JP2008297652A - ソックスカバー - Google Patents

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Yoichi Okuda
洋一 奥田
Yoshinori Harada
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【課題】 足底部、側辺部及び踵部を一枚裁断生地で形成することにより、足底部に縫目が無く、且つ踵部被覆用生地に緊締部を設けて脱げに難くして着用時の不快感をなくし、優れた着用感が得られるようにしたソックスカバーに関する。
【解決手段】足底部や側辺部などを一枚裁断生地で形成して、足底部の縫目解消を図り、且つ踵部被覆用生地に緊締部を設けて脱げ難くして着用時の不快感をなくすと共に、足部の収まり感を良好にし、優れた着用感が得られるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、足底部、側辺部及び踵部を一枚裁断生地で形成したことにより、足底部に縫目が無く、且つ踵部被覆用生地に緊締部を設けて脱げ難くしたことにより着用時の不快感がなくなると共に足部の収まり感が良くなり、優れた着用感が得られるようにしたソックスカバーに関する。
従来、ソックスカバーの足底部や爪先側の足底部に縫着部の設けられたものがみられるが、足底部に縫着部が設けられている場合は、歩行時或いは走行時に凸状の縫着部が足裏側に不快感を与え、着用感を低下させる欠点があった。また爪先部側において足底部を形成する立壁状の両側辺部に甲部被覆用生地を縫着したものがみられるが、立壁状の足底部と甲部被覆用生地との間における空間(隙間)が空き過ぎる恐れがあり、ソックスカバーと爪先や甲部との密着度が甘くなって脱げ易くなり、着用感を低下させる欠点があった。
実公昭41−14091号公報 実開昭53−68333号公報
解決しようとする問題点は、前記の如く、ソックスカバーの足底部に縫着部が設けられている場合は、着用時に凸状の縫着部が足裏側に異物様の不快感を与えることになり、着用時は、疲労感を覚え、着用感を低下させる原因となっていた。また足底部と甲部被覆用生地間の隙間が大きくなる場合は、着用時のソックスカバーが不安定で脱げ易くなる恐れがあり、これらの欠点を解決すべき問題が多くみられるのである。
本発明は、爪先部、足底部、側辺部及び踵部を有するソックスカバーにおいて、足底部、側辺部及び踵部を一枚裁断生地で形成し、且つ爪先被覆用生地を爪先側足底部に重合、縫着して爪先部を形成し、更に踵部被覆用生地に緊締部を設けたもので、一枚裁断生地により、足底部に縫い目が無く、また爪先側足底部に爪先被覆用生地を直接被覆、縫着したことにより、爪先部での密着感が向上し、更に踵部に緊締部を設けたことにより、脱げ難くなり、着用感の優れたソックスカバーが得られるようにしたものである。
本発明は、足底部、側辺部及び踵部を一枚裁断生地で形成したことにより、足底部に縫目が無く、且つ踵部被覆用生地に緊締部を設けて脱げ難くしたことにより着用時の不快感がなくなると共に、足部の収まり感が良くなり、優れた着用感が得られるようにしたソックスカバーに関する。
本発明は、足底部に縫目が無く、且つ踵部に緊締部を設けて脱げ難くしたソックスカバーで、以下図例に基づいて説明する。図1において、1はレース編地2を介して形成したソックスカバーで、3は爪先部、5は踵部、7は足底部で爪先側足底部7Aと踵側足底部7Bから形成されており、10は甲部被覆用生地、12、12は夫々側辺部、14は踵部被覆用生地、15は同生地14に設けた緊締部である。また図2、図3において、17は長方形状のレース編地2からなる裁断用生地で、裁断線18に基づいて裁断し、ソックスカバー用の裁断生地20が得られるようにしたものである。
図3において、7Aは半円形状に形成された爪先側足底部で、別に裁断された甲部被覆用生地10を同部7A上に被覆、縫着するようにしてあり、22は爪先側足底部7Aに連接して設けた長方形状の部位で、同部位22は側辺部12、12及び土踏まずを含む踵側足底部7Bから形成されており、更に25は細幅状の部位で、前記長方形状の部位22に連接して設けてあり、細幅状の部位25を介して踵部被覆用生地14を形成するようにしてある。
図3及び図4において、甲部被覆用生地10は、別の生地を裁断して得られたもので、同生地10の半円状周縁部27を爪先側足底部7Aの半円状周縁部28よりも若干大き目に形成してある。また甲部被覆用生地10と爪先側足底部7Aの夫々の足底方向の長さが同じで、且つ同生地10の直線部30が、爪先側足底部7Aにおける底片部32の生地幅よりも若干大き目になるように形成してある。
