JP3117830B2 - 半導体部品製造用リードフレームにおけるリード端子の重ね装置 - Google Patents
半導体部品製造用リードフレームにおけるリード端子の重ね装置Info
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- JP3117830B2 JP3117830B2 JP05007714A JP771493A JP3117830B2 JP 3117830 B2 JP3117830 B2 JP 3117830B2 JP 05007714 A JP05007714 A JP 05007714A JP 771493 A JP771493 A JP 771493A JP 3117830 B2 JP3117830 B2 JP 3117830B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイオード等の半導体
部品を製造するに際して使用するリードフレームにおい
て、このリードフレームに一体的に造形されているリー
ド端子を互いに重ね合わせるための装置に関するもので
ある。
部品を製造するに際して使用するリードフレームにおい
て、このリードフレームに一体的に造形されているリー
ド端子を互いに重ね合わせるための装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】先行技術としての特開平4−22964
2号公報は、リードフレームを使用してダイオード等の
電子部品を製造する方法について、次のような方法を提
案している。すなわち、図1に示すように、リードフレ
ームAに、第1リード端子A1 を長手方向に沿って適宜
ピッチの間隔で一体的に造形すると共に、この第1リー
ド端子A1 と対をなす第2リード端子A2 を、当該第2
リード端子A2 が前記各第1リード端子A1 の間の部位
において両サイドフレームA3 ,A4 の相互間を連結す
るセクションバーA5 に対して細幅片A6 を介してのみ
一体的に連接するように造形し、このリードフレームA
を、矢印Bで示すように、その長手方向に沿って移送す
る途中において、 .前記各第2リード端子A2 の先端部を段付き状に曲
げ加工する。 .前記各第1リード端子A1 の先端上面に、半導体チ
ップA7 をダイボンディングする。 .前記各第2リード端子A2 を、矢印Cで示すよう
に、その細幅片A6 を捩じり変形しながら前記第1リー
ド端子A1 に向かって裏返し状に反転することにより、
前記各第1リード端子A1 と各第2リード端子A2 と
を、その間に半導体チップA7 を挟んだ状態に重ね合わ
せる。 .互いに重ね合わせた両リード端子A1 ,A2 の先端
部を、合成樹脂製のモールド部A8 にてパッケージした
のち、リードフレームAから切り離す。
2号公報は、リードフレームを使用してダイオード等の
電子部品を製造する方法について、次のような方法を提
案している。すなわち、図1に示すように、リードフレ
ームAに、第1リード端子A1 を長手方向に沿って適宜
ピッチの間隔で一体的に造形すると共に、この第1リー
ド端子A1 と対をなす第2リード端子A2 を、当該第2
リード端子A2 が前記各第1リード端子A1 の間の部位
において両サイドフレームA3 ,A4 の相互間を連結す
るセクションバーA5 に対して細幅片A6 を介してのみ
一体的に連接するように造形し、このリードフレームA
を、矢印Bで示すように、その長手方向に沿って移送す
る途中において、 .前記各第2リード端子A2 の先端部を段付き状に曲
げ加工する。 .前記各第1リード端子A1 の先端上面に、半導体チ
ップA7 をダイボンディングする。 .前記各第2リード端子A2 を、矢印Cで示すよう
に、その細幅片A6 を捩じり変形しながら前記第1リー
ド端子A1 に向かって裏返し状に反転することにより、
前記各第1リード端子A1 と各第2リード端子A2 と
を、その間に半導体チップA7 を挟んだ状態に重ね合わ
せる。 .互いに重ね合わせた両リード端子A1 ,A2 の先端
部を、合成樹脂製のモールド部A8 にてパッケージした
のち、リードフレームAから切り離す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した製
