JP2000059337A - スペクトラム拡散通信装置及びスペクトラム拡散通信方法 - Google Patents

スペクトラム拡散通信装置及びスペクトラム拡散通信方法

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JP2000059337A
JP2000059337A JP23238498A JP23238498A JP2000059337A JP 2000059337 A JP2000059337 A JP 2000059337A JP 23238498 A JP23238498 A JP 23238498A JP 23238498 A JP23238498 A JP 23238498A JP 2000059337 A JP2000059337 A JP 2000059337A
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Norihiro Mochizuki
規弘 望月
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J13/00Code division multiplex systems
    • H04J13/0007Code type
    • H04J13/0022PN, e.g. Kronecker
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J13/00Code division multiplex systems
    • H04J13/10Code generation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 良好な伝送特性を得ることができるスペクト
ラム拡散通信装置及びスペクトラム拡散通信方法を提供
する。 【解決手段】 まず、15ビットのM系列を選択する。
符号系列を構成する「1」の数より「0」の数が1個少
ないので、M系列の最後に「0」を挿入し、「1」の数
と「0」の数とを同一にし、これを第1の拡散符号とす
る。次に、「0」を挿入する前のM系列を右に1ビット
シフトし、系列の最後に「0」を挿入して、これを第2
の拡散符号とする。これを繰り返し、最後にM系列を右
に14ビットシフトし、系列の最後に「0」を挿入し
て、これを第15の拡散符号とする。任意の2つの符号
の相互相関が「0」すなわち互いに直交した符号であ
り、且つ「1」と「0」との数が同じになっている。よ
って、線形加算後の符号1周期に亘る直流成分は常に一
定となり、特性の劣化は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の拡散符号を
用いて多重伝送を行うスペクトラム拡散通信装置及びス
ペクトラム拡散通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式とは、通常伝
送するディジタル信号から疑似雑音符号(PN符号)等
の拡散符号系列を用いて、原データと比較して極めて広
い帯域幅を有する信号を生成し、これをRF(無線周波
数)信号に変換して伝送するという通信方式である。
【0003】かかる通信方式において、送信データは、
符号発生器から出力される送信データに比べて広い帯域
の拡散符号により、拡散変調された後、搬送波により所
定の周波数に変換されて送信される。
【0004】受信側では、送信側と同一の復調用拡散符
号を用いて受信信号との相関をとる逆拡散(拡散復調
等)を行って、受信信号を原データに対応した帯域幅を
有する狭帯域信号に変換する。そして、通常のデータ復
調を行い、原データを再生する。
【0005】図8及び図9は、従来スペクトラム拡散通
信に用いられている変復調回路の概略構成を示すブロッ
ク図であり、図8は送信側の変復調回路、図9は受信側
の変復調回路を示している。
【0006】図8において、送信データは、符号発生部
105により発生された拡散符号を用いて拡散変調部1
01により広帯域信号に変調された後、低域通過フィル
タ(LPF)102を通過させることによって帯域制限
が施される。そして、キャリア漏れを抑制すべく、ベー
スバンド帯域において不要直流成分を除去するために高
域通過フィルタ(HPF)103を通された後、高周波
処理部(RF)104において所望の周波数帯に変換さ
れ、増幅、フィルタリングなどの信号処理が施されて、
アンテナより送信される。
【0007】また、図9において、受信信号は、高周波
処理部106により増幅、フィルタリングなどの信号処
理が施され、ベースバンド帯域に周波数変換された後、
低域通過フィルタ107を通過させることにより高調波
信号などの不要信号が除去される。ベースバンド帯域の
信号は、増幅などの信号処理によって生じた不要直流成
分を除去するために高域通過フィルタ108を通過され
る。そして、符号発生部110により発生された復調用
拡散信号すなわち受信信号と符号位相同期が取られた送
信側と同一の拡散符号を用いて、拡散復調部109によ
り拡散復調が行われる。ここで、同期回路としては、ス
ライディング同感回路、マッチドフィルタリング回路、
遅延ロックループ回路などが、通常用いられている。
【0008】また、高速伝送または多元接続を目的とし
て、直交した複数の拡散符号を用いて伝送する方式が提
案されている。従来、この多重伝送方式では、1つの基
準となる拡散符号に対して、アダマール変換を施し、複
数の直交符号を生成し、各符号毎に並列に拡散変調して
合成・伝送し、また、受信側では、希望する信号に対す
る拡散符号により拡散復調を行い、データ復調を行う。
すなわち、受信側では、用いている全ての拡散符号によ
り並列に拡散復調することで、全ての受信信号を復調す
ることが可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】通常、拡散信号として
