JPH07331695A - トレンチャ−の排土板装置 - Google Patents
トレンチャ−の排土板装置Info
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- JPH07331695A JPH07331695A JP15259494A JP15259494A JPH07331695A JP H07331695 A JPH07331695 A JP H07331695A JP 15259494 A JP15259494 A JP 15259494A JP 15259494 A JP15259494 A JP 15259494A JP H07331695 A JPH07331695 A JP H07331695A
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- Japan
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- earth
- conveyor
- excavation
- soil
- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粘土質の土塊を確実に排土処理できるトレン
チャ−の排土板装置を提供する。 【構成】 本発明トレンチャ−の排土板装置は、掘削軸
31に駆動スプロケット32aを配してチェ−ン33を
回設し、該チェ−ン33に掘削バケット34を付設させ
た掘削部30を配設したトレンチャ−において、該掘削
バケット34から土塊が投下される排土板41の一部に
下方に向って回転する主コンベア42を装着すると共
に、その隣りで掘削部寄りに短寸の補助コンベア43を
配設して構成される。
チャ−の排土板装置を提供する。 【構成】 本発明トレンチャ−の排土板装置は、掘削軸
31に駆動スプロケット32aを配してチェ−ン33を
回設し、該チェ−ン33に掘削バケット34を付設させ
た掘削部30を配設したトレンチャ−において、該掘削
バケット34から土塊が投下される排土板41の一部に
下方に向って回転する主コンベア42を装着すると共
に、その隣りで掘削部寄りに短寸の補助コンベア43を
配設して構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿田に排水用配管を埋
設して乾田化する為の溝を掘削するトレンチャ−におけ
る排土板に関し、更に詳細には、該排土板に粘性の高い
土塊が付着して排土作業が困難になるのを防止する為の
装置に関する。
設して乾田化する為の溝を掘削するトレンチャ−におけ
る排土板に関し、更に詳細には、該排土板に粘性の高い
土塊が付着して排土作業が困難になるのを防止する為の
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来トレンチャ−は、スプロケットに掛
架した回動チェ−ンに多数の掘削バケットを連設し、こ
れを昇降用油圧シリンダに連結したリンク機構で地中に
誘導する掘削装置を有し、そして、再上段の掘削バケッ
トによって土塊の放出される先には、溝への落下を防止
する為、この土を一旦受けて側方に排出させる為の排土
板装置が設けられている。
架した回動チェ−ンに多数の掘削バケットを連設し、こ
れを昇降用油圧シリンダに連結したリンク機構で地中に
誘導する掘削装置を有し、そして、再上段の掘削バケッ
トによって土塊の放出される先には、溝への落下を防止
する為、この土を一旦受けて側方に排出させる為の排土
板装置が設けられている。
【0003】しかし、湿田には粘土質の土が多く、この
土塊が回動する掘削バケットから放出されて排土板に当
ると、乾燥土ならそのまま落下するものを粘り気が多い
土であるため、排土板に付着してしまいなかなか落下し
ない傾向にある。従って、そのまま作業を続行させる
と、掘削バケットからの落下点を中心にその周囲に土塊
の付着が徐々に拡大し、排土板の全体を覆うことにな
る。そしてやがて、堆積した土が最上段の掘削バケット
の直前にまで伸びると、掘削バケットの前が壁となって
塞がれてしまい、掘削バケットによる投土作用が閉ざさ
れてしまう。この結果、掘削バケットは土を掘削するこ
となく空転し、駆動部に過剰の負荷がかかって停止に至
り、トレンチャ−本来の機能が失われるという重大な問
題を招来する。
土塊が回動する掘削バケットから放出されて排土板に当
ると、乾燥土ならそのまま落下するものを粘り気が多い
土であるため、排土板に付着してしまいなかなか落下し
ない傾向にある。従って、そのまま作業を続行させる
