JP3121841B2 - スプレー型ディスペンサー中に包装された液状漂白組成物およびそれを使用して布帛を前処理する方法 - Google Patents

スプレー型ディスペンサー中に包装された液状漂白組成物およびそれを使用して布帛を前処理する方法

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、スプレー型ディスペンサーの中に包装され
た過酸素漂白剤を含有する前処理組成物で布帛(布地)
を漂白することに関する。
背景 布帛を洗濯する前に布帛を処理すること(しばしば布
帛の前処理と呼ばれる)は、この分野においてよく知ら
れている。事実、過酸素漂白剤含有組成物を洗濯前処理
用途において使用して、そうしない限り除去が特に困難
である漂白可能な汚染/汚れの除去を増強することは知
られている。このような液状過酸素漂白剤組成物は直接
的に汚れた/汚染された布帛上に注ぎ、次いで必要に応
じておだやかにこすって洗剤の布帛の中への浸透を促進
させることによって適用される。
しかしながら、過酸素漂白剤の好適さに多少の制限が
存在する。特に、過酸素漂白剤含有組成物は、前処理に
おいて使用するとき、すなわち、布帛上に直接的に(純
粋な形態で)適用し、前記布帛の洗濯前に延長した時間
の間前記布帛上に作用させるとき、布帛を損傷し、引張
強さを喪失させおよび/または色を損傷させることを我
々は観察した。
したがって、本発明の目的は、過酸素漂白剤含有組成
物で布帛を前処理するとき、改良された布帛の安全性お
よび/または色の安全性を布帛に提供することである。
今回、この目的は、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを
含んでなる液状組成物を配合し、前記組成物をスプレー
型ディスペンサーを介してスプレーして前処理すべき布
帛に前記組成物を適用することによって、効率よく達成
されることを我々は見出した。事実、今回、布帛を洗濯
する前に、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを含んでなる
液状組成物を汚れた/汚染された布帛上にスプレーする
ことによって、同一液状組成物を汚れた/汚染された布
帛上にスプレーする以外の形態で適用すること、例え
ば、前記組成物を前記布帛上に単に注ぐこと、に比較し
て、また、前記液状組成物をスプレーするが、界面活性
剤が存在しないことに比較して、前記布帛の引張強さの
喪失が減少し、および/または色の損傷を減少させるこ
とができることが見出された。本発明に従い使用すべき
好ましい組成物は漂白活性化剤をさらに含んでなる。し
たがって、本発明は過酸素漂白剤と、界面活性剤と、漂
白活性化剤とを含んでなる液状組成物を包含し、前記組
成物はスプレー型ディスペンサーの中に包装されてい
る。
本発明の1つの利点は、液状過酸素漂白剤含有前処理
組成物を本発明に従いスプレーする代わりに、前記液状
前処理組成物を直接に汚れた布帛上に注ぐことによって
前記液状前処理組成物を適用することに比較して、液状
過酸素漂白剤含有前処理組成物は汚れた/汚染された布
帛に容易に適用されると同時に、前記組成物の最小量が
使用されるということである。事実、汚れた布帛上に適
用するときにおける前記液状前処理組成物がこぼれる危
険性ならびに始末に負えぬようになる傾向は、前記分離
をスプレー型ディスペンサーを使用して行うとき、減少
する。
本発明の他の利点は、漂白可能な汚れ、例えば、ワイ
ン、ティー、コーヒー、草、酵素の汚染、例えば、血
液、油脂の汚染、例えば、スパゲッティソース、泥/粘
土を含有する汚れおよびその他を包含する広い範囲の汚
染および汚れに対して、きわめてすぐれた洗濯性能が提
供されることである。
本発明による過酸素漂白剤と、界面活性剤と、漂白活
性化剤とを含んでなり、スプレー型ディスペンサーの中
に包装されている液状組成物の他の利点は、洗濯前処理
の用途以外の他の用途において、例えば、洗濯洗剤また
は洗濯添加剤、またはカーペットのクリーニングのよう
な他の用途において、使用するとき、きわめてすぐれた
性能がまた提供されることである。
なお他の利点は、本発明によるスプレー型ディスペン
サーの中に包装され、過酸素漂白剤と、界面活性剤と、
漂白活性化剤とを含んでなる液状組成物、特にマイクロ
エマルジョンとして配合されている液状組成物は、きわ
めてすぐれた化学的安定性を示す。また、前記組成物の
あるものが白色性および汚染の除去に対して、特に粒状
および酵素の汚染、特に粘土および血液に対して、より
すぐれた性能を発揮することを望む場合、前記組成物は
有意な量のアニオン界面活性剤を含むことができる。
欧州特許出願(EP−A)第209,228号明細書には、
「プレ−スポッター(pre−spotters)」として使用で
きる家庭用布帛漂白組成物が開示されている。前記組成
物は漂白剤、例えば、過酸化水素、非イオン界面活性
剤、アミノポリホスホン酸塩、キレート化剤およびラジ
カル掃去剤を含む。スプレーの適用は開示されていな
い。
WO第95/16023号明細書には、2つの別々の液状組成物
の使用が開示されており、それらのうちの第1は過酸化
物を含んでなる酸性または中性の組成物を含有し、そし
てそれらのうちの第2はアルカリ性組成物を含有し、前
記第1および第2の組成物は別々に貯蔵され、そして清
浄すべき共通の点/表面に単一のユニットからスプレー
される。界面活性剤は前記第1または第2の液状組成物
の中に存在することができる。漂白活性化剤は開示され
ていない。洗濯前処理は開示されていない。
英国特許第2,194,547号明細書には、界面活性剤とベ
ンジルアルコールとの混合物を含んでなる洗濯プレスポ
ッティング組成物が開示されており、前記組成物はマイ
クロエマルジョンの形態であり、そして布帛のひどく汚
れた区域の処理に適する。漂白剤は任意の成分として記
載されており、例えば、過酸化水素は合計の組成物の0
〜3重量%の量で存在することができる。漂白活性化剤
は記載されていない。スプレー適用は記載されていな
い。
米国特許第4,648,987号明細書には、選択された布帛
のスポット上の局在化されたかみ合いで止まるための増
粘された洗濯の前洗濯組成物が開示されている。前記前
洗濯組成物は、水、界面活性剤、補助界面活性剤、ハイ
ドロトロープおよび増粘剤、例えば、キサンタンガムを
含んでなる。増粘された前洗濯組成物は、異なるディス
ペンサー、例えば、ポンプまたはオリガースプレー装置
の要素を含むディスペンサーとともに使用するために適
当であることがある。しかしなから、過酸化水素以外の
漂白剤は開示されていない。
欧州特許出願(EP−A)第629,693号明細書には、布
帛の少なくとも一部分の上に有効量の液状またはペース
ト状のアセチルトリエチルクエン酸塩を含んでなる組成
物を適用し、次いで前記布帛を水性洗濯液の中に浸漬さ
せる工程からなり、そして有効量の過酸化水素を前記液
状組成物または前記洗濯液の中に供給する、布帛を漂白
する方法が開示されている。
同時継続欧州特許出願第95870026.2号明細書には、
水、過酸化水素またはその水溶性源、およびアニオン界
面活性剤および非イオン界面活性剤からなる親水性界面
活性剤系を含んでなるマトリックス中の疎水性液状漂白
活性化剤のマイクロエマルジョンが開示されている。洗
濯前処理が開示されているが、スプレー適用は開示され
ていない。
日本国特許出願(J)第2099662号明細書には、10〜9
0重量%のメタノールおよび/またはエタノールを含有
