JPH09321656A - 符号分割クロック伝送方式 - Google Patents

符号分割クロック伝送方式

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JPH09321656A
JPH09321656A JP8135067A JP13506796A JPH09321656A JP H09321656 A JPH09321656 A JP H09321656A JP 8135067 A JP8135067 A JP 8135067A JP 13506796 A JP13506796 A JP 13506796A JP H09321656 A JPH09321656 A JP H09321656A
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clock
transmission
signal
code
spreading
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JP8135067A
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Tominari Nomura
富成 野村
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NEC Saitama Ltd
Original Assignee
NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック発生装置にて複数のクロック信号を
生成し、かつ、それら複数のクロック信号を送信し、複
数の受信装置で受信をするクロック伝送方式において、
特にクロック伝送により発生する輻射(放射)ノイズ低
減を図る。 【解決手段】 伝送する複数のクロック信号7に互いに
直交する符号(拡散符号)5を割当て拡散を行った後に
多重処理して伝送路14に伝送信号19を送出し、伝送
路に接続された受け側の装置で送出された伝送信号19
から伝送された複数のクロック信号7を再生することで
装置間の配線数の削減,輻射(放射)ノイズの低減を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック発生装置
にて複数のクロック信号を生成し、かつ、それら複数の
クロック信号を送信し、複数の受信装置で受信をするク
ロック伝送方式において、特にクロック伝送により発生
する輻射(放射)ノイズ低減を必要とする装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック伝送方式は、クロック発
生装置で生成した複数のクロック信号を受け側の装置に
伝送するためには、生成したクロックの種類とクロック
発生装置に接続される装置の数をかけ算した数の複数の
伝送路を設けて接続していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のクロック伝送方
式では、クロックの種類に等しい本数のクロック信号線
が必要となるため、クロックの種類が増加した場合に装
置間の配線が多数となり、プリント板の物理的制約によ
りプリントパターンで実現できずに、多芯ケーブルで代
用することがあり、コストアップになるという問題があ
った。
【0004】また、従来のクロック伝送方式では、複数
のクロックを伝送する場合において、クロック信号線を
平行に配置すると、クロック信号線の間でクロックの回
り込みの発生が生じ易く、回り込んだクロックの影響に
より回路が誤動作を起こす可能性があることから、クロ
ック信号線の配線に制約が生じるという問題があった。
【0005】さらに、従来のクロック伝送方式では、発
生され伝送されるクロックの基本次数および高調波次数
の輻射(放射)ノイズの低減を図るために複数の伝送路
のシールドが必要になり、コストアップになるという問
題があった。
【0006】本発明の目的は、伝送する複数のクロック
信号に互いに直交する符号(拡散符号)を割当て拡散を
行った後に多重処理して伝送信号として伝送路に送出
し、伝送路に接続された受け側の装置においては送出さ
れた伝送信号から伝送された複数のクロックを再生する
ことで、装置間の配線数を削減し、伝送路の輻射(放
射)ノイズ対策を簡易に実現する、符号分割クロック伝
