JP2793051B2 - 水中走行浚渫装置 - Google Patents

水中走行浚渫装置

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JP2793051B2
JP2793051B2 JP7765691A JP7765691A JP2793051B2 JP 2793051 B2 JP2793051 B2 JP 2793051B2 JP 7765691 A JP7765691 A JP 7765691A JP 7765691 A JP7765691 A JP 7765691A JP 2793051 B2 JP2793051 B2 JP 2793051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、港湾、ダム、河川、湖
沼等の水底に堆積した泥砂の浚渫に使用される水中走行
浚渫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浚渫装置としては、一般に、図4
に示すように、台船50にラダー51をクレーン52で
昇降自在に設置し、このラダー51には循環するエンド
レスのチエンベルト53とバケット54を設けて、水底
Bに堆積した泥砂Sを連続的に掬い上げる機構のものが
使用されている。
【0003】しかし、この様な浚渫装置では、ラダー5
1の下端部からバケット54で堆積した泥砂Sを掬い上
げる際に、泥砂Sが舞い上がり水中に浮遊して水質汚濁
を生ずるという問題があった。また、浚渫装置で泥砂S
を除去すると、底土が露出して流水に浚われ易くなり、
底土荒廃の要因ともなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は浚渫装置に
おけるかかる問題点を解決するものであって、浚渫の際
に泥砂の舞い上がりによる水質汚濁を抑止し、且つ底土
の荒廃を防止することのできる浚渫装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、外筒とスリ
ットを有する内筒とからなる二重筒体の、内筒の前端に
側方へ拡開した掻寄室を形成して泥砂を掻寄せる掻寄ス
クリューを設け、外筒と内筒との間を泥砂の吸込室とし
て、この吸込室に浚渫用ポンプの吸込管を接続し、且つ
内筒には粗石を後方へ搬送するフイーダを設け、内筒の
フイーダ後端付近に搬送された粗石を撒布するための撒
石口を開口した浚渫機を、水中走行台車に搭載して水中
走行浚渫装置を構成している。
【0006】
【作用】浚渫作業時には、水中走行浚渫装置は水中走行
台車で水底を走行しながら、掻寄スクリューで堆積した
泥砂を掻寄せ、この泥砂を吸込室を介して浚渫用ポンプ
で搬送する。泥砂中に含まれる粗石は、スリットで分離
してフイーダで後方へ搬送し、撒石口から水底へ撒布す
る。
【0007】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である水中走行
浚渫装置の側面図、図2は、浚渫機の構成を示す断面
図、図3は、水中走行浚渫装置の稼働状態を示す説明図
である。この実施例では、水中走行浚渫装置1は、走行
用原動機34で駆動される履帯2を備えた水中走行台車
3上に、浚渫機4の後端部をフートピン5で枢支し、浚
渫機4が起伏するよう水中走行台車3と浚渫機4との間
に起伏用シリンダ6を取付けている。
【0008】浚渫機4は、図2に示すように、外筒7と
スリット8を有する内筒9とからなる二重筒体の、内筒
8の前端に側方へ拡開した掻寄室10を形成して掻寄ス
クリュー11を設け、外筒7と内筒8との間を泥砂Sの
吸込室12として、この吸込室12に浚渫用ポンプ13
の吸込管14を接続している。掻寄スクリュー11は、
左側が左ねじ、右側が右ねじで構成されており、掻寄用
原動機15で駆動されて水底Bに堆積した泥砂Sを中央
の受入口16へ掻寄せることができる。受入口16へ掻
寄せられた泥砂Sは、スリット8を通り吸込室12から
吸込管14を経て、ポンプ用原動機17で駆動される浚
渫用ポンプ13へ吸込まれ、吐出管18へ吐出される。
吐出管18と運搬船19のタンク20との間には排送ホ
ース21が敷設されており、浚渫用ポンプ13から吐出
された泥砂Sはタンク20へ排送される。排送ホース2
1は台船32から吊りロープ36で吊持されている。