は、M系列やGold符号等のように、「1」と「0」
とのバランスがずれた符号が用いられている。例えば、
図10(a)に示すように、符号長「7」のM系列は、
(1,1,1,0,0,1,0)というように4個の
「1」と3個の「0」とから構成されている。このよう
な「1」と「0」とのバランスがずれた符号を用いた場
合、送信データが「1」または「0」が連続すると、送
信側および受信側のベースバンド帯域にある高域通過フ
ィルタを通しているので拡散符号の「1」及び「0」の
アンバランス分だけオフセットをもたなければならな
い。この様子を図10(b)に示す。
【0010】しかしながら、このオフセットが生じた信
号と符号発生器110から出力される拡散符号(図10
(c))との積和演算することにより拡散復調すると、
その出力はオフセットレベルに応じて変動するので、雑
音に対する特性が劣化するという問題点があった。
【0011】また、多重化伝送を行う場合は、アダマー
ル変換により直交符号の生成が行われている。アダマー
ル変換による複数の拡散符号の生成では、例えば符号長
8の(1,1,1,0,0,1,0,0)からなる符号
に対してアダマール変換を行うと図11に示すように、
元の符号を含めて8つの直交符号(a)〜(h)が生成
されるが、そのうち4つの符号は「1」と「0」とのバ
ランスが悪く、バランスの悪い符号に対して送信データ
として「1」または「0」が連続すると、上記と同様に
して、雑音に対する特性が劣化する。したがって、
「1」と「0」のバランスが良い符号を用いて多重伝送
を行おうとすると、十分な多重数を得ることができず、
電波法などにより制限された帯域内において十分なチャ
ネル数を得ることができない。また、全てのチャネルを
1局にて占有して通信する際に十分な伝送速度を得るこ
とができないという問題点があった。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、良好な伝送特性を得ることができるスペ
クトラム拡散通信装置及びスペクトラム拡散通信方法を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1のスペクトラム拡散通信装置は、複数の拡
散符号を用いて多重伝送を行うスペクトラム拡散通信装
置において、前記複数の拡散符号は、互いに直交してお
り、且つ、各拡散符号を構成するビットに割り当てられ
た「1」と「0」との数が同一であることを特徴とす
る。
【0014】請求項2のスペクトラム拡散通信装置は、
上記請求項1のスペクトラム拡散通信装置において、前
記複数の拡散符号に含まれる1の拡散符号は、自己相関
特性のサイドローブが一定の基準拡散符号の任意の1個
所に「0」または「1」を1ビット挿入した第1の拡散
符号として生成され、前記複数の拡散符号に含まれる他
の拡散符号は、前記生成された第1の拡散符号の挿入さ
れた1ビット以外のビットを巡回シフトさせることによ
って生成されることを特徴とする。
【0015】請求項3のスペクトラム拡散通信装置は、
上記請求項1のスペクトラム拡散通信装置において、前
記複数の拡散符号に含まれる1の拡散符号は、自己相関
特性のサイドローブが一定の基準拡散符号の任意の1個
所に「0」または「1」を1ビット挿入した第1の拡散
符号として生成され、前記複数の拡散符号に含まれる他
の拡散符号は、アダマール変換行列のうち全ての要素が
「1」で構成される行を除いた行列に含まれる1の行が
前記第1の拡散符号と一致するように列の置換を行うこ
とにより得られる行列の行ベクトルとして生成されるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4のスペクトラム拡散通信装置は、
自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散符号を選
択する基準符号選択手段と、前記選択された基準拡散符
号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿入
することにより、拡散符号を構成するビットに割り当て
られた「1」と「0」との数が同一である第1の拡散符
号を生成する第1の拡散符号生成手段と、前記生成され
た第1の拡散符号の、挿入された1ビット以外のビット
を巡回シフトさせることによって、互いに直交してお
り、且つ、各拡散符号を構成するビットに割り当てられ
た「1」と「0」との数が同一である複数の拡散符号を
生成する第2の拡散符号生成手段と、送信信号を複数の
並列するデータに変換する直並列変換手段と、前記複数
の並列データの各データに対して、前記第1の拡散符号
生成手段により生成された第1の拡散符号及び前記第2
の拡散符号生成手段により生成された複数の拡散符号の
中からそれぞれ異なる拡散符号を用いて拡散変調するこ
とにより複数の拡散変調信号を生成する拡散変調手段
と、前記生成された複数の拡散変調信号を合成する合成
手段と、前記合成手段により合成された拡散変調信号を
送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項5のスペクトラム拡散通信装置は、
自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散符号を選
択する基準符号選択手段と、前記選択された基準拡散符
号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿入
することにより、拡散符号を構成するビットに割り当て
られた「1」と「0」との数が同一である第1の拡散符
号を生成する第1の拡散符号生成手段と、アダマール変
換行列のうち全ての要素が「1」で構成される行を除い
た行列に含まれる任意の1の行が前記第1の拡散符号と
一致するように列の置換を行う置換手段と、送信信号を
