JP2003338775A - 符号分割多重伝送システム、送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、符号生成装置、符号生成方法、ならびに、プログラム - Google Patents

符号分割多重伝送システム、送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、符号生成装置、符号生成方法、ならびに、プログラム

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JP2003338775A
JP2003338775A JP2002145405A JP2002145405A JP2003338775A JP 2003338775 A JP2003338775 A JP 2003338775A JP 2002145405 A JP2002145405 A JP 2002145405A JP 2002145405 A JP2002145405 A JP 2002145405A JP 2003338775 A JP2003338775 A JP 2003338775A
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Toshiyuki Shimezawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巡回シフト巡回拡張符号を用いた符号分割多
重伝送システム等を提供する。 【解決手段】 符号分割多重伝送システム101は、基
本符号(以下、当該基本符号の時間的最小単位を「チッ
プ」という。)と、当該基本符号を互いに異なる巡回シ
フトチップ数だけ巡回シフトした複数の巡回シフト符号
と、複数の巡回シフト符号のそれぞれについて、巡回シ
フト符号の前方に、その末尾の前方拡張チップ数分を拡
張し、巡回シフト符号の後方に、その先頭の後方拡張チ
ップ数分を拡張した複数の巡回シフト巡回拡張符号と、
を用いて、送信装置121は、複数の巡回シフト巡回拡
張符号を用いて伝送信号を符号分割多重伝送によって送
信し、受信装置141は、複数の巡回シフト符号と受信
信号との相関をとって、その結果から、位相および振幅
の変動値を推定して補償を行って伝送信号を得て、最大
で基本符号のチップ長と同じ数の多重化ができるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多重伝送
システム、その送信装置、受信装置、送信方法、受信方
法、ならびに、これらをコンピュータにより実現するプ
ログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】符号分割多重伝送方式は、互いに異なる
拡散符号を伝送すべき複数の信号に重畳して送信する一
方、受信側では、当該拡散符号との相関をとることによ
り、それぞれの信号を復元する手法であり、信号の伝送
量を飛躍的に増大させる手法として注目を集めている。
【0003】特に、伝送すべき信号を複数の中間信号に
直並列変換した後、互いに異なる拡散符号を複数の中間
信号のそれぞれに重畳して加算してから送信する一方
で、受信側では、互いに異なる拡散符号のそれぞれと受
信信号との相関をとって複数の信号を得て、これらを並
直列変換して伝送信号を得る手法に対して、研究が進め
られている。
【0004】さて、発明者らは、互いに異なる拡散符号
の一種として、特許第3200628号において、巡回
拡張巡回シフト型符号(「巡回シフト巡回拡張符号」と
もいう。)を提案している。これは、所定の基本符号
(以下、当該基本符号の時間的最小単位を「チップ」と
いう。)を、所定の巡回シフト数の整数倍だけ巡回させ
た複数の巡回シフト符号のそれぞれについて、その先頭
と末尾をその末尾と先頭に付加して拡張することによ
り、互いに異なる複数の拡散符号を得るものである。
【0005】ここで、所定の巡回シフト数として、許容
したい遅延波の最大時間に相当するチップ数に1を加算
した値を選択する。
【0006】したがって、たとえば、所定の基本符号の
チップ長さが31であり、許容したい遅延波の最大時間
が1チップである場合、当該特許に係る手法では、巡回
拡張巡回シフト型符号は、最大で15個得られることに
なる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある基
本符号から得られる巡回シフト巡回拡張符号の数を、さ
らに増やして、情報伝送レートをさらに向上したい、と
いう要望は大きい。
【0008】一方で、巡回シフト巡回拡張符号の数をさ
らに増やしても、マルチパスフェージングによる伝送ひ
ずみによる悪影響をできるだけ補償して、伝送特性を向
上させたい、という必要性もある。
【0009】本発明は、これらの課題を解決するもので
あり、巡回シフト巡回拡張符号を用いた符号分割多重伝
送システム、その送信装置、受信装置、送信方法、受信
方法、ならびに、これらをコンピュータにより実現する
プログラムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0011】本発明の第1の観点に係る符号分割多重伝
送システムは、送信装置と、受信装置と、を備え、基本
符号と、当該基本符号を互いに異なる巡回シフトチップ
数だけ巡回シフトした複数の巡回シフト符号と、当該複
数の巡回シフト符号のそれぞれについて、当該巡回シフ
ト符号の前方に、当該巡回シフト符号の末尾の前方拡張
チップ数分を拡張し、当該巡回シフト符号の後方に、当
該巡回シフト符号の先頭の後方拡張チップ数分を拡張し
た複数の巡回シフト巡回拡張符号と、パイロット信号
と、を用い、以下のように構成する。
【0012】すなわち、送信装置は、巡回シフト部と、
巡回拡張部と、直並列変換部と、重畳部と、加算部と、
送信部と、を備える。
【0013】ここで、直並列変換部は、当該パイロット
信号を含む伝送信号を直並列変換して、複数の中間信号
を生成する。
【0014】一方、重畳部は、当該複数の中間信号のそ
れぞれに、当該複数の巡回シフト巡回拡張符号のいずれ
かであって、他の中間信号に重畳されるものとは異なる
ものを重畳して、複数の重畳済信号を生成する。
【0015】さらに、加算部は、当該複数の重畳済信号
を加算して送信信号を生成する。
【0016】そして、送信部は、当該送信信号を、受信
装置に送信する。
【0017】一方、受信装置は、受信部と、相関部と、
推定部と、補償部と、並直列変換部と、を備える。
【0018】ここで、受信部は、送信装置から送信され
た送信信号を受信して、これを受信信号とする。
【0019】一方、相関部は、当該複数の巡回シフト符
号のそれぞれと、当該受信信号と、の相関をとって、当
該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対応する複数の相
関信号を出力する。
【0020】さらに、推定部は、当該パイロット信号
と、当該複数の相関信号と、から、位相および振幅の変
動値を推定する。
【0021】そして、補償部は、当該位相および振幅の
変動値を用いて、当該複数の相関信号を補償して、複数
の補償済信号を出力する。
【0022】一方、並直列変換部は、当該複数の補償済
信号を並直列変換して、伝送信号を得る。
【0023】また、本発明の符号分割多重伝送システム
は、当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回
