JP3119012B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP3119012B2 JP05058155A JP5815593A JP3119012B2 JP 3119012 B2 JP3119012 B2 JP 3119012B2 JP 05058155 A JP05058155 A JP 05058155A JP 5815593 A JP5815593 A JP 5815593A JP 3119012 B2 JP3119012 B2 JP 3119012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フットデフモードおよ
びフットモード時のデフ吹出口の吹出温度とフット吹出
口の吹出温度との上下温度を等温にし、バイレベルモー
ド時のフェイス吹出口の吹出温度とフット吹出口の吹出
温度との上下温度に温度差をつけるようにした車両用空
気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、図8に示したように、ヒータ
コア101とエアミックスダンパ102を内蔵したヒー
タユニットケース103におけるデフ吹出口104は、
冷風側上部つまりフェイス吹出口105に隣設して設け
られていることが多いため、冷風が流れ込み易く、デフ
吹出口104の吹出温度とフット吹出口106の吹出温
度との上下温度を等温にしたい場合でも、図9に示した
ように、デフ吹出口104の吹出温度がフット吹出口1
06の吹出温度より非常に低くなる現象、いわゆるクー
ルデフとなることが多い。このクールデフ現象は、乗員
の快適性を損なうだけでなく、前方窓ガラスの曇りがと
れ難くなり、運転に対しても安全性を低下させてしま
う。そこで、従来より、デフ吹出口の吹出温度とフット
吹出口の吹出温度との上下温度を等温にしたい場合に、
デフ吹出口の直前の冷風側に邪魔板や専用ダンパ等の通
風抵抗体を設置し、デフ吹出口へ向かう冷風を抑えて、
デフ吹出口の吹出温度の急激な温度低下を防ぐようにし
た技術(例えば実公昭62−38805号公報に開示さ
れた技術、1986年7月15日発行の日本電装公開技
報48−001号に開示された技術)が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の技術
においては、デフ、フェイス吹出口の吹出温度とフット
吹出口の吹出温度との上下温度に温度差をつけたい場合
に、上側(フェイス、デフ)吹出口の直前の通風抵抗体
の存在によりデフ、フェイス吹出口へ向かう冷風量が減
り、空気の温度低下が抑えられるので、デフ、フェイス
吹出口の吹出温度とフット吹出口の吹出温度との上下温
度に温度差があまりつかないという不具合があった。
【0004】本発明は、領域設定手段により等温領域が
設定された場合にデフ吹出口の吹出温度とフット吹出口
の吹出温度との上下温度を等温化し、且つ領域設定手段
により異温領域が設定された場合にデフ、フェイス吹出
口の吹出温度とフット吹出口の吹出温度との上下温度に
温度差をつけることが可能な車両用空気調和装置の提供
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、乗員の頭胸部
に向けて主に冷風を吹き出すフェイス吹出口、このフェ
イス吹出口に隣設され、車両の前方窓ガラスに向けて主
に温風を吹き出すデフ吹出口、および乗員の足元に向け
て主に温風を吹き出すフット吹出口を形成したユニット
ケースと、このユニットケース内に内蔵され、通過する
空気を加熱する加熱器と、前記デフ吹出口の吹出温度と
前記フット吹出口の吹出温度との上下温度を等温にする
等温領域、および前記デフ、フェイス吹出口の吹出温度
と前記フット吹出口の吹出温度との上下温度に温度差を
つける異温領域が設定可能な領域設定手段とを備えてい
る。そして、前記ユニットケースは、内部に流入した冷
風を前記加熱器を通過させる温風通路と、この温風通路
に対して前記フェイス吹出口側に設けられ、内部に流入
した冷風を前記加熱器より迂回させる第1冷風通路と、
この第1冷風通路に対して前記温風通路を挟んで並行し
て設けられ、内部に流入した冷風を前記加熱器より迂回
させて前記温風通路の下流側へ回り込ませる第2冷風通
路と、前記温風通路と前記第1冷風通路の上流側に設け
られ、前記領域設定手段により等温領域が設定された場
合に、前記温風通路を開き、且つ前記第1冷風通路を閉
