JPH024181B2 - - Google Patents

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JPH024181B2
JPH024181B2 JP59017353A JP1735384A JPH024181B2 JP H024181 B2 JPH024181 B2 JP H024181B2 JP 59017353 A JP59017353 A JP 59017353A JP 1735384 A JP1735384 A JP 1735384A JP H024181 B2 JPH024181 B2 JP H024181B2
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JP
Japan
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signal
power line
pseudo
transmitting
power
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JP59017353A
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JPS60162326A (ja
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Satoshi Hasegawa
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
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Priority to US06/662,111 priority patent/US4641322A/en
Publication of JPS60162326A publication Critical patent/JPS60162326A/ja
Publication of JPH024181B2 publication Critical patent/JPH024181B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は電力線を介して複数の送受信装置が情
報信号のやりとりを行なう通信方式に関するもの
である。
(従来技術とその問題点) 従来、電力線を介した情報信号の伝送における
通信方式は、伝送路の種類により種々の変調方式
が用いられている。送電線伝送路の場合は、単側
波帯変調方式、配電線伝送路の場合は周波数変調
方式あるいは位相変調方式が採用されていた。電
力線の高周波特性は、送電線、配電線を問わずコ
ロナ雑音、負荷雑音が大きく、かつ電力線の負荷
状態により伝送特性も大きく変動する。また、雑
音、伝送特性とも負荷状態により長・短時間及び
瞬時的にも変動する。信号電力は、他システムへ
悪影響を及ぼさないように上限が定められてい
る。このような非常に悪い伝送路条件下で、従来
方式では伝送特性の平滑化は困難であり、信号ス
ペクトラム密度を下げるため信号電力を下げる必
要があつた。このため信頼性の高い通信を行なう
ことは困難で、特に高速データ伝送は不可能であ
つた。
(発明の目的) 本発明の目的は、上記従来方式の欠点を除去せ
しめ、電力線を介した高品質な高速データ伝送方
式及び送受信装置を供給することにある。
(発明の構成) 本発明によれば、複数の送受信装置が同一電力
線を介して情報信号の伝送を行なう電力線通信方
式において、送信側にて送信要求が生起すると電
力線の受信信号パワーを検出し、受信信号パワー
がある値以上であるならば電力線が既に使用され
ているものとして送信要求を棄却し、ある値より
小さければ同期用擬似ランダム系列をまず送出し
その後情報信号をスペクトラム拡散変調して送出
し、受信側にては送信されてきた同期用擬似ラン
ダム系列から同期信号を抽出し、受信情報信号内
に含まれるアドレスあるいは変調用擬似ランダム
系列より自送受信装置あての信号か否かを判断
し、自送受信装置あての情報ならばデータ情報信
号を受けとり通信を行なうことを特徴とするスペ
クトラム拡散多元接続電力線通信方式及び送受信
装置が得られる。
(発明の原理) スペクトラム拡散通信方式は狭帯域情報信号を
高いクロツク周波数を有する擬似ランダム系列に
