JP3121422U - 収納袋 - Google Patents

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【課題】 本考案の課題は、衣類又は寝具等の繊維製品を保存する防虫性収納袋において、人体に無害で、防虫剤の臭いもなく、防虫剤が昇華せず、半永久的に防虫効果が持続する防虫性収納袋を提供することにある。
【解決手段】 衣類又は寝具等の繊維製品に防虫機能を持たせて保存する防虫性収納袋であって、収納袋本体の外皮をプラスチックフイルム2で形成し、前記外皮の内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シート4を一体的に結合させた重合構造物から成る防虫性収納袋。
【選択図】 図1

Description

本考案は、繊維製品を保存する防虫性収納袋に関するもので、詳しくは、人体に無害で、防虫剤が昇華せず、臭いの問題もなく、半永久的に防虫効果が持続する繊維製品保存用防虫性収納袋に関するものである。
衣類又は寝具等の繊維製品を、和タンスや洋服タンス、又は収納ボックスに直接入れて保存すると、衣料害虫に食われて高価な繊維製品が台無しになったり、ダニが増殖して繊維製品の再使用時に刺咬症やアレルギーの被害を被ることがある。
この対策として、樟脳やナフタリンをタンスや収納ボックスに入れて収納しているが、樟脳やナフタリンは昇華して消耗するので、長期間の保存には不向きであった。また、短期間の場合でも、取り出して直ぐ着用すると、繊維製品に樟脳やナフタリン特有の臭いが染み付いてしまう欠点があった。
これらの臭いの問題を解決する方法として、ピレスロイド系等の比較的臭いの少ない薬品を使う方法もあるが、これらの薬品は人体に何らかの悪影響があり、敬遠されているのが現状である。
実開平6−10180号には、収納袋の内面に、通気性があるシートのポケットを設け、該ポケットに、無臭タイプの防虫剤に芳香機能を具備させてなる防虫芳香剤を収容した収納袋が開示されている。この公報には防虫剤について具体的な記載が一切なく、小さなポケットに入れて防虫効果を発揮させるには、昇華性のある防虫剤を使用していると推定される。昇華性のある防虫剤や芳香剤を通気性のある収納袋に入れて衣類を保存すると、防虫芳香効果が長続きしない欠点がある。しかも、収納袋にポケットを設けると、その部位が邪魔で、収納の形態となり、取り扱いが不便となる欠点がある。
実開平6−10180号公報
本考案は、衣類又は寝具等の繊維製品を保存する防虫性収納袋において、人体に無害で、臭いの問題もなく、防虫剤が昇華せず、半永久的に防虫効果が持続し、しかも、見掛けが通常の収納袋と同一で使い勝手が良い防虫性収納袋を提供することにある。
本考案者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、ホウ酸塩を含有した防虫繊維質シートを収納袋本体の内側に一体的に結合させることにより本考案に到達したものである。即ち本考案は、衣類又は寝具等の繊維製品に防虫機能を持たせて保存する防虫性収納袋であって、収納袋本体の外皮をプラスチックフイルムで形成し、前記外皮の内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シートを一体的に結合させて重合構造物としたことを特徴とする。
本考案でいう防虫繊維質シートとは、セルロース系素材、蛋白質系素材や吸湿性合成繊維等の繊維質からなる不織布、編織物又は紙から成るシート状のものである。好ましくはレーヨン不織布又は紙であって、これらの繊維質シートにホウ酸塩を含浸させて防虫効果を持たせたものである。前記繊維質シートの目付としては、15〜100g/m程度のものが、強度や取り扱い性の点から好ましいと言える。
前記ホウ酸塩としては、如何なるホウ酸塩を用いても差し支えないが、八ホウ酸ニナトリウム四水和物[Na2B8O13・4H2O](以下DOTという)又は、水溶液中でホウ酸とホウ砂を1:1〜1:2で混合して生成するホウ素化合物である拡散性ホウ酸塩が好適に使用される。
防虫繊維質シートのホウ酸塩含有量は、ホウ素換算で0.1〜10重量%、好ましくは0.2〜6重量%である。ホウ素換算で0.1重量%未満になると防虫効果が認められなくなり、逆に10重量%以上となると含浸させることが難しくなる。たとえ含浸させたとしても、取り扱い時にホウ酸塩が飛散する可能性があって好ましくない。
