JP3116860U - 金属光沢調熱変色性ラベル - Google Patents
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Abstract
【課題】薄い塗着や黒色や茶色等の暗色以外の色でもメッセージ等をより確実に隠蔽することができると共に、光輝性を有し、キラキラ光る様相を呈する色彩に富んだ金属光沢調熱変色性ラベルを提供する。
【解決手段】透明性を有する支持体4の表面に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に金属光沢顔料を含む金属光沢層2を積層させてなり、前記支持体4の裏面に粘着層6を設ける。
【選択図】図4
【解決手段】透明性を有する支持体4の表面に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に金属光沢顔料を含む金属光沢層2を積層させてなり、前記支持体4の裏面に粘着層6を設ける。
【選択図】図4
Description
本考案は金属光沢調熱変色性ラベルに関する。更に詳細には、金色、銀色、メタリック色等の輝度の高い金属光沢を呈する像が温度変化により消色し、該像により隠蔽されたメッセージや図柄等を視認させるように構成した金属光沢調熱変色性ラベルに関する。
従来、感温変色性色素を用いてメッセージ部分を隠蔽してなるメッセージカードが提案されている(例えば特許文献1)。
前記提案はメッセージ部分に感温変色性色素を直接塗着するか、又は片面に感温変色性色素を塗着した粘着シールを貼付することにより隠蔽し、感温変色性色素が体温と同程度の温度になったときに、隠蔽部分が消色又は変色してメッセージが現出するものである。
しかし、前記隠蔽方法においては、メッセージ等を完全に隠蔽する為に感温変色性色素を厚く塗着したり、黒色や茶色等の暗色を用いる必要があり、加熱消色させた際も完全に消色せず色残りを生じ、隠蔽したメッセージ等が視認し難くなるという問題がある。
また、前記隠蔽方法においては、抜き柄や線画によって隠蔽部分を形成することができないので、デザイン面での制約があった。
実開昭60−141272号公報
前記提案はメッセージ部分に感温変色性色素を直接塗着するか、又は片面に感温変色性色素を塗着した粘着シールを貼付することにより隠蔽し、感温変色性色素が体温と同程度の温度になったときに、隠蔽部分が消色又は変色してメッセージが現出するものである。
しかし、前記隠蔽方法においては、メッセージ等を完全に隠蔽する為に感温変色性色素を厚く塗着したり、黒色や茶色等の暗色を用いる必要があり、加熱消色させた際も完全に消色せず色残りを生じ、隠蔽したメッセージ等が視認し難くなるという問題がある。
また、前記隠蔽方法においては、抜き柄や線画によって隠蔽部分を形成することができないので、デザイン面での制約があった。
本考案は、従来の熱変色性材料の色変化に較べ、薄い塗着や黒色や茶色等の暗色以外の色でもメッセージ等をより確実に隠蔽することができると共に、抜き柄や線画によって様々なデサインで隠蔽部分を形成し、光輝性を有し、キラキラ光る様相を呈する色彩に富んだ金属光沢調熱変色性ラベルを提供しようとするものである。
本考案の金属光沢調熱変色性ラベル1は、透明性を有する支持体4上に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に金属光沢顔料を含む金属光沢層2を積層させてなり、前記支持体4の裏面に粘着層6を設けることを要件とする。
また、透明性を有する支持体4上に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に粘着層6を積層させてなり、前記支持体4の逆側に金属光沢顔料を含む金属光沢層2を設けることを要件とする。
また、透明性を有する支持体4の表面に、金属光沢顔料を含む金属光沢層2を形成し、該金属光沢層2上に電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に粘着層6を積層させてなることを要件とする。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1が、
(HP1)−(HP2)>40 〔1〕
HP1:可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
HP2:可逆熱変色層の消色時の隠蔽率
を満たすこと、前記金属光沢層2が抜き柄、又は線画で形成されること、前記金属光沢調熱変色性ラベル1が、
(V1)−(V2)>0.5 〔2〕
V1:可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
V2:金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値
を満たすと共に、金属光沢層2が積層されていない可逆熱変色層3の明度値が着色時5以下であること等を要件とし、前記金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法を説明した文章を設けたラベルを併設してなること、前記金属光沢調熱変色性ラベル1に、該金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法を説明した文章を設けたこと等を要件とする。
また、透明性を有する支持体4上に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に粘着層6を積層させてなり、前記支持体4の逆側に金属光沢顔料を含む金属光沢層2を設けることを要件とする。
また、透明性を有する支持体4の表面に、金属光沢顔料を含む金属光沢層2を形成し、該金属光沢層2上に電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層3を形成し、該可逆熱変色層3上に粘着層6を積層させてなることを要件とする。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1が、
(HP1)−(HP2)>40 〔1〕
HP1:可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
HP2:可逆熱変色層の消色時の隠蔽率
を満たすこと、前記金属光沢層2が抜き柄、又は線画で形成されること、前記金属光沢調熱変色性ラベル1が、
(V1)−(V2)>0.5 〔2〕
V1:可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
V2:金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値
を満たすと共に、金属光沢層2が積層されていない可逆熱変色層3の明度値が着色時5以下であること等を要件とし、前記金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法を説明した文章を設けたラベルを併設してなること、前記金属光沢調熱変色性ラベル1に、該金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法を説明した文章を設けたこと等を要件とする。
本考案は、透明性を有する支持体4上に、金色、銀色、その他多彩なメタリック色等の輝度の高い金属光沢色と、可逆熱変色層3とを積層することにより、様々な装飾性を付与することができると共に、可逆熱変色層3の色変化においてメッセージ等を隠蔽及び視認することが可能となる金属光沢調熱変色性ラベル1を提供できる。
前記可逆熱変色層3上に設ける金属光沢層2について説明する。
前記金属光沢層2は、天然雲母、合成雲母、偏平ガラス片、又は薄片状酸化アルミニウムから選ばれる材料を芯物質とし、金属酸化物で被覆した金属光沢顔料或いはコレステリック液晶型光輝性顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた層である。
前記金属光沢層2は、天然雲母、合成雲母、偏平ガラス片、又は薄片状酸化アルミニウムから選ばれる材料を芯物質とし、金属酸化物で被覆した金属光沢顔料或いはコレステリック液晶型光輝性顔料をバインダー樹脂に分散状態に固着させた層である。
天然雲母の微粒子を芯物質とする金属光沢顔料は、天然雲母粒子の表面に酸化チタンを被覆したもの、前記酸化チタンの上層に酸化鉄を被覆させたもの、或いは非熱変色性染顔料を被覆(好適には、0.5〜10重量%を被覆)させたもの、等が有効であり、更に具体的には、天然雲母の表面を41〜44重量%の酸化チタンで被覆した粒度が5〜50μmの金色金属光沢顔料、天然雲母の表面を30〜38重量%の酸化チタンで被覆し、その上に0.5〜10重量%の非熱変色性有色顔料を被覆した粒度が5〜60μmの金色金属光沢顔料、天然雲母の表面を16〜39重量%の酸化チタンで被覆した粒度が5〜100μmの銀色金属光沢顔料、天然雲母の表面を45〜58重量%の酸化チタンで被覆したメタリック色金属光沢顔料、天然雲母の表面を45〜58重量%の酸化チタンで被覆し、その上に0.5〜10重量%の非熱変色性有色染顔料を被覆したメタリック色金属光沢顔料等が挙げられる。
前記天然雲母の表面を金属酸化物で被覆したものとしては、具体的には、メルク社製の商品名「イリオジン」品番:100(粒度分布10〜60μm:シルバー)、205(粒度分布10〜60μm:プラチナゴールド)、225(粒度分布10〜60μm:パールブルー)、235(粒度分布10〜60μm:パールグリーン)、エンゲルハード社製の商品名「ルミナカラーズ」品番:ルミナゴールド(粒度分布10〜48μm:金色)、ルミナレッド(粒度分布10〜48μm:メタリックレッド)、ルミナレッドブルー(粒度分布10〜48μm:メタリックブルー)、ルミナアクアブルー(粒度分布10〜48μm:メタリックブルー)、ルミナグリーン(粒度分布10〜48μm:メタリックグリーン)、ルミナターコイズ(粒度分布10〜48μm:メタリックグリーン)等を例示できる。
前記天然雲母の表面を金属酸化物で被覆したものとしては、具体的には、メルク社製の商品名「イリオジン」品番:100(粒度分布10〜60μm:シルバー)、205(粒度分布10〜60μm:プラチナゴールド)、225(粒度分布10〜60μm:パールブルー)、235(粒度分布10〜60μm:パールグリーン)、エンゲルハード社製の商品名「ルミナカラーズ」品番:ルミナゴールド(粒度分布10〜48μm:金色)、ルミナレッド(粒度分布10〜48μm:メタリックレッド)、ルミナレッドブルー(粒度分布10〜48μm:メタリックブルー)、ルミナアクアブルー(粒度分布10〜48μm:メタリックブルー)、ルミナグリーン(粒度分布10〜48μm:メタリックグリーン)、ルミナターコイズ(粒度分布10〜48μm:メタリックグリーン)等を例示できる。
合成雲母の微粒子を芯物質とする金属光沢顔料は、前記天然雲母の系に較べて、不純物や鉄等の着色因子となる金属イオンの含有量が少なく、光輝性に富み、キラキラ光る様相を呈する。具体的には、合成雲母の表面を酸化チタンを主成分とする金属酸化物で被覆してなる、平均の厚みが0.1〜5μmであり、平均粒子径が2〜1000μmのものが有効である。前記金属酸化物の被覆率によって、金色、銀色、或いはメタリック色の金属光沢を呈し、透明性に富み、下層の可逆熱変色層3の色調を明瞭に視認させることができる。
合成雲母としては、KMg3(AlSi3O10)F2が挙げられる。前記雲母の形状は特定されないが、偏平形状や鱗片形状のものを例示できる。合成雲母の表面を被覆する金属酸化物としては、チタン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、鉄等の金属酸化物を例示できるが、好適には酸化チタンを主成分とする金属酸化物が挙げられ、平均の厚みが0.1〜5μmであり、平均粒子径が2〜1000μm、好ましくは、2〜500μm、更に好ましくは、2〜200μmのものが有効である。ここで、前記平均粒子径は、レーザー回折説法で測定した平均粒子径を示し、体積基準のメジアン径が累積分布の50%に相当する粒子径である。