複数の並列するデータに変換する直並列変換手段と、前
記複数の並列データの各データに対して、前記第1の拡
散符号生成手段により生成された第1の拡散符号及び前
記置換手段による置換の結果得られる行列の行ベクトル
からなる複数の拡散符号の中からそれぞれ異なる拡散符
号を用いて拡散変調することにより複数の拡散変調信号
を生成する拡散変調手段と、前記生成された複数の拡散
変調信号を合成する合成手段と、前記合成手段により合
成された拡散変調信号を送信する送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0018】請求項6のスペクトラム拡散通信装置は、
上記請求項4または5記載のスペクトラム拡散通信装置
において、前記直並列変換手段により変換されたデータ
に基づいて1または複数の拡散符号を選択する選択手段
を備え、前記拡散変調手段は、前記選択手段により選択
された拡散符号を用いて前記複数の拡散変調信号を生成
するように構成されることを特徴とする。
【0019】請求項7のスペクトラム拡散通信方法は、
複数の拡散符号を用いて多重伝送を行うスペクトラム拡
散通信方法において、前記複数の拡散符号は、互いに直
交しており、且つ、各拡散符号を構成するビットに割り
当てられた「1」と「0」との数が同一であることを特
徴とする。
【0020】請求項8のスペクトラム拡散通信方法は、
上記請求項7記載のスペクトラム拡散通信方法におい
て、前記複数の拡散符号に含まれる1の拡散符号は、自
己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散符号の任意
の1個所に「0」または「1」を1ビット挿入した第1
の拡散符号として生成され、前記複数の拡散符号に含ま
れる他の拡散符号は、前記生成された第1の拡散符号の
挿入された1ビット以外のビットを巡回シフトさせるこ
とによって生成されることを特徴とする。
【0021】請求項9のスペクトラム拡散通信方法は、
上記請求項7記載のスペクトラム拡散通信方法におい
て、前記複数の拡散符号に含まれる1の拡散符号は、自
己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散符号の任意
の1個所に「0」または「1」を1ビット挿入した第1
の拡散符号として生成され、前記複数の拡散符号に含ま
れる他の拡散符号は、アダマール変換行列のうち全ての
要素が「1」で構成される行を除いた行列に含まれる1
の行が前記第1の拡散符号と一致するように列の置換を
行うことにより得られる行列の行ベクトルとして生成さ
れることを特徴とする。
【0022】請求項10のスペクトラム拡散通信方法
は、自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散符号
を選択するステップと、前記選択された基準拡散符号の
任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿入する
ことにより、拡散符号を構成するビットに割り当てられ
た「1」と「0」との数が同一である第1の拡散符号を
生成するステップと、前記生成された第1の拡散符号
の、挿入された1ビット以外のビットを巡回シフトさせ
ることによって、互いに直交しており、且つ、各拡散符
号を構成するビットに割り当てられた「1」と「0」と
の数が同一である複数の拡散符号を生成するステップ
と、送信信号を複数の並列するデータに変換するステッ
プと、前記生成された第1の拡散符号及び前記生成され
た複数の拡散符号の中から、それぞれ異なる拡散符号を
用いて前記複数の並列データの各データを拡散変調する
ことにより、複数の拡散変調信号を生成するステップ
と、前記生成された複数の拡散変調信号を多重伝送する
ステップとからなることを特徴とする。
【0023】請求項11のスペクトラム拡散通信方法
は、自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散符号
を選択するステップと、前記選択された基準拡散符号の
任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿入する
ことにより、拡散符号を構成するビットに割り当てられ
た「1」と「0」との数が同一である第1の拡散符号を
生成するステップと、アダマール変換行列のうち全ての
要素が「1」で構成される行を除いた行列に含まれる任
意の1の行が前記第1の拡散符号と一致するように列の
置換を行うステップと、送信信号を複数の並列するデー
タに変換するステップと、前記複数の並列データの各デ
ータに対して、前記生成された第1の拡散符号及び前記
置換の結果得られる行列の行ベクトルからなる複数の拡
散符号の中からそれぞれ異なる拡散符号を用いて拡散変
調することにより複数の拡散変調信号を生成するステッ
プと、前記生成された複数の拡散変調信号を多重伝送す
るステップとからなることを特徴とする。
【0024】請求項12のスペクトラム拡散通信方法
は、上記請求項10または11記載のスペクトラム拡散
通信方法において、複数の拡散変調信号を受信するステ
ップと、前記受信された複数の拡散変調信号を合成して
出力するステップとからなることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0026】(第1の実施形態)まず、図1〜3を参照
して、本発明の第1の実施形態を説明する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施形態に係るス
ペクトラム拡散通信装置の、送信部の構成を示すブロッ
ク図である。同図において、送信部は、送信データ11
をn個の並列信号に変換する直並列変換器12と、直並
列変換器12から出力されるn個の並列信号それぞれに
対して異なる拡散符号によって拡散変調を行うn個の拡