て乗積変調することで広帯域にスペクトラム拡散
して送信し、受信側では受信信号を相関検波を用
いてスペクトラム逆拡散することで復調し、ピー
ク電力制限下にても高い受信SN(信号対雑音)比
を得る方式である。擬似ランダム系列としては、
m系列(最大長系列)がよく用いられる。こうし
たスペクトラム拡散通信は、狭帯域雑音に強いこ
と、フエージング等伝送路変動に強いこと、秒匿
性が高いこと等により、従来無線通信への適用が
なされてきた。有線通信への適用は、有線回線特
性が無線回路に比べ良好であることから符号多重
による多元接続に焦点がおかれた適用範囲の検討
がなされているにすぎない。しかし、電力線は本
来商用電力信号の伝送を目的として高周波伝送特
性に関してはほとんど規定がない。よつて電気機
器の接続状態により前述したように大きく高周波
伝送特性が変動し、有線と言えども劣悪な高周波
回線環境となる。また、本来の電力線の目的であ
る商用電力信号への悪影響は極力小さく抑えねば
ならないし、電気機器への影響も最小限に留める
べく、高周波信号パワーも小さくせねばならな
い。このような劣悪な高周波回線環境にて、スペ
クトラム拡散通信方式が良好な伝送を行なえるこ
とは無線回線の例により記述したが、更に商用電
力信号や電気機器への影響を最小限に抑える観点
からも、スペクトラム拡散通信では変調スペクト
ラムが広帯域且つ白色に拡散されるのでスペクト
ラム密度が低くなり良好な特性を呈する。以上の
ように考えると、電力線伝送にスペクトラム拡散
通信方式を適用することで非常に有用且つ従来方
式では得られなかつた新規な効果が得られること
がわかる。
次にスペクトラム拡散通信方式について図を参
照しながら説明する。第1図はスペクトラム拡散
通信方式における変調過程を示すものである。ス
ペクトラム拡散通信方式における変調過程は、第
1図aに示す狭帯域情報信号を、第1図bに一例
として示す高いクロツク周波数にて生成される擬
似ランダム系列にて乗積変調し、広帯域にスペク
トラムを拡散するものである。第1図cにスペク
トラム拡散変調された信号波形の一例を示す。第
2図では、スペクトラム拡散変調過程の信号の周
波数スペクトラムの例を示す。第2図aは狭帯域
情報信号のスペクトラムの一例であり、第2図b
は擬似ランダム系列のスペクトラムの一例であ
り、第2図cはスペクトラム拡散変調信号の一例
である。なお、第2図cは変調信号スペクトラム
のメインロープのみを示している。第2図cにて
の拡散されたスペクトラム中の部分スペクトラム
200(1)〜200(N)には、狭帯域情報信
号の信号成分が均等に分散され入つている。ここ
で、Nは擬似ランダム系列の周期長を示す。復調
過程では、受信信号を変調側と同じ擬似ランダム
系列により相関検波を行ない第2図cのスペクト
ラムを有する拡散信号から第2図aのスペクトラ
ムを有する狭帯域情報信号を得ることができる。
前述の狭帯域情報信号が均等に拡散される性質
は、特に電力線を用いた通信には大きな効果を発
揮する。電力線の伝送特性は、負荷状態により大
きく変動し、複数の零点を生じる可能性もある。
第3図aに、ある負荷状態における電力線の伝送
特性例を示す。第3図aの特性は、f1の周波数位
置に伝送零点が生じた例である。いま、従来方式
である振幅変調、周波数変調、位相変調のいずれ
によつても、f1の周波数が中心数であるならば、
受信信号パワーは極端に小さくなり、伝送品質は
大きく劣化する。一方、本発明におけるスペクト
ラム拡散電力線通信方式によると、前述の狭帯域
情報信号が均等に拡散される性質からf1の周波数
近傍の信号パワーが失われるだけで、ほとんど全
ての信号パワーが受信されることになる。この効
果は、擬似ランダム系列の周期長Nが大きくなる
につれ顕著なものとなる。第3図b,cに従来方
式による信号スペクトラムと第3図aの伝送路を
通して復調された復調スペクトラム例、第3図
d,eに本発明の方式による信号スペクトラムと
第3図aの伝送路を通して復調された復調信号ス
ペクトラム例を示す。第3図c,eにて点線は送
信情報信号スペクトラム例である。また、電力線
の伝送特性は、負荷状態の変化に伴ない、時間的
にも大きく変動する。即ち、伝送零点の位置が時
間的に変動するわけである。このような状況で、
従来方式によると時間的に受信信号パワーが大き
く変動し(中心周波数近傍に零点が存在する時刻
で受信信号パワーが急激に減少する。)、安定した
