JPH1070488A - チャープスペクトラム拡散信号多重化装置 - Google Patents

チャープスペクトラム拡散信号多重化装置

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JPH1070488A
JPH1070488A JP22376496A JP22376496A JPH1070488A JP H1070488 A JPH1070488 A JP H1070488A JP 22376496 A JP22376496 A JP 22376496A JP 22376496 A JP22376496 A JP 22376496A JP H1070488 A JPH1070488 A JP H1070488A
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量化や低消費電力化が要望される環境
下で一層優れた信号伝送を具現し得るチャープスペクト
ラム拡散信号多重化装置を提供すること。 【解決手段】 この多重化装置において、送信装置では
加算器103で分配器101から分配出力された時分割
信号とこれを遅延器102で遅延した送信遅延信号とを
加算合成して送信加算信号として出力し、チャープフィ
ルタ104により送信加算信号をチャープ信号に畳み込
んで出力された送信重畳信号を変調器105によって変
調して変調信号として出力する。受信装置ではサンプラ
112,113で逆チャープフィルタ110で変調信号
をチャープ信号と逆特性を持った信号で畳み込んだ受信
重畳信号とこれを遅延器111で遅延した受信遅延信号
とをそれぞれサンプリングしてサンプル信号を出力し、
加算器114によってこれらのサンプル信号を加算合成
して復調受信信号を示す受信加算信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてスペクト
ラム拡散符号としてチャープ信号を用いて複数の信号を
時間的にずらすことにより信号多重化を行うチャープス
ペクトラム拡散信号多重化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスペクトラム拡散を用いた信号多
重化方式としては、例えば特開平7−50649号公報
に開示された符号分割多重通信方法、その送信装置及び
受信装置が挙げられる。この符号分割多重通信方法は、
拡散符号を用いて情報符号を直接拡散するものであり、
符号分割多重通信装置の要部構成は図8に示されるよう
になっている。
【0003】この符号分割多重通信装置は、多重数nを
n=2,情報符号のシンボル間隔をTsとするもので、
情報符号発生器201,202及び拡散器203,20
4の他、拡散符号発生器205,遅延回路206,加算
器207,並びに変調器208を含む送信装置と、逆拡
散フィルタ210,遅延回路211,並びにサンプラ2
12,213を含む受信装置とから成る。
【0004】この符号分割多重通信装置では、送信側に
おいて情報符号発生器202で発生した伝送符号を拡散
符号発生器205から出力される拡散符号によって拡散
器204で畳み込んで拡散を行う。又、受信側において
情報符号発生器201の伝送符号も拡散符号発生器20
5から出力される拡散符号によって畳み込むことにより
拡散を行うが、このまま拡散したのでは拡散器204か
らの出力信号と区別が付かなくなり、受信側で分離でき
なくなる。
【0005】そこで、送信側では拡散符号発生器205
から出力される拡散符号を遅延回路206でTs/2だ
け遅延させた遅延拡散符号を拡散器203へ伝送する。
拡散器203及び拡散器204からの出力信号は加算器
207で加算され一つの加算信号として出力される。変
調器208では加算信号に対して伝送し易い信号形式に
変換するための変調が行われ、これにより変調器208
からは変調信号が送信出力される。
【0006】一方、受信側では、変調信号を受信入力し
た逆拡散フィルタ210で復調信号と拡散符号発生器2
05で発生する拡散符号と同じ拡散符号で相関演算を行
う。逆拡散フィルタ210から出力される濾過信号はそ
れぞれTs/2ずれて2つに分離され、その一方をサン
プラ212で抽出し、他方を一旦遅延回路211でTs
/2だけ遅延させた後、サンプラ212と同じタイミン
グでサンプラ213で抽出して復調受信処理に供される
サンプル信号を得る。
【0007】このように、拡散符号のタイミングをずら
して信号多重化を行えば、同じ周波数帯域幅において一
層高速な信号伝送が可能になる。