前記合成雲母の表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料としては、具体的には、日本光研工業(株)製の商品名「アルティミカ」品番:SB−100(5〜30μm:銀色)、SD−100(10〜60μm:銀色)、SE−100(15〜100μm:銀色)、SF−100(44〜150μm:銀色)、SH−100(150〜600μm:銀色)、YB−100(5〜30μm:金色)、YD−100(10〜60μm:金色)、YE−100(15〜100μm:金色)、YF−100(44〜150μm:金色)、RB−100(5〜300μm:メタリックレッド)、RD−100(10〜60μm:メタリックレッド)、RE−100(15〜100μm:メタリックレッド)、RF−100(44〜150μm:メタリックレッド)、RBB−100(5〜30μm:メタリックパープル)、RBD−100(10〜60μm:メタリックパープル)、RBE−100(15〜100μm:メタリックパープル)、RBF−100(44〜150μm:メタリックパープル)、VB−100(5〜30μm:メタリックバイオレット)、VD−100(10〜60μm:メタリックバイオレット)、VE−100(15〜100μm:メタリックバイオレット)、VF−100(44〜150μm:メタリックバイオレット)、BB−100(5〜30μm:メタリックブルー)、BD−100(10〜60μm:メタリックブルー)、BE−100(15〜100μm:メタリックブルー)、BF−100(44〜150μm:メタリックブルー)、GB−100(5〜30μm:メタリックグリーン)、GD−100(10〜60μm:メタリックグリーン)、GE−100(15〜100μm:メタリックグリーン)、GF−100(44〜150μm:メタリックグリーン)等を例示できる。
合成雲母としては、KMg3(AlSi3O10)F2が挙げられる。前記雲母の形状は特定されないが、偏平形状や鱗片形状のものを例示できる。合成雲母の表面を被覆する金属酸化物としては、チタン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、鉄等の金属酸化物を例示できるが、好適には酸化チタンを主成分とする金属酸化物が挙げられ、平均の厚みが0.1〜5μmであり、平均粒子径が2〜1000μm、好ましくは、2〜500μm、更に好ましくは、2〜200μmのものが有効である。ここで、前記平均粒子径は、レーザー回折説法で測定した平均粒子径を示し、体積基準のメジアン径が累積分布の50%に相当する粒子径である。
前記合成雲母の表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料としては、具体的には、日本光研工業(株)製の商品名「アルティミカ」品番:SB−100(5〜30μm:銀色)、SD−100(10〜60μm:銀色)、SE−100(15〜100μm:銀色)、SF−100(44〜150μm:銀色)、SH−100(150〜600μm:銀色)、YB−100(5〜30μm:金色)、YD−100(10〜60μm:金色)、YE−100(15〜100μm:金色)、YF−100(44〜150μm:金色)、RB−100(5〜300μm:メタリックレッド)、RD−100(10〜60μm:メタリックレッド)、RE−100(15〜100μm:メタリックレッド)、RF−100(44〜150μm:メタリックレッド)、RBB−100(5〜30μm:メタリックパープル)、RBD−100(10〜60μm:メタリックパープル)、RBE−100(15〜100μm:メタリックパープル)、RBF−100(44〜150μm:メタリックパープル)、VB−100(5〜30μm:メタリックバイオレット)、VD−100(10〜60μm:メタリックバイオレット)、VE−100(15〜100μm:メタリックバイオレット)、VF−100(44〜150μm:メタリックバイオレット)、BB−100(5〜30μm:メタリックブルー)、BD−100(10〜60μm:メタリックブルー)、BE−100(15〜100μm:メタリックブルー)、BF−100(44〜150μm:メタリックブルー)、GB−100(5〜30μm:メタリックグリーン)、GD−100(10〜60μm:メタリックグリーン)、GE−100(15〜100μm:メタリックグリーン)、GF−100(44〜150μm:メタリックグリーン)等を例示できる。
偏平ガラス片を芯物質とし、その表面を酸化チタンで被覆した金属光沢顔料としては、酸化チタンの被覆率により金色、銀色、或いはメタリック色の金属光沢顔料を挙げることができ、更に具体的には、鱗片状のガラス片を酸化チタンで被覆した日本板硝子(株)製の商品名「メタシャイン」品番:RCFSX−5450TS(6041)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度450±145μm、金色〕、RCFSX−5200TS(6042)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度200±70μm、銀色〕、RCFSX−5140TS(6043)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度140±45μm、銀色〕、RCFSX−5080TS(6044)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度80±30μm、銀色〕、RCFSX−2080TS(6046)〔平均厚さ2±1μm、平均粒度80±30μm、銀色〕、RCFSX−K120TS(6043)〔平均厚さ20±5μm、平均粒度120±20μm、銀色〕、RCFSX−5090RC(8052)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度90±30μm、金色〕、RCFSX−5090RC(8053)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度90±30μm、メタリックグリーン〕、RCFSX−5090RC(8069)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度90±30μm、メタリックブルー〕、RCFSX−5090RC(8070)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度90±30μm、メタリックパープル〕、RCFSX−5090RC(8071)〔平均厚さ5±2μm、平均粒度90±30μm、メタリックレッド〕、RCFSX−1040RC(9543)〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、銀色〕、RCFSX−1040RC(9544)〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、金色〕、RCFSX−1040RC(9546)〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、メタリックレッド〕、RCFSX−1040RC(9548)〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm 、メタリックブルー〕、RCFSX−1040RC(9549)〔平均厚さ1μm、平均粒度40μm、メタリックグリーン〕、RCFSX−1020RC(9550)〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、銀色〕、RCFSX−1020RC(9551)〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、金色〕、RCFSX−1020RC(9553)〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、メタリックレッド〕、RCFSX−1020RC(9555)〔平均厚さ1μm、平均粒度20μm、メタリックブルー〕等を例示できる。
薄片状酸化アルミニウムを芯物質として、その表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料について述べる。
この種の金属光沢顔料は、芯物質が薄片状酸化アルミニウムであるから、天然雲母の系と比較して不純物の含有量が少なく、光輝性に優れている。
前記酸化アルミニウムの表面を被覆する金属酸化物としては、チタン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、鉄等の金属酸化物を例示できるが、好適には酸化チタンを主成分とする金属酸化物が適用され、前記金属酸化物の被覆率によって、金色、銀色、メタリック色等の金属光沢顔料が挙げられる。前記金属光沢顔料は平均の厚みが0.1〜5μmであり、平均粒子径が2〜200μmである。
前述の厚みと平均粒子径を示す金属光沢顔料を用いることにより、金属光沢層2の均一な光輝性と可逆感温多色変色層の変色による明瞭な色変化を呈することができる。ここで、前記平均粒子径は、レーザー回折説法で測定した平均粒子径を示し、体積基準のメジアン径が累積分布の50%に相当する粒子径である。
前記薄片状酸化アルミニウムの表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料としては、具体的には、メルク社製の商品名「シラリック」品番:T50−10(10〜30μm:銀色)、T60−10WNT(10〜30μm:銀色)、T60−20WNT(10〜30μm:金色)、T60−24WNT(10〜30μm:メタリックグリーン)、T60−23WNT(10〜30μm:メタリックブルー)等を例示できる。
この種の金属光沢顔料は、芯物質が薄片状酸化アルミニウムであるから、天然雲母の系と比較して不純物の含有量が少なく、光輝性に優れている。
前記酸化アルミニウムの表面を被覆する金属酸化物としては、チタン、ジルコニウム、クロム、バナジウム、鉄等の金属酸化物を例示できるが、好適には酸化チタンを主成分とする金属酸化物が適用され、前記金属酸化物の被覆率によって、金色、銀色、メタリック色等の金属光沢顔料が挙げられる。前記金属光沢顔料は平均の厚みが0.1〜5μmであり、平均粒子径が2〜200μmである。
前述の厚みと平均粒子径を示す金属光沢顔料を用いることにより、金属光沢層2の均一な光輝性と可逆感温多色変色層の変色による明瞭な色変化を呈することができる。ここで、前記平均粒子径は、レーザー回折説法で測定した平均粒子径を示し、体積基準のメジアン径が累積分布の50%に相当する粒子径である。
前記薄片状酸化アルミニウムの表面を金属酸化物で被覆した金属光沢顔料としては、具体的には、メルク社製の商品名「シラリック」品番:T50−10(10〜30μm:銀色)、T60−10WNT(10〜30μm:銀色)、T60−20WNT(10〜30μm:金色)、T60−24WNT(10〜30μm:メタリックグリーン)、T60−23WNT(10〜30μm:メタリックブルー)等を例示できる。
前記コレステリック液晶型光輝性顔料について説明する。
コレステリック液晶型光輝性顔料として用いられる液晶ポリマーは光の干渉効果によって広いスペクトル領域で入射する光の一部の領域のみが反射し、これ以外の領域は全て光が透過する性質を有する。反射スペクトルの領域は、らせん状のポリマーのピッチ幅、及び材料の屈折率によって決まり、また、反射スペクトル領域は左、及び右らせんに偏光した光線成分に分割され、その際、らせんの回転方向に応じて一方は反射され、他方は透過させることが可能となる。これによりコレステリック液晶型光輝性材料は全体的なスペクトル領域にわたり、透過、及び反射する性質、即ち、優れた金属光沢と視点により色調が変化するカラーフロップ性を有する。
