JP3118014B2 - 数値制御研削装置 - Google Patents

数値制御研削装置

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JP3118014B2
JP3118014B2 JP9792891A JP9792891A JP3118014B2 JP 3118014 B2 JP3118014 B2 JP 3118014B2 JP 9792891 A JP9792891 A JP 9792891A JP 9792891 A JP9792891 A JP 9792891A JP 3118014 B2 JP3118014 B2 JP 3118014B2
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は研削ユニットを台車に搭
載し、これ等の作動を数値制御装置によって制御するこ
とで鋼板表面を研削する数値制御研削装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】橋梁に於ける構造部材や船舶に於ける船
殻部材に用いられる鋼板は、表面に付着した酸化鉄(黒
皮)を除去して露出させた母材表面に防錆塗装を施し、
この防錆塗装の表面に切断作業或いは溶接作業のための
罫書がなされるのが一般である。然し、防錆塗装の表面
に罫書された溶接線に沿って他の部材を溶接する場合、
塗料の組成によっては溶接部にブローホール等の欠陥が
生じることがある。このため、溶接線に他の部材を溶接
するに先立って、この溶接線に沿って所定の幅で研削し
て塗装を剥離し、露出した母材表面に改めて溶接線を罫
書いて溶接することが行われている。この作業について
説明すると、先ずマーキング装置を用いて防錆塗装の表
面に正規の溶接線を罫書くと共にこの溶接線に沿って基
準線を罫書する。溶接作業の実施に先立って正規の溶接
線を含む所定幅の領域をオペレーターに操縦される研削
装置を用いて防錆塗装を剥離し、その後、手作業によっ
て防錆塗装上に形成されている基準線を基準として再度
溶接線の罫書を形成する。その後、この溶接線に沿って
他の部材を溶接する。上記の如く、1本の正規の溶接線
を罫書くために2本の無駄な罫書を行っているのが現状
である。
【0003】一方、複数の鋼板を突き合わせ溶接した場
合、これ等の鋼板表面を面一に仕上げることが行われて
いる。この作業はオペレーターが研削装置を操縦しつつ
溶接部の余盛り部分を研削することで行われるのが一般
である。
【0004】上記の如き、鋼板の表面に塗布された防錆
塗装を剥離する作業、或いは溶接部の余盛りを研削する
作業は、研削ベルトを駆動するモーター及び研削ベルト
を巻回する複数のローラからなるローラ群を取り付けた
手押し台車を用い、この台車をオペレーターが移動させ
つつ走行する研削ベルトを鋼板の表面に押圧して溶接線
に沿って操縦することで行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、防錆塗装
を施された鋼板の表面に1本の正規の溶接線を罫書くに
際し多くの無駄な作業を伴っており、作業コストが増大
するという問題がある。特に、橋梁のプレートガーダー
を構成するウエブのように、キャンバーを有し且つ上下
にフランジを溶接すると共に側面に多数のスチフナーを
溶接することが必要な部材を構成する場合には、研削作
業及び罫書作業に費やされる工数は多大なものとなって
いる。
【0006】鋼板表面に塗布された防錆塗装の剥離作業
或いは溶接部の余盛り部分の研削作業は人力によって行
われているため、多くの労力と時間とが必要となり、作
業コストの増大、粉塵による作業環境の悪化等の問題が
ある。このような問題を解決するために、鋼板表面に対
する研削作業を効率的に行うことが出来る装置の開発が
要求されている。
【0007】本発明の目的は、鋼板表面に対する研削作
業を効率的に行うことが出来る数値制御研削装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る数値制御研削装置は、レールに搭載され
該レールに沿って走行可能に構成された台車と、前記台
車に搭載されレールと直交方向に移動可能に構成された
研削キャリッジと、前記研削キャリッジに搭載され且つ
支持部材の所定位置に配置された駆動ローラ及び当接ロ
ーラを含むローラ群と,前記ローラ群に巻回されたエン
ドレス状の研削ベルトと,研削キャリッジに支承され前
記研削ベルトを走行させる駆動モーターと,研削キャリ
