JP3119956B2 - 多重クロック伝送方法および装置 - Google Patents

多重クロック伝送方法および装置

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JP3119956B2
JP3119956B2 JP04319585A JP31958592A JP3119956B2 JP 3119956 B2 JP3119956 B2 JP 3119956B2 JP 04319585 A JP04319585 A JP 04319585A JP 31958592 A JP31958592 A JP 31958592A JP 3119956 B2 JP3119956 B2 JP 3119956B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,一本の信号線に複数周
波数のクロックを多重化して伝送する多重クロック伝送
方法および装置に関する。
【0002】例えば,高速データ通信システムにおい
て,加入者伝送路の信号を多重して高速伝送する多重装
置は,フレーム同期クロック,チャネル毎にデータに同
期するクロック等複数の異なるクロックを必要とする。
そのため,高速データ通信システムの送受信装置は,伝
送路から送られてくる多重データを各チャネルのデータ
に分離するもしくは各チャネルからのデータを多重する
のに必要な多重クロックを生成して多重伝送装置(多重
分離装置)に転送するようにしている。
【0003】本発明は,このような多重クロックを簡単
な構成で分離することのできる多重クロック伝送方法お
よび多重クロック伝送装置を提供する。
【0004】
【従来の技術】図7は本発明が対象とする装置の例を示
す。図は多重伝送装置を示したものである。
【0005】図において,100は多重伝送装置であっ
て,配下の複数の加入者の伝送データを多重化して高速
の伝送路に出力するものである。101はチャネル盤1
であって,加入者からの送信データを割り当てられたタ
イムスロットに乗せて多重化盤105に出力し,伝送路
からの多重データを分離して加入者1に送信するもので
ある。101’はクロック分離手段であって,多重化盤
105から送られてくる多重クロックを分離するもので
ある。102はチャネル盤2であって,加入者2に対す
るチャネル盤であり,102’はクロック分離手段であ
る。103はチャネル盤3であって,加入者3に対する
チャネル盤であり,103’はクロック分離手段であ
る。104はチャネル盤nであって,加入者nに対する
チャネル盤であり,104’クロック分離手段である。
【0006】105は多重化盤であって,伝送路からの
データを受信し,各チャネル盤に転送するとともに,各
チャネル盤からの送信データを多重化して伝送路に出力
するものである。110は入出力部であって,伝送路か
らのデータを各チャネルに転送するとともに,各チャネ
ルからの送信データを多重化して,高速伝送路に出力す
るものである。120は多重クロック伝送装置であっ
て,クロック分離手段(101’〜104’)と多重ク
ロック生成手段121よりなるものである。121は多
重クロック生成手段であって,伝送路の転送クロックf
0 を基に転送クロック毎に各転送クロック周波数を表す
識別パターンを付与し,多重クロックを生成するもので
ある。
【0007】図8は本発明の対象とする装置例の動作説
明図である。図において, (a)は上りバスであって,加
入者側から伝送路側に対する信号の受け渡しバス上の信
号を表す。 (b)は下りバスであって,伝送路側から加入
者側に対する信号の受け渡しバス上の信号を表す。
【0008】(c)はチャネルタイミング1であって,チ
ャネル盤1のチャネルタイミングを与えるクロックであ
る(チャネル盤1に割り当てられたタイムスロットのタ
イミングを指定するクロック)。(d) はチャネルタイミ
ング2であって,チャネル盤1のチャネルタイミングを
与えるクロックである。 (e)はチャネルタイミング3で
あって,チャネル盤3のチャネルタイミングを与えるク
ロックである。 (f)はチャネルタイミングnであって,
チャネル盤nに対するチャネルタイミングを与えるクロ
ックである。
【0009】(g)はフレームタイミング1であって,フ
レームデータの開始を指定するクロックである。 (h)は
フレームタイミング2であって,チャネル1〜チャネル
nの各スロットよりなる多重データの区切りを指定する
ものである。 (i)は多重クロックであって,チャネルタ
イミング1(c) ,チャネルタイミング2(d) ,チャネル