する水性過酸化水素溶液から構成された揮発性漂白組成
物が開示されている。その中に開示されている他の揮発
性漂白組成物は、過酸化水素と、1〜10重量%のエチレ
ングリコールエーテルおよび/または0.1〜1重量%の
シリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン)とを含有
する。また、引き続くすすぎを行わないで、10重量%ま
での過酸化水素を含有する前述の漂白組成物の1つでス
プレーすることによって、繊維材料製品を漂白する工業
的方法が特許請求されている。日本国特許出願(J)第
0299662号明細書には、液状過酸素漂白剤/界面活性剤
含有組成物を布帛上にスプレーして前記布帛前処理する
ことによって、前記布帛における引張強さの喪失および
/または色の損傷が減少することが開示されている。
発明の要約 本発明は、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを含んでな
る液状組成物をスプレー型ディスペンサーで布帛の少な
くとも一部分の上に分配(小出)し、前記組成物を前記
布帛と接触させたままにし、次いで前記布帛を洗濯する
工程を含んでなる、布帛を液状組成物でクリーニングす
る方法を包含する。
本発明は、また、汚れた布帛の引張強さの喪失を減少
させるために、前記布帛を洗濯する前に前記布帛を前処
理するための、スプレー型ディスペンサーの中に包装さ
れた、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを含んでなる液状
組成物の使用、ならびに汚れた着色布帛の色の損傷を減
少させるために、前記布帛を洗濯する前に前記布帛を前
処理するための、スプレー型ディスペンサーの中に包装
された、前記液状組成物の使用を包含する。
さらに、本発明は、布帛を前処理するための、スプレ
ー型ディスペンサーの中に包装された、過酸素漂白剤
と、界面活性剤と、漂白活性化剤とを含んでなる液状組
成物を包含する。前記漂白活性化剤が疎水性液状漂白活
性化剤である本発明の好ましい組成物において、水と、
前記過酸素漂白剤と、アニオン界面活性剤および非イオ
ン界面活性剤からなる親水性界面活性剤系とを含んでな
るマトリックス中の前記疎水性液状漂白活性化剤のマイ
クロエマルジョンとして、本発明の組成物を配合する。
発明の詳細な説明 その最も広い態様において、本発明は、過酸素漂白剤
と、界面活性剤とを含んでなる液状組成物を布帛の少な
くとも一部分の上にスプレーし、前記組成物を前記布帛
と接触させたままにし、次いで前記布帛を洗濯する工程
を含んでなる、布帛を前記液状組成物でクリーニングす
る方法を包含する。好ましくは、前記組成物(生の形態
で)を布帛の前記一部分上にある期間の間接触させたま
まにした後、布帛を前記洗濯操作において洗濯する。好
ましくは、前記期間は1分〜24時間、より好ましくは1
分〜1時間、最も好ましくは1分〜30分である。必要に
応じて、そうでなければ除去することが比較的困難であ
る、外被を形成した汚染/汚れで布帛が汚れていると
き、本発明による前記前処理は、例えば、スポンジまた
はブラシによるか、または互いに対して2枚の布を単に
こすることによる、こすりおよび/またはブラシがけを
さらに含むことができる。
「洗濯」とは、本明細書において、布帛を水で単にす
すぐことであるか、または布帛を少なくとも1種の表面
活性剤を含んでなる慣用の組成物で洗濯することがで
き、これは洗濯機によるか、または単に手によるものと
理解されるべきである。
スプレー型ディスペンサーを使用することによって汚
れた布帛を前処理する方法において、スプレーされた組
成物は放置して布帛上に乾燥させないことが好ましい。
事実、水の蒸発は布帛の表面上へのフリーラジカルの濃
度の増加に寄与し、結局、連鎖反応を増加させることが
見出された。また、スプレーされた組成物を放置して布
帛上で乾燥させるとき、自動酸化反応が水の蒸発のとき
起こることが推測される。前記自動酸化反応は、セルロ
ースの劣化に寄与するペルオキシラジカルを発生させ
る。したがって、本明細書において記載するように、ス
プレー型ディスペンサーを介する汚れた布帛の前処理の
方法において、スプレーされた組成物を放置して布帛上
で乾燥させないことは、本発明による利益、すなわち、
液状過酸素漂白剤含有組成物で布帛を前処理するときに
おける布帛の引張強さの喪失および/または色の損傷を
減少させること、に寄与する。
実際に、本発明は、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを
含んでなる液状組成物を前処理すべき汚れた着色布帛に
スプレーするとき、着色布帛上に存在するある種の染料
の色の損傷、すなわち、色変化および/または脱色は、
スプレー型ディスペンサーを使用しないで同一液状組成
物を汚れた着色布帛に直接的に適用することによって、
例えば、前記組成物を布帛に単に注ぐことによって、前
処理するとき観察される色の損傷に比較して減少し、そ
して界面活性剤を含まない同一組成物をスプレーするこ
とに比較して減少するという発見に基づく。換言する
と、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを含んでなる液状組
成物を汚れた着色布帛にスプレーすると、着色布帛の表
面上に一般に存在する染料(例えば、銅ホルマザン染料
および/または金属アゾ染料を包含する漂白感受性染料
および/または金属化染料)の分解(酸化)を防止/減
少することができる。
布帛の色の損傷は、例えば、下記の実施例において見
ることができるように、色の損傷法を使用することによ
って、色の偏り(DE)を測定することによって、評価す
ることができる。この方法は色の偏り(DE)を「ザ・ハ
ンターラブ・トリスチムラス・ミニスキャン(The Hunt
erlab tristimulus MINISCAN)」で測定することにあ
る。「色の偏り(color deviation)」とは、参照とし
て採用した布帛、例えば、前処理されていない布帛の色
を、本発明に従い前処理された後の同一布帛の色と比較
するときにおける差であると理解すべきである。漂白感
受性染料のゼロの色の偏りは、色の損傷が観察されない
ことを意味する。
したがって、1つの面において、本発明は、汚れた着
色布帛の色の損傷を減少させるために、前記着色布帛を
洗濯する前に、前記着色布帛を前処理するための、スプ
レー型ディスペンサーの中に包装された、過酸素漂白剤
と、界面活性剤とを含んでなる液状組成物の使用を包含
する。
「汚れた布帛を前処理する」とは、液状組成物をその
生の形態で汚れた布帛上に適用し、前記布帛を洗濯する
前に、前記布帛上に作用させて放置することであること
を理解すべきである。本発明によれば、液状組成物をそ
の生の形態で汚れた布帛上に適用し、前記布帛を洗濯す
る前に、前記布帛上に作用させて放置する。
本発明は、また、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを含
んでなる液状組成物を前処理すべき汚れた布帛上にスプ
レーするとき、引張強さの喪失を生ずる布帛の損傷は、
スプレー型ディスペンサーを使用しないで同一液状組成
物を汚れた着色布帛に直接的に適用することによって、
例えば、前記組成物を布帛に単に注ぐことによって、汚
れた布帛を前処理することに比較して減少し、そして界
面活性剤を含まない同一組成物をスプレーすることに比
較して減少するという発見にに基づく。
したがって、他の面において、本発明は、さらに、汚