散変調器を有する拡散変調器群13と、拡散変調器群1
3内の複数の拡散変調器のそれぞれに対するn個の拡散
信号を発生する拡散符号発生器15と、拡散変調器群1
3の出力信号を線形加算する合成器(Σ)14と、合成
器14の出力信号の帯域制限を行う低域通過フィルタ1
6(LPF)と、信号の不要直流分を除去する高域通過
フィルタ17(HPF)と、ベースバンド帯域の信号を
伝送周波数帯域に変換し、増幅・フィルタリングなどを
施す高周波処理部(RF)18とから、主に構成されて
いる。高周波処理部18の出力側は、必要に応じてアン
テナ等に接続される。
【0028】図2は、スペクトラム拡散通信装置の、受
信部の構成を示すブロック図である。同図において、受
信部は、アンテナなどにより受信した信号に対して増幅
・フィルタリングなどを施し、ベースバンド帯域の信号
に変換する高周波処理部(RF)21と、不要周波数帯
域の信号を除去する低域通過フィルタ22(LPF)
と、信号の不要直流分を除去する高域通過フィルタ23
(HPF)と、ベースバンド帯域の信号をn個に分岐さ
せ、各信号に対して異なる拡散復調(逆符号)を行い、
データ復調するn個の拡散復調器を有する拡散復調器群
24と、拡散復調器群24内の複数の拡散復調器から出
力された並列信号を直列信号に変換する並直列変換器2
6と、複数の拡散復調器のそれぞれに対するn個の拡散
信号を発生する拡散符号発生器25とから主に構成され
ている。通常、符号発生器25により発生される拡散符
号は、送信部の符号発生器15により発生される拡散符
号と同一である。
【0029】上記構成において、送信データ11は、直
並列変換器12においてn個の並列信号に変換される。
以下の説明では、n=15として説明する。各並列信号
は、符号発生器15により発生される15個の拡散符号
の1つずつにより拡散変調される。拡散変調された15
個の並列信号は、合成器14により線形加算され、低域
通過フィルタ16、高域通過フィルタ17及び高周波処
理部18を介して送信される。
【0030】ここで、図3及び図4を用いて、拡散符号
について説明する。図3は16ビットからなるM系列及
びそのM系列から生成される拡散符号を示す説明図であ
り、図4は図3に示したM系列の自己相関特性を示す図
である。本実施形態では、一例として、拡散符号の符号
長を16ビットとする。
【0031】まず、15ビットのM系列を選択する(図
3(a))。M系列は、図4に示すように符号位相が一
致している時のみ「15」となり、その他の符号位相で
は「−1」となる。この符号では、符号系列を構成する
「1」の数が8個であり、「0」の数が7個であり、
「1」より「0」のほうが1個少ない。そこで、「0」
をM系列の任意の位置に1個挿入して、「1」の数と
「0」の数とを同一にする。図3の例では、一例とし
て、M系列の最後に「0」を挿入している(図3
(b))。この16ビットのM系列を第1の拡散符号と
する。
【0032】次に、「0」を挿入する前のM系列(図3
(a))を右に1ビットシフトし、上述したように系列
の最後に「0」を挿入して、これを第2の拡散符号とす
る。更に、図3(a)のM系列を右に2ビットシフト
し、この系列の最後に「0」を挿入して、これを第3の
拡散符号とする。これを繰り返し、最後に図3(a)の
M系列を右に14ビットシフトし、系列の最後に「0」
を挿入して、これを第15の拡散符号とする。
【0033】このようにして、15個の拡散符号を生成
する。ここで、生成された15個の拡散符号は、図3に
示された状態において、任意の2つの符号の相互相関が
「0」、すなわち互いに直交した符号である。そのう
え、全ての符号が、符号系列を構成する「1」の数が8
個且つ「0」の数が8個であって、「1」と「0」との
数が同じになっている。よって、合成器14によって線
形加算された後も、符号1周期に亘る直流成分は、常に
一定となり、高域通過フィルタ17を通しても波形は歪
まず、特性の劣化は生じない。
【0034】このようにして送信された信号は、アンテ
ナなどにより受信され、高周波処理部21にて、増幅、
フィルタリング、周波数変換などの信号処理が施され、
ベースバンド帯域に変換される。ベースバンド帯域に変
換する手法としては、受信信号からキャリア成分を抽出
して再生キャリアを用いるものや、送信周波数に略等し
い周波数の信号を受信装置において生成して用いるもの
等がある。
【0035】ベースバンド帯域に変換された信号は、低
域通過フィルタ22、高域通過フィルタ23を通して拡
散復調群24に入力される。また、符号発生器25から
は、不図示の同期回路にて受信信号と符号同期のとれた
15個の拡散符号が出力される。この拡散符号は、送信
部の拡散変調に用いられた拡散符号と同一のものであ
る。ここで、同期回路としては、スライディング相関回
路、マッチドフィルタリング回路、遅延ロックループ回
路などが通常用いられる。
【0036】拡散復調群24では、まず受信信号が15
個に分岐され、それぞれ1つの拡散符号により拡散復調
される。受信信号は15個の拡散符号によって拡散変調
された信号が重畳されているが、全ての拡散符号が直交
しているので、拡散符号との相関をとって復調すると、
他の符号によって拡散変調された信号成分の影響を受け
ずに復調することができる。
【0037】拡散復調された信号は、送信側で拡散変調
前にデータに対して行われていたPSKやFSKなどの
変調方式により、データ復調される。データ復調された
15個の信号は、並直列変換器26により、直列信号に
変換されて出力される。
【0038】このように、本実施形態によれば、拡散符
号として、互いに直交し、且つ各符号系列を構成するビ
ットに割り当てられた「1」と「0」の数が同一となる
ようにしたので、伝送情報として「0」または「1」が
連続する場合であっても直流オフセットが生じることが
なく、データパターンに依存しない良好な伝送特性を得
