完全に且つ速やかに排出され、従って濁
水の発生も少ない。
【0023】又搬送用コンベアの仰角を大きくでき、浚
渫可能な深度範囲も大きくなる。
【0024】排土機構のための特別な動力を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浚渫装置の正面図である。
【図2】排土機構の動作状態を示す縦断正面図である。
【図3】排土機構の動作状態を示す縦断正面図である。
【図4】排土機構の動作状態を示す縦断正面図である。
【図5】排土機構の動作状態を示す縦断正面図である。
【図6】図5の状態における排土機構のAーA線断側面
図である。
【図7】浚渫バケットの斜視図である。
【符号の説明】
1 浚渫機構 2 船体 3 昇降機構 4 浚渫用バケット 5 エンドレスコンベアチェーン 6 搬送用コンベア 7 排土機構 8 コンベアチェーン駆動モーター 9 スプロケット 9’ スプロケット 10 機枠 11 羽根車 12 羽根 13 レバー 14 スクレーパ 15 水中地盤 16 水面 17 ピン 18 軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中丸 英司 東京都港区虎ノ門一丁目2番8号 社団 法人日本埋立浚渫協会内 (72)発明者 葛原 徹 東京都港区虎ノ門一丁目2番8号 社団 法人日本埋立浚渫協会内 (56)参考文献 特開 平1−250530(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤内に食い込み、その反力で水平方向
    に自走可能なバケット式浚渫機構と、これを上下動せし
    めるため船体に設けた昇降機構とより成り、上記昇降機
    構が、上記船体に固定した機枠と、この機枠に固定し
    た、上記バケット式浚渫機構を水底から上記船体内に引
    き上げ格納するに十分な上下動ストロークを有するピス
    トンシリンダーとより成ることを特徴とする浚渫装置。
  2. 【請求項2】 上記バケット式浚渫機構が、上下が開口
    する多数の浚渫用バケットと、これらを互いに連結する
    エンドレスコンベアチェーンと、このエンドレスコンベ
    アチェーンを駆動する駆動機構と、上記エンドレスコン
    ベアチェーンの立ち上がり部に平行に配列されて上記浚
    渫用バケットの下面開口に係合する板状の搬送コンベア
    と、上記浚渫バケットと同期して駆動され上記浚渫バケ
    ット内から土砂を上記搬送用コンベア側に強制的に押し
    出す排土機構とを有し、上記排土機構が、上記浚渫用バ
    ケットと同期して駆動される外周に複数の突出羽根を有
    する羽根車と、揺動自在なレバーとを有し、上記羽根車
    が回動した際上記突出羽根の先端部が順次に送られてく
    る浚渫用バケットの上面開口から浚渫用バケット内に入
    り込んで浚渫土砂を上記搬送用コンベア側に押し出すよ
    うにすると共に、上記レバーの揺動端部が上記浚渫用バ
    ケットの上向き面に押されてこの面上を摺動しこの面上
    に付着したまま残存している浚渫土砂を掻き落すように
    する請求項1記載の浚渫装置。
JP3160828A 1991-06-06 1991-06-06 浚渫装置 Expired - Lifetime JP2535260B2 (ja)

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JPH0665939A JPH0665939A (ja) 1994-03-08
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