JP3119140B2 - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP3119140B2
JP3119140B2 JP07297118A JP29711895A JP3119140B2 JP 3119140 B2 JP3119140 B2 JP 3119140B2 JP 07297118 A JP07297118 A JP 07297118A JP 29711895 A JP29711895 A JP 29711895A JP 3119140 B2 JP3119140 B2 JP 3119140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮機に係り、特
に吸入弁部分のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】往復動ピストン型圧縮機においては、シ
リンダブロックに複数のシリンダボアが形成され、各シ
リンダボア内にはピストンが往復動可能に収容されてい
る。また、シリンダブロックの端面にはバルブプレート
が接合配置され、そのバルブプレートの両側にはシリン
ダボアに対応して吸入弁及び吐出弁が配設されている。
そして、ピストンの往復動に伴い、吸入弁及び吐出弁が
開閉されて、冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が行われ
る。
【0003】従来のこの種の圧縮機におけるシール構造
としては、例えば実開昭56−88974号公報に示す
ような構成のものが知られている。この従来構成におい
ては、吸入弁を有する吸入弁形成板とシリンダブロック
との間にガスケットが介在され、このガスケットによっ
て各シリンダボア間がシールされている。ガスケットの
外周端付近にはバルブプレート側に向かって膨らみが形
成され、あるいは吸入弁形成板とバルブプレートとの間
にはシールリングが介装され、これらの構造により吸入
弁形成板とバルブプレートとの間が外周縁にてシールさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
シール構造においては、ガスケットが吸入弁形成板とシ
リンダブロックとの間に介在されている。通常、吸入弁
形成板やバルブプレートは、鉄系金属により形成されて
いる。従って、吸入弁形成板とバルブプレートとは、鉄
系の同系金属同士の接触状態にある。このため、吸入弁
形成板とバルブプレートとの間でガス漏れが生じ易く、
各シリンダボア間のシール性が低下するという問題があ
った。ちなみに、シリンダブロックはほとんどの場合、
アルミニウム合金等のアルミニウム系金属により形成さ
れているため、鉄系金属に対してなじみがよく、シリン
ダブロックと他の鉄系金属の部材との間の漏洩の問題は
生じない。
【0005】また、この従来のシール構造においては、
吸入弁がバルブプレートの吸入孔周縁に密着されるた
め、冷媒ガスの吸入時に吸入弁が開き難くなって、吸入
行程の最終時において瞬時に開くことがある。このた
め、大きな吸入脈動が発生し易いという問題もあった。
【0006】さらに、この従来のシール構造のように、
吸入弁形成板とバルブプレートとの外周縁間にシールリ
ングを介装する場合には、バルブプレートにシールリン
グを収容するための環状溝を形成する必要がある。この
ため、構造が複雑で圧縮機が大型になるとともに、製造
コストが高くなるという問題もあった。
【0007】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その主たる
目的は、吸入弁とバルブプレートとの間でガス漏れが生
じるのを防止して、各シリンダボア間を確実にシールす
ることができる圧縮機を提供することにある。
【0008】この発明のその上の目的は、冷媒ガスの吸
入時に、吸入弁がバルブプレートに密着することなく容
易に開かれるようになって、吸入脈動の発生を抑制する
ことができる圧縮機を提供することにある。
【0009】この発明のその他の目的は、吸入弁とバル
ブプレートとの外周縁間にシールリングを介装する必要
がなく、構造が簡単で圧縮機を小型にすることができる
とともに、製造コストを低減することができる圧縮機を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の圧縮機の発明では、シリンダブ