シフトチップ数同士の差の最小値は、1であるように構
成することができる。
【0024】また、本発明の符号分割多重伝送システム
は、以下のように構成することができる。
【0025】すなわち、推定部は、当該パイロット信号
と、当該複数の相関信号のうち当該パイロット信号に相
当する部分と、から、位相および振幅の変動値に対応す
る行列を求める。
【0026】一方、補償部は、当該行列の逆行列を求め
て、これを当該複数の相関信号に乗じて複数の補償済信
号を得る。
【0027】また、本発明の符号分割多重伝送システム
において、パイロット信号は、伝送信号のうち、伝送す
べきデータ信号の前に付加されているように構成するこ
とができる。
【0028】また、本発明の符号分割多重伝送システム
は、以下のように構成することができる。
【0029】すなわち、当該伝送すべきデータ信号は、
複数のデータの列からなる。
【0030】一方、推定部は、当該パイロット信号と、
当該複数の相関信号のうちパイロット信号に係る部分
と、から、最初の位相および振幅の変動値を推定する。
【0031】そして、補償部は、当該最初の位相および
振幅の変動値を用いて、当該複数の信号のうち最初のデ
ータに係る部分を補償する。
【0032】さらに、並直列変換部は、当該複数の補償
済信号のうち最初のデータに係る部分を並直列変換し
て、伝送信号のうち最初のデータを得る。
【0033】一方、推定部は、さらに、得られた伝送信
号のうち最後に得られたデータに係る部分と、当該複数
の相関信号のうち当該最後に得られたデータに係る部分
と、から、次の位相および振幅の変動値を推定する。
【0034】そして、補償部は、当該次の位相および振
幅の変動値を用いて、当該複数の相関複数の信号のうち
次のデータに係る部分を補償する。
【0035】さらに、並直列変換部は、当該複数の補償
済信号のうち次のデータに係る部分を並直列変換して、
伝送信号のうち次のデータを得る。
【0036】また、本発明の符号分割多重伝送システム
において、複数の中間信号の1つは、パイロット信号で
あるように構成することができる。すなわち、パイロッ
ト信号と伝送信号とが別に与えられた場合には、伝送信
号を直並列変換した結果の複数の信号と、パイロット信
号と、を合わせて、複数の中間信号とする。
【0037】また、本発明の符号分割多重伝送システム
は、重畳部において、「当該パイロット信号に重畳され
る巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数と、当該他の
中間信号に重畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回シ
フト数と、の差」の最小値は、「当該他の中間信号に重
畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数同士の
差」の最小値よりも、大きいように構成することができ
る。
【0038】本発明の他の観点に係る送信装置ならびに
受信装置は、上記符号分割多重伝送システムの送信装置
ならびに受信装置である。
【0039】本発明の他の観点に係る送信方法は、基本
符号と、当該基本符号を互いに異なる巡回シフトチップ
数だけ巡回シフトした複数の巡回シフト符号と、当該複
数の巡回シフト符号のそれぞれについて、当該巡回シフ
ト符号の前方に、当該巡回シフト符号の末尾の前方拡張
チップ数分を拡張し、当該巡回シフト符号の後方に、当
該巡回シフト符号の先頭の後方拡張チップ数分を拡張し
た複数の巡回シフト巡回拡張符号と、パイロット信号
と、を用いる送信方法であって、巡回シフト工程と、巡
回拡張工程と、直並列変換工程と、重畳工程と、加算工
程と、送信工程と、を備え、以下のように構成する。
【0040】すなわち、直並列変換工程では、当該パイ
ロット信号を含む伝送信号を直並列変換して、複数の中
間信号を生成する。
【0041】一方、重畳工程では、当該複数の中間信号
のそれぞれに、当該複数の巡回シフト巡回拡張符号のい
ずれかであって、他の中間信号に重畳されるものとは異
なるものを重畳して、複数の重畳済信号を生成する。
【0042】さらに、加算工程では、当該複数の重畳済
信号を加算して送信信号を生成する。
【0043】そして、送信工程では、当該送信信号を、
送信する。
【0044】また、本発明の送信方法において、当該複
数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフトチッ
プ数同士の差の最小値は、1であるように構成すること
ができる。
【0045】また、本発明の送信方法において、パイロ
ット信号は、伝送信号のうち、伝送すべきデータ信号の
前に付加されているように構成することができる。
【0046】また、本発明の送信方法において、複数の
中間信号の1つは、パイロット信号であるように構成す
ることができる。
【0047】また、本発明の送信方法において、重畳工
程において、「当該パイロット信号に重畳される巡回シ
フト巡回拡張符号の巡回シフト数と、当該他の中間信号
に重畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数
と、の差」の最小値は、「当該他の中間信号に重畳され
る巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数同士の差」の
最小値よりも、大きいように構成することができる。
【0048】本発明の他の観点に係る受信方法は、基本
符号と、当該基本符号を互いに異なる巡回シフトチップ
数だけ巡回シフトした複数の巡回シフト符号と、パイロ
ット信号と、を用いる受信方法であって、受信工程と、
相関工程と、推定工程と、補償工程と、並直列変換工程
と、を備え、以下のように構成する。
【0049】すなわち、受信工程では、信号を受信し
て、これを受信信号とする。
【0050】一方、相関工程では、当該複数の巡回シフ
ト符号のそれぞれと、当該受信信号と、の相関をとっ
て、当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対応する複
数の相関信号を出力する。
【0051】さらに、推定工程では、当該パイロット信
号と、当該複数の相関信号と、から、位相および振幅の
変動値を推定する。
【0052】そして、補償工程では、当該位相および振
幅の変動値を用いて、当該複数の相関信号を補償して、
複数の補償済信号を出力する。
【0053】一方、並直列変換工程では、当該複数の補
償済信号を並直列変換して、伝送信号を得る。
【0054】また、本発明の受信方法において、当該複
数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフトチッ
プ数同士の差の最小値は、1であるように構成すること
ができる。
【0055】また、本発明の受信方法は、以下のように
構成することができる。
【0056】すなわち、推定工程では、当該パイロット
信号と、当該複数の相関信号のうち当該パイロット信号
に相当する部分と、から、位相および振幅の変動値に対
応する行列を求める。
【0057】一方、補償工程では、当該行列の逆行列を
求めて、これを当該複数の相関信号に乗じて複数の補償
済信号を得る。
【0058】また、本発明の受信方法は、以下のように
構成することができる。
【0059】すなわち、パイロット信号は、伝送信号の
うち、伝送すべきデータ信号の前に付加されており、当
