JP2008085567A - 暗号化装置、暗号化方法、暗号化プログラム、復号装置、復号方法、復号プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】不正に復号される可能性がより低い暗号化データを生成する暗号化装置および暗号化データを不正に復号する可能性をより低くする復号装置を提供すること。
【解決手段】暗号化装置1は、紙を組成する繊維の絡み具合を表す紙紋情報を取得する紙紋取得部3と、取得した紙紋情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成する暗号化部4とを備え、復号装置2は、紙紋情報を取得する紙紋取得部3と、取得した紙紋情報と暗号化データとの相互相関をとることにより暗号化データを逆拡散する復号部7とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】暗号化装置1は、紙を組成する繊維の絡み具合を表す紙紋情報を取得する紙紋取得部3と、取得した紙紋情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成する暗号化部4とを備え、復号装置2は、紙紋情報を取得する紙紋取得部3と、取得した紙紋情報と暗号化データとの相互相関をとることにより暗号化データを逆拡散する復号部7とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、データを暗号化する暗号化装置および暗号化されたデータの復号を行う復号装置に関するものである。
従来の暗号化装置および復号装置としては、虹彩や手の甲の静脈などの生体情報に基づいて生成した公開鍵、秘密鍵およびパスフレーズを用いてデータの暗号化および復号を行うものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、他の従来の暗号化装置および復号装置としては、あらかじめ登録しておいた利用者の指紋情報を用いて利用者の認証を行うとともに、該指紋情報を鍵としてデータの暗号化および復号を行うものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−121342号公報
特開2001−223690号公報
しかしながら、従来の暗号化装置および復号装置においては、指紋および虹彩などの生体情報が物理的に複製可能であることが知られており、物理的に複製された生体情報を用いて暗号化データが不正に復号される可能性があるといった問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、不正に復号される可能性がより低い暗号化データを生成することができる暗号化装置および暗号化データを不正に復号する可能性をより低くすることができる復号装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の暗号化装置は、物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得部と、前記組成状態情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成する暗号化部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の暗号化装置では、組成状態情報によって物体を識別可能であり、組成状態情報が物理的に複製される可能性は極めて低く、組成状態情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成するので、暗号化に用いた組成状態情報によって識別される物体がなければ暗号化データが復号される可能性は極めて低いため、不正に復号される可能性がより低い暗号化データを生成することができる。
また、本発明の暗号化装置は、前記組成状態情報取得部は、複数の前記組成状態情報を取得し、前記暗号化部は、複数の前記組成状態情報をそれぞれ拡散符号として複数のデータをそれぞれ拡散することにより複数の暗号化データを生成し、前記暗号化部によって拡散された複数の暗号化データの線形和を演算することにより1つの暗号化データを生成する線形和演算部を備えてもよい。
この構成により、本発明の暗号化装置は、複数の組成状態情報をそれぞれ拡散符号として複数のデータをそれぞれ拡散した暗号化データの線形和を1つの暗号化データとして生成するので、復号に用いる物体に応じて複数のデータに復号できる1つの暗号化データを生成することができる。
また、本発明の暗号化装置は、前記暗号化部は、前記組成状態情報の位相を回転させた複数の拡散符号を用いて複数のデータをそれぞれ拡散することにより複数の暗号化データを生成し、前記暗号化部によって拡散された複数の暗号化データの線形和を演算することにより1つの暗号化データを生成する線形和演算部を備えてもよい。