ロックのシリンダボア内にピストンを往復動可能に収容
し、シリンダブロックの端面にはバルブプレートを接合
配置し、そのバルブプレートにはシリンダボアに対応し
て吸入弁を配設した圧縮機において、前記吸入弁はバル
ブプレートの側面に配設した吸入弁形成板に形成し、吸
入弁形成板とバルブプレートとの間にガスケットを介在
させたものである。
【0011】
【0012】請求項に記載の発明では、請求項1に
載の圧縮機において、前記ガスケットには吸入弁形成板
と対面接触可能な範囲内で接触面を形成したものであ
る。
【0013】請求項に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の圧縮機において、前記ガスケットにはシリ
ンダボアの開口縁とほぼ一致する透孔を形成したもので
ある。
【0014】請求項に記載の発明では、請求項1〜
のいずれかに記載の圧縮機において、前記ガスケット
は、剛性を有する基板と、その両側面にコーティングさ
れたシール性を有する弾性層とから構成したものであ
る。
【0015】請求項に記載の発明では、請求項
のいずれかに記載の圧縮機において、前記シリンダブロ
ックはアルミニウム系金属により形成され、前記吸入弁
形成板及び前記バルブプレートは鉄系金属により形成さ
れるものである。
【0016】従って、上記のように構成された圧縮機に
おいて、ピストンが往復動されると、吸入弁及び吐出弁
が開閉されて、冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出が行われ
る。このとき、吸入弁形成板とバルブプレートとの間に
はガスケットが介在されているため、吸入弁形成板とバ
ルブプレートとの間でガス漏れが生じるのを防止するこ
とができて、各シリンダボア間を確実にシールすること
ができる。
【0017】また、冷媒ガスの圧縮時には、吸入弁がガ
ス圧力により弾性変形され、ガスケットの透孔を介して
バルブプレートの吸入孔周縁に接合して、その吸入孔が
閉じられる。そして、冷媒ガスの吸入時には、吸入弁
成板とバルブプレートとの間にガスケットが介在されて
いるため、吸入弁が自身の弾性力により、バルブプレー
トの吸入孔周縁に密着することなく、その部分から容易
に離間して吸入孔が開かれる。このため、吸入脈動の発
生を抑制することができる。
【0018】さらに、この圧縮機においては、通常とも
に鉄系金属により形成される吸入弁形成板とバルブプレ
ートとの間は、ガスケットによりシールされる。一方、
鉄系金属により形成される吸入弁形成板と、アルミニウ
ム系金属により形成されるシリンダブロックとの間は、
互いになじみがよくシール性が確保される。このため、
吸入弁形成板とバルブプレートとの外周縁間、及び吸入
弁形成板とシリンダブロックとの外周縁間にシールリン
グを介装する必要がなく、構造が簡単で圧縮機を小型に
することができるとともに、製造コストを低減すること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下、この発明の第1の実施形態
を、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1に示すように、メインハウジングを構
成する一対のシリンダブロック11は、対向端縁におい
て互いに接合されている。フロントハウジング12は、
シリンダブロック11の前端面に鉄系金属よりなるバル
ブプレート13を介して接合されている。リヤハウジン
グ14は、シリンダブロック11の後端面にバルブプレ
ート13を介して接合されている。そして、前記シリン
ダブロック11、フロントハウジング12及びリヤハウ
ジング14は、アルミニウムまたはアルミニウム合金に
より形成されている。
【0021】複数の通しボルト15は、前記フロントハ
ウジング12から両シリンダブロック11及びバルブプ
レート13を通してリヤハウジング14のネジ孔16に
螺合されている。そして、これらの通しボルト15によ
り、フロントハウジング12及びリハウジング14
が、シリンダブロック11の両端面に締結固定されてい
る。
【0022】駆動シャフト17は、前記シリンダブロッ
ク11及びフロントハウジング12の中央に、一対のラ
ジアルベアリング18を介して回転可能に支持されてい
る。その駆動シャフト17の前端外周とフロントハウジ
ング12との間には、リップシール19が介装されてい
る。そして、この駆動シャフト17は、図示しない車両