該伝送すべきデータ信号は、複数のデータの列からな
る。
【0060】一方、推定工程では、当該パイロット信号
と、当該複数の相関信号のうちパイロット信号に係る部
分と、から、最初の位相および振幅の変動値を推定す
る。
【0061】さらに、補償工程では、当該最初の位相お
よび振幅の変動値を用いて、当該複数の信号のうち最初
のデータに係る部分を補償する。
【0062】そして、並直列変換工程では、当該複数の
補償済信号のうち最初のデータに係る部分を並直列変換
して、伝送信号のうち最初のデータを得る。
【0063】一方、推定工程では、さらに、得られた伝
送信号のうち最後に得られたデータに係る部分と、当該
複数の相関信号のうち当該最後に得られたデータに係る
部分と、から、次の位相および振幅の変動値を推定す
る。
【0064】さらに、補償工程では、当該次の位相およ
び振幅の変動値を用いて、当該複数の相関複数の信号の
うち次のデータに係る部分を補償する。
【0065】そして、並直列変換工程では、当該複数の
補償済信号のうち次のデータに係る部分を並直列変換し
て、伝送信号のうち次のデータを得る。
【0066】本発明の他の観点に係るプログラムは、信
号の送信や受信が可能なコンピュータ(DSP(Digita
l Signal Processor)、FPGA(Field Programmable
Gate Array)、ASIC(Application Specific Inte
grated Circuit)を含む。)を上記の送信装置や受信装
置として機能させるように構成する。
【0067】当該プログラムを当該コンピュータにて実
行することにより、上記の送信装置や受信装置が実現さ
れ、上記の送信方法や受信方法が使用されることとな
る。
【0068】本発明の他の観点に係る符号生成装置は、
基本符号受付部と、巡回シフト部と、巡回拡張部と、を
備え、以下のように構成する。
【0069】すなわち、基本符号受付部は、基本符号
(以下、当該基本符号の時間的最小単位を「チップ」と
いう。)の入力を受け付ける。
【0070】一方、巡回シフト部は、当該基本符号を互
いに異なる巡回シフトチップ数だけ巡回シフトした複数
の巡回シフト符号を生成する。
【0071】さらに、巡回拡張部は、当該複数の巡回シ
フト符号のそれぞれについて、当該巡回シフト符号の前
方に、当該巡回シフト符号の末尾の前方拡張チップ数分
を拡張し、当該巡回シフト符号の後方に、当該巡回シフ
ト符号の先頭の後方拡張チップ数分を拡張した複数の巡
回シフト巡回拡張符号を生成する。
【0072】そして、当該複数の巡回シフト符号のそれ
ぞれに対する巡回シフトチップ数同士の差の最小値は、
1である。
【0073】本発明の他の観点に係る符号生成方法は、
基本符号受付工程と、巡回シフト工程と、巡回拡張工程
と、を備え、以下のように構成する。
【0074】すなわち、基本符号受付工程では、基本符
号(以下、当該基本符号の時間的最小単位を「チップ」
という。)の入力を受け付ける。
【0075】一方、巡回シフト工程では、当該基本符号
を互いに異なる巡回シフトチップ数だけ巡回シフトした
複数の巡回シフト符号を生成する。
【0076】さらに、巡回拡張工程では、当該複数の巡
回シフト符号のそれぞれについて、当該巡回シフト符号
の前方に、当該巡回シフト符号の末尾の前方拡張チップ
数分を拡張し、当該巡回シフト符号の後方に、当該巡回
シフト符号の先頭の後方拡張チップ数分を拡張した複数
の巡回シフト巡回拡張符号を生成する。
【0077】そして、当該複数の巡回シフト符号のそれ
ぞれに対する巡回シフトチップ数同士の差の最小値は、
1である。
【0078】本発明の他の観点に係るプログラムは、コ
ンピュータ(DSP、FPGA、ASICを含む。)を
上記符号生成装置として機能させるように構成する。
【0079】当該プログラムを当該コンピュータ上にて
動作させることにより、上記符号生成方法が使用され
る。
【0080】また、これらのプログラムは、コンパクト
ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光
磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テー
プ、半導体メモリなどのコンピュータ読取可能な情報記
録媒体に記録することができ、これら情報記録媒体をコ
ンピュータとは独立に配布・販売できるほか、無線通信
網を含むコンピュータ通信網を介して当該プログラムを
伝送することにより、直接配布・販売することもでき
る。
【0081】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、理解を容易にするために、移動端末として携
帯電話を例にあげて説明するが、これらは、本発明の範
囲を制限するものではない。
【0082】したがって、当業者であればこれらの各要
素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形
態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も
本発明の範囲に含まれる。
【0083】(システムの全体構成)図1は、本発明の
符号分割多重伝送システムの実施形態の一つの概要構成
を示す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
【0084】符号分割多重伝送システム101は、送信
装置121と、受信装置141と、を備え、両者は無線
通信が可能となっている。送信装置121と、受信装置
141とは、基本符号と、当該基本符号から生成された
複数の巡回シフト符号と、パイロット信号と、を共有す
る。
【0085】このほか、送信装置121は、複数の巡回
シフト符号のそれぞれから生成された巡回シフト巡回拡
張符号を用いる。
【0086】送信装置121に与えられた伝送信号は、
送信装置121の処理を受けて、送信信号となって受信
装置141へ送信される。当該送信信号は、遅延波によ
るマルチパスフェージング等の電波伝搬路の影響を受け
て、受信装置にて受信される。受信された受信信号か
ら、受信装置141の処理により、伝送信号を復元す
る。
【0087】(使用される拡散符号)図2は、本実施形
態で使用される基本符号と巡回シフト符号との関係を示
す模式図である。以下、本図を参照して説明する。
【0088】基本符号としては、M系列符号、Gold
符号、ウォルシュ関数から得られる直交符号など、通常
の符号分割多重伝送で用いられるような各種の拡散符号
を採用することができる。この基本符号の長さをNチッ
プであるとする。
【0089】本実施形態で使用される複数の巡回シフト
符号は、この基本符号を互いに異なる巡回シフト数だけ
巡回シフトしたものである。したがって、長さNチップ
の基本符号からは、最大でN個の巡回シフト符号が得ら
れることとなる。
【0090】すなわち、基本符号が p1,p2,…,pN-1,pN の長さNのビット列であるとき、考えられる巡回シフト
符号は、 p1,p2,…,pN-1,pN; p2,p3,…,pN,p1; p3,p4,…,p1,p2; …; pN,p1,…,pN-2,pN-1; のN種類となる。
【0091】これらをすべて利用することとすれば、得
られる巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフトチ
ップ数同士の差は、1となる。