ることができる。
【0039】また、拡散符号を、自己相関特性のサイド
ローブが一定の基準拡散符号(本実施形態においては符
号長が15ビットのM系列)に対して符号列の任意の位
置に「1」または「0」を1つ挿入した符号とし、且つ
挿入ビット以外のビットを巡回シフトさせて生成した符
号の組として生成するようにしたので、制限された帯域
内においても十分なチャネル数を確保することができ
る。また、かかるチャネルを1局にて占有して通信する
場合には、十分な伝送速度を得ることができる。
【0040】なお、本実施形態においては、並列データ
1ビットによる2相位相変調(BPSK)に対して、1
つの拡散符号を割り当てているが、例えば、並列データ
2ビットで4相位相変調(QPSK)を行い、その変調
信号に対して1つの拡散符号を割り当てることも可能で
ある。この場合、同数の拡散符号を用いて、2倍の情報
を伝送可能である。
【0041】また、本実施形態で示した変調方式に限ら
れず、例えば多相位相変調や周波数変調、振幅変調な
ど、他の変調方式を用いてもよいことはいうまでもな
い。
【0042】また、上述した実施形態の機能を実現する
ソフトウエアのプログラムコードを記録した記録媒体
を、一般に使用されているスペクトラム拡散通信装置に
供給し、その装置を制御するCPU等が記録媒体に格納
されたプログラムコードを読み出して実行することによ
っても、本発明の目的が達成されることはいうまでもな
い。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコ
ード自体が本発明を実現することになり、そのプログラ
ムコードを記録した記録媒体は本発明を構成する。
【0043】プログラムコードを供給する為の記録媒体
としては、例えば、スペクトラム拡散装置自体に内蔵さ
れているROM3のほか、例えばフロッピーディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカー
ド等を用いることができる。このような記録媒体を用い
ることにより、それまで上述したような機能を有してい
なかったスペクトラム拡散通信装置にも本発明を適用す
ることが可能となり、汎用性が拡張されるとともに、装
置のバージョンアップも容易に行うことができるように
なる。
【0044】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について、図5を参照して説明する。本実施形
態では、拡散符号を、アダマール変換行列の列を置換す
ることにより生成する。なお、本実施形態は、第1の実
施形態の図1及び図2に示した送信部及び受信部を有す
るスペクトラム拡散通信装置によって実現可能である。
【0045】図5は、送信部の符号発生器15及び受信
部の符号発生器25において採用される拡散符号を示す
説明図である。以下、図5を参照して拡散符号の生成手
順について説明する。なお、本実施形態においても、第
1の実施形態と同様に、拡散符号の符号長を16ビット
とする。
【0046】まず、15ビットのM系列を選択する。M
系列は、図4に示すように符号位相が一致している時の
み「15」となり、その他の符号位相では「−1」とな
る。この符号では、符号系列を構成する「1」の数が8
個であり、「0」の数が7個であり、「1」より「0」
のほうが1個少ない。そこで、「0」をM系列の任意の
位置に1個挿入して、「1」の数と「0」の数とを同一
にする。図5(b)の例では、一例として、M系列の最
後に「0」を挿入している。この16ビットのM系列を
第1の拡散符号とする。
【0047】次に、アダマール変換行列(図5(a))
のうちの全ての要素が「1」である第1行を除いた第2
行〜第16行の中から、任意の1行を選択する。図5
(a)の例では、第5行が選択されている。
【0048】ここで、選択された行(第5行)と1ビッ
ト挿入後のM系列とを比較して、第5行が1ビット挿入
後のM系列と一致するように列の入れ替えを行う。例え
ば、図5(a)において、第6列と第10列とを入れ替
え、第8列と第11列とを入れ替える。この入れ替えに
より、アダマール変換行列の第5行については、一ビッ
ト挿入後のM系列と一致する。
【0049】このようにして、15個の拡散符号を生成
する。ここで、生成された15個の拡散符号は、アダマ
ール変換行列を列ごとに移動させていることから、任意
の2つの符号の相互相関が「0」、すなわち互いに直交
した符号になっている。そのうえ、全ての符号が、符号
系列を構成する「1」の数が8個且つ「0」の数が8個
であって、「1」と「0」との数が同じである。よっ
て、合成器14によって線形加算された後も、符号1周
期に亘る直流成分は、常に一定となり、高域通過フィル
タ17を通しても波形は歪まず、特性の劣化は生じな
い。
【0050】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、互いに直交し、且つ各符号系列を構成するビットに
割り当てられた「1」と「0」の数が同一となるように
した拡散符号をアダマール変換行列を列ごとに入れ替え
ることによって生成した場合であっても、上述した第1
の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。
【0052】図6は本発明の第3の実施形態に係るスペ
クトラム拡散通信装置の、送信部の構成を示すブロック
図であり、図7はスペクトラム拡散通信装置の、受信部
の構成を示すブロック図である。両図において、第1の
実施形態で示した図1及び図2と同一の構成要素には同
一符号を付してある。
【0053】図6において、直並列変換器12の出力
は、組合せ変換部19に入力される。組合せ変換部19
は、入力された並列データに応じて、符号発生器15か
ら入力される複数の拡散符号のうち、1つまたは複数の
拡散符号を選択して出力する。複数の拡散符号を選択し
