JP3139707B2 - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents
スペクトル拡散通信装置Info
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Description
符号分割多重を行ない送信されたスペクトル拡散信号を
受信するスペクトル拡散通信装置に関するものである。
送する際には、一般的にデータを分割多重化することが
行われている。この分割多重を行う方式としては、周波
数多重(FDM:Frequency Division Multiplex)方式、時
分割多重(TDM:Time Division Multiplex)方式、符号分
割多重(CDM:Code Division Multiplex)方式等がある。
このCDM方式は、同一の時間−周波数空間に拡散して
いる直交符号を用いて直交変換を行うことにより各チャ
ンネルの区分を行う方式であり、チャンネル毎にデータ
レート及び重み付けそれぞれの変更が容易に行えること
から、階層化伝送に向いた方式である。放送の分野で
は、CDM方式により複数チャンネルを使用してチャン
ネル間の重み付けを変えて伝送し、受信側で受信信号の
品質によって合成するチャンネル数を切り替えることに
よりグレースフル・デグラデーションを行うことができ
るディジタル映像信号の伝送方式の実用化が検討されて
いる。移動通信の分野では、DS(Direct Sequence )
方式のスペクトル拡散を利用したCDMAセルラー電話
システムとして標準化されたIS−95方式が知られて
いる。このIS−95方式は、CDM方式によって制御
チャンネル、通話チャンネルといったチャンネルの区分
が行われており、送信側で直交符号化されたチャンネル
に制御情報、音声情報を入れて送信し、受信側では、通
信手順に従って情報の入った1チャンネルを複数フィン
ガーを用いたRAKE受信により復調を行うことで通信
品質の向上を図るようにしている。
ると、RAKE受信はスペクトル拡散通信方式に特有の
受信処理であり、パスダイバーシティ受信を行うことが
できるものである。スペクトル拡散通信方式等のディジ
タル通信においては、送信側からの送信波が直接受信側
に到来する直接波と、建物等により反射されて受信側に
到来する反射波とが受信側で受信されることになる。こ
の場合、反射波の経路は多数あることから多数の経路
(マルチパス)の反射波が受信される。したがって、受
信側においては、多くの経路を経由した受信信号が受信
されるようになるが、これらの受信信号は経路による伝
播遅延時間を有して受信されるようになる。これによ
り、受信側においては受信信号同士が干渉を起こして受
信障害を起こすようになる。
ついてみると、スペクトル拡散に用いられたPN符号
は、時間的にオフセットされると相関が取れなくなる。
そこで、これを利用して次のように受信障害の回避を行
っている。逆拡散部において、伝播遅延時間に対応した
位相オフセットをPN符号に与えて逆拡散を行うと、そ
の位相オフセットに対応する伝搬遅延時間の受信信号だ
けに逆拡散処理が施され、他の受信信号には逆拡散処理
が施されない。すなわち、PN符号に伝搬遅延時間に相
当する位相オフセットを与えることにより、受信信号の
それぞれを相互に干渉を起こすことなく選択的に逆拡散
処理を施すことができるようになる。したがって、逆拡
散部を並列に複数設けてそれぞれの逆拡散部において、
受信信号の伝播遅延時間に対応した位相オフセットを与
えたPN符号により逆拡散処理を行うことにより、受信
された複数の受信信号を逆拡散した信号を独立して得る
ことができるようになる。
成部において所定の重みを与えて加算合成することによ
り、良好な復調信号を得ることができる。このようにし
てスペクトル拡散信号を受信する方式がRAKE受信で
あり、複数の経路からの受信信号を選択的に逆拡散して
合成できることから、パスダイバーシティ受信を行うこ
とができるものである。また、第3世代の無線アクセス
方式として有望な広帯域の周波数帯域を使用するW−C
DMA方式があり、CDMによってチャンネルの分割を
行ない音声、データ、画像通信の実現を図ることが提案
されている。
ィジタル映像信号の伝送方式、CDMAセルラー電話シ
ステムでは、1ユーザーに予め割り当てられるチャンネ
ル数は、一般に固定とされており、受信側の復調器は、
常に予め割り当てられるチャンネル数について復調する
ようになっている。しかしながら、移動通信の分野でも
音声、低速データ伝送を主体としたサービス以外に、高
速データ伝送を行うサービスが要望されているが、1チ
ャンネル当たりのデータレートを速くして高速データ伝
送を行なうといった従来のスペクトル拡散通信では、占
有帯域が増加することから、このような要望に応えるの
が難しいという問題点があった。また、移動通信では、
選択性フェージング及び非選択性フェージングと非同期
チャンネルからの干渉の影響により通信路の状況が刻々
と変化し、通信品質に影響を与えるという問題点があ
る。
声、低速データ伝送を主体としたサービス以外に、高速
データ伝送を行なうサービスを占有帯域を増加させるこ
となく高品質に行なえるようにしたスペクトル拡散通信
装置を提供することを目的としている。
に、本発明に係るスペクトル拡散通信装置は、入力デー
タの速度や処理利得に応じて、複数の符号系列から一つ
の符号系列を識別できるような符号系列が割り当てられ
ている符号チャンネルを、少なくとも1つ使用して出力
データを生成し、送信された該出力データを受信するス
ペクトル拡散通信装置であって、受信信号を記憶するバ
ッファ部と、前記符号系列により一つの符号系列を識別
する逆符号変換部と、識別された符号系列におけるデー
タ復調を行なう復調部とを有する1つ以上のフィンガー
部と、該フィンガー部の出力を合成するチャンネル合成
部と、通信路の状況を到来波の受信電力から検出するサ
ーチャー部と、前記フィンガー部または前記サーチャー
部で検出される到来波毎の受信電力とチャンネル情報か
ら到来波の重み係数を推定して該重み係数に応じた符号
系列を発生し、前記フィンガー部に割り当てた該到来波
に対する干渉信号に相当する干渉レプリカ信号を生成す
る干渉電力検出部と、前記フィンガー部に受信信号、ま
たは、受信信号から前記フィンガー部毎に割り当てた到
来波に対する干渉波を除去した信号を割り当てる復調用
信号割当部と、前記サーチャー部において検出された通
信路の状況とチャンネル情報に応じて、前記複数のフィ
ンガー部と前記干渉電力検出部と前記復調用信号割当部
との受信処理動作を制御する制御部とからなり、前記バ
ッファ部に受信信号が書き込まれる際に、該受信信号の
復調を行なって、前記フィンガー部で検出された到来波
の受信電力と前記サーチャー部で検出された前記フィン
ガー部に割り当てた以外の到来波の電力とチャンネル情
報から干渉除去効果の大きい到来波と符号チャンネルを