【0092】図3は、本実施形態で使用される巡回シフ
ト符号の一つとこれから生成される巡回シフト巡回拡張
符号との関係を示す説明図である。以下、上記の例にし
たがい、本図を参照して説明する。
【0093】ここで考える一つの巡回シフト符号の長さ
はNチップであるので、これを q1,q2,…,qN-1,qN, と書くこととする。
【0094】これを巡回拡張するのであるが、巡回拡張
には、「前方拡張チップ数」と「後方拡張チップ数」の
2つのパラメータを考える。上述した特許においては、
前方拡張チップ数は同期ずれに対する許容チップ数であ
り、後方拡張チップ数は許容したい遅延波の最大遅延時
間に相当するチップ数と伝送クロックに合わせるために
使用する冗長チップ数との和として計算された。一方、
許容したい遅延波の最大遅延時間に相当するチップ数に
1を加算したものが、巡回シフトチップ数の基本単位と
なっていた。このため、巡回シフトチップ数の基本単位
に1と冗長チップ数を加算すると後方拡張チップ数とな
っていた。
【0095】一方、本実施形態においては、後方拡張チ
ップ数と、巡回シフトチップ数の基本単位と、には、上
記のような関係は、ない。
【0096】したがって、「前方拡張チップ数」と「後
方拡張チップ数」としては、伝送クロック等を考慮し
て、適宜選択することができる。ここでは、前方拡張チ
ップ数をAチップ、後方拡張チップ数をBチップとする。
なお、本図では、A=2,B=3としている。
【0097】すると、上記巡回シフト符号 q1,q2,…,qN-1,qN, を前方にAチップ、後方にBチップ、巡回拡張するのであ
るから、得られる巡回シフト巡回拡張符号は、以下のよ
うになる。 qN-A+1,qN-A+2,…,qN-1,qN, q1,q2,…,qN-1,qN, q1,q2,…,qB-1,qB
【0098】すなわち、上記巡回シフト符号 q1,q2,…,qN-1,qN, の前方には、その末尾の qN-A+1,qN-A+2,…,qN-1,qN, からなるAチップが拡張され、後方には、その先頭の q1,q2,…,qB-1,qB, からなるBチップが拡張され、巡回シフト巡回拡張符号
全体の長さはN+A+Bチップとなる。
【0099】このように、長さNの基本符号から生成さ
れる巡回シフト符号ならびに巡回シフト巡回拡張符号
は、いずれもN個であり、本実施形態では、これらを拡
散符号として用いて符号分割多重伝送を行う。理解を容
易にするため、以下では、N個すべての巡回シフト符号
ならびに巡回シフト巡回拡張符号を使用することとして
説明するが、これらN個から適宜いずれかを省略して、
多重度を減じた実施形態を採用することもでき、当該実
施形態も本発明の範囲に含まれる。
【0100】(送信装置)図4は、本実施形態の送信装
置121の概要構成を示す模式図である。以下、本図を
参照して説明する。なお、本送信装置121の構成は、
従来の符号分割多重伝送システムの送信装置と共通する
部分が多い。したがって、理解を容易にするため、本発
明の原理に深く関わりのある部分を重点的に説明するこ
ととし、それ以外の部分については適宜説明を省略す
る。
【0101】送信装置121は、伝送すべきデータ信号
を受け付けて、変調器401により変調を行い、直並列
変換器402によって、この信号を直並列変換して、複
数の中間信号を生成する。
【0102】図5は、本実施形態におけるデータフォー
マットの概要を説明する模式図である。以下本図を参照
して説明する。
【0103】伝送されるデータ信号501は、時間的
に、伝送すべき複数のデータ503に先行してパイロッ
ト信号502が配置された形になっている。なお、一般
的には、所定の数のデータ503が配置された後、また
パイロット信号502が配置されることとなり、一定の
周期でパイロット信号502が現われるようになる。
【0104】パイロット信号502の長さは、複数の中
間信号の数の整数倍のチップ数であることが望ましい。
これにより、各中間信号に同じチップ数のパイロット信
号断片が含まれることとなるからである。また、パイロ
ット信号は、受信装置141と共有される既知信号であ
る。
【0105】各データ503の長さとパイロット信号の
長さも、同じチップ数であることが望ましい。後述する
ように、このチップ長を単位に伝搬路の振幅・位相変動
が推定されてその補償が行われるからである。
【0106】さて、直並列変換により生成された複数の
中間信号には、重畳器403によって、それぞれ、互い
に異なる巡回シフト巡回拡張符号が重畳される。
【0107】巡回シフト巡回拡張符号は、上述したよう
な手法によって生成されたものであり、受信装置141
では、これらのそれぞれに対応する巡回シフト符号が用
いられる。
【0108】重畳された結果生成される複数の重畳済信
号は、加算器404によって加算され、送信部405に
よって、無線送信される。
【0109】(受信装置)図6は、本実施形態に係る受
信装置141の概要構成を示す模式図である。以下、本
図を参照して説明する。なお、本受信装置141の構成
は、従来の符号分割多重伝送システムの受信装置と共通
する部分が多い。したがって、理解を容易にするため、
本発明の原理に深く関わりのある部分を重点的に説明す
ることとし、それ以外の部分については適宜説明を省略
する。
【0110】まず、受信部601は、送信装置121か
ら送信された送信信号に、電波伝搬路のマルチパスフェ
ージング等の影響が与えられたものを受信して、これを
受信信号とする。
【0111】そして、相関器602は、送信装置121
で用いられた複数の巡回シフト巡回拡張符号に対応する
複数の巡回シフト符号のそれぞれと、受信信号と、の相
関をとり、その結果を複数の相関信号として出力する。
【0112】さらに、推定器603は、複数の相関信号
のそれぞれに含まれるパイロット信号断片に相当する部
分と、既知のパイロット信号とを比較して、電波伝搬路
により位相・振幅の変動値を求め、補償器604は、求
められた位相・振幅の変動値を用いて当該複数の相関信
号のそれぞれを補償して、複数の補償済信号を出力す
る。これらの推定および補償の手法については、後述す
る。
【0113】そして、並直列変換器605は、複数の補
償済信号を並直列変換し、さらに、その結果を復調器6
06に処理させることによって、伝送信号を得ることが
できる。
【0114】(位相・振幅の変動値の推定)相関器60
2が出力する複数の相関信号は、いずれもパイロット信
号の断片に相当するものであって電波伝搬路による位相
・振幅の変動の影響を受けたものを含む。受信装置14
1で既知のパイロット信号の断片と、この断片と、を比
較することにより、位相・振幅の変動値を推定すること
ができる。
【0115】まず、得られた相関信号のそれぞれと、こ
れに対応する既知のパイロット信号断片のそれぞれと、
の相関をとることにより、当該パイロット信号の伝搬の
直接波に相当する部分と遅延波に相当する部分とを得
る。相関値が最も高い部分が直接波に相当する部分であ
り、それ以降の極大値に相当する部分が遅延波に相当す
る部分である。これらの直接波・遅延波の同定について
は、既存の技術を利用することができる。
【0116】理解を容易にするため、まず、直接波aと
これに対して1チップ遅延した遅延波bの2波が同定さ
れた場合を考える。この場合、相関器602の複数の相
関信号 CC1,CC2,…,CCN には、「直接波aの相関値」と「遅延波bが巡回的にシフ
トした相関値」との和が出力される。直接波aならびに