タイミング3(e) ,チャネルタイミングn(f) ,フレー
ムタイミング1(g) ,フレームタイミング2(h) の各ク
ロックを多重化したものである。
【0010】図9は多重クロックの例を示す(図は4種
類の異なる周波数(f1 ,f2 ,f 3 ,f4 )のクロッ
クを多重化した場合を示す)。図において, (a)はクロ
ック1であり,周波数f1 のクロックである。 (b)はク
ロック2であり,周波数f2 のクロックである。 (c)は
クロック3であり,周波数f3 のクロックである。 (d)
はクロック4であり,周波数f4 のクロックである。
(e) は多重クロックであり,クロック1,クロック
2,クロック3,クロック4を多重化して,一本の信号
線により転送するクロック信号を示す。
【0011】120’は周波数の識別パターンであっ
て,多重化する転送クロックの周波数より高い周波数の
クロックにより複数ビットで構成されるものである。多
重クロックは,クロック分離手段において各周波数の転
送クロック毎に分離するために,それぞれの転送クロッ
クは転送クロック周波数より高い繰り返し周波数のクロ
ックにより構成される複数の識別パターン120’を持
っている。
【0012】図10は従来の周波数の識別パターンの例
を示す。図は5ビットの高周波クロックで識別パターン
を作成する場合を示す。図において, (a)はf1 の識別
パターンの例であって,第1番目のビットのみ1とし,
他は0で表したものである。 (b)はf2 の識別パターン
であり,第1番目,第2番目のビットを1とし,他はは
0とする。 (c)はf3 の識別パターンであり,第1番
目,第2番目,第3番目のビットを1とし,他は0とし
たものである。 (d)はf4 の識別パターンであり,第1
番目,第2番目,第3番目,第4番目 のビットを1と
し,残りは0としたものである。
【0013】図11は従来のクロック分離手段の構成を
示す。図において,129はクロック分離手段,130
はシフトレジスタであって,入力端子Dに入力される信
号の出力を,同期クロック(入力端子CKに入力される
クロック)の1クロック毎に出力端子S0から順次S
1,S2,S3,S4にシフトして出力するものであ
る。131はアンド回路であって,シフトレジスタ13
0のS0,S1,S2,S3の出力を否定して入力する
とともにS4の出力を入力し,その論理積を出力するも
のである。132はアンド回路であって,シフトレジス
タ130のS0,S1,S2の出力の否定を入力すると
ともにS3,S4の出力を入力し,その論理積を出力す
るものである。133はアンド回路であって,シフトレ
ジスタ130のS0,S1の出力の否定を入力するとと
もにS2,S3,S4の出力を入力しその論理積を出力
するものである。134はアンド回路であって,シフト
レジスタ130のS0の出力の否定を入力するとともに
S1,S2,S3,S4の出力を入力しその論理積を出
力するものである。
【0014】図12は,従来のクロック分離手段の動作
説明図である。(図12の説明において,図11を参照
する)。図において, (a)はシフトレジスタ130の出
力端子S0の出力である。 (b)はシフトレジスタ130
の出力端子S1の出力である。 (c)はシフトレジスタ1
30の出力端子S2の出力である。 (d)はシフトレジス
タ130の出力端子S3の出力である。 (e)はシフトレ
ジスタ130の出力端子S4の出力である。 (f)はアン
ド回路131から出力される周波数f1 のクロックであ
る。 (g)は アンド回路132から出力される周波数f
2 のクロックである。 (h)はアンド回路133から出力
される周波数f3 のクロックである。 (i)はアンド回路
134から出力される周波数f4 のクロックである。
【0015】140はf1 の識別パターンである。14
1はf2 の識別パターンである。142はf3 の識別パ
ターンである。143はf4 の識別パターンである。1
44は同期クロックである。
【0016】図12を参照して,図11の構成の動作を
説明する。周波数f1 のクロックを多重クロックから分
離する場合を説明する。シフトレジスタ130の入力端
子Dに周波数f1 の識別パターン140のクロックが同
期クロック144に同期して,1クロックずつ入力され
る。
【0017】第1番目の同期クロックで,f1 の識別パ
ターンの第1ビット「1」がシフトレジスタ130に取
り込まれ,S0に出力される。この時,S1,S2,S
3,S4の出力は「0」であるので,S0,S1,S
2、S3の出力の否定とS4の出力の論理積を演算する
アンド回路f1 の出力は「0」である。同様に,アンド