と、掘削バケットからの落下点を中心にその周囲に土塊
の付着が徐々に拡大し、排土板の全体を覆うことにな
る。そしてやがて、堆積した土が最上段の掘削バケット
の直前にまで伸びると、掘削バケットの前が壁となって
塞がれてしまい、掘削バケットによる投土作用が閉ざさ
れてしまう。この結果、掘削バケットは土を掘削するこ
となく空転し、駆動部に過剰の負荷がかかって停止に至
り、トレンチャ−本来の機能が失われるという重大な問
題を招来する。
【0004】これに対し従来は、作業者が掻き落とす
か、或いは、水道ホ−スを延して付着した土を洗い流す
という極めて原始的な方法が採られるに過ぎず、極めて
面倒な作業となると共に、この水洗いも近傍に水道が配
管されていなければ不可能になるという欠点があった。
これに対し本発明者は、バイブレ−タ−等の振動装置や
揺動装置の付設を試みたが、粘性の高い土が付着すると
多少の振動では容易には脱離せず、又、揺動装置でも同
様に付着した土が落下せず、実用には供し得ないという
問題に逢着した。
か、或いは、水道ホ−スを延して付着した土を洗い流す
という極めて原始的な方法が採られるに過ぎず、極めて
面倒な作業となると共に、この水洗いも近傍に水道が配
管されていなければ不可能になるという欠点があった。
これに対し本発明者は、バイブレ−タ−等の振動装置や
揺動装置の付設を試みたが、粘性の高い土が付着すると
多少の振動では容易には脱離せず、又、揺動装置でも同
様に付着した土が落下せず、実用には供し得ないという
問題に逢着した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる実情
に基づいてなされたもので、掘削バケットから放出され
る土塊を確実に処理すると共に、掻き落とし等の人力作
業を要しない省力的な排土板装置を開発せんとするもの
である。
に基づいてなされたもので、掘削バケットから放出され
る土塊を確実に処理すると共に、掻き落とし等の人力作
業を要しない省力的な排土板装置を開発せんとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明排土板装置は、掘
削軸にスプロケットを配してチェ−ンを回設し、該チェ
−ンに掘削バケットを付設させた掘削部を配設したトレ
ンチャ−において、該掘削バケットから土塊が投下され
る排土板の一部に下方に向って回転するコンベアを装着
し、望ましくは、主コンベアの隣りで掘削部寄りに短寸
の補助コンベアを配設して構成される。
削軸にスプロケットを配してチェ−ンを回設し、該チェ
−ンに掘削バケットを付設させた掘削部を配設したトレ
ンチャ−において、該掘削バケットから土塊が投下され
る排土板の一部に下方に向って回転するコンベアを装着
し、望ましくは、主コンベアの隣りで掘削部寄りに短寸
の補助コンベアを配設して構成される。
【0007】
【作用】牽引車体が湿田等に入って、掘削軸に回設した
チェ−ンを回動させると、チェ−ンに取着した掘削バケ
ットが地中の土を掬い、最上段で跳上底が回転して跳ね
上げ、バケット内の土の塊を前方に放出する。すると、
その土塊が排土板の一部に付着し、その放出作業を継続
させると土塊が重なって堆積し、排土板の周面にさらに
大きな塊となって付着する。やがて、この大きな塊が自
重で徐々に滑り落ち、その下端が主コンベアのベルトに
接触すると、回動するベルトによって土塊の一部が下方
に引張られ、さらに粘性の高い土なので引張り作用が連
動し、順次ベルト上に載せられ、下方に搬送されて全体
が確実に落土する。補助コンベアを設けると、比重の大
なる土塊の場合には飛距離が短いので、排土板の掘削部
に近い箇所に落下する場合に、徐々に滑落した土塊をこ
の補助コンベアが引張り、飛距離に応じて排土を円滑に
する。
チェ−ンを回動させると、チェ−ンに取着した掘削バケ
ットが地中の土を掬い、最上段で跳上底が回転して跳ね
上げ、バケット内の土の塊を前方に放出する。すると、
その土塊が排土板の一部に付着し、その放出作業を継続
させると土塊が重なって堆積し、排土板の周面にさらに
大きな塊となって付着する。やがて、この大きな塊が自
重で徐々に滑り落ち、その下端が主コンベアのベルトに
接触すると、回動するベルトによって土塊の一部が下方
に引張られ、さらに粘性の高い土なので引張り作用が連
動し、順次ベルト上に載せられ、下方に搬送されて全体
が確実に落土する。補助コンベアを設けると、比重の大
なる土塊の場合には飛距離が短いので、排土板の掘削部
に近い箇所に落下する場合に、徐々に滑落した土塊をこ
の補助コンベアが引張り、飛距離に応じて排土を円滑に