れた布帛の引張強さの喪失を減少させるために、前記布
帛を洗濯する前に、前記布帛を前処理するための、スプ
レー型ディスペンサーの中に包装された、過酸素漂白剤
と、界面活性剤とを含んでなる液状組成物の使用を包含
する。
布帛の引張強さの喪失は、引張強さの方法を使用する
ことによって測定することができる。この方法は、所定
の布帛を破断するまで伸長させることによって、前記布
帛の引張強さを測定することにある。布帛を破断するた
めに必要な力(Kg)は「極限引張強さ」であり、そして
「応力−歪インストロン機」で測定することができる。
「引張強さの喪失」とは、参照として採用した布帛、例
えば、前処理されていない布帛の引張強さを、本発明に
従い前処理された後の同一布帛の引張強さと比較すると
きにおける差であると理解すべきである。ゼロの引張強
さの偏りは、布帛の損傷が観察されないことを意味す
る。
また、本発明による液状過酸素漂白剤含有組成物を前
処理すべき汚れた布帛にスプレーするとき、漂白の性能
または汚染除去性能を危うくしないで、引張強さの喪失
の減少および/または色の損傷の減少が得られる。
本発明に従い使用するために適当な組成物は、スプレ
ー型ディスペンサーの中に包装され、過酸素漂白剤と、
界面活性剤とを含んでなる液状水性組成物である。
したがって、組成物は必須成分として過酸素漂白剤ま
たはそれらの混合物を含んでなる。本発明において使用
するために好ましい過酸素漂白剤は、過酸化水素または
その水溶性源またはそれらの混合物である。本明細書に
おいて使用するとき、過酸化水素源は、水と接触したと
き、過酸化水素を生成する任意の化合物である。過酸化
水素を別として、適当なその水溶性源は、過ホウ酸塩、
過炭酸塩、過安息香酸およびアルキル過安息香酸、過ケ
イ酸塩および過硫酸塩およびその他を包含する。過酸化
水素は本発明において使用するために最も好適である。
本発明の組成物は、合計の組成物の0.5〜20重量%、好
ましくは2〜15重量%、最も好ましくは3〜10重量%の
過酸化水素またはその水溶性源またはそれらの混合物を
含んでなるべきである。
本発明による組成物は、必須成分として界面活性剤を
含んでなる。液状過酸素漂白剤含有組成物中の前記界面
活性剤の存在は、本発明に従い得られる利益、すなわ
ち、前処理された布帛における引張強さの喪失の減少お
よび/または色の損傷の減少に寄与する。液状過酸素漂
白剤含有組成物中の前記界面活性剤の存在は、さらに、
本発明に従い布帛を前処理するとき、漂白可能な汚染、
例えば、ティー、草、酵素の汚染、例えば、血液、油脂
の汚染、例えば、バーベキューソース、スパケッティー
ソース、ベーコン油脂およびその他を包含する異なる型
の汚染に対してすぐれた性能を提供することができる。
非イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界
面活性剤、両性または双性イオンの界面活性剤を包含す
る、すべての型の界面活性剤を本発明において使用する
ことができる。また、本発明の精神から逸脱しないでこ
のような界面活性剤の混合物を使用することができる。
本発明において使用するために適当な非イオン界面活
性剤は、この分野においてよく知られている縮合法によ
り容易に製造できるアルコキシル化脂肪族アルコールの
非イオン界面活性剤である。事実、非常に異なるHLB値
を有する、大きい種類のこのようなアルコキシル化脂肪
族アルコールは商業的に入手可能である。このようなア
ルコキシル化非イオン界面活性剤のHLB値は、脂肪族ア
ルコールの鎖長、アルコキシル化の特質およびアルコキ
シル化度に本質的に依存する。親水性非イオン界面活性
剤は高いアルコキシル化度および短鎖脂肪族アルコール
を有する傾向があるが、疎水性界面活性剤は低いアルコ
キシル化度および長鎖脂肪族アルコールを有する傾向が
ある。非イオン界面活性剤を包含する多数の界面活性
剤、ならびにそれらのそれぞれのHLB値を記載する界面
活性剤のカタログは入手可能である。
したがって、本発明において使用するために好ましい
アルコキシル化アルコールは下記式に従う非イオン界面
活性剤である:RO(E)(P)pH、式中Rは2〜24個
の炭素原子の炭化水素鎖であり、Eはエチレンオキシド
であり、そしてPはプロピレンオキシドであり、そして
eおよびpは、それぞれ、エトキシル化度およびプロポ
キシル化度の平均を表し、0〜24である。非イオン化合
物の疎水性部分は、8〜24個の炭素原子を有する第一級
または第二級、直鎖状または枝鎖状のアルコールである
ことができる。本発明による組成物において使用するた
めに好ましい非イオン界面活性剤は、エチレンオキシド
と6〜22個の炭素原子を有するアルコールとの縮合生成
物であり、ここでエトキシル化度は1〜15、好ましくは
5〜12である。このような適当な非イオン界面活性剤は
シェル(Shell)から、例えば、商品名DobanolR、また
はシェルから商品名Lutenso lRで商業的に入手可能であ
る。これらの非イオン界面活性剤は安定剤またはハイド
ロトロープの添加を必要としないで安定な生成物の配合
を可能とすることが見出されたので、好ましい。他の非
イオン界面活性剤を使用するとき、ハイドロトロープ、
例えば、クメンスルホネートまたは溶剤、例えば、ブチ
ルジグリコールエーテルの添加が必要であることがあ
る。
本発明において適当なアニオン界面活性剤は下記式の
水溶性塩または酸である:ROSO3M、式中Rは好ましくはC
10−C24ヒドロカルビル、好ましくはC10−C20アルキル
成分を有するアルキルまたはヒドロキシアルキル、より
好ましくはC12−C18アルキルまたはヒドロキシアルキル
であり、そしてMはHまたはカチオン、例えば、アルカ
リ金属のカチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リ
チウム)、またはアンモニウムまたは置換アンモニウム
(例えば、メチル−、ジメチル−、およびトリメチルア
ンモニウムのカチオンおよび第四級アンモニウムのカチ
オン、例えば、テトラメチル−アンモニウムおよびジメ
チルピペリジニウムのカチオンおよびアルキルアミン、
例えば、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルア
ミン、およびそれらの混合物から誘導された第四級アン
モニウムのカチオン、およびその他)である。典型的に
は、C12-16のアルキル鎖はより低い洗濯温度(例えば、
約50℃以下)に好ましく、そしてC16-18アルキル鎖はよ
り高い洗濯温度(例えば、約50℃以上)に好ましい。
本発明において使用するために適当な他のアニオン界
面活性剤は下記式の水溶性塩または酸である:RO(A)m
SO3M、式中Rは非置換C10−C24アルキル基またはC10−C
24アルキル成分を有するヒドロキシアルキル基、好まし
くはC12−C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、より
好ましくはC12−C18アルキルまたはヒドロキシアルキル
であり、Aまたはエトキシまたはプロポキシ単位であ
り、mは0より大きく、典型的には約0.5〜約6、より
好ましくは約0.5〜約3であり、そしてMはHまたは、
例えば、金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、およびその
他)、アンモニウムまたは置換アンモニウムのカチオン
である。アルキルエトキシル化硫酸塩ならびにアルキル
プロポキシル化硫酸塩が本発明において考えられる。置