回路132の出力,アンド回路133の出力,アンド回
路134の出力も0である。
【0018】次に第2番目の同期クロックにより,f1
の識別パターン140の第2ビットがシフトレジスタ1
30に取り込まれ,S0に出力される。そして,S1に
はそれまでS0に出力されていた「1」がシフトされて
出力される。S2にはそれまでのS1の出力「0」がシ
フトされて出力される。S3にはそれまでS2に出力さ
れていた「0」が出力される。S4にはそれまでS3に
出力されていた「0」がシフトされて出力される。各出
力は各アンド回路131,132,133,134に入
力され,論理積が演算されて「0」が出力される。同様
に,第3番目の同期クロックでf1 の識別パターンの第
3ビットがシフトレジスタ130に取り込まれ,S0に
出力される。そして,それまでS0,S1,S2,S3
に出力されていた信号はシフトされて,S1,S2,S
3,S4に出力される。それぞれの出力は各アンド回
路,131,132,133,134に入力され,論理
積がとられて「0」が出力される。続く第4番目の同期
クロックで,f1 の識別パターンの第4ビットが入力さ
れ,S0に出力される。そして,それまでS0,S1,
S2,S3に出力されていた信号は1ビットずつシフト
されてそれぞれS1,S2,S3,S4に出力される。
そして,各出力S0,S1,S2,S3,S4は各アン
ド回路131,132,133,134に入力され,論
理積がとられて「0」が出力される。第5番目の同期ク
ロックので,f1 の識別パターン140の第5ビットが
入力され,S0に出力される。それまで,S0,S1,
S2,S3,S4に出力されていた信号は1ビットずつ
シフトされて出力される。そして,各出力はアンド回路
131に入力され,論理積がとられ,周波数f1 のクロ
ックとなる「1」が出力されて,周波数f1 のクロック
が出力される。S0,S1,S2,S3,S4の各出力
は他のアンド回路132,133,134にも入力され
るが「0」が出力される。
【0019】以上のように,f1 の位相シフトしない識
別パターン141と位相シフトした識別パターンの各ビ
ットの論理積により周波数f1 のクロックが出力され
る。同様に,周波数f2 クロックの位相シフトしない識
別パターン141と位相シフトした識別パターンの各ビ
ットの論理積がアンド回路132で演算されて周波数f
2 のクロックが出力される。また,周波数f3 の識別パ
ターンの位相シフトしない識別パターン142と位相シ
フトした識別パターンの各ビットの論理積がアンド回路
133で演算されて周波数f3 のクロックから出力され
る。周波数f 4 のクロックの位相シフトしない識別パタ
ーン143と位相シフトした識別パターンの各ビットの
論理積がアンド回路134で演算されて周波数f4 のク
ロックが出力される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来の多重クロックの
分離は,シフトレジスタの各出力ビットを各識別パター
ンの各ビットの信号をアンド回路に入力して論理積を取
ることにより,各周波数のクロックを分離していた。そ
のため,アンド回路の規模が大きくなり,クロック分離
手段の回路規模が大きいものであった。そのため,クロ
ック分離手段を搭載するチャネル盤等の規模も大きくな
り,チャネル数が増大した場合には多重伝送装置の規模
も大きくなり装置負担が大きかった。
【0021】本発明は,回路規模の小さい多重クロック
分離方法および多重クロック伝送装置を提供することを
目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は,転送クロック
の周波数の識別パターンを複数ビットのうち2ビットの
みを他のビットと異なる値で構成し,その2ビットの位
相間隔の相違で周波数を識別するようにした。そして,
シフトしない識別パターン(基本パターン)とシフトし
た識別パターンの2ビットの論理積のみで識別パターン
の表す周波数のクロックを出力するようにした。
【0023】図1は,本発明の基本構成を示す。図は,
識別パターンを3ビットで構成し,周波数f1 と周波数
2 のクロックを多重する場合を例として示したもので
ある。
【0024】図において,1は多重クロック伝送装置で
あって,多重クロックを生成する多重クロック生成手段
2と多重クロックから各周波数の転送クロックを分離す
るクロック分離手段3とにより構成されるものである。
【0025】多重クロック生成手段2において,10は
周波数の識別パターン発生部であって,転送クロックの
周波数を表す識別パターンを発生するものである。1