送方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】拡散,逆拡散のタイミン
グを与えるリファレンス信号を生成するリファレンス信
号回路と、前記リファレンス信号に同期して第1の拡散
符号を生成する疑似ランダムコード発生器(以下PNG
を称す)と、前記PNGの第1の拡散符号出力を入力と
し時間軸上に遅延させたn個の第2の拡散符号に変換す
る第1のシフトレジスタと、前記n個の第2の拡散符号
とn個の伝送クロックとの乗算を行いn個の拡散信号を
それぞれ生成し出力するn個のディジタル乗算器と、前
記n個の拡散信号を加算し多重を行い多重クロック信号
を出力する多重部と、前記多重クロック信号の振幅制限
を行う減衰器(以下ATTと称す)と、前記リファレン
ス信号と前記多重クロック信号とのアナログ乗算を行い
伝送信号を生成し出力するアナログ乗算器とから構成さ
れ、かつ、伝送路に前記伝送信号を出力するクロック多
重部と、前記伝送路で伝送された前記伝送信号から前記
リファレンス信号の再生を行うリファレンス再生回路
と、再生された前記リファレンス信号に同期して前記P
NGで生成された前記第1の拡散符号を再生し出力する
再生PNGと、前記再生PNGの前記第1の拡散符号出
力を入力とし時間軸上に遅延させたn個の第3の拡散符
号に変換する第2のシフトレジスタと、前記伝送信号と
前記n個の第3の拡散符号との乗算を行い所望のn個の
クロックを抽出するn個の乗算器と、前記n個の乗算器
から出力される前記n個のクロック信号の波形整形を行
い前記n個の伝送クロックを出力するn個のクロック整
形回路とから構成される複数のクロック再生部にクロッ
クを伝送する機能を有する。
【0008】前記第1および第2のシフトレジスタは、
前記第1の拡散符号を入力とし時間軸上に遅延させn個
の出力ポートから異なったタイミングのn個の第2およ
び第3の拡散符号を出力する機能を有する。
【0009】前記伝送路は、前記クロック多重部と複数
の前記クロック再生部とを接続し、前記多重クロック信
号と前記リファレンス信号が合成された前記伝送信号を
伝送する機能を有する。
【0010】前記第2,第3の拡散符号は、同一の拡散
符号であり、前記第2の拡散符号は前記クロック多重部
で前記クロック信号の拡散に使用され、第3の拡散符号
は前記クロック再生部で前記伝送クロックの再生(逆拡
散)に使用する機能を有する。
【0011】前記リファレンス再生回路は、前記再生P
NGにて前記第1の拡散符号の生成タイミングを決定す
る前記リファレンス信号を前記伝送信号より抽出する機
能を有する。
【0012】本発明は、伝送する複数のクロック信号に
互いに直交する拡散符号を割当て拡散を行い多重して振
幅制限を行った後、逆拡散のタイミングを決定するリフ
ァレンス信号を重畳し伝送信号とし伝送路に送出し、伝
送路に接続された受け側の装置で送出された伝送信号か
ら伝送されたリファレンス信号を分離し、かつ分離再生
したリファレンス信号のタイミングに同期して拡散符号
の生成を行い逆拡散を行うことで、装置間の伝送路数の
低減と、伝送路の輻射(放射)ノイズ対策の簡易化を実
現する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例について、図面を
参照して説明する。図1は、本発明による符号分割クロ
ック伝送方式の一実施例のブロック図である。この符号
分割クロック伝送方式は、伝送クロックを拡散符号にて
拡散を行い多重するクロック多重部15と、拡散符号に
て逆拡散を行い伝送クロックを再生するクロック再生部
16とに大別できる。
【0014】クロック多重部15は、リファレンス信号
回路1,疑似ランダムコード発生器(PNG)2,シフ
トレジスタ4,ディジタル乗算器(6−1)〜(6−
n),多重部9,減衰器(ATT)10,アナログ乗算
器12より構成される。リファレンス信号回路1は、拡
散のタイミングを与えるリファレンス信号13を生成す
る。生成されたリファレンス信号13は、PNG2とア
ナログ乗算器12に送出される。PNG2は、リファレ
ンス信号を入力としリファレンス信号13に同期した第
1の拡散符号3を生成し、シフトレジスタ4に送出す
る。シフトレジスタ4は第1の拡散符号3を時間軸上に
遅延させたn個の第2の拡散符号(5−1)〜(5−
n)に変換し、ディジタル乗算器(6−1)〜(6−
n)に出力する。
【0015】ディジタル乗算器(6−1)〜(6−n)
は、伝送クロック(7−1)〜(7−n)とn個の第2