換アンモニウムのカチオンの特定の例は下記のものを包
含する:メチル−、ジメチル−、およびトリメチル−ア
ンモニウムおよび第四級アンモニウムのカチオン、例え
ば、テトラメチル−アンモニウムおよびジメチルピペリ
ジニウムおよびアルカノールアミン、例えば、エチルア
ミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、およびそれ
らの混合物から誘導されたカチオン、およびその他であ
る。典型的な界面活性剤は、C12−C18アルキルポリエト
キシレート(1.0)硫酸塩、C12−C18E(1.0)M)、C12
−C18アルキルポリエトキシレート(2.25)硫酸塩、C12
−C18E(2.25)M)、C12−C18アルキルポリエトキシレ
ート(3.0)硫酸塩C12−C18E(3.0)、およびC12−C18
アルキルポリエトキシレート(4.0)硫酸塩C12−C18E
(4.0)M)、ここでMは好適にはナトリウムおよびカ
リウムから選択される。
洗浄性の目的のために有用な他のアニオン界面活性剤
を、また、本発明において使用することができる。これ
らは下記のものを包含することができる:セッケンの塩
(例えば、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、およ
び置換アンモニウムの塩、例えば、モノ−、ジ−および
トリエタノールアミン塩を包含する)、C9−C20直鎖状
アルキルベンゼンスルホン酸塩、C8−C22第一級または
第二級アルカンスルホン酸塩、C8−C24オレフィンスル
ホン酸塩、アルカリ土類金属クエン酸塩の熱分解生成物
のスルホン化により製造されたスルホン化ポリカルボン
酸、例えば、英国特許明細書1,082,179号に記載されて
いるもの、C8−C24アルキルポリグリコールエーテル硫
酸塩(10モルまでのエチレンオキシドを含有する);ア
ルキルエステルスルホン酸塩、例えば、C14−C16メチル
エステルスルホン酸塩;アシルグリセロールスルホン酸
塩、脂肪族オレイルグリセロール硫酸塩、アルキルフェ
ノールエチレンオキシドエーテル硫酸塩、パラフィンス
ルホン酸塩、アルキルリン酸塩、イセチオン酸塩、例え
ば、アシルイセチオン酸塩、N−アシルタウレート、ア
ルキルスクシナメートおよびスルホスクシネート、スル
ホスクシネートのモノエステル(特に飽和および不飽和
のC12−C18モノエステル)、スルホスクシネートのジエ
ステル(特に飽和および不飽和のC6−C14ジエステ
ル)、アシルサルコシネート、アルキル多糖の硫酸塩、
例えば、アルキルポリグルコシドの硫酸塩(非イオン非
硫酸化化合物は下に記載されている)、分枝鎖状第一級
アルキル硫酸塩、アルキルポリエトキシカルボン酸塩、
例えば、下記式のもの:RO(CH2CH2O)kCH2COO−M+、式
中RはC8−C22アルキルであり、kは0〜10の整数であ
り、そしてMは可溶性塩形成カチオンである。また、樹
脂酸および水素化樹脂酸、例えば、タル油の中に存在す
るか、またはそれから誘導されたロジン、水素化ロジ
ン、および樹脂酸および水素化樹脂酸は適当である。他
の例は下記の文献に記載されている:“Surface Active
Agents and Detergents"(Vol.IおよびII、Schwartz、
PerryおよびBerch著)。種々のこのような界面活性剤
は、また、米国特許第3,929,678号明細書(Laughlin、e
t al.,1975年12月30日発行)、第23列第58行〜第29列第
23行(引用することによって本明細書の一部とされる)
に一般的に開示されている。
本発明における組成物において使用するために好まし
いアニオン界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル硫酸塩、アルキルアルコキシ化硫酸塩、お
よびそれらの混合物である。アニオン界面活性剤は改良
されたクリーニング性能を提供する。好ましい本発明に
おける組成物、すなわち、マイクロエマルジョンの形態
でありかつ疎水性非イオン界面活性剤およびアニオン界
面活性剤の双方を含んでなる組成物において、親水性化
合物である前記アニオン界面活性剤は、前記疎水性界面
活性剤と一緒になって、疎水性界面活性剤のマイナス効
果を相殺するように作用する。前記アニオン界面活性剤
は湿潤剤として作用する、すなわち、洗濯の用途におい
て、それらは布帛、特に親水性布帛、の上の汚染物を湿
潤し、過酸化水素がその漂白を実行するのを助け、これ
により漂白可能な汚染に対する改良された洗濯性能に寄
与する。
本発明において使用するために適当なカチオン界面活
性剤は、第四級アンモニウム、ホスホニウム、イミダゾ
リウムおよびスルホニウム化合物の誘導体を包含する。
本発明において使用するために好ましいカチオン界面活
性剤は下記式に従う:R1R2R3R4N+X-、式中Xは対アニオ
ンであり、R1はC8−C20炭化水素鎖であり、そしてR2、R
3およびR4は独立してHまたはC1−C4炭化水素鎖から選
択される。本発明の好ましい態様において、R1はC12−C
18炭化水素鎖、最も好ましくはC14、C16またはC18であ
り、そしてR2、R3およびR4のすべてはメチルであり、そ
してXはハロゲン、好ましくは臭化物または塩化物、最
も好ましくは臭化物である。カチオン界面活性剤の例
は、ステアリルアンモニウムブロミド(STAB)、セチル
トリメチルアンモニウムブロミド(CTAB)およびミリス
チルトリメチルアンモニウムブロミド(MTAB)である。
適当な双性イオン界面活性剤は、比較的広い範囲のpH
において同一分子上にカチオンおよびアニオンの双方の
親水性基を含有する。典型的なカチオン基は第四級アン
モニウム基であるが、他の正に帯電した基、例えば、ホ
スホニウム、イミダゾリウムおよびスルホニウム基を使
用することができる。典型的なアニオン親水性基はカル
ボキシレートおよびスルホネートであるが、他の基、例
えば、サルフェート、ホスホネート、およびその他を使
用することができる。いくつかの好ましい双性イオン界
面活性剤の一般式は下記の通りである: R1−N+(R2)(R3)R4X- 式中R1は疎水性基である;R2およびR3の各々はC1−C4
ルキル、ヒドロキシアルキルまたは他の置換アルキル基
であり、また、これらは接合してNを有する環を形成す
ることができる;R4はカチオン窒素原子を親水性基に接
合する部分であり、典型的には1〜4個の炭素原子を含
有するアルキレン、ヒドロキシアルキレン、またはポリ
アルコキシ基である;そしてXは親水性基であり、好ま
しくはカルボキシレートまたはスルホネート基である。
好ましくは疎水性基R1は8〜22個の、好ましくは18個よ
り少ない、より好ましくは16個より少ない炭素原子を含
有するアルキル基である。疎水性基は不飽和および/ま
たは置換および/または結合基、例えば、アリール基、
アミド基、エステル基およびその他を含有することがで
きる。一般に、簡単なアルキル基はコストおよび安定性
の理由で好ましい。
他の特定の双性イオン界面活性剤は下記の一般式を有
する: R1−C(O)−N(R2)−(C(R3−N(R2
2 (+) −(C(R3−SO3 (-)または R1−C(O)−N(R2)−(C(R3−N(R2
2 (+) −(C(R3−COO(-) 式中各R1は炭化水素、例えば、8から20個まで、好まし
くは18個まで、より好ましくは16個までの炭素原子を含
有するアルキル基であり、各R2は水素(アミド窒素原子
に結合したとき)、1〜4個の炭素原子を含有する短鎖