0’は多重クロック生成部であって,各クロック周波数
の転送クロックにより多重クロックを生成するものであ
る。
【0026】クロック分離手段3において,11は多重
クロック入力部であって,多重クロックを入力するもの
である。12は識別パターンシフト手段であって,多重
クロックの各クロックの識別パターンを同期クロックに
同期して1ビットずつ入力し,入力されたビットを出力
するとともに,それまで出力されていたビットを次の出
力端子(S0からS1,S1からS2)にシフトして出
力するものである。13はクロック出力部であって,識
別した周波数のクロックを出力するものである。14は
論理積手段であって,識別パターンシフト手段2から出
力される基本パターン(シフトしない識別パターン)と
シフトした識別パターン(S0より1ビットシフトした
ビット)の2ビットの論理積を取り,周波数f1 のクロ
ックを出力するものである。15は論理積手段であっ
て,識別パターンシフト手段12から出力される基本パ
ターンとシフトした識別パターン(S0より2ビットシ
フトしたビット)の2ビットの論理積を取り,周波数f
2 のクロックを出力するものである。16は同期クロッ
クであって,識別パターンシフト手段12に入力する識
別パターンおよび入力された識別パターンをシフトして
出力するための同期をとるものである。
【0027】17は多重クロック,18は多重クロック
の転送クロックである。20は周波数f1 の識別パター
ンであって,3ビットで識別パターンを表した場合の,
第1ビット,第2ビットを「1」として他のビットは
「0」としたものである。21は周波数f2 の識別パタ
ーンであって,第1ビット,第3ビットを「1」とし,
他は「0」とした場合である。18は多重クロックの転
送クロックである。
【0028】なお,上記において,識別パターン20,
21は例として,示したもので,これに限られるもので
はなく,識別パターンシフト手段12のシフト出力端子
数を増やすことにより,4ビット以上の複数ビットによ
り構成しても良い。
【0029】
【作用】図2は本発明の基本構成の動作説明図である。
図において,20は周波数f1 の識別パターン,21は
周波数f2 の識別パターンである。
【0030】(a)は基本パターンであって,シフトして
いない識別パターンを表す。 (b)は基本パターンを1ビ
ットシフトした識別パターンを表す。 (c)は基本パター
ンを2ビットシフトした識別パターンを表す。 (d)は基
本パターン (a)と基本パターンを1ビットシフトしたパ
ターンの論理積により出力される周波数f1 のクロック
をあらわす。 (e)は基本パターン (a)と基本パターン
(a) を2ビットシフトした識別パターンの論理積により
出力される周波数f2 のクロックをあらわす。
【0031】図2を参照し,図1の基本構成の動作を説
明する。多重クロック生成手段2において,周波数の識
別パターン発生部10は周波数f1 の転送クロックに対
しては,転送クロック18のクロック周波数より高い周
波数のクロックにより識別パターン20を発生し,周波
数f2 の転送クロックに対しては識別パターン21を発
生する。そして,多重クロック生成部10’は識別パタ
ーンを持つ各転送クロックにより多重クロックを生成す
る。
【0032】(1) f1 の周波数のクロックを出力する
場合。 多重クロック入力部11に周波数f1 の転送クロックが
入力される。同期クロックに同期して周波数f1 の識別
パターン20の第1ビット「1」が識別パターンシフト
手段12に入力され,S0より出力される。出力S1,
S2は「0」であるので,その2ビットの論理積を演算
する論理積手段14の出力は「0」である。同様に,論
理積手段15はS0の出力とS2の出力の論理積を演算
し,「0」を出力する。次に,同期クロックに同期して
識別パターンシフト手段12は,識別パターン20の第
2ビットを入力し,S0より出力する。そして,それま
でS0より出力されていた識別パターン20の第1ビッ
トはシフトされて,S1より出力される。論理積手段1
4はS0とS1を入力し,論理積を演算して周波数f1
を表す「1」を出力する。このときS2の出力は0であ
るので,論理積手段15の出力は「0」である。
【0033】(2) 周波数f2 のクロックを出力する場
合。 多重クロック入力部11に,周波数f2 の転送クロック
が入力される。識別パターンシフト手段12は同期クロ
ックに同期して,周波数f2 の識別パターン21の第1
ビット「1」を取り込み,S0より出力する。この時,
S1,S2の出力は「0」であるので,論理積手段14