選択して、選択された到来波と符号チャンネルに基づい
て、前記干渉電力検出部において干渉レプリカ信号を生
成して、前記バッファ部から読み出した受信信号のうち
前記フィンガー部に割り当てた到来波から前記干渉レプ
リカ信号成分を除去する干渉除去処理を行い、1符号チ
ャンネルに割り当てられて伝送されたデータを復調する
場合は、前記制御部が割り当てられた符号チャンネルに
ついて検出された通信路の状況に応じて、前記フィンガ
ー部に受信電力の大きい到来波から順次、該当する位相
オフセットと復調に必要な符号系列番号を割り当てるこ
とにより、1符号チャンネルについて前記複数のフィン
ガー部においてRAKE受信による復調を行い、複数の
符号チャンネルに割り当てられて並列に伝送されたデー
タを復調する場合は、前記制御部が前記複数のフィンガ
ー部に、前記割り当てられた複数の符号チャンネル番号
をそれぞれ設定することにより、前記複数のフィンガー
部で並列に復調を行なうようにした受信装置を備えてい
る。
通信装置において、前記制御部が、符号チャンネル毎の
重み付けに応じてフィンガー数を割り当てるようにする
ことにより、前記送信データで使用する符号系列数、お
よび、符号チャンネル毎の重み付けに応じて前記フィン
ガー部で復調する符号チャンネルの割り当てが変更され
ると共に、重み付けに応じて干渉除去の有無を判定する
ようにしたものである。
拡散通信装置において、前記受信信号の復調を一度行な
った際に、前記フィンガー部で検出された到来波の受信
電力と、前記サーチャー部で検出された前記フィンガー
に割り当てた以外の到来波の電力とチャンネル情報とに
基づいて、前記制御部が干渉除去効果が大きいと判定し
た場合に前記干渉除去処理を行ない、干渉除去効果が小
さいと判定した場合には前記干渉除去処理を行なわない
ようにしたものである。
拡散通信装置において、前記制御部が、干渉除去処理を
行うと判定した場合、チャンネル情報から干渉除去を行
なう符号チャンネルの送信時の電力比と多重化形式を求
め、該フィンガー部に割当られた到来波に対して最も干
渉除去効果が大きな符号チャンネルの生成タイミングを
決定して、前記干渉電力検出部で干渉レプリカ信号を生
成するようにしたものである。
拡散通信装置において、前記チャンネル合成部は、干渉
除去処理を行なわない場合は前記フィンガー部から出力
される1回目の復調シンボルについて、干渉除去処理を
行なった場合は前記フィンガー部から出力される干渉除
去処理後の復調シンボルについて、前記フィンガー部で
検出された受信電力に応じて重み係数を決定して、該決
定された重み係数を、それぞれの復調シンボルに乗算
し、RAKE受信時は、前記RAKE受信による復調を
行なう前記フィンガー部に、それぞれ与えられた位相オ
フセットに応じて復調シンボルのタイミングを一致させ
て加算合成し、複数符号チャンネルの並列受信時は、複
数符号チャンネルの並列復調を行なう前記フィンガー部
からの復調シンボルを合成し、前記RAKE受信による
復調と複数符号チャンネルの並列復調が混在する場合
は、RAKE受信による復調を行なう前記フィンガー部
よりの復調シンボル毎のタイミングを一致させて加算合
成すると共に、該加算合成信号と複数符号チャンネルの
並列復調を行なう前記フィンガー部からの復調信号とを
合成するようにしたものである。
置によれば、干渉信号を検出し該フィンガー部に対応す
る干渉レプリカ信号を生成して、干渉信号を除去するよ
うにしたので、1符号チャンネルが割り当てられて伝送
されたデータをRAKE受信により復調した際に高品質
で復調することができるとに、複数の符号チャンネルが
割り当てられて並列に伝送されたデータを復調する際に
も高品質で復調することができる。従って、高速データ
伝送時においても占有帯域を増加させることなく高品質
の通信を行うことができるようになる。また、干渉信号
の除去を行なってデータを復調する場合は、受信信号を
バッファ部に書き込むと共に、受信信号の復調を行なっ
た後、当該フィンガー部で検出された到来波の受信電力
とサーチャー部で検出された当該フィンガー部に割り当
てた以外の到来波の電力とチャンネル情報から干渉除去
効果の大きい到来波と符号チャンネル、例えばパイロッ
トチャンネルを選択して干渉レプリカ信号が生成され
る。そして、バッファ部に記憶されている受信信号を読
み出して当該フィンガー部に割り当てた到来波から前記
干渉レプリカ信号成分が除去されてから前記復調が行な
われるので、高品質で復調することができるようにな
る。
重み付けに応じてフィンガー数を割り当てるようにした
ので、送信側で使用する符号チャンネル数、チャンネル
毎の重み付けに応じて複数のフィンガー部で復調するチ
ャンネルの割り当てを可変することができ、重み付けに
応じて高品質な復調を行なう場合あるいは干渉除去が必
要と判断した場合は干渉信号の除去を行なって受信信号
の復調を行なうことができる。さらに、1符号チャンネ
ルによるデータ伝送のRAKE受信、複数符号チャンネ
ルによる並列伝送の並列復調、および、RAKE受信と
並列復調とが混在した復調を行なうことができ、重み付
けに応じて高品質な復調を行なう場合あるいは干渉除去
が必要と判断した場合は干渉信号の除去を行なって受信
信号の復調を行なうことができる。
拡散通信装置は、干渉除去処理と送信側で割り当てられ
た符号チャンネルがすべて復調できる回数だけ前記受信
信号を繰り返し複数のフィンガー部に出力し、1符号チ
ャンネル毎にRAKE受信による復調と干渉除去処理及
びフィンガー復調シンボルの合成を行なうことができる
ので、高信頼度で復調することができる。
の説明を行う前に、スペクトル拡散信号を送信するスペ
クトル拡散送信装置の一例の概略構成を図7を参照しな
がら説明する。図7に示すように、スペクトル拡散送信
装置は、送信データセレクタ701と、送信部750
と、加算部711と、拡散部712から構成されてい
る。送信部750は、第1データ送信部713,第2デ
ータ送信部706,・・・第nデータ送信部707の複
数のデータ送信部を備えており、第1データ送信部71
3,第2データ送信部706,・・・第nデータ送信部
707には、送信データセレクタ701により割り当て
られた送信データが入力されている。なお、送信データ
セレクタ701は、データレートや通信品質の異なる複
数の入力された送信データをフォーマット情報に従って
第1データ送信部713ないし第nデータ送信部707
に割り当てている。第1データ送信部713,第2デー
タ送信部706,・・・第nデータ送信部707は同様
の構成とされており、その構成の概略が第1データ送信
部713に示されている。
と、フレーム生成部702は、送信データセレクタ70
1で設定されたタイムスロットおよび処理利得で適応的
に符号シンボルを生成するようにされ、その符号シンボ
ルが入力されるQPSK変調部703は、符号シンボル
のQPSK変調を行いその変調シンボルを出力してい