アルキルまたは置換アルキル、好ましくはメチル、エチ
ル、プロピル、ヒドロキシ置換エチルまたはプロピルお
よびそれらの混合物から成る群より選択される基、好ま
しくはメチルであり、各R3は水素およびヒドロキシ基か
ら成る群より選択され、そして各nは1〜4、好ましく
は2〜3、より好ましくは3の数であり、1以下のヒド
ロキシが(C(R3)部分の中に存在する。R1基は分
枝鎖状および/または不飽和であることができる。R2
は結合して環構造を形成することもできる。この型の界
面活性剤は、シーア・カンパニー(Sheer Company)か
ら商品名“Varian CAS sulfobetaine"Rで入手可能であ
る。
適当な両性界面活性剤は双性イオン界面活性剤に類似
するが、第四級基を含まない界面活性剤である。しかし
ながら、それらは組成物の低いpHにおいてプロトン化し
てカチオン基を形成するアミン基を含有し、また、これ
らのpHにおいてアニオン基を有することができる。
他の適当な両性界面活性剤は下記式を有するアミンオ
キシドを包含する:R1R2R3NO、式中R1、R2およびR3の各
々は独立して置換または非置換、直鎖状または分枝鎖状
の1〜30個、好ましくは6〜30個、より好ましくは10〜
20個、最も好ましくは12〜18個の炭素原子のアルキル基
である。本発明による布帛の前処理において、前記アミ
ンオキシドの存在は粒子および/または油脂の汚染に対
するクリーニング性能をさらに改良することが観察され
た。本発明において使用するために適当なアミンオキシ
ドは、好ましくは過酸素漂白剤と適合性である。
好ましくは、本発明により組成物の合計の組成物の40
重量%まで、より好ましくは0.05〜30重量%、より好ま
しくは1〜20重量%、最も好ましくは2〜15重量%の界
面活性剤またはそれらの混合物を含んでなる。
本発明による組成物は、任意であるが、高度に好まし
い成分として、漂白活性化剤さらに含んでなる。漂白活
性化剤とは、本発明において過酸化水素と反応して過酸
を形成する化合物を意味する。こうして形成された過酸
は活性化された漂白剤を構成する。本発明の目的に対し
て、漂白活性化剤が親水性漂白剤と分離され、こうして
双方の化合物の間の早期の反応を回避するために、漂白
活性化剤は疎水性であることが好ましい。したがって、
疎水性漂白活性化剤とは、本発明において、水と実質的
にかつ安定に混和性でない活性化剤を意味する。典型的
には、このような疎水性漂白活性化剤は11以下のHLBを
有する。このような適当な液状疎水性漂白活性化剤は典
型的にはエステル、アミド、イミド、または無水物に属
する。この型の適当な化合物の例は英国特許GB第1,586,
769号およびGB第2,143,231号明細書に開示されており、
そして粒子の形態に形成する方法は欧州公開特許出願EP
−A第62,523号に記載されている。本発明において使用
するために適当なこのような組成物の例は下記の通りで
ある:テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ナト
リウム3,5,5−トリメチルヘキサノイルベンゼンスルホ
ネート、ジペルオキシドデカン酸、例えば、米国特許第
4,818,425号に記載されているものおよびペルオキシア
ジピン酸のノニルアミド、例えば、米国特許第4,259,20
1号明細書に記載されているものおよびn−ノナノイル
オキシベンゼンスルホネート(NOBS)。また、下記のも
のから成る群より選択されるN−アシルカプロラクタム
は適当である:置換または非置換のベンゾイルカプロラ
クタム、オクタノイルカプロラクタム、ノナノイルカプ
ロラクタム、ヘキサノイルカプロラクタム、デカノイル
カプロラクタム、ウンデカノイルカプロラクタム、ホル
ミルカプロラクタム、アセチルカプロラクタム、プロパ
ノルカプロラクタム、ブタノイルカプロラクタム、ペン
タノイルカプロラクタム。問題の漂白活性化剤の特定の
ファミリーは欧州特許(EP)第624,154号明細書に開示
されており、そのファミリーにおいてアセチルトリエチ
ルシトレート(ATC)は特に好ましい。アセチルトリエ
チルシトレートは、究極的にクエン酸とアルコールに分
解することにおいて環境的に優しいという利点を有す
る。また、アセチルトリエチルシトレートは本発明にお
ける組成物においてすぐれた加水分解安定性を有し、効
率よい漂白活性化剤であり、そして組成物にすぐれたビ
ルディング能力を提供する。アセチルトリエチルシトレ
ートのような漂白活性化剤は、それらの疎水性のため
に、それらは、布帛が洗濯される水性洗濯溶液の中に溶
解する代わりに、前処理の間にそれらが適用された布帛
および/または汚染物の表面の上に密接な関係を有する
傾向があり、こうして溶液漂白の代わりに表面の漂白を
提供し、すなわち、過酢酸へのアセチルトリエチルシト
レートの過加水分解が、洗濯溶液の中の代わりに、布帛
および/または汚染の表面の上において起こり、漂白プ
ロセスの全体の効率を増加する。したがって、漂白活性
化剤と布帛、特に布帛の汚れた部分との間の親和性は最
大化される。合成布帛は疎水性の特性を有するので、合
成布帛を前処理するとき、この効果は好都合である。さ
らに、アセチルトリエチルシトレートは、また、汚染物
を溶解する実質的に水不溶性の溶剤として作用し、これ
により前記布帛を洗濯溶液の中に浸漬する引き続く工程
における布帛の引き続くクリーニングを準備しかつ容易
とする。
したがって、本発明における組成物は、合計の組成物
の20重量%まで、好ましくは1〜10重量%、最も好まし
くは2〜7重量%の前記漂白活性化剤またはそれらの混
合物を含んでなる。
漂白活性化剤、特に液状疎水性漂白活性化剤を前記過
酸素漂白剤の上部上に含んでなる本発明の組成物は、前
記過酸素漂白剤から分離して前記漂白活性化剤を保持す
るように配合することが好ましい。これは前記組成物を
エマルジョンまたはマイクロエマルジョンとして配合
し、これによりきわめてすぐれた化学的安定性を示すよ
うにすることによって達成することができる。したがっ
て、本発明の組成物は水と、前記過酸素漂白剤と、アニ
オン界面活性剤および非イオン界面活性剤を含んでなる
親水性界面活性剤系とを含んでなるマトリックス中の前
記疎水性液状漂白活性化剤のマイクロエマルジョンとし
て配合することが好ましい。
したがって、本発明において好ましい組成物はアニオ
ン界面活性剤と、非イオン界面活性剤とを含んでなる界
面活性剤系を含んでなる。前記マイクロエマルジョンの
中に疎水性活性化剤を安定に混入するために主要な因子
は、前記界面活性剤の少なくとも1つが疎水性活性化剤
のそれと有意に異なるHLB値をもたなくてはならないと
いうことである。事実、すべての前記界面活性剤が疎水
性活性化剤のそれと同一のHLB値を有する場合、連続の
単一相が形成し、これにより漂白剤/漂白活性化剤系の
化学的安定性を低下させることがある。好ましくは、前
記界面活性剤の少なくとも1つは前記漂白活性化剤のそ
れと少なくとも1.0、好ましくは少なくとも2.0HLB単位
だけ異なるHLB値を有する。
マイクロエマルジョンとして配合される本発明の組成
物の好ましい製造法は、界面活性剤を水とプレミックス
し、引き続いて過酸化水素を包含する他の成分を添加す
ることを含む。究極的に、疎水性漂白活性化剤を混入す
る。この好ましい添加順序に無関係に、成分の混合の間
に、組成物を比較的高い撹拌エネルギー下に、好ましく
は750rpmにおいて30分間、最も好ましくは1000rpmにお
いて30分間撹拌下に一定に保持することは重要である。