また、前記コレステリック液晶型光輝性顔料は、光輝性と共に透明性も有する。
前記コレステリック液晶型光輝性顔料として具体的には、メソジェンを側鎖に持つシロキサン骨格をベースとした材料を例示できる。
コレステリック液晶型光輝性顔料として用いられる液晶ポリマーは光の干渉効果によって広いスペクトル領域で入射する光の一部の領域のみが反射し、これ以外の領域は全て光が透過する性質を有する。反射スペクトルの領域は、らせん状のポリマーのピッチ幅、及び材料の屈折率によって決まり、また、反射スペクトル領域は左、及び右らせんに偏光した光線成分に分割され、その際、らせんの回転方向に応じて一方は反射され、他方は透過させることが可能となる。これによりコレステリック液晶型光輝性材料は全体的なスペクトル領域にわたり、透過、及び反射する性質、即ち、優れた金属光沢と視点により色調が変化するカラーフロップ性を有する。
また、前記コレステリック液晶型光輝性顔料は、光輝性と共に透明性も有する。
前記コレステリック液晶型光輝性顔料として具体的には、メソジェンを側鎖に持つシロキサン骨格をベースとした材料を例示できる。
前記コレステリック液晶型光輝性顔料として、具体的にはワッカーケミー社製の商品名「ヘリコーンHC」、品番:Sapphire(SLM90020)〔青色→暗色〕、Scarabeus(SLM90120)〔緑色→青色〕、Jade(SLM90220)〔金色→緑青色〕、Maple(SLM90320)〔赤銅色→緑色〕等を例示できる。
前記コレステリック液晶型光輝性顔料は平均の厚みが3〜15μm、好ましくは5〜10μmの範囲であり、平均の粒度が1〜100μm、好ましくは10〜60μmの範囲が好適に用いられる。
平均の厚み、粒度が前記範囲外の場合、光輝性やカラーフロップ性が損なわれたり、層中での光輝性顔料の配向及び安定性に悪影響を及ぼすこともあり、実用が制限される。
平均の厚み、粒度が前記範囲外の場合、光輝性やカラーフロップ性が損なわれたり、層中での光輝性顔料の配向及び安定性に悪影響を及ぼすこともあり、実用が制限される。
前記した各種金属光沢顔料は、ビヒクル中に適宜量を分散させて、塗料又は印刷インキ形態として、従来より公知の塗布方法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装等の手段により、透明性を有する支持体4上又は可逆熱変色層3に金属光沢層2を形成する。
また前記透明性金属光沢顔料は一種類、又は二種類以上を併用して用いることもでき、更に従来より公知のアルミニウム等の金属光沢顔料、染料、顔料、蛍光顔料、蓄光顔料等を併用して用いることもできる。
更には、前記金属光沢顔料を熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を金属光沢層として用いてもよい。
また前記透明性金属光沢顔料は一種類、又は二種類以上を併用して用いることもでき、更に従来より公知のアルミニウム等の金属光沢顔料、染料、顔料、蛍光顔料、蓄光顔料等を併用して用いることもできる。
更には、前記金属光沢顔料を熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を金属光沢層として用いてもよい。
前記可逆熱変色層3は、層中に可逆熱変色性組成物を含むものであり、前記組成物は電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体の三成分を含む組成物が好適に用いられる。具体的には、特公昭51−35414号公報、特公昭51−44706号公報、特開平7−186540号公報に記載されている可逆熱変色性組成物が挙げられる。
また、本出願人が提案した特公平1−29398号公報に記載した如き、温度変化による色濃度−温度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感度の熱変色性組成物が挙げられる。
前記は所定の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス幅(ΔH)を示して変色するタイプである。
また、本出願人が提案した特公平1−29398号公報に記載した如き、温度変化による色濃度−温度曲線に関し、3℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感度の熱変色性組成物が挙げられる。
前記は所定の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要する熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、所謂、温度変化による温度−色濃度について小さいヒステリシス幅(ΔH)を示して変色するタイプである。
又、本出願人が提案した特公平4−17154号公報に記載されている、大きなヒステリシス特性を示して変色する感温変色性色彩記憶性熱変色性組成物、即ち、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から温度を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプの変色材であり、低温側変色点と高温側変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以下又は高温側変色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持できる特徴を有する熱変色性組成物も有効である。
前記した可逆熱変色性組成物は、そのままの適用でも有効であるが、マイクロカプセルに内包して使用するのが好ましい。それは、種々の使用条件において可逆熱変色性組成物は同一の組成に保たれ、同一の作用効果を奏することができるからである。
前記微小カプセルに内包させることにより、化学的、物理的に安定なマイクロカプセル顔料を構成でき、粒子径0.1〜100μm、好ましくは3〜30μmの範囲が実用性を満たす。
尚、マイクロカプセル化は、従来より公知の界面重合法、in Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
前記微小カプセルに内包させることにより、化学的、物理的に安定なマイクロカプセル顔料を構成でき、粒子径0.1〜100μm、好ましくは3〜30μmの範囲が実用性を満たす。
尚、マイクロカプセル化は、従来より公知の界面重合法、in Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
前記可逆熱変色性組成物をビヒクル中に分散したインキや塗料を用いて、前記した従来より公知の方法により可逆熱変色層3を形成できる。
更には、前記可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料を、熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を可逆熱変色層3として用いてもよい。尚、この場合は可逆熱変色層3が支持体の役割を果たすので透明支持体4は必要としない。
更には、前記可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料を、熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を可逆熱変色層3として用いてもよい。尚、この場合は可逆熱変色層3が支持体の役割を果たすので透明支持体4は必要としない。
また、電子供与性呈色性有機化合物、フェノール性水酸基を有する化合物及び前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体の三者の均質相溶体を塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂等に微粒子状に分散させて得られる、特開平6−135144号公報に記載の熱変色性材料を用いて可逆熱変色層3を形成することもできる。
前述した可逆熱変色層3には、非熱変色性有色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層3の色変化を多彩に構成することもできる。
前記支持体4としては透明性を有するものであれば汎用のものを使用でき、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等が例示できる。
また、支持体4が透明性を示すので、金属光沢層2の上層に設けることもできるし、可逆熱変色層3と金属光沢層2の間に介在させることもできる。尚、前記透明性とは無色透明の他、半透明、着色透明、着色半透明であってもよい。
また、支持体4が透明性を示すので、金属光沢層2の上層に設けることもできるし、可逆熱変色層3と金属光沢層2の間に介在させることもできる。尚、前記透明性とは無色透明の他、半透明、着色透明、着色半透明であってもよい。
前記粘着層6に用いられる粘着剤としては、従来より汎用のアクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、スチレン−ブタジエン共重合体、ビニルエーテル共重合体、天
然ゴム等、更には公知のタック付与剤等を適宜単独または併用して使用できる。
然ゴム等、更には公知のタック付与剤等を適宜単独または併用して使用できる。
前記金属光沢調熱変色ラベル1の最上層にはトップコート層(保護層5)を設けて耐久性や耐水性を向上させることもできる。
更に、前記金属光沢調熱変色ラベル1の最上層、或いは、各層間には光安定剤層を適宜設けることができる。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキシドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態に固着した層であり、前記した可逆熱変色層3或いは金属光沢層2の調製に準じて形成できる。
尚、前記最上層に光安定剤層を設けることで、耐久性や耐水性に加えて可逆熱変色層3の耐光性も付与できるためより好適である。
更に、前記金属光沢調熱変色ラベル1の最上層、或いは、各層間には光安定剤層を適宜設けることができる。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収剤、酸化防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スーパーオキシドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態に固着した層であり、前記した可逆熱変色層3或いは金属光沢層2の調製に準じて形成できる。
尚、前記最上層に光安定剤層を設けることで、耐久性や耐水性に加えて可逆熱変色層3の耐光性も付与できるためより好適である。
次に、金属光沢調熱変色ラベル1の隠蔽率について説明する。
前記金属光沢調熱変色ラベル1を隠蔽用に用いる場合、隠蔽部を確実に隠し、温度変化により鮮明に現出させるためには、
(HP1)−(HP2)>40 〔1〕
HP1:可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
HP2:可逆熱変色層の消色時の隠蔽率
を満たすことが好ましい。これは、前記金属光沢調熱変色ラベル1の金属光沢色から透明への変化が可逆熱変色層3の光吸収によって生じることから、可逆熱変色層3の発色時の隠蔽率(HP1)と、消色時の隠蔽率(HP2)との差が40より低い場合、発色時に隠蔽部が透けて見えてしまったり、消色時に残色によって光が反射或いは吸収され、隠蔽部に金属光沢像が常に視覚され、隠蔽文字が視認し難くなることがあるためである。