通信が不可能となることは明らかである。一方、
本発明のスペクトラム拡散電力線通信方式では、
時間的に伝送特性、特に伝送零点が変動してもほ
とんど受信信号パワーは変化せず、安定した通信
が可能となる。さらに、本発明の方式では、復調
過程にて電力線の雑音が白色化されるので、特に
周波数選択性のある雑音に対して耐力がある通信
が可能となる。また、同期をとるために、情報信
号に先立ち送出する同期用擬似ランダム系列を、
本発明で示すように電力線を専有するためのフラ
ツグとして用いることで、複数の端末間で伝送媒
体としての電力線を共有するシステムが得られ、
システム運用の柔軟性が大きく増す。
以上のように、従来方式では不可能であつた商
用電力線を用いた高速データ伝送が本発明の方式
では可能となる。本発明のスペクトラム拡散多元
接続電力線通信方式は、負荷状態による伝送特性
の変動の影響を最小限に留めるため、信号を拡散
し危険分散を行なうことで安定な高い通信品質を
確保し、電力線上の信号パワーを検出することに
より複数の端末間で電力線を共有する柔軟なシス
テムが得られ、その効果は多大である。
(実施例) 以下、本発明を実現する実施例を参照しながら
説明する。第4図は、本発明の電力線通信システ
ムを示す図である。図において、400は電力線
を示し、400(1)〜401(K)は送受信装置を
示す。また、402(1)〜402(M)は端末
を示す。401(1)〜401(K)の各送受信装置
は、400の電力線に受動的に接続されており、
該送受信装置間の通信を行なうために電力線の高
周波信号パワーを検出し、高周波信号が検出され
なければスペクトラム拡散変復調にて通信を実行
する。即ち、ある時刻を観察すると、一組の送受
信装置のみが電力線を介して通信を行なつている
ことになる。また、通信を行なう相手方のアドレ
スは、情報データ中に組み込む方式、あるいは変
調擬似ランダム系列を送受信装置に固有に割りあ
てられた系列を選択する手法にて設定することが
できる。以上のようにして、マルチアクセス手法
が実現可能となる。この手法によると電力線の伝
播遅延から非常に小さな確率ではあるが信号の障
突が起こり得る。この障突確率は非常に小さいの
で端末間の伝送制御手順により回避する手法をと
つても実用上の性能劣化はほとんどないと考えら
れる。
第5図は本発明を実現する送受信装置の一実施
例を示すブロツク図である。ここでは説明を簡単
にするために、1台の送受信装置には1台の端末
が接続されている場合について説明するが、第4
図に示すように1台の送受信装置に複数台の端末
が接続できることは以下の説明から自明である。
500は電力線と送受信装置を結合するための、
結合回路であり、信号線550はコンセントを介
して電力線に接続される。500の結合回路で
は、低周波電力信号と高周波データ信号とを分離
し、低周波商用電力信号は信号線553を介して
電気機器の電源に供給される。まず、受信側の動
作について図を参照しながら説明する。結合回路
500にて分離された高周波データ信号は、信号
線551に出力された自動利得制御増幅器501
に入力される。自動利得制御増幅器501は、電
力線の損失変動を補償するに十分なダイナミツク
レンジを有しており、一定の電力を有する信号が
信号線554に出力される。信号線554の信号
から、同期信号抽出回路503にて同期用擬似ラ
ンダム系列のクロツク成分及び復調用擬似ランダ
ム系列のフレー信号が抽出され信号線555に出
力される。同期に要する時間はあらかじめ定めら
れたTo以下となるように設計されている。また、
同期信号抽出回路503では、同期信号の信号レ
ベルも検出し、信号線556に出力される。この
同期信号の信号レベル検出機能は、電力線に同期
用擬似ランダム系列が既に送出されているか否
か、即ち電力線が既に他の送受信装置により使用
されているか否かを検出するためのものである。
復調用擬似ランダム系列発生器504には、信号
線555からのクロツク信号及びフレーム信号が
入力され信号線557に電力線を通つて該送受信
装置に入力してきた変調用擬似ランダム系列と同
じ擬似ランダム系列が出力される。擬似ランダム
系列発生器は、シフトレジスタと排他的論理和ゲ
ートを用いて通常の手法にて構成される。信号線
557からの擬似ランダム系列と信号線554か
らの信号は乗算器505にて乗算がとられ信号線
558に出力される。信号線558の信号は低域
通過フイルタ507により、復調低域データ信号