じると共に、前記領域設定手段により異温領域が設定さ
れた場合に、前記温風通路を通過する温風量と前記第1
冷風通路を通過する冷風量とを調節するメインダンパ
と、前記第2冷風通路の上流側に設けられ、前記領域設
定手段により等温領域が設定された場合に、前記第2冷
風通路を通過する冷風量を調節するサブダンパとを具備
した技術手段を採用した。
【0006】
【作用】本発明によれば、領域設定手段により、デフ吹
出口の吹出温度とフット吹出口の吹出温度との上下温度
を等温にする等温領域が設定された場合には、メインダ
ンパにより温風通路が開かれ、第1冷風通路が閉じられ
ると共に、サブダンパにより第2冷風通路を通過する冷
風量が調節される。これによって、ユニットケース内に
流入した冷風は、第1冷風通路が閉じられているので温
風通路と第2冷風通路とに流入する。そして、温風通路
内を流れて加熱器で加熱された温風は、第2冷風通路を
通って温風通路の下流側へ回り込んできた冷風と充分に
混合された後にフェイス吹出口、デフ吹出口およびフッ
ト吹出口へ向かう。この結果、例えばデフ吹出口へ冷風
の流れ込みがなくなり、デフ吹出口の吹出温度とフット
吹出温度との上下温度が等温になる。
【0007】また、本発明によれば、領域設定手段によ
り、デフ、フェイス吹出口の吹出温度とフット吹出口の
吹出温度との上下温度に温度差をつける異温領域が設定
された場合には、メインダンパにより温風通路を通過す
る温風量と前記第1冷風通路を通過する冷風量とが調節
される。これによって、ユニットケース内に流入した冷
風は、温風通路と第1冷風通路とに流入する。そして、
第1冷風通路が温風通路に対してフェイス吹出口側に設
けられており、且つフェイス吹出口とデフ吹出口が隣設
されているので、温風通路内を流れて加熱器で加熱され
た温風は主にフット吹出口へ向かい、第2冷風通路を通
過した冷風は主にフェイス吹出口とデフ吹出口へ向か
う。この結果、第1冷風通路から流入する冷風によって
デフ吹出口へ流れ込む空気の温度が低下するため、デ
フ、フェイス吹出口の吹出温度とフット吹出温度との上
下温度に温度差がつく。
【0008】
【実施例】
〔実施例の構成〕次に、本発明の車両用空気調和装置を
図に示す一実施例に基づいて説明する。ここで、図1な
いし図4は自動車用空気調和装置のヒータユニットを示
した図である。自動車用空気調和装置は、車室内の前方
中央部に設けたセンター置きのヒータユニット1内で、
冷風と温風とを混合して吹出温度をコントロールするも
のである。そのヒータユニット1は、エバポレータ等の
冷却器を内蔵したクーラユニットケース(図示せず)の
下流側に連結されたヒータユニットケース2を備えてい
る。ヒータユニットケース2には、吹出口切替部3と通
風路部4が図示上下方向に設けられている。吹出口切替
部3の最も下流側には、フェイス吹出口5、デフ吹出口
6およびフット吹出口7が形成されている。
【0009】フェイス吹出口5は、乗員の頭胸部に向け
て主に冷風を吹き出す吹出口である。デフ吹出口6は、
自動車のフロント窓ガラスの内面に向けて主に温風を吹
き出す吹出口である。フット吹出口7は、乗員の足元に
向けて主に温風を吹き出す吹出口である。なお、この実
施例では、各吹出口5〜7が隣合うように設けられてい
る。また、各吹出口5〜7の直前には、フェイスダンパ
8、デフダンパ9およびフットダンパ10が回動自在に
取り付けられている。これらの各ダンパ8〜10は、図
示しない吹出口切替レバーの設定位置に基づいて各吹出
口5〜7を開閉することによって、フェイスモード、バ
イレベルモード、フットモード、フットデフモード等に
切り替える。ここで、フェイスモードは、フェイス吹出
口5のみを開口させる吹出口モードである。バイレベル
モードは、フェイス吹出口5とフット吹出口7を開口さ
せる吹出口モードである。フットモードおよびフットデ
フモードは、デフ吹出口6とフット吹出口7の双方を開
口させる吹出口モードであって、フットモード時は、フ
ット吹出口7とデフ吹出口6との吹出風量割合が8対2
程度であり、またフットデフモード時における風量割合
は4対6〜5対5程度である。
【0010】通風路部4には、吹出口切替部3へ向かう
空気の全部または一部を加熱するヒータコア11が収容
されている。このヒータコア11は、本発明の加熱器で
あって、エンジンで暖められたエンジン冷却水と通過す
る冷風とを熱交換させて空気を加熱する。そして、ヒー