前記金属光沢調熱変色ラベル1を隠蔽用に用いる場合、隠蔽部を確実に隠し、温度変化により鮮明に現出させるためには、
(HP1)−(HP2)>40 〔1〕
HP1:可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
HP2:可逆熱変色層の消色時の隠蔽率
を満たすことが好ましい。これは、前記金属光沢調熱変色ラベル1の金属光沢色から透明への変化が可逆熱変色層3の光吸収によって生じることから、可逆熱変色層3の発色時の隠蔽率(HP1)と、消色時の隠蔽率(HP2)との差が40より低い場合、発色時に隠蔽部が透けて見えてしまったり、消色時に残色によって光が反射或いは吸収され、隠蔽部に金属光沢像が常に視覚され、隠蔽文字が視認し難くなることがあるためである。
前記隠蔽率とは、メッセージ等隠蔽したい部分を覆い隠す性能を表したものであり、色差計にて測定された視感反射率(Y値)から導き出される値である。
隠蔽率の算出方法としては、黒地、白地の各隠蔽率試験用紙に前記ラベルを貼り合わせて色差計(東京電色株式会社製、TC−3600色差計)にて視感反射率(Y値)を測定した後、次式によって算出する。
HP=(B/W)×100
HP:隠蔽率(%)
B:黒地の隠蔽率試験用紙にラベルを貼り合わせて測定した視感反射率(Y値)
W:白地の隠蔽率試験用紙にラベルを貼り合わせて測定した視感反射率(Y値)
前記隠蔽率の値が高い程、濁度が高くなり隠蔽したメッセージ等を確実に隠蔽することができる。
又、隠蔽率の値が低い程、透明度が高くなり隠蔽したメッセージ等の色調や内容が識別できるようになる。
白地の隠蔽率試験用紙としては白色合成紙を用い、黒地の隠蔽率試験用紙としては前記白色合成紙上に黒色の塗料を塗布したものを用いる。尚、前記隠蔽率試験用紙としては、白地の場合は反射率が80±1、黒地の場合は反射率が2以下のものが用いられる。
隠蔽率の算出方法としては、黒地、白地の各隠蔽率試験用紙に前記ラベルを貼り合わせて色差計(東京電色株式会社製、TC−3600色差計)にて視感反射率(Y値)を測定した後、次式によって算出する。
HP=(B/W)×100
HP:隠蔽率(%)
B:黒地の隠蔽率試験用紙にラベルを貼り合わせて測定した視感反射率(Y値)
W:白地の隠蔽率試験用紙にラベルを貼り合わせて測定した視感反射率(Y値)
前記隠蔽率の値が高い程、濁度が高くなり隠蔽したメッセージ等を確実に隠蔽することができる。
又、隠蔽率の値が低い程、透明度が高くなり隠蔽したメッセージ等の色調や内容が識別できるようになる。
白地の隠蔽率試験用紙としては白色合成紙を用い、黒地の隠蔽率試験用紙としては前記白色合成紙上に黒色の塗料を塗布したものを用いる。尚、前記隠蔽率試験用紙としては、白地の場合は反射率が80±1、黒地の場合は反射率が2以下のものが用いられる。
前記金属光沢調熱変色ラベル1の明度値は、
(V1)−(V2)>0.5 〔2〕
V1:可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
V2:金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値
を満たすことが好ましい。
前記式〔2〕の値が0.5以下の場合、積層部が金属光沢顔料に相応する色彩を明瞭に視覚させ難くなったり、積層部の金属光沢色が明瞭に視覚されても、金属光沢層2の積層部と積層されていない部分のコントラストが現出し難く、デザイン性に欠けたものとなる。
また、抜き柄、線画等により金属光沢層2を積層していない可逆熱変色層3においては、発色状態の色濃度における明度値が6以下であることが好ましい。6より大きい値では可逆熱変色層3の下部が透けてしまい隠蔽性が不充分となる。
(V1)−(V2)>0.5 〔2〕
V1:可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
V2:金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値
を満たすことが好ましい。
前記式〔2〕の値が0.5以下の場合、積層部が金属光沢顔料に相応する色彩を明瞭に視覚させ難くなったり、積層部の金属光沢色が明瞭に視覚されても、金属光沢層2の積層部と積層されていない部分のコントラストが現出し難く、デザイン性に欠けたものとなる。
また、抜き柄、線画等により金属光沢層2を積層していない可逆熱変色層3においては、発色状態の色濃度における明度値が6以下であることが好ましい。6より大きい値では可逆熱変色層3の下部が透けてしまい隠蔽性が不充分となる。
また、金属光沢層2を積層してなる可逆熱変色層3は、発色状態の色濃度における明度値が6以下、消色状態の無色の明度値が8以上の層が効果的である。発色状態の色濃度の明度値が6以下の場合、上層にある金属光沢層2を透過した光を十分吸収する能力があり、金属光沢顔料に相応する色彩を明瞭に視覚させる。しかし、発色状態の明度値が6を越える場合、金属光沢層2を透過した光を十分吸収できなくなり、一部は反射してしまうため、明瞭な金属光沢色に見えなくなる。一方、消色状態の無色の明度値が8以上の場合、金属光沢顔料を透過した光を十分反射する能力があるため、金属光沢層2で反射した光と可逆熱変色層3で反射した光が混合し、白色光に戻るため無色に見える。しかし、消色状態の明度値が8未満の場合、金属光沢層2を透過した光を十分反射できなくなり、一部吸収するため無色にはならず、着色状態にあって金属色が残る。
更に、可逆熱変色層3が熱変色性材料と非変色性染顔料が混合された系では、発色状態の色濃度の明度値(V’1)が6以下、消色状態の明度値(V’2)が8以上であり、且つ、(V’2)−(V’1)>1の関係を満たすことが必要である。
この系では、可逆熱変色層3の消色状態が前記非変色性染顔料の混合により有色となるため、明度値が小さくなり、前記染顔料の色によって変動する。例えば、黄色、橙色等では比較的明度値が大きく、逆に赤色、紫色等では明度値は小さくなる。しかし、満足する色変化を得るためには消色状態の明度値と発色状態の明度値の差が1より大きくなる必要があり、1以下の場合にはコントラストが小さすぎて鮮明な色変化を示さない。このような条件下で6以上の明度値であれば、例えば、金色から有色、有色から金色の可逆的変化を呈することができる。しかし、6未満では下地の混合色層の色濃度が濃くなりすぎ、透過光を吸収するので金色が消色状態でも見えてしまう。
この系では、可逆熱変色層3の消色状態が前記非変色性染顔料の混合により有色となるため、明度値が小さくなり、前記染顔料の色によって変動する。例えば、黄色、橙色等では比較的明度値が大きく、逆に赤色、紫色等では明度値は小さくなる。しかし、満足する色変化を得るためには消色状態の明度値と発色状態の明度値の差が1より大きくなる必要があり、1以下の場合にはコントラストが小さすぎて鮮明な色変化を示さない。このような条件下で6以上の明度値であれば、例えば、金色から有色、有色から金色の可逆的変化を呈することができる。しかし、6未満では下地の混合色層の色濃度が濃くなりすぎ、透過光を吸収するので金色が消色状態でも見えてしまう。
前記した可逆熱変色層3の発消色時の明度値とは、無彩色の配列において、完全な黒を0、完全な白を10として、その間の明るさの感覚の差が等間隔になるように分割したマンセル色票計の明度値を示し、有彩色の明度値は有彩色の明るさの感覚がこれと等しい無彩色の明度値を示す。即ち、明度値が小さい程、黒色に近く、明度値が大きい程白色に近いため、可視光線をどの程度吸収し、どの程度反射するかの指標に使うことができ、この指標は金属光沢層2を透過した光線がその下層にある可逆熱変色層3でどのように反射、吸収するかを示すことになる。
従って、積層部の可逆熱変色層3が6以下の明度値であれば、金属光沢顔料を透過した可視光線を充分吸収できる能力をもち、その結果として金属光沢顔料を透過した可視光線を充分吸収して所望の金属光沢色を視覚させる。逆に8以上の明度値では、金属光沢層2を透過した可視光線を反射することになるので、金属光沢層2で反射した光と可逆熱変色層3で反射した光の両方を一緒に視覚することになるため、金属光沢色を視覚させない。即ち、熱変色性材料の変色温度以下で金属光沢色に見え、変色温度以上で金属光沢色が消える特性を有するか否かの指標である。
尚、本発明に示す明度値は、東京電色株式会社製TC−3600色差計を用いて求めた値であり、白色の塩化ビニールシート表面に試料をスプレー塗装し、乾燥後の厚み40μmの可逆熱変色層3を形成して、発色状態及び消色状態の明度値を測定して得られる。
尚、本発明に示す明度値は、東京電色株式会社製TC−3600色差計を用いて求めた値であり、白色の塩化ビニールシート表面に試料をスプレー塗装し、乾燥後の厚み40μmの可逆熱変色層3を形成して、発色状態及び消色状態の明度値を測定して得られる。
本発明の金属光沢調熱変色性ラベル1は、手紙、カード、ノート等に書かれたメッセージや文章等の文字、図柄や模様などの像に貼付して隠蔽する目的で使用できる。特にクリスマスカード、バースデーカード等のグリーティングカードや年賀状に使用する場合には、前記金属光沢調熱変色性ラベル1に描かれる像を干支やサンタクロースやバースデーケーキ等、カードの目的に関係する図柄で形成することにより季節感や統一感を与えると共に、金属光沢調熱変色性ラベル1が透過してメッセージ等が現れるという意外性を付与できる。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1において、金属光沢層2は可逆熱変色層3の上層、即ち、視覚される側に金属光沢層2を設け、下層に可逆熱変色層3を設けることにより、金属光沢を十分に発現でき、金属光沢層2の光反射効果により隠蔽性が向上する。更に、下層に設けた可逆熱変色層3の色変化によりラベル1の様相が変化すると共に、ラベル1全体が透過され、隠蔽されるメッセージ等が鮮明に現れる構成となる。
また、前記金属光沢層2を抜き柄又は線画で構成することにより、前記金属光沢調熱変色性ラベル1のデザイン性が向上すると共に、金属光沢顔料の使用量が減るのでコストを下げることもできる。
更に、前記金属光沢層2は、光吸収(或いは光反射)機能と光遮蔽性機能により、可逆熱変色層3の機能低下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくとも一部を吸収或いは反射し、可逆熱変色層3の耐光性を向上させる効果も有する。
また、前記金属光沢層2を抜き柄又は線画で構成することにより、前記金属光沢調熱変色性ラベル1のデザイン性が向上すると共に、金属光沢顔料の使用量が減るのでコストを下げることもできる。
更に、前記金属光沢層2は、光吸収(或いは光反射)機能と光遮蔽性機能により、可逆熱変色層3の機能低下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくとも一部を吸収或いは反射し、可逆熱変色層3の耐光性を向上させる効果も有する。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を隠蔽したい文字や像が隠れるように貼付することで確実に隠蔽でき、第三者に内容を見られることがなくなる。また、前記ラベル1を指や掌等で加温すると隠蔽部が透過されるので、特別な道具を必要とせず、手間等もかからない。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1をバースデーカード等の対象物に貼付し、メッセージ等を隠蔽した際、受取人に該金属光沢調熱変色性ラベル1の加温によりメッセージが現れることを知らせる目的で、該金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法が書かれた非熱変色ラベルを併設し貼付したり、前記金属光沢調熱変色性ラベル1に非変色文字で使用方法を記載することで、受取人が前記ラベル1の加温によりメッセージが現出することを知り、隠蔽される文字や像を確実に視認できる。
