JP3120300U - 足首保温用使い捨てカイロ - Google Patents
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Abstract
【課題】足首および足の甲を適切に保温でき、かつ靴の脱ぎ履きを妨げない形状の使い捨てカイロを提供する。
【解決手段】足首保温用使い捨てカイロA1は、足の甲を覆う保温部1と、この保温部1の両端から一体に延出して足首に巻き付けられる一対の帯部2a,2bとを備え、保温部1は、前縁部1aが略弧状に膨出しているとともに、後縁部1bが略弧状に凹入しており、一対の帯部2a,2bは、保温部1に対して所定幅をもって斜め後方に延出させられており、少なくとも保温部1には、発熱組成物が内包させられている。
【選択図】図1
【解決手段】足首保温用使い捨てカイロA1は、足の甲を覆う保温部1と、この保温部1の両端から一体に延出して足首に巻き付けられる一対の帯部2a,2bとを備え、保温部1は、前縁部1aが略弧状に膨出しているとともに、後縁部1bが略弧状に凹入しており、一対の帯部2a,2bは、保温部1に対して所定幅をもって斜め後方に延出させられており、少なくとも保温部1には、発熱組成物が内包させられている。
【選択図】図1
Description
本考案は、足首を保温できる使い捨てカイロに関する。
鉄粉、活性炭、塩類、吸水性樹脂、および、水を含む発熱組成物は、点火を必要とせず、空気と接触するだけで簡単に発熱する。このような発熱組成物を通気性収納袋に封入した使い捨てカイロが、手足や腰などを温める目的で様々な形態で用いられている。たとえば、特許文献1や特許文献2において、手首や足首を保温するために、上記のような使い捨てカイロを手首や足首周りに巻きつけることが出来る形状にすることなどが提案されている。このような手首・足首保温用使い捨てカイロは、本願の図9に示すように、薄くて小型の使い捨てカイロ本体104の両端から紐状の巻き付け部102a,102bを延出させた形態を備えており、手首や足首の温めたい部位にカイロ本体104を当てながら、巻き付け部102a,102bを上記本体104の反対側で連結し、全体として輪をなすようにして手首や足首に巻き付けて使用する。
ところで、足首のみならず、足の甲を温めたい場合があるが、このような場合、図9に示した使い捨てカイロでは、カイロ本体104を足の甲に当て、巻き付け部102a,102bを足の側部から足裏に回して連結するようにして装着せざるをえない。そうすると、履物を履いた場合に足裏に違和感が生じるという問題があるほか、履物を履いた状態で足の甲を温めるように上記の使い捨てカイロを装着することができず、不便であった。
本考案は、足の甲ないし足首を適切に保温でき、かつ履物を履いた状態においても容易に装着可能な使い捨てカイロを提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本考案では、次の技術的手段を採用した。
本考案において提供される足首保温用使い捨てカイロは、足の甲を覆う保温部と、この保温部から延出して足首に巻き付けられる帯部とを備え、少なくとも上記保温部は、発熱組成物を内包していることを特徴とする。
このような構成によれば、この足首保温用使い捨てカイロは、発熱組成物を内包した保温部を、この保温部から延出する帯部を足首に巻き付けることで、足の甲を覆うように固定することができるので、足の甲を好適に暖めることができる。さらに、帯部を足首に巻きつけることで保温部を固定しているので、この足首保温用使い捨てカイロは履物の脱ぎ履きを妨げることはなく、また、履物を履いた状態においても装着することができる。
好ましい実施の形態においては、上記保温部は、前縁部が膨出しているとともに、後縁部が凹入しているのがよい。このような構成によれば、上記保温部は好適に足の甲を広く覆うことができる。さらに、上記保温部の上記前縁部が略弧状に膨出しているとともに、上記保温部の上記後縁部が略弧状に凹入していると、上記保温部は、曲線的な形状の足の甲や足首に沿って設置しやすくなる。また、上記保温部が、前後中心線に沿う幅が最も広くなっていることは、暖めたい部位の面積を増やすことになるので合理的な形状である。
さらに好ましい実施の形態においては、上記帯部は、上記保温部の両端からそれぞれ所定長さ延出している、もしくは、上記保温部の一端から所定長さ延出していることが好ましい。このような構成によれば、上記帯部を足首の後ろ側に回し、容易に巻き付けることができる。
また、さらに好ましい実施の形態においては、上記帯部は、上記保温部と一体となって内部に発熱組成物を内包している。このような構成によれば、上記帯部によって足首も温めることができるので、より高い保温効果を得ることができる。
好ましい実施の形態においては、上記帯部の先端には、他方の帯部または上記保温部に対して連結して足首に巻き付けて固定するための連結手段が設けられている。このような構成によれば、上記保温部および上記帯部は連結手段を連結すると足首に巻き付く環状となり、好適に保温部の位置を固定することができる。