ッジに支承され前記支持部材を回転させる旋回駆動モー
ターとを有して構成され鋼板の表面を研削するための研
削ユニットと、研削すべき方向に対応させて前記台車の
走行及び研削キャリッジの移動を制御すると共に前記研
削ユニットを構成する研削ベルトの走行方向が前記台車
の走行方向と研削キャリッジの移動方向との合成方向と
なるように前記研削ユニットの旋回を制御するための数
値制御装置とを有して構成されるものである。
【0009】また前記数値制御研削装置に於いて、台車
にレールと直交方向に移動可能に構成されたマーキング
キャリッジを搭載すると共に該マーキングキャリッジに
鋼板に罫書を形成するためのマーキングトーチを搭載
し、前記マーキングキャリッジの移動及びマーキングト
ーチの作動を数値制御装置によって制御するように構成
構成することが好ましい。
【0010】
【作用】上記数値制御研削装置(以下『NC研削装置』
という)によれば、レールに沿って走行可能に構成され
た台車にレールと直交方向に移動可能に構成された研削
キャリッジを搭載すると共に、この研削キャリッジに、
支持部材の所定位置に配置された駆動ローラ及び当接ロ
ーラを含むローラ群と、ローラ群に巻回されたエンドレ
ス状の研削ベルトと、研削キャリッジに支承され研削ベ
ルトを走行させる駆動モーター及び支持部材を回転させ
る旋回駆動モーターとを有して構成された研削ユニット
を搭載し、数値制御装置(以下『NC装置』という)に
よって、研削すべき方向に対応させて前記台車の走行方
向と走行速度、及び研削キャリッジの移動方向と移動速
度を制御すると共に、研削ベルトの走行方向が台車と研
削キャリッジとの合成方向になるように研削ユニットの
旋回を制御することで、研削すべき溶接線が曲線であっ
てもこの溶接線に沿って鋼板の表面を研削することが出
来る。従って、研削目的に応じて、鋼板の表面に塗布さ
れた防錆塗装を剥離し、或いは溶接部の余盛り部分を研
削することが出来る。
【0011】また台車にマーキングトーチを有するマー
キングキャリッジを搭載し、マーキングキャリッジの移
動方向,移動速度及びマーキングトーチの作動をNC装
置によって制御するように構成した場合には、前記台
車,マーキングキャリッジを走行或いは移動させつつマ
ーキングトーチを作動させることで、鋼板に所定の罫書
を形成することが出来る。従って、例えばNC装置から
の駆動指令によって、台車の走行方向及び走行速度、研
削キャリッジ,マーキングキャリッジの移動方向,移動
速度、研削ユニット,マーキングトーチの作動を制御す
ることで、鋼板に対する研削作業と罫書作業を連続して
効率的に実施することが出来る。
【0012】
【実施例】以下上記手段を適用したNC研削装置の一実
施例について図を用いて説明する。図1はNC研削装置
の正面図、図2はNC研削装置の側面図、図3はNC研
削装置の平面図である。本発明に係るNC研削装置は、
研削ユニットを搭載した研削キャリッジをレールに沿っ
て走行可能に構成された台車に横行可能に構成すると共
に、台車の走行方向及び方向速度、研削キャリッジの移
動方向及び移動速度、研削ユニットの作動及び台車の走
行と研削キャリッジの移動を合成した方向に研削ベルト
の走行方向を一致させるように研削ユニットの旋回を制
御するNC装置を有して構成されたものである。このN
C研削装置を用いることで、鋼板表面に塗布された防錆
塗装を剥離し、或いは鋼板を突き合わせ溶接した溶接部
の余盛り部分を研削することが可能である。
【0013】図に示すNC研削装置は、研削ユニットを
搭載した研削キャリッジ及びマーキングトーチを搭載し
たマーキングキャリッジを夫々レールに沿って走行する
台車に横行可能に搭載して構成されており、鋼板に対し
防錆塗装を剥離する研削作業及び罫書(以下『マーキン
グ』という)を形成するマーキング作業を選択的に実施
することが可能なように構成されている。研削ユニット
はNC装置からの指令により研削ベルトを巻回するロー
ラ群を旋回させて研削ベルトの走行方向を常に研削すべ
き方向と一致させることが可能なように構成されてお
り、またマーキングトーチはNC装置からの指令によっ
て作動して鋼板表面に溶接線或いは切断線等のマーキン
グを形成し得るように構成されている。上記NC研削装
置を用いて防錆塗装を施された鋼板に溶接線をマーキン
グする場合、先ず研削ユニットを用いて防錆塗装を剥離
し、次いでマーキングトーチを用いて溶接線を罫書くこ
とで、作業を効率的に行うことが可能である。