た場合は、各拡散符号を線形加算して出力する。たとえ
ば、4ビットの入力データが(1,1,1,1)である
場合、第1の拡散符号と第2の拡散符号とを選択し、線
形加算して出力する。ここで、選択した拡散符号を位相
変調することにより、更に情報量を増加させることが可
能である。
【0054】組合せ変換部19の出力は、第1の実施形
態で説明したのと同様に、低域通過フィルタ16、高域
通過フィルタ17及び、高周波処理部18を介して送信
される。
【0055】また、図7において、受信部は、拡散復調
群24にて、用いる全ての拡散符号により拡散復調を行
い、その復調結果を組合せ判定部27に入力する。組合
せ判定部27は、入力された復調結果に基づいて、送信
側で用いられた拡散符号を判定し、その判定結果に応じ
た並列データを出力する。ここで、通信システムによっ
ては、用いられた拡散符号を判定すると同時にデータ復
調を行うように構成してもよい。
【0056】かかるスペクトラム拡散通信装置におい
て、拡散符号としては、上述した第1または第2の実施
形態で説明した手法によって生成される拡散符号が採用
される。
【0057】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、並列データに応じて1または複数の拡散符号を選択
して用いるようにしたので、「1」及び「0」の数のバ
ランスがとれた多くの拡散符号を用いて組み合わせた数
に応じた情報量を送信することができ、従って、上述し
た第1、第2の実施形態と比較して、より高速な伝送速
度を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のスペク
トラム拡散通信装置または請求項7のスペクトラム拡散
通信方法によれば、複数の拡散符号は、互いに直交して
おり、且つ、各拡散符号を構成するビットに割り当てら
れた「1」と「0」との数が同一であることとしたの
で、伝送情報として「0」または「1」が連続する場合
であっても直流オフセットが生じることがなく、データ
パターンに依存しない良好な伝送特性を得ることができ
るという効果が得られる。
【0059】請求項2のスペクトラム拡散通信装置また
は請求項8のスペクトラム拡散通信方法によれば、複数
の拡散符号に含まれる1の拡散符号は、自己相関特性の
サイドローブが一定の基準拡散符号の任意の1個所に
「0」または「1」を1ビット挿入した第1の拡散符号
として生成され、前記複数の拡散符号に含まれる他の拡
散符号は、前記生成された第1の拡散符号の挿入された
1ビット以外のビットを巡回シフトさせることによって
生成されるようにしたので、請求項1の効果に加えて、
制限された帯域内においても十分なチャネル数を確保す
ることができ、また、かかるチャネルを1局にて占有し
て通信する場合には、十分な伝送速度を得ることができ
るという効果が得られる。
【0060】請求項3のスペクトラム拡散通信装置また
は請求項9のスペクトラム拡散通信方法によれば、複数
の拡散符号に含まれる1の拡散符号は、自己相関特性の
サイドローブが一定の基準拡散符号の任意の1個所に
「0」または「1」を1ビット挿入した第1の拡散符号
として生成され、前記複数の拡散符号に含まれる他の拡
散符号は、アダマール変換行列のうち全ての要素が
「1」で構成される行を除いた行列に含まれる1の行が
前記第1の拡散符号と一致するように列の置換を行うこ
とにより得られる行列の行ベクトルとして生成されるよ
うにしたので、請求項1の効果に加えて、制限された帯
域内においても十分なチャネル数を確保することがで
き、また、かかるチャネルを1局にて占有して通信する
場合には、十分な伝送速度を得ることができるという効
果が得られる。
【0061】請求項4若しくは請求項5のスペクトラム
拡散通信装置または請求項10若しくは請求項11のス
ペクトラム拡散通信方法によれば、自己相関特性のサイ
ドローブが一定の基準拡散符号を選択し、その基準拡散
符号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿
入することにより、拡散符号を構成するビットに割り当
てられた「1」と「0」との数が同一である第1の拡散
符号を生成し、前記生成された第1の拡散符号の、挿入
された1ビット以外のビットを巡回シフトさせることに
よって、又はアダマール変換行列のうち全ての要素が
「1」で構成される行を除いた行列に含まれる任意の1
の行が前記第1の拡散符号と一致するように列の置換を
行うことにより、互いに直交しており、且つ、各拡散符
号を構成するビットに割り当てられた「1」と「0」と
の数が同一である複数の拡散符号を生成し、このように
生成された第1の拡散符号及び前記生成された複数の拡
散符号の中から、それぞれ異なる拡散符号を用いて前記
複数の並列する各データを拡散変調して複数の拡散変調
信号を生成し、前記生成された複数の拡散変調信号を合
成して送信するようにしたので、「1」と「0」との数
のバランスがとれた多くの拡散符号を用いた多重化通信
路を1つの装置にて占有して通信することが可能とな
り、従って、高速な伝送速度を得ることができおという
効果が得られる。
【0062】請求項6のスペクトラム拡散通信装置また
は請求項12のスペクトラム拡散通信方法によれば、変
換されたデータに基づいて1または複数の拡散符号を選
択し、選択された拡散符号を用いて前記複数の拡散変調
信号を生成するようにしたので、「1」及び「0」の数
のバランスがとれた多くの拡散符号を用いて組み合わせ
た数に応じた情報量を送信することができ、従って、よ
り高速な伝送速度を得ることができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスペクトラム拡
散通信装置の、送信部の構成を示すブロック図である。
【図2】スペクトラム拡散通信装置の、受信部の構成を