別の好ましい実施の形態においては、上記帯部の裏面には、粘着層が形成されている。このような構成によれば、この足首保温用使い捨てカイロはこの粘着層によって、容易に足の甲および足首に貼り付けることが可能である。
別の最も好ましい実施の形態においては、上記保温部は、前縁部が略弧状に膨出しているとともに、後縁部が略弧状に凹入しており、上記一対の帯部は、上記保温部に対して所定幅をもって斜め後方に延出させられており、少なくとも上記保温部には、発熱組成物が内包させられている。このような構成によれば、この足首保温用使い捨てカイロは、足の甲ないし足首にかけての足の立体的な形状にそってぴったり押し当てることができ、足の甲から足首にかけての保温効果は抜群なものとなる。上記保温部は、前後中央線に沿う幅が最も広くなっているのが好ましい。また、上記一対の帯部の先端には、相互を連結するための連結手段が設けられているのが好ましい。あるいは、少なくとも上記一対の帯部の先端部の裏面には、粘着層が形成され、この粘着層には離型紙が付着させられているような構成にしてもよい。連結手段によって、帯部が環状となって足首に巻き付けられるか、あるいは、粘着層によって靴下などに貼り付けられることにより、この足首保温用使い捨てカイロは所定の位置に適正に固定される。
本考案のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
以下、本考案の好ましい実施の形態について具体的に説明する。
図1〜図4は、本考案の第1実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA1を示す。図1は足首保温用使い捨てカイロA1の平面図であり、図2は図1のII-II線に沿う断面図である。図3は足首保温用使い捨てカイロA1を足首に装着した状態を示す斜視図であり、図4は装着された足首保温用使い捨てカイロA1の背面図である。なお、本明細書においては、図1中における上方を足首保温用使い捨てカイロA1の後方とし、図1中下方を足首保温用使い捨てカイロA1の前方としている。また、図1において、足首保温用使い捨てカイロA1の前後中央線CLを仮想線を用いて示している。
足首保温用使い捨てカイロA1は、図1に示すような形状の通気性を備えた2枚の生地を、図2に示すように、袋状に接合したものであって、内部に発熱組成物4が封入されている。この発熱組成物4は、たとえば、鉄粉、活性炭、塩類、水を含んだ吸水性樹脂等からなる公知のものを用いることができる。使用にあたってこのカイロA1を振ったり、揉んだりすることにより、組成物成分が混じり合い、封入された鉄粉が空気中の酸素に触れて酸化発熱反応を起こして発熱する。
図1に示されているように、足首保温用使い捨てカイロA1は、保温部1と、保温部1から図中左右後方へ斜めに延びる帯部2a,2bを備えている。保温部1は、前縁部1aが略弧状に膨出しているとともに、後縁部1bが略弧状に凹入しており、前後中央線CLに沿う幅が最も広くなるような形状をしている。また、前縁部1aの弧長は後縁部1bの弧長よりも長くなっている。帯部2aおよび帯部2bの端辺には、接合部3aおよび接合部3bが形成されている。このような足首保温用使い捨てカイロA1を、保温部1が足首前面から足の甲までを覆うように装着した様子が図3に示されている。図3においては、人の足を仮想線によって示している。
図3に示されているように、保温部1は、前縁部1aが足の甲の曲線に沿うように形成されており、後縁部1bが足首前面側の曲線に沿うように形成されている。また、帯部2a,2bは、上記したように保温部1から斜め後方に延出しているため、足首の側面ないし背面の曲線に沿うように巻き付けられると、この帯部2a,2bの側縁が足の上下方向に対してほぼ水平となる。また、帯部2a,2bは、このような装着状態において、図4に示すように、接合部3b,3aの端辺が足の上下方向に沿う方向を向き、接合部3aと接合部3bとが適当な幅で互いに重なるように形成されている。
接合部3aと接合部3bとの接合手段としては、様々な方法を適宜用いることが可能である。例えば、接合部3bの表側と接合部3aの裏側とに粘着層を設け、それらを貼り合わせる方法などが好適である。このような接合手段をとる場合、図4に示すように、両接合部3a,3bがそれらの端辺どうしが平行となるように向き合うようにすることは、十分な接合強度を確保できる接合面積を得るために合理的である。また、両接合部3a,3bの端辺の下端部は、斜めにカットされている。