成分が抽出され、信号線560に出力される。信
号線560の復調低域データ信号はアドレス照合
回路508に入力され、復調低域データ信号に含
まれるアドレス情報から、この送受信装置あての
データか否かの検出がなされる。アドレス照合回
路508にては、データがこの送受信装置あての
データならば信号線561に論理的に“1”(ま
たは“0”)の信号を出力し、データがこの送受
信装置あてのデータでなければ論理的に“0”
(または“1”)の信号を信号線561に出力す
る。ゲート509では、信号線561の信号が
“1”(または“0”)ならば信号線560からの
復調低域データ信号を通して信号線562に出力
し、信号線561の信号が“0”(または“1”)
ならば信号線560からの復調低域データ信号を
阻止し信号線562には出力しない。このように
して、復調低域データ信号中のアドレス情報を用
いて、送受信装置の選択が可能となる。506は
同期用擬似ランダム系列の信号パワーを検出する
パワー検出回路で信号線556からの同期用擬似
ランダム系列の信号レベルから信号パワーを検出
し、もしこの信号パワーがあらかじめ定められた
値以上であれば信号線559に“0”を送出し、
あらかじめ定められた値より小さければ“1”を
送出する。信号線559の信号は送受信装置に接
続されている端末に知らされると共にゲート51
0に供給される。続いて送信側の動作について図
を参照しながら説明する。端末側から送信要求が
生起すると、信号線564の信号が論理的に
“1”となり、このとき信号線559の信号が論
理的に“1”、即ち電力線が他の送受信装置によ
り使用されていないならばアンドゲート510が
開き、信号線565の信号は論理的に“1”とな
る。信号線565の信号が論理的に“1”となる
と、同期用擬似ランダム系列発生器514が作動
し、信号線568からの送信用クロツクにより同
期用擬似ランダム系列が信号線570に出力され
る。また、信号線565の信号が論理的に“1”
となると、513のタイマーが作動し、作動しは
じめてから時間Toが経過すると信号線566に
変調用擬似ランダム系列発生器511を動作させ
るパルスを出力する。また信号線566の信号は
端末にも知らされる。変調用擬似ランダム系列発
生器511は、信号線566からの動作開始パル
スが到着すると、信号線568からの送信用クロ
ツクにより信号線567に変調用擬似ランダム系
列を出力する。端末側では、送信要求が生起し、
信号線566を介して動作開始パルスが到達する
と、信号線563に最初に送信を希望する相手方
送受信装置のアドレス、引き続いて情報データ信
号を信号線563に送出する。信号線563の信
号は、乗算器512にて信号線567からの変調
用擬似ランダム系列と乗算され即ちスペクトラム
拡散変調され、信号線569に出力される。信号
線569の信号は加算器515にて信号線570
からの同期用擬似ランダム系列と加算がなされ信
号線571に出力される。信号線571の信号
は、増幅器502にて十分に増幅された後信号線
552に出力され、結合器500を介して電力線
に送出される。
第6図は、本発明を実現する送受信装置の中の
同期信号抽出回路の一実施例を示す詳細ブロツク
図である。第5図の503の回路に対応するもの
である。信号線554からの自動利得制御増幅器
からの出力信号は600,601,602の各乗
算器に入力される。600の乗算器では信号線5
54からの入力信号と信号線659からの信号の
乗積がとられ信号線651に出力する。乗算器6
01では信号線554からの入力信号と信号線6
58からの信号の乗積がとられ信号線652に出
力する。また乗算器602では信号線554から
の入力信号と信号線657からの信号の乗積がと
られ信号線653に出力する。信号線657,6
58,659の各信号は、擬似ランダム系列発生
器607の出力であり、擬似ランダム系列発生器
内のシフトレジスタの1ビツトずつずれた各段の
出力である。即ち、信号線659の擬似ランダム
系列は信号線658の擬似ランダム系列より1ビ
ツト遅れたものであり、信号線658の擬似ラン
ダム系列は信号線657の擬似ランダム系列より
1ビツト遅れたものである。信号線652の信号
は低域通過フイルタ604に入力され、低域成分
だけ抽出された後信号線556に出力される。信
号線556の信号は同期信号の信号レベルを示す
信号として第5図のパワー検出回路506に入力