タコア11の周りには、このヒータコア11に対してフ
ェイス吹出口5側に設けられた第1冷風通路12、この
第1冷風通路12に対してヒータコア11を挟んで並行
して設けられた第2冷風通路13、およびヒータコア1
1の下流側に設けられたエアミックスチャンバ14が形
成されている。さらに、15は通風路部4内に流入した
冷風をヒータコア11を通過させてエアミックスチャン
バ14に送り込む温風通路を示す。第1冷風通路12
は、通風路部4内に流入した冷風をヒータコア11より
迂回させて吹出口切替部3へ送り込む通風路である。第
2冷風通路13は、通風路部4内に流入した冷風をヒー
タコア11より迂回させてヒータコア11の下流側、つ
まりエアミックスチャンバ14に回り込ませる通風路で
ある。エアミックスチャンバ14は、温風通路15を通
過した温風と第2冷風通路13を通過した冷風とを混合
して吹出口切替部3へ送り込む通風路である。
【0011】また、通風路部4には、吹出口切替部3へ
向かう空気の冷風と温風との割合を調節するためのメイ
ンダンパ16およびサブダンパ17がヒータコア11の
上流側に回動自在に取り付けられている。メインダンパ
16は、第1冷風通路12を通過する冷風量と温風通路
15を通過する温風量とを調節するエアミックスダンパ
である。サブダンパ17は、第2冷風通路13を通過す
る冷風量を調節するエアミックスダンパである。そし
て、メインダンパ16とサブダンパ17は、図2に示し
た1組のリンク機構18によって温度コントロールレバ
ー19の設定位置に基づいて所定の開度に駆動されるよ
うになっている。
【0012】リンク機構18は、図2に示したように、
操作パネルPに設置された温度コントロールレバー19
にワイヤケーブル20を介して連結されたリンクレバー
21、およびこのリンクレバー21に連結されたリンク
プレート22、23等により構成されている。リンクレ
バー21は、中央部に設けられた支軸部24によってヒ
ータユニットケース2の外側壁に沿って回動自在に支持
されている。このリンクレバー21の両端部には、リン
クプレート22、23に係合する係合ピン25、26が
取り付けられている。リンクプレート22、23は、各
ダンパ16、17の作動パターンに対応して形成され、
係合ピン25、26がそれぞれ係合する係合溝27、2
8を有し、各ダンパ16、17のシャフト29、30を
固定している。また、リンクプレート22、23は、ヒ
ータユニットケース2の外側壁に移動自在に取り付けら
れており、シャフト29、30の取付位置を中心にして
揺動運動を行う。
【0013】温度コントロールレバー19は、本発明の
領域設定手段であって、車室内前方側に設置された操作
パネルPに摺動自在に取り付けられている。また、温度
コントロールレバー19は、図5ないし図7に示したよ
うに、吹出温度を最大冷房温度(MAXCOOL)から
最大暖房温度(MAXHOT)まで連続的に変更できる
ようになっている。なお、この実施例では、図7に示し
たように、温度コントロールレバー19の設定位置が0
(=MAXCOOL)〜8のときを上下異温領域と呼
び、温度コントロールレバー19の設定位置が8〜10
(=MAXHOT)のときを温風等温領域と呼ぶ。
【0014】そして、メインダンパ16は、図7に示し
たように、温度コントロールレバー19の設定位置が温
風等温領域内のとき第1冷風通路12を全閉し、且つ温
風通路15を全開し(図2において図示実線位置)、温
風等温領域から上下異温領域に変更されると第1冷風通
路12を開き、MAXCOOLに近づくと温風通路15
を閉じるように駆動される。なお、メインダンパ16
は、温度コントロールレバー19の設定位置がMAXC
OOLのとき第1冷風通路12を全開し、且つ温風通路
15を全閉する(図2において図示破線位置)。また、
サブダンパ17は、図7に示したように、温度コントロ
ールレバー19の設定位置が温風等温領域内のとき上下
異温領域側へストロークする程第2冷風通路13を開く
ように駆動され、上下異温領域から冷風等温領域の間は
第2冷風通路13を全開する位置に固定される(図2に
おいて図示破線位置)。なお、サブダンパ17は、温度
コントロールレバー19の設定位置がMAXHOTのと
き第2冷風通路13を全閉する(図2において図示実線
位置)。
【0015】〔実施例の作用〕次に、この実施例の作用
を図1ないし図7に基づいて簡単に説明する。 (温度コントロールレバー19が温風等温領域に設定さ
