JPH0872496A - 金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器 - Google Patents
金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器Info
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- JPH0872496A JPH0872496A JP6232368A JP23236894A JPH0872496A JP H0872496 A JPH0872496 A JP H0872496A JP 6232368 A JP6232368 A JP 6232368A JP 23236894 A JP23236894 A JP 23236894A JP H0872496 A JPH0872496 A JP H0872496A
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- thermochromic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明金属光沢調熱変色性水スライド転写紙
は、複雑な形状の容器類、食器類、装飾品について精度
の高い熱変色性の絵柄等を絵付けできるだけでなく、金
属光沢顔料層の積層による、可視光線の選択的干渉作用
により生じる虹彩効果、透過効果と熱変色性着色層の明
度との相関により、金色、銀色、その他多彩なメタリッ
ク色等からの鮮明な色変化を看者に視覚させることがで
き、更には耐光性及び隠蔽性が顕著に向上した金属光沢
調熱変色性水スライド転写紙を提供することができる。 【構成】 金色、銀色、その他メタリック色等の金属光
沢調の色彩からの色変化を示す熱変色性水スライド転写
紙であって、原紙の一面に水溶性糊層、接着層、熱変色
層、金属光沢顔料層及びカバーコート層が順次積層され
てなる金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを
用いて転写加飾された容器。
は、複雑な形状の容器類、食器類、装飾品について精度
の高い熱変色性の絵柄等を絵付けできるだけでなく、金
属光沢顔料層の積層による、可視光線の選択的干渉作用
により生じる虹彩効果、透過効果と熱変色性着色層の明
度との相関により、金色、銀色、その他多彩なメタリッ
ク色等からの鮮明な色変化を看者に視覚させることがで
き、更には耐光性及び隠蔽性が顕著に向上した金属光沢
調熱変色性水スライド転写紙を提供することができる。 【構成】 金色、銀色、その他メタリック色等の金属光
沢調の色彩からの色変化を示す熱変色性水スライド転写
紙であって、原紙の一面に水溶性糊層、接着層、熱変色
層、金属光沢顔料層及びカバーコート層が順次積層され
てなる金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを
用いて転写加飾された容器。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属光沢調熱変色性水
スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器に
関する。
スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】低温焼付け転写紙において、絵柄等の印
刷層を熱変色性顔料を含む層により構成して、被転写体
に熱変色性図柄層を形成させる試みが開示されている
(特開平6−73322号公報等)。
刷層を熱変色性顔料を含む層により構成して、被転写体
に熱変色性図柄層を形成させる試みが開示されている
(特開平6−73322号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記した転写紙により
加飾された容器は、熱変色する妙味が付与されていると
しても、色彩が単調であり、高級感のある色彩や光沢性
に富む色彩を表現することができないし、下地の非熱変
色像を熱変色層により隠蔽して温度変化により隠顕させ
るとしても該熱変色層による隠蔽性に限界があり、両者
の色、濃度の組合わせの自由度に欠けていた。又、耐光
堅牢性の面でも不満足であった。本発明は、前記した不
具合を解消し、金色、銀色、その他メタリック色等の金
属光沢調の色彩から色変化する金属光沢調熱変色性水ス
ライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器を提