このような足首保温用使い捨てカイロA1は、人の足の甲ないし足首の形状に沿うように装着できるので、ずれにくく、長時間にわたり安定して足の甲ないし足首を暖め続けることが可能である。さらに、この足首保温用使い捨てカイロA1は、足首に帯部2a,2bを巻きつけて足首の背面でそれらを接合して装着するので、履物の脱ぎ履きを妨げる心配もないし、履物を履いた状態で問題なく装着することもできる。しかも、足首保温用使い捨てカイロA1を環状とした際に、接合部3a,3bの各端辺が平行となるように形成されているので、両接合部3a,3bの重ね合わせ接合幅を最小限に抑えることができる。すなわち、このことは、足首保温用使い捨てカイロA1の図1左右方向の幅を最低限に抑えることができることをも意味し、経済的である。また、帯部2aと帯部2bの端辺の角が斜めにカットされているので、この部分から両接合部3a,3bの間に指を入れることができ、貼り合わされた両接合部3a,3bを引き離すのが容易となっている。
なお、足首保温用使い捨てカイロA1は、保温部1を含め、裏面全面に粘着層を設けてもよい。低温火傷を防止するため、足首保温用使い捨てカイロA1は靴下等の外側に取り付けるのが自然である。したがって、このように裏面全面に粘着層を設けておけば、足首保温用使い捨てカイロA1を靴下の上から貼り付けて使用できる。また、少なくとも、帯部2a,2bの端辺の双方の裏側にこのような粘着層を設けるようにしてもよく、この場合、帯部2a,2bの端辺を足首の背側に固定することが可能である。なお、このように、粘着層を設ける場合、使用時までその粘着層を保護するために、離型紙を付着させておくのが好ましい。
図5に本考案の第2実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA2を示す。図5は、足首保温用使い捨てカイロA2の生地を一枚の大生地から切り抜く様子と、生地の形状を平面図で示している。なお、図1の場合と同様に、図中上方向を後方、図中下方向を前方とする。
足首保温用使い捨てカイロA2は、図5のように大生地から切り出された通気性のよい生地を、2枚重ね合わせてその外縁を接着剤等で接合することで、袋状としたものであって、内部に発熱組成物が封入されている。
この足首保温用使い捨てカイロA2は、保温部1と、保温部1から左右方向に延びる帯部2a,2bと、を備えて構成されている。保温部1は、前縁部1aが略弧状に膨出しているとともに、後縁部1bが略弧状に凹入している。帯部2aおよび帯部2bは図5中左右方向へ真っ直ぐ延びており、帯部2aの左端には接合部3aが、帯部2の右端には接合部3bが形成されている。
この第2実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA2は、上記した第1実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA1と以下の点で異なっている。保温部1は、その前縁部1aと後縁部1bが同型の略弧状であり、前後の幅は一定である。帯部2a,2bが傾斜せずに保温部1から左右に真っ直ぐ延出している。すなわち、足首保温用使い捨てカイロA1は足首に巻き付けた状態で最も好適な状態となるように形成されていたのに対して、足首保温用使い捨てカイロA2は形成が容易な平面形状をとるように形成されている。
足首保温用使い捨てカイロA2は、前縁と後縁の形状が一致しており、図5中左右の端部も同じ方向を向いている。このため、図5に示すように、足首保温用使い捨てカイロA2用の生地は、大生地から最も無駄なく切り抜くことができる。すなわち、足首保温用使い捨てカイロA2は一枚の大生地からより多くの生地を切り取ることができる形状であるので、生産が容易でかつ経済的である。
足首保温用使い捨てカイロA2は、足首保温用使い捨てカイロA1と同様に、前縁部1aが足の甲に、後縁部1bが足首の前面に沿うように保温部1を当て、帯部2a,2bを足首の側面ないし背面に沿うように足首に巻き付けて使用する。帯部2aの図5中左端に接合部3aを、帯部2bの図5中右端に接合部3bを形成し、それらを足首の背面で貼り合わせることで足首保温用使い捨てカイロA2は環状となって足首に固定される。より強固に固定するために、足首保温用使い捨てカイロA2の裏側の一部もしくは全部に粘着層を設けてもよい。
足首保温用使い捨てカイロA2についても、足の甲に適正にフィットする保温部1を備えているので、足の甲から足首にかけた部位を適正に保温することができる。また、足首保温用使い捨てカイロA2は足首保温用使い捨てカイロA1と同様に帯部2a,2bを足首の背面で接合するようにして使用するので、履物の脱ぎ履きを妨げることもないし、また、履物を履いた状態で不都合なく装着することができる。
図6に本考案の第3実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA3を示す。図6は、足首保温用使い捨てカイロA3の、足首に巻き付けていない状態での正面図である。