の拡散符号5との乗算をそれぞれ行い、n個の拡散信号
(8−1)〜(8−n)を生成し、多重部9に出力す
る。多重部9は、入力されたn個の拡散信号8を加算し
て多重を行い、得られた多重クロック信号11をATT
10に出力する。ATT10は多重クロック信号11の
振幅を減衰させて、アナログ乗算器12に出力する。ア
ナログ乗算器12は、多重クロック信号11とリファレ
ンス信号13との乗算を行い、リファレンス信号13に
多重クロック信号11を重畳し、伝送路14に送出す
る。伝送路14には、n個の受信装置(17−1)〜
(17−n)が接続される。n個の受信装置は、それぞ
れクロック再生部(16−1)〜(16−n)を有して
いる。なお、各受信装置のクロック再生部の構成は同じ
であるので、受信装置17−1のクロック再生部16−
1のみ詳細に示してある。
【0016】なお、以下の説明において、同一の要素が
n個あり、これらを区別する必要のない場合には、枝番
号を省略した参照番号で表記するものとする。
【0017】クロック再生部16は、リファレンス再生
回路18,再生PNG20,シフトレジスタ21,乗算
器(23−1)〜(23−n),クロック整形回路(2
4−1)〜(24−n)より構成される。リファレンス
再生回路18は、伝送路14より入力される伝送信号1
9より、逆拡散のタイミングを与えるリファレンス信号
13の再生を行い再生PNG20に出力する。再生PN
G20は再生されたリファレンス信号13に同期して、
PNG2で生成された第1の拡散符号3を生成し、シフ
トレジスタ21に出力する。シフトレジスタ21は再生
された第1の拡散符号3を時間軸上に遅延させたn個の
第3の拡散符号22に変換し、乗算器(23−1)〜
(23−n)に出力する。乗算器(23−1)〜(23
−n)は、伝送信号19とn個の第3の拡散符号22を
それぞれ入力とし、逆拡散を行い歪み成分を含んだ伝送
クロック(7−1)〜(7−n)を抽出して、クロック
整形回路(24−1)〜(24−n)に送出する。これ
らクロック整形回路は、歪みを含んだ伝送クロック(7
−1)〜(7−n)の波形整形を行い出力する。
【0018】本実施例の構成を、動作をも含めて、さら
に詳細に説明する。
【0019】クロック多重部15のリファレンス信号回
路1は、PNG2にて生成される第1の拡散符号3のタ
イミング決定に使用される固定周期のクロック信号であ
るリファレンス信号13を出力する。なおリファレンス
信号13は、第1の拡散符号3の符号速度に比較して十
分長い周期の任意の信号である。
【0020】図2に、リファレンス信号発生器1の具体
例を示す。リファレンス信号13の原振である水晶発振
器(X’tal)26と、水晶発振器26の出力に直流
電圧を重畳しリファレンス信号13のデューティ比を調
整するコンデンサ27と抵抗28,29とNAND30
からなる回路と、波形整形と出力バッファの機能を担う
NAND31とより構成され、PNG2とアナログ乗算
器12へ接続される。
【0021】PNG2は、リファレンス信号13に同期
して第1の拡散符号3を生成する。一例では拡散符号に
M系列符号を用いる。M系列符号は、乗数に等しい数の
Dフリップフロップと数個の排他的論理和(以下、EX
−ORを称す)とにより容易に実現できる。第1の拡散
符号3をリファレンス信号13に同期させるために、一
例ではリファレンス信号13の立ち上がりに合わせてP
NG2内のDフリップフロップのイニシャライズを行
う。この動作は、リセット入力のあるDフリップフロッ
プを使用することで容易に実現できる。Dフリップフロ
ップは、一例として標準ロジックのμPD74HC16
5(日本電気(株)製)が使用できる。
【0022】シフトレジスタ4は、PNG2より出力さ
れる第1の拡散符号3を時間軸上に遅延させ、n個の第
2の拡散符号5を生成する。図3に具体的な第2の拡散
符号5の生成例を示す。図中のMは、シフトレジスタ内
部のDフリップフロップ数を示し、Mは常に伝送クロッ
クの数nより大きいという関係にある。D0 からDM
で時間軸上に遅延させ、任意のDフリップフロップを選
択しディジタル乗算器6と接続する。図3の例では、D
フリップフロップを2個ずつ飛ばしてディジタル乗算器
6と接続している。Dフリップフロップは、一例とし
て、標準ロジックのμPD74HC165(日本電気
(株)製)が使用できる。シフトレジスタ4で生成され
たn個の第2の拡散符号5は、対応するn個の伝送クロ