供しようとするものである。
加飾された容器は、熱変色する妙味が付与されていると
しても、色彩が単調であり、高級感のある色彩や光沢性
に富む色彩を表現することができないし、下地の非熱変
色像を熱変色層により隠蔽して温度変化により隠顕させ
るとしても該熱変色層による隠蔽性に限界があり、両者
の色、濃度の組合わせの自由度に欠けていた。又、耐光
堅牢性の面でも不満足であった。本発明は、前記した不
具合を解消し、金色、銀色、その他メタリック色等の金
属光沢調の色彩から色変化する金属光沢調熱変色性水ス
ライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器を提
供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、金色、銀色、
その他メタリック色等の金属光沢調の色彩からの色変化
を示す熱変色性水スライド転写紙であって、原紙の一面
に水溶性糊層、熱硬化性樹脂からなる接着層、電子供与
性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反
応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる均質
相溶体をマイクロカプセルに内包させた熱変色性顔料が
熱硬化性樹脂中に分散状態に固着された熱変色層、天然
雲母の表面を酸化チタンで被覆した粒度が5〜100μ
mの金属光沢顔料が熱硬化性のバインダー中に分散状態
に固着された金属光沢顔料層及びカバーコート層が順次
積層されてなる金属光沢調熱変色性水スライド転写紙を
要件とする。更には、前記熱変色層の熱硬化性樹脂は前
記接着層の熱硬化性樹脂よりも低い温度で熱硬化する無
溶剤型の熱硬化性樹脂であること、接着層と熱変色層の
間に非熱変色性着色層を設けてなること、熱変色層が温
度変化による色濃度−温度曲線に関し、大きなヒステリ
シス特性を示して変色する色彩記憶性感温色素を含む熱
変色性材料を含む色材により構成されてなること、前記
記載の金属光沢調熱変色性水スライド転写紙を用いて転
写、加飾された容器を要件とするものである。尚、前記
熱変色層、金属光沢顔料層、或いは非熱変色性着色層と
あるは、ベタ印刷に限らず、文字、数字、記号、図柄
等、多様な輪郭をもつ印刷像を含む。
その他メタリック色等の金属光沢調の色彩からの色変化
を示す熱変色性水スライド転写紙であって、原紙の一面
に水溶性糊層、熱硬化性樹脂からなる接着層、電子供与
性呈色性有機化合物と電子受容性化合物と両者の呈色反
応を可逆的に生起させる有機化合物媒体とからなる均質
相溶体をマイクロカプセルに内包させた熱変色性顔料が
熱硬化性樹脂中に分散状態に固着された熱変色層、天然
雲母の表面を酸化チタンで被覆した粒度が5〜100μ
mの金属光沢顔料が熱硬化性のバインダー中に分散状態
に固着された金属光沢顔料層及びカバーコート層が順次
積層されてなる金属光沢調熱変色性水スライド転写紙を
要件とする。更には、前記熱変色層の熱硬化性樹脂は前
記接着層の熱硬化性樹脂よりも低い温度で熱硬化する無
溶剤型の熱硬化性樹脂であること、接着層と熱変色層の
間に非熱変色性着色層を設けてなること、熱変色層が温
度変化による色濃度−温度曲線に関し、大きなヒステリ
シス特性を示して変色する色彩記憶性感温色素を含む熱
変色性材料を含む色材により構成されてなること、前記
記載の金属光沢調熱変色性水スライド転写紙を用いて転
写、加飾された容器を要件とするものである。尚、前記
熱変色層、金属光沢顔料層、或いは非熱変色性着色層と
あるは、ベタ印刷に限らず、文字、数字、記号、図柄
等、多様な輪郭をもつ印刷像を含む。
【0005】本発明の具体的に好ましい態様を以下に説
明する。表面に水溶性糊層を有する水スライド原紙の全
面又は一部に熱硬化温度が100℃以上の溶剤可溶型熱
硬化性樹脂からなる接着層を設け、該層が乾燥した後に
実質的に無溶剤で液状の熱硬化性樹脂(前記接着層の樹
脂より低い熱硬化温度を有する)中に熱変色性顔料が分
散されたインキで熱変色層を前記接着層の範囲内に印刷
し、前記熱変色層を接着層の熱硬化温度より低い温度で
硬化した後、熱硬化性樹脂をバインダーとした金属光沢
顔料層が形成される。この場合の熱硬化性樹脂は前記の
接着層、又は熱変色層を形成する熱硬化性樹脂と同様な
熱硬化性樹脂が選択的に使用される。次いでカバーコー
ト層を積層して、本発明のスライド転写紙が形成され
る。前記転写紙を水に浸して水溶性糊層を膨潤又は溶解
