JP3039740U - 薬剤入れを備えた防塵カバーの構造 - Google Patents

薬剤入れを備えた防塵カバーの構造

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豊 野村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣料類を被覆する防塵カバーを、通気性と強
度を有する異質の袋素材を同一の形態に裁断し、強度の
ある袋素材の上部に設けた形状及び彩色自由なフィルム
素材による物入れ及び内ポケットに、防虫剤又は防黴剤
などの薬剤を収容することにより、これらの薬剤を防塵
カバーの内部に効果的に浸透させるのと併せて薬剤の効
力を長期に亘って持続させることを目的としている。 【構成】 同一の形態に裁断した異質の袋素材を重ね合
わせてチューブ状の複合素材を作り、該複合素材を裁断
して両端に小口径の挿孔と、広口の開口部とを設けた防
塵カバーを形成すると共に前記挿孔側の強度のある袋素
材の表面に、形状及び彩色自由な小片のフィルム素材を
重ね合わせて同時的に接合することにより、通気自在の
物入れ及び内ポケットを形成するように構成したもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、衣料類をハンガーに吊り下げて収納するのに使用する防塵カバー の改良に係り、該防塵カバーの上部内に物入れを設けることにより、該物入れに 防虫剤又は防黴剤などの薬剤を収容し得る防塵カバーに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、この種の防塵カバーは、合成樹脂のフィルム又は不織布などを素材とし て形成されたものが一般的であった。そしてこれ等の防塵カバーを以って被覆さ れた衣料類が洋服タンス等に吊り下げられている間の防虫、防黴の手段としては 衣料類を吊り下げたハンガーを吊る吊棒に、防虫剤又は防黴剤を吊り下げていた がために、防虫、防黴などの薬剤は洋服タンス内の広い空間に散逸するばかりで 防塵カバーの内部に浸透する量は極めて限られていた。また、不織布に予め防虫 剤及び防黴剤を浸透処理したものもあったが、短期間に効力を喪失するうえに、 高価で、実用に適しない不都合があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上述の不都合に鑑み、防塵カバーを通気性と強度に対応でき得る 異質の袋素材とによるチューブ状の複合素材を裁断して防塵カバーを形成し、該 防塵カバーの上部に設けた物入れ及び内ポケットに防虫剤又は防黴剤などの薬剤 を収容することにより、これらの薬剤を防塵カバーの内部に効果的に浸透させる のと併せて薬剤の効力を長期に亘って持続させることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
同一の形態に裁断した通気性の袋素材と、強度のある袋素材とを重ね合わせて チューブ状に接合した複合素材を作り、該複合素材を長手方向に裁断して両端に 小口径の挿孔と、広口の開口部とを設けた防塵カバーを形成すると共に前記挿孔 側の前記強度性の袋素材の内表面に、適宜形状で、無色又は有色にされた小片の 袋素材を重ね合わせて同時的に接合することにより、防塵カバーの内部と通気自 在の物入れ及び内ポケットを形成するように構成したものである。
【0005】
【作用】
防塵カバーの強度性の袋素材の内側に接して設けられた物入れ又は、小容積の 内ポケットに、必要に応じて防虫剤又は防黴剤などの薬剤を収容して置き、この 防塵カバーを衣料に被覆して防塵カバー上部の挿孔に内側からハンガーのフック を外部に突出させ、該フックを介して洋服タンスの吊棒に懸吊して収納すること により、物入れ又は内ポケット内の防虫剤又は防黴剤などの薬剤が経時中に空気 に触れて徐々に溶解し、発散して通気性の物入れ又は内ポケットから防塵カバー 内及び衣料の表面に浸透して行き、防虫及び防黴の効果を発揮して衣料を防虫、 防黴の被害から保護する。
【0006】
【実施例】
本考案の防塵カバー(1)は図1及び図2に示すように一面に、通気性のある 不織布による袋素材(2)及び強度性の合成樹脂フィルムによる袋素材(3)を 重ね合わせてチューブ状の複合素材(4)を作り、これを長手方向に裁断して両 端に小口径の挿孔(B)及び広口の開口部(C)を設けて逆袋状に接合線(6) により形成すると共に前記袋素材(3)側の上部のほぼ傘形を呈する部位に、同 形で小片の合成樹脂フィルムのフィルム素材(5)を重ね合わせ、飛石状の接合 線(6a)により同時的に接合加工を施して物入れ(7)を構成する。この場合 前記フィルム素材(5)は形状及び彩色は自由である。
【0007】 前記防塵カバー(1)は、図3に示す前記物入れ(7)に防虫剤又は、防黴剤 等の薬剤(8)を収納し、この防塵カバー(1)をハンガー(9)に吊り下げた 衣料(A)を前記開口部(C)から収容し、ハンガー(9)のフック(10)を 前記挿孔(B)に挿通し、フック(10)を介してハンガーラック(図示省略) 内に吊り下げることにより、物入れ(7)に収納された前記薬剤(8)が経時中 に空気に触れて徐々に溶解し、発散して物入れ(7)の内部から前記接合線(6 a)の飛石状の隙間を経て前記防塵カバー(1)の内部に浸透し、衣料(A)の 周辺を覆って薬剤(8)の効果を発揮するように構成する。
【0008】 図4に示す防塵カバー(1)に設けた内ポケット(11)を形成するフィルム 素材(5)は、形状及び彩色を自由にしたものを使用することにより、内ポケッ ト(11)の位置とか前記薬剤(8)の存在を前記袋素材(2、3)の外方から 確認し易いように構成すると共に、前記フィルム素材(5)を前記飛石状接合線 (6a)を介して取付けたので前記内ポケット(11)内の気化した薬剤(8) を飛石状接合線(6a)の隙間を通って防塵カバー(1)の内部へ拡散するよう に構成する。