する。
【0008】
【実施例】以下図面を基に実施例を説明すると、図1及
び図2に示す如く。本実施例のトレンチャ−は、大略、
車両本体部10、リンク機構部20、掘削部30及び排
土板部40から構成される。 車両本体10は、無限軌
道11の上に運転操作室12を配し、又、リンク機構部
20は、車両本体10の先端部にドライブア−ム21を
配設し、該ドライブア−ム21にリフトア−ム22を枢
着し、下方に連接ア−ム23を枢着し、該リフトア−ム
22に昇降用シリンダ24を連結させてリンク機構を形
成する。
び図2に示す如く。本実施例のトレンチャ−は、大略、
車両本体部10、リンク機構部20、掘削部30及び排
土板部40から構成される。 車両本体10は、無限軌
道11の上に運転操作室12を配し、又、リンク機構部
20は、車両本体10の先端部にドライブア−ム21を
配設し、該ドライブア−ム21にリフトア−ム22を枢
着し、下方に連接ア−ム23を枢着し、該リフトア−ム
22に昇降用シリンダ24を連結させてリンク機構を形
成する。
【0009】次いで、掘削部30は、先ず、前記リンク
機構部20のリフトア−ム22及び連接ア−ム23の先
に、縦方向に掘削軸31を装着し、該掘削軸31の上段
に駆動スプロケット32a,下段及び中間に従動スプロ
ケット32b,・・を軸着し、その周囲に回動用のチェ
−ン33を回設する。
機構部20のリフトア−ム22及び連接ア−ム23の先
に、縦方向に掘削軸31を装着し、該掘削軸31の上段
に駆動スプロケット32a,下段及び中間に従動スプロ
ケット32b,・・を軸着し、その周囲に回動用のチェ
−ン33を回設する。
【0010】そして、該チェ−ン33には、掘削バケッ
ト34が十数個配設され、該掘削バケット34は回動す
るチェ−ン33に従って最下段で地中の土を掬くってバ
ケット34a内に入れ、それが最上段に至った際にバケ
ット底部に配した跳上底34bが駆動スプロケット32
aによって回転して、バケット34a内の土塊を前方に
投げ飛ばす構造にして掘削部30を形成する。
ト34が十数個配設され、該掘削バケット34は回動す
るチェ−ン33に従って最下段で地中の土を掬くってバ
ケット34a内に入れ、それが最上段に至った際にバケ
ット底部に配した跳上底34bが駆動スプロケット32
aによって回転して、バケット34a内の土塊を前方に
投げ飛ばす構造にして掘削部30を形成する。
【0011】該掘削部30の前方で掘削バケット34か
ら飛ばされた土塊が当る方向に、該土塊を掘削した溝内
に落込まない地点に落下させる為の排土板部40を設
け、該排土板部40には、半円形の傘を被せるようにし
て排土板41を形成し、その一部を前記掘削部30の掘
削軸31に取着させて固定する。
ら飛ばされた土塊が当る方向に、該土塊を掘削した溝内
に落込まない地点に落下させる為の排土板部40を設
け、該排土板部40には、半円形の傘を被せるようにし
て排土板41を形成し、その一部を前記掘削部30の掘
削軸31に取着させて固定する。
【0012】そうして、本案装置は、図3及び図4に示
す如く、該排土板部40の先方部で丁度掘削バケット3
4から飛ばされた土塊が落下する位置に先端シュ−ト部
41aを形成し、その一部に回動する主コンベア42を
配設する。該主コンベア42は、フレ−ム42a,42
a間にコンベア帯42bを回設し、該コンベア帯42b
には、主としてチェ−ンコンベア及びベルトコンベアを
用い、共に搬送用のベルト部にはゴムベルト、織物ベル
ト、樹脂ベルト、スチ−ルベルト、金網ベルト等のエン
ドレスで回動するベルトを用いることができる。
す如く、該排土板部40の先方部で丁度掘削バケット3
4から飛ばされた土塊が落下する位置に先端シュ−ト部
41aを形成し、その一部に回動する主コンベア42を
配設する。該主コンベア42は、フレ−ム42a,42
a間にコンベア帯42bを回設し、該コンベア帯42b
には、主としてチェ−ンコンベア及びベルトコンベアを
用い、共に搬送用のベルト部にはゴムベルト、織物ベル
ト、樹脂ベルト、スチ−ルベルト、金網ベルト等のエン
ドレスで回動するベルトを用いることができる。
【0013】そして、フレ−ム42a,42aの端部
に、チェ−ンコンベアの場合にはスプロケットを、ベル
トコンベアの場合は駆動ロ−ラ−軸を夫々配し、軸部に
駆動モ−タ−42eを連結させ、該駆動モ−タ−42e
は車両本体から導引した油圧で作動する油圧モ−タ−と
するか、或いは電動モ−タ−としても良く、該駆動スプ
ロケット42cで従動スプロケット42dを従動させつ
つ、コンベア帯42bを下方に向って回動させる構造と