る。また、乗算部704は変調シンボルと割り当てられ
た直交符号1の乗算を行い、乗算部704から出力され
る直交符号化された変調シンボルは、増幅部705にお
いて変調シンボルに割り当てられたゲインで増幅され
る。増幅部705から出力される直交符号化された変調
シンボルは、加算部711に入力される。
れている第2データ送信部706ないし第nデータ送信
部707においては、それぞれに割り当てられて入力さ
れた送信データがQPSK変調され、その変調シンボル
が互いに異なる直交符号2ないし直交符号nで直交符号
化される。ついで、増幅されて加算部711に入力さ
れ、加算部711において第1データ送信部713,第
2データ送信部706,・・・第nデータ送信部707
からの直交符号化された変調シンボルが加算される。こ
のように、第1データ送信部713,第2データ送信部
706ないし第nデータ送信部707によりnチャンネ
ルの符号チャンネルが形成される。
20が設けられており、このパイロット信号送信部72
0においては、既知のデータ(例えば、オール“1”)
が変調部708で変調され、その変調シンボルは乗算部
709において割り当てられた直交符号0と乗算されて
直交符号化される。ついで、直交符号化された変調シン
ボルは、増幅部710においてその変調シンボルに割り
当てられたゲインで増幅されて、加算部711において
他の直交符号化された変調シンボルと加算される。加算
部711からの加算出力は、拡散部712においてDS
−SS用に割り当てられたPN符号によりスペクトル拡
散される。このスペクトル拡散されたDS−SS信号が
送信される。なお、パイロット信号は他の符号チャンネ
ルより大きい電力で送信され、パイロット信号を受信す
ることにより、同期をとったり、マルチパスの状況およ
び多ユーザからの干渉の状況を検出することができる。
例えば上記したスペクトル拡散送信装置から送信された
スペクトル拡散信号を受信することができるものであ
る。以下、本発明のスペクトル拡散通信装置の実施の形
態にかかる本発明のスペクトル拡散受信装置について、
図面を参照しながら説明する。本発明にかかるスペクト
ル拡散受信装置の実施の形態の概略的な構成を図1に示
す。図1に示す本発明のスペクトル拡散受信装置は、3
つのフィンガー部と干渉信号除去部を備えている。図1
において、サーチャー101は入力された受信信号の伝
搬遅延を持って到来する到来波の相対遅延時間で決まる
拡散符号系列(以下、「PN符号」という)の位相オフ
セットや受信電力といった通信路の状況を測定すると共
に、第1フィンガー部104ないし第3フィンガー部1
06とチャンネル合成部107に位相オフセットと符号
多重用に割り当てられた符号系列(以下、「直交符号」
という)番号の割り当てを行う。この際に、干渉除去処
理を行なう場合はそのフィンガー部に割り当てられた位
相オフセットの到来波以外に干渉除去効果が大きいと判
断した到来波の受信電力を、サーチャー検出信号として
干渉信号検出部108に出力する。干渉信号検出部10
8は、第1フィンガー部104〜第3フィンガー部10
6に割り当てられた到来波が受けている干渉信号を生成
して信号割当部103に出力する。この生成された干渉
信号を干渉レプリカ信号という。
憶しており、干渉除去処理を行う際に、バッファ102
から読み出された受信信号に対して干渉除去処理が行わ
れる。信号割当部103は受信信号の復調を行なう場合
は入力された受信信号を第1フィンガー部104ないし
第3フィンガー部106に出力し、干渉除去処理された
受信信号の復調を行なう場合はバッファ102から読み
出した受信信号から当該フィンガー部104,105,
106に対応する干渉レプリカ信号を除去する干渉除去
処理を行って、当該フィンガー部104,105,10
6に出力している。第1フィンガー部104,第2フィ
ンガー部105,第3フィンガー部106は、チャンネ
ル合成部107と共にRAKE受信部110を構成して
おり、第1フィンガー部104,第2フィンガー部10
5,第3フィンガー部106にはそれぞれ到来波と符号
チャンネルが割り当てられている。第1フィンガー部1
04,第2フィンガー部105,第3フィンガー部10
6では割り当てられた到来波と符号チャンネルの逆拡
散、逆直交変換、復調、リファレンス信号生成、同期保
持が行われる。
ー部104,第2フィンガー部105,第3フィンガー
部106のそれぞれから出力されるフィンガー復調シン
ボルをRAKE受信による復調の場合と、複数符号チャ
ンネルの復調の場合に分けて、各フィンガー復調シンボ
ルについて重み付けと合成を、サーチャー101で割り
当てられるタイミングに従って行なっている。干渉信号
検出部108は、第1フィンガー部104,第2フィン
ガー部105,第3フィンガー部106で検出されたリ
ファレンス信号から求めた到来波の受信電力と、サーチ
ャー101から供給されたサーチャー検出信号から求め
たその他の到来波の受信電力とチャンネル情報から、干
渉除去効果の大きい到来波と符号チャンネルを選択して
第1フィンガー部104,第2フィンガー部105,第
3フィンガー部106にそれぞれ対応した干渉レプリカ
信号を生成している。システム制御部109はサーチャ
ー101あるいはRAKE受信部110で検出された通
信路の状況と符号チャンネル数、チャンネル毎の送信電
力量、データの重み付けといったチャンネル情報に応じ
て、サーチャー101、RAKE受信部110、干渉信
号検出部108、信号割当部103、バッファ102の
受信処理動作を制御している。
部103の概略的な構成を図2に示す。図2において、
干渉信号除去部201には、バッファ102から読み出
された遅延されている遅延受信信号と、干渉信号検出部
108で生成された第1フィンガー部104,第2フィ
ンガー部105,第3フィンガー部106のそれぞれに
対応した干渉レプリカ信号が入力されている。そして、
遅延受信信号から第1フィンガー部104,第2フィン
ガー部105,第3フィンガー部106のそれぞれに対
応した干渉レプリカ信号の差分がとられて、第1フィン
ガー部104,第2フィンガー部105,第3フィンガ
ー部106のそれぞれに対応する干渉除去処理された受
信信号を生成して出力している。第1セレクタ202,
第2セレクタ203,第3セレクタ204は、入力され
た受信信号あるいは干渉信号除去部201からの干渉信
号除去処理された受信信号のいずれかを選択して第1フ
ィンガー部104,第2フィンガー部105,第3フィ
ンガー部106に復調用受信信号として出力している。
この際に、1回目の復調を行う場合は入力された受信信
号をそれぞれの第1フィンガー部104,第2フィンガ
ー部105,第3フィンガー部106に出力し、2回目
以降の復調を行う場合は干渉除去処理された受信信号を
選択して第1フィンガー部104,第2フィンガー部1
05,第3フィンガー部106に出力している。
ガー部104,第2フィンガー部105,第3フィンガ
