JP3122262B2 - 倒壊防止フレーム - Google Patents

倒壊防止フレーム

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JP3122262B2
JP3122262B2 JP04307250A JP30725092A JP3122262B2 JP 3122262 B2 JP3122262 B2 JP 3122262B2 JP 04307250 A JP04307250 A JP 04307250A JP 30725092 A JP30725092 A JP 30725092A JP 3122262 B2 JP3122262 B2 JP 3122262B2
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collapse prevention
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弘之 荒木
正明 湯
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート基礎上で
建屋の屋根部を組み上げ、この部分を建築用ジャッキ装
置で押し上げた後、その空間に壁軸組や外壁材などを組
み付ける建方工法に用いる倒壊防止用のフレームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレハブ住宅などの施工方法として、ト
ラッククレーンで建築資材を吊り上げながら建屋を組み
立てる工法が考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、住宅密集地
や進入道路が狭い場所で工事を行う場合、トラッククレ
ーンが使えないことがあった。
【0004】そこで、コンクリート基礎上で建屋の屋根
部から組み付け、仕上げた部分から順次建築用ジャッキ
装置でジャッキアップする工法が本出願人から提案され
ている。
【0005】このジャッキアップを行うとき、コンクリ
ート基礎と床梁もしくは小屋梁との間に水平方向への荷
重に耐え得るフレームを配して、風が強く吹いていると
きでも安全に建屋の仕上げた上部をジャッキアップする
ことができるようになした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の倒壊防止フレー
ムは、建屋の仕上げた上部から順次ジャッキアップする
ときに用いられるもので、フランジ部を有してコンクリ
ート基礎の天端面に固定された下側ビームと、フランジ
部を有して床梁および小屋梁のいずれかに固定された上
側ビームと、これらの下側ビームおよび上側ビームにわ
たって配設されたブレースと、から構成され、このブレ
ースは、同じ長さの二つのブレース部材を各中央部にお
いて交差させ、枢支ピンを介して互いに枢着してなり、
建屋の少なくとも四方において、各ブレース部材の基端
部が、下側ビームのフランジ部および上側ビームのフラ
ンジ部にそれぞれ相対して設けられた座板に枢着される
とともに、各ブレース部材の先端部が、下側ビームのフ
ランジ部および上側ビームのフランジ部にそれぞれ係合
されて移動可能であることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】床梁もしくは小屋梁とコンクリート基礎との間
の少なくとも四方に、下側ビーム、上側ビームおよびブ
レースから構成された倒壊防止フレームが配設されてい
ることにより、床梁もしくは小屋梁をジャッキアップす
るとき、ブレースを構成する各ブレース部材の先端部が
下側ビームのフランジ部および上側ビームのフランジ部
に沿って移動し、ブレースは、建屋上部の持ち上げに追
従することができる。この際、建屋上部に風などによっ
て水平方向の荷重が作用したとしても、倒壊防止フレー
ムが建屋上部を倒壊させることなく確実に支持して所定
の高さまで持ち上げることができる。
【0008】
【実施例】図面は本発明倒壊防止フレームの一実施例を
示すものである。
【0009】本発明の倒壊防止フレーム200は、フラ
ンジ部11を有する下側ビーム1と同じくフランジ部2
1を有する上側ビーム2とがブレース3を介して連結さ
れたものである。
【0010】下側ビーム1および上側ビーム2は、前記
フランジ部11,21とこのフランジ部11,21に連
結されるウエブ部12,22とからなる溝形鋼、H形鋼
等のうち適宜の強度をもつものが適用され、下側ビーム
1の下部すなわちフランジ部11と上側ビーム2の上部
すなわちフランジ部21とにはそれぞれ綴り孔(図示省
略)が設けられている。
【0011】ブレース3は、同じ長さの単管等を適用し
た二つのブレース部材4,5がそれぞれ偏平状に圧潰形
成をした各中央部41,51で交叉させて枢支ピン31
により互いに枢着されるとともに、各ブレース部材4,
5の基端部42,52が下側ビーム1および上側ビーム
2の各フランジ部11,21に設けて相対させた座板6
に対して枢支ピン32によりそれぞれ枢着され、各ブレ
ース部材4,5の先端部43,53が下側ビーム1およ
び上側ビーム2の各フランジ部11,21に係合して移
動可能となされている。なお、先端部43,53は各フ
ランジ部11,21に係合して移動できる構成であれば
よく、走行車7に接続することを限定するものではな
い。
【0012】ブレース部材4,5の基端部42,52お
よび先端部43,53は図2および図3に示すように、
ブレース部材4,5の内腔部に嵌入可能な鍔付短軸Sと
ボルト孔を備えた偏平突片Fとが一体に形成されてい
て、鍔付短軸Sをブレース部材4,5に嵌入して、ピン
34,35により固定されたものである。
【0013】なお、ブレース部材4,5の中央部41,
51は上述の圧潰加工に代えて偏平状本体の両端部に鍔
付短軸を一体に形成し、この各短軸部をブレース部材
4,5の中央部で切断した開口部に嵌入してピンにより
固定した構造であってもよい。
【0014】座板6は図3に示すように、基板61の一
端部両側をコ字形に折り曲げてこの各折り曲げ部62に