以下に実施例を示すが、本考案はこれに限定されるものではない。尚、実施例中の部は重量部である。
実施例1
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
次に、前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得た金属光沢インキを用いて、スクリーン印刷によりベタ柄の金属光沢層2を設けた。
更に、前記金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図1)。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
次に、前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得た金属光沢インキを用いて、スクリーン印刷によりベタ柄の金属光沢層2を設けた。
更に、前記金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図1)。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温でベタ柄のメタリックピンク色を呈し、34℃以上に加温するとメタリックピンク色が消色して透明となった。更に、透明に変色した金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると再びベタ柄のメタリックピンク色を呈した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると68.8であり、条件を満たすものであった。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると68.8であり、条件を満たすものであった。
実施例2
厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層3を設けた後、その上層に粘着層6を積層した。
更に、前記支持体4の裏面に、実施例1と同様の金属光沢インキを用いてベタ柄の金属光沢層2を設け、更に粘着層6を積層させることで金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図2)。
厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層3を設けた後、その上層に粘着層6を積層した。
更に、前記支持体4の裏面に、実施例1と同様の金属光沢インキを用いてベタ柄の金属光沢層2を設け、更に粘着層6を積層させることで金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図2)。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1は、実施例1と同様に室温でベタ柄のメタリックピンク色を呈し、34℃以上に加温するとメタリックピンク色が消色して透明となった。更に、透明に変色した金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると再びベタ柄のメタリックピンク色を呈した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると63.8であり、条件を満たすものであった。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると63.8であり、条件を満たすものであった。
実施例3
厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に実施例1と同様の金属光沢インキ、及び可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の金属光沢層2、可逆熱変色層3を積層させ、更に粘着層6を積層することで金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図3)。
厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に実施例1と同様の金属光沢インキ、及び可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の金属光沢層2、可逆熱変色層3を積層させ、更に粘着層6を積層することで金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図3)。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1は、実施例1と同様に室温でベタ柄のメタリックピンク色を呈し、34℃以上に加温するとメタリックピンク色が消色して透明となった。更に、透明に変色した金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると再びベタ柄のメタリックピンク色を呈した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると64.8であり、条件を満たすものであった。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると64.8であり、条件を満たすものであった。
実施例4
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の印刷層を設けた後に、実施例1と同様の金属光沢インキを用いて「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層2を積層した。
更に、前記金属光沢層2の表面に厚み20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に「獅子舞シールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法を非変色性インキを用いて印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の印刷層を設けた後に、実施例1と同様の金属光沢インキを用いて「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層2を積層した。
更に、前記金属光沢層2の表面に厚み20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に「獅子舞シールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法を非変色性インキを用いて印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を同一の剥離紙8上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックピンク色の「獅子舞」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を同一の剥離紙8上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックピンク色の「獅子舞」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると68.8であり、条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.40、であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると1.50であり、いずれも条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.40、であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると1.50であり、いずれも条件を満たすものであった。
実施例5
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下で青色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた後に、前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷によりバースデーケーキの抜き柄の金属光沢層2を積層した。
更に、支持体4上の可逆熱変色層3が印刷されていない部分に、一般の非変色性インキを用いて、金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法「バースデーケーキシールをあたためてください」の文字柄を印刷し、非変色層7を設けた。
次に、前記金属光沢層2及び非変色層7の上に、厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図5)。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下で青色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた後に、前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷によりバースデーケーキの抜き柄の金属光沢層2を積層した。
更に、支持体4上の可逆熱変色層3が印刷されていない部分に、一般の非変色性インキを用いて、金属光沢調熱変色性ラベル1の使用方法「バースデーケーキシールをあたためてください」の文字柄を印刷し、非変色層7を設けた。
次に、前記金属光沢層2及び非変色層7の上に、厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図5)。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、バースデーカードに書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で青色の背景にメタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1に設けられている使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄と青色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び青色の背景にメタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄が視認され、バースデーカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1に設けられている使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄と青色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び青色の背景にメタリックパープル色の「バースデーケーキ」柄が視認され、バースデーカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると63.8であり、条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.88であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時3.61で、式〔2〕に当てはめると1.27となり、いずれも条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.88であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時3.61で、式〔2〕に当てはめると1.27となり、いずれも条件を満たすものであった。