【0008】因みに、スペクトラム拡散を用いた信号多
重化,並びにそれに要するチャープ信号の処理に関連す
るその他の公知技術としては、特開昭62−59432
号公報に開示されたFDM/TDM相互変換方式,特開
平5−276141号公報に開示されたスペクトラム拡
散通信用変復調装置,特開平6−104865号公報に
開示されたCDMA時分割多重化通信方式,特開平6−
141016号公報に開示されたスペクトル拡散通信方
式,特開平7−38522号公報に開示された多重化変
換方式,特開平7−107007号公報に開示された拡
散符号生成方式,特開平7−115407号公報に開示
されたスペクトラム拡散通信装置,特開平7−1770
59号公報に開示された送受信装置,特開平7−254
868号公報に開示されたチャープ式スペクトル拡散変
復調器、これを用いた通信装置及びシステム、チャープ
信号の多重化方法、多重化チャープ信号からの相関検出
方法並びにチャープ式SAWスペクトル拡散変復調器の
構成方法,特開平7−288491号公報に開示された
多重キャリア周波数ホッピング通信システム等が挙げら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した拡散符号を用
いた直接拡散による信号多重化方式の場合、例えばこれ
を携帯端末等に適用しようとすると、携帯端末では電源
として電池を用いており、消費電力の大きな通信方式を
採用することが困難であるため、一般に拡散符号のチッ
プレートを情報符号のシンボルレートの10倍以上にし
ているが、これによって拡散器の演算速度がかなり速く
なって素子の演算速度に対する対応が困難になったり、
素子の消費電力が増加してしまうという問題がある。
【0010】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、携帯端末のように
伝送特性は多少劣化しても小型軽量化や低消費電力化が
望まれる環境下で一層総合的に優れて信号伝送を具現し
得るチャープスペクトラム拡散信号多重化装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、スペク
トラム拡散を用いて信号多重化を行う送信装置及び受信
装置から成るスペクトラム拡散信号多重化装置におい
て、送信装置は、送信データをn(nは2以上の整数)
個に時分割して時分割信号として分配出力する分配器
と、n個の時分割信号のうちのn−1個をそれぞれ異な
った遅延時間で遅延して送信遅延信号として出力するn
−1個の遅延器と、n−1個の送信遅延信号と時分割信
号の一つとを加算して送信加算信号を出力する加算器
と、送信加算信号をチャープ信号に畳み込んで送信重畳
信号として出力するチャープフィルタと、送信重畳信号
を変調して変調信号として出力する変調器とを含むチャ
ープスペクトラム拡散信号多重化装置が得られる。
【0012】一方、本発明によれば、スペクトラム拡散
を用いて信号多重化を行う送信装置及び受信装置から成
るスペクトラム拡散信号多重化装置において、送信装置
は、送信データをn(nは2以上の整数)個の時分割し
て時分割信号として分配出力する分配器と、n個の時分
割信号に対してインパルス応答においてチャープ信号に
関する絶対遅延時間のみがそれぞれ異なる送信チャープ
濾過信号を生成出力するn個のチャープフィルタと、n
個の送信チャープ濾過信号を加算して送信加算信号を出
力する加算器と、送信加算信号を変調して変調信号とし
て出力する変調器とを含むチャープスペクトラム拡散信
号多重化装置が得られる。
【0013】又、本発明によれば、上記何れかのチャー
プスペクトラム拡散信号多重化装置において、受信装置
は、変調信号を受信入力してチャープ信号と逆特性を持
った信号で畳み込んで受信重畳信号として出力する逆チ
ャープフィルタと、受信重畳信号をそれぞれ異なった遅
延時間で遅延して受信遅延信号として出力するn−1個
の遅延器と、n−1個の受信遅延信号と受信重畳信号と
をサンプリングしてサンプル信号を出力するn個のサン
プラと、n個のサンプル信号を加算合成して受信加算信
号を復調受信信号として出力する加算器とを含むチャー
プスペクトラム拡散信号多重化装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明のチ
ャープスペクトラム拡散信号多重化装置について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例に係るチャープ