この構成により、本発明の暗号化装置は、1つの組成状態情報の位相を回転させた複数の拡散符号を用いて複数のデータをそれぞれ拡散した暗号化データの線形和を1つの暗号化データとして生成するので、1つの暗号化データに複数のデータを多重化することができる。
また、本発明の暗号化装置は、前記暗号化データにノイズを加えるノイズ付加部を備えてもよい。
この構成により、本発明の暗号化装置は、暗号化データにノイズを加えるので、拡散符号として用いた組成状態情報を暗号化データから判読できないようにすることができる。
また、本発明の復号装置は、物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得部と、前記組成状態情報と暗号化データとの相互相関をとることにより前記暗号化データを逆拡散する復号部とを備えた構成を有している。
この構成により、本発明の復号装置は、組成状態情報と暗号化データとの相互相関をとることにより暗号化データを逆拡散するので、復号に用いる物体と暗号化に用いられた物体とが同一であれば、復号に用いる物体の組成状態情報と暗号化データとの相互相関のピークがオリジナルのデータを表すため、組成状態情報を拡散符号として暗号化された暗号化データを復号することができる。また、本発明の復号装置は、復号に用いる物体と暗号化に用いられた物体とが同一でなければ、復号に用いる物体の組成状態情報と暗号化データとの相互相関がピークを示さないので復号できず、暗号化データを不正に復号する可能性をより低くすることができる。
また、本発明の復号装置は、前記復号部は、位相を回転させた前記組成状態情報と前記暗号化データとの相互相関をとることにより前記暗号化データを逆拡散してもよい。
この構成により、本発明の復号装置は、位相を回転させた組成状態情報を拡散符号として暗号化された暗号化データを復号することができる。
また、本発明の暗号化装置および復号装置は、前記物体が紙であり、前記組成状態情報が、前記紙を組成する繊維の絡み具合に応じて異なる情報であってもよい。
この構成により、本発明の暗号化装置および復号装置では、紙を組成する繊維の絡み具合によって紙を識別可能であり、紙を組成する繊維の絡み具合が物理的に複製される可能性は極めて低く、紙を組成する繊維の絡み具合を拡散符号としてデータを拡散および逆拡散するので、暗号化に用いた紙がなければ暗号化データが復号される可能性が極めて低く、暗号化データが不正に復号される可能性をより低くすることができる。
また、本発明の暗号化装置および復号装置は、前記物体に対して相対的に移動しながら該物体の表面にレーザ光を照射するレーザ光照射部と、前記レーザ光照射部と共に該物体に対して相対的に移動しながら該物体の表面で前記レーザ光が散乱された散乱光を受光する受光部とを備え、前記組成状態情報が、前記受光部によって受光された散乱光の強度を表してもよい。
また、前記レーザ光照射部が、レーザダイオードによって構成され、前記受光部が、フォトダイオードによって構成されていてもよい。
これらの構成により、本発明の暗号化装置および復号装置は、暗号化および復号に用いる拡散符号として、物体から組成状態情報を検出することができる。
また、前記物体が紙であるとき、前記レーザ光照射部が、前記紙を組成する繊維の絡み具合に応じて前記組成状態情報が変化する程度の波長のレーザ光を照射してもよい。
この構成により、本発明の暗号化装置および復号装置は、暗号化および復号に用いる拡散符号として、紙を組成する繊維の絡み具合を表す情報を紙から検出することができる。
本発明は、不正に復号される可能性がより低い暗号化データを生成することができる暗号化装置および暗号化データを不正に復号する可能性をより低くすることができる復号装置を提供するものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本発明の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置では、本発明における物体に紙を適用した例について説明する。
紙は、木材パルプを原料とした細かい繊維が絡み合って作られている。この繊維の組成状態はランダムであるため、全く同じ繊維の組成状態を持つ紙が存在する可能性は非常に低い。また、このような紙の繊維の組成状態が物理的に複製される可能性は非常に低い。このため、紙が持つ繊維の組成状態は、人間の「指紋」のように全ての紙1枚1枚を識別するために用いることができる。このような紙が持つ繊維の組成状態のことを「紙紋」という。
紙紋を読み取る紙紋読取装置としては、スポット状のレーザ光を紙の表面に照射すると共に紙を40mm掃引して、散乱する光を4つの近接するフォトダイオードで検出して得られた光の強弱を表す波形データをその紙特有の紙紋情報として読み取るものが知られている。このようにして読み取られた紙紋情報と、同一の紙から同様にして再度読み取られた紙紋情報とは、同一にはならないが、2つの紙紋情報間の相互相関をとると鋭いピークを示す。一方、異なる紙から読み取られた紙紋情報間の相互相関をとっても鋭いピークを示さない。このように、紙紋情報間の相互相関をとることにより、紙を識別することができる。(例えば、「国際公開第2005/088533号パンフレット」参照)。