ー部106の概略的な構成を図3に示す。図3に示すサ
ンプリング部301においては、信号割当部103から
出力された復調用受信信号のチップレートの2倍以上で
復調用受信信号をオーバーサンプリングし、さらに、同
期保持部309から供給される同期タイミング信号に従
って、同期タイミングが一致したチップレートのクロッ
クでサンプリングして第1逆拡散部303に出力する。
さらに加えて、その同期タイミングが1/2チップずれ
たチップレートのクロックでサンプリングして第2逆拡
散部308に出力している。第1逆拡散部303では、
システム制御部109から知らされるそれぞれのフィン
ガー部104,105,106に割り当てられた到来波
の位相オフセットに従って発生されたPN発生部302
からのPN符号により逆拡散が行われる。
力は、逆直交変換部305に入力され、それぞれのフィ
ンガー部104,105,106に割り当てられた符号
チャンネル番号の直交符号により逆直交変換が施され、
その符号チャンネルの信号が抽出される。この直交符号
は、システム制御部109から知らされるそれぞれのフ
ィンガー部104,105,106に割り当てられた到
来波の位相オフセットと符号チャンネル番号に従って直
交符号発生器304において発生されている。また、第
1逆拡散部303の出力は、リファレンス信号生成部3
06にも供給され、ここで既知のデータが割り当てられ
た1つの符号チャンネルであるパイロットチャンネルの
キャリア再生が行われる。このキャリア再生により生成
された信号がリファレンス信号であり、復調部307に
供給されると共に出力されている。この逆直交変換部3
05のリファレンス信号生成部306から復調部307
に供給されるリファレンス信号を用いて、復調部307
において同期検波によるQPSK復調が行われ、復調さ
れたフィンガー復調シンボルが出力される。第2逆拡散
部308ではPN発生部302から出力されるPN系列
により逆拡散を行い、1/2チップ位相の進んだE(ea
rly)−ch信号と1/2チップ位相の遅れたL(lat
e)−ch信号を生成しており、これらの2信号を同期
保持部309に出力している。同期保持部309では、
E−ch信号とL−ch信号のうちの一方を反転して合
成した位相に対してS字状に変化する信号から送受信間
の位相同期誤差を検出して同期タイミング信号を生成し
て出力している。
構成を図4に示す。チャンネル合成部107には、第1
フィンガー部104から出力される第1フィンガー復調
シンボルおよび第1リファレンス信号と、第2フィンガ
ー部105から出力される第2フィンガー復調シンボル
および第2リファレンス信号と、第3フィンガー部10
6から出力される第3フィンガー復調シンボルおよび第
3リファレンス信号が入力される。これらの入力信号の
うち、第1リファレンス信号、第2リファレンス信号、
第3リファレンス信号は重み付け係数決定部401に供
給され、これらのリファレンス信号と、供給されるパラ
メータ中のチャンネル情報から、第1ゲイン乗算部40
3,第2ゲイン乗算部405,第3ゲイン乗算部407
に設定する重み付け係数k1、k2、k3が決定され
る。また、タイミング決定部402ではシステム制御部
109から知らされるパラメータである第1フィンガー
部104,第2フィンガー部105,第3フィンガー部
106に割り当てられた到来波におけるPN系列の相対
遅延時間差から合成時のタイミングを決定して、そのタ
イミング信号を出力している。
は第1ゲイン乗算部403に入力され、設定された重み
付け係数k1が乗算されて第1バッファ404に記憶さ
れる。第2フィンガー復調シンボルは第2ゲイン乗算部
405に入力され、設定された重み付け係数k2が乗算
されて第2バッファ406に記憶される。第3フィンガ
ー復調シンボルは第3ゲイン乗算部407に入力され、
設定された重み付け係数k3が乗算されて第3バッファ
408に記憶される。そして、第1バッファ404ない
し第3バッファ408のうちのRAKE受信による復調
を行うフィンガー部からの重み付けされたフィンガー復
調シンボルを格納しているバッファを選択して、格納さ
れている重み付けされたフィンガー復調シンボルをタイ
ミング決定部402から供給されるタイミング信号にし
たがって読み出して加算器409に出力する。加算器4
09では、入力される重み付けされたフィンガー復調シ
ンボルが加算されて、RAKE復調シンボルが生成され
てセレクタ411へ出力される。
ファ408のうちの複数符号チャンネルの復調を行った
フィンガー部のフィンガー復調シンボルを格納している
バッファを選択して、格納されたフィンガー復調シンボ
ルをタイミング決定部402から供給されるタイミング
信号にしたがって読み出してP/S(パラレル−シリア
ル)変換器410に供給して、所定の順序となるようシ
リアルに合成されてセレクタ411へ出力される。さら
に、RAKE受信による復調と複数符号チャンネルの復
調が混在する場合は、加算器409の出力もP/S変換
器410に供給してシリアルに合成する。加算器409
の出力とP/S変換器410の出力はセレクタ411に
供給され、複数符号チャンネルで復調する場合と、RA
KE受信による復調と複数符号チャンネルの復調が混在
している場合は、P/S変換器410の出力が選択され
てセレクタ411からRAKE復調シンボルとして出力
され、RAKE受信による復調を行う場合は加算器40
9の出力が選択されてセレクタ411からRAKE復調
シンボルとして出力される。
07の動作を説明すると、第1フィンガー部104〜第
3フィンガー部106から出力される第1フィンガー復
調シンボル〜第3フィンガー復調シンボルは、第1ゲイ
ン乗算部403〜第3ゲイン乗算部407によりそれぞ
れ重み付け係数k1〜k3が乗算される。この際に、シ
ステム制御部109で干渉除去処理を行なわないと判断
した場合は、重み付け係数k1〜k3は、1回目の復調
におけるフィンガー復調シンボルに対応する第1フィン
ガー部104〜第3フィンガー部106から出力される
第1リファレンス信号〜第3リファレンス信号から生成
される。また、干渉除去処理を行うと判断した場合は、
干渉除去後のフィンガー復調シンボルに対応した第1フ
ィンガー部104〜第3フィンガー部106から出力さ
れる第1リファレンス信号〜第3リファレンス信号から
生成されて、パスダイバーシティ効果が最大となるよう
な重み付け係数とされる。
れ乗算された第1フィンガー復調シンボル〜第3フィン
ガー復調シンボルは、第1バッファ404〜第3バッフ
ァ408に供給されてそれぞれ記憶される。なお、干渉
除去処理を行うと判断した場合は、干渉除去後のフィン
ガー復調シンボルに対してのみ重み付け係数k1〜k3
の計算と乗算を行って、第1ゲイン乗算部403〜第3
ゲイン乗算部407の出力を第1バッファ404〜第3
バッファ408に記憶する。そして、システム制御部1
09から供給されるパラメータ中のチャンネル情報に応