ック7とディジタル乗算器(6−1)〜(6−n)にて
それぞれ乗算され、n個の拡散信号8となり多重部9に
出力される。ディジタル乗算器(6−1)〜(6−n)
は、EX−ORの機能で実現可能である。多重部9は、
入力されるn個の拡散信号8を単純に加算し、多重クロ
ック信号11として出力する。
【0023】図4に、多重部9の具体例を示す。入力さ
れたn個の拡散信号8はオペアンプ32,抵抗アレー3
3,抵抗34よりなる加算器にて加算される。しかし、
オペアンプ32の出力で位相が180度反転するため、
修正の目的でオペアンプ35と抵抗36,37よりなる
反転アンプに入力され、更にバッファアンプ38を通し
て出力される。一例として、使用するオペアンプ32,
35ならびにバッファアンプ38には、μPC1251
(日本電気(株)製)が使用可能である。
【0024】出力された多重クロック信号11は、AT
T10に入力される。ATT10は、抵抗2個で構成さ
れる単純な抵抗分圧器である。多重クロック信号11を
減衰させることで、クロック再生部16にて単純なコン
パレータを使用しリファレンス信号13を抽出すること
を可能にし、および多重クロック信号11の振幅を制限
し輻射(放射)ノイズを低減させる。減衰した多重クロ
ック信号11は、アナログ乗算器12にてリファレンス
信号1と乗算され、伝送信号19となり伝送路14に出
力される。
【0025】図5に、伝送信号19のイメージを示す。
固定周期のクロック信号であるリファレンス信号13と
多重クロック信号11とが、アナログ乗算器12で乗算
され、図示のような伝送信号19となる。
【0026】伝送路14には、クロック多重部15の出
力する伝送信号19よりクロックを再生し動作するn個
の受信装置17が接続されており、各受信装置17はク
ロック再生部16を有する。
【0027】クロック再生部16は、リファレンス再生
回路18,再生PNG20,シフトレジスタ21,乗算
器23,クロック整形回路24から構成され、伝送路1
4を通じて与えられる伝送信号19の逆拡散を行い、n
個の伝送クロックを再生する。
【0028】リファレンス再生回路18は、入力された
伝送信号19からリファレンス信号13を再生する。図
6に、リファレンス再生回路18の具体例を示す。伝送
信号19から、抵抗39,コンデンサ40,オペアンプ
41,基準電圧42,ツェナダイオード43からなるコ
ンパレータにより、CMOSレベルのリファレンス信号
13が再生される。さらにリファレンス信号13は、バ
ッファアンプ44を通して再生PNG20に出力され
る。リファレンス再生回路18では、オペアンプ41,
バッファアンプ44として、μPC1251(日本電気
(株)製)が使用できる。
【0029】再生PNG20は、先に説明したPNG2
と同じ動作を行い、第1の拡散符号3を再生する。シフ
トレジスタ21もまたシフトレジスタ4と同じ動作を行
い、n個の第3の拡散符号(22−1)〜(22−n)
を乗算器(23−1)〜(23−n)に出力する。シフ
トレジスタ21と乗算器(23−1)〜(23−n)と
の接続は、シフトレジスタ4とディジタル乗算器(6−
1)〜(6−n)との接続と同じである。同じ接続にす
ることで、伝送クロック信号7の再生が可能になる。伝
送信号19とn個の第3の拡散符号22は、乗算器(2
3−1)〜(23−n)で逆拡散されてクロック信号
(25−1)〜(25−n)となり、クロック整形回路
(24−1)〜(24−n)に出力される。クロック整
形回路(24−1)〜(24−n)は、再生するべき伝
送クロック7に含まれる目的外の伝送信号19の成分を
除去し、クロック多重部15に入力された時と同じn個
の伝送クロック(7−1)〜(7−n)を再生する。
【0030】図7に、クロック整形回路24の具体例を
示す。乗算器23の出力は、抵抗45,コンデンサ4
6,オペアンプ47,基準電圧48,ツェナダイオード
49からなるコンパレータにより波形整形され、更にシ
ュミット特性を持つインバータ50を通して、受信装置
17にn個の伝送クロック7を出力する。このクロック
整形回路では、一例として、オペアンプ47にμPC1
251(日本電気(株)製)、インバータ50に基準C
MOSロジックであるμPD74HC14(日本電気
(株)製)が使用できる。
【0031】伝送クロック(7−1)を伝送する場合を
例にして、動作を説明する。伝送クロック(7−1)は
クロック多重部15に入力されると、ディジタル乗算器