また、このような紙紋情報は、暗号化の鍵として用いられる場合、同一の紙から読み取られた紙紋情報であっても読み取る度に同一にならないことから、暗号化に用いられた鍵と同一な鍵を用いないと復号できない暗号化の鍵としては適していない。一方、紙紋情報は、同一の紙から読み取られた紙紋情報間で相互相関をとると鋭いピークを示すことから、暗号化に用いられた鍵と相互相関特性が強い鍵によって復号可能なスペクトラム拡散による暗号化の鍵として適している。
ここで、スペクトラム拡散とは、CDMAを用いた移動体通信の基礎技術として普及しているもので、オリジナルデータのスペクトラムの帯域幅を狭帯域から広帯域に拡散することによりオリジナルデータを暗号化する技術である。スペクトラム拡散の中でも直接拡散と呼ばれる技術では、オリジナルデータより帯域の広い拡散符号を鍵としてオリジナルデータに掛け合わせることにより拡散を行う。
図19は、直接拡散を説明する図である。図19(a)のオリジナルデータと図19(b)の拡散符号と掛け合わせることにより、オリジナルデータの1に対して拡散符号の波形が得られ、オリジナルデータの−1に対して反転した拡散符号の波形が得られて、図19(c)に示すような暗号化データが生成される。
このようにして、直接拡散によって生成された暗号化データは、鍵である拡散符号との相互相関がとられることにより逆拡散されてオリジナルデータに復号される。したがって、直接拡散によって生成された暗号化データは、暗号化に用いられた拡散符号との相互相関特性が強い拡散符号を用いれば復号可能である。以下、本実施の形態の説明において、スペクトラム拡散における直接拡散を、単に拡散と言う。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置を図1に示す。
本発明の第1の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置を図1に示す。
図1(a)において、暗号化装置1は、紙紋取得部3と、暗号化部4と、データ記憶部5と、紙紋読取部6とを備え、図1(b)において、復号装置2は、紙紋取得部3と、復号部7と、データ記憶部8と、紙紋読取部6とを備えている。
紙紋取得部3は、後述する紙紋読取部6から紙紋情報を取得するようになっている。
また、紙紋取得部3、暗号化部4および復号部7は、暗号化装置1および復号装置2がそれぞれ備える図示しないCPU(Central Processing Unit)によって実行されるプログラムのモジュールとして実現されてもよい。
データ記憶部5およびデータ記憶部8は、RAM、フラッシュメモリまたはハードディスク装置などの記憶装置によって構成され、データ記憶部5は暗号化の対象となるオリジナルデータを記憶している。ここで、オリジナルデータは、図示しない入力装置またはネットワークなどを介してあらかじめ取得されているものとする。
またデータ記憶部8は、暗号化装置1によって生成された暗号化データを記憶している。ここで、暗号化データは、図示しない入力装置またはネットワークなどを介してあらかじめ取得されたものとする。
紙紋読取部6の構成を図2に示す。
図2(a)に示すように、紙紋読取部6は、図示しない掃引機構によって、例えば、40mmに渡って掃引されている紙11の表面にレーザ光を照射するレーザダイオード(以下、単に「LD」と記載する。)12と、LD12によって照射されたレーザ光の紙11の表面における照射形状を変化させるシリンドリカルレンズ13a、13bと、紙11の表面でレーザ光が散乱された散乱光を受光するフォトダイオード(以下、単に「PD」と記載する。)14a乃至14dとを有している。
LD12は、紙11の紙紋を表す紙紋情報を読み取れる程度の波長、例えば、635nmのレーザ光を照射するようになっている。シリンドリカルレンズ13a、13bは、紙11の表面におけるレーザ光の照射形状を図2(b)に示すように、例えば、長さ7mmの線状に変化させるようになっている。
各PD14a乃至14dは、紙11の表面におけるレーザ光の照射面の中心を受光軸が通るよう、互いに異なる位置でLD12に対して固定に設けられている。
なお、紙紋読取部6には、紙11を掃引する掃引機構を設けるのに替えて、LD12および各PD14a乃至14dを一体に紙11に対して移動させるようにしてもよい。
図3に示すように、PD14aには、PD14aによって光電変換された電気信号を増幅するPDアンプ20と、PDアンプ20によって増幅された電気信号の低周波成分を抑制するハイパスフィルタ(以下、単に「HPF」と記載する。)21と、低周波成分が抑制された電気信号を増幅するアンプ22と、アンプ22によって増幅された電気信号をデジタル信号に変換するアナログデジタルコンバータ(以下、単に「A/D」と記載する。)23とが設けられている。