遅延波bの各チャネルの信号を添字で表すとすると、 CC1 = a1 + bN; CC2 = a2 + b1; …; CCN-1 = aN-1 + bN-2; CCN = aN + bN-1 ということとなる。
【0117】さて、虚数単位をjと記すこととし、直接
波aならびに遅延波bの各チャネルの信号の同相成分と直
交成分を以下のように表すこととする。 a1 = Ia1 + jQa1; a2 = Ia2 + jQa2; …; aN = IaN + jQaN; b1 = Ib1 + jQb1; b2 = Ib2 + jQb2; …; bN = IbN + jQbN
【0118】一般に、電波伝搬路におけるマルチパスフ
ェージングの影響により、送信信号の同相成分Iと直交
成分Qとは、位相と振幅が振動し、受信信号ではそれぞ
れの成分がI'とQ'となる。この関係を以下に示す。 I' = CI - SQ Q' = SI + CQ
【0119】これは、回転および拡大縮小がなされてい
ることを示すものである。この式におけるSならびにC
は、既知のパイロット信号と受信されたパイロット信号
の成分同士を比較することにより、容易に計算すること
ができる。ここで、直接波成分を比較した結果得られた
S,CをSa,Caと、遅延波成分を比較した結果得られた
S,CをSb,Cbと、それぞれ記すこととする。
【0120】これらの結果を用いると、同相成分および
直交成分について、以下のような関係が得られる。 I'1 = CaI1 − SaQ1 + CbIN − SbQN; I'2 = CaI2 − SaQ2 + CbI1 − SbQ1; … I'N = CaIN − SaQN + CbIN-1 − SbQN-1; Q'1 = SaI1 + CaQ1 + SbIN + CbQN; Q'2 = SaI2 + CaQ2 + SbI1 + CbQ1; … Q'N = SaIN + CaQN + SbIN-1 + CbQN-1
【0121】さて、これらをまとめて表記するために、
送信信号をR、受信信号をR'とおくこととする。すなわ
ち、 R = [I1 I2 … IN Q1 Q2 … QN]T R' = [I'1 I'2 … I'N Q'1 Q'2 … Q'N]T
【0122】ここで(・)Tは転置行列を表す。すると、
送信信号Rと受信信号R'とは、行列Mを使って以下のよう
に表記することができる。 R' = MR
【0123】ただし、行列Mは、[数2]のように定義
される。
【0124】
【数2】
【0125】ここで得られた行列Mの逆行列M-1を求めれ
ば、受信装置141で得られた受信信号R'から、送信装
置121側での送信信号Rを復元することができる。 R = M-1R'
【0126】ここでは、直接波aと1チップ遅延の遅延
波bについて考えたため、[数2]で表記される行列の
うち、空白となっている要素は値が0である。
【0127】これをさらに拡張して、直接波aのほかに
1チップ遅延の遅延波b、2チップ遅延の遅延波c、…の
ようにすれば、行列Mを[数3]のようにすることがで
きる。この場合は、空白となっている要素は必ずしも値
0ではない。
【0128】
【数3】
【0129】チップ数1〜N-1の遅延波のそれぞれについ
て、S,Cを求めれば、この行列の各要素をすべて得るこ
とができる。すべて得られれば、上述のように、関係 R = M-1R' を用いて、位相・振幅の変動値と遅延波の影響を補償す
ることができる。
【0130】実際には、影響の大きい遅延波から所定の
個数(1、2、3…個)だけを選択して、これを用いて
行列Mの各要素の値を埋め、それ以外の要素は0として
計算すれば十分である。
【0131】(補償の手法)さて、既知のパイロット信
号と受信されたパイロット信号に相当する部分を比較し
て上述のように行列計算を用いることにより、補償を行
うことができる。まず、最大ドップラ周波数が低い場合
は、パイロット信号によって推定されたC,Sの値が、こ
れに続くデータ部分の伝送時においてもあまり変化して
いないと考えられるため、このC,Sの値を用いて後続す
るデータ部分の補償を行えばよい。
【0132】最大ドップラ周波数が高い場合は、パイロ
ット信号によって推定されたC,Sの値は、これに続くデ
ータ部分の伝送時には変化すると考えられる。したがっ
て、データ部分を d1, d2,… と考えたときに、以下のように補償を行えばよい。 (1)まず、d1部分の補償は、パイロット信号によって
推定されたC,Sを用いて行う。これにより、伝送信号の
d1を得ることができる。 (2)di+1については、その直前に得られた伝送信号di
と、これに対応して受信された受信信号と、を比較して
S,Cを求めて、これを用いて補償を行う。
【0133】図7は、この補償の処理の流れを示す模式
図である。
【0134】(その他の実施形態)上記実施形態では、
時間的にパイロット信号とデータとをまぜて(既知のパ
イロット信号をデータに先行させて)送信することによ
って位相・振幅の変動値を推定して、補償を行ってい
た。本実施形態は、パイロット信号用に、1チャネル
(1つの巡回シフト巡回拡張符号の重畳)を割り当てる
ものである。
【0135】この際に、パイロット信号のチャネルの前
後のチャネルは、データ伝送用には利用しないことが望
ましい。実際の伝送誤り率に応じてデータ伝送用に利用
しないチャネル数を決定することができる。
【0136】たとえば、マルチパスフェージングにおい
て、遅延チップ数1の遅延波成分がほとんどであり、そ
の他の遅延波成分の影響があまりない場合は、パイロッ
ト信号の前後1チャネルをデータ伝送には使用しないこ
ととする。
【0137】すなわち、パイロット信号に重畳する巡回
シフト巡回拡張符号の巡回シフト数がnである場合は、
巡回シフト数がn-1とn+1のチャネルは、nullとして扱え
ばよい。
【0138】典型的には、パイロット信号には、巡回シ
フト数0のチャネルを使用するため、巡回シフト数が1と
N-1のチャネルは、nullとする。したがって、伝送信号
を直並列変換して、複数の中間信号を得る際に、データ
部分は、N-3個に直並列変換することとなる。
【0139】図8は、本実施形態のデータフォーマット
の例を示す模式図である。
【0140】データフォーマット801を見ればわかる
ように、巡回シフト巡回拡張符号1(巡回シフトチップ
数1)を重畳するチャネルにはパイロット信号が、巡回
シフト巡回拡張符号3〜N−2(巡回シフトチップ数3
〜N−2)を重畳するチャネルにはデータ信号を直並列
変換したものが与えられ、それ以外のチャネルにはnull
が与えられている。
【0141】なお、上記実施形態では、パイロット信号
と他の中間信号の巡回シフト数の差の最小値は2とな
る。パイロット信号の巡回シフト数が0であるのに対し
て、他の中間信号の巡回シフト数は、2〜N-2であり、巡
回シフト数2、ならびに、巡回シフト数N-2と、パイロッ
ト信号の巡回シフト数0と、の差が2だからである。一
方、他の中間信号同士の巡回シフト数の差の最小値は1
である。隣り合うもの同士の差が1だからである。これ
らを比較すると、前者の方が後者よりも大きい。
【0142】また、パイロット信号と他の中間信号の巡
回シフト数の差の最小値は、遅延波の状況に応じて、適
宜変更することができる。
【0143】(実験結果)本手法について、2波独立レ
イリーフェージング環境下におけるビット誤り率特性を
以下の諸元で計算機シミュレーションにより評価した。
すなわち、遅延波の遅延チップ数は、1。伝送データフ
