JP3116862U - 軸の固定構造、弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体を揺動可能に軸支する軸を簡便に相対変位及び相対回転不能に固定する。
【解決手段】弁の本体1に設けた軸孔13、14に軸2を挿入して固定部材4を以て固定するべく、固定部材4の一端部41を軸2に穿った係合孔21に挿入し、一端部41より屈曲して伸びる中間部42を本体1における軸孔13、14から変位した部位に穿った貫入孔15に貫入し、並びに、中間部42に連なる他端部43を変形させて中間部42が貫入孔15から抜け出さないように抜け止めを構成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、例えばデュアルプレート型逆止弁等において弁体を揺動可能に支持する軸を固定するための構造に関する。
従来より、略半円板状をなす二枚の弁体(プレート)を単一の軸(ヒンジピン)によって揺動可能に支持させ、それら弁体の揺動を通じて流路を開閉するデュアルプレート型の逆止弁が公知である(例えば、下記特許文献を参照)。デュアルプレート型逆止弁では、弁体を弁座に近づく方向に弾性付勢してあって、正流に対しては弁体が弾性付勢力に抗して回動し流路が開放される一方、逆流に対しては弁体が弁座に密接して流路が閉止されるようになっている。
特開平10−082475号公報 特開平09−210227号公報
デュアルプレート型逆止弁において、その本体A(弁箱またはシートリング)に軸Bを取着する場合、本体Aに設けた軸孔に軸Bを挿入した上で、図6に示すような固定リングCを軸Bの外周に沿って彫った溝に嵌合装着したり、図7に示すような固定プレートDを軸端に形成した切欠に係合させた状態で本体Aに止着したりすることが通例である。あるいは、本体Aの軸孔に軸Bを圧入することも考えられる。
だが、上述の方法にはそれぞれ問題点が存在する。まず、固定リングCを軸Bに装着する方法では、軸Bが本体Aに対し軸心回りに相対回転することを阻止できず、本体A、軸B及び固定リングCの摩耗を招く。また、軸Bの両側に固定リングCを装着しなければならなくなる。
固定プレートDで軸端を押さえる方法では、固定プレートDのみならず、固定プレートDを本体Aに止着するためのボルトやリベット等Eも必要となり、部品点数が増加してコストアップにつながる。
そして、軸孔に軸Bを圧入する方法では、組立時に軸Bが曲がるおそれがある等、困難を伴う。しかも、本体Aの材質と軸Bの材質とが相異していると、両者の熱膨張の度合いに差が生じることから、低温環境から高温環境までの範囲で軸Bの圧入固定を維持するべく設計に余裕を持たせることが要求される。
以上に鑑みてなされた本考案は、簡便にかつ部品点数を徒に増加させることなく軸を相対変位及び相対回転不能に固定し得る構造を実現しようとするものである。
本考案では、外装体に軸を取着するに際し、外装体に設けた孔部または凹部に軸を挿入して固定部材を以て固定するものとし、前記固定部材の一端部を前記軸に交差させて軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転を抑止する態様で係合させ、前記固定部材の一端部より屈曲して伸びる中間部を前記外装体における孔部または凹部から変位した部位に貫入し、並びに、前記固定部材の中間部に連なる他端部を変形させて中間部が前記外装体から抜け出さないように構成することとした。
本考案に係る固定構造を採用するならば、軸を軸孔に圧入せずともよく、軸を圧入することによる組立時の困難を回避できる。また、固定部材のみで軸を相対変位及び相対回転不能に固定でき、さらには軸の両端に固定部材を装着する必要もないため、部品点数の増加を抑えることができる。
軸に固定部材の一端部を係合させるには、軸に予め軸心とは非平行な方向に延伸する係合孔を穿っておき、この係合孔に固定部材の一端部を挿入することが好適である。軸に係合孔を穿つ加工は、軸の外周に溝を彫る加工と比較して格段に容易であり、その意味でも有利である。
本考案に係る固定構造は、弁体を揺動可能に軸支させ弁体の揺動を通じて流路を開閉する弁に適用することが可能である。即ち、弁体を支持する軸を本体に設けた孔部または凹部に挿入して固定部材を以て固定するべく、前記固定部材の一端部を前記軸に交差させて軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転を抑止する態様で係合させ、前記固定部材の一端部より屈曲して伸びる中間部を前記本体における孔部または凹部から変位した部位に貫入し、並びに、前記固定部材の中間部に連なる他端部を変形させて中間部が前記本体から抜け出さないように構成する。
