JP3118089B2 - シュー皮の製造法 - Google Patents

シュー皮の製造法

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shoe
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシュー皮の製造法、更に
詳細には、家庭等において簡単に製造することができ、
しかもボリュームのある風味の優れた製品を得ることの
できるシュー皮の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】シュー皮は、水と油脂を沸騰させてお
き、これに小麦粉を加えて糊化させ、更に卵を徐々に加
えて適当な硬さに調整し、天板に絞り出してオーブンに
入れ、焼成する方法によって製造されている。
【0003】しかしながら、上記方法では、小麦粉の糊
化の程度、卵の添加量及び添加速度、生地温度、生地の
絞り方等によって得られるシュー皮が異なり、熟練者で
なければ一定の品質のものを得ることができないという
欠点があった。更に、絞り出した生地を冷凍保存し、要
時これを解凍して焼成しようとすると、更に品質のバラ
ツキが大きくなるという欠点があった。
【0004】斯かる欠点を解決せんと種々の研究が行わ
れており、例えば、(1)小麦粉としてα化度85%以
上のα化小麦粉を使用し、かつ得られた生地を−20℃
以下のフリーザーで急速凍結する方法(特開昭62−1
1045号)、(2)A群:オキシカルボン酸又はその
塩、B群:無機リン酸塩、C群:カゼインナトリウム及
びD群:2糖以上の糖類よりなるプレミックスを添加す
る方法(特開平2−9333号)等が報告されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法も充分に満足し得るものではなく、更に改良が望まれ
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】斯かる実情において、本
発明者は鋭意研究を行った結果、従来の小麦粉に相当す
る原料として、下記のミックスを使用すれば品質の優れ
たシュー皮が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
【0007】すなわち、本発明は、α化澱粉75〜50
重量部、未α化小麦澱粉25〜50重量部、カゼインナ
トリウム1〜10重量部及び全卵粉2〜25重量部を含
有するミックスに、水及び油脂を加えて混和し、次いで
攪拌下に卵を加えて、生成した生地を一定量に絞り出
し、必要により冷凍し、要時解凍して、焼成することを
特徴とするシュー皮の製造法を提供するものである。
【0008】本発明において、α化澱粉としては、α化
した小麦澱粉、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、米澱粉等
が挙げられるが、この中でもα化小麦澱粉が好ましい。
【0009】本発明で使用するα化澱粉はその量が50
%未満であるとシュー皮のボリューム及び内部の空洞が
充分でなく、また75%を超えるとシュー皮の形状が不
良になる。
【0010】カゼインナトリウムはシュー皮にボリュー
ムを付与するためのものであり、全澱粉の合計重量〔1
00重量部(以下部という)〕に対するカゼインナトリ
ウムの添加量が1部未満であると当該作用が得られず、
また10部を超えると食感的にソフト感が悪くなる。
【0011】全卵粉はシュー皮の形状に影響を与え、全
澱粉の合計重量(100部)に対する全卵粉の添加量が
2部未満であると、製品形状が扁平気味になって内部の
空洞ができにくい。また、25部を超えると製品形状が
腰高になってボリュームが小さくなりしかも表皮に穴が
あくようになってくる。
【0012】本発明のミックスは、上記必須成分の他
に、更に膨張剤、食塩、フレーバー、ショートニング、
乳化剤、色素等の任意成分を配合することができる。
【0013】上記任意成分の中でも、膨張剤としては、
酸性ピロリン酸ソーダ、硫酸アルミニウムカリウム、L
−酒石酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム及び澱粉質
を含むものが好ましい。
【0014】本発明に用いられる油脂は、動物性、植物
性のいずれでもあるいは併用してもよく、牛脂、ラー
ド、バターなどの固体脂あるいは大豆油、綿実油、コー
ン油、パーム油などの硬化油もしくはこれらの油脂の混
合物で融点25〜45℃程度のものが好ましい。油脂の
配合量は上記ミックス100部に対し、60〜80部が
好ましい。
【0015】本発明に用いられる卵としては特に限定さ
れないが、新鮮な卵、液卵、冷凍卵が好ましい。また乾
燥卵も使用できる。卵の配合量は上記ミックス100部
に対し65〜170部が好ましい。
【0016】本発明方法によれば、まず溶融した油脂を
水と混和し、これをミックスに加えて中低速で混和す
る。次いでこれに攪拌下に卵を徐々に加えて、中高速で
攪拌してシュー生地を調製する。この際の生地温度は3
0℃付近が好ましい。この生地を一定量ずつ鉄板上に絞
り出し、200℃前後の温度で焼成してシュー皮を製造
する。
【0017】また、一定量ずつ鉄板上に絞り出した生地
を約−40℃の温度で冷凍し、次いで約−20℃以下の
温度で冷凍保存し、要時これを解凍し、200℃前後の
温度で焼成すればシュー皮を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明方法によれば、上記組成のミック
スを用意しておけば、熟練を要することなく、家庭にお
いて簡単な操作でボリュームのある美味のシュー皮を得
ることができる。更に、焼成前のシュー生地を冷凍して
も、品質のバラツキがほとんどないボリュームのある美
味なシュー皮を得ることができる。
【0019】
【実施例】次に実施例を挙げて説明する。 実施例1〜3及び比較例1〜4 下記表1に示す配合原料を均一に混合して、シュー皮用
ミックスを得た。
【0020】
【表1】
【0021】上記で得た各シュー皮用ミックス100部
に対し、温度50℃に溶解した油脂〔ミヨシ油脂(株)
社製,商品名パンテオンデラックス〕及び水を下記表3
に示す量を加えて、中低速で混合した。次いで、これに
更に攪拌下で表3に示す量の全卵液を徐々に加えて、中
高速で攪拌してシュー生地を調製した(生地温度約30
℃)。この生地を25gずつ鉄板上に絞り出し、−40
℃で冷凍し、次いで−20℃で冷凍保存した。一週間
後、この冷凍生地を冷凍庫より取出して室温下に解凍
し、約200℃のオーブンで焼成してシュー皮を得た。
得られたシュー皮のボリューム、巾(横の広がり)及び
高さを3個ずつ測定してその合計を求め、更に表2に示
す評価基準にしたがってシュー皮の形状及び内相の評価
を行った。その結果を表3に示す。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α化澱粉75〜50重量部、未α化小麦
    澱粉25〜50重量部、カゼインナトリウム1〜10重
    量部及び全卵粉2〜25重量部を含有するミックスに、
    水及び油脂を加えて混和し、次いで攪拌下に卵を加え、
    生成した生地を一定量に絞り出し、焼成することを特徴
    とするシュー皮の製造法。
  2. 【請求項2】 絞り出した生地を冷凍し、要時解凍して
    焼成することを特徴とする請求項1記載のシュー皮の製
    造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005046334A1 (en) * 2003-11-03 2005-05-26 General Mills Marketing, Inc. Dough and method for preparing leavened food product

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