実施例6
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
この可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:シラリックT50−10、メルク社製)10部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン87部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「門松」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
更に、前記金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
また、前記支持体4上に前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に一般のスクリーン印刷用インキを用いて、「門松シールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
この可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:シラリックT50−10、メルク社製)10部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン87部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「門松」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
更に、前記金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
また、前記支持体4上に前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に一般のスクリーン印刷用インキを用いて、「門松シールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に非熱変色性インキで印刷された「コマ」柄を覆うように貼付すると共に、該年賀状の非印字部に前記注意書きラベルを貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で黒色の背景にメタリックシルバー色の「門松」柄が視認され、前記「コマ」柄は隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を注意書きラベルの使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックシルバー色の「門松」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明な「コマ」柄を視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックシルバー色の「門松」柄が視認され、年賀状に印刷された「コマ」柄を隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を注意書きラベルの使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックシルバー色の「門松」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明な「コマ」柄を視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックシルバー色の「門松」柄が視認され、年賀状に印刷された「コマ」柄を隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると61.5であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時5.78であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると2.88となり、いずれも条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時5.78であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると2.88となり、いずれも条件を満たしていた。
実施例7
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料〔商品名:メタシャインRCFSX−5090RC(8053)、日本板硝子(株)製〕15部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン82部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「サンタクロース」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
更に、金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムでラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に一般スクリーン印刷用インキを用い、「サンタクロースシールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムでラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いてベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料〔商品名:メタシャインRCFSX−5090RC(8053)、日本板硝子(株)製〕15部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン82部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「サンタクロース」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
更に、金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムでラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に一般スクリーン印刷用インキを用い、「サンタクロースシールをあたためてください」との金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムでラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、クリスマスカードに書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で黒色の背景にメタリックグリーン色の「サンタクロース」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を同一の剥離紙8上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックグリーン色の「サンタクロース」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックグリーン色の「サンタクロース」柄が視認され、クリスマスカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を同一の剥離紙8上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い34℃以上に加温すると、メタリックグリーン色の「サンタクロース」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックグリーン色の「サンタクロース」柄が視認され、クリスマスカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると68.9であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.49であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると1.59となり、いずれも条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.49であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると1.59となり、いずれも条件を満たしていた。
実施例8
厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、32℃以上で無色、15℃以下で黒色を呈する色彩記憶保持型可逆熱変色性顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。更に、前記可逆熱変色層3上に粘着層6及び剥離紙8を順次積層させた。
次に、前記支持体4の裏面(可逆熱変色層3を印刷していない面)に、金属光沢顔料(商品名:ルミナゴールド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「奴凧」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
更に、金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図6)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の裏面(金属光沢層2が印刷された側)に一般のスクリーン印刷用インキを用いて「やっこだこシールをあたためてください」という金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、32℃以上で無色、15℃以下で黒色を呈する色彩記憶保持型可逆熱変色性顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。更に、前記可逆熱変色層3上に粘着層6及び剥離紙8を順次積層させた。
次に、前記支持体4の裏面(可逆熱変色層3を印刷していない面)に、金属光沢顔料(商品名:ルミナゴールド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「奴凧」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