および論理積手段15の出力はいずれも「0」である。
次に,同期クロックに同期して識別パターン21の第2
ビット「0」が識別パターンシフト手段12に入力さ
れ,S0より出力される。その時,S0に出力されてい
た信号は1ビットシフトされてS1より出力される。識
別パターンシフト手段12のS0,S1の出力は論理積
手段14に入力され,論理積が演算されて「0」を出力
する。S2の出力は「0」であるので論理積手段15の
出力も「0」である。さらに,同期信号に同期して,識
別パターンシフト手段12に識別パターン21の第3ビ
ット「1」が入力され,S0より出力される。それま
で,S0に出力されていた「0」は1ビットシフトされ
てS1より出力される。また,それまでS1より出力さ
れていた「1」は1ビットシフトされてS2より出力さ
れる。その結果,S1とS2を入力する論理積手段15
は周波数f2 のクロックを表す「1」を出力する。S0
とS1の論理積を演算する論理積手段14は「0」を出
力する。
【0034】本発明によれば,論理積手段14,15の
2ビットの入力のみで転送クロックの周波数を識別で
き,多重クロック伝送装置の規模を小さくすることがで
きる。
【0035】
【実施例】図3は本発明の実施例を示す。図において,
22は多重クロック伝送装置,23はクロック分離手
段,24は多重クロック生成手段,25−1は周波数f
1 の識別パターン発生部であって,周波数f1 の転送ク
ロックであることを表す識別パターンを発生するもので
ある。25−2は周波数f2 の識別パターン発生部であ
って,周波数f2 の転送クロックであることを表す識別
パターンを発生するものである。25−3は周波数f 1
の識別パターンであって,周波数f3 の転送クロックで
あることを表す識別パターンを発生するものである。2
5−4は周波数f4 の識別パターン発生部であって,周
波数f4 のクロックであることを表す識別パターンを発
生するものである。26は基本クロック発生部であっ
て,各周波数の転送クロックを生成して出力するもので
ある。27は多重クロック生成部であって,基本クロッ
ク発生部で出力されるクロックに対応する周波数パター
ンを選択し,多重クロックを生成するものである。
【0036】図4は周波数の識別パターンの実施例を示
す。図は5ビットで識別パターンを構成する場合を示
す。図において, (a)は周波数f1 のクロックの識別パ
ターンであって,第1ビットおよび第2ビットを「1」
としたものである。 (b)は周波数f2 のクロックの識別
パターンであって,第1ビットおよび第3ビットを
「1」としたものである。 (c)は周波数f3 のクロック
の識別パターンであって,第1ビットおよび第4ビット
を「1」をしたものである。 (d)は周波数f4 のクロッ
クの識別パターンであって,第1ビットおよび第5ビッ
トを「1」としたものである。
【0037】図5は本発明のクロック分離手段の実施例
を示す。図において,29は多重クロック伝送装置,3
0はクロック分離手段,31は多重クロック入力部,3
2は識別パターンシフト手段である。33はシフトレジ
スタであって,入力端子Dに入力される識別パターンを
同期クロック入力部CKに入力される同期クロックに同
期して1ビットずつ入力するものである。シフトレジス
タ33において,S0は入力端子Dに入力される識別パ
ターンのビットをシフトしないで出力されたものであ
る。S1は同期クロックに同期してS0に出力された信
号をシフトされて出力されたものである。S2は同期ク
ロックに同期してS1に出力された信号をシフトして出
力されたものである。S3は同期クロックに同期してS
2に出力された信号を同期クロックに同期してシフトし
て出力するものである。S4はS3に出力された信号を
1ビットシフトして出力されたものである。34はクロ
ック出力部であって,多重クロックを分離したクロック
を出力するものである。35はアンド回路であって,周
波数f1 のクロックを出力するものである。36はアン
ド回路であって,周波数f2 のクロックを出力するもの
である。37はアンド回路であって,周波数f3 のクロ
ックを出力するものである。38はアンド回路であっ
て,周波数f4 のクロックを出力するものである。
【0038】図6はクロック分離手段の動作説明図であ
る。(a)は周波数f1 の識別パターンの基本パターンS
0(位相シフトなし)を示す。 (b)は基本パターンより
1ビットシフトした周波数f1 の識別パターンS1を示
す。 (c)は周波数f1 のクロックを示す。
【0039】(d)は周波数f2 の識別パターンの基本パ