また、プラスチックフイルムとして、軟質のプラスチックフイルムを採用するのが好ましく、取り扱い性が向上する。特に、軟質のポリエチレン又はポリ塩化ビニールがより好ましい。その厚みは衣類用には10〜30μmにするのが合理的であるが、寝具用には20〜80μmと厚めにするのが良い。
また、前記プラスチックフイルムに、微細孔を多数設けるのが好ましい。微細孔の直径としては、衣料害虫用には0.8mm以下、好ましくは0.5mm以下にし、ダニ用には0.3mm以下、好ましくは0.2mm以下にするのがよい。
更に、本考案の防虫性収納袋において、開放部に害虫の侵入を防ぐために緘封ファスナーを設けるのが好ましい。本考案でいう緘封ファスナーとは、ファスナーを閉じた場合にダニ類の害虫の侵入を防ぐことができるファスナーを意味する。
本考案は収納袋本体を形成する外皮をプラスチックフイルムと防虫繊維質シートを一体的に結合した重合構造物となっているので、外部からの害虫の侵入を防ぐことができ、強度が大きくて耐久性があり、見掛けが通常の収納袋と同じであるので、取り扱い性にも優れている。
前記プラスチックフイルムには、微細孔を多数設けているので、通気性や透湿性が向上して黴の発生をも抑制する。
また、収納袋本体を形成する外皮の内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シートを一体的に結合させて重合構造物としたものであり、防虫剤として用いるホウ酸塩は、水溶性ではあるが昇華性ではないので、水で洗濯しない限り半永久的に防虫効果が持続し、長期間の繰り返し使用に耐えるものである。
また、本考案の防虫性収納袋の開放部には、緘封ファスナーが用いられており、外部からの衣料害虫やダニ類の侵入を防ぐことができる。
更にまた、本考案で用いる防虫繊維質シートは、レーヨン不織布又は紙が用いられているので、ホウ酸塩を高濃度に含浸させることができ、半永久的に防虫効果を持続させることができる。
以下、図面を用いて本考案を実施するための最良の形態を示す。
図1は、本考案の第一の実施形態に係る、小物衣類用の防虫性収納袋の斜視図である。収納する小物衣類例としては、セーター、ベスト、下着類や手袋、靴下等があり、収納袋1本体の外皮としてポリエチレンフイルム2が使用されており、コストや取り扱い性が優れている。また、その厚みは10〜30μmで、害虫が通り抜けできない微細孔3をほぼ全面に無数に設けており、通気性や透湿性が向上し、黴の発生も抑制する。微細孔の直径としては、衣類害虫の他にダニの侵入防止も兼ねて0.2〜0.3mmにしている。
防虫性収納袋1は、前記ポリエチレンフイルム2の内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シート4を一体的に結合させた重合構造物を二つ折りにしてその両辺5,6を溶着又は接着して袋状に形成したものである。前記一体的な結合は、必ずしも全面でなくてもよく、端面を接着、融着又は縫製し、その内面を部分的に接着、融着叉は縫製しても充分である。
前記防虫繊維質シート4としては吸湿性の繊維質からなるシートであれば如何なるものでも良いが、この実施形態ではホウ酸を含有した坪量が15〜120g/mの通気性のあるソフトな紙を使用している。ホウ酸塩としては、八ホウ酸ニナトリウム四水和物[Na2B8O13・4H2O]が、ホウ素換算で1〜3重量%含浸されており、半永久的に防虫効果が持続する。
前記防虫繊維質シート4は、防虫性能を具現できることを示すために、特定色の顔料又は染料を含有させておくのが好ましく、消費者に容易に識別させることができる。
防虫性収納袋の上端7の開放部はフイルムのみの単層であり、一方を凸条に、他方を凹条に加工した手圧式の緘封ファスナー8が設けられており、衣類を収納してから前記緘封ファスナー8を閉じると、害虫は外部から侵入できなくなり、内部に収納された衣類に最初から存在していた害虫は保存期間中にホウ酸塩によって死滅し、害虫の卵もホウ酸塩によって孵化しなくなる。斯くして内部に収納された衣類は衣類害虫に食われることがなく、ダニの増殖抑制効果もある。
