JP3120161B2 - ジゲルマンの製造方法 - Google Patents

ジゲルマンの製造方法

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JP3120161B2
JP3120161B2 JP04111710A JP11171092A JP3120161B2 JP 3120161 B2 JP3120161 B2 JP 3120161B2 JP 04111710 A JP04111710 A JP 04111710A JP 11171092 A JP11171092 A JP 11171092A JP 3120161 B2 JP3120161 B2 JP 3120161B2
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達哉 庄野
成史 柏村
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジゲルマンの製造方法
に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】ジゲルマンは、Ge−Ge結
合を有する化合物であり、光・電子材料などの出発原料
などとして注目されている。
【0003】従来、ジゲルマンの製造方法としては、金
属カリウム或いはマグネシウムアマルガムを用いて、溶
媒中のハロゲルマンを溶媒の沸点程度の温度で長時間撹
拌し、還元的にカップリングさせる方法が知られている
{J.Organometal.Chem.,107(1976)23-32}。しかしなが
ら、この方法には、過酷な反応条件(例えば、長時間の
加熱など)を必要とする、工業的規模での生産に際して
は、アルカリ金属又は水銀を大量に使用するので、安全
性に大きな問題があるなどの問題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、ジ
ゲルマンを温和な条件下に安全に製造し得る方法を提供
することを主な目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の如き
従来技術の現状に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、陽極と
して特定の金属を使用し、支持電解質として過塩素酸塩
を使用する電極反応に特定のハロゲルマンを供する場合
には、従来技術の問題点が実質的に解消されるか乃至は
大幅に軽減されることを見出した。
【0006】また、この様な電極反応において、両電極
の極性を切り替えて反応を行なう場合には、反応の効率
が大幅に改善されることを見出した。
【0007】さらに、上記の如き電極反応に際して、反
応器又は反応溶液に超音波を照射する場合には、反応時
間が短縮されるとともに、反応生成物の収量が増大する
ことをも見出した。
【0008】すなわち、本発明は、下記のジゲルマンの
製造方法を提供するものである: 1.ジゲルマンの製造方法であって、一般式
【0009】
【化5】
【0010】(式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞ
れ同一或いは2つ以上が相異なって、水素原子、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基またはアミノ基を表わ
し、Xは、ハロゲン原子を表わす)で示されるハロゲル
マンを超音波の照射下または非照射下に、支持電解質と
して過塩素酸塩を使用し、溶媒として非プロトン性溶媒
を使用し、Mg、CuまたはAlを陽極として使用する
電極反応に供することにより、一般式
【0011】
【化6】
【0012】(式中、R1 、R2 およびR3 は、上記に
同じ。)で示されるジゲルマンを製造する方法。
【0013】2.ジゲルマンの製造方法であって、一般
【0014】
【化7】
【0015】(式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞ
れ同一或いは2つ以上が相異なって、水素原子、アルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基またはアミノ基を表わ
し、Xは、ハロゲン原子を表わす)で示されるハロゲル
マンを超音波の照射下または非照射下に、支持電解質と
して過塩素酸塩を使用し、溶媒として非プロトン性溶媒
を使用し、Mg、CuまたはAlを一方の極とし、これ
らと同種又は異種の導電性材料を他方の極として一定の
時間間隔で電極の極性を切り替える電極反応に供するこ
とにより、一般式
【0016】
【化8】
【0017】(式中、R1 、R2 およびR3 は、上記に
同じ。)で示されるジゲルマンを製造する方法。
【0018】3.電極の極性の切替えを任意の時間間隔
で行なう上記項2に記載の方法。
【0019】以下においては、上記項1、2および3の
発明をそれぞれ本願第1発明、本願第2発明および本願
第3発明といい、これらを総括する場合には、単に本発
明という。
【0020】本発明において、出発原料として使用する
化合物は、一般式
【0021】
【化9】
【0022】(式中、R1 、R2 およびR3 ならびにX
は、前記に同じ)で示されるハロゲルマンである。