ォーマットは、パイロット信号をデータに先行させる手
法。パイロット信号と各データ信号のシンボル数は、1
0。最大ドップラ周波数は、100Hz,400Hz,800Hz,100
0Hz。
【0144】5.8GHz帯を用いて通信した場合、移動局の
移動速度が時速180kmである場合の最大ドップラ周波数
は、約1000Hzである。
【0145】図9は、本実験の結果を示すグラフであ
る。縦軸は、ビット誤り率(Bit Error Rate;BE
R)、横軸は、ビットあたりの信号エネルギーと雑音電
力密度の比(Eb/No)である。本図を参照すると、上記
のような速度で移動局が移動する場合であっても、十分
な伝送品質が確保できることがわかる。
【0146】(符号生成装置)上記実施形態では、符号
分割多重伝送システムで用いられる巡回シフト巡回拡張
符号としてあらかじめ用意されたものを利用していた。
以下では、これらの巡回シフト巡回拡張符号を基本符号
から生成する符号生成装置の実施形態について説明す
る。
【0147】図10は、本実施形態の符号生成装置の概
要構成を示す模式図である。
【0148】符号生成装置901は、基本符号受付部9
02と、巡回シフト部903と、巡回拡張部904と、
を備える。
【0149】まず、基本符号受付部902は、基本符号
(以下、当該基本符号の時間的最小単位を「チップ」と
いう。)の入力を受け付ける。この基本符号としては、
上述のようにM系列、Gold符号等、各種の符号を用
いることができる。また、基本符号受付部902にこの
ような基本符号を生成する回路やプログラムモジュール
を接続してもよい。
【0150】ついで、巡回シフト部903は、当該基本
符号を互いに異なる巡回シフトチップ数だけ巡回シフト
した複数の巡回シフト符号を生成する。巡回シフト符号
の詳細は、上述した通りである。なお、上記のように、
当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフ
トチップ数同士の差の最小値は、1とすることができ
る。これにより、本実施形態において、従来よりも多数
の巡回シフト巡回拡張符号を利用することができるよう
になる。
【0151】さらに、巡回拡張部904は、当該複数の
巡回シフト符号のそれぞれについて、当該巡回シフト符
号の前方に、当該巡回シフト符号の末尾の前方拡張チッ
プ数分を拡張し、当該巡回シフト符号の後方に、当該巡
回シフト符号の先頭の後方拡張チップ数分を拡張した複
数の巡回シフト巡回拡張符号を生成する。
【0152】これにより、本実施形態において、従来よ
りも多数の巡回シフト巡回拡張符号を利用することがで
きるようになる。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
巡回シフト巡回拡張符号を用いた符号分割多重伝送シス
テム、その送信装置、受信装置、送信方法、受信方法、
ならびに、これらをコンピュータにより実現するプログ
ラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号分割多重伝送システムの実施形態
の一つの概要構成を示す模式図である。
【図2】基本符号と巡回シフト符号との関係を示す模式
図である。
【図3】巡回シフト符号の一つとこれから生成される巡
回シフト巡回拡張符号との関係を示す説明図である。
【図4】送信装置の実施形態の一つの概要構成を示す模
式図である。
【図5】データフォーマットの一例の概要を説明する模
式図である。
【図6】受信装置の実施形態の一つの概要構成を示す模
式図である。
【図7】受信装置において実行される補償の処理の流れ
を示す模式図である。
【図8】データフォーマットの他の例の概要構成を示す
模式図である。
【図9】本発明の実施形態に対する実験の結果を示すグ
ラフである。
【図10】本発明の実施形態に係る符号生成装置の概要
構成を示す模式図である。
【符号の説明】
101 符号分割多重伝送システム 121 送信装置 141 受信装置 401 変調器 402 直並列変換器 403 重畳器 404 加算器 405 送信部 501 データ信号 502 パイロット信号 503 データ 601 受信部 602 相関器 603 推定器 604 補償器 605 並直列変換器 606 復調器 901 符号生成装置 902 基本符号受付部 903 巡回シフト部 904 巡回拡張部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 示沢 寿之 東京都小金井市貫井北町4−2−1 独立 行政法人通信総合研究所内 Fターム(参考) 5K014 AA01 GA01 HA10 5K022 EE02 EE13 EE14 EE22 EE25 EE32

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信装置と、受信装置と、を備え、 基本符号(以下、当該基本符号の時間的最小単位を「チ
    ップ」という。)と、 当該基本符号を互いに異なる巡回シフトチップ数だけ巡
    回シフトした複数の巡回シフト符号と、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれについて、当該巡
    回シフト符号の前方に、当該巡回シフト符号の末尾の前
    方拡張チップ数分を拡張し、当該巡回シフト符号の後方
    に、当該巡回シフト符号の先頭の後方拡張チップ数分を
    拡張した複数の巡回シフト巡回拡張符号と、 パイロット信号と、 を用いる符号分割多重伝送システムであって、 (a)前記送信装置は、巡回シフト部と、巡回拡張部
    と、直並列変換部と、重畳部と、加算部と、送信部と、
    を備え、 前記直並列変換部は、当該パイロット信号を含む伝送信
    号を直並列変換して、複数の中間信号を生成し、 前記重畳部は、当該複数の中間信号のそれぞれに、当該
    複数の巡回シフト巡回拡張符号のいずれかであって、他
    の中間信号に重畳されるものとは異なるものを重畳し
    て、複数の重畳済信号を生成し、 前記加算部は、当該複数の重畳済信号を加算して送信信
    号を生成し、 前記送信部は、当該送信信号を、前記受信装置に送信
    し、 (b)前記受信装置は、受信部と、相関部と、推定部
    と、補償部と、並直列変換部と、を備え、 前記受信部は、前記送信装置から送信された送信信号を
    受信して、これを受信信号とし、 前記相関部は、当該複数の巡回シフト符号のそれぞれ
    と、当該受信信号と、の相関をとって、当該複数の巡回
    シフト符号のそれぞれに対応する複数の相関信号を出力
    し、 前記推定部は、当該パイロット信号と、当該複数の相関
    信号と、から、位相および振幅の変動値を推定し、 前記補償部は、当該位相および振幅の変動値を用いて、
    当該複数の相関信号を補償して、複数の補償済信号を出
    力し、 前記並直列変換部は、当該複数の補償済信号を並直列変
    換して、伝送信号を得ることを特徴とするもの。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の符号分割多重伝送システ
    ムであって、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフ
    トチップ数同士の差の最小値は、1であることを特徴と