図6に示されているように、足首保温用使い捨てカイロA3は、保温部1と、保温部1の一側部に一端部が連結された帯部2と、を備えている。帯部2はその他端部に接合部3bが形成されている。この接合部3bと対応する接合部3aは保温部1の他側部に形成されており、接合部3aと接合部3bとを接合すると、足首保温用使い捨てカイロA3は環状となり、足首に巻きつけることができる。なお、接合部3aは保温部1の表裏どちらに設けてもよく、接合部3aと帯部2の取り付け部を図6中左右入れ替えてもよい。
帯部2の長さを人の足首周りの長さよりも比較的長くし、接合部3bの長さを長くすることで、接合位置の調整によって、環状となった帯部2の長さを調整できるようにするのが好ましい。たとえば、接合部3bの帯部2の端部とは反対側の一端を、接合部3aと接合すると、環状となった帯部2の長さが、子供の足首サイズになるようにするなど、適宜に設定可能である。このため、接合部3aと接合部3bとに粘着層を形成するのが好適である。また、接合部3aに突起を形成し、接合部3bに上記突起と対応する複数の穴を形成し、突起と穴を嵌め合わせることで接合し、どの穴に嵌め合わせるかで長さを調整できるようにしても良い。
足首保温用使い捨てカイロA3の保温部1は、足首保温用使い捨てカイロA1の保温部1と同様に、通気性を備えた2枚の生地を縫い合わせて袋状にしたものであって、内部に発熱組成物が封入されている。また、この保温部1の形状も、足首保温用使い捨てカイロA1の保温部1と同様に、前縁部1aが略弧状に膨出しているとともに、後縁部1bが略弧状に凹入しており、中央部の幅が最も広くなるような形状をしている。
この足首保温用使い捨てカイロA3を好適に使用するには、まず、後縁部1bを足首の前面にあわせ、前縁部1aを足の甲に沿うように保温部1を設置する。次に、帯部2を足首に巻きつけて接合部3aと接合部3bを接合する。これによって、足首保温用使い捨てカイロA3は足首に装着されるので、保温部1が足の甲ないし足首の前面に接し続けることになる。このため、足首保温用使い捨てカイロA3は、足の甲ないし足首の前面を長時間にわたって安定して暖めることができる。また、接合部3bのどの部分で接合部3aと接合させるかを選択することにより、足首を締める帯部2の長さを調整することができ、大人から子供まで使用することが可能である。
図7に本考案の第4実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA4を示す。図7は、足首保温用使い捨てカイロA4の、足首に巻き付けていない状態での正面図である。
図7に示されているように、足首保温用使い捨てカイロA4は、保温部1と、保温部1の一側部に一端が連結された帯部2と、を備えている。この足首保温用使い捨てカイロA4は、接合部3a,3bの構造および保温部1の形状などにおいて足首保温用使い捨てカイロA3と略同様である。ただし、足首保温用使い捨てカイロA4においては、帯部2は、通気性を備えた2枚の生地を接合した袋状となっており、内部に発熱組成物が封入されている。このため、帯部2も保温機能を有する。
このような足首保温用使い捨てカイロA4は、足首保温用使い捨てカイロA1,A2と同様に、足の甲ないし足首全体を暖めることができ、帯部2を足首周りに巻きつけて使用するので、履物の脱ぎ履きを妨げることはないし、履物を履いた状態においても装着することができる。また、足首保温用使い捨てカイロA3と同様に、帯部2の巻き付け長さを調整しやすい構造となっている。
図8に本考案の第5実施形態に係る足首保温用使い捨てカイロA5を示す。図8は、足首保温用使い捨てカイロA5の、足首に巻き付けていない状態での正面図である。
図8に示されているように、足首保温用使い捨てカイロA5は、保温部1と、保温部1の両側部から延びる帯部2a,2bと、を備えている。一方の帯部2aの保温部1に連結されていない側の端には接合部3aが形成されており、他方の帯部2bの保温部1に連結されていない側の端には接合部3bが形成されている。なお、保温部1の構造は足首保温用使い捨てカイロA1,A3,A4と同様である。
帯部2aおよび2bは、足首保温用使い捨てカイロA4における帯部2と同様に袋状とし、発熱組成物を封入することができる。なお、帯部2aと帯部2bに封入する発熱組成物の量を自在に変更可能である。たとえば、帯部2aおよび2bの両方もしくは一方に発熱組成物を封入しない場合も考えられる。また、帯部2aおよび帯部2bは、足首に巻き付けて使用するので、足首保温用使い捨てカイロA1における帯部2aおよび帯部2bと同様に傾斜しているのが好ましい。なお、図8においては、帯部2aと帯部2bの長さの比率を略1:1として示しているが、この比率は適宜に設定可能である。
接合部3aと接合部3bとの接合手段は、足首保温用使い捨てカイロA1またはA2の場合と同様の手段が好ましいが、単純に結び合わせるなどの方法を用いてもよい。