エンジン等の外部駆動源に作動連結されて、その外部駆
動源により回転駆動される。
【0023】複数のシリンダボア20は、前記駆動シャ
フト17と平行に延びるように、各シリンダブロック1
1の両端部間に同一円周上で所定間隔おきに貫通形成さ
れている。両頭型のピストン21は、各シリンダボア2
0内に往復動可能に嵌挿支持され、それらの両端面とバ
ルブプレート13との間において、各シリンダボア20
内には圧縮室22が形成される。
【0024】クランク室23は、前記両シリンダブロッ
ク11の中間内部に区画形成されている。斜板24は、
クランク室23内において駆動シャフト17に嵌合固定
され、その外周部が一対の半球状のシュー25を介して
ピストン21の中間部に係留されている。そして、駆動
シャフト17が回転されるとき、この斜板24を介して
ピストン21が往復動される。一対のスラストベアリン
グ26は、斜板24の両端面と各シリンダブロック11
の内端面との間に介装され、このスラストベアリング2
6を介して、斜板24が両シリンダブロック11間に挟
着保持されている。
【0025】吸入室27は、前記フロントハウジング1
2及びリヤハウジング14内の外周部に環状に区画形成
され、図示しない吸入口を介して外部冷媒回路に接続さ
れる。吐出室28は、フロントハウジング12及びリヤ
ハウジング14内の内周部に環状に区画形成され、図示
しない吐出マフラー及び吐出口を介して外部冷媒回路に
接続される。
【0026】吸入弁機構29は、前記各バルブプレート
13に形成され、ピストン21の往復動にともなって、
この吸入弁機構29により、両吸入室27から各シリン
ダボア20の圧縮室22内に冷媒ガスが吸入される。吐
出弁機構30は、各バルブプレート13に形成され、ピ
ストン21の往復動にともなって、この吐出弁機構30
により、各シリンダボア20の圧縮室22内で圧縮され
た冷媒ガスが両吐出室28に吐出される。
【0027】ここで、前記吸入弁機構29及び吐出弁機
構30の構成について詳述する。図1〜図3に示すよう
に、前記両バルブプレート13は、鉄系の金属板よりな
り、各シリンダボア20と対応する部分には吸入孔31
及び吐出孔32が形成されている。鉄系の金属板よりな
る吸入弁形成板33は、両バルブプレート13のシリン
ダブロック11側の側面に配設され、各吸入孔31と対
向する部分には吸入弁34が形成されている。
【0028】鉄系の金属板よりなる吐出弁形成板35
は、前記両バルブプレート13のシリンダブロック11
と反対側の側面に接合配置され、各吐出孔32と対向す
る部分には吐出弁36が形成されている。リテーナプレ
ート37は、吐出弁形成板35とフロントハウジング1
2及びリヤハウジング14との間にそれぞれ配設され、
それらには各吐出弁36に対応するリテーナ37aが形
成されている。このリテーナ37aにより、吐出弁36
の開放位置が規制される。
【0029】なお、バルブプレート13、吸入弁形成板
33、吐出弁形成板35及びリテーナプレート37は、
前記通しボルト15の締付けによりシリンダブロック1
1とフロントハウジング12及びリヤハウジング14と
の間にそれぞれ重合状態で挟持されている。
【0030】図2〜図6に示すように、ガスケット38
は、前記バルブプレート13と吸入弁形成板33との間
にそれぞれ挟着されている。このガスケット38は、鉄
系の金属板よりなる剛性を有した基板38aと、その基
板38aの両側面にコーティングされたゴム等のシール
性を有する弾性層38bとから構成されている。また、
このガスケット38の吸入形成板33と対向する側面
には、吸入弁形成板33と対面接触可能な範囲内で、言
い換えれば吸入弁形成板33の端縁からはみ出さないよ
うに接触面38cが形成されている。
【0031】複数の透孔39は、前記各シリンダボア2
0の開口縁とほぼ一致するように、ガスケット38に形
成されている。そして、これらの透孔39を通して、各
吸入弁34がバルブプレート13上の吸入孔31の周縁
に接合されようになっている。複数の挿通孔40は、通
しボルト15を挿通するために、ガスケット38に形成
されている。
【0032】なお、前方のバルブプレート13と吸入弁
形成板33との間に介在されるガスケット38の中心に
は、駆動シャフト17を挿通するための中心孔41が形
成されている。
【0033】次に、前記のように構成された圧縮機につ
いて動作を説明する。さて、この圧縮機において、図示