造方法においては、各第2リード端子A2 を、細幅片A
6 を捩じり変形しながら第1リード端子A1 に向かって
裏返し状に反転することによって、当該各第2リード端
子A2 に対応する第1リード端子A1 に対して重ね合わ
せるものであり、この場合において、前記各第2リード
端子A2 は、変形容易な細幅片A6 のみを介してリード
フレームAに連接されると言う形態であるから、この各
第2リード端子A2 を、第1リード端子A1 に向かって
裏返し状に反転するとき、当該第2リード端子A2 が、
その横方向にずれ変形することが多発して、不良品の発
生率が高いと言う問題があった。
造方法においては、各第2リード端子A2 を、細幅片A
6 を捩じり変形しながら第1リード端子A1 に向かって
裏返し状に反転することによって、当該各第2リード端
子A2 に対応する第1リード端子A1 に対して重ね合わ
せるものであり、この場合において、前記各第2リード
端子A2 は、変形容易な細幅片A6 のみを介してリード
フレームAに連接されると言う形態であるから、この各
第2リード端子A2 を、第1リード端子A1 に向かって
裏返し状に反転するとき、当該第2リード端子A2 が、
その横方向にずれ変形することが多発して、不良品の発
生率が高いと言う問題があった。
【0004】また、前記各第2リード端子A2 を、その
細幅片A6 を捩じり変形しながら裏返し状に反転するに
際して、その細幅片A6 にスプリングバックが存在する
ことにより、第1リード端子A1 に対して重ね合わせた
筈の第2リード端子A2 が、第1リード端子A1 から大
きく浮き上がると言う問題もあった。本発明は、第2リ
ード端子を、第1リード端子に対して、当該第2リード
端子における横方向へのずれ変形及び浮き上がりを低減
できる状態で、且つ、早い速度で能率良く重ね合わせる
ようにした装置を提供することを技術的課題とするもの
である。
細幅片A6 を捩じり変形しながら裏返し状に反転するに
際して、その細幅片A6 にスプリングバックが存在する
ことにより、第1リード端子A1 に対して重ね合わせた
筈の第2リード端子A2 が、第1リード端子A1 から大
きく浮き上がると言う問題もあった。本発明は、第2リ
ード端子を、第1リード端子に対して、当該第2リード
端子における横方向へのずれ変形及び浮き上がりを低減
できる状態で、且つ、早い速度で能率良く重ね合わせる
ようにした装置を提供することを技術的課題とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、第1リード端子を長手方向に沿って適
宜ピッチの間隔で一体的に形成すると共に、この各第1
リード端子と対をなす第2リード端子を捩じり変形可能
な細幅片のみを介して一体的に形成して成るリードフレ
ームの下方に、前記第2リード端子に対する鉤型の突き
上げ体を配設して、この突き上げ体を、当該突き上げ体
がリードフレームの上面より突出するように上昇動し、
次いで、前記第1リード端子の方向に横移動したのち下
降動するようにした作動機構に取付ける構成にした。
るため本発明は、第1リード端子を長手方向に沿って適
宜ピッチの間隔で一体的に形成すると共に、この各第1
リード端子と対をなす第2リード端子を捩じり変形可能
な細幅片のみを介して一体的に形成して成るリードフレ
ームの下方に、前記第2リード端子に対する鉤型の突き
上げ体を配設して、この突き上げ体を、当該突き上げ体
がリードフレームの上面より突出するように上昇動し、
次いで、前記第1リード端子の方向に横移動したのち下
降動するようにした作動機構に取付ける構成にした。
【0006】
【作 用】この構成において、鉤型の突き上げ体がそ
の作動機構によって上昇動するとき、この突き上げ体に
よって、第2リード端子を、当該第2リード端子におけ
る細幅片を捩じり変形しながら上向きに押し上げる。次
いで、前記突き上げ体がその作動機構によって第1リー
ド端子の方向に横移動するとき、この突き上げ体によっ
て、前記第2リード端子を、その細幅片を更に捩じり変
形しながら第1リード端子に向かって裏返し状に反転す
る。
の作動機構によって上昇動するとき、この突き上げ体に
よって、第2リード端子を、当該第2リード端子におけ
る細幅片を捩じり変形しながら上向きに押し上げる。次