じて生成され、タイミング決定部402から出力される
タイミング信号により第1バッファ404〜第3バッフ
ァ408からフィンガー復調シンボルが読み出され、加
算器409およびP/S変換器410に供給される。
9により第1バッファ404〜第3バッファ408から
読み出された復調シンボルが加算され、セレクタ411
により加算器409の出力が選択されて出力される。ま
た、複数符号チャンネルの復調時には、第1バッファ4
04〜第3バッファ408から読み出されたフィンガー
復調シンボルがP/S変換器410において並べ替えら
れて元のデータになるようにシリアルに合成される。そ
して、P/S変換器410よりのシリアル出力がセレク
タ411において選択されて出力される。さらに、RA
KE受信による復調と複数符号チャンネルの復調が混在
した場合は、該当するフィンガー部のフィンガー復調シ
ンボルが加算器409で加算されて、RAKE受信によ
る復調信号を得る。そして、この復調信号をP/S変換
器410に供給して、残るフィンガー部からのフィンガ
ー復調シンボルと共に、P/S変換器410において元
のデータになるように合成される。そして、P/S変換
器410からのシリアル出力がセレクタ411において
選択されて出力される。
図6に示す。この図において、タイミングオフセット設
定部601は通信路の状態を測定するのに必要なスペク
トル拡散受信装置のタイミングオフセットの相対値を設
定している。サーチウインドウ設定部602は通信路の
状態を測定するのに必要なスペクトル拡散受信装置のサ
ーチウインドウ期間の長さを設定している。PN発生部
603はタイミングオフセット設定部601で設定され
る位相オフセットに従って送信側と同じ拡散PN系列を
発生して逆拡散部604に供給し、逆拡散部604にお
いて入力された受信信号をPN系列により逆拡散してい
る。また、直交符号発生部605はタイミングオフセッ
ト設定部601で設定される位相オフセットに従ってサ
ーチ用に割り当てられた符号チャンネル番号の直交符号
を発生して逆直交変換部606に供給する。この符号チ
ャンネル番号としては、最も送信電力の大きいパイロッ
トチャンネルの番号を設定するのが好適である。逆直交
変換部606では、逆拡散部604から出力される逆拡
散信号に直交符号発生部605から供給される直交符号
により逆直交変換を行っている。
チウインドウ設定部602で設定された期間について逆
直交変換された信号の積分を行いサーチャー検出信号を
生成して出力する。電力比較部608は、サーチャー検
出信号生成部607で生成された各受信経路(パス)に
対応するサーチャー検出信号の受信電力の比較を行い、
受信電力の大きい順に受信電力の情報とそのときの位相
オフセットを求め,フィンガーパラメータ決定部609
に出力する。フィンガーパラメータ決定部609は、サ
ーチャー検出信号生成部607から出力されるサーチャ
ー検出信号と、電力比較部608から出力される受信電
力の情報とそのときの位相オフセットと、システム制御
部109から与えられる使用チャンネル数、チャンネル
毎の重み付けといったチャンネル情報に従って、第1フ
ィンガー部104,第2フィンガー部105,第3フィ
ンガー部106のそれぞれに与える位相オフセットと符
号チャンネル番号の割り当てを行っている。また、コン
トロール部610は通信路の状況を適切に測定できるよ
うにタイミングオフセット設定部601およびサーチウ
インドウ設定部602の制御を行っている。なお、フィ
ンガーパラメータ決定部609にはシステム制御部10
9からチャンネル情報が与えられている。
動作を説明すると、入力された受信信号は逆拡散部60
4に与えられ、送信側と同じ拡散PN符号を発生するP
N発生部603よりのPN符号により逆拡散処理が行な
われる。次いで、パイロット信号が伝送される符号チャ
ンネル(パイロットチャンネル)の直交符号が、直交符
号発生部605により発生されて逆直交変換部606に
供給されることにより、逆拡散部604からの出力に逆
直交変換が施される。この場合、PN発生部603およ
び直交符号発生部605がPN符号あるいは直交符号を
発生するタイミングはタイミングオフセット設定部60
1により設定される。さらに、サーチャー検出信号生成
部607で逆直交変換された信号の積分を行ってサーチ
ャー検出信号を生成し、生成されたサーチャー検出信号
は電力比較部608において、その受信電力が測定され
る。
チャー検出信号生成部607は、PN発生部603で発
生されるPN系列のタイミングオフセットをずらせなが
らPN系列1周期のうちコントロール部610で設定さ
れた範囲に渡ってパイロット信号の受信電力の測定を行
なうが、この場合にサーチャー101で測定された通信
路の状態の一例を図8に示す。この図では、サーチャー
101によって、PN系列のタイミングオフセットをず
らせながら1周期に渡って電力の測定を行った結果を示
しているが、ここではパス1、パス2、パス3、パス4
で示される到来波が4本測定されたことを表わしてい
る。図8において、P1、P2、P3、P4の値は該当
するパスの受信電力を示し、τ1、τ2、τ3は、パス1
を基準とした位相オフセットをそれぞれ示している。こ
のような通信路の状態においては、パス1〜パス4の受
信電力の比較が電力比較部608で行なわれ、その結果
であるP1>P2>P3>P4の情報がフィンガーパラ
メータ決定部609に出力される。
電力に応じた重み付けパラメータ、位相オフセット
τ1、τ2、τ3に応じたタイミングパラメータ、チャン
ネル情報やユーザーの指示に応じてRAKE受信を行な
うか、複数並列復調を行なうかを制御する制御パラメー
タ等を出力する。ここで、サーチャー101がパイロッ
ト信号の受信電力を測定しているのは、パイロットチャ
ンネルでは既知のデータ、たとえばオール”1”のデー
タを伝送しており、その受信電力を正確に測定できるか
らである。従って、第1フィンガー部104〜第3フィ
ンガー部106に割り当てる到来波の選択と位相オフセ
ットの設定を、パイロット信号に基づくサーチャー検出
信号に基づいて行ない、さらに第1フィンガー部104
〜第3フィンガー部106に割り当てられた以外の到来
波についても常時測定して、そのサーチャー検出信号を
干渉信号検出部108に出力することで、到来波の分布
状況や受信電力の変化に追従してRAKE受信や干渉除
去を効果的に行なうようにしている。なお、サーチウイ
ンドウ設定部602では、サーチの初期時にはウインド
ウ期間を長くして通信路の状態を測定し、遅延スプレッ
ドに合うようにウインドウ期間の長さを調整するように
している。
成を図5に示す。この図において、重み付け決定部50
1はサーチャー101から与えられるサーチャー検出信
号と第1フィンガー部104,第2フィンガー部10
5,第3フィンガー部106から与えられる第1リファ
レンス信号、第2リファレンス信号、第3リファレンス