更に、金属光沢層2の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図6)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の裏面(金属光沢層2が印刷された側)に一般のスクリーン印刷用インキを用いて「やっこだこシールをあたためてください」という金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷し、更に表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設けた注意書きラベルを同一の剥離紙8上に併設した。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で黒色の背景にメタリックゴールド色の「奴凧」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を同一の剥離紙8上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い32℃以上に加温すると、メタリックゴールド色の「奴凧」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を15℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックゴールド色の「奴凧」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。
また、常温(25℃)においては前記いずれかの様相を互変的に記憶保持した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を同一の剥離紙8上に併設された注意書きラベルの使用方法に従い32℃以上に加温すると、メタリックゴールド色の「奴凧」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を15℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックゴールド色の「奴凧」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。
また、常温(25℃)においては前記いずれかの様相を互変的に記憶保持した。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると68.8であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時5.10であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると2.20となり、いずれも条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時5.10であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると2.20となり、いずれも条件を満たしていた。
実施例9
厚さ50μmの透明塩化ビニルフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、金属光沢顔料(商品名:ルミナブルー、エンゲルハード社製)10部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂25部、希釈溶剤64部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキを用いてスクリーン印刷し、抜き柄の「雪だるま」の金属光沢層2を設けた。
前記金属光沢層2上に28℃以上で無色、26℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料15部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂30部、54部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いてスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を積層させ、更に粘着層6、剥離紙8を順次積層させ金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図7)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に一般のスクリーン印刷用インキを用いて「ゆきだるまシールをあたためてください」という金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷した非変色層7を設け、更に表面に粘着層6を積層させた注意書きラベル1を同一の剥離紙8上に併設した。
厚さ50μmの透明塩化ビニルフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、金属光沢顔料(商品名:ルミナブルー、エンゲルハード社製)10部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂25部、希釈溶剤64部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキを用いてスクリーン印刷し、抜き柄の「雪だるま」の金属光沢層2を設けた。
前記金属光沢層2上に28℃以上で無色、26℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料15部、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂30部、54部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いてスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を積層させ、更に粘着層6、剥離紙8を順次積層させ金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図7)。
また、前記金属光沢調熱変色性ラベル1とは別に、支持体4の表面に一般のスクリーン印刷用インキを用いて「ゆきだるまシールをあたためてください」という金属光沢調熱変色性ラベル1の使用法を印刷した非変色層7を設け、更に表面に粘着層6を積層させた注意書きラベル1を同一の剥離紙8上に併設した。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、グリ−ティングカードに書かれたメッセージを覆うように貼付すると共に、該グリ−ティングカードの非印字部に前記注意書きラベル1を貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で黒色の背景にメタリックブルー色の「雪だるま」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を注意書きラベルの使用方法に従い28℃以上に加温すると、メタリックブルー色の「雪だるま」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を26℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックブルー色の「雪だるま」柄が視認され、グリーティングカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を注意書きラベルの使用方法に従い28℃以上に加温すると、メタリックブルー色の「雪だるま」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を26℃以下に冷却すると、再び黒色の背景にメタリックブルー色の「雪だるま」柄が視認され、グリーティングカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると69.7であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時3.65であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると0.75となり、いずれも条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時3.65であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると0.75となり、いずれも条件を満たしていた。
実施例10
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、30℃以上で無色、26℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料55部、アクリル樹脂43部、消泡剤2部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキ、及び、金属光沢顔料〔商品名:ヘリコーンHC(Scarabus、SLM90120)、ワッカーケミー社製〕40部、アクリル樹脂58部、消泡剤2部を均一に攪拌分散させて得られた金属光沢インキを用いて、グラビア印刷により実施例7と同様にベタ柄の可逆熱変色層3と「サンタクロース」の抜き柄の金属光沢層2を積層して設けた。
更に、前記金属光沢層2の表面にグラビア印刷にて透明性保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、30℃以上で無色、26℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料55部、アクリル樹脂43部、消泡剤2部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキ、及び、金属光沢顔料〔商品名:ヘリコーンHC(Scarabus、SLM90120)、ワッカーケミー社製〕40部、アクリル樹脂58部、消泡剤2部を均一に攪拌分散させて得られた金属光沢インキを用いて、グラビア印刷により実施例7と同様にベタ柄の可逆熱変色層3と「サンタクロース」の抜き柄の金属光沢層2を積層して設けた。
更に、前記金属光沢層2の表面にグラビア印刷にて透明性保護層5を設け、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、クリスマスカードに書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温で黒色の背景に、角度によって輝度の高いメタリックグリーン色、及び、メタリックブルー色の「サンタクロース」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以上に加温すると、メタリック色の「サンタクロース」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を26℃以下に冷却すると、再び黒色の背景に、角度によって輝度の高いメタリックグリーン色、及び、メタリックブルー色の「サンタクロース」柄が視認され、クリスマスカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以上に加温すると、メタリック色の「サンタクロース」柄と黒色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を26℃以下に冷却すると、再び黒色の背景に、角度によって輝度の高いメタリックグリーン色、及び、メタリックブルー色の「サンタクロース」柄が視認され、クリスマスカードに書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると72.2であり、条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.43であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると1.53となり、いずれも条件を満たしていた。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時4.43であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時2.90で、式〔2〕に当てはめると1.53となり、いずれも条件を満たしていた。