スペクトラム拡散信号多重化装置の要部構成を示したブ
ロック図である。但し、ここでは信号の多重数nとして
n=2を用いるものとする。
【0016】このチャープスペクトラム拡散信号多重化
装置は、スペクトラム拡散を用いて信号多重化を行う送
信装置及び受信装置から成るもので、送信装置は、送信
データをn(nは2以上の整数)個に時分割して時分割
信号として分配出力する分配器101と、n個の時分割
信号のうちのn−1個をそれぞれ異なった遅延時間で遅
延して送信遅延信号として出力するn−1個の遅延器1
02と、n−1個の送信遅延信号と時分割信号の一つと
を加算合成して送信加算信号を出力する加算器103
と、送信加算信号をチャープ信号に畳み込んで送信重畳
信号として出力するチャープフィルタ104と、送信重
畳信号を変調して変調信号として出力する変調器105
とを含んで成る。
【0017】又、受信装置は、変調信号を受信入力して
チャープ信号と逆特性を持った信号で畳み込んで受信重
畳信号として出力する逆チャープフィルタ110と、受
信重畳信号を送信装置におけるn−1個の遅延器102
の遅延時間に対応してをそれぞれ異なった遅延時間で遅
延して受信遅延信号として出力するn−1個の遅延器1
11と、n−1個の受信遅延信号と受信重畳信号とをサ
ンプリングしてサンプル信号を出力するn個のサンプラ
112,113と、n個のサンプル信号を加算合成して
受信加算信号を復調受信信号として出力する加算器11
4とを含んで成っている。
【0018】このうち、チャープフィルタ104はSA
Wフィルタ等のインパルス応答がチャープ信号となるフ
ィルタで構成される。同様に、逆チャープフィルタ11
0もSAWフィルタで構成される。分配器101,遅延
器102,加算器103,遅延器111,サンプラ11
2,サンプラ113,及び加算器114はそれぞれ演算
速度が伝送データのシンボルレート程度の速度で動作す
るデジタル論理回路で構成される。因みに、ここでは拡
散信号を用いた直接拡散のようにシンボルレートの10
倍以上の速度で論理演算する必要がないため、低速度回
路であって、しかも低消費電力の回路で構成可能となっ
ている。
【0019】このチャープスペクトラム拡散信号多重化
装置において、送信装置ではシンボル間隔Ts/2の送
信データが分配器101へ入力され、ここで2つの時分
割信号に分離され、分離された時分割信号のシンボル間
隔はそれぞれTsとなる。分配器101から出力される
時分割信号の一方は加算器103へ直接入力されるが、
他方は遅延器102へ入力されてTs/2だけ遅延され
て送信遅延信号として加算器103へ入力される。加算
器103では送信遅延信号と時分割信号の一つとを加算
合成して送信加算信号をチャープフィルタ104へ出力
し、チャープフィルタ104では送信加算信号をチャー
プ信号による畳込み演算,即ち、スペクトラム拡散して
送信重畳信号として変調器105へ出力する。変調器1
05では送信重畳信号を伝送し易い信号形態へ変換する
ための変調を行い、これにより変調器105からは変調
信号が送信出力される。
【0020】一方、受信装置においては、変調信号を逆
チャープフィルタ110で受信入力するが、逆チャープ
フィルタ110はチャープフィルタ104と逆特性を持
ったフィルタ処理,即ち、スペクトラム逆拡散を行って
受信重畳信号を出力する。この逆チャープフィルタ11
0から出力される受信重畳信号信号には2つの信号がT
s/2だけずれて多重化されているので、一方をサンプ
ラ112で抽出し、他方を遅延器111でTs/2だけ
遅延させて受信遅延信号とした後にサンプラ113で抽
出する。サンプラ112,113は、それぞれ受信重畳
信号,受信遅延信号をサンプリングしてサンプル信号を
出力するが、これらのサンプル信号は加算器114で加
算合成されて復調受信信号を示す受信加算信号として出
力される。即ち、加算器114では分配器101で行っ
た信号分配処理とは逆の信号合成処理を行う。
【0021】ところで、送信装置のチャープフィルタ1
04で用いるチャープ信号は、図2(b)に示されるよ
うな時間tと共に正弦波の周波数が増大する信号であ
り、このようなチャープ信号は図2(c)に示されるよ
うに周波数が時間tと共に増大する。即ち、チャープフ
ィルタ104は図2(a)に示すようなインパルスを入
力すると図2(b)に示すような波形で出力される特性
を有している。
【0022】一方、受信装置の逆チャープフィルタ11
0で用いるチャープ信号は、図3(a)に示されるよう
に周波数fが大きくなると振幅特性は変化しないが、遅