される。信号線651の信号と信号線653の信
号は減算器603にて減算が行なわれ信号線65
4に出力される。信号線654の信号は低域通過
フイルタ605により低域成分だけ抽出された後
信号線655に出力される。信号線655の信号
は電圧可変発振器606に制御信号として入力さ
れ、その電圧レベルに応じた周波数のクロツク信
号が信号線656に出力される。信号線656の
クロツク信号は擬似ランダム系列発生器607に
入力される。このようにしてこの回路はループ系
をなしており、擬似ランダム系列の同期をとるこ
とが可能となる。この回路の基本的な部分は通常
遅延ロツクループと言われており公知の制御系で
ある。
第6図の回路構成は、公知の遅延ロツクループ
に、本発明にて用いるための同期信号レベルを検
出するための乗算器601及び低域通過フイルタ
604を付加したものである。同期化の過程につ
いての詳細な説明は省略するが、同期がとられた
後には信号線658からの擬似ランダム系列と信
号線554からの入力同期用擬似ランダム系列は
全く同一のものとなり、結局乗算器601と低域
通過フイルタ604で相関受信がなされスペクト
ラム逆拡散により直流成分、即ち同期用擬似ラン
ダム系列のレベルが得られる訳である。信号線6
58の信号は608のフレーム同期信号抽出回路
に入力され、信号線658からの擬似ランダム系
列のフレーム周期毎にフレーム信号が信号線66
0に出力される。信号線658の擬似ランダム系
列と、信号線554からの入力同期用擬似ランダ
ム系列とは同一であることから、信号線660の
フレーム信号はとりもなおさず信号線554から
の入力同期用擬似ランダム系列のフレーム信号で
ある。信号線660のフレーム信号と信号線65
6からのクロツク信号は、信号線555を通り第
5図の復調用擬似ランダム系列発生器に供給され
る。以上の同期化過程はToの時間内に完結する
ように回路は設計されている。時間Toが経過後
は、信号線554からの入力信号に情報データ信
号がスペクトラム拡散された変調信号も同期用擬
似ランダム系列と重畳して入力されるが同期が確
立された後では該変調信号は高周波雑音となり低
域通過フイルタ604及び605にて十分除去す
ることが可能となる。
第7図は本発明を実現する別の送受信装置の一
実施例を示すブロツク図である。第5図の実施例
とほぼ同じ構成をしているので重復部分の説明は
省略して動作説明を行なう。まず受信受信側の動
作説明を行なう。本実施例は、各送受信装置には
固定的に割りあてられた固有の擬似ランダム系列
がアドレスとして割りあてられており、送信を行
なう場合送信を希望する相手方送受信装置に前記
固有に割りあてられたアドレスとしての擬似ラン
ダムで情報データを変調することで送受信装置の
選択を行なう方式を実現するものである。よつて
復調用擬似ランダム系列発生器504には、各端
末に固有に割りあてられた擬似ランダム系列を生
成するために、信号線750から、シフトレジス
タの初期値信号が入力される。この初期値信号に
より生成される擬似ランダム系列にて相関受信を
行なうので送信側の変調擬似ランダム系列と受信
側の復調擬似ランダムが一致したときのみに50
7の低域通過フイルタの出力の信号線560に復
調低域情報データ信号が得られる。よつて第5図
に示したアドレス照合回路508とゲート509
が不必要になる。次に送信側では送信を希望する
相手方送受信装置を固定するために、アドレス情
報として変調用擬似ランダム系列発生器511に
シフトレジスタの初期値が信号線751を介して
入力されるわけである。残りの処理は第5図と同
一であるので省略する。
(発明の効果) 以上のようにして、簡単な手順で複数の送受信
装置を収容してマルチアクセスが可能なスペクト
ラム拡散電力線通信システムが可能となる。スペ
クトラム拡散通信方式による多元接続電力線通信
方式は、伝送特性の変動に強い点、周波数選択性
の雑音に強い点、また変調スペクトラムが広帯域
に拡散されスペクトラム密度が低くなるので他機
器に与える悪影響を大幅に軽減できる点等の特長
を有しており、従来方式では実現不可能であつた
電力線高速データ伝送に適用可能でその効果は絶
大なものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cはスペクトラム拡散通信方式
における変調過程を示すタイミングチヤートであ
り、第2図a,b,cはスペクトラム拡散変調過