示すブロック図である。
【図3】16ビットからなるM系列及びそのM系列から
生成される拡散符号を示す説明図である。
【図4】図3に示したM系列の自己相関特性を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施形態に係るスペクトラム拡
散通信装置の、送信部の符号発生器15及び受信部の符
号発生器25において採用される拡散符号を示す説明図
である。
【図6】本発明の第3の実施形態に係るスペクトラム拡
散通信装置の、送信部の構成を示すブロック図である。
【図7】同実施形態に係るスペクトラム拡散通信装置
の、受信部の構成を示すブロック図である。
【図8】従来スペクトラム拡散通信に用いられている送
信側の変復調回路の概略構成を示すブロック図である。
【図9】従来スペクトラム拡散通信に用いられている受
信側の変復調回路の概略構成を示すブロック図である。
【図10】従来用いられていた拡散信号の一例を示す説
明図である。
【図11】従来用いられていた拡散信号の一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
12 直並列変換器 13 拡散変調器群 14 合成器 15 符号発生器 19 組合せ変換部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の拡散符号を用いて多重伝送を行う
    スペクトラム拡散通信装置において、 前記複数の拡散符号は、互いに直交しており、且つ、各
    拡散符号を構成するビットに割り当てられた「1」と
    「0」との数が同一であることを特徴とする、スペクト
    ラム拡散通信装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の拡散符号に含まれる1の拡散
    符号は、自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散
    符号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿
    入した第1の拡散符号として生成され、 前記複数の拡散符号に含まれる他の拡散符号は、前記生
    成された第1の拡散符号の挿入された1ビット以外のビ
    ットを巡回シフトさせることによって生成されることを
    特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の拡散符号に含まれる1の拡散
    符号は、自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散
    符号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿
    入した第1の拡散符号として生成され、 前記複数の拡散符号に含まれる他の拡散符号は、アダマ
    ール変換行列のうち全ての要素が「1」で構成される行
    を除いた行列に含まれる1の行が前記第1の拡散符号と
    一致するように列の置換を行うことにより得られる行列
    の行ベクトルとして生成されることを特徴とする請求項
    1記載のスペクトラム拡散通信装置。
  4. 【請求項4】 自己相関特性のサイドローブが一定の基
    準拡散符号を選択する基準符号選択手段と、 前記選択された基準拡散符号の任意の1個所に「0」ま
    たは「1」を1ビット挿入することにより、拡散符号を
    構成するビットに割り当てられた「1」と「0」との数
    が同一である第1の拡散符号を生成する第1の拡散符号
    生成手段と、 前記生成された第1の拡散符号の、挿入された1ビット
    以外のビットを巡回シフトさせることによって、互いに
    直交しており、且つ、各拡散符号を構成するビットに割
    り当てられた「1」と「0」との数が同一である複数の
    拡散符号を生成する第2の拡散符号生成手段と、 送信信号を複数の並列するデータに変換する直並列変換
    手段と、 前記複数の並列データの各データに対して、前記第1の
    拡散符号生成手段により生成された第1の拡散符号及び
    前記第2の拡散符号生成手段により生成された複数の拡
    散符号の中からそれぞれ異なる拡散符号を用いて拡散変
    調することにより複数の拡散変調信号を生成する拡散変
    調手段と、 前記生成された複数の拡散変調信号を合成する合成手段
    と、 前記合成手段により合成された拡散変調信号を送信する
    送信手段とを備えることを特徴とするスペクトラム拡散
    通信装置。
  5. 【請求項5】 自己相関特性のサイドローブが一定の基
    準拡散符号を選択する基準符号選択手段と、 前記選択された基準拡散符号の任意の1個所に「0」ま
    たは「1」を1ビット挿入することにより、拡散符号を
    構成するビットに割り当てられた「1」と「0」との数
    が同一である第1の拡散符号を生成する第1の拡散符号
    生成手段と、 アダマール変換行列のうち全ての要素が「1」で構成さ
    れる行を除いた行列に含まれる任意の1の行が前記第1
    の拡散符号と一致するように列の置換を行う置換手段
    と、 送信信号を複数の並列するデータに変換する直並列変換
    手段と、 前記複数の並列する各データに対して、前記第1の拡散
    符号生成手段により生成された第1の拡散符号及び前記
    置換手段による置換の結果得られる行列の行ベクトルか
    らなる複数の拡散符号の中からそれぞれ異なる拡散符号
    を用いて拡散変調することにより複数の拡散変調信号を
    生成する拡散変調手段と、 前記生成された複数の拡散変調信号を合成する合成手段
    と、 前記合成手段により合成された拡散変調信号を送信する