延量τが減少するフィルタを通すことで信号先端の低い
周波数f成分は遅れて出力され、終端の高い周波数f成
分は余り遅れずに出力される。このため、逆チャープフ
ィルタ110からの出力は図3(b)に示されるように
時間的に拡がったチャープ信号が圧縮されたインパルス
状になる。
【0023】このチャープ信号を用いて多重数n=2で
多重化を行った場合を図4に示すタイムングチャートを
参照して説明すれば、送信装置においてはシンボル間隔
Tsの入力信号S1と、これとは別な入力信号S2をT
s/2だけずらして加算し、チャープ信号でスペクトラ
ム拡散を行う。ここで、入力信号S1のチャープ信号と
入力信号S2のチャープ信号は時間的に重なるので符号
間干渉となるが、受信装置においては逆チャープフィル
タ110でスペクトラム逆拡散を行うことにより、それ
ぞれ2つの信号S3,S4として分離できるようにな
る。
【0024】因みに、チャープフィルタ104をデジタ
ル回路で構成するためには、図5に示されるように、加
算信号をカウントするカウンタ801からの計数信号に
従ってROM802のメモリテーブルからチャープ信号
を取り出し、乗算器803で加算信号をチャープ信号と
乗算して送信重畳信号を得る場合を例示できる。即ち、
ここではチャープフィルタ104において入力信号とな
る加算信号をトリガーとするカウンタ801でROM8
02のアドレスを決定し、乗算器803でROM802
のデータ出力に加算信号を乗算することにより、デジタ
ル的にチャープフィルタを構築できる。尚、ここで伝送
データが±1の2値データならば乗算器803の代わり
に排他的論理和回路を用いることもできる。
【0025】図6は、本発明の他の実施例に係るチャー
プスペクトラム拡散信号多重化装置の送信装置における
要部構成を示したブロック図である。
【0026】このチャープスペクトラム拡散信号多重化
装置では、図1に示した一実施例に係る装置の送信装置
を図示のように変更している。
【0027】即ち、この送信装置は、送信データをn
(nは2以上の整数)個の時分割して時分割信号として
分配出力する分配器601と、n個の時分割信号に対し
てインパルス応答においてチャープ信号に関する絶対遅
延時間のみがそれぞれ異なるチャープ濾過信号を生成出
力するn個のチャープフィルタ602,603と、n個
のチャープ濾過信号を加算合成して送信加算信号を出力
する加算器604と、送信加算信号を変調して変調信号
として出力する変調器605とを含んでいる。但し、こ
こでも信号の多重数nとしてn=2を用いるものとす
る。
【0028】この送信装置では、送信データを入力した
分配器601で時分割した時分割信号がチャープフィル
タ602,603へ分配入力される。チャープフィルタ
602,603のインパルス応答はそれぞれ図7にF
1,F2として示されるように、フィルタ内の遅延時間
が互いにTs/2だけずれるようになっているため、図
1に示した一実施例の送信装置における遅延器102を
排除しても同じ特性を得ることができる。尚、ここでの
チャープフィルタ602,603も、図5に示したデジ
タル回路で構成することができる。
【0029】
【発明の効果】以上に述べた通り、本発明のチャープス
ペクトラム拡散信号多重化装置によれば、拡散符号を用
いたスペクトラム直接拡散のように一般にデータシンボ
ルレートの10倍以上の速度を持つチップレートで処理
をする部分が無いため、高価で高速な素子を用いる必要
が無くなると共に、比較的簡単な構成で低速動作が可能
になって消費電力が低く抑制され、限られた周波数帯域
において一層高速な信号伝送が可能になる。従って、こ
のチャープスペクトラム拡散信号多重化装置は、携帯端
末のように小型軽量化や低消費電力化が重要視される分
野への適用が極めて有効になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るチャープスペクトラム
拡散信号多重化装置の要部構成を示したブロック図であ
る。
【図2】図1に示すチャープスペクトラム拡散信号多重
化装置の送信装置で用いるチャープフィルタにおけるチ
ャープ信号のインパルス応答を説明するために示したタ
イムチャートであり、(a)はインパルス入力波形に関
するもの,(b)は出力波形に関するもの,(c)は出
力周波数波形に関するものである。
【図3】図1に示すチャープスペクトラム拡散信号多重
化装置の受信装置で用いる逆チャープフィルタにおける
チャープ信号を説明するために示したタイムチャートで