し、水スライド転写紙のみを剥離する。次いで常法によ
り陶磁器やガラス製又は金属製容器の表面と接着するよ
うに貼合し、ゴムスキージー等にて十分に密着させる。
更に水分を乾燥させた後、カバーコート層を剥がし、1
00℃〜200℃の温度で約15〜30分間熱処理を行
うことにより前記容器表面に実用上十分な色濃度及び皮
膜強度を有する熱変色層と金属光沢顔料層の積層構造が
形成される。
明する。表面に水溶性糊層を有する水スライド原紙の全
面又は一部に熱硬化温度が100℃以上の溶剤可溶型熱
硬化性樹脂からなる接着層を設け、該層が乾燥した後に
実質的に無溶剤で液状の熱硬化性樹脂(前記接着層の樹
脂より低い熱硬化温度を有する)中に熱変色性顔料が分
散されたインキで熱変色層を前記接着層の範囲内に印刷
し、前記熱変色層を接着層の熱硬化温度より低い温度で
硬化した後、熱硬化性樹脂をバインダーとした金属光沢
顔料層が形成される。この場合の熱硬化性樹脂は前記の
接着層、又は熱変色層を形成する熱硬化性樹脂と同様な
熱硬化性樹脂が選択的に使用される。次いでカバーコー
ト層を積層して、本発明のスライド転写紙が形成され
る。前記転写紙を水に浸して水溶性糊層を膨潤又は溶解
し、水スライド転写紙のみを剥離する。次いで常法によ
り陶磁器やガラス製又は金属製容器の表面と接着するよ
うに貼合し、ゴムスキージー等にて十分に密着させる。
更に水分を乾燥させた後、カバーコート層を剥がし、1
00℃〜200℃の温度で約15〜30分間熱処理を行
うことにより前記容器表面に実用上十分な色濃度及び皮
膜強度を有する熱変色層と金属光沢顔料層の積層構造が
形成される。
【0006】本発明者らは、熱変色性顔料を多量に含む
熱変色層を形成するには、前記熱変色層を形成するイン
キを実質上、無溶剤系のビヒクルで構成することによっ
て、熱変色性顔料の含有量がインキ中15〜25重量%
の範囲であれば陶磁器、ガラス製又は金属製容器表面へ
の塗膜として優れた光沢、固着性及び堅牢性が得られる
という必要条件を見出した。更に実質上無溶剤のビヒク
ルの樹脂組成を適宜選択することによって、より良好な
強度を有する熱変色層を得ることができる。前記無溶剤
系のインキにより形成された熱変色層は粘稠状であり、
該熱変色層上にそのまま金属光沢顔料層を印刷すること
はできない。このため熱変色層を熱硬化させるが、この
際の加熱条件によっては接着層の熱硬化性樹脂も同時に
熱硬化して接着層の機能を失うことになる。このような
事態を避けるため、熱変色層中の熱硬化性樹脂の熱硬化
温度が接着層の樹脂の熱硬化温度より低いものであるよ
う選択し、接着層の樹脂の熱硬化温度より低い温度で熱
硬化処理を行う。これにより接着層の反応活性が保持さ
れており、次いで接着層の熱硬化性樹脂と同様な関係に
ある熱硬化性樹脂を用いた金属光沢顔料層を形成し、カ
バーコート層を積層印刷して転写紙が仕上げられる。
熱変色層を形成するには、前記熱変色層を形成するイン
キを実質上、無溶剤系のビヒクルで構成することによっ
て、熱変色性顔料の含有量がインキ中15〜25重量%
の範囲であれば陶磁器、ガラス製又は金属製容器表面へ
の塗膜として優れた光沢、固着性及び堅牢性が得られる
という必要条件を見出した。更に実質上無溶剤のビヒク
ルの樹脂組成を適宜選択することによって、より良好な
強度を有する熱変色層を得ることができる。前記無溶剤
系のインキにより形成された熱変色層は粘稠状であり、
該熱変色層上にそのまま金属光沢顔料層を印刷すること
はできない。このため熱変色層を熱硬化させるが、この
際の加熱条件によっては接着層の熱硬化性樹脂も同時に
熱硬化して接着層の機能を失うことになる。このような
事態を避けるため、熱変色層中の熱硬化性樹脂の熱硬化
温度が接着層の樹脂の熱硬化温度より低いものであるよ
う選択し、接着層の樹脂の熱硬化温度より低い温度で熱
硬化処理を行う。これにより接着層の反応活性が保持さ
れており、次いで接着層の熱硬化性樹脂と同様な関係に
ある熱硬化性樹脂を用いた金属光沢顔料層を形成し、カ
バーコート層を積層印刷して転写紙が仕上げられる。
【0007】前記原紙は吸水性のよい印刷用紙の片面
に、水溶性糊剤としてデンプン、デキストリン、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アラビアガ
ム、水溶性アクリル樹脂等の糊剤が塗布されたものが用
いられる。尚、この種の水スライド原紙は市販流通品を
入手することもできる。
に、水溶性糊剤としてデンプン、デキストリン、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アラビアガ