本考案によれば、簡便にかつ部品点数を徒に増加させることなく軸を相対変位及び相対回転不能に固定することが可能である。
以下、本考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1に示すものは、本考案に係る固定構造を適用した弁である。この弁は、略半円板状をなす二枚の弁体(プレート)3を単一の軸(ヒンジピン)2によって揺動可能に支持させ、それら弁体3の揺動を通じて流路を開閉するデュアルプレート型の逆止弁である。弁体3は、例えばコイルばね等の弾性部材(図示せず)によって弁座に近づく方向に弾性付勢され、正流に対しては弾性付勢力に抗して回動し流路を開放する一方、逆流に対しては弁座に密接して流路を閉止する。
しかして、本実施形態では、弁体3を支持する軸2を逆止弁の本体1に対し固定部材4を以て固定している。
外装体たる本体1は、略円環状の外形をなして流路を内包するとともに、図中上下に離間する一対の軸取着部11、12を端面方向に突出させているものである。本体1は、逆止弁の弁箱、または弁箱内に実装されるシートリングに相当し、その端面に弁座が設定される。
図2に示すように、一対の軸取着部11、12の対向面にはそれぞれ、軸2を挿入するための孔部または凹部13、14を設けておく。ここに言う孔部または凹部13、14は、軸取着部11、12が対向する上下方向に軸取着部11、12を貫通する孔であってもよく、軸取着部11、12を貫通しない有底の凹穴であってもよい。また、孔部または凹部13、14の周縁は、完全に閉じているとは限られない。要するに、軸2を挿入した場合に、軸2が本体1に対して径方向(軸心と直交する方向、図中水平方向)に相対変位できなければよい。図示例では、上端側の軸取着部11には貫通した軸孔13を穿ち、下端側の軸取着部12には上方に開口する有底の軸孔14を穿っている。
軸2は、図中上下方向を軸心方向とし、両軸取着部11、12に穿ち設けた軸孔13、14に挿入して配設する。
固定部材4は、本体1の軸孔13、14に挿入した軸2が軸心方向に相対変位しまたは軸心回りに相対回転することを抑止する役割を担う。固定部材4は、例えば、図2及び図3に示すように、中間部42と一端部41とが略L字型をなす屈曲した線条材である。固定部材4の素材は、必要な剛性を担保できるのであれば一意に限定されず、金属でもよく、樹脂でもよい。
固定部材4の一端部41は、軸2に交差して係合する。具体的には、軸2にその軸心とは非平行な方向(特に、径方向)に延伸する係合孔21を穿っておき、この係合孔21に固定部材4の一端部41を挿入する。係合孔21は、軸2を完全に貫通していても、貫通していなくともよいが、図示例では軸2を貫通している。
固定部材4の中間部42は、本体1における軸孔13、14から径方向に変位した部位に貫入する。具体的には、軸2の上端近傍に係合孔21を穿っていることから、上端側の軸取着部11に貫入孔15を穿ち、この貫入孔15に固定部材4の中間部42を挿通する。貫入孔15は、上記の係合孔21に対して交わる方向(特に、軸心に略平行な方向)に延伸して軸取着部11を貫通している。
本体1に軸2を取着するに際しては、図3に示しているように、固定部材4の一端部41を係合孔21に挿通した状態で、軸2を軸取着部11、12の軸孔13、14及び弁体3の軸受孔31に上方より挿入する。このとき同時に、固定部材4の中間部42及び他端部43を、軸取着部11の貫入孔15に上方より挿通する。しかる後、図2に示しているように、貫入孔15から下向きに露出した固定部材4の他端部43を塑性変形させて、中間部42が貫入孔15から抜け出さないように抜け止めを構成する。但し、固定部材4が樹脂材料で作製されているような場合には、他端部43を加熱して熱変形を惹起してもよい。結果として、軸2を本体1に対して軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転不能に固定することができる。軸2を固定するために用いる固定部材4は上端側に装着する一個でよく、下端側に固定部材4を装着する必要はない。