れているとき)温度コントロールレバー19が温風等温
領域に設定されていると、リンク機構18によってサブ
ダンパ17は駆動されるが、メインダンパ16は駆動さ
れず、第1冷風通路12を全閉し、且つ温風通路15を
全開する位置に固定される。したがって、図3および図
7に示したように、サブダンパ17のみが温度コントロ
ールレバー19の設定位置に応じた開度で第2冷風通路
13を開口する。このため、クーラユニットケースから
ヒータユニットケース2の通風路部4内に流入した冷風
は、第2冷風通路13および温風通路15を通過する。
なお、温風通路15を通過する冷風は、ヒータコア11
で加熱されるため温風となり、エアミックスチャンバ1
4で第2冷風通路13を通過した冷風と充分に混合され
る。
【0016】このとき、吹出口モードがフットデフモー
ドおよびフットモードに設定されていると、フェイスダ
ンパ8によりフェイス吹出口5は閉じられているものの
デフダンパ9とフットダンパ10によりデフ吹出口6と
フット吹出口7は開かれている。このため、このよう
に、空調空気は、吹出口切替部3を通ってデフ吹出口6
とフット吹出口7より車室内の上部と下部に吹き出され
る。なお、温度コントロールレバー19が温風等温領域
に設定されている場合には、エアミックスチャンバ14
で冷風と温風とが充分に混合されているので、図5に示
したように、デフ吹出口6の吹出温度とフット吹出口7
の吹出温度とが等温となる。
【0017】(温度コントロールレバー19が上下異温
領域に設定されているとき)温度コントロールレバー1
9が上下異温領域に設定されていると、リンク機構18
によってメインダンパ16は駆動されるが、サブダンパ
17は第2冷風通路13を全開する位置に固定される。
したがって、図4および図7に示したように、メインダ
ンパ16が温度コントロールレバー19の設定位置に応
じた開度で第1冷風通路12と温風通路15を開く。こ
のため、クーラユニットケースからヒータユニットケー
ス2の通風路部4内に流入した冷風は、第1、第2冷風
通路12、13および温風通路15を通過して3層流と
なる。なお、エアミックスチャンバ14では、温風通路
15を通過した温風と第2冷風通路13を通過した冷風
とを混合するが、第1冷風通路12を通過した冷風は直
接吹出口切替部3内に流入する。
【0018】このとき、吹出口モードがフットデフモー
ドに設定されていると、空調空気が、吹出口切替部3を
通ってデフ吹出口6とフット吹出口7より車室内の上部
と下部に吹き出されるが、第1冷風通路12を通過した
冷風が主にデフ吹出口6へ向かう。これによって、温度
コントロールレバー19が上下異温領域に設定されてい
る場合には、図5に示したように、フット吹出口7の吹
出温度よりデフ吹出口6の吹出温度を低下させることが
できる。また、吹出口モードがバイレベルモードに設定
されているときも、温度コントロールレバー19が上下
異温領域に設定されている場合には、図6に示したよう
に、フット吹出口7の吹出温度よりフェイス吹出口5の
吹出温度を低下させることができる。
【0019】〔実施例の効果〕以上のように、ヒータユ
ニット1は、温度コントロールレバー19を温風等温領
域に設定している場合に、デフ吹出口6の吹出温度とフ
ット吹出口7の吹出温度との上下温度を等温にできるの
で、クールデフを解消することができる。これによっ
て、乗員の快適性を向上できると共に、前方窓ガラスの
曇りがとれ易くなり、運転に対して安全性を向上でき
る。また、温度コントロールレバー19を上下異温領域
に設定している場合には、デフ吹出口6の吹出温度とフ
ット吹出口7の吹出温度との上下温度に温度差をつける
ことができるので、頭寒足熱の快適な空調制御を行え
る。そして、サブダンパ17が第2冷風通路13の上流
側、つまりヒータコア11の上流側に取り付けられてい
るので、デフ吹出口6の直前に通風抵抗体を設けた従来
技術と比較してサブダンパ17の大きさを小さくするこ
とができる。
【0020】〔変形例〕本実施例では、領域設定手段と
して温度コントロールレバー19を用いたが、領域設定
手段として温度設定値と車室内の環境条件に基づいて目
標吹出温度を算出し、その目標吹出温度に基づいてメイ
ンダンパ16とサブダンパ17を自動コントロールする
コンピュータを用いても良い。本実施例では、加熱器と
してヒータコア11を用いたが、加熱器として電気ヒー
タ等を用いても良い。本実施例では、吹出口切替部3に