【0009】また、内筒9には、スリット8で泥砂Sか
ら分離された粗石Cを後方へ搬送するフイーダ22を設
け、内筒9のフイーダ22後端付近に、搬送された粗石
Cを撒布するための撒石口23を開口している。フイー
ダ22はスクリューフイーダであり、その駆動軸24の
後部からは吸込室12へ突出する攪拌翼25が設けられ
ている。フイーダ22の駆動軸24は、小歯車26、大
歯車27を介してフイーダ用原動機28から回転が与え
られ、フイーダ22が粗石Cを後方へ搬送して撒石口2
3から撒布すると同時に、攪拌翼25が吸込室12内の
泥砂Sを攪拌して浚渫用ポンプ13への吸込みを容易に
する。
【0010】水中走行台車3の前部には、照明灯29と
水中テレビカメラ30が設けられており、水中走行台車
3の後部には、水中走行浚渫装置1へ動力を供給し、制
御信号の送受信を行うための動力制御ケーブル31が台
船32上に設置した発電機33と制御盤37から接続さ
れている。動力制御ケーブル31は、台船32からチェ
ン35で吊持されている。
【0011】浚渫作業時には、水中走行浚渫装置1は、
走行用原動機34を駆動して水中走行台車3で水底Bを
走行し、起伏用シリンダ6を伸縮して浚渫機4を起伏さ
せながら、掻寄スクリュー11で堆積した泥砂Sを掻寄
せ、この泥砂Sを吸込室12から浚渫用ポンプ13で運
搬船19のタンク20へ搬送する。このとき、泥砂Sは
浚渫用ポンプ13から排送ホース21内を通って搬送さ
れるため水中に舞い上がり水中に浮遊して水質汚濁を生
ずることはない。泥砂S中に含まれる粗石Cは、スリッ
ト8で分離してフイーダ22で後方へ搬送し、撒石口2
3から水底Bへ撒布する。搬送不能な大塊Gは、掻寄ス
クリュー11で機外に撥除し機体の損傷を防止する。高
濃度のへどろを浚渫する場合には、フイーダ22を逆転
させて撒石口23から掻寄室10へ水を送り、濃度を低
下させ浚渫を容易にする。水中走行浚渫装置1の動作
は、オペレータが、水中テレビカメラ30で撮えた水底
Bの映像を台船32上で監視しながら、制御盤34を操
作し遠隔制御する。
【0012】この実施例では、発電機33と制御盤34
とを台船32上に設置し、泥砂Sを運搬船19へ送って
いるが、これらの設備を地上に設置して地上から制御し
泥砂Sを地上へ搬送することもできる。また、遠隔制御
手段は、無線を利用してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の水中走
行浚渫装置は、浚渫の際に泥砂をすばやく掻寄せて吸込
み、排送ホース内を搬送するすめ、泥砂の舞い上がりに
よる水質汚濁を抑止することができる。また、浚渫時に
粗石を水底に撒布して行くため、底土の荒廃を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である水中走行浚渫装置の
側面図である。
【図2】浚渫機の構成を示す断面図である。
【図3】水中走行浚渫装置の稼働状態を示す説明図であ
る。
【図4】従来の浚渫装置の説明図である。
【符号の説明】
1 水中走行浚渫装置 3 水中走行台車 4 浚渫機 7 外筒 8 スリット 9 内筒 10 掻寄室 11 掻寄スクリュー 12 吸込室 13 浚渫用ポンプ 14 吸込管 22 フイーダ 23 撒石口 C 粗石 S 泥砂

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒とスリットを有する内筒とからなる
    二重筒体の、内筒の前端に側方へ拡開した掻寄室を形成
    して泥砂を掻寄せる掻寄スクリューを設け、前記外筒と
    内筒との間を泥砂の吸込室として、該吸込室に浚渫用ポ
    ンプの吸込管を接続し、且つ前記内筒には粗石を後方へ
    搬送するフイーダを設け、内筒のフイーダ後端付近に、
    搬送された粗石を撒布するための撒石口を開口した浚渫
    機を、水中走行台車に搭載してなる水中走行浚渫装置。
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KR100947078B1 (ko) * 2009-06-30 2010-03-11 김동희 바지선과 수중로봇을 이용하여 개펄과 패각 등을 제거하는 준설장치

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