(6−1)にて第2の拡散符号(5−1)と乗算され、
拡散信号(8−1)となり多重部9に出力される。多重
部9にて(n−1)個の他の伝送クロック7と多重さ
れ、更にATT10にて振幅を減衰された後、アナログ
乗算器12に出力される。アナログ乗算器12では、リ
ファレンス信号13と乗算され、伝送信号19となり伝
送路14に送出される。
【0032】伝送信号19は、伝送路14を通り受信装
置17の有するクロック再生部16に伝送される。クロ
ック再生部16に入力された伝送信号は、リファレンス
再生回路18と乗算器23にそれぞれ入力される。リフ
ァレンス再生回路16では、伝送信号19からリファレ
ンス信号13を抽出し、再生PNG20とシフトレジス
タ21を動作させ、第2の拡散符号5と同じ第3の拡散
符号22を生成する。伝送クロック(7−1)の再生
は、乗算器(23−1)にて第3の拡散符号(22−
1)と乗算することで行われる。再生された伝送クロッ
ク(7−1)は、伝送信号19の成分を僅かながら含ん
でいるため、クロック整形回路(24−1)を通し波形
整形を行い、伝送クロック(7−1)が完全に再生され
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、クロック信号を多重し
て伝送することからクロック信号の種類によらず一本の
伝送路のみでクロックを伝送でき、装置間のクロック信
号線の配線数を削減できる。
【0034】また、本発明では、クロック信号を減衰さ
せて伝送することで、従来の伝送方式に比較して輻射
(放射)ノイズを低減できる。
【0035】さらに、本発明では、一つの伝送路にシー
ルドを施すのみで輻射(放射)ノイズ対策を低コストで
実現できる。
【0036】また、本発明では、各クロック信号に直交
性に優れた拡散符号をそれぞれ割当て伝送することか
ら、伝送路中のクロック信号同士の干渉がないため、ク
ロック信号間のクロック回り込みが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロック図におけるリファレンス信号回
路の詳細な回路図である。
【図3】図1で使用する第2の拡散符号5の生成イメー
ジ図である。
【図4】図1のブロック図における多重部の詳細な回路
図である。
【図5】図1で使用する伝送信号の生成イメージ図であ
る。
【図6】図1のブロック図におけるリファレンス再生回
路の詳細な回路図である。
【図7】図1のブロック図におけるクロック整形回路の
詳細な回路図である。
【符号の説明】
1 リファレンス信号回路 2 PNG 3 第1の拡散符号 4 シフトレジスタ 5 第2の拡散符号 6 ディジタル乗算器 7 伝送クロック 8 拡散信号 9 多重部 10 ATT 11 多重クロック信号 12 アナログ乗算器 13 リファレンス信号 14 伝送路 15 クロック多重部 16 クロック再生部 17 受信装置 18 リファレンス再生回路 19 伝送信号 20 再生PNG 21 シフトレジスタ 22 第3の拡散符号 23 乗算器 24 クロック整形回路 25 クロック信号 26 水晶発振器 27,40,46 コンデンサ 28,29,34,36,37,39,45 抵抗 30,31 NAND 32,35,41,47 オペアンプ 33 抵抗アレー 38,44 バッファアンプ 42,48 基準電圧 43,49 ツェナダイオード 50 インバータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送する複数のクロック信号に互いに直交
    する符号を割当て拡散を行った後に多重処理して伝送路
    に伝送信号を送出し、伝送路に接続された受け側の装置
    で送出された伝送信号から伝送された複数のクロックを
    再生することを特徴とする符号分割クロック伝送方式。
  2. 【請求項2】拡散,逆拡散のタイミングを与えるリファ
    レンス信号を生成し、前記リファレンス信号に同期して
    第1の拡散符号を生成し、前記第1の拡散符号出力を時
    間軸上に遅延させたn個の第2の拡散符号に変換し、前
    記n個の第2の拡散符号とn個の伝送クロックとの乗算
    を行い、n個の拡散信号をそれぞれ生成し、前記n個の
    拡散信号を加算し多重を行い多重クロック信号を生成
    し、前記多重クロック信号の振幅制限を行い、前記リフ
    ァレンス信号と前記多重クロック信号とのアナログ乗算
