JP6456007B1 - 撹拌剥離式吸引装置、撹拌剥離式吸引システム及び撹拌剥離式吸引工法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この撹拌剥離式吸引装置80は、前面視で下から上に回転する第1の切断ローラ30aと、この第1の切断ローラ30aの上方に位置し前面視で上から下の方向に回転する第2の切断ローラ30bとを有している。そして、これら第1、第2の切断ローラ30a、30bが水底に堆積もしくは繁茂している水生植物等の異物をポンプ部20が吸引可能なサイズに切断する。このためポンプ部20の吸引口に異物が詰まることがなく、ポンプ部20の吸引能力を良好な状態で維持することができる。これにより、底泥の吸引作業を長時間連続して行うことができる。
【選択図】図3
Description
(1)水面に位置する台船10から水底に吊り下げて底泥を水ごと吸引する吸引装置であって、
前方に位置し底泥を撹拌する撹拌ローラ40と、前記撹拌ローラ40の後方に位置し複数の円板刃34aが周面に設けられた第1の切断ローラ30aと、前記第1の切断ローラ30aの上方に位置し複数の円板刃34bが周面に設けられた第2の切断ローラ30bと、前記第1の切断ローラ30aと第2の切断ローラ30bの後方に吸引口が位置し底泥を水ごと吸引するポンプ部20と、前記ポンプ部20と接続し吸引した底泥を前記台船10側に送る送水ホース12と、を有し、
前記第1の切断ローラ30aは前面視で下から上に回転するとともに、前記第2の切断ローラ30bは前面視で上から下に回転し、
前記第1の切断ローラ30aと第2の切断ローラ30bの間隙に巻き込んだ異物を前記第1の切断ローラ30aと第2の切断ローラ30bの円板刃34a、34bが切断することを特徴とする撹拌剥離式吸引装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(2)第2の切断ローラ30bの回転速度が第1の切断ローラ30aの回転速度よりも遅いことを特徴とする上記(1)記載の撹拌剥離式吸引装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(3)ポンプ部20の前に設けられ、前記ポンプ部20の吸引口に付着した異物を除去する剥離ローラ60をさらに有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の撹拌剥離式吸引装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(4)前面と底面が開口し上面と奥面と両側面28aとが閉塞した筐体部28を有し、
さらに、前記筐体部28の前面にスライド可能に設置され、前記前面の開口の幅を変化させるスライド板29を備えたことを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の撹拌剥離式吸引装置80を提供することにより、上記課題を解決する。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の撹拌剥離式吸引装置80と、水面に位置するとともに前記撹拌剥離式吸引装置80を水底に吊り下げる台船10と、陸側に設けられた底泥処理装置14と、前記撹拌剥離式吸引装置80が吸引した底泥を前記底泥処理装置14に送るホース部材と、前記撹拌剥離式吸引装置80を移動させるための移動手段50と、を有することを特徴とする撹拌剥離式吸引システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(6)移動手段50が、ワイヤ54によって撹拌剥離式吸引装置80を牽引して移動させる牽引手段50aもしくは前記撹拌剥離式吸引装置80に一端が固定したシャフト56を押し引きして移動させるシャフト式移動手段50bであることを特徴とする上記(5)記載の撹拌剥離式吸引システム100を提供することにより、上記課題を解決する。
(7)上記(5)または(6)に記載の撹拌剥離式吸引システム100を用いた撹拌剥離式吸引工法であって、
台船10を水面の所定の位置に配置するステップと、
前記台船10から撹拌剥離式吸引装置80を水底に下ろすステップと、
前記撹拌剥離式吸引装置80を動作させ、撹拌ローラ40が底泥を撹拌して掻き上げ、第1の切断ローラ30aと第2の切断ローラ30bとが異物を切断し、前記ポンプ部20が底泥と切断された異物と水とを吸引するステップと、
吸引した底泥と切断された異物と水とをホース部材を介して底泥処理装置14に圧送するステップと、