ターン(位相シフトなし)を示す。(e)は基本パターン
より2ビットシフトした周波数f2 の識別パターンを示
す。(f)は周波数f2 のクロックを示す。
【0040】(g)は周波数f3 の識別パターンの基本パ
ターン(位相シフトなし)を示す。(h)は基本パターン
より3ビットシフトした周波数f3 の識別パターンを示
す。(i)は周波数f3 のクロックを示す。
【0041】(j)は周波数f4 の識別パターンの基本パ
ターン(位相シフトなし)を示す。(k)は基本パターン
より4ビットシフトした周波数f4 の識別パターンを示
す。(l)は周波数f4 のクロックを示す。
【0042】図6を参照して図5のクロック分離手段の
動作を説明する。 (1) 周波数f1 のクロックを取り出す場合。 周波数f1 の識別パターンが多重クロック入力部31に
入力される。同期クロックに同期して,周波数f1 の基
本パターン (a)がシフトレジスタ33の出力S0より出
力される。その時,S0に出力されていた信号は同期ク
ロックに同期してS1にシフトされる。同様にS1の出
力はS2,S2の出力はS3,S3の出力はS4にシフ
トされて出力される。そして,S0の出力の基本パター
ン (a)と基本パターンを1ビットシフトしたS1の出力
(b)はアンド回路35に入力され,論理積をとられ,f
1 の識別パターンを入力してから2番目の同期クロック
のタイミングで周波数f1 のクロックを表す「1」が出
力される。
【0043】基本パターン (a)は他のアンド回路36,
37,38にも入力されるが,各同期クロックのタイミ
ングで他方の論理入力は「0」であるので,周波数f1
のクロックは出力しない。
【0044】(2) 周波数f2 のクロックを取り出す場
合。 周波数f2 の識別パターンが多重クロック入力部31に
入力される。同期クロックに同期して,周波数f2 の基
本パターン (d)がシフトレジスタ33の出力S0より出
力される。S0の出力は同期クロックに同期してS1に
シフトされる。同時にS1の出力はS2,S2の出力は
S3,S3の出力はS4にシフトされて出力される。そ
して,S0の出力の基本パターン (d)と基本パターンを
2ビットシフトしたS2の出力 (e)はアンド回路36に
入力され,論理積が演算される。アンド回路36はf2
の識別パターンを入力してから3番目の同期クロックの
タイミングで周波数f2 のクロックを表す「1」を出力
する。他のアンド回路35,37,38には基本パター
ン(d) とそれぞれにシフトされた識別パターンが入力さ
れ「0」を出力する。そのため,同期クロックの各タイ
ミングで周波数f2のクロックは出力されない。
【0045】(3) 周波数f3 のクロックを取り出す場
合。 周波数f3 の識別パターンが多重クロック入力部31に
入力される。同期クロックに同期して,周波数f3 の基
本パターン (g)がシフトレジスタ33の出力S0より出
力される。その時,S0に出力されていた信号はS1,
S2の出力はS3,S3の出力はS4にシフトして出力
される。そして,S0の出力の基本パターン (g)と基本
パターンを3ビットシフトしたS3の出力 (h)はアンド
回路37に入力さる。アンド回路37は論理積を演算
し,f3 の識別パターンを入力してから第4番目のクロ
ックのタイミングで周波数f3 のクロックを表す「1」
を出力する。他のアンド回路35,36,38は基本パ
ターン(g)とそれぞれにシフトされた識別パターンを
入力し,同期クロックの各タイミングで「0」を出力す
る。そのため,周波数f3 のクロックは出力しない。
【0046】(4) 周波数f4 のクロックを取り出す場
合。 周波数f4 の識別パターンが多重クロック入力部31に
入力される。同期クロックに同期して,周波数f4 の基
本パターン (j)がシフトレジスタ33の出力S0より出
力される。その時,S0の出力は同期クロックに同期し
てS1にシフトされ,S1の出力はS2,S2の出力は
S3,S3の出力はS4に出力される。そして,S0の
出力の基本パターン (j)と基本パターンを4ビットシフ
トしたS4の出力 (k)はアンド回路38に入力されて論
理積をとられ,f4 の識別パターンを入力してから第5
番目の同期クロックのタイミングで周波数f4 のクロッ
クを表す「1」が出力される。他のアンド回路35,3
6,37は基本パターン(j) とそれぞれにシフトされた
識別パターンを入力し,同期クロックの各タイミングで
「0」を出力する。そのため,周波数f4 のクロックは
出力されない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば,周波数パターンの基本