枢支ピン32の挿通可能なボルト孔63が設けられたも
ので、下側ビーム1のフランジ部11には折り曲げ部6
2を上向きコ字形に、上側ビーム2のフランジ部21に
は折り曲げ部62を下向きコ字形に配置して、それぞれ
基板61がナット付きボルトもしくは溶接(いずれも図
示省略)で固定されている。
【0015】走行車7は図2に示すように、平板状の竪
形基板71から各ビーム1,2のウエブ12,22側に
三本の鍔付の車軸72が水平方向に突設され、この各鍔
付き車軸72にフランジ部11,21の内側を転動する
二個の内側車輪73とフランジ部11,12の外側を転
動する一個の外側車輪74とが枢支されて、竪形基板7
1の突出端部には枢支ピン33の挿通可能なボルト孔7
5が設けられている。
【0016】下側ビーム1の下部すなわちフランジ部1
1は、コンクリート基礎8の天端面81から上方に突出
させた基礎ボルト(図示省略)をフランジ部11の綴り
孔に挿通してナット(図示省略)固定される。
【0017】上側ビーム2の上部すなわちフランジ部2
1は、床梁9もくしは小屋梁10の綴り孔(図示省略)
にフランジ部21の綴り孔を適合させてナット付ボルト
(図示省略)で固定される。
【0018】上記した本発明倒壊防止フレーム200
は、仕上げた建屋上部をコンクリート基礎8の上からジ
ャッキアップする際に用いるものである。したがって、
建屋上部が所定の高さに持ち上げられ、コンクリート基
礎8と床梁9もしくは小屋梁10との間に壁軸組や外壁
材などの組み付けを行うと倒壊防止フレーム200は取
り外される。取り外した倒壊防止フレーム200のあと
には壁軸組などを配設しておくのである。
【0019】図4は床梁9もしくは小屋梁10の平面図
を概略で示したものであるが、倒壊防止フレーム200
を床梁9もしくは小屋梁10の四方に配設して建屋上部
をジャッキアップする。
【0020】床梁9もしくは小屋梁10はコンクリート
基礎8の上にスペーサである仮設材を介して載置する
が、このとき、倒壊防止フレーム200を折り畳んだ状
態でコンクリート基礎8の天端面81と床梁9もしくは
小屋梁10との間に取り付ける。
【0021】床梁9もしくは小屋梁10は建築用ジャッ
キ装置100を用いて徐々にジャッキアップされる。倒
壊防止フレーム200が四方に配設されているから、水
平方向の荷重がこの倒壊防止フレーム200によって支
持される。したがって、建屋上部は風圧などの水平荷重
の影響を受けないでジャッキアップできる。
【0022】建屋上部を所定の高さに持ち上げたとき、
倒壊防止フレーム200は下側ビーム1と上側ビーム2
との伸縮高さがブレース3の折り畳み動作で短縮され
る。したがって、倒壊防止フレーム200を容易に取り
外すことができる。
【0023】なお、建屋が2階以上のものであってもジ
ャッキアップ工法による建方工法が採用される。このと
き、倒壊防止フレーム200は床梁9と小屋梁10との
間、あるいは床梁9とコンクリート基礎8との間に配設
される。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、床梁もし
くは小屋梁を支持して建屋の仕上げた上部をジャッキア
ップするとき、少なくとも建屋の四方において、ブレー
スを構成する各ブレース部材の先端部が、コンクリート
基礎に連結された下側ビームのフランジおよび床梁もし
くは小屋梁に連結された上側ビームのフランジ部に沿っ
て移動し、ブレースは、建屋上部の持ち上げに追従する
ことができる。この際、建屋上部に風などによって水平
方向の荷重が作用したとしても、倒壊防止フレームが建
屋上部を倒壊させることなく確実に支持して所定の高さ
まで持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倒壊防止フレームを示す正面図であ
る。
【図2】倒壊防止フレームの走行車を示す正面図であ
る。
【図3】ブレース部材の基端部を分解して示す正面図で
ある。
【図4】床梁もしくは小屋梁に対して四方に倒壊防止フ
レームを配設した概略平面図である。
【符号の説明】
1 下側ビーム 2 上側ビーム 11,21 フランジ部 3 ブレース 4,5 ブレース部材 42,52 基端部 43,53 先端部 6 座板 7 走行車 8 コンクリート基礎 81 天端面 9 床梁 10 小屋梁 100 ジャッキ装置 200 倒壊防止フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/16 E04B 1/35

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の仕上げた上部から順次ジャッキア
    ップするときに用いられるもので、フランジ部を有して
    コンクリート基礎の天端面に固定された下側ビームと、
    フランジ部を有して床梁および小屋梁のいずれかに固定
    された上側ビームと、これらの下側ビームおよび上側ビ
    ームにわたって配設されたブレースと、から構成され、
    このブレースは、同じ長さの二つのブレース部材を各中
    央部において交差させ、枢支ピンを介して互いに枢着し
    てなり、建屋の少なくとも四方において、各ブレース部
    材の基端部が、下側ビームのフランジ部および上側ビー
    ムのフランジ部にそれぞれ相対して設けられた座板に枢
    着されるとともに、各ブレース部材の先端部が、下側ビ
    ームのフランジ部および上側ビームのフランジ部にそれ
    ぞれ係合されて移動可能であることを特徴とする倒壊防
    止フレーム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6837178B1 (ja) * 2020-10-12 2021-03-03 犬飼 八重子 基礎工上の構造体を持上げて下部工とする下部工の構築方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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