    するもの。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の符号分割多重伝
    送システムであって、 前記推定部は、当該パイロット信号と、当該複数の相関
    信号のうち当該パイロット信号に相当する部分と、か
    ら、位相および振幅の変動値に対応する行列を求め、 前記補償部は、当該行列の逆行列を求めて、これを当該
    複数の相関信号に乗じて複数の補償済信号を得ることを
    特徴とするもの。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか1項に記載の符
    号分割多重伝送システムであって、 前記パイロット信号は、前記伝送信号のうち、伝送すべ
    きデータ信号の前に付加されていることを特徴とするも
    の。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の符号分割多重伝送システ
    ムであって、 当該伝送すべきデータ信号は、複数のデータの列からな
    り、 前記推定部は、当該パイロット信号と、当該複数の相関
    信号のうちパイロット信号に係る部分と、から、最初の
    位相および振幅の変動値を推定し、 前記補償部は、当該最初の位相および振幅の変動値を用
    いて、当該複数の信号のうち最初のデータに係る部分を
    補償し、 前記並直列変換部は、当該複数の補償済信号のうち最初
    のデータに係る部分を並直列変換して、伝送信号のうち
    最初のデータを得て、 前記推定部は、さらに、得られた伝送信号のうち最後に
    得られたデータに係る部分と、当該複数の相関信号のう
    ち当該最後に得られたデータに係る部分と、から、次の
    位相および振幅の変動値を推定し、 前記補償部は、当該次の位相および振幅の変動値を用い
    て、当該複数の相関複数の信号のうち次のデータに係る
    部分を補償し、 前記並直列変換部は、当該複数の補償済信号のうち次の
    データに係る部分を並直列変換して、伝送信号のうち次
    のデータを得ることを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】請求項1から3のいずれか1項に記載の符
    号分割多重伝送システムであって、 前記複数の中間信号の1つは、前記パイロット信号であ
    ることを特徴とするもの。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の符号分割多重伝送システ
    ムであって、 前記重畳部において、「当該パイロット信号に重畳され
    る巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数と、当該他の
    中間信号に重畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回シ
    フト数と、の差」の最小値は、「当該他の中間信号に重
    畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数同士の
    差」の最小値よりも、大きいことを特徴とするもの。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれか1項に記載の符
    号分割多重伝送システムの送信装置。
  9. 【請求項9】請求項1から7のいずれか1項に記載の符
    号分割多重伝送システムの受信装置。
  10. 【請求項10】基本符号(以下、当該基本符号の時間的
    最小単位を「チップ」という。)と、 当該基本符号を互いに異なる巡回シフトチップ数だけ巡
    回シフトした複数の巡回シフト符号と、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれについて、当該巡
    回シフト符号の前方に、当該巡回シフト符号の末尾の前
    方拡張チップ数分を拡張し、当該巡回シフト符号の後方
    に、当該巡回シフト符号の先頭の後方拡張チップ数分を
    拡張した複数の巡回シフト巡回拡張符号と、 パイロット信号と、 を用いる送信方法であって、 巡回シフト工程と、巡回拡張工程と、直並列変換工程
    と、重畳工程と、加算工程と、送信工程と、を備え、 前記直並列変換工程では、当該パイロット信号を含む伝
    送信号を直並列変換して、複数の中間信号を生成し、 前記重畳工程では、当該複数の中間信号のそれぞれに、
    当該複数の巡回シフト巡回拡張符号のいずれかであっ
    て、他の中間信号に重畳されるものとは異なるものを重
    畳して、複数の重畳済信号を生成し、 前記加算工程では、当該複数の重畳済信号を加算して送
    信信号を生成し、 前記送信工程では、当該送信信号を、送信することを特
    徴とする方法。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の送信方法であって、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフ
    トチップ数同士の差の最小値は、1であることを特徴と
    する方法。
  12. 【請求項12】請求項10または11に記載の送信方法
    であって、 前記パイロット信号は、前記伝送信号のうち、伝送すべ
    きデータ信号の前に付加されていることを特徴とする方
    法。
  13. 【請求項13】請求項10または11に記載の送信方法
    であって、 前記複数の中間信号の1つは、前記パイロット信号であ
    ることを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の送信方法であって、 前記重畳工程において、「当該パイロット信号に重畳さ
    れる巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数と、当該他
    の中間信号に重畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回
    シフト数と、の差」の最小値は、「当該他の中間信号に
    重畳される巡回シフト巡回拡張符号の巡回シフト数同士
    の差」の最小値よりも、大きいことを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】基本符号(以下、当該基本符号の時間的
    最小単位を「チップ」という。)と、当該基本符号を互
    いに異なる巡回シフトチップ数だけ巡回シフトした複数
    の巡回シフト符号と、 パイロット信号と、 を用いる受信方法であって、 受信工程と、相関工程と、推定工程と、補償工程と、並
    直列変換工程と、を備え、 前記受信工程では、信号を受信して、これを受信信号と
    し、 前記相関工程では、当該複数の巡回シフト符号のそれぞ
    れと、当該受信信号と、の相関をとって、当該複数の巡
    回シフト符号のそれぞれに対応する複数の相関信号を出
    力し、 前記推定工程では、当該パイロット信号と、当該複数の
    相関信号と、から、位相および振幅の変動値を推定し、 前記補償工程では、当該位相および振幅の変動値を用い
    て、当該複数の相関信号を補償して、複数の補償済信号
    を出力し、 前記並直列変換工程では、当該複数の補償済信号を並直