【0009】 前記フィルム素材(5)の表面には図5に示すように予め前記薬剤(8)の薬 効期限とか、薬剤(8)の物入れ(7)への収納期日などを記入する文字及び記 入欄(13)を設けることにより、薬剤(8)の失効による衣料(A)の虫喰い とか黴の発生を事前に阻止して衣料(A)を保護し得るように構成する。
【0010】 図6に示すものは、前記袋素材(3)の内側に小片のフィルム素材(5)を接 合線(6a)により接合してなる内ポケット(11)を有した防塵カバー(1) の実施要領を示したもので、前記内ポケット(11)に薬剤(8)を収容するこ とにより薬剤(8)の防塵カバー(1)の内部への浸透及び薬剤(8)の収納日 失効期日などの文字及び記入欄(13)の前記袋素材(3a)の表面への表示は 上記図5の場合に準じて行う。
【0011】 図7に示す防塵カバー(1a)は、通気性のある前記袋素材(2)の一体のも ので、前面に重なり幅を有する前開き縁(12、12)を有し、該前開き縁(1 2、12)を左右に開いてハンガーに吊り下げた衣料の出し入れを行うもので、 この防塵カバー(1a)の場合は、前開き縁(12、12)を開いた背面部分の 内側に前記小片のフィルム素材(5)を接合線(6a)又は接着剤により貼着し て物入れ(7)を構成する。また、前記フィルム素材(5)は下方へ延長して前 記袋素材(2)の表面を通気性を損ねぬ程度に被覆することもある。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0013】 本考案の防塵カバーは異質の袋素材を同一の形状に裁断して重ね合わせてチュ ーブ状の複合素材を作り、これを長手方向の所要長さに裁断して両端に小口径の 挿孔及び広口の開口部を有するように接合線をもって袋状に形成し、挿孔側の袋 素材(3)の表面に、小片のフィルム素材(5)を接合線の同時加工による物入 れを設けて薬剤を収容するようにしたので、薬剤を防塵カバーの内上部から下部 内へ限りなく拡散させることができるので、衣料を好ましい状態に保存できる。
【0014】 防塵カバーを構成する袋素材(3)の表面に薬剤の収納期日、有効期間、種類 などを明示する文字及び記入欄を設けたので、薬剤の消耗期日を常時掌握し得る ので、薬効の期限切れによる衣料の虫害とか黴の発生を確実に防止することがで きる。
【0015】 フィルム素材(5)は、形状を限定せず自由な形のものにすると共に、袋素材 (3)の透明度に対して彩色による区別によって物入れ及び内ポケットの位置を 袋素材(2、3)の外部から容易に確認することができる。
【0016】 前面を両開きにした通気性の袋素材(2)による防塵カバーの内側背面壁に、 文字及び記入欄を設けた袋素材(3)を取り付けたので、防塵カバーに収容した 衣料を出し入れする際の前開き縁を開く度に、文字及び記入欄が目に付くので薬 剤の有効期間を確実に記憶できるので極めて便利である。
【0017】 フィルム素材(5)は、下方へ延長して袋素材(2)の表面を、該袋素材(2 )の通気性を損なわない程度に被覆した場合には、物入れ及び内ポケットに収容 した薬剤の気体が防塵カバーの外へ散逸するのを可能の限り阻止することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案防塵カバーの平面図である。
【図2】図1に於けるY−Y線の一部省略した部分拡大
側面図である。
【図3】図1に於ける防塵カバーの実施要領の説明図で
ある。
【図4】小容量の内ポケットを備えた防塵カバーの平面
図である。
【図5】文字及び記入欄を設けた物入れの部分拡大平面
図である。
【図6】図4に於ける防塵カバーの実施要領の説明図で
ある。
【図7】前開き形の防塵カバーの平面図である。
【符号の説明】
1 防塵カバー 1a 防塵カバー 2 袋素材(通気性) 3 袋素材(強度性) 4 複合素材 5 フィルム素材 6 飛石状接合線 7 物入れ 8 薬剤 9 ハンガー 10 フック 11 内ポケット 12 前開き縁 13 文字及び記入欄 A 衣料 B 挿孔 C 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の形態に裁断した異質の不織布
    (2)と合成樹脂フィルムによる袋素材(3)とを、予
    めチューブ状に接合した複合素材(4)を作り、該複合
    素材(4)を長手方向に裁断して両端に、小口径の挿孔
    (B)と、広口の開口部(C)とを形成すると共に前記
    挿孔(B)側の前記袋素材(3)の内側に形状自由なフ
    ィルム素材(5)を接合線(6)により結合して通気性
    で薬剤(8)を収容し得る物入れ(7)を設けてなる防
    塵カバー(1)を特徴とする薬剤入れを備えた防塵カバ
    ーの構造。
  2. 【請求項2】 上記防塵カバー(1)は、前記袋素材
    (3)の内側に形状及び彩色自由なフィルム素材(5)
    を飛石状接合線(6a)により取付け、該フィルム素材
    (5)の内側に通気性で薬剤(8)を収容し得る内ポケ
    ット(11)を設けてなることを特徴とする薬剤入れを
    備えた防塵カバーの構造。
JP1996012665U 1996-11-26 1996-11-26 薬剤入れを備えた防塵カバーの構造 Expired - Lifetime JP3039740U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529672U (ja) * 1991-09-25 1993-04-20 東京瓦斯株式会社 着脱式リレーの取外し工具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0529672U (ja) * 1991-09-25 1993-04-20 東京瓦斯株式会社 着脱式リレーの取外し工具

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