いで、前記突き上げ体がその作動機構によって第1リー
ド端子の方向に横移動するとき、この突き上げ体によっ
て、前記第2リード端子を、その細幅片を更に捩じり変
形しながら第1リード端子に向かって裏返し状に反転す
る。
【0007】このように、各第2リード端子を、突き上
げ体による下から上向きへの突き上げにて裏返し状に反
転するものであることにより、各第2リード端子が、そ
の裏返し状に反転するときにおいて横方向にずれ変形す
ることを確実に低減できるのである。そして、前記突き
上げ体がその作動機構によって下降動するとき、この突
き上げ体によって、前記第2リード端子における細幅片
の部分を下向きに押圧することにより、前記第2リード
端子を第1リード端子に対して重ね合わせることができ
ると共に、前記細幅片をより強く捩じり変形するから、
前記細幅片の捩じり変形に際して発生するスプリングバ
ックを小さくすることができるのである。
げ体による下から上向きへの突き上げにて裏返し状に反
転するものであることにより、各第2リード端子が、そ
の裏返し状に反転するときにおいて横方向にずれ変形す
ることを確実に低減できるのである。そして、前記突き
上げ体がその作動機構によって下降動するとき、この突
き上げ体によって、前記第2リード端子における細幅片
の部分を下向きに押圧することにより、前記第2リード
端子を第1リード端子に対して重ね合わせることができ
ると共に、前記細幅片をより強く捩じり変形するから、
前記細幅片の捩じり変形に際して発生するスプリングバ
ックを小さくすることができるのである。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によると、リードフレー
ムにおける各第2リード端子を各第1リード端子に対し
て重ね合わせるに際して、不良品が発生する率を大幅に
低減できるのであり、しかも、前記の重ね合わせを突き
上げ体における一連の動きによって行うことにより、そ
の重ね合わせを早い速度で行うことができるから、前記
不良品の発生を低減できることと相俟って、コストの低
減を達成できる効果を有する。
ムにおける各第2リード端子を各第1リード端子に対し
て重ね合わせるに際して、不良品が発生する率を大幅に
低減できるのであり、しかも、前記の重ね合わせを突き
上げ体における一連の動きによって行うことにより、そ
の重ね合わせを早い速度で行うことができるから、前記
不良品の発生を低減できることと相俟って、コストの低
減を達成できる効果を有する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図2〜図7の図面
について説明する。この図において符号1は、前記図1
に示すように構成したリードフレームAに対する支持板
を示し、この支持板1は、機枠2に取付けられ、その上
面に沿って前記リードフレームAがその長手方向に適宜
長さずつ間欠的に移動する。
について説明する。この図において符号1は、前記図1
に示すように構成したリードフレームAに対する支持板
を示し、この支持板1は、機枠2に取付けられ、その上
面に沿って前記リードフレームAがその長手方向に適宜
長さずつ間欠的に移動する。
【0010】符号3は、前記支持板1の下面側に配設し
た突き上げ部材を示し、この突き上げ部材3には、前記
リードフレームAにおける第2リード端子A2 に対する
複数本の突き上げ体4を備えており、この各突き上げ体
4の先端は、鉤型に形成されている。そして、前記突き
上げ部材3を、後述するように構成した作動機構5によ
って、図3に矢印Dで示すように、当該突き上げ部材3
における各突き上げ体4の先端がリードフレームAの上
面より突出する状態まで適宜ストロークH1 だけ上昇動
し、次いで、矢印Eで示すように、前記第1リード端子
A1 の方向に適宜ストロークH2 だけ横移動したのち、
矢印Fで示すように、適宜ストロークH3 だけ下降動
し、更に、前記とは逆の経路を通って元の位置まで復帰
するように構成する。
た突き上げ部材を示し、この突き上げ部材3には、前記
リードフレームAにおける第2リード端子A2 に対する
複数本の突き上げ体4を備えており、この各突き上げ体
4の先端は、鉤型に形成されている。そして、前記突き
上げ部材3を、後述するように構成した作動機構5によ