また、各PD14b乃至14dにも、PDアンプ20、HPF21、アンプ22およびA/D23がそれぞれ同様に設けられているが、図示を省略する。なお、本実施の形態においては、HPF21として遮断周波数が20Hzのものを用い、アンプ22として利得が20のものを用いた。このように、A/D23によって変換されたデジタル信号は、紙11の紙紋情報を表し、紙紋取得部3に出力される。
なお、本発明を理解しやすくするために、以下では、PD14aからのチャンネルを用い、他のPD14b乃至14dからのチャンネルを未使用とした場合について説明する。
以上のように構成された暗号化装置1および復号装置2について、図4を用いてその動作を説明する。
図4(a)は、暗号化装置1の動作を説明するフロー図である。
まず、紙紋読取部6によって暗号に用いる紙の紙紋情報が読み取られる(S1)。
次に、紙紋取得部3によって、ステップS1で読み取られた紙紋情報が取得される(S2)。
次に、暗号化部4によって、ステップS2で取得された紙紋情報を拡散符号としてデータ記憶部5に記憶されているオリジナルデータが拡散されて暗号化データが生成される(S3)。
以上で暗号化装置1の動作が終了する。
暗号化装置1によって生成される暗号化データの例について、図を用いて説明する。
まず、暗号化の対象となるオリジナルデータを図5に例示する。図5では、拡散を理解しやすくするため、50サンプルごとに1または−1の値をとる波形としてオリジナルデータを表している。
このオリジナルデータに、50サンプルの紙紋情報を拡散符号として掛け合わせると、オリジナルデータの1に対して拡散符号の波形が得られ、オリジナルデータの−1に対して反転された拡散符号の波形が得られて、図6(a)に示す暗号化データが生成される。
しかしながら、この暗号化データには、拡散符号または反転された拡散符号が周期的に現れており、暗号化データから拡散符号が判読される可能性がある。
そこで、暗号化装置1は、図7に示すように、図1(a)に示した各構成要素に加えて、ノイズ付加部9をさらに備えてもよい。
この場合、ノイズ付加部9によって、ステップS3で生成された暗号化データにホワイトノイズが付加される。
例えば、図6(a)に示した暗号化データにホワイトノイズが付加されると、図6(b)に示す暗号化データが生成され、この暗号化データからは拡散符号を判読できない。このように、暗号化装置1は、暗号化データにノイズを付加することにより、暗号化データから拡散符号を判読できないようにすることができる。
以上のようにして暗号化装置1によって生成された暗号化データを復号する復号装置2の動作を図4(b)に示す。
まず、紙紋読取部6によって、復号に用いる紙の紙紋情報が読み取られる(S11)。
次に、紙紋取得部3によって、ステップS11で読み取られた紙紋情報が取得される(S12)。
次に、復号部7によって、ステップS12で読み取られた紙紋情報と、データ記憶部8に記憶されている暗号化データとの相互相関がとられることにより、暗号化データが逆拡散される(S13)。
次に、ステップS13で得られた相互相関が鋭いピークを示すか否かが、復号部7によって判断される(S14)。ここで、ステップS11で復号に用いられた紙が、ステップS1で暗号化に用いられた紙と同一であれば、ステップS13で得られた相互相関は鋭いピークを示し、同一でなければ鋭いピークを示さない。
ステップS14で、ステップS13で得られた相互相関が鋭いピークを示していると判断されれば、復号部7によって、このピークに基づいて暗号化データがオリジナルデータに復号される(S15)。
以上で復号装置2の動作が終了する。
復号装置2によって、暗号化データが復号される例について、図を用いて説明する。
例えば、図6(a)に示した暗号化データと、暗号化に用いられた紙と同一な紙から読み取られた紙紋情報との相互相関をとると、図8(a)に示すように鋭いピークを示す。この相互相関の正のピークがオリジナルデータの1を、負のピークがオリジナルデータの−1を示している。
また、ホワイトノイズが付加された図6(b)の暗号化データと、暗号化に用いられた紙と同一な紙から読み取られた紙紋情報との相互相関をとると、図8(b)に示すように鋭いピークを示す。図8(a)と同様に、この相互相関の正のピークがオリジナルデータの1を、負のピークがオリジナルデータの−1を示している。
一方、図6(b)の暗号化データと、暗号化に用いられた紙とは異なる紙から読み取られた紙紋情報との相互相関をとっても、図9に示すように、鋭いピークがなくオリジナルデータに復号できない。
以上のような暗号化装置1および復号装置2による暗号化および復号の概念図を図10に示す。
図10において、暗号化装置1は、オリジナルデータ「こんにちは」を紙xの紙紋情報Xで暗号化する。復号装置2は、この暗号化データと、紙xから新たに読み取った紙紋情報Xとの相互相関をとり逆拡散すると「こんにちは」に復号できる。一方、復号装置2は、紙yから読み取った紙紋情報Yと暗号化データとの相互相関をとってもオリジナルデータに復号できない。