あり、(a)は周波数に対する遅延特性に関するもの,
(b)は出力波形に関するものである。
【図4】図1に示すチャープスペクトラム拡散信号多重
化装置の送信装置及び受信装置における多重化による処
理信号のタイミングチャートを示したものである。
【図5】図1に示すチャープスペクトラム拡散信号多重
化装置の送信装置に備えられるチャープフィルタをデジ
タル回路で構成した場合を例示した回路ブロック図であ
る。
【図6】本発明の他の実施例に係るチャープスペクトラ
ム拡散信号多重化装置の送信装置における要部構成を示
したブロック図である。
【図7】図6に示す送信装置に備えられるチャープフィ
ルタのインパルス応答を説明するために示したものであ
る。
【図8】従来のスペクトラム拡散を用いた信号多重化方
式に係る符号分割多重通信装置の要部構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
101,601 分配器 102,111 遅延器 103,114,207,604 加算器 104,602,603 チャープフィルタ 105,208,605 変調器 110 逆チャープフィルタ 112,113,212,213 サンプラ 201,202 情報符号発生器 203,204 拡散器 205 拡散符号発生器 206 遅延回路 210 逆拡散フィルタ 211 遅延回路 801 カウンタ 802 ROM 803 乗算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトラム拡散を用いて信号多重化を
    行う送信装置及び受信装置から成るスペクトラム拡散信
    号多重化装置において、前記送信装置は、送信データを
    n(nは2以上の整数)個に時分割して時分割信号とし
    て分配出力する分配器と、前記n個の時分割信号のうち
    のn−1個をそれぞれ異なった遅延時間で遅延して送信
    遅延信号として出力するn−1個の遅延器と、前記n−
    1個の送信遅延信号と前記時分割信号の一つとを加算し
    て送信加算信号を出力する加算器と、前記送信加算信号
    をチャープ信号に畳み込んで送信重畳信号として出力す
    るチャープフィルタと、前記送信重畳信号を変調して変
    調信号として出力する変調器とを含むことを特徴とする
    チャープスペクトラム拡散信号多重化装置。
  2. 【請求項2】 スペクトラム拡散を用いて信号多重化を
    行う送信装置及び受信装置から成るスペクトラム拡散信
    号多重化装置において、前記送信装置は、送信データを
    n(nは2以上の整数)個の時分割して時分割信号とし
    て分配出力する分配器と、前記n個の時分割信号に対し
    てインパルス応答においてチャープ信号に関する絶対遅
    延時間のみがそれぞれ異なる送信チャープ濾過信号を生
    成出力するn個のチャープフィルタと、前記n個の送信
    チャープ濾過信号を加算して送信加算信号を出力する加
    算器と、前記送信加算信号を変調して変調信号として出
    力する変調器とを含むことを特徴とするチャープスペク
    トラム拡散信号多重化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のチャープスペクト
    ラム拡散信号多重化装置において、前記受信装置は、前
    記変調信号を受信入力して前記チャープ信号と逆特性を
    持った信号で畳み込んで受信重畳信号として出力する逆
    チャープフィルタと、前記受信重畳信号をそれぞれ異な
    った遅延時間で遅延して受信遅延信号として出力するn
    −1個の遅延器と、前記n−1個の受信遅延信号と前記
    受信重畳信号とをサンプリングしてサンプル信号を出力
    するn個のサンプラと、前記n個のサンプル信号を加算
    合成して受信加算信号を復調受信信号として出力する加
    算器とを含むことを特徴とするチャープスペクトラム拡
    散信号多重化装置。
JP22376496A 1996-08-26 1996-08-26 チャープスペクトラム拡散信号多重化装置用送信装置及び受信装置 Expired - Lifetime JP2798129B2 (ja)

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Cited By (1)

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