しない車両エンジン等の外部駆動源により駆動シャフト
17が回転されると、斜板24を介して各ピストン21
がシリンダボア20内で往復動される。それにより、冷
媒ガスが両吸入室27から吸入弁機構29の吸入孔31
を介して、各シリンダボア20の圧縮室22内に吸入さ
れ、その圧縮室22内で圧縮される。また、圧縮された
冷媒ガスは、各シリンダボア20の圧縮室22内から吐
出弁機構30の吐出孔32を介して両吐出室28に吐出
される。
【0034】このとき、各バルブプレート13と吸入弁
形成板33との間には、ガスケット38が介在されてい
る。このため、吸入弁34とバルブプレート13との間
でガス漏れが生じるのを防止することができて、各シリ
ンダボア20間を確実にシールすることができる。
【0035】また、前記冷媒ガスの圧縮時には、図6に
実線で示すように、吸入弁34がシリンダボア20内の
ガス圧力により自身の弾性に抗して変形され、ガスケッ
ト38の透孔39を介してバルブプレート13の吸入孔
31周縁に接合して、その吸入孔31が閉じられる。従
って、この状態では、吸入弁34の基端部側がバルブプ
レート13に対して弾性力により浮き上がっているた
め、ガスケット38の透孔39内において、吸入弁34
の基端部とバルブプレート13との間に空隙42が形成
される。
【0036】このため、冷媒ガスの吸入時には、吸入弁
34の先端側が吸入孔31の周縁にたとえ密着していて
も、図6に鎖線で示すように、吸入弁34が自体の弾性
力により、バルブプレート13の吸入孔31周縁から容
易に離間されて、吸入孔31がスムーズに開かれる。従
って、冷媒ガスの吸入時に、大きな吸入脈動が発生する
のを抑制することができる。
【0037】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (a) この圧縮機においては、ともに鉄系金属により
形成された吸入弁形成板33とバルブプレート13との
間は、ガスケット38によりシールされている。一方、
吸入弁形成板33とシリンダブロック11との間は、鉄
系とアルミニウム系との互いになじみのよい異なった金
属の接触によってシールされている。このため、吸入弁
形成板33とバルブプレート13との外周縁間、及び吸
入弁形成板33とシリンダブロック11との外周縁間に
シールリングを介装する必要がない。従って、シール構
造が簡単で圧縮機を小型にすることができるとともに、
製造コストを低減することができる。
【0038】(b) この圧縮機においては、ガスケッ
ト38が、剛性を有する金属板製の基板38aと、その
両側面にコーティングされたゴム等のシール性を有する
弾性層38bとから構成されている。このため、吸入弁
34の開閉動作に対して強い耐久力を具備することがで
きるとともに、吸入弁形成板33とバルブプレート13
との間の十分なシール性を確保することができる。
【0039】(c) この圧縮機においては、冷媒ガス
の圧縮時には、吸入弁34の基端部側がバルブプレート
13に対して弾性力により浮き上がった状態で、吸入孔
31がその吸入弁34により閉止されている。このた
め、冷媒ガスの吸入時には、吸入弁34の先端側が吸入
孔31の周縁にたとえ密着していても、吸入弁34が自
体の弾性力により、バルブプレート13の吸入孔31周
縁から容易に離間されて、吸入孔31がスムーズに開か
れる。従って、冷媒ガスの吸入時に、大きな吸入脈動が
発生するのを抑制することができる。
【0040】(d) この圧縮機においては、ガスケッ
ト38の吸入弁形成板33と対向する側面には、吸入弁
形成板33と対面接触可能な範囲内で、接触面38cが
形成されている。このため、ガスケット38が、吸入弁
形成板33の端縁からはみ出して圧縮室22内に露出さ
れることがなく、ピストン21の往復動にともなって振
動されることがない。従って、ガスケット38の破損が
防止される。
【0041】(e) この圧縮機においては、ガスケッ
ト38上の複数の透孔39は、前記各シリンダボア20
の開口縁とほぼ一致するように形成されている。このた
め、ガスケット38の構成が、より簡素なものとなると
ともに、より安定に挟持される。
【0042】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態を、図7に従って説明する。さて、この第2
の実施形態においては、吸入弁形成板33に形成された
各吸入弁34の周囲の切欠孔45とほぼ一致するよう