パターンと位相シフトした周波数パターンの論理積を演
算する回路構成が簡単になり,多重クロック伝送装置を
大幅に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の基本構成の動作説明図である。
【図3】本発明の実施例を示す図である。
【図4】周波数の識別パターンの実施例を示す図であ
る。
【図5】本発明のクロック分離手段の実施例である。
【図6】クロック分離手段の動作説明図である。
【図7】本発明の対象とする装置の例を示す図である。
【図8】本発明の対象とする装置例の動作説明図であ
る。
【図9】多重クロックの例を示す図である。
【図10】従来の周波数の識別パターンを示す図であ
る。
【図11】従来のクロック分離手段の構成を示す図であ
る。
【図12】従来のクロック分離手段の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 :多重クロック伝送装置 2 :多重クロック生成手段 3 :クロック分離手段 10:周波数の識別パターン発生部 10’:多重クロック生成部 11:多重クロック入力部 12:識別パターンシフト手段 13:クロック出力部 14:論理積手段 15:論理積手段 16:同期クロック 17:多重クロック 18:転送クロック 20:f1 の識別パターン 21:f2 の識別パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 3/00 - 3/26 H04L 7/00 - 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる周波数の転送クロックを同一信号
    線に多重して伝送する多重クロック伝送方法において,
    多重クロックの各転送クロックは転送クロック周波数よ
    り高いクロック周波数のクロックで周波数を識別するた
    めの複数ビットの識別パターンを構成され,識別パター
    ンの複数ビットのうち2ビットを他のビットと異なる値
    としてその位相間隔により転送クロックの周波数を表す
    多重クロック生成手段(2) と,多重クロックから各周波
    数の転送クロックを分離するクロック分離手段(3) とを
    備え,クロック分離手段(3) は多重クロックを入力し,
    転送クロックの該識別パターンのビットを同期クロック
    により入力して位相シフトなしに出力するとともに,出
    力されている識別パターンのビットを1ビットずつシフ
    トして出力する識別パターンシフト手段(12)と,識別パ
    ターンシフト手段の位相シフトしない該識別パターンの
    ビットと位相シフトした該識別パターンのビットとを入
    力し論理積を演算し出力する論理積手段(14),(15)とを
    備え,分離する周波数の転送クロックの位相シフトしな
    い該識別パターンのビットと位相シフトさせた該識別パ
    ターンのビットとの論理積により,入力された該識別パ
    ターンの転送クロック周波数のクロックを出力し,多重
    クロックを分離することを特徴とする多重クロック伝送
    方法。
  2. 【請求項2】 異なる周波数の転送クロックを同一信号
    線に多重して伝送する多重クロック伝送装置において,
    多重クロックの各転送クロックは転送クロック周波数よ
    り高いクロック周波数のクロックで周波数を識別するた
    めの複数ビットの識別パターンを構成し,該識別パター
    ンの複数ビットのうち2ビットを他のビットと異なる値
    としてその位相間隔により転送クロックの周波数を表す
    多重クロック生成手段(2) と,多重クロックから各周波
    数の転送クロックを分離するクロック分離手段(3) とを
    備え,クロック分離手段(3) は多重クロックを入力し,
    転送クロックの該識別パターンのビットを同期クロック
    により入力して位相シフトなしに出力するとともに,出
    力されている識別パターンのビットを1ビットずつシフ
    トして出力する識別パターンシフト手段(12)と,識別パ
    ターンシフト手段の位相シフトしない該識別パターンの
    ビットと位相シフトした該識別パターンのビットとを入
    力し論理積を演算し出力する論理積手段(14),(15)とを
    備えることを特徴とする多重クロック伝送装置。
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