このような本発明の第1の実施の形態に係る暗号化装置1は、複製される可能性が非常に低い紙紋を表す紙紋情報を用いてオリジナルデータを拡散した暗号化データを生成するので、不正に復号される可能性がより低い暗号化データを生成することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る復号装置2は、紙紋情報と暗号化データとの相互相関をとることにより暗号化データを逆拡散するので、暗号化に用いた紙と同一な紙を用いれば暗号化データを復号することができ、暗号化に用いた紙と異なる紙を用いると暗号化データを復号することができないため、暗号化データが不正に復号される可能性をより低くすることができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置を図11に示す。なお、図11において、図1に示した構成要素と同一なものには同一の符号を付して説明を省略する。また、図11(b)に示した復号装置2は、本発明の第1の実施の形態に係る復号装置2と同様に構成されるので、説明を省略する。
本発明の第2の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置を図11に示す。なお、図11において、図1に示した構成要素と同一なものには同一の符号を付して説明を省略する。また、図11(b)に示した復号装置2は、本発明の第1の実施の形態に係る復号装置2と同様に構成されるので、説明を省略する。
図11(a)において、暗号化装置31は、紙紋取得部32と、暗号化部33と、線形和演算部34と、データ記憶部35と、紙紋読取部6とを備えている。
紙紋取得部32、暗号化部33および線形和演算部34は、暗号化装置31が備える図示しないCPUによって実行されるプログラムのモジュールとして実現されてもよい。
また、データ記憶部35は、RAM、フラッシュメモリまたはハードディスク装置などの記憶装置によって構成され、暗号化の対象となる複数のオリジナルデータを記憶している。
以上のように構成された暗号化装置31について、図12を用いてその動作を説明する。
まず、紙紋読取部6によって1枚の紙の紙紋情報が読み取られる(S31)。
次に、紙紋取得部32によって、ステップS31で読み取られた紙紋情報が取得される(S32)。
次に、データ記憶部35に記憶されている複数のオリジナルデータのうちの1つが、ステップS32で取得された紙紋情報を拡散符号として、暗号化部33によって拡散されて暗号化データが生成され、データ記憶部35に記憶される(S33)。
次に、まだ暗号化されていないオリジナルデータがデータ記憶部35にあれば(S34でYES)、まだ暗号化されていないオリジナルデータのうちの1つに対して、ステップS31でまだ紙紋が読み取られていない新たな1枚の紙を適用して、ステップS31〜S33が再度実行される。
このようにして、データ記憶部35に記憶された全てのオリジナルデータが暗号化されると(S34でNO)、ステップS33でデータ記憶部35に記憶された複数の暗号化データの線形和が、線形和演算部34によって演算されて1つの暗号化データが生成される(S35)。
以上で、暗号化装置31の動作が終了する。
なお、暗号化装置31は、図13に示すように、暗号化装置1と同様にノイズ付加部9をさらに備えてもよい。この場合、ステップS35で演算された暗号化データの線形和に対して、ノイズ付加部9によってホワイトノイズが加えられたものが暗号化データとなる。
以上のようにして暗号化装置31によって生成された暗号化データを、本発明の第1の実施の形態に係る復号装置2によって復号することができる。
暗号化装置31および復号装置2による暗号化および復号の概念図を図14に示す。
図14において、暗号化装置31は、オリジナルデータA「こんにちは」を紙xの紙紋情報Xで拡散した暗号化データと、オリジナルデータB「おはよう」を紙yの紙紋情報Yで拡散した暗号化データの線形和を、1つの暗号化データとして生成する。
復号装置2は、この暗号化データと、紙xから新たに読み取られた紙紋情報Xとの相互相関をとることにより逆拡散してオリジナルデータA「こんにちは」に復号することができる。また、復号装置2は、この暗号化データと、紙yから新たに読み取られた紙紋情報Yとの相互相関をとることにより逆拡散してオリジナルデータB「おはよう」に復号することができる。
一方、復号装置2は、この暗号化データと、紙zから読み取った紙紋情報Zとの相互相関をとってもオリジナルデータに復号することができない。