    列変換して、伝送信号を得ることを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の受信方法であって、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフ
    トチップ数同士の差の最小値は、1であることを特徴と
    する方法。
  17. 【請求項17】請求項15または16に記載の受信方法
    であって、 前記推定工程では、当該パイロット信号と、当該複数の
    相関信号のうち当該パイロット信号に相当する部分と、
    から、位相および振幅の変動値に対応する行列を求め、 前記補償工程では、当該行列の逆行列を求めて、これを
    当該複数の相関信号に乗じて複数の補償済信号を得るこ
    とを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】請求項15から17のいずれか1項に記
    載の受信方法であって、 前記パイロット信号は、前記伝送信号のうち、伝送すべ
    きデータ信号の前に付加されており、当該伝送すべきデ
    ータ信号は、複数のデータの列からなり、 前記推定工程では、当該パイロット信号と、当該複数の
    相関信号のうちパイロット信号に係る部分と、から、最
    初の位相および振幅の変動値を推定し、 前記補償工程では、当該最初の位相および振幅の変動値
    を用いて、当該複数の信号のうち最初のデータに係る部
    分を補償し、 前記並直列変換工程では、当該複数の補償済信号のうち
    最初のデータに係る部分を並直列変換して、伝送信号の
    うち最初のデータを得て、 前記推定工程では、さらに、得られた伝送信号のうち最
    後に得られたデータに係る部分と、当該複数の相関信号
    のうち当該最後に得られたデータに係る部分と、から、
    次の位相および振幅の変動値を推定し、 前記補償工程では、当該次の位相および振幅の変動値を
    用いて、当該複数の相関複数の信号のうち次のデータに
    係る部分を補償し、 前記並直列変換工程では、当該複数の補償済信号のうち
    次のデータに係る部分を並直列変換して、伝送信号のう
    ち次のデータを得ることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】信号を送信可能なコンピュータ(DSP
    (Digital Signal Processor)、FPGA(Field Prog
    rammable Gate Array)、ASIC(Application Speci
    fic Integrated Circuit)を含む。)を、請求項8に記
    載の送信装置として機能させることを特徴とするプログ
    ラム。
  20. 【請求項20】信号を受信可能なコンピュータ(DSP
    (Digital Signal Processor)、FPGA(Field Prog
    rammable Gate Array)、ASIC(Application Speci
    fic Integrated Circuit)を含む。)を、請求項9に記
    載の受信装置として機能させることを特徴とするプログ
    ラム。
  21. 【請求項21】基本符号受付部と、巡回シフト部と、巡
    回拡張部と、を備える符号生成装置であって、 前記基本符号受付部は、基本符号(以下、当該基本符号
    の時間的最小単位を「チップ」という。)の入力を受け
    付け、 前記巡回シフト部は、当該基本符号を互いに異なる巡回
    シフトチップ数だけ巡回シフトした複数の巡回シフト符
    号を生成し、 前記巡回拡張部は、当該複数の巡回シフト符号のそれぞ
    れについて、当該巡回シフト符号の前方に、当該巡回シ
    フト符号の末尾の前方拡張チップ数分を拡張し、当該巡
    回シフト符号の後方に、当該巡回シフト符号の先頭の後
    方拡張チップ数分を拡張した複数の巡回シフト巡回拡張
    符号を生成し、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフ
    トチップ数同士の差の最小値は、1であることを特徴と
    するもの。
  22. 【請求項22】基本符号受付工程と、巡回シフト工程
    と、巡回拡張工程と、を備える符号生成方法であって、 前記基本符号受付工程では、基本符号(以下、当該基本
    符号の時間的最小単位を「チップ」という。)の入力を
    受け付け、 前記巡回シフト工程では、当該基本符号を互いに異なる
    巡回シフトチップ数だけ巡回シフトした複数の巡回シフ
    ト符号を生成し、 前記巡回拡張工程では、当該複数の巡回シフト符号のそ
    れぞれについて、当該巡回シフト符号の前方に、当該巡
    回シフト符号の末尾の前方拡張チップ数分を拡張し、当
    該巡回シフト符号の後方に、当該巡回シフト符号の先頭
    の後方拡張チップ数分を拡張した複数の巡回シフト巡回
    拡張符号を生成し、 当該複数の巡回シフト符号のそれぞれに対する巡回シフ
    トチップ数同士の差の最小値は、1であることを特徴と
    する方法。
  23. 【請求項23】コンピュータ(DSP(Digital Signal
    Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Ar
    ray)、ASIC(Application Specific Integrated C
    ircuit)を含む。)を、請求項21に記載の符号生成装
    置として機能させることを特徴とするプログラム。
  24. 【請求項24】請求項3に記載の符号分割多重伝送シス
    テムであって、 前記送信装置から送られる信号の同相成分、直交成分を
    それぞれI,Qとし、前記受信装置にて受信された当該信
    号に相当する信号の同相成分、直交成分をそれぞれI',
    Q'としたときに、 I' = CI - SQ Q' = SI + CQ の関係を見たすS,Cについて、前記推定部は、パイロッ
    ト信号の直接波aに対するS,CであるSa,Ca、パイロッ
    ト信号の1チップ遅延波bに対するS,CであるSb,Cb
    パイロット信号の2チップ遅延波cに対するS,CであるS
    c,Cc、… を求め、これらから位相と振幅の変動値に対応する[数
    1]により定義される行列Mを求め、 【数1】 前記補償部は、当該行列Mの逆行列M-1を求めることを特
    徴とするもの。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の符号分割多重伝送シ
    ステムの受信装置。
  26. 【請求項26】コンピュータ(DSP(Digital Signal
    Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Ar
    ray)、ASIC(Application Specific Integrated C
    ircuit)を含む。)を、請求項25に記載の受信装置と
    して機能させることを特徴とするプログラム。
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