本実施形態によれば、本体1に設けた軸孔13、14に軸2を挿入して固定部材4を以て固定するものとし、前記固定部材4の一端部41を前記軸2に交差させて軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転を抑止する態様で係合させ、前記固定部材4の一端部41より屈曲して伸びる中間部42を前記本体1における孔部または凹部から変位した部位に貫入し、並びに、前記固定部材4の中間部42に連なる他端部43を変形させて中間部42が前記本体1から抜け出さないように構成したため、軸2を軸孔13、14に圧入せずともよく、組立工程が簡便となる。また、固定部材4のみで軸2を相対変位及び相対回転不能に固定でき、さらには軸2の両端に固定部材4を装着する必要もないため、部品点数の増加を抑えることができる。
なお、本考案は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、軸2を本体1に対し固定する固定部材4が線条材であるとは限られない。図4に示すように、薄板材を折曲加工して固定部材4を作製してもよい。
さらに、軸2に固定部材4の一端部41を係合させる態様も、上記実施形態におけるものには限られない。図4に示しているように、軸2の両側に(軸心とは非平行な方向に直線的に延伸する)係合溝22を形成する一方、これら係合溝22の各々に係合する一対の係止体44を固定部材4の一端部41に設けて、係止体44を係合溝22に係合させて軸2を挟持するようにしてもよい。係止体44は、係合溝22の溝幅と略同等の厚みをなすものとする。係止体44を係合溝22に係合させることにより、軸2の軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転を抑止することは言うまでもない。
また、本考案の適用対象はデュアルプレート型逆止弁には限定されない。軸支される弁体3の数は、一枚でもよい。逆止弁であるとも限られない。
さらには、プロペラその他の回転体5を外装体として軸(回転体5と一体となって回転するシャフト)2に固定する場合にも、本考案を適用できる。即ち、図5に示すように、回転体5には軸2を挿入する孔部または凹部(軸孔)51を設けるとともに固定部材4の他端部43を挿通する貫入孔52を穿ち、軸2には固定部材4の一端部41を係合させるための係合孔21を穿っておくことで、上記実施形態と同様にして軸2を回転体5に取着することが可能となる。
その他、各部の具体的構成は上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本考案の一実施形態におけるデュアルプレート型逆止弁を示す斜視図。 同逆止弁を、軸の軸心を含む鉛直平面で切断した端面図。 同逆止弁の組立工程を示す分解斜視図。 本考案の変形例の一を示す要部分解斜視図。 本考案の変形例の一を示す要部分解斜視図。 従前のデュアルプレート型逆止弁を示す斜視図。 従前のデュアルプレート型逆止弁を示す斜視図。
符号の説明
1、5…外装体(本体、回転体)
13、14、51…孔部または凹部(軸孔)
2…軸
3…弁体
4…固定部材
41…一端部
42…中間部
43…他端部

Claims (2)

  1. 外装体に軸を取着するに際し、外装体に設けた孔部または凹部に軸を挿入して固定部材を以て固定する構造であって、
    前記固定部材の一端部を前記軸に交差させて軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転を抑止する態様で係合させ、
    前記固定部材の一端部より屈曲して伸びる中間部を前記外装体における孔部または凹部から変位した部位に貫入し、
    並びに、前記固定部材の中間部に連なる他端部を変形させて中間部が前記外装体から抜け出さないように構成したことを特徴とする軸の固定構造。
  2. 本体に固定した軸に弁体を揺動可能に支持させ弁体の揺動を通じて流路を開閉する弁において、
    本体に設けた孔部または凹部に軸を挿入して固定部材を以て固定するべく、
    前記固定部材の一端部を前記軸に交差させて軸心方向への相対変位及び軸心回りの相対回転を抑止する態様で係合させ、
    前記固定部材の一端部より屈曲して伸びる中間部を前記本体における孔部または凹部から変位した部位に貫入し、
    並びに、前記固定部材の中間部に連なる他端部を変形させて中間部が前記本体から抜け出さないように構成したことを特徴とする弁。
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