って、図3に矢印Dで示すように、当該突き上げ部材3
における各突き上げ体4の先端がリードフレームAの上
面より突出する状態まで適宜ストロークH1 だけ上昇動
し、次いで、矢印Eで示すように、前記第1リード端子
A1 の方向に適宜ストロークH2 だけ横移動したのち、
矢印Fで示すように、適宜ストロークH3 だけ下降動
し、更に、前記とは逆の経路を通って元の位置まで復帰
するように構成する。
【0011】前記作動機構5は、機枠2に取付けたベー
ス部材6の上面に左右方向に往復動自在に設けた往復部
材7と、この往復部材7に対して上下動自在に取付けた
ヘッド部材8とを備え、このヘッド部材8に、前記突き
上げ部材3を取付けることにより、当該突き上げ部材3
を、前記のように矢印D,E,Fのように作動するもの
である。
ス部材6の上面に左右方向に往復動自在に設けた往復部
材7と、この往復部材7に対して上下動自在に取付けた
ヘッド部材8とを備え、このヘッド部材8に、前記突き
上げ部材3を取付けることにより、当該突き上げ部材3
を、前記のように矢印D,E,Fのように作動するもの
である。
【0012】すなわち、前記ベース部材6の下部に、基
端を回動自在に枢着した左右一対のリンク9a,9b
と、この両リンク9a,9bの先端間を連結する水平リ
ンク9cとによって構成される平行リンク機構9を設
け、この平行リンク機構9における両リンク9a,9b
間の部位に配設した回転軸10に、第1カム11と、第
2カム12とを嵌着し、前記平行リンク機構9における
一方のリンク9aに設けたコロ9dを、他方のリンク9
bと機枠2との間に装架した引張りばね13にて、前記
第1カム11の外周面に接当する。
端を回動自在に枢着した左右一対のリンク9a,9b
と、この両リンク9a,9bの先端間を連結する水平リ
ンク9cとによって構成される平行リンク機構9を設
け、この平行リンク機構9における両リンク9a,9b
間の部位に配設した回転軸10に、第1カム11と、第
2カム12とを嵌着し、前記平行リンク機構9における
一方のリンク9aに設けたコロ9dを、他方のリンク9
bと機枠2との間に装架した引張りばね13にて、前記
第1カム11の外周面に接当する。
【0013】一方、前記ベース部材の下面側には、上端
を前記往復部材7に連結した梃リンク14をピン15に
て回動自在に枢着し、この梃リンク14の下端に設けた
コロ14aを、当該梃リンク14と機枠2との間に装架
した引張りばね16にて、前記第2カム12の外周面に
接当する。また、前記平行リンク機構9における水平リ
ンク9cには、上向きに延びる連動杆17を固着し、こ
の連動杆17の上端に設けた水平部材17aと、前記ヘ
ッド部材8との間に、ヘッド部材8に設けたコロ18を
水平部材17aの下面に対して押圧するように付勢する
引張りばね19を設ける。
を前記往復部材7に連結した梃リンク14をピン15に
て回動自在に枢着し、この梃リンク14の下端に設けた
コロ14aを、当該梃リンク14と機枠2との間に装架
した引張りばね16にて、前記第2カム12の外周面に
接当する。また、前記平行リンク機構9における水平リ
ンク9cには、上向きに延びる連動杆17を固着し、こ
の連動杆17の上端に設けた水平部材17aと、前記ヘ
ッド部材8との間に、ヘッド部材8に設けたコロ18を
水平部材17aの下面に対して押圧するように付勢する
引張りばね19を設ける。
【0014】そして、前記第1カム11の外周面には、
突出傾斜面11aと凹み傾斜面11bとを設ける一方、
前記第2カム12の外周面には、凹み傾斜面12aを設
けて、両カム11,12の回転に伴い、先づ、第1カム
11における突出傾斜面11aが、平行リンク機構9に
おけるコロ9dに接当して、平行リンク機構9がその引
張りばね13に抗して左方向に回動することにより、こ
の平行リンク機構9における水平リンク9cに設けた連
動杆17が上昇動し、この連動杆17の上昇動に追従し
て、ヘッド部材8が上昇動するから、このヘッド部材8
に取付けた突き上げ部材3が、前記矢印Dで示すように
適宜ストロークH1 だけ上昇動する。
突出傾斜面11aと凹み傾斜面11bとを設ける一方、
前記第2カム12の外周面には、凹み傾斜面12aを設
けて、両カム11,12の回転に伴い、先づ、第1カム
11における突出傾斜面11aが、平行リンク機構9に