【0014】図に於いて、NC研削装置は、平行に敷設
された一対のレール1に沿って走行可能に構成された台
車2、台車2に設けたクロスレール3に沿って横行可能
に構成されたマーキングキャリッジ4及び研削キャリッ
ジ5、マーキングキャリッジ4に搭載されたマーキング
トーチ6、研削キャリッジ5に搭載された研削ユニット
7、台車2及び各キャリッジ4,5の走行方向及び走行
速度を制御すると共にマーキングトーチ6及び研削ユニ
ット7の作動を制御するNC装置8、によって構成され
ている。上記台車2は公知の数値制御式ガス切断装置或
いはマーキング装置に用いられている台車と略同一の構
造を有している。
【0015】マーキングキャリッジ4と研削キャリッジ
5は接続部材9によって接続されており、一方のキャリ
ッジ4又は5を駆動することによってマーキングトーチ
6と研削ユニット7を同時に同一方向に横行させるよう
に構成している。本実施例では、研削キャリッジ5に横
行モーター5aを設け、この横行モーター5aを駆動す
ることによってマーキングキャリッジ4及び研削キャリ
ッジ5をクロスレール3に沿って横行し得るように構成
している。上記の如く各キャリッジ4,5を接続部材9
によって接続することで、マーキングトーチ6の中心と
研削ユニット7の中心との距離を一定の値に維持するこ
とが可能である。このため、現在実施している作業から
他の作業に移行する際に、前記距離に応じて横行モータ
ー5aを駆動することによって、マーキングトーチ6或
いは研削ユニット7を正確に制御中心に一致させること
が可能である。然し、各キャリッジ4,5を接続して使
用することは必ずしも必要ではなく、これ等のキャリッ
ジ4,5を夫々分離して独立して使用しても良いことは
当然である。
【0016】マーキングトーチ6は台車2の走行及びマ
ーキングキャリッジ4の横行とが合成された方向に移動
すると共に、この移動と同期して作動して鋼板表面に所
定のマーキングを形成するものである。このようなマー
キングには、ドットマーキング,ポンチマーキング,ラ
インマーキング等の方式があり、本発明に係るマーキン
グ装置では夫々用いることが可能である。本実施例で
は、マーキングトーチ6からマーキング形成材料を連続
的に噴出して鋼板表面にマーキングを形成する所謂ライ
ンマーキング方式を用いている。
【0017】研削ユニット7は台車2の走行及び研削キ
ャリッジ5の横行と同期して作動することで、鋼板表面
に形成された防錆塗装を剥離するものである。研削ユニ
ット7は上下装置10を介して研削キャリッジ5に搭載さ
れており、上下装置10の昇降ブラケット10aに旋回装置
を内蔵したケーシング7aが固着されている。ケーシン
グ7aの上部には研削ベルト11を駆動する駆動モーター
12及び研削ベルト11を巻回するローラ群を配置したロー
ラブラケット7bを旋回させる旋回駆動モーター13が並
列して配置されている。ケーシング7aの下部には支持
部材となるローラブラケット7bが配置されており、こ
のローラブラケット7bの所定位置に夫々駆動プーリ14
a,コンタクトホィール14b,テンションローラ14cか
らなるローラ群が配置されている。前記各ローラ14a〜
14cにエンドレス状の研削ベルト11が巻回されている。
【0018】ケーシング7aの内部には駆動モーター12
の軸心と一致して、中空軸とこの中空軸に嵌合された駆
動軸とが配置されている。中空軸は旋回駆動モーター13
の回転をローラブラケット7bに伝達するものであり、
ケーシング7aに回転可能に支持されている。中空軸の
外周所定位置には図示しないギヤが固着されており、下
端にはローラブラケット7bが固着されている。そして
中空軸に固着したギヤと旋回駆動モーター13に取り付け
た図示しないギヤとを噛合させることで、旋回駆動モー
ター13の回転に応じてローラブラケット7bを旋回させ
ている。駆動軸は駆動モーター12の回転を駆動ローラ14
aに伝達するものであり、中空軸の内部に回転可能に嵌
合されて支持されている。駆動軸の上端はカップリング
15を介して駆動モーター12と接続されており、下端には
プーリ16aが固着されている。
【0019】ローラブラケット7bの所定位置には1組
のマイターギヤを収容したギヤボックス17が設けられて
いる。このギヤボックス17に駆動軸と平行に配設された
軸の先端にプーリ16bが固着され、駆動軸と直交方向に
配設された軸の先端に駆動プーリ14aが接続されてい
る。そして駆動軸の下端に固着したプーリ16a、ギヤボ