前記底泥処理装置14が底泥を異物と水から分離して回収するステップと、
前記撹拌剥離式吸引装置80を水底で移動させるステップと、有することを特徴とする撹拌剥離式吸引工法を提供することにより、上記課題を解決する。
また、本発明に係る撹拌剥離式吸引装置は、上面、奥面、両側面が閉塞し、前面開口部はスライド板によって適度な開口幅に調整されるから、撹拌剥離式吸引装置外の底泥を舞い上げることがなく、底泥の堆積状態を維持し効果的に回収を行う事ができる。また、水の透明度を維持することができる。
また、本発明に係る撹拌剥離式吸引装置は、スライド板により前面開口部の開口幅を増減することができるため、送水する底泥の濃度を調整することができる。
また、本発明に係る撹拌剥離式吸引システム及び撹拌剥離式吸引工法は、上記の撹拌剥離式吸引装置を有するため、底泥の吸引作業を効率良く長時間連続して行うことができる。
12 送水ホース
14 底泥処理装置
20 ポンプ部
28 筐体部
28a 側面
29 スライド板
30a 第1の切断ローラ
30b 第2の切断ローラ
34a、34b 円板刃
40 撹拌ローラ
50 移動手段
50a 牽引手段
50b シャフト式移動手段
54 ワイヤ
56 シャフト
60 剥離ローラ
80 撹拌剥離式吸引装置
100 撹拌剥離式吸引システム
Claims (7)
- 水面に位置する台船から水底に吊り下げて底泥を水ごと吸引する吸引装置であって、
前方に位置し底泥を撹拌する撹拌ローラと、
前記撹拌ローラの後方に位置し複数の円板刃が周面に設けられた第1の切断ローラと、
前記第1の切断ローラの上方に位置し複数の円板刃が周面に設けられた第2の切断ローラと、
前記第1の切断ローラと第2の切断ローラの後方に吸引口が位置し底泥を水ごと吸引するポンプ部と、
前記ポンプ部と接続し吸引した底泥を前記台船側に送る送水ホースと、を有し、
前記第1の切断ローラは前面視で下から上に回転するとともに、前記第2の切断ローラは前面視で上から下に回転し、
前記第1の切断ローラと第2の切断ローラの間隙に巻き込んだ異物を前記第1の切断ローラと第2の切断ローラの円板刃が切断することを特徴とする撹拌剥離式吸引装置。 - 第2の切断ローラの回転速度が第1の切断ローラの回転速度よりも遅いことを特徴とする請求項1記載の撹拌剥離式吸引装置。
- ポンプ部の前に設けられ、前記ポンプ部の吸引口に付着した異物を除去する剥離ローラをさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撹拌剥離式吸引装置。
- 前面と底面が開口し上面と奥面と両側面とが閉塞した筐体部を有し、
さらに、前記筐体部の前面にスライド可能に設置され、前記前面の開口の幅を変化させるスライド板を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の撹拌剥離式吸引装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の撹拌剥離式吸引装置と、
水面に位置するとともに前記撹拌剥離式吸引装置を水底に吊り下げる台船と、
陸側に設けられた底泥処理装置と、
前記撹拌剥離式吸引装置が吸引した底泥を前記底泥処理装置に送るホース部材と、
前記撹拌剥離式吸引装置を移動させるための移動手段と、を有することを特徴とする撹拌剥離式吸引システム。 - 移動手段が、ワイヤによって撹拌剥離式吸引装置を牽引して移動させる牽引手段もしくは前記撹拌剥離式吸引装置に一端が固定したシャフトを押し引きして移動させるシャフト式移動手段であることを特徴とする請求項5記載の撹拌剥離式吸引システム。
- 請求項5または請求項6に記載の撹拌剥離式吸引システムを用いた撹拌剥離式吸引工法であって、
台船を水面の所定の位置に配置するステップと、
前記台船から撹拌剥離式吸引装置を水底に下ろすステップと、
前記撹拌剥離式吸引装置を動作させ、撹拌ローラが底泥を撹拌して掻き上げ、第1の切断ローラと第2の切断ローラとが異物を切断し、前記ポンプ部が底泥と切断された異物と水とを吸引するステップと、
吸引した底泥と切断された異物と水とをホース部材を介して底泥処理装置に圧送するステップと、
前記底泥処理装置が底泥を異物と水から分離して回収するステップと、
前記撹拌剥離式吸引装置を水底で移動させるステップと、有することを特徴とする撹拌剥離式吸引工法。
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