また、甲部被覆用生地10と爪先側足底部7Aは重合縫着33され、同縫着の際、周知の手段で同生地8をいせ込み(生地寄せ)しながら縫着33することにより、図4の如く、爪先側足底部7Aと甲部被覆用生地10との間に隙間(空間)35ができて着用時に足先部を爪先側足底部7A側に容易に挿入し易くできるようになっている。また前記隙間をできるだけ少なくすることにより、足部との密着度が高まり、着用感が向上するのである、尚、図3において36、36は、側辺部12、12用の折曲げ線で、37は踵部被覆用生地14の折曲げ線である。
図5において、爪先側足底部7Aと甲部被覆用生地10との周面での重合縫着による重合縫着部33を裏返した状態にしておき、この状態で側辺部12、12を夫々折曲げ線36、36を介して踵側足底部7B側に反転、重合し、且つ甲部被覆用生地10の直線部32上に側辺部12、12の爪先部側端縁部を重合し、甲部被覆用生地10と側辺部12、12の端縁部を重合縫着38するのである。また踵部被覆用生地14の上端縁を適宜の長さ分、折り返して縫着50して同折り返し部51が踵部被覆用生地14の裏面側(内面側)に位置するようにしてある。
図6は踵部の形成前の図7は形成後の状態を示し、図6において、側辺部12、12の踵部5側における縁部53、53の長さに対して踵部被覆用生地14の縁部55、55の長さの方を若干短くなるようにしてあり、この状態で側辺部12、12の縁部53、53と踵部被覆用生地14の縁部55、55を夫々縫着57、57する際、側辺部12,12の縁部53、53をいせ込みながら、縫着57、57することにより、側辺部12,12の縁部53、53近辺に生地の余裕ができ、踵部5の部位において立体的な膨らみが与えるようにしている。また踵部5の部位に立体的な膨らみが設けられることにより、ソックスカバーを着用時、踵が踵部5内にすっぽり収まり、且つ容易に脱げないようにしてある。
図8は、側辺部12、12及び踵部被覆用生地14を縫着した状態において、ゴム糸等を挿入して編織成された伸縮性細幅生地60を踵部5の上方位置、即ち踵部被覆用生地14の折り返し部51に緊張状態で縫着62、62して緊締部15を形成するようにしてある。これにより、着用したときは、伸縮性細幅生地60は、図8の如く点線の位置まで伸長され、このことにより、踵部5の位置で踵部被覆用生地14が確実に踵側に密着して、ソックスカバーが脱げるという恐れが全くなくなり、着用感が向上するのである。
ソックスカバー用の生地としてレース生地以外にメリヤス生地や伸縮性織物地など各種の広範囲の生地を使用することが可能である。
なお、特に、意匠的美観を有するレース様の一枚生地、或いは、比較的伸縮性の乏しい生地を用いての特定の裁断形状とこれの立体縫製により、より高いフィット感と着用間が得られるものである。
本発明におけるソックスカバーの斜視図である。 本発明における生地の裁断状態を示す平面図である。 本発明における生地の裁断状態を示す平面図である。 本発明における爪先側足底部に甲部被覆用生地を重合、縫着した状態の斜視図である。 本発明における側辺部の縫着状態を示した平面図である。 本発明における側辺部と踵部被覆用生地の縫着前の斜視図である。 本発明における側辺部と踵部被覆用生地の縫着後の斜視図である。 本発明における踵部被覆用生地に伸縮性細幅生地を縫着した状態の斜視図である。
符号の説明
3 爪先部
5 踵部
7 足底部
10 甲部被覆用生地
12 側辺部
14 踵部被覆用生地
15 緊締部
17 裁断用生地

Claims (2)

  1. 爪先部、足底部、側辺部及び踵部を有するソックスカバーにおいて、足底部、側辺部及び踵部を一枚裁断生地で形成し、且つ爪先被覆用生地を爪先側足底部に重合、縫着して爪先部を形成し、更に踵部被覆用生地に緊締部を設けて構成したことを特徴とするソックスカバー。
  2. 伸縮性細幅生地を踵部被覆用生地に設けて緊締部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のソックスカバー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015045097A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 グンゼ株式会社 フットカバー
JP2017133148A (ja) * 2017-05-16 2017-08-03 グンゼ株式会社 フットカバー
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JPS5454435U (ja) * 1977-09-19 1979-04-14

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