信号のリファレンス信号から、第1フィンガー部10
4,第2フィンガー部105,第3フィンガー部106
に割り当てられた到来波に対応する干渉信号の選択を行
っている。レプリカ生成部503は、送信側と同じ拡散
PN系列を発生するPN発生部502からの拡散PN系
列を受けて、重み付け決定部501で選択した干渉信号
の振幅と位相に応じた拡散PN系列を生成し、第1フィ
ンガー部104,第2フィンガー部105,第3フィン
ガー部106に対応する干渉信号となる到来波について
チップ毎に加算することにより拡散干渉レプリカ信号を
生成している。
8の動作を説明すると、干渉除去処理を行なうことをシ
ステム制御部109で判断した場合に、第1フィンガー
部104〜第3フィンガー部106でRAKE受信を行
なって、それぞれのフィンガー部104,105,10
6に位相オフセットが異なる到来波が割り当てられてい
る場合は、それぞれのフィンガー部104,105,1
06で生成された第1リファレンス信号ないし第3リフ
ァレンス信号が重み付け決定部501に与えられる。ま
た、並列復調を行なっている場合でそれぞれのフィンガ
ー部104,105,106に同一の位相オフセットが
割り当てられている場合は、そのうちの1つのフィンガ
ー部で生成されたリファレンス信号が重み付け決定部5
01に与えられる。また、第1フィンガー部104〜第
3フィンガー部106に割り当てた以外の位相オフセッ
トを持つ到来波のサーチャー検出信号がサーチャー10
1から重み付け決定部501に与えられる。
出信号の積分回数(時間)がリファレンス信号の積分回
数(時間)と異なる場合、サーチャー検出信号の積分回
数がリファレンス信号の積分回数と等しくなるようにサ
ーチャー検出信号の正規化を行なう。次に、リファレン
ス信号と正規化されたサーチャー検出信号の中から第1
フィンガー部104〜第3フィンガー部106に割り当
てられた到来波に干渉を与える到来波をシステム制御部
109から送られてくる除去可能な干渉波数、干渉波電
力閾値に従って選択する。ついで、レプリカ生成部50
3でPN発生部502から与えられる送信側と同じ拡散
PN系列について、干渉を与える到来波それぞれの振幅
と位相変動を持った拡散PN系列を生成し、該干渉拡散
PN系列について第1フィンガー部104〜第3フィン
ガー部106に割り当てられた到来波に干渉信号となる
複数の到来波についてチップ毎に加算することにより干
渉レプリカ信号を生成して出力する。
路の状態が図8に示す状態とされ、RAKE受信が行わ
れる際に生成される干渉レプリカ信号について説明す
る。RAKE受信する際に、第1フィンガー部104に
パス1が割り当てられ、第2フィンガー部105にパス
2が割り当てられ、第3フィンガー部106にパス3が
割り当てられたとする。重み付け決定部501において
は、パス1の受信電力P1ないしパス4の受信電力P
4、及びその他の受信電力の重み付けが、第1リファレ
ンス信号ないし第3リファレンス信号、及び、サーチャ
ー検出信号に基づいて行われる。例えば、パス1が0.
4、パス2が0.3、パス3が0.2、パス4が0.0
5、その他が0.05に重み付けられる。そして、第1
フィンガー部104における干渉信号を除去するための
第1干渉レプリカ信号は、0.3の重み付けされた第2
リファレンス信号を位相τ1のPN符号で拡散した拡散
信号と、0.2の重み付けされた第3リファレンス信号
を位相τ2のPN符号で拡散した拡散信号と、0.05
の重み付けされたパス4に相当するサーチャー検出信号
を位相τ3のPN符号で拡散した拡散信号とを加算する
ことにより生成する。
渉信号を除去するための第2干渉レプリカ信号は、0.
4の重み付けされた第1リファレンス信号を位相0のP
N符号で拡散した拡散信号と、0.2の重み付けされた
第3リファレンス信号を位相τ2のPN符号で拡散した
拡散信号と、0.05の重み付けされたパス4に相当す
るサーチャー検出信号を位相τ3のPN符号で拡散した
拡散信号とを加算することにより生成する。第3フィン
ガー部106における干渉信号を除去するための第3干
渉レプリカ信号も同様に生成される。これらの干渉レプ
リカ信号は、信号割当部103に供給され、バッファ1
02から読み出された受信信号から、それぞれの干渉レ
プリカ信号成分が除去されて第1フィンガー部104〜
第3フィンガー部106にそれぞれ供給される。これに
より、第1フィンガー部104〜第3フィンガー部10
6にそれぞれ割り当てられたパスから干渉信号が除去さ
れる。
置では、同期保持と同期検波による復調を行なえるよう
に1つの符号チャンネルにパイロットチャンネルを割り
当てている。このような構成の場合、パイロットチャン
ネルの送信電力は他のデータチャンネルに比べて大きく
する事が可能になり、送信信号が直交符号で構成される
場合、パイロットチャンネルの送信電力を送信総電力の
20〜40%とすることにより、低Eb/N0下でも同期
保持が可能となり、各符号チャンネルは同期検波による
復調を行なえるようになる。しかしながら、この場合
は、複数の符号チャンネルを使って送信した場合でも、
パイロットチャンネルが最も大きな干渉信号となること
から、その干渉除去を行なっているのである。また、他
ユーザからの干渉も、他ユーザにおけるパイロットチャ
ンネルが最も大きな干渉信号となることから、その干渉
除去を行えばよい。
るのではなく、時分割でパイロットシンボルを挿入して
送信する場合においても、データ伝送を行なう複数直交
符号チャンネルよりパイロットチャンネルの送信電力が
最も大きくなることから、パイロットシンボルの干渉除
去を行なうのが有効である。この場合、干渉信号検出部
108から出力される干渉レプリカ信号は常時出力する
のではなく、パイロットシンボル挿入区間だけ生成する
ことでパイロットシンボルの干渉除去を行なうことがで
きる。
の状態が図8に示す状態とされた際に、図1に示すスペ
クトル拡散受信装置に位相オフセットと該当する符号チ
ャンネルを割り当てるパス割り当ての一例を図9に示
す。図9(a)は、送信側で符号チャンネル番号W3の
1符号チャンネルを使用してデータを伝送する場合のパ
ス割り当て例を示している。すなわち、第1フィンガー
部104〜第3フィンガー部106に受信電力の大きい
ほうから順次図8に示すパス1、パス2、パス3の位相
オフセットと符号チャンネル番号W3が割り当てられて
いる。この場合、第1フィンガー部104〜第3フィン
ガー部106により符号チャンネルW3のRAKE受信
が行なわれることになる。さらに、干渉除去を行なう場
合は、1回目の復調を行うことにより3つのフィンガー
部104,105,106でリファレンス信号を求めた
後、干渉信号検出部108でそれぞれのリファレンス信
号とサーチャー検出信号から第1フィンガー部104〜
第3フィンガー部106に対応する干渉レプリカ信号を
生成し、この干渉レプリカ信号を用いて信号割当部10
3においてバッファ102から読み出された遅延受信信