ックス17の軸に固着したプーリ16b、各プーリ16a,16
bに巻回されたベルト16cによって駆動軸の回転をマイ
ターギヤを介して駆動プーリ14aに伝達している。ロー
ラブラケット7bの下端には、コンタクトホィール14b
を回転可能に取り付けたサポート14dと、テンション機
構14fを介してテンションプーリ14cを取り付けたサポ
ート14eが夫々固着されている。コンタクトホィール14
bの外周は硬質ゴム或いは硬質ウレタン等の適度な弾力
性を有する材料によって被覆されており、鋼板表面の微
細な凹凸による衝撃を吸収し得るように構成されてい
る。
【0020】上下装置10は、昇降ブラケット10aと、こ
の昇降ブラケット10aを昇降させるエアシリンダー10b
によって構成されている。特に研削ベルトを用いた研削
装置では、研削ベルトの走行速度を高速とし、且つ動力
を大きくすることが必要であり、研削ユニット7の重量
は必然的に大きくなる。従って、本実施例の上下装置10
では、エアシリンダー10bに高い空気圧を作用させて研
削ユニット7を上昇位置に保持し、研削ユニット7を下
降させる場合には、エアシリンダー10bに比較的低い空
気圧を作用させて該ユニット7の自重によって下降させ
るように構成している。そして研削ユニット7のコンタ
クトホィール14bが鋼板と当接したとき、エアシリンダ
ー10bに研削ユニット7の重量とバランスする空気圧よ
りも僅かに低い空気圧を作用させることで、鋼板にコン
タクトホィール14bの押圧力を作用させている。尚、図
に於いて18は研削作業の実施に伴って発生する粉塵の吸
引装置であり、研削ベルト11に沿って配設された吸引ノ
ズル18aと、粉塵の回収装置18bと、吸引ノズル18aと
回収装置18bを接続するホース18cによって構成されて
いる。そして研削ベルト11の走行開始と同時に動作を開
始して研削ベルト11によって研削した塗料,鋼板母材等
の粉塵を吸引するものである。
【0021】次に上記の如く構成されたNC研削装置に
よって鋼板に塗布された防錆塗装を剥離すると共に溶接
線をマーキングする手順について説明する。防錆塗装を
施された鋼板表面に溶接線をマーキングする場合には、
溶接線のマーキングに先立って溶接線の近傍に塗着して
いる防錆塗装を剥離することが必要となる。先ず、操作
盤8aによってNC装置8にマーキングすべき溶接線の
データ及び研削すべき溶接線のデータを入力して動作を
開始させる。NC装置8からの指令によって、研削キャ
リッジ5が移動して研削ユニット7を制御中心と一致さ
せる。次いで駆動モーター12を駆動し、この回転がカッ
プリング15を介して駆動軸に伝達され、更にプーリ16
a,16bを介してギヤボックス17に収容されたマイター
ギヤに伝達されて回転方向が変換され、駆動プーリ14a
に伝達されて研削ベルト11を走行させる。更に、上下装
置10を駆動し、コンタクトホィール14bが鋼板に押圧さ
れる。その後、台車2及び研削キャリッジ5を溶接線に
沿って走行或いは移動させることで、研削ベルト11によ
って溶接線の周囲を所定範囲にわたる鋼板表面の防錆塗
装を剥離することが可能である。
【0022】橋梁のプレートガーダーを構成するウエブ
に於けるフランジ溶接部のように、溶接線が緩曲線によ
って構成される場合には、研削方向を溶接線に沿って変
化させることが必要となる。この場合、NC装置8から
の指令によって旋回駆動モーター13を駆動すると、この
回転はケーシング7aに内蔵されたギヤを介して中空軸
に伝達され、中空軸に固着したローラブラケット7bを
旋回させる。これにより、ローラブラケット7bに配置
された各ローラ14a〜14c及び研削ベルト11は中空軸を
中心として旋回する。上記操作を継続することで、全て
の溶接線に対応する塗装を剥離することが可能である。
【0023】上記操作によって全ての溶接線の周囲の塗
装を剥離した後、NC装置8からの指令によってマーキ
ングキャリッジ4を移動させてマーキングトーチ6を制
御中心に一致させ、NC装置8が既に記憶している溶接
線のデータに従って台車2,マーキングキャリッジ4を
所定の方向に走行或いは移動させつつ、マーキングトー
チ6を作動させることで、鋼板上に溶接線のマーキング
を形成することが可能である。
【0024】前述の実施例では、研削ユニット7によっ
て鋼板に塗布された防錆塗装を剥離する場合について説
明したが、本発明に係るNC研削装置では溶接部分の余
盛り部分を自動的に研削することも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