する。且つ、該コンベア帯42bは、先ず、先端シュ−
ト部41aを土塊の飛来する方向と交差する角度、即
ち、土塊が衝突する角度に設定し、その先端シュ−ト部
41aの下に回動で下方に土を廃棄する角度に配設し、
具体的には傾斜角αが30度〜60度で最適には45度
程度とする。
に、チェ−ンコンベアの場合にはスプロケットを、ベル
トコンベアの場合は駆動ロ−ラ−軸を夫々配し、軸部に
駆動モ−タ−42eを連結させ、該駆動モ−タ−42e
は車両本体から導引した油圧で作動する油圧モ−タ−と
するか、或いは電動モ−タ−としても良く、該駆動スプ
ロケット42cで従動スプロケット42dを従動させつ
つ、コンベア帯42bを下方に向って回動させる構造と
する。且つ、該コンベア帯42bは、先ず、先端シュ−
ト部41aを土塊の飛来する方向と交差する角度、即
ち、土塊が衝突する角度に設定し、その先端シュ−ト部
41aの下に回動で下方に土を廃棄する角度に配設し、
具体的には傾斜角αが30度〜60度で最適には45度
程度とする。
【0014】更に、該コンベア帯42bは、上記の位置
に少なくとも1個配設するが、必要に応じ、例えば土塊
の比重が大である場合には、隣りに補助コンベア43を
増設する。該補助コンベア43は、フレ−ム43a,4
3a間にコンベア帯43bを回設することは主コンベア
42と同様であるが、補助コンベア43の長さは主コン
ベア42より短尺で済み、替って後端シュ−ト部41b
を長くして補助コンベア43の頭部に若干被せる態様に
する。これは、比重の大なものは飛距離が小さく、後端
シュ−ト部41bに落下すると共に自重で滑落する傾向
が大なので補助コンベア43を短尺に形成できる為であ
る。そして、駆動源は隣りの主コンベア42の駆動スプ
ロケット42cからジョイント機構44を延設し、それ
を該補助コンベア43の下側スプロケット43cに連結
するか、又は、独自に駆動モ−タ−を配設しても良い。
に少なくとも1個配設するが、必要に応じ、例えば土塊
の比重が大である場合には、隣りに補助コンベア43を
増設する。該補助コンベア43は、フレ−ム43a,4
3a間にコンベア帯43bを回設することは主コンベア
42と同様であるが、補助コンベア43の長さは主コン
ベア42より短尺で済み、替って後端シュ−ト部41b
を長くして補助コンベア43の頭部に若干被せる態様に
する。これは、比重の大なものは飛距離が小さく、後端
シュ−ト部41bに落下すると共に自重で滑落する傾向
が大なので補助コンベア43を短尺に形成できる為であ
る。そして、駆動源は隣りの主コンベア42の駆動スプ
ロケット42cからジョイント機構44を延設し、それ
を該補助コンベア43の下側スプロケット43cに連結
するか、又は、独自に駆動モ−タ−を配設しても良い。
【0015】尚、35は底部を摺動させて溝の底を平滑
にならす為の溝底修正板である。
にならす為の溝底修正板である。
【0016】次に、本実施例の作用を説明する。先ず、
車両本体10を湿田等に入れ、リンク機構部20によっ
て掘削部30を土中に差し込み、掘削軸31に回設した
チェ−ン33を回動させると、チェ−ン33に取着した
掘削バケット34が最下段で地中の土を掬くってバケッ
ト34a内に入れ、上昇して最上段に至ったときに、バ
ケット底部に配した跳上底34bが回転して、バケット
34a内の土の塊を前方に投げ飛ばして、掘削作業を続
ける。
車両本体10を湿田等に入れ、リンク機構部20によっ
て掘削部30を土中に差し込み、掘削軸31に回設した
チェ−ン33を回動させると、チェ−ン33に取着した
掘削バケット34が最下段で地中の土を掬くってバケッ
ト34a内に入れ、上昇して最上段に至ったときに、バ
ケット底部に配した跳上底34bが回転して、バケット
34a内の土の塊を前方に投げ飛ばして、掘削作業を続
ける。
【0017】すると、その投げ飛ばされた土塊は、図4
に示す如く、軽い場合は遠方まで飛び、水分を多量に含
んで重い場合には、手前部に落下するが、何れも300
cm〜10cmまでの範囲に納まる。先ず、比較的遠方
の場合には、排土板41の先端シュ−ト部41a付近に
落下し、土塊はシュ−ト部の壁面に一旦付着する。
に示す如く、軽い場合は遠方まで飛び、水分を多量に含
んで重い場合には、手前部に落下するが、何れも300
cm〜10cmまでの範囲に納まる。先ず、比較的遠方
の場合には、排土板41の先端シュ−ト部41a付近に
落下し、土塊はシュ−ト部の壁面に一旦付着する。
【0018】このとき、先端シュ−ト部41aを土塊の
飛来する方向と交差する角度に設定してあるので、土塊