    送信手段とを備えることを特徴とするスペクトラム拡散
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記直並列変換手段により変換されたデ
    ータに基づいて1または複数の拡散符号を選択する選択
    手段を備え、 前記拡散変調手段は、前記選択手段により選択された拡
    散符号を用いて前記複数の拡散変調信号を生成するよう
    に構成されることを特徴とする請求項4又は5記載のス
    ペクトラム拡散通信装置。
  7. 【請求項7】 複数の拡散符号を用いて多重伝送を行う
    スペクトラム拡散通信方法において、 前記複数の拡散符号は、互いに直交しており、且つ、各
    拡散符号を構成するビットに割り当てられた「1」と
    「0」との数が同一であることを特徴とするスペクトラ
    ム拡散通信方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の拡散符号に含まれる1の拡散
    符号は、自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散
    符号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿
    入した第1の拡散符号として生成され、 前記複数の拡散符号に含まれる他の拡散符号は、前記生
    成された第1の拡散符号の挿入された1ビット以外のビ
    ットを巡回シフトさせることによって生成されることを
    特徴とする請求項7記載のスペクトラム拡散通信方法。
  9. 【請求項9】 前記複数の拡散符号に含まれる1の拡散
    符号は、自己相関特性のサイドローブが一定の基準拡散
    符号の任意の1個所に「0」または「1」を1ビット挿
    入した第1の拡散符号として生成され、 前記複数の拡散符号に含まれる他の拡散符号は、アダマ
    ール変換行列のうち全ての要素が「1」で構成される行
    を除いた行列に含まれる1の行が前記第1の拡散符号と
    一致するように列の置換を行うことにより得られる行列
    の行ベクトルとして生成されることを特徴とする請求項
    7記載のスペクトラム拡散通信方法。
  10. 【請求項10】 自己相関特性のサイドローブが一定の
    基準拡散符号を選択するステップと、 前記選択された基準拡散符号の任意の1個所に「0」ま
    たは「1」を1ビット挿入することにより、拡散符号を
    構成するビットに割り当てられた「1」と「0」との数
    が同一である第1の拡散符号を生成するステップと、 前記生成された第1の拡散符号の、挿入された1ビット
    以外のビットを巡回シフトさせることによって、互いに
    直交しており、且つ、各拡散符号を構成するビットに割
    り当てられた「1」と「0」との数が同一である複数の
    拡散符号を生成するステップと、 送信信号を複数の並列するデータに変換するステップ
    と、 前記生成された第1の拡散符号及び前記生成された複数
    の拡散符号の中から、それぞれ異なる拡散符号を用いて
    前記複数の並列する各データを拡散変調することによ
    り、複数の拡散変調信号を生成するステップと、 前記生成された複数の拡散変調信号を合成するステップ
    と、 前記合成手段により合成された拡散変調信号を送信する
    ステップとからなることを特徴とするスペクトラム拡散
    通信方法。
  11. 【請求項11】 自己相関特性のサイドローブが一定の
    基準拡散符号を選択するステップと、 前記選択された基準拡散符号の任意の1個所に「0」ま
    たは「1」を1ビット挿入することにより、拡散符号を
    構成するビットに割り当てられた「1」と「0」との数
    が同一である第1の拡散符号を生成するステップと、 アダマール変換行列のうち全ての要素が「1」で構成さ
    れる行を除いた行列に含まれる任意の1の行が前記第1
    の拡散符号と一致するように列の置換を行うステップ
    と、 送信信号を複数の並列するデータに変換するステップ
    と、 前記複数の並列する各データに対して、前記生成された
    第1の拡散符号及び前記置換の結果得られる行列の行ベ
    クトルからなる複数の拡散符号の中からそれぞれ異なる
    拡散符号を用いて拡散変調することにより複数の拡散変
    調信号を生成するステップと、 前記生成された複数の拡散変調信号を合成するステップ
    と、 前記合成手段により合成された拡散変調信号を送信する
    ステップとからなることを特徴とするスペクトラム拡散
    通信方法。
  12. 【請求項12】 前記変換されたデータに基づいて1ま
    たは複数の拡散符号を選択するステップを含み、 前記選択された拡散符号を用いて前記複数の拡散変調信
    号を生成することを特徴とする請求項10又は11記載
    のスペクトラム拡散通信方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303499A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 拡散符号生成回路および同期回路
JP2008085567A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Ricoh Co Ltd 暗号化装置、暗号化方法、暗号化プログラム、復号装置、復号方法、復号プログラムおよび記録媒体
CN101814930A (zh) * 2010-04-27 2010-08-25 哈尔滨工业大学 一种基于多电平准正交扩频码序列的扩频通信方法

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