このような本発明の第2の実施の形態に係る暗号化装置31は、物理的に複製される可能性が極めて低い複数の紙紋を表す紙紋情報をそれぞれ拡散符号として、複数のデータをそれぞれ拡散した暗号化データの線形和を1つの暗号化データとして生成するので、復号に用いる紙に応じて複数のデータに復号できる1つの暗号化データを生成することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る暗号化装置31は、複数の暗号化データの線形和をとることにより、複数の紙紋情報の波形を暗号化データから判読できないようにすることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る復号装置2は、本発明の第2の実施の形態に係る暗号化装置31によって生成された暗号化データに対して、暗号化に用いられた紙のうちの1枚と同一な紙から新たに読み取った紙紋情報を用いることにより、暗号化データを紙に対応するオリジナルデータに復号することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置を図15に示す。なお、図15において、図1および図11に示した構成要素と同一なものには同一の符号を付して説明を省略する。
本発明の第3の実施の形態に係る暗号化装置および復号装置を図15に示す。なお、図15において、図1および図11に示した構成要素と同一なものには同一の符号を付して説明を省略する。
図15(a)において、暗号化装置41は、紙紋取得部3と、位相回転部43と、暗号化部44と、線形和演算部34と、データ記憶部35と、紙紋読取部6とを備えている。
また、図15(b)において、復号装置42は、紙紋取得部3と、位相回転部43と、復号部45と、データ記憶部8と、紙紋読取部6とを備えている。
位相回転部43は、紙紋情報の位相を複数の所定の角度にそれぞれ回転することにより、複数の波形データを生成するようになっている。また、位相回転部43は、暗号化データに多重化されるデータ数に応じて、複数の所定の角度をあらかじめ記憶しておくようになっている。例えば、図16に示すように、多重化されるデータ数が3の場合に対して、0度、120度および240度といった3つの角度をあらかじめ記憶しておき、紙紋情報をそれぞれの角度に回転した3つの波形データを生成する。
位相回転部43、暗号化部44および復号部45は、暗号化装置41および復号装置42がそれぞれ備える図示しないCPUによって実行されるプログラムのモジュールとして実現されてもよい。
このように構成された暗号化装置41および復号装置42について、その動作を図17を用いて説明する。
図17(a)は暗号化装置41の動作を説明するためのフロー図である。
なお、ここでは、データ記憶部35に記憶されているオリジナルデータ数があらかじめわかっているものとする。
まず、紙紋読取部6によって暗号に用いる紙から紙紋情報が読み取られる(S41)。
次に、紙紋取得部3によって、ステップS41で読み取られた紙紋情報が取得される(S42)。
次に、位相回転部43によって、ステップS42で取得された紙紋情報の位相が、オリジナルデータ数に応じた複数の所定の角度に回転され、オリジナルデータ数と同数の波形データが生成される(S43)。
次に、データ記憶部35に記憶されている複数のオリジナルデータのうちの1つが、ステップS43で生成された複数の波形データのうちの1つを拡散符号として、暗号化部44によって拡散されて暗号化データが生成され、データ記憶部35に記憶される(S44)。
次に、まだ暗号化されていないオリジナルデータがデータ記憶部35にあれば(S45でYES)、まだ暗号化されていないオリジナルデータのうちの1つに対して、ステップS43で生成された波形データのうちまだ使用されていないものが適用されて、ステップS44が再度実行される。
このようにして、データ記憶部35に記憶された全てのオリジナルデータが暗号化されると(S45でNO)、ステップS44でデータ記憶部35に記憶された複数の暗号化データの線形和が、線形和演算部34によって演算されて1つの暗号化データが生成される(S46)。
以上で、暗号化装置41の動作が終了する。
なお、暗号化装置41は、図18に示すように、暗号化装置1および暗号化装置31と同様にノイズ付加部9をさらに備えてもよい。この場合、ステップS46で演算された暗号化データの線形和に対して、ノイズ付加部9によってホワイトノイズが加えられたものが暗号化データとなる。
以上のようにして暗号化装置41によって生成された暗号化データを復号する復号装置42の動作を図17(b)に示す。
ここでは、暗号化データに多重化されている多重化データ数があらかじめわかっているものとする。
まず、紙紋読取部6によって、復号に用いる紙の紙紋情報が読み取られる(S51)。
次に、紙紋取得部3によって、ステップS51で読み取られた紙紋情報が取得される(S52)。
次に、位相回転部43によって、ステップS52で取得された紙紋情報の位相が、多重化データ数に応じた複数の所定の角度に回転され、多重化データ数と同数の波形データが生成される(S53)。
次に、復号部45によって、ステップS53で生成された波形データのうちの1つと、データ記憶部8に記憶されている暗号化データとの相互相関がとられることにより逆拡散される(S54)。
次に、ステップS54で得られた相互相関が鋭いピークを示すか否かが、復号部45によって判断される(S55)。