てフット吹出口7をフェイス吹出口5とデフ吹出口6に
隣設したが、フェイス吹出口5とデフ吹出口6のみ隣設
して、エアミックスチャンバ14の直後に、つまり通風
路部4の側方にフット吹出口を設けるようにしても良
い。乗員の側方および側方窓ガラスの内面に向かって空
気流を吹き出すサイドフェイス吹出口を設けて図5のデ
フ吹出口の吹出温度と同様に制御しても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明は、領域設定手段により等温領域
が設定された場合にデフ吹出口の吹出温度とフット吹出
口の吹出温度との上下温度を等温化することができる。
また、領域設定手段により異温領域が設定された場合に
デフ、フェイス吹出口の吹出温度とフット吹出口の吹出
温度との上下温度に温度差をつけることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたヒータユニットを示した概略図
である。
【図2】本発明装置のメインダンパとサブダンパのリン
ク機構を示した概略図である。
【図3】本発明を用いたヒータユニットの温風等温領域
のメインダンパとサブダンパの作動状態を示した概略図
である。
【図4】本発明を用いたヒータユニットの上下異温領域
のメインダンパとサブダンパの作動状態を示した概略図
である。
【図5】本発明装置におけるフットデフモード時の各吹
出口の吹出温度と温度コントロールレバーの設定位置と
の関係を示したグラフである。
【図6】本発明装置におけるバイレベルモード時の各吹
出口の吹出温度と温度コントロールレバーの設定位置と
の関係を示したグラフである。
【図7】本発明装置におけるメインダンパの開度および
サブダンパの開度と温度コントロールレバーの設定位置
との関係を示した作動線図である。
【図8】従来の車両用空気調和装置を示した概略図であ
る。
【図9】従来装置のフットデフモード時の各吹出口の吹
出温度と温度コントロールレバーの設定位置との関係を
示したグラフである。
【符号の説明】
1 ヒータユニット 2 ヒータユニットケース 5 フェイス吹出口 6 デフ吹出口 7 フット吹出口 11 ヒータコア(加熱器) 12 第1冷風通路 13 第2冷風通路 14 エアミックスチャンバ 15 温風通路 16 メインダンパ 17 サブダンパ 19 温度コントロールレバー(領域設定手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の頭胸部に向けて主に冷風を吹き出
    すフェイス吹出口、このフェイス吹出口に隣設され、車
    両の前方窓ガラスに向けて主に温風を吹き出すデフ吹出
    口、および乗員の足元に向けて主に温風を吹き出すフッ
    ト吹出口を形成したユニットケースと、 このユニットケース内に内蔵され、通過する空気を加熱
    する加熱器と、 前記デフ吹出口の吹出温度と前記フット吹出口の吹出温
    度との上下温度を等温にする等温領域、および前記デ
    フ、フェイス吹出口の吹出温度と前記フット吹出口の吹
    出温度との上下温度に温度差をつける異温領域が設定可
    能な領域設定手段とを備え、 前記ユニットケースは、 内部に流入した冷風を前記加熱器を通過させる温風通路
    と、 この温風通路に対して前記フェイス吹出口側に設けら
    れ、内部に流入した冷風を前記加熱器より迂回させる第
    1冷風通路と、 この第1冷風通路に対して前記温風通路を挟んで並行し
    て設けられ、内部に流入した冷風を前記加熱器より迂回
    させて前記温風通路の下流側へ回り込ませる第2冷風通
    路と、 前記温風通路と前記第1冷風通路の上流側に設けられ、
    前記領域設定手段により等温領域が設定された場合に、
    前記温風通路を開き、且つ前記第1冷風通路を閉じると
    共に、前記領域設定手段により異温領域が設定された場
    合に、前記温風通路を通過する温風量と前記第1冷風通
    路を通過する冷風量とを調節するメインダンパと、 前記第2冷風通路の上流側に設けられ、前記領域設定手
    段により等温領域が設定された場合に、前記第2冷風通
    路を通過する冷風量を調節するサブダンパとを具備した
    ことを特徴とする車両用空気調和装置。
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