が確実に衝突し、比較的遠方のものを巧く捉えることが
できる。
飛来する方向と交差する角度に設定してあるので、土塊
が確実に衝突し、比較的遠方のものを巧く捉えることが
できる。
【0019】この先端シュ−ト部41aに落下した土塊
は、その自重で徐々に滑落するが、その先端がコンベア
帯42bにかかると、回動するコンベアの回転力に引か
れ、且つ、その土塊は粘性が高いので、先端が引かれる
と全体におよび、土塊全体をコンベア帯42b上に載せ
るように働く。そしてそれが次々に飛来する土塊にも作
用し、先端シュ−ト部41aに付着した土塊は、連続的
に引張られ、コンベア帯42b上に載る。
は、その自重で徐々に滑落するが、その先端がコンベア
帯42bにかかると、回動するコンベアの回転力に引か
れ、且つ、その土塊は粘性が高いので、先端が引かれる
と全体におよび、土塊全体をコンベア帯42b上に載せ
るように働く。そしてそれが次々に飛来する土塊にも作
用し、先端シュ−ト部41aに付着した土塊は、連続的
に引張られ、コンベア帯42b上に載る。
【0020】すると、コンベア帯42bに載った土塊
は、強制的に下方に運ばれ、最下位でコンベア帯42b
から放たれ掘削溝の側方部に落下する。このとき、コン
ベア帯42bは、傾斜角αが30度〜60度で最適には
45度に形成されているので、土塊を巧くコンベア帯4
2b上に載せつつ掘削溝側方部に落下する。
は、強制的に下方に運ばれ、最下位でコンベア帯42b
から放たれ掘削溝の側方部に落下する。このとき、コン
ベア帯42bは、傾斜角αが30度〜60度で最適には
45度に形成されているので、土塊を巧くコンベア帯4
2b上に載せつつ掘削溝側方部に落下する。
【0021】次に、比重の重い土塊は飛距離が短く、図
4に示す如く、排土板41の後端シュ−ト部41bに落
下し、自重が大なため速やかにシュ−ト部41bを滑り
落ち、やがて先端が補助コンベア43に至ると、上記主
コンベア42の場合と同様コンベア43の回動力に引張
られ、粘性で帯状に連なった土塊全体が下方に引かれて
コンベア帯43bに載せられる。最下位でコンベア帯4
3bから放たれ掘削溝の側方部に落下する。この結果、
土塊の比重に応じて飛距離が短くなった場合にも、飛ば
された土塊を巧く捉え、排土処理を円滑に行なうことが
できる。
4に示す如く、排土板41の後端シュ−ト部41bに落
下し、自重が大なため速やかにシュ−ト部41bを滑り
落ち、やがて先端が補助コンベア43に至ると、上記主
コンベア42の場合と同様コンベア43の回動力に引張
られ、粘性で帯状に連なった土塊全体が下方に引かれて
コンベア帯43bに載せられる。最下位でコンベア帯4
3bから放たれ掘削溝の側方部に落下する。この結果、
土塊の比重に応じて飛距離が短くなった場合にも、飛ば
された土塊を巧く捉え、排土処理を円滑に行なうことが
できる。
【0022】このとき、駆動源としてのモ−タ−42e
の回転速度は、主コンベア42及び補助コンベア43の
土塊の引張り作用と掘削部30のチェ−ン33の回動速
度とを考慮して調整し、コンベアの空回りを避けると共
に、チェ−ン33が比較的高速で回転して土塊が次々に
投下される場合にはモ−タ−42eの回転を速くし、逆
の場合には遅くする。
の回転速度は、主コンベア42及び補助コンベア43の
土塊の引張り作用と掘削部30のチェ−ン33の回動速
度とを考慮して調整し、コンベアの空回りを避けると共
に、チェ−ン33が比較的高速で回転して土塊が次々に
投下される場合にはモ−タ−42eの回転を速くし、逆
の場合には遅くする。
【0023】
【発明の効果】以上の構成及び作用によって本発明装置
は、現場での掻き落としや水洗い等の面倒な作業を要さ
ず、全てを自動化することができという省力化をもたら
し、且つ、その作業も、途中で詰りや過負荷もなく、連
続して溝の掘削が確実且つ効率的に行なえるという優れ
た効果を奏する。
は、現場での掻き落としや水洗い等の面倒な作業を要さ
ず、全てを自動化することができという省力化をもたら
し、且つ、その作業も、途中で詰りや過負荷もなく、連
続して溝の掘削が確実且つ効率的に行なえるという優れ
た効果を奏する。
【図1】本発明装置の正面図。
【図2】本発明装置の背面図。
【図3】本発明装置の排土板を外した状態の要部拡大斜
視図。
視図。
【図4】本発明装置の排土板を装着した状態の要部拡大
斜視図。
斜視図。