に、各シリンダボア20の開口縁の内側において、ガス
ケット38に透孔39が形成されている。
【0043】従って、この第2の実施形態においても、
前述した図1〜図6に示す第1の実施形態と同様の作用
効果を発揮することができる。なお、この発明は、次の
ように変更して具体化することも可能である。
【0044】(1) ガスケット38の弾性層38b
を、フッ素樹脂等の合成樹脂のコーティングによって形
成すること。 (2) 前記各実施形態のガスケット38に代えて、例
えば偏平矩形状の断面をなし、両面に弾性層を有する金
属片を吸入孔31の周囲を取り巻くように、吸入弁形成
板33とバルブプレート13との間に介在すること。
【0045】(3) この発明を、ウェーブカムプレー
トタイプ両頭ピストン式圧縮機に具体化すること。 (4) この発明を、片頭ピストン式圧縮機に具体化す
ること。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。この発明によれば、
吸入弁形成板とバルブプレートとの間でガス漏れが生じ
るのを防止して、各シリンダボア間を確実にシールする
ことができる。
【0047】また、この発明によれば、冷媒ガスの吸入
時に、吸入弁がバルブプレートに密着することなく容易
に開かれるようになって、吸入脈動の発生を抑制するこ
とができる。
【0048】さらに、この発明によれば、吸入弁形成板
とバルブプレートとの外周縁間にシールリングを介装す
る必要がなく、構造が簡単で圧縮機を小型にすることが
できるとともに、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の圧縮機を示す断面図。
【図2】 その圧縮機の吸入弁機構を拡大して示す部分
断面図。
【図3】 図2の3−3線における部分断面図。
【図4】 前方の吸入弁機構のガスケットを示す側面
図。
【図5】 そのガスケットの一部を拡大して示す部分断
面図。
【図6】 図2の吸入弁機構の動作状態を示す部分断面
図。
【図7】 第2の実施形態の圧縮機の吸入弁機構を示す
側断面図。
【符号の説明】
11…シリンダブロック、13…バルブプレート、20
…シリンダボア、21…ピストン、33…吸入弁形成
板、34…吸入弁、36…吐出弁、38…ガスケット、
38a…基板、38b…弾性層、38c…接触面、39
…透孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇田 朋広 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (72)発明者 佐藤 裕史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックのシリンダボア内にピ
    ストンを往復動可能に収容し、シリンダブロックの端面
    にはバルブプレートを接合配置し、そのバルブプレート
    にはシリンダボアに対応して吸入弁を配設した圧縮機に
    おいて、前記吸入弁はバルブプレートの側面に配設した吸入弁形
    成板に形成し、吸入弁形成板とバルブプレート との間に
    はガスケットを介在させた圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記ガスケットには吸入弁形成板と対面
    接触可能な範囲内で接触面を形成した請求項1に記載の
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記ガスケットにはシリンダボアの開口
    縁とほぼ一致する透孔を形成した請求項1または2に記
    載の圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記ガスケットは、剛性を有する基板
    と、その両側面にコーティングされたシール性を有する
    弾性層とからなる請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮
    機。
  5. 【請求項5】 前記シリンダブロックはアルミニウム系
    金属により形成され、前記吸入弁形成板及び前記バルブ
    プレートは鉄系金属により形成される請求項1〜4のい
    ずれかに記載の圧縮機。
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