マイクロエマルジョンとして配合される本発明の組成
物は、それらが不透明剤の非存在下において顕微鏡的に
透明であるという事実によりさらに特徴づけられ、そし
て前記組成物は顕微鏡的検査および遠心によりさらに特
徴づけることができる。遠心において、本発明における
前記組成物は6000RPMにおいて15分後に相分離を示さな
いことが観察された。顕微鏡下に、前記組成物はマトリ
ックス中の液体粒子の分散物として出現する。マトリッ
クスは前述の親水性マトリックスであり、そして液体粒
子は液状疎水性漂白活性化剤で構成される。粒子は典型
的にはほぼ3ミクロンまたはそれより小さい直径である
大きさを有することを我々は観測した。
任意であるが、好ましい特徴として、本発明における
組成物は酸性のpH範囲、好ましくはpH2〜6、より好ま
しくはpH3〜5において配合すべきである。
本発明の組成物は水性である。したがって、それらは
合計の組成物の10〜95重量%、より好ましくは20〜80重
量%、最も好ましくは40〜75重量%の水を含んでなる。
他の任意の成分として、本発明における組成物は、合
計の組成物の5重量%まで、好ましくは0.5〜4重量%
の式HO−CR′R″−OH(式中R′およびR″は独立して
HまたはC2−C10炭化水素の鎖および/または環であ
る)に従うアルコールを含んでなる。その式に従う好ま
しいアルコールはプロパンジオールである。事実、一般
にこれらのアルコール、特にプロパンジオールは、ま
た、過酸素漂白剤と、漂白活性化剤とを含んでなる組成
物の化学安定性を改良する、すなわち、漂白剤および漂
白活性化剤の分解を低下させることを我々は観察した。
さらに、前記アルコールは本発明における組成物の表面
張力を低下させ、こうして表面の薄膜またはゲルの形成
を防止する。したがって、前記アルコールは本発明にお
ける組成物の美感を改良する。前記アルコールの化学的
安定化効果は2倍であると考えられる。第1に、アルコ
ールはラジカル掃去剤として働き、第2に、それらは過
酸化水素と相互作用し、加水分解を防止または制限し、
したがって過酸化物の分解速度を減少する。
他の任意の成分として、本発明における組成物は下記
式に従うアルコールを包含する粘度調節化合物を含んで
なることができる: 式中nは0〜10の整数であり、R、R′、R″、Rお
よびRivはHまたはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のアル
キル鎖、またはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のアルケ
ニル鎖またはアルキニル鎖であることができる。その式
に従う好ましいアルコールはベンジルアルコールであ
る。事実、本発明による組成物を低い粘度において配合
しようとするとき、すなわち、ブルックフィールドのス
ピンドル3を使用して50rpmの速度で20℃において測定
したとき、液状組成物が5cps〜2000cps、好ましくは10c
ps〜1000cpsを有するとき、このような化合物は特に有
利であることを我々は観察した。
したがって、本発明の組成物は合計の組成物の20重量
%まで、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.5
〜5重量%の前記式を有するアルコールまたはそれらの
混合物を含んでなる。
他の任意の成分として、本発明の液状組成物はキレー
ト化剤またはそれらの混合物を含んでなることができ
る。本発明において使用するために適当なキレート化剤
は、ホスホン酸塩のキレート化剤、アミノカルボン酸塩
のキレート化剤、多官能価的に置換された芳香族キレー
ト化剤、ポリアミンのキレート化剤、および他のキレー
ト化剤、例えば、グリシン、サリチル酸、アスパラギン
酸、グルタミン酸、マロン酸、またはそれらの混合物か
ら成る群より選択されるキレート化剤を包含する。
本発明において使用するために適当なホスホン酸塩の
キレート化剤は、エチドロン酸(ethydronic acid)な
らびにアミノホスホン酸塩化合物、例えば、アミノアル
キレンポリ(アルキレンホスホン酸塩)、アルカリ金属
エタン1−ヒドロキシジホスホン酸塩、ニトリロトリメ
チレンホスホン酸塩、エチレンジアミンテトラメチレン
ホスホン酸、およびジエチレントリアミンペンタメチレ
ンホスホン酸塩を包含することができる。ホスホン酸塩
化合物は、それらの酸の形態で、またはそれらの酸官能
価のあるものまたはすべて上の異なるカチオンの塩とし
て存在することができる。本発明において使用するため
に好ましいホスホン酸塩のキレート化剤は、ジエチレン
トリアミンペンタメチレンホスホン酸塩である。このよ
うなホスホン酸塩のキレート化剤は、モンサント(Mons
anto)から商品名DEQUESTRで商業的に入手可能である。
多官能価的に置換された芳香族キレート化剤は、ま
た、本発明における組成物において有用である。米国特
許第3,812,044号明細書(Connor et al.、1974年5月21
日発行)を参照のこと。酸の形態のこの型の好ましい化
合物はジヒドロキシジスルホベンゼン、例えば、1,2−
ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンである。
本発明において使用するために好ましい生物分解性キ
レート化剤は、エチレンジアミン−N,N′−ジコハク
酸、またはそのアルカリ金属またはアルカリ土類金属ま
たはアンモニウムまたは置換アンモニウムの塩またはそ
れらの混合物である。エチレンジアミン−N,N′−ジコ
ハク酸塩、特に(S,S)異性体は米国特許第4,704,233号
明細書(HartmanおよびPerkns、1987年11月3日発行)
に広範に記載されている。エチレンジアミン−N,N′−
ジコハク酸塩は、例えば、パーマー・リサーチ・ラボラ
トリーズ(Palmer Research Laboratories)から商品名
ssEDDSRで商業的に入手可能である。
本発明において使用するために適当なアミノカルボン
酸塩は下記のものを包含する:エチレンジアミン四酢酸
塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、ジエチレントアミ
ン五酢酸塩(DTPA)、ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン三酢酸塩、ニトリロトリ酢酸塩、エチレンジアミン四
プロピオン酸塩、トリエチレンテトラアミン六酢酸塩、
エタノールジグリシン、プロピレンジアミン四酢酸(PD
TA)およびメチルグリシン二アクリル酸(MGDA)、双方
はそれらの酸の形態、またはそれらのアルカリ金属、ア
ンモニウム、および置換アンモニウムの塩の形態であ
る。本発明において使用するために特に適当なアミノカ
ルボン酸塩は、ジエチレントリアミン五酢酸、プロピレ
ンジアミン四酢酸(PDTA)(これは、例えば、BASFから
商品名Trilon FSRで商業的に入手可能である)および
メチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
適当なポリアミンのキレート化剤は、一般にアルキル
ポリアミド、例えば、1,2−アルキルジアミン、1,2−プ
ロピレンジアミン、1,3−アルキルジアミン、例えば、
1,3−プロピル−ジアミン、1,4−アルキルジアミン、例
えば、1,4−ブチル−ジアミン、プロピレンジアミン、
イソプロピレンジアミン、エチレンジアミンを包含す
る。本発明において使用するために高度に好ましいポリ