号に対してパス1〜パス3の位相オフセットを満たすよ
うに干渉除去処理を行ないRAKE受信を行なう。
ネル番号W1,W2,W3の3符号チャンネルを使用し
てデータを伝送する場合のパス割り当て例を示してい
る。この例では、第1フィンガー部104〜第3フィン
ガー部106に最も電力の大きいパス1の位相オフセッ
トと符号チャンネル番号W1,W2,W3を割り当てて
いることが示されている。すなわち、第1フィンガー部
104〜第3フィンガー部106により符号チャンネル
W1,W2,W3の並列復調が行なわれることになる。
さらに、干渉除去を行なう場合は、1回目の復調を行い
3つのフィンガー部104,105,106のいずれか
のフィンガー部でリファレンス信号を求めた後、干渉信
号検出部108でリファレンス信号とサーチャー検出信
号から3つのフィンガー部104,105,106に割
り当てたパス1に対応する干渉レプリカ信号を生成し、
この干渉レプリカ信号を用いて信号割当部103でバッ
ファ102から読み出された遅延受信信号に対して干渉
除去処理を行ない並列復調を行なう。
ンネル番号W1,W2の2符号チャンネルを使用すると
共に、この符号チャンネルの重み付けをチャンネル番号
W1>チャンネル番号W2としてデータを伝送する場合
のパス割り当て例を示している。この例では、第1フィ
ンガー部104,第2フィンガー部105に受信電力の
大きいほうから順次パス1,パス2の位相オフセットと
符号チャンネル番号W1を割り当て、第3フィンガー部
106に最も電力の大きいパス1の位相オフセットと符
号チャンネル番号W2を割り当てている。すなわち、第
1フィンガー部104と第2フィンガー部105で符号
チャンネルW1のRAKE受信が行なわれ、第3フィン
ガー部106で符号チャンネルW2の受信が行われる。
これにより、第1フィンガー部104〜第3フィンガー
部106により符号チャンネルW1,W2の並列復調が
行なわれることになる。
の復調を行い第1フィンガー部104と第2フィンガー
部105でリファレンス信号を求めた後、干渉信号検出
部108でそれぞれのリファレンス信号とサーチャー検
出信号から第1フィンガー部104と第3フィンガー部
106の共通の干渉レプリカ信号と、第2フィンガー部
105に対応する干渉レプリカ信号とを生成し、信号割
当部103でバッファ102から読み出された遅延受信
信号に対してパス1,パス2の位相オフセットを満たす
ように干渉除去処理を行なえばよい。干渉除去処理後
に、第1フィンガー部104と第2フィンガー部105
で符号チャンネルW1のRAKE受信が行なわれ、第3
フィンガー部106で符号チャンネルW2の受信が行わ
れて、第1フィンガー部104〜第3フィンガー部10
6により符号チャンネルW1,W2の並列復調が行なわ
れることになる。
基づいてRAKE受信と干渉除去処理を行なう図1のス
ペクトル拡散受信装置のタイミングチャートの一例であ
る。図10に示す例では、1フレーム周期をPN系列1
周期とし、送信側で割り当てる符号チャンネル数は3
で、その符号チャンネルはW1,W2,W3の3符号チ
ャンネルとしている。図10(a)は入力された受信信
号をバッファ102に書き込むタイミングを示してい
る。バッファ102には1フレーム分の受信信号が書き
込まれる。すなわち、フレームf1、フレームf2、フ
レームf3、・・・の順に書き込まれ、図10(b)は
図10(a)でバッファ102に書き込まれた受信信号
をチップレートの6倍のクロックでフレーム単位に6回
繰り返し読み出すようにしたタイミングを示している。
4に割り当てられるパス1とその符号チャンネル番号が
示されており、図10(d)には、第2フィンガー部1
05に割り当てられるパス2とその符号チャンネル番号
が示され、図10(e)には、第3フィンガー部106
に割り当てられるパス3とその符号チャンネル番号が示
されている。これらの図に示すように、第1フィンガー
部104,第2フィンガー部105,第3フィンガー部
106には、電力の大きいほうから順次パス1、パス
2、パス3が割り当てられて、その位相オフセットが与
えられる。また、符号チャンネル番号は3フィンガー共
通にフレーム毎に符号チャンネルW1,W2,W3を2
フレームづつ順次与え、シンボルレートの6倍のクロッ
クで復調シンボルを出力するタイミングを示している。
チャンネルW1,W2,W3について、2フレームづつ
与えられて2回の復調が行われるが、1回目の復調を行
うことにより第1フィンガー部104〜第3フィンガー
部106でそれぞれリファレンス信号を求めた後、続け
て2回目の復調を行うことにより干渉除去処理とRAK
E受信を行なっている。このため、バッファ102から
読み出される符号チャンネルの読み出し順は符号チャン
ネルW1,W1,W2,W2,W3,W3となってい
る。また、図10(f)は符号チャンネルW1,W2,
W3の順に干渉除去処理されてRAKE受信された復調
シンボルをチャンネル合成部107においてシリアルに
合成し、シンボルレートの3倍のクロックで順次出力す
るタイミングを示している。このように、3つの符号チ
ャンネルW1,W2,W3が、3つの第1フィンガー部
104〜第3フィンガー部106により、フレーム1周
期においてそれぞれ干渉除去処理とRAKE受信が行わ
れて復調されるようになる。
数であるフィンガー部を3つとし干渉除去処理回数を1
回として説明したが、本発明はこれに限らず、任意のフ
ィンガー部数、干渉除去処理回数とすることができる。
さらに、送信側においても変調部数は3つに限るのもの
ではなく、任意の数を並列に設けることができる。
拡散通信装置は、干渉信号を検出し該フィンガー部に対
応する干渉レプリカ信号を生成して、干渉信号を除去す
るようにしたので、1符号チャンネルが割り当てられて
伝送されたデータをRAKE受信により復調した際に高
品質で復調することができると共に、複数の符号チャン
ネルが割り当てられて並列に伝送されたデータを復調す
る際にも高品質で復調することができる。従って、高速
データ伝送時においても占有帯域を増加させることなく
高品質の通信を行うことができるようになる。また、干
渉信号の除去を行なってデータを復調する場合は、受信
信号をバッファ部に書き込むと共に、受信信号の復調を
行なった後、当該フィンガー部で検出された到来波の受
信電力とサーチャー部で検出された当該フィンガー部に
割り当てた以外の到来波の電力とチャンネル情報から干
渉除去効果の大きい到来波と符号チャンネル、例えばパ
イロットチャンネルを選択して干渉レプリカ信号が生成
される。そして、バッファ部に記憶されている受信信号
を読み出して当該フィンガー部に割り当てた到来波から
前記干渉レプリカ信号成分が除去されてから前記復調が
行なわれるので、高品質で復調することができるように
なる。
重み付けに応じてフィンガー数を割り当てるようにした
ので、送信側で使用する符号チャンネル数、チャンネル