次に、防虫性収納袋の合理的製造法の一例を示すと、軟質のポリエチレンを押出成形して、収納袋の所望の長さの2倍幅の長尺フイルムに成形する。前記フイルムの両端は一方を凸条に、他方を凹条にして両者を合致させると手圧式の緘封ファスナーに成るように加工しておく。次に、前記フイルムの幅よりも緘封ファスナー分狭い寸法幅の繊維質シートを、紙の場合は接着により、プラスチックの場合は溶着により、ラミネート加工して一体的に結合した重合構造物の長尺物にしてから、重合構造物の繊維質シート側に八ホウ酸ニナトリウム四水和物の高濃度水溶液を含浸させて乾燥し、二つ折りして前記凸条と凹条を合致させてから所望の収納袋幅に裁断と同時に溶着するのが合理的である。ここで防虫繊維質シートの影響で、前記の裁断と同時に溶着し難い場合には、ホットメルト接着剤等の接着剤や両面テープを用いて接着するか、又は縫製するとよい。更に、前記接着部には前記防虫繊維質シートがない方が接着性が良好なので、前記長尺プラスチックフイルムの縦方向に、接着代分の間隔を開けて一袋分の大きさのホウ酸塩処理済み防虫繊維質シートを一枚ずつ並べて一体的に結合し、裁断後接着、又は二つ折りして両辺を裁断と同時に溶着するとよい。
前記防虫繊維質シートは、前記収納袋本体の外皮の全内面に結合させる必要はなく、全内面の大半好ましくは大部分に結合させていれば充分な防虫効果がある。
図2は、本考案の第二の実施形態に係る大物衣類用の防虫性収納袋の部分断面正面図である。収納する衣類例としては、スーツやコート等がある。防虫性収納袋9は、外皮として直径が0.2〜0.8mmの微細孔3がほぼ全面に無数設けられた厚みが20〜40μmのポリエチレンフイルム2が採用され、その内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シートとして目付が15〜100g/mのレーヨン不織布10が一体的に結合された重合構造物から成っている。その上端部中央に洋服掛け11のネック部が隙間なく嵌合されて洋服掛け本体が内蔵されており、その前面中央には上下にスライドする緘封ファスナー12が設けられており、下端は密封されている。この下端については、必要に応じて緘封ファスナーを取り付けておくと衣類の出し入れがし易くなる。
この中にスーツやコート等を吊して収納して洋服ダンスに入れておくと、長期間保管しても、衣類害虫に食われることがないし、衣類に不快な臭いが付着すこともなく、黴も生え難い。
図3は、本考案の第三の実施形態に係る寝具用の防虫性収納袋の斜視図である。防虫性収納袋13は、図に示すように箱体の形状となっており、箱体に形成するためにはフレーム14を組立て適用する。前記箱体の6面は、外皮として直径が0.2〜0.3mmの微細孔3がほぼ全面に無数設けられた厚みが30〜80μmのポリエチレンフイルム2が用いられており、その内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シートとして目付が15〜100g/mのレーヨン不織布15を一体的に結合させた重合構造物から成っている。前記6面中の1面は、その三辺がスライド式の緘封ファスナー12で開閉する蓋16となっている。この防虫性収納袋13に毛布やふとんを入れて長期間保管しても、衣類害虫に食われることもなく、ダニの増殖を抑制する効果がある。
本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することができる。
本考案の第一の実施形態に係る、小物衣類用の防虫性収納袋の斜視図である。 本考案の第二の実施形態に係る大物衣類用の防虫性収納袋の部分断面正面図である。 本考案の第三の実施形態に係る寝具用の防虫性収納袋の斜視図である。
符号の説明
1,9,13 収納袋本体
2 ポリエチレンフイルム
3 微細孔
4、10,15 防虫繊維質シート
・ 両辺
8,12 緘封ファスナー
11 洋服掛け
14 フレーム
16 蓋

Claims (5)

  1. 衣類又は寝具等の繊維製品に防虫機能を持たせて保存する防虫性収納袋であって、収納袋本体の外皮をプラスチックフイルムで形成し、前記外皮の内側にホウ酸塩を含浸させた防虫繊維質シートを一体的に結合させて重合構造物となしたことを特徴とする防虫性収納袋。
  2. 前記プラスチックフイルムに多数の微細孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の防虫性収納袋。
  3. 前記防虫性収納袋の開放部に緘封ファスナーを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の防虫性収納袋。
  4. 記防虫繊維質シートがホウ酸塩含有レーヨン不織布であることを特徴とする請求項1に記載の防虫性収納袋。
  5. 前記防虫繊維質シートがホウ酸塩含有紙であることを特徴とする請求項1に記載の防虫性収納袋。
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