【0023】一般式(1)で示されるハロゲルマンにお
いて、R1 、R2 およびR3 は、全てが同一であって
も、或いは2個以上が相異なっていても、良い。アルキ
ル基としては、炭素数1〜10程度のものが挙げられ、
これらの中でも炭素数1〜6のものがより好ましい。ア
リール基としては、フェニル基、炭素数1〜6のアルキ
ル基の少なくとも1種を置換基として有する置換フェニ
ル基、p−アルコキシフェニル基、ナフチル基などが挙
げられる。アルコキシ基としては、炭素数1〜10程度
のものが挙げられ、これらの中でも炭素数1〜6のもの
がより好ましい。R1 、R2 およびR3 が、上記のアミ
ノ基および有機置換基である場合には、その水素原子の
少なくとも1個がさらに他のアルキル基、アリール基、
アルコキシ基などの官能基により置換されていても良
い。
【0024】また、一般式(1)において、Xは、ハロ
ゲン原子(Cl,F,Br,I)を表わす。ハロゲン原
子としては、Clがより好ましい。
【0025】一般式(1)で示されるハロゲルマンは、
一般に市販品として入手可能であるが、例えば、グリニ
ャール試薬によるテトラクロロゲルマンの求核置換反応
(J.Am.Chem.Soc.,Vol.82,3016-18 (1960))などによ
り合成できる。
【0026】本発明における反応生成物は、一般式
【0027】
【化10】
【0028】(式中、R1 、R2 およびR3 は、上記に
同じ。)で示されるジゲルマンである。
【0029】本発明方法においては、一般式(1)で表
わされるハロゲルマンを単独で使用しても良く、或いは
2種以上を混合使用しても良い。ハロゲルマンは、出来
るだけ高純度であることが好ましく、例えば使用前に蒸
留して使用することが好ましい。
【0030】反応に際しては、一般式(1)で表わされ
るハロゲルマンを溶媒に溶解して使用する。溶媒として
は、非プロトン性の溶媒が広く使用でき、より具体的に
は、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、
プロピレンカーボネート、アセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、ビス(2−メトキ
シエチル)エーテル、p−ジオキサン、塩化メチレンな
どが例示される。これらの溶媒は、単独でも、或いは2
種以上の混合物としても使用できる。溶媒としては、テ
トラヒドロフランおよび1,2−ジメトキシエタンがよ
り好ましい。溶媒中のハロゲルマンの濃度が、低すぎる
場合には、電流効率が低下するのに対し、高すぎる場合
には、支持電解質が溶解しないことがある。したがっ
て、溶媒中のハロゲルマンの濃度は、通常0.05〜6
mol/l程度であり、より好ましくは0.1〜3mol/l程
度であり、特に好ましくは0.3〜1mol/l程度であ
る。
【0031】本発明で使用する支持電解質としては、過
塩素酸ナトリウム、過塩素酸リチウムなどの過塩素酸ア
ルカリ金属;過塩素酸テトラ−n−ブチルアンモニウム
などの過塩素酸テトラアルキルアンモニウムなどの過塩
素酸塩などが例示される。これらの支持電解質は、単独
で使用しても良く、或いは2種以上を併用しても良い。
これら支持電解質の中でも、過塩素酸リチウムが最も好
ましい。支持電解質の濃度は、低すぎる場合には、反応
溶液に与えられるイオン導電性が低いために反応が十分
に進行しなくなるのに対し、高すぎる場合には、電流が
流れ過ぎて反応に必要な電位が得られなくなる。したが
って、溶媒中の支持電解質の濃度は、通常0.05〜5
mol/l程度であり、より好ましくは0.1〜3mol/l程
度であり、特に好ましくは0.3〜1mol/l程度であ
る。
【0032】本願第1発明においては、陽極として、M
g、CuおよびAlのいずれかまたはこれらの金属を主
成分とする合金を使用し、陰極として、これらと同種ま
たは異種の導電性材料(Ni、Co、Ptなど)を使用
する。陽極の材料としては、Mg、Alまたはこれらの
金属を主成分とする合金がより好ましく、Mgが最も好
ましい。電極の形状は、通電を安定して行ない得る限り
特に限定されないが、棒状、板状、筒状、板状体をコイ
ル状に巻いたものなどが好ましい。電極の表面からは、
あらかじめ酸化被膜を出来るだけ除去しておくことが好
ましい。電極からの酸化被膜の除去は、任意の方法で行
えば良く、例えば、電極を酸により洗浄した後、エタノ
ールおよびエーテルなどにより洗浄し、減圧下に乾燥す
る方法、窒素雰囲気下に電極を研磨する方法、あるいは
これらの方法を組み合わせた方法などにより行なうこと
が出来る。
【0033】本願第1発明を実施するに際しては、陽極
および陰極を設置した密閉可能な反応容器に一般式
(1)で表わされるハロゲルマンおよび支持電解質を溶
媒とともに収容し、好ましくは機械的もしくは磁気的に
攪拌しつつ、所定量の電流を通電することにより、電極
反応を行わせる。反応容器内は、乾燥雰囲気であれば良
いが、乾燥した窒素または不活性ガス雰囲気であること
がより好ましく、さらに脱酸素し、乾燥した窒素または
不活性ガス雰囲気であることが最も好ましい。通電量
は、ハロゲルマンを基準として、通常1〜5F/モル程
度であり、好ましくは1.1〜3.5F/モル程度であ
り、最も好ましくは1.5〜3F/モル程度である。反