NC研削装置によれば、台車の走行方向と走行速度、研
削キャリッジの移動方向と移動速度を合成した方向に研
削ベルトの走行方向を一致させるように研削ユニットを
旋回させることで、鋼板に対する溶接線が曲線であって
も該溶接線のマーキングに先立って、目的の溶接線の周
囲所定範囲を研削することが出来、また鋼板を突き合わ
せ溶接した場合の溶接部の余盛り部分を研削することが
出来る。また鋼板表面に対する研削作業を行うに際し、
オペレーターの労力を軽減させると共に粉塵等による好
ましくない作業環境から保護することが出来る。
【0026】また台車にマーキングトーチを有するマー
キングキャリッジを搭載し、マーキングキャリッジの移
動方向,移動速度及びマーキングトーチの作動をNC装
置によって制御するように構成した場合には、1台の装
置で鋼板表面の防錆塗装の剥離と、鋼板に対するマーキ
ングとを行うことが出来る。このため、鋼板に溶接線を
マーキングする際に防錆塗装の剥離作業及びマーキング
作業を連続した作業として行うことが可能となる。従っ
て、従来の如く無駄なマーキングを形成する必要がな
く、溶接線のマーキングを形成するための作業時間を低
減させることが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】NC研削装置の正面図である。
【図2】NC研削装置の側面図である。
【図3】NC研削装置の平面図である。
【符号の説明】
1はレール、2は台車、3はクロスレール、4はマーキ
ングキャリッジ、5は研削キャリッジ、6はマーキング
トーチ、7は研削ユニット、7aはケーシング、7bは
ローラブラケット、8は数値制御装置、8aは操作盤、
10は上下装置、10aは昇降ブラケット、10bはエアシリ
ンダー、11は研削ベルト、12は駆動モーター、13は旋回
駆動モーター、14aは駆動プーリ、14bはコンタクトホ
ィール、14cはテンションプーリである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−78994(JP,A) 特開 昭51−58988(JP,A) 特開 昭60−40682(JP,A) 特開 昭62−124864(JP,A) 実開 昭54−63298(JP,U) 実開 平1−131528(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 27/00 B24B 21/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに搭載され該レールに沿って走行
    可能に構成された台車と、前記台車に搭載されレールと
    直交方向に移動可能に構成された研削キャリッジと、前
    記研削キャリッジに搭載され且つ支持部材の所定位置に
    配置された駆動ローラ及び当接ローラを含むローラ群
    と,前記ローラ群に巻回されたエンドレス状の研削ベル
    トと,研削キャリッジに支承され前記研削ベルトを走行
    させる駆動モーターと,研削キャリッジに支承され前記
    支持部材を回転させる旋回駆動モーターとを有して構成
    され鋼板の表面を研削するための研削ユニットと、研削
    すべき方向に対応させて前記台車の走行及び研削キャリ
    ッジの移動を制御すると共に前記研削ユニットを構成す
    る研削ベルトの走行方向が前記台車の走行方向と研削キ
    ャリッジの移動方向との合成方向となるように前記研削
    ユニットの旋回を制御するための数値制御装置と、を有
    することを特徴とした数値制御研削装置。
  2. 【請求項2】 前記台車にレールと直交方向に移動可能
    に構成されたマーキングキャリッジを搭載すると共に該
    マーキングキャリッジに鋼板に罫書を形成するためのマ
    ーキングトーチを搭載し、前記マーキングキャリッジの
    移動及びマーキングトーチの作動を数値制御装置によっ
    て制御するように構成した請求項1に記載した数値制御
    研削装置。
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JP2014149466A (ja) * 2013-02-02 2014-08-21 Sumitomo Forestry Co Ltd 展示用住宅建築物

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