アミンはエチレンジアミン(EDA)である。本発明にお
いて使用するために適当なポリアミンは、ユニオン・カ
ーバイド(Union Carbide)から入手可能である。例え
ば、エチレンジアミンはユニオン・カーバイドから名称
EDARで商業的に入手可能である。
本発明において使用するために特に好ましいキレート
化剤は、ジエチレントリアミンメチレンホスホン酸塩、
エチレンN,N′−ジコハク酸、ジエチレントリアミン五
酢酸塩、エチレンジアミン、グリシン、サリチル酸、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、マロン酸またはそれらの
混合物であり、そしてサリチル酸は高度に好ましい。サ
リチル酸はローン−プーラン(Rhone−Poulenc)から商
品名Salicylic AcidRで商業的に入手可能である。
したがって、本発明の組成物は、合計の組成物の5重
量%まで、好ましくは0.01〜3重量%、より好ましくは
0.01〜1.5重量%のキレート化剤またはそれらの混合物
を含んでなる。
他の任意の成分として、本発明の組成物はラジカル掃
去剤またはそれらの混合物を含んでなることができる。
本発明において使用するために適当なラジカル掃去剤
は、よく知られている置換モノおよびジヒドロキシベン
ゼンおよびそれらの類似体、アルキルおよびアリールカ
ルボン酸塩およびそれらの混合物を包含する。本発明に
おいて使用するために好ましいこのようなラジカル掃去
剤は、ジ−t−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ハ
イドロキノン、ジ−t−ブチルハイドロキノン、モノ−
t−ブチルハイドロキノン、t−ブチル−ヒドロキシア
ニソール、安息香酸、トレイル酸、t−ブチルカテコー
ル、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4
−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、n−
プロピル−ガレートまたはそれらの混合物を包含し、そ
してジ−t−ブチルヒドロキシトルエンは高度に好まし
い。
したがって、本発明の組成物は合計の組成物の5重量
%まで、好ましくは0.01〜2重量%、より好ましくは0.
05〜1重量%のラジカル掃去剤またはそれらの混合物を
含んでなる。
本発明における組成物はさらに種々の他の任意の成
分、例えば、ビルダー、他のキレート化剤、他のラジカ
ル掃去剤、酵素、増白剤、染料、香料、およびその他を
含んでなることができる。
本発明に従い使用すべきスプレー型ディスペンサーの
型に依存して、本発明による組成物はニュートンまたは
剪断減粘性であることができる。任意の成分を適当に添
加して、組成物の所望のレオロジーを獲得することがで
きる。
「ニュートン」とは、本発明において、異なる剪断応
力に暴露するとき、例えば、スプレー型ディスペンサー
を介してスプレーするとき、および布帛に付着させると
き、同一粘度を有する組成物を意味する。「剪断減粘
性」とは、本発明において、異なる剪断応力を前記組成
物に加えるとき、異なる粘度を有する組成物を意味す
る。例えば、スプレー型ディスペンサー、例えば、トリ
ガー−スプレー装置を介してスプレーするとき、剪断減
粘性組成物は小出しが容易である剪断減粘挙動を生ず
る、すなわち、前記組成物はより高い剪断速度において
減粘する。したがって、前記組成物は剪断速度が高いス
プレー型ディスペンサーのポンピングメカニズムを容易
に通過し、そして直後に処理すべき表面に到達し、表面
に付着したとき、それらの増粘された特性を回復する。
他の必須の特徴として、本発明による組成物はスプレ
ー型ディスペンサーの中に包装される。
本発明に従い使用するために適当なスプレー型ディス
ペンサーは、エアゾールならびにマニュアル操作の泡ト
リガー型ディスペンサー、例えば、スペシャルティ・パ
ッケージング・プロダクツ・インコーポレーテッド(Sp
ecialty Packaging Products,Inc.)またはコンチネン
タル・スプレイアーズ・インコーポレーテッド(Contin
ental Sprayers,Inc.)から販売されているものを包含
する。これらの型のディスペンサーは、例えば、米国特
許第4,701,311号(Dunnining et al.)および米国特許
第4,646,973号(Focarracci)および米国特許第4,538,7
45号(Focarracci)明細書に開示されている。スプレー
型ディスペンサー、例えば、コンチネンタル・スプレイ
・インターナショナル(Continental Spray Internatio
nal)から商業的に入手可能であるT 8500Rまたはカニ
オン(Canyon、Northen Ireland)から商業的に入手可
能であるT 8100Rは、本発明において使用するために
特に好ましい。このようなディスペンサーにおいて、液
状組成物は微細な液体粒子に分割され、処理すべき表面
上に向けられるスプレーを生ずる。事実、このようなス
プレー型ディスペンサーにおいて、前記ディスペンサー
の本体の中に含有される組成物は、ユーザーがポンピン
グメカニズムを活性化するとき、ユーザーによりポンピ
ングメカニズムに連絡されるエネルギーを介して、スプ
レー型ディスペンサーのヘッドを通して向けられる。さ
らに詳しくは、前記スプレー型ディスペンサーのヘッド
において、組成物は障害物、例えば、グリッドまたはコ
ーンまたはその他に対して強制的に押しやられ、これに
より衝撃を受けて液状組成物の噴霧化は促進される、す
なわち、液体粒子の形成は促進される。
本発明の利点は、スプレー型ディスペンサーの中に包
装され、過酸素漂白剤と、界面活性剤とを含んでなる本
発明による液状組成物を、処理すべき汚れた布帛の比較
的大きい区域に均一に適用し、これにより異なるタイプ
の汚染に対するすぐれたクリーニング性能を保証すると
同時に、特に処理される汚れた布帛に対する安全性を保
証することができることである。
本発明の他の利点は、本発明の液状過酸素漂白剤含有
組成物を汚れた/汚染された布帛上に容易に小出しでき
ることである。
本発明による他の利点は、布帛の前処理を経済的方法
において実施されること、すなわち、実現には必要であ
る製品をまったく使用しないことである。
下記の実施例により、本発明をさらに例示する。
実施例 列挙した成分を列挙した比率で混合することによっ
て、下記の組成物をさらに調製した。列挙した比率は合
計の組成物に基づく重量%として表されている。
上記組成物をスプレー型ディスペンサー(例えば、商
品名Calmar TS800−1ARで商業的に入手可能なトリガー
−スプレー)により汚れた布帛上にスプレーして前記布
帛を前処理することによって、きわめてすぐれたクリー
ニング性能が得られると同時に、布帛の安全性および/
または色の安全性が改良される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−166(JP,A) 特開 平2−99662(JP,A) 特開 平7−224298(JP,A) 特開 平4−7399(JP,A) 特表 平11−502883(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 17/08 C11D 3/20 - 3/395 EPAT(QUESTEL) WPI/L(QUESTEL)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過酸素漂白剤と、界面活性剤と、全組成物