応時間は、原料ハロゲルマンの量、支持電解質の量に関
係する電解液の抵抗などにより異なるが、通常0.5〜
100時間程度であり、例えば、原料ハロゲルマンの濃
度が0.7mol/lの場合には、8〜25時間程度であ
る。
【0034】本発明においては、反応時間を短縮するた
めに、反応容器または反応液に対し、超音波を照射して
も良い。電極反応中の超音波の照射方法は、特に限定さ
れるものではないが、反応器を超音波浴槽に収容して照
射する方法、反応器内に超音波発振子を装入して照射す
る方法などが例示される。超音波の振動数は、10〜7
0kHz程度とすることが好ましい。超音波の出力は、
原料の種類、反応溶液の量、反応容器および電極の形状
および大きさ、電極の材質および表面積などの反応条件
に応じて適宜定めれば良いが、通常反応液1リットル当
り0.01〜24kW程度の範囲内にある。この様な超
音波照射により、反応時間が大巾に短縮されて、超音波
を照射しない場合の1/3〜2/3程度となるととも
に、分子量が高まり、収率も向上する。
【0035】本願第1発明においては、通常の電極還元
反応においては必須とされている隔膜を使用する必要が
なく、操作が簡便となり、有利である。
【0036】本願第2発明は、電極の極性を一定時間間
隔で切り替える以外の点では、本願第1発明と実質的に
異なるところはない。極性の切り替えは、通常1秒乃至
10分間程度、より好ましくは10秒乃至3分間程度の
時間間隔で行なう。極性の切り替えを行なう場合には、
反応時間が短縮されるなどの点で反応の効率が改善され
る。また、両電極を同種の材料で構成する場合には、電
極の消耗が少なくなるので、好ましい。
【0037】本願第3発明は、電極の極性を任意の時間
間隔で切り替える以外の点では、本願第2発明と実質的
に異なるところはない。すなわち、1秒乃至10分の範
囲内において、任意の時間間隔で電極の極性を切り替え
れば良い。例えば、反応の進行とともに、時間間隔を短
縮したり、或いは延長したりすることができる。また、
この時間間隔の変更は、規則的に或いはランダムに行な
うことができる。
【0038】なお、本発明において、Ge−O−Ge結
合を有する化合物の副生を抑制するために、溶媒および
支持電解質中の水分を予め除去しておくことが望まし
い。例えば、溶媒としてテトラヒドロフラン或いは1,
2−ジメトキシエタンを使用する場合には、ナトリウム
−ベンゾフェノンケチルなどによる乾燥を予め行なって
おくことが好ましい。また、支持電解質の場合には、減
圧加熱による乾燥、或いは水分と反応しやすく且つ容易
に除去し得る物質(例えば、トリメチルクロロシランな
ど)の添加による水分除去を行なっておくことが好まし
い。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、下記の様な顕著な効果
が達成される。
【0040】(a)温和な条件下にジゲルマンを製造で
きるので、安全性上の問題点が著しく軽減される。
【0041】(b)アルカリ金属或いは水銀を使用しな
いので、操作性および安全性に優れ、環境汚染の危険性
を回避し得る。
【0042】(c)隔膜の使用を必要としないので、隔
膜が目詰まりを起こすこともなく、操作が簡便である。
【0043】(d)電極反応時に超音波の照射を行なう
場合には、反応時間を1/2程度に大幅に減少させるこ
とができる。
【0044】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確にする。
【0045】実施例1 三方コックおよびMg電極(1cm×1cm×5cm;その表
面を希塩酸で洗浄した後、エタノールおよびアセトンで
洗浄し、減圧乾燥し、窒素雰囲気下に研磨して、表面の
酸化被膜を除去した)2個を装着した内容積30mlの3
つ口フラスコ(以下反応器という)に無水過塩素酸リチ
ウム1g を収容し、50℃、1mmHgに加熱減圧して(6
時間)、過塩素酸リチウムを乾燥した後、脱酸素した乾
燥窒素を反応器内に導入し、さらに予めナトリウム−ベ
ンゾフェノンケチルで乾燥したテトラヒドロフラン15
mlを加えた。これに予め蒸留したトリメチルクロロゲル
マン0.7mlを加え、ウォーターバスにより反応器を室
温に保持しつつ、定電圧電源により通電した。この際、
コミュテーターを使用して、2つの電極の極性を15秒
毎に変換しつつ、トリメチルクロロゲルマンを基準とし
て3F/mol の通電量となる様に10時間通電した。
【0046】反応終了後、反応溶液を1N塩酸60mlに
加えた後、エーテルで抽出し、蒸留して生成物を単離し
た(沸点140℃)。
【0047】生成物を分析したところ、ヘキサメチルジ
ゲルマンが収率58%で得られており、良好な収率でG
e−Ge結合が生成していることが確認された。
【0048】実施例2 反応器を出力60W、周波数45KHzの超音波洗浄器
に浸漬して、超音波の照射下に反応を行なう以外は実施
例1と同様にして電極反応を行なった。
【0049】この場合には、通電量が3F/molとな
るまでに約5時間を要したのみであった。その結果、ヘ
キサメチルジゲルマンが収率84%で生成していること
が確認された。
【0050】実施例3 一般式(1)で示される原料として、トリフェニルクロ
ロゲルマンを使用する以外は実施例2と同様にして電極