ここで、ステップS51で復号に用いられた紙がステップS41で暗号化に用いられた紙と同一であり、かつ、多重化データ数が正しければ、ステップS54で得られた相互相関は鋭いピークを示す。一方、復号に用いられた紙が暗号化に用いられた紙と同一でないか、多重化データ数が正しくなければ、ステップS54で得られた相互相関は鋭いピークを示さない。
ステップS54で得られた相互相関が鋭いピークを示していれば(S55でYES)、復号部45によって、このピークに基づいて暗号化データがオリジナルデータに復号され、データ記憶部8に記憶される(S56)。
次に、復号されたオリジナルデータの数が多重化データ数に満たなければ(S57でNO)、ステップS53で生成された複数の波形データのうちまだ使用されていないものを適用して、ステップS54〜S56が再度実行される。
以上のようにして、復号されたオリジナルデータの数が多重化データ数に達すると(S57でYES)、復号装置2の動作が終了する。
このような本発明の第3の実施の形態の暗号化装置41は、1枚の紙の紙紋情報の位相を回転させた複数の拡散符号を用いて、複数のデータをそれぞれ拡散した暗号化データの線形和を1つの暗号化データとして生成するので、1枚の紙を用いるだけで1つの暗号化データに複数のデータを多重化することができる。
また、このような本発明の第3の実施の形態の復号装置42は、1枚の紙を用いて多重化された1つの暗号化データを、複数のオリジナルデータに復号することができる。
また、本発明に係る暗号化装置および復号装置は、コンピュータ、携帯端末、または、複合機などに適用可能である。
1、31、41 暗号化装置
2、42 復号装置
3、32 紙紋取得部
4、33、44 暗号化部
5、8、35 データ記憶部
6 紙紋読取部
7、45 復号部
9 ノイズ付加部
34 線形和演算部
43 位相回転部
2、42 復号装置
3、32 紙紋取得部
4、33、44 暗号化部
5、8、35 データ記憶部
6 紙紋読取部
7、45 復号部
9 ノイズ付加部
34 線形和演算部
43 位相回転部
Claims (20)
- 物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得部と、
前記組成状態情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成する暗号化部とを備えることを特徴とする暗号化装置。 - 前記組成状態情報取得部は、複数の前記組成状態情報を取得し、
前記暗号化部は、複数の前記組成状態情報をそれぞれ拡散符号として複数のデータをそれぞれ拡散することにより複数の暗号化データを生成し、
前記暗号化部によって拡散された複数の暗号化データの線形和を演算することにより1つの暗号化データを生成する線形和演算部を備えることを特徴とする請求項1に記載の暗号化装置。 - 前記暗号化部は、前記組成状態情報の位相を回転させた複数の拡散符号を用いて複数のデータをそれぞれ拡散することにより複数の暗号化データを生成し、
前記暗号化部によって拡散された複数の暗号化データの線形和を演算することにより1つの暗号化データを生成する線形和演算部を備えることを特徴とする請求項1に記載の暗号化装置。 - 前記暗号化データにノイズを加えるノイズ付加部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の暗号化装置。
- 前記物体が紙であり、
前記組成状態情報が、前記紙を組成する繊維の絡み具合に応じて異なる情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の暗号化装置。 - 前記物体に対して相対的に移動しながら該物体の表面にレーザ光を照射するレーザ光照射部と、
前記レーザ光照射部と共に該物体に対して相対的に移動しながら該物体の表面で前記レーザ光が散乱された散乱光を受光する受光部とを備え、
前記組成状態情報が、前記受光部によって受光された散乱光の強度を表すことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の暗号化装置。 - 前記物体が紙であり、
前記レーザ光照射部が、前記紙を組成する繊維の絡み具合に応じて前記組成状態情報が変化する程度の波長のレーザ光を照射することを特徴とする請求項6に記載の暗号化装置。 - 前記レーザ光照射部が、レーザダイオードによって構成され、
前記受光部が、フォトダイオードによって構成されることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の暗号化装置。 - 物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得部と、
前記組成状態情報と暗号化データとの相互相関をとることにより前記暗号化データを逆拡散する復号部とを備えることを特徴とする復号装置。 - 前記復号部は、位相を回転させた前記組成状態情報と前記暗号化データとの相互相関をとることにより前記暗号化データを逆拡散することを特徴とする請求項9に記載の復号装置。