実施例11
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下でピンク色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、厚さ25μmの透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下でピンク色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料40部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン57部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)20部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン77部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記金属光沢調熱変色性ラベル1は、室温でピンク色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、前記メッセージは隠蔽されていた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以上に加温すると、メタリックピンク色の「獅子舞」柄とピンク色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再びピンク色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
次に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以上に加温すると、メタリックピンク色の「獅子舞」柄とピンク色の背景が消色し、現れた鮮明なメッセージを視認する事ができた。
更に、前記金属光沢調熱変色性ラベル1を30℃以下に冷却すると、再びピンク色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認され、年賀状に書かれたメッセージを隠蔽することができた。この様相の変化は繰り返し行なうことができた。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると43.7であり、条件を満たすものであった。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時5.33であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時4.11で、式〔2〕に当てはめると1.22となり、いずれの条件も満たすのもであった。
また、前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時5.33であり、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は着色時4.11で、式〔2〕に当てはめると1.22となり、いずれの条件も満たすのもであった。
比較例1
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いて、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた後、前記可逆熱変色層3の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、可逆熱変色性ラベル1を得た。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、実施例1と同様の可逆熱変色性インキを用いて、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた後、前記可逆熱変色層3の表面に厚さ20μmの透明PPフィルムをラミネート処理し保護層5を設け、可逆熱変色性ラベル1を得た。
得られた可逆熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付した。前記可逆熱変色性ラベル1はメッセージを隠顕する事ができるものの、可逆熱変色層3の着色時の外観が黒暗色のベタ柄であり、デザイン性に欠けたものとなった。
比較例2
34℃以上で無色、30℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料10部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン87部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキを用いる他は実施例4と同様の構成で、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
34℃以上で無色、30℃以下で黒色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料10部、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン87部、増粘剤2部、及び消泡剤1部を均一に攪拌分散させて得られた可逆熱変色性インキを用いる他は実施例4と同様の構成で、金属光沢調熱変色性ラベル1を得た(図4)。
前記金属光沢調熱変色性ラベル1の透過率を測定し、式〔1〕に当てはめると37.4であり、条件を満たしていなかった。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付すると、室温で薄い黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認されるものの、前記メッセージを隠蔽することができなかった。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付すると、室温で薄い黒色の背景にメタリックピンク色の「獅子舞」柄が視認されるものの、前記メッセージを隠蔽することができなかった。
比較例3
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下で淡いピンク色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、増粘剤、及び消泡剤を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、増粘剤、及び消泡剤を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
下層に剥離紙8と粘着層6を有する、透明PETフィルムを支持体4とし、該支持体4の表面に、34℃以上で無色、30℃以下で淡いピンク色を呈する可逆熱変色性マイクロカプセル顔料、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、増粘剤、及び消泡剤を均一に攪拌分散させて得られたインキをスクリーン印刷し、ベタ柄の可逆熱変色層3を設けた。
前記可逆熱変色層3上に、金属光沢顔料(商品名:ルミナレッド、エンゲルハード社製)、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン、増粘剤、及び消泡剤を均一に攪拌分散させて得たインキを用いて、スクリーン印刷により「獅子舞」の抜き柄の金属光沢層2を設けた。
前記金属光沢層2と可逆熱変色層3との積層部分の明度値は、着色時6.82で、金属光沢層2が積層されていない部分の可逆熱変色層3の明度値は、着色時6.50と隠蔽下限明度値である6を超え、更に、式〔2〕に当てはめると0.32となり、いずれの条件も満たしていなかった。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付すると、室温で淡いピンク色の背景とメタリックピンク色の「獅子舞」柄にコントラストが無い為、ピンク色のベタ柄調に視認された。また、可逆熱変色層3の着色時の明度値が高い為、前記メッセージを隠蔽することができなかった。
得られた金属光沢調熱変色性ラベル1を、年賀状に書かれたメッセージを覆うように貼付すると、室温で淡いピンク色の背景とメタリックピンク色の「獅子舞」柄にコントラストが無い為、ピンク色のベタ柄調に視認された。また、可逆熱変色層3の着色時の明度値が高い為、前記メッセージを隠蔽することができなかった。
1 金属光沢調熱変色性ラベル
2 金属光沢層
3 可逆熱変色層
4 支持体
5 保護層
6 粘着層
7 非変色層
8 剥離紙
2 金属光沢層
3 可逆熱変色層
4 支持体
5 保護層
6 粘着層
7 非変色層
8 剥離紙
Claims (8)
- 透明性を有する支持体の表面に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層を形成し、該可逆熱変色層上に金属光沢顔料を含む金属光沢層を積層させてなり、前記支持体の裏面に粘着層を設けることを特徴とする金属光沢調熱変色性ラベル。
- 透明性を有する支持体の表面に、電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層を形成し、該可逆熱変色層上に粘着層を積層させてなり、前記支持体の裏面に金属光沢顔料を含む金属光沢層を設けることを特徴とする金属光沢調熱変色性ラベル。
- 透明性を有する支持体の表面に、金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成し、該金属光沢層上に電子供与性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる熱変色性組成物を含む可逆熱変色層を形成し、該可逆熱変色層上に粘着層を積層させてなることを特徴とする金属光沢調熱変色性ラベル。
- 前記金属光沢調熱変色性ラベルが、次式〔1〕を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の金属光沢調熱変色性ラベル。
(HP1)−(HP2)>40 〔1〕
HP1:可逆熱変色層の発色時の隠蔽率
HP2:可逆熱変色層の消色時の隠蔽率 - 前記金属光沢層が抜き柄、又は線画で形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の金属光沢調熱変色性ラベル。
- 前記金属光沢調熱変色性ラベルが、次式〔2〕を満たすと共に、金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の明度値が着色時6以下であることを特徴とする請求項5に記載の金属光沢調熱変色性ラベル。
(V1)−(V2)>0.5 〔2〕
V1:可逆熱変色層と金属光沢層との積層部の着色時における明度値
V2:金属光沢層が積層されていない可逆熱変色層の着色時における明度値 - 前記金属光沢調熱変色性ラベルの使用方法を説明した文章を設けたラベルを併設してなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の金属光沢調熱変色性ラベル。
- 前記金属光沢調熱変色性ラベルに、該金属光沢調熱変色性ラベルの使用方法を説明した文章を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の金属光沢調熱変色性ラベル。
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