10 車両本体部 20 リンク機構部 21 ドライブア−ム 22 リフトア−ム 23 連接ア−ム 24 昇降シリンダ 30 掘削部 31 掘削軸 32a 駆動スプロケット 32b 従動スプロケット 33 チェ−ン 34 掘削バケット 40 排土板部 41 排土板 41a 先端シュ−ト部 41b 後端シュ−ト部 42 主コンベア 42a フレ−ム 42b コンベア帯 42c 駆動スプロケット 42d 従動スプロケット 42e 駆動モ−タ− 43 補助コンベア 43a フレ−ム 43b コンベア帯 43c スプロケット
Claims (3)
- 【請求項1】 掘削軸にスプロケットを配してチェ−ン
を回設し、該チェ−ンに掘削バケットを付設させた掘削
部を配設したトレンチャ−において、該掘削バケットか
ら土塊が投下される排土板の一部に下方に向って回転す
る主コンベアを装着したことを特徴とする排土板装置。 - 【請求項2】 掘削軸にスプロケットを配してチェ−ン
を回設し、該チェ−ンに掘削バケットを付設させた掘削
部を配設したトレンチャ−において、該掘削バケットか
ら土塊が投下される排土板の一部に下方に向って回転す
る主コンベアを装着すると共に、その隣りで掘削部寄り
に短寸の補助コンベアを配設したことを特徴とする排土
板装置。 - 【請求項3】 排土板の先端を土塊の飛来方向と交差す
る角度とし、その下に30〜60度に傾斜させた主コン
ベアを配設した請求項1ないし2項のうちいずれか1項
記載の排土板装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15259494A JPH07331695A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | トレンチャ−の排土板装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15259494A JPH07331695A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | トレンチャ−の排土板装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07331695A true JPH07331695A (ja) | 1995-12-19 |
Family
ID=15543852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15259494A Pending JPH07331695A (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | トレンチャ−の排土板装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07331695A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101241720B1 (ko) * | 2010-08-10 | 2013-03-11 | 박영효 | 체인식 두둑 성형기 |
CN103510561A (zh) * | 2012-06-25 | 2014-01-15 | 周永义 | 链带式挖沟机 |
JP2020112020A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 野原工業株式会社 | 畦防水壁の施工装置と畦防水壁の施工方法 |
JP2021031956A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | 日立建機株式会社 | 作業車両 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP15259494A patent/JPH07331695A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101241720B1 (ko) * | 2010-08-10 | 2013-03-11 | 박영효 | 체인식 두둑 성형기 |
CN103510561A (zh) * | 2012-06-25 | 2014-01-15 | 周永义 | 链带式挖沟机 |
JP2020112020A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 野原工業株式会社 | 畦防水壁の施工装置と畦防水壁の施工方法 |
JP2021031956A (ja) * | 2019-08-23 | 2021-03-01 | 日立建機株式会社 | 作業車両 |
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