- 前記物体が紙であり、
前記組成状態情報が、前記紙を組成する繊維の絡み具合に応じて異なる情報であることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の復号装置。 - 前記物体に対して相対的に移動しながら該物体の表面にレーザ光を照射するレーザ光照射部と、
前記レーザ光照射部と共に該物体に対して相対的に移動しながら該物体の表面で前記レーザ光が散乱された散乱光を受光する受光部とを備え、
前記組成状態情報が、前記受光部によって受光された散乱光の強度を表すことを特徴とする請求項9または請求項10に記載の復号装置。 - 前記物体が紙であり、
前記レーザ光照射部が、前記紙を組成する繊維の絡み具合に応じて前記組成状態情報が変化する程度の波長のレーザ光を照射することを特徴とする請求項12に記載の復号装置。 - 前記レーザ光照射部が、レーザダイオードによって構成され、
前記受光部が、フォトダイオードによって構成されることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の復号装置。 - 物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得ステップと、
前記組成状態情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成する暗号化ステップとを備えることを特徴とする暗号化方法。 - 物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得ステップと、
前記組成状態情報を拡散符号としてデータを拡散することにより暗号化データを生成する暗号化ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする暗号化プログラム。 - 請求項16に記載の暗号化プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
- 物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得ステップと、
前記組成状態情報と暗号化データとの相互相関をとることにより前記暗号化データを逆拡散する復号ステップとを備えることを特徴とする復号方法。 - 物体の表面の組成状態を表す組成状態情報を取得する組成状態情報取得ステップと、
前記組成状態情報と暗号化データとの相互相関をとることにより前記暗号化データを逆拡散する復号ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする復号プログラム。 - 請求項19に記載の復号プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006262342A JP2008085567A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 暗号化装置、暗号化方法、暗号化プログラム、復号装置、復号方法、復号プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006262342A JP2008085567A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 暗号化装置、暗号化方法、暗号化プログラム、復号装置、復号方法、復号プログラムおよび記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008085567A true JP2008085567A (ja) | 2008-04-10 |
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ID=39355980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006262342A Pending JP2008085567A (ja) | 2006-09-27 | 2006-09-27 | 暗号化装置、暗号化方法、暗号化プログラム、復号装置、復号方法、復号プログラムおよび記録媒体 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008085567A (ja) |
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2006
- 2006-09-27 JP JP2006262342A patent/JP2008085567A/ja active Pending
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