    を行い伝送信号を生成し、伝送路に出力するクロック多
    重部と、 前記伝送路で伝送された前記伝送信号から前記リファレ
    ンス信号の再生を行い、再生された前記リファレンス信
    号に同期して前記第1の拡散符号を再生し、前記第1の
    拡散符号出力を入力とし時間軸上に遅延させたn個の第
    3の拡散符号に変換し、前記伝送信号と前記n個の第3
    の拡散符号との乗算をそれぞれ行い所望のn個のクロッ
    クを抽出し、前記n個のクロック信号の波形整形を行い
    前記n個の伝送クロックを出力するクロック再生部とを
    有することを特徴とする符号分割クロック伝送方式。
  3. 【請求項3】拡散,逆拡散のタイミングを与えるリファ
    レンス信号を生成するリファレンス信号回路と、前記リ
    ファレンス信号に同期して第1の拡散符号を生成する疑
    似ランダムコード発生器と、前記疑似ランダムコード発
    生器の第1の拡散符号出力を入力とし、時間軸上に遅延
    させたn個の第2の拡散符号に変換する第1のシフトレ
    ジスタと、前記n個の第2の拡散符号とn個の伝送クロ
    ックとの乗算を行い、n個の拡散信号をそれぞれ生成し
    出力するn個のディジタル乗算器と、前記n個の拡散信
    号を加算し多重を行い多重クロック信号を出力する多重
    部と、前記多重クロック信号の振幅制限を行う減衰器
    と、前記リファレンス信号と前記多重クロック信号との
    アナログ乗算を行い伝送信号を生成し出力するアナログ
    乗算器とから構成され、かつ、伝送路に前記伝送信号を
    出力するクロック多重部と、 前記伝送路で伝送された前記伝送信号から前記リファレ
    ンス信号の再生を行うリファレンス再生回路と、再生さ
    れた前記リファレンス信号に同期して前記疑似ランダム
    コード発生器で生成された前記第1の拡散符号を再生し
    出力する再生疑似ランダムコード発生器と、前記再生疑
    似ランダムコード発生器の前記第1の拡散符号出力を入
    力とし時間軸上に遅延させたn個の第3の拡散符号に変
    換する第2のシフトレジスタと、前記伝送信号と前記n
    個の第3の拡散符号との乗算をそれぞれ行い所望のn個
    のクロックを抽出するn個の乗算器と、前記n個の乗算
    器から出力される前記n個のクロック信号の波形整形を
    行い前記n個の伝送クロックを出力するn個のクロック
    整形回路とから構成されるクロック再生部を複数有する
    ことを特徴とする符号分割クロック伝送方式。
  4. 【請求項4】前記第1のシフトレジスタは、前記第1の
    拡散符号を入力とし時間軸上に遅延させn個の出力ポー
    トから異なったタイミングのn個の第2の拡散符号を出
    力し、前記第2のシフトレジスタは、前記第1の拡散符
    号を入力とし時間軸上に遅延させn個の出力ポートから
    異なったタイミングのn個の第3の拡散符号を出力す
    る、ことを特徴とする請求項3記載の符号分割クロック
    伝送方式。
  5. 【請求項5】前記伝送路は、前記クロック多重部と複数
    の前記クロック再生部とを接続し、前記多重クロック信
    号と前記リファレンス信号が合成された前記伝送信号を
    伝送することを特徴とする請求項3または4記載の符号
    分割クロック伝送方式。
  6. 【請求項6】前記第2,第3の拡散符号は、同一の拡散
    符号であり、前記第2の拡散符号は前記クロック多重部
    で前記クロック信号の拡散に使用され、第3の拡散符号
    は前記クロック再生部で前記伝送クロックの再生(逆拡
    散)に使用されることを特徴とする請求項3〜5のいず
    れかに記載の符号分割クロック伝送方式。
  7. 【請求項7】前記リファレンス再生回路は、前記再生疑
    似ランダムコード発生器にて前記第1の拡散符号の生成
    タイミングを決定する前記リファレンス信号を前記伝送
    信号より抽出することを特徴とする請求項3〜6のいず
    れかに記載のクロック伝送方式。
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Citations (5)

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