このような足首保温用使い捨てカイロA5は、足首保温用使い捨てカイロA1あるいはA3と同様に、少なくとも足の甲と足首の前面を暖めることができ、履物の靴の脱ぎ履きを妨げることもないし、履物を履いた状態で装着することもできる。また、たとえば、帯部2aもしくは帯部2bに封入する発熱組成物の量を調整することにより、それぞれ異なる保温機能をもった足首保温用使い捨てカイロA5を製作することができる。
本考案に係る足首保温用使い捨てカイロは、上述した実施形態に限定されるものではない。本考案に係る足首保温用使い捨てカイロの各部の具体的な構成は、様々に設計変更自在である。たとえば、上記実施形態においては、袋状の保温部に直接発熱組成物を封入しているが、その成分、組成は従来知られているいずれのものを使用してもよく、あるいは、袋状とした保温部に既存の使い捨てカイロを収容してもよい。また、足首保温用使い捨てカイロA3,A4,A5において、接合部3a,3bを形成するかわりに、保温部1および、帯部2または各帯部2a,2bの裏面に粘着層を設けて足の甲ないし足首に靴下越しに貼り付ける方法を採ってもよい。
1 保温部
1a 前縁部
1b 後縁部
2,2a,2b 帯部
3 接合部
4 発熱組成物
1a 前縁部
1b 後縁部
2,2a,2b 帯部
3 接合部
4 発熱組成物
Claims (13)
- 足の甲を覆う保温部と、この保温部から延出して足首に巻き付けられる帯部とを備え、
少なくとも上記保温部は、発熱組成物を内包していることを特徴とする、足首保温用使い捨てカイロ。 - 上記保温部は、前縁部が膨出しているとともに、後縁部が凹入している、請求項1に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記保温部の上記前縁部は略弧状に膨出しているとともに、上記保温部の上記後縁部は略弧状に凹入している、請求項2に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記保温部は、前後中心線に沿う幅が最も広くなっている請求項2または3に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記帯部は、上記保温部の両端からそれぞれ所定長さ延出している、請求項2ないし4のいずれかに記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記帯部は、上記保温部の一端から所定長さ延出している、請求項2ないし4のいずれかに記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記帯部は、上記保温部と一体となって内部に発熱組成物を内包している、請求項2ないし6のいずれかに記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記帯部の先端には、他方の帯部または上記保温部に対して連結して足首に巻き付けて固定するための連結手段が設けられている、請求項2ないし6のいずれかに記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 少なくとも、上記帯部の裏面には、粘着層が形成されている、請求項2ないし6に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 足の甲を覆う保温部と、この保温部の両端から一体に延出して足首に巻き付けられる一対の帯部とを備え、
上記保温部は、前縁部が略弧状に膨出しているとともに、後縁部が略弧状に凹入しており、
上記一対の帯部は、上記保温部に対して所定幅をもって斜め後方に延出させられており、
少なくとも上記保温部には、発熱組成物が内包させられていることを特徴とする、足首保温用使い捨てカイロ。 - 上記保温部は、前後中央線に沿う幅が最も広くなっている、請求項10に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 上記一対の帯部の先端には、相互を連結するための連結手段が設けられている、請求項10または11に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
- 少なくとも上記一対の帯部の先端部の裏面には、粘着層が形成され、この粘着層には離型紙が付着させられている、請求項10または11に記載の足首保温用使い捨てカイロ。
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WO2024034247A1 (ja) * | 2022-08-10 | 2024-02-15 | 久美子 川村 | 反応制限袋及び被服 |
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WO2024034247A1 (ja) * | 2022-08-10 | 2024-02-15 | 久美子 川村 | 反応制限袋及び被服 |
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