おけるコロ9dに接当して、平行リンク機構9がその引
張りばね13に抗して左方向に回動することにより、こ
の平行リンク機構9における水平リンク9cに設けた連
動杆17が上昇動し、この連動杆17の上昇動に追従し
て、ヘッド部材8が上昇動するから、このヘッド部材8
に取付けた突き上げ部材3が、前記矢印Dで示すように
適宜ストロークH1 だけ上昇動する。
【0015】この上昇動により、リードフレームAにお
ける各第2リード端子A2 が、突き上げ部材3における
各突き上げ体4にて、図5に示すように、当該第2リー
ド端子A2 における細幅片A6 を捩じり変形しながら上
向きに押し上げられる。次いで、前記両カム11,12
の回転に伴い、第2カム12における凹み傾斜面12a
に、梃リンク14における下端のコロ14aが接当する
ことにより、往復部材7が、その引張りばね16にて右
方向に移動するから、この往復部材7にて支持のヘッド
部材8に取付けた突き上げ部材4が、前記矢印Eで示す
ように適宜ストロークH2 だけ横移動する。
ける各第2リード端子A2 が、突き上げ部材3における
各突き上げ体4にて、図5に示すように、当該第2リー
ド端子A2 における細幅片A6 を捩じり変形しながら上
向きに押し上げられる。次いで、前記両カム11,12
の回転に伴い、第2カム12における凹み傾斜面12a
に、梃リンク14における下端のコロ14aが接当する
ことにより、往復部材7が、その引張りばね16にて右
方向に移動するから、この往復部材7にて支持のヘッド
部材8に取付けた突き上げ部材4が、前記矢印Eで示す
ように適宜ストロークH2 だけ横移動する。
【0016】この横移動により、リードフレームAにお
ける各第2リード端子A2 が、突き上げ部材3における
各突き上げ体4にて、図6に示すように、その細幅片A
6 を更に捩じり変形しながら第1リード端子A1 に向か
って裏返し状に反転される。そして、前記両カム11,
12の更なる回転に伴い、第1カム11における凹み傾
斜面11bに、平行リンク機構9におけるコロ9dが接
当して、平行リンク機構9がその引張りばね13に右方
向に戻し回動することにより、平行リンク機構9におけ
る水平リンク9cに設けた連動杆17が下降動し、この
連動杆17の下降動に追従して、ヘッド部材8が下降動
するから、このヘッド部材8に取付けた突き上げ部材3
が、前記矢印Fで示すように適宜ストロークH3 だけ下
降動する。
ける各第2リード端子A2 が、突き上げ部材3における
各突き上げ体4にて、図6に示すように、その細幅片A
6 を更に捩じり変形しながら第1リード端子A1 に向か
って裏返し状に反転される。そして、前記両カム11,
12の更なる回転に伴い、第1カム11における凹み傾
斜面11bに、平行リンク機構9におけるコロ9dが接
当して、平行リンク機構9がその引張りばね13に右方
向に戻し回動することにより、平行リンク機構9におけ
る水平リンク9cに設けた連動杆17が下降動し、この
連動杆17の下降動に追従して、ヘッド部材8が下降動
するから、このヘッド部材8に取付けた突き上げ部材3
が、前記矢印Fで示すように適宜ストロークH3 だけ下
降動する。
【0017】この下降動により、前記各第2リード端子
A2 における細幅片A6 の部分を、当該突き上げ部材3
における各突き上げ体4にて、図7に示すように、下向
きに押圧することにより、前記第2リード端子A2 を第
1リード端子A1 に対して重ね合わせることができると
共に、前記細幅片A6 をより強く捩じり変形するから、
前記細幅片A6 の捩じり変形に際して発生するスプリン
グバックを小さくすることができるのである。
A2 における細幅片A6 の部分を、当該突き上げ部材3
における各突き上げ体4にて、図7に示すように、下向
きに押圧することにより、前記第2リード端子A2 を第
1リード端子A1 に対して重ね合わせることができると
共に、前記細幅片A6 をより強く捩じり変形するから、
前記細幅片A6 の捩じり変形に際して発生するスプリン
グバックを小さくすることができるのである。
【0018】なお、前記の操作が完了すると、突き上げ
部材3が、両カム11,12の回転に伴って元の位置ま
で復帰したのち、リードフレームAがその長手方向に適
宜長さだけ移送され、以後、前記動作を繰り返すことに