反応を行ない、約7時間通電した。
【0051】その結果、ヘキサフェニルジゲルマンが収
率82%で生成していることが確認された。
【0052】実施例4 一般式(1)で示される原料として、メチルジメトキシ
クロロゲルマンを使用する以外は実施例2と同様にして
電極反応を行ない、約10時間通電した。
【0053】その結果、1,2−ジメチル−1,1,
2,2−テトラメトキシジゲルマンが収率68%で生成
していることが確認された。
【0054】実施例5 陽極としてMg(1cm×1cm×5cm)を使用し、陰極と
してNi(1cm×0.1cm×5cm)を使用する以外は実
施例2と同様にしてトリメチルクロロゲルマンを電極反
応に供した。通電には20時間を要した。
【0055】その結果、ヘキサメチルジゲルマンが収率
83%で生成していることが確認された。
【0056】実施例6 2つの極としてAl(1cm×0.1cm×5cm)を使用す
る以外は実施例2と同様にしてトリメチルクロロゲルマ
ンを電極反応に供した。通電には14時間を要した。
【0057】その結果、ヘキサメチルジゲルマンが収率
71%で生成していることが確認された。
【0058】実施例7 支持電解質として過塩素酸テトラ−n−ブチルアンモニ
ウムを使用する以外は実施例2と同様にしてトリメチル
クロロゲルマンを電極反応に供した。通電には7時間を
要した。
【0059】その結果、ヘキサメチルジゲルマンが収率
46%で生成していることが確認された。
【0060】実施例8 溶媒として予めナトリウム−ベンゾフェノンケチルによ
り乾燥した1,2−ジメトキシエタン15mlを使用す
る以外は実施例2と同様にしてトリメチルクロロゲルマ
ンを電極反応に供した。通電には9時間を要した。
【0061】その結果、ヘキサメチルジゲルマンが収率
80%で生成していることが確認された。
【0062】実施例9 2つの電極の極性を切り替えない以外は実施例1と同様
にしてトリメチルクロロゲルマンを電極反応に供した。
通電には約20時間を要した。
【0063】その結果、ヘキサメチルジゲルマンが収率
62%で生成していることが確認された。
【0064】実施例10 通電量が1F/molの時点までは、コミュテーターに
よる電極の極性変換の時間間隔を1分とし、それ以降は
15秒とする以外は実施例1と同様にして電極反応を行
なった。通電には約11時間を要した。
【0065】その結果、ヘキサメチルジゲルマンが収率
56%で生成していることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 亮一 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 村瀬 裕明 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−306340(JP,A) 特開 平5−306341(JP,A) 特開 平5−331674(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25B 1/00 - 15/08 C07F 7/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジゲルマンの製造方法であって、一般式 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ同一或いは
    2つ以上が相異なって、水素原子、アルキル基、アリー
    ル基、アルコキシ基またはアミノ基を表わし、Xは、ハ
    ロゲン原子を表わす)で示されるハロゲルマンを超音波
    の照射下または非照射下に、支持電解質として過塩素酸
    塩を使用し、溶媒として非プロトン性溶媒を使用し、M
    g、CuまたはAlを陽極として使用する電極反応に供
    することにより、一般式 【化2】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、上記に同じ。)で示
    されるジゲルマンを製造する方法。
  2. 【請求項2】ジゲルマンの製造方法であって、一般式 【化3】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ同一或いは
    2つ以上が相異なって、水素原子、アルキル基、アリー
    ル基、アルコキシ基またはアミノ基を表わし、Xは、ハ
    ロゲン原子を表わす)で示されるハロゲルマンを超音波
    の照射下または非照射下に、支持電解質として過塩素酸
    塩を使用し、溶媒として非プロトン性溶媒を使用し、M
    g、CuまたはAlを一方の極とし、これらと同種又は
    異種の導電性材料を他方の極として一定の時間間隔で電
    極の極性を切り替える電極反応に供することにより、一
    般式 【化4】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、上記に同じ。)で示
    されるジゲルマンを製造する方法。
  3. 【請求項3】電極の極性の切替えを任意の時間間隔で行
    なう請求項2に記載の方法。
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