程の信号の周波数スペクトラムを示す図であり、
第3図a〜eは電力線の伝送特性例及び本方式、
従来方式の信号スペクトラムを示す図であり、第
4図は本方式におけるシステム構成例を示す図で
あり、第5図は本方式における送受信装置の一実
施例を示すブロツク図であり、第6図は本方式に
おける送受信装置の中の同期信号抽出回路を示す
ブロツク図であり、第7図は本方式における送受
信装置の別の一実施例を示すブロツク図である。 図において、400……電力線、401(1)
〜401(K)……送受信装置、402(1)〜40
2(M)……端末、500……結合器、501…
…自動利得制御増幅器、502……増幅器、50
3……同期信号抽出回路、504,511,51
4,607……擬似ランダム系列発生器、50
5,512,600,601,602……乗算
器、506……パワー検出回路、507,60
4,605……低域通過フイルタ、508……ア
ドレス照合回路、509……ゲート、510……
アンドゲート、513……タイマー、515……
加算器、606……電圧可変発振器、603……
減算器、608……フレーム同期信号抽出回路を
それぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の送受信装置が同一電力線を介して情報
    信号の伝送を行なう電力線通信方式において、送
    信側にて送信要求が生起すると、電力線からの受
    信信号パワーを検出し該受信信号パワーがあらか
    じめ定められた値以上であるならば、電力線が既
    に使用されているものとして送信要求を棄却し、
    前記受信信号パワーが前記あらかじめ定められた
    値より小さければまず同期用擬似ランダム系列
    P0を低周波数成分を減衰させた後電力線に送出
    し、あらかじめ定められた一定時間経過後、前記
    同期用擬似ランダム系列P0とは異なる擬似ラン
    ダム系列P1にて相手方アドレス情報とデータ情
    報信号をスペクトラム拡散変調し前記同期用擬似
    ランダム系列P0と重畳し低周波数成分を減衰さ
    せた後電力線に送出し、受信側にては電力線から
    の入力信号をフイルタにより商用電力信号と高周
    波スペクトラム拡散信号とに分離し、分離された
    該高周波スペクトラム拡散信号から前記同期用擬
    似ランダム系列P0を用いて同期信号を抽出し、
    該同期信号により同期がとられた前記擬似ランダ
    ム系列P1でスペクトラム逆拡散復調することで
    情報信号を得、該情報信号に含まれるアドレス情
    報から自送受信装置あての情報ならば、データ情
    報信号を受けとり通信を行なうことを特徴とする
    スペクトラム拡散多元接続電力線通信方式。 2 複数の送受信装置が同一電力線を介して情報
    信号の伝送を行なう電力線通信方式において、送
    信側に送信要求が生起すると、電力線からの受信
    信号パワーを検出し、該受信信号パワーがあらか
    じめ定められた値以上であるならば、電力線が既
    に使用されているものとして送信要求を棄却し、
    前記受信信号パワーが前記あらかじめ定められた
    値より小さければまず同期用擬似ランダム系列
    P0を低周波数成分を減衰させた後電力線に送出
    し、あらかじめ定められた一定時間経過後、通信
    を希望している相手方送受信装置に割りあてられ
    た擬似ランダム系列Pnにてデータ情報信号をス
    ペクトラム拡散変調し前記同期用擬似ランダム系
    列P0と重畳して低周波数成分を減衰させた後電
    力線に送出し、受信側にては電力線からの入力信
    号をフイルタにより商用電力信号と高周波スペク
    トラム拡散信号とに分離し、分離された該高周波
    スペクトラム拡散信号から前記同期用擬似ランダ
    ム系列P0を用いて同期信号を抽出し、該同期信
    号により同期がとられた自送受信装置に固有に割
    り当てられた擬似ランダム系列Pnでスペクトラ
    ム逆拡散復調することで通信を行なうことを特徴
    とするスペクトラム拡散多元接続電力線通信方
    式。 3 複数の送受信装置が同一電力線を介して情報
    信号の伝送を行なう電力線通信方式の送受信装置
    において、電力線と送受信装置を結合し商用電力