より、フープ状リードフレームAにおける各第2リード
端子A2 の第1リード端子A1 に対する重ね合わせを行
うのである。
部材3が、両カム11,12の回転に伴って元の位置ま
で復帰したのち、リードフレームAがその長手方向に適
宜長さだけ移送され、以後、前記動作を繰り返すことに
より、フープ状リードフレームAにおける各第2リード
端子A2 の第1リード端子A1 に対する重ね合わせを行
うのである。
【図1】リードフレームの斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示す正面図である。
【図3】図2の要部を示す斜視図である。
【図4】第1の作用状態を示す図である。
【図5】第2の作用状態を示す図である。
【図6】第3の作用状態を示す図である。
【図7】第4の作用状態を示す図である。
A リードフレーム A1 第1リード端子 A2 第2リード端子 A3 ,A4 サイドフレーム A5 セクションバー A6 細幅片 1 リードフレームの支持板 2 機枠 3 突き上げ部材 4 突き上げ体 5 作動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/48 B21D 5/01
Claims (1)
- 【請求項1】第1リード端子を長手方向に沿って適宜ピ
ッチの間隔で一体的に形成すると共に、この各第1リー
ド端子と対をなす第2リード端子を捩じり変形可能な細
幅片のみを介して一体的に形成して成るリードフレーム
の下方に、前記第2リード端子に対する鉤型の突き上げ
体を配設して、この突き上げ体を、当該突き上げ体がリ
ードフレームの上面より突出するように上昇動し、次い
で、前記第1リード端子の方向に横移動したのち下降動
するようにした作動機構に取付けたことを特徴とする半
導体部品製造用リードフレームにおけるリード端子の重
ね装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05007714A JP3117830B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体部品製造用リードフレームにおけるリード端子の重ね装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05007714A JP3117830B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体部品製造用リードフレームにおけるリード端子の重ね装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216286A JPH06216286A (ja) | 1994-08-05 |
JP3117830B2 true JP3117830B2 (ja) | 2000-12-18 |
Family
ID=11673414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05007714A Expired - Fee Related JP3117830B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 半導体部品製造用リードフレームにおけるリード端子の重ね装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3117830B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002280509A (ja) * | 2001-03-15 | 2002-09-27 | Rohm Co Ltd | 半導体装置の製造方法および半導体装置 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP05007714A patent/JP3117830B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06216286A (ja) | 1994-08-05 |
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