    の0.2〜20重量%の下記式 (式中nは0〜10の整数であり、R、R′、R″、R
    およびRivはHまたはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のア
    ルキル鎖、またはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のアル
    ケニル鎖またはアルキニル鎖である)を有するアルコー
    ルからなる粘度調節化合物とを含んでなる液状組成物
    を、スプレー型ディスペンサーで布帛の少なくとも一部
    分の上に分配し、次いで前記布帛を洗濯する工程を含む
    ことを特徴とする、布帛を液状組成物でクリーニングす
    る方法。
  2. 【請求項2】前記組成物が漂白活性化剤をさらに含んで
    なる、請求項1に記載の布帛をクリーニングする方法。
  3. 【請求項3】前記過酸素漂白剤が、過酸化水素、その水
    溶性供給源、およびそれらの混合物からなる群から選ば
    れたものであり、そして全組成物の0.5〜20重量%の量
    で存在する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記界面活性剤、またはそれらの混合物が
    全組成物の40重量%までの量で存在する、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記漂白活性化剤、またはそれらの混合物
    が全組成物の20重量%までの量で存在する、請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記漂白活性化剤が液状疎水性漂白活性化
    剤である、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】水と、前記過酸素漂白剤と、前記界面活性
    剤として、アニオン界面活性剤および非イオン界面活性
    剤からなる疎水性界面活性剤系とを含んでなるマトリッ
    クス中の前記疎水性液状漂白活性化剤のマイクロエマル
    ジョンとして、前記組成物を配合する、請求項6に記載
    の方法。
  8. 【請求項8】全組成物の1〜10重量%の式HO−CR′R″
    −OH(式中R′およびR″は独立してHまたはC2−C10
    炭化水素の鎖および/または環である)に従うアルコー
    ル、またはそれらの混合物をさらに含んでなる、請求項
    1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記スプレー型ディスペンサーがトリガー
    スプレーである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】汚れた着色布帛の色の損傷を減少させる
    ために、前記布帛を洗濯する前に、前記布帛を前処理す
    るための、スプレー型ディスペンサーの中に包装され
    た、過酸素漂白剤と、界面活性剤と全組成物の0.1〜20
    重量%の下記式 (式中nは0〜10の整数であり、R、R′、R″、R
    およびRivはHまたはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のア
    ルキル鎖、またはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のアル
    ケニル鎖またはアルキニル鎖である)を有するアルコー
    ルからなる粘度調節化合物とを含んでなる、液状組成物
    の使用。
  11. 【請求項11】汚れた布帛の引張強さの喪失を減少させ
    るために、前記布帛を洗濯する前に、前記布帛を前処理
    するための、スプレー型ディスペンサーの中に包装され
    た、過酸素漂白剤と、界面活性剤と、界面活性剤と全組
    成物の0.1〜20重量%の下記式 (式中nは0〜10の整数であり、R、R′、R″、R
    およびRivはHまたはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のア
    ルキル鎖、またはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のアル
    ケニル鎖またはアルキニル鎖である)を有するアルコー
    ルからなる粘度調節化合物とを含んでなる、液状組成物
    の使用。
  12. 【請求項12】過酸素漂白剤と、界面活性剤と、漂白活
    性化剤と、全組成物の0.1〜20重量%の下記式 (式中nは0〜10の整数であり、R、R′、R″、R
    およびRivはHまたはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のア
    ルキル鎖、またはC1−C10直鎖状または分枝鎖状のアル
    ケニル鎖またはアルキニル鎖である)を有するアルコー
    ルからなる粘度調節化合物とを含んでなることを特徴と
    する、スプレー型ディスペンサーの中に包装された布帛
    を前処理するための液状組成物。
  13. 【請求項13】前記過酸素漂白剤が、過酸化水素、その
    水溶性供給源、およびそれらの混合物からなる群から選
    ばれたものであり、そして全組成物の0.5〜20重量%の
    量で存在する、請求項12に記載の組成物。
  14. 【請求項14】前記界面活性剤、またはそれらの混合物
    が全組成物の40重量%までの量で存在する、請求項12ま
    たは13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】前記漂白活性化剤、またはそれらの混合
    物が全組成物の20重量%までの量で存在する、請求項12
    〜14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. 【請求項16】前記漂白活性化剤が液状疎水性漂白活性
    化剤である、請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】水と、前記過酸素漂白剤と、前記界面活
    性剤として、アニオン界面活性剤および非イオン界面活
    性剤からなる親水性界面活性剤系とを含んでなるマトリ
    ックス中の前記疎水性液状漂白活性化剤のマイクロエマ
    ルジョンとして、前記組成物を配合する、請求項16に記
    載の組成物。
  18. 【請求項18】前記系中の前記界面活性剤の少なくとも
    1つが前記漂白活性化剤のHLB値と少なくとも1HLB単位
    だけ異なるHLB値を有する、請求項17に記載の組成物。
  19. 【請求項19】全組成物の1〜10重量%の式HO−CR′
    R″−OH(式中R′およびR″は独立してHまたはC2
    C10炭化水素の鎖および/または環である)に従うアル
    コール、またはそれらの混合物をさらに含んでなる、請
    求項12〜18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】前記スプレー型ディスペンサーがトリガ
    ースプレーである、請求項12〜18のいずれか1項に記載
    の組成物。
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