    信号と高周波スペクトラム拡散信号を分離するた
    めのフイルタを含む結合手段と、該結合手段から
    の信号を増幅する第1の増幅手段と、第1の増幅
    手段から同期信号及び受信同期信号レベルを抽出
    するための同期信号抽出手段と、該同期信号抽出
    手段の受信同期信号レベルからパワー検出するた
    めのパワー検出手段と、復調用の前記同期信号抽
    出手段より抽出された同期信号とクロツク信号よ
    り第1の擬似ランダム系列を生成する第1の擬似
    ランダム系列生成手段と、第1の擬似ランダム系
    列生成手段の出力と第1の増幅手段の出力を乗積
    する第1の乗算器と、第1の乗算器の出力の低周
    波数成分を抽出するための低域通過フイルタと、
    該低域通過フイルタの出力信号から自己の送受信
    装置あての情報信号かどうかを検出するアドレス
    検出手段と、該アドレス検出手段の出力信号によ
    り前記低域通過フイルタの出力を開閉するための
    スイツチ手段と、送信要求が生起したとき前記パ
    ワー検出手段によりパワーが検出されない場合起
    動されるタイマー手段と、該タイマー手段が起動
    されてからあらかじめ定められた一定時間T0
    過したときに動作を開始する送信用クロツクによ
    り変調用の第2の擬似ランダム系列を生成する第
    2の擬似ランダム系列生成手段と、第2の擬似ラ
    ンダム系列生成手段の出力と送信情報データとの
    乗積を行なう第2の乗積器と、前記タイマー手段
    が起動されてから前記Toの時間送信用クロツク
    により同期用の第3の擬似ランダム系列を生成す
    る同期信号生成手段と、該同期信号生成手段の出
    力と第2の乗算器の出力を加算する加算手段と、
    該加算手段の出力を増幅し前記結合手段を介して
    電力線に送出するための第2の増幅手段とを具備
    することを特徴とするスペクトラム拡散多元接続
    電力線通信における送受信装置。 4 複数の送受信装置が同一電力線を介して情報
    信号の伝送を行なう電力線通信方式の送受信装置
    において、電力線と送受信装置を結合し商用電力
    信号と高周波スペクトラム拡散信号を分離するた
    めのフイルタを含む結合手段と、該結合手段から
    の信号を増幅する第1の増幅手段と、第1の増幅
    手段から同期信号及び受信同期信号レベルを抽出
    するための同期信号抽出手段と、該同期信号抽出
    手段の受信同期信号レベルからパワー検出手段
    と、前記抽出された同期信号を用いあらかじめ各
    送受信装置に固有に割り当てられた第1の擬似ラ
    ンダム系列を生成する復調用の第1の擬似ランダ
    ム系列生成手段と、第1の擬似ランダム系列生成
    手段と第1の増幅手段の出力を乗積するための第
    1の乗算器と、第1の乗算器の出力の低周波成分
    を抽出するための低域通過フイルタと、送信要求
    が生起したとき前記パワー検出手段によりパワー
    が検出されない場合起動されるタイムー手段と、
    該タイマー手段が起動されてからあらかじめ定め
    られた一定時間To経過したときに動作を開始す
    る送信用クロツクにより送信を希望する相手方送
    受信装置に固有に割りあてられた変調用の第2の
    擬似ランダムを生成する第2の擬似ランダム系列
    生成手段と、第2の擬似ランダム系列生成手段の
    出力と送信情報データとの乗積を行なう第2の乗
    算器と、前記タイマー手段が起動されてから前記
    Toの時間送信用クロツクにより同期用の第3の
    擬似ランダム系列を生成する同期信号生成手段
    と、該同期信号生成手段の出力と第2の乗算器の
    出力を加算する加算手段と、該加算手段を増幅し
    前記結合手段を介して電力線に送出するための第
    2の増幅手段とを具備することを特徴とするスペ
    クトラム拡散多元接続電力線通信における送受信
    装置。
JP59017353A 1983-10-18 1984-02-02 スペクトラム拡散多元接続電力線通信方式及び送受信装置 Granted JPS60162326A (ja)

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