毎の重み付けに応じて複数のフィンガー部で復調するチ
ャンネルの割り当てを可変することができ、重み付けに
応じて高品質な復調を行なう場合あるいは干渉除去が必
要と判断した場合は干渉信号の除去を行なって受信信号
の復調を行なうことができる。さらに、1符号チャンネ
ルによるデータ伝送のRAKE受信、複数符号チャンネ
ルによる並列伝送の並列復調、および、RAKE受信と
並列復調とが混在した復調を行なうことができ、重み付
けに応じて高品質な復調を行なう場合あるいは干渉除去
が必要と判断した場合は干渉信号の除去を行なって受信
信号の復調を行なうことができる。
通信装置は、干渉除去処理と送信側で割り当てられた符
号チャンネルがすべて復調できる回数だけ前記受信信号
を繰り返し複数のフィンガー部に出力し、1符号チャン
ネル毎にRAKE受信による復調と干渉除去処理及びフ
ィンガー復調シンボルの合成を行なうことができるの
で、高信頼度で復調することができる。
の形態の概略的な構成を示す図である。
用信号割当部の概略的な構成を示す図である。
ンガー部の概略的な構成を示す図である。
ンネル合成部の概略的な構成を示す図である。
信号検出部の概略的な構成を示す図である。
チャーの概略的な構成を示す図である。
る。
に示すサーチャーの具体的な測定例を示す図である。
オフセットと符号チャンネルの具体的な割当例を示す図
である。
ペクトル拡散受信装置のタイミングチャート例を示す図
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 入力データの速度や処理利得に応じて、
複数の符号系列から一つの符号系列を識別できるような
符号系列が割り当てられている符号チャンネルを、少な
くとも1つ使用して出力データを生成し、送信された該
出力データを受信するスペクトル拡散通信装置であっ
て、 受信信号を記憶するバッファ部と、 前記符号系列により一つの符号系列を識別する逆符号変
換部と、識別された符号系列におけるデータ復調を行な
う復調部とを有する1つ以上のフィンガー部と、 該フィンガー部の出力を合成するチャンネル合成部と、 通信路の状況を到来波の受信電力から検出するサーチャ
ー部と、 前記フィンガー部または前記サーチャー部で検出される
到来波毎の受信電力とチャンネル情報から到来波の重み
係数を推定して該重み係数に応じた符号系列を発生し、
前記フィンガー部に割り当てた該到来波に対する干渉信
号に相当する干渉レプリカ信号を生成する干渉電力検出
部と、 前記フィンガー部に受信信号、または、受信信号から前
記フィンガー部毎に割り当てた到来波に対する干渉波を
除去した信号を割り当てる復調用信号割当部と、 前記サーチャー部において検出された通信路の状況とチ
ャンネル情報に応じて、前記複数のフィンガー部と前記
干渉電力検出部と前記復調用信号割当部との受信処理動
作を制御する制御部とからなり、 前記バッファ部に受信信号が書き込まれる際に、該受信
信号の復調を行なって、前記フィンガー部で検出された
到来波の受信電力と前記サーチャー部で検出された前記
フィンガー部に割り当てた以外の到来波の電力とチャン
ネル情報から干渉除去効果の大きい到来波と符号チャン
ネルを選択して、選択された到来波と符号チャンネルに
基づいて、前記干渉電力検出部において干渉レプリカ信
号を生成して、前記バッファ部から読み出した受信信号
のうち前記フィンガー部に割り当てた到来波から前記干
渉レプリカ信号成分を除去する干渉除去処理を行い、 1符号チャンネルに割り当てられて伝送されたデータを
復調する場合は、前記制御部が割り当てられた符号チャ
ンネルについて検出された通信路の状況に応じて、前記
フィンガー部に受信電力の大きい到来波から順次、該当
する位相オフセットと復調に必要な符号系列番号を割り
当てることにより、1符号チャンネルについて前記複数
のフィンガー部においてRAKE受信による復調を行
い、 複数の符号チャンネルに割り当てられて並列に伝送され
たデータを復調する場合は、前記制御部が前記複数のフ
ィンガー部に、前記割り当てられた複数の符号チャンネ
ル番号をそれぞれ設定することにより、前記複数のフィ
ンガー部で並列に復調を行なうようにした受信装置を、 備えるようにしたことを特徴とするスペクトル拡散通信
装置。 - 【請求項2】 前記制御部が、符号チャンネル毎の重み
付けに応じてフィンガー数を割り当てるようにすること
により、前記送信データで使用する符号系列数、およ
び、符号チャンネル毎の重み付けに応じて前記フィンガ
ー部で復調する符号チャンネルの割り当てが変更される
と共に、重み付けに応じて干渉除去の有無を判定するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載のスペクトル拡
散通信装置。 - 【請求項3】 前記受信信号の復調を一度行なった際
に、前記フィンガー部で検出された到来波の受信電力
と、前記サーチャー部で検出された前記フィンガーに割
り当てた以外の到来波の電力とチャンネル情報とに基づ
いて、前記制御部が干渉除去効果が大きいと判定した場
合に前記干渉除去処理を行ない、干渉除去効果が小さい
と判定した場合には前記干渉除去処理を行なわないよう
にしたことを特徴とする請求項1記載のスペクトル拡散
通信装置。 - 【請求項4】 前記制御部が、干渉除去処理を行うと判
定した場合、チャンネル情報から干渉除去を行なう符号
チャンネルの送信時の電力比と多重化形式を求め、該フ
ィンガー部に割当られた到来波に対して最も干渉除去効
果が大きな符号チャンネルの生成タイミングを決定し
て、前記干渉電力検出部で干渉レプリカ信号を生成する
ようにしたことを特徴とする請求項1記載のスペクトル
拡散通信装置。 - 【請求項5】 前記チャンネル合成部は、干渉除去処理
を行なわない場合は前記フィンガー部から出力される1
回目の復調シンボルについて、干渉除去処理を行なった
場合は前記フィンガー部から出力される干渉除去処理後
の復調シンボルについて、前記フィンガー部で検出され
た受信電力に応じて重み係数を決定して、該決定された
重み係数を、それぞれの復調シンボルに乗算し、 RAKE受信時は、前記RAKE受信による復調を行な
う前記フィンガー部に、それぞれ与えられた位相オフセ
ットに応じて復調シンボルのタイミングを一致させて加
算合成し、複数符号チャンネルの並列受信時は、複数符
号チャンネルの並列復調を行なう前記フィンガー部から
の復調シンボルを合成し、 前記RAKE受信による復調と複数符号チャンネルの並
列復調が混在する場合は、RAKE受信による復調を行
なう前記フィンガー部よりの復調シンボル毎のタイミン
グを一致させて加算合成すると共に、該加算合成信号と
複数符号チャンネルの並列復調を行なう前記フィンガー
部からの復調信号とを合成するようにしたことを特徴と
する請求項1記載のスペクトル拡散通信装置。
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