ム、水溶性アクリル樹脂等の糊剤が塗布されたものが用
いられる。尚、この種の水スライド原紙は市販流通品を
入手することもできる。
【0008】前記接着層はアルコール性ヒドロキシル残
基を有する硬質のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂を主体にして、それらに尿素樹脂、メラミン樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂及び活性メチロール基を有す
る樹脂類を混合した熱硬化性樹脂と溶剤からなる、所謂
1液又は2液硬化性の熱硬化性樹脂が適用される。この
接着層用の樹脂溶液はスクリーン印刷によって熱変色層
の輪郭よりやや大きく、或いは同一形状に印刷され、架
橋反応が進行しないような低温の加熱又は室温で溶剤分
が蒸発、乾燥される。
基を有する硬質のエポキシ樹脂、アクリル樹脂、ウレタ
ン樹脂を主体にして、それらに尿素樹脂、メラミン樹
脂、ベンゾグアナミン樹脂及び活性メチロール基を有す
る樹脂類を混合した熱硬化性樹脂と溶剤からなる、所謂
1液又は2液硬化性の熱硬化性樹脂が適用される。この
接着層用の樹脂溶液はスクリーン印刷によって熱変色層
の輪郭よりやや大きく、或いは同一形状に印刷され、架
橋反応が進行しないような低温の加熱又は室温で溶剤分
が蒸発、乾燥される。
【0009】熱変色層用のインキは15〜25重量%の
熱変色性顔料及び75〜85重量%の常温で液状の熱硬
化性樹脂からなり、必要に応じて粘度調節用として前記
インキの10重量%以下の溶剤を添加してもよい。更に
印刷効果を高めるために微量の消泡剤、レベリング剤、
熱変色性顔料の耐光性の向上の目的で紫外線吸収剤等を
添加してもよい。この熱変色層用インキは前記接着層の
範囲内に印刷され、次いで接着層の熱硬化温度より低い
温度で熱硬化処理が施され、接着層の反応活性を潜在的
に保持したまま熱変色層のみが熱硬化される。
熱変色性顔料及び75〜85重量%の常温で液状の熱硬
化性樹脂からなり、必要に応じて粘度調節用として前記
インキの10重量%以下の溶剤を添加してもよい。更に
印刷効果を高めるために微量の消泡剤、レベリング剤、
熱変色性顔料の耐光性の向上の目的で紫外線吸収剤等を
添加してもよい。この熱変色層用インキは前記接着層の
範囲内に印刷され、次いで接着層の熱硬化温度より低い
温度で熱硬化処理が施され、接着層の反応活性を潜在的
に保持したまま熱変色層のみが熱硬化される。
【0010】前記常温で液状の熱硬化性樹脂としては硬
質タイプの液状エポキシ樹脂と液状硬化剤からなる樹脂
組成物が好適である。前記硬化剤は常温又は比較的低い
温度で熱硬化が可能な脂肪族アミン類或いはそれらの変
性アダクトアミン類が用いられる。 100℃以上でないと
硬化反応が進行しない酸無水物系硬化剤や芳香族アミン
系硬化剤は不適当である。前記エポキシ樹脂と硬化剤は
反応の当量に応じた比率を中心にして決定され、使用時
に混合される。通常、熱変色性顔料は液状エポキシ樹脂
中に分散され、印刷時に硬化剤と混合されて熱変色層用
の印刷インキとされる。
質タイプの液状エポキシ樹脂と液状硬化剤からなる樹脂
組成物が好適である。前記硬化剤は常温又は比較的低い
温度で熱硬化が可能な脂肪族アミン類或いはそれらの変
性アダクトアミン類が用いられる。 100℃以上でないと
硬化反応が進行しない酸無水物系硬化剤や芳香族アミン
系硬化剤は不適当である。前記エポキシ樹脂と硬化剤は
反応の当量に応じた比率を中心にして決定され、使用時
に混合される。通常、熱変色性顔料は液状エポキシ樹脂
中に分散され、印刷時に硬化剤と混合されて熱変色層用
の印刷インキとされる。
【0011】前記金属光沢顔料層としては、本出願人が
先に出願した特開平6−1067号公報、特開平6−1
068号公報、特開平6−8628号公報に記載の金属
光沢顔料を用いることにより、高級感のある色彩や光沢
性の付与、及び熱変色層の耐光性を向上させることがで
きる。又、金属光沢顔料層中には、前記接着層と同様の
熱硬化性樹脂、及び必要に応じて溶剤や各種の添加剤を
添加することができる。前記熱変色層中に非熱変色性染
顔料着色剤を配合した層上に金属光沢顔料層を積層した
場合、金属光沢色を有する有色(1)から有色(2)へ
の可逆的変化が視覚され、この場合、熱変色層の発色時
の混合系の色濃度の明度値(V1)が6以下で消色時の
混合系の有色の明度値(V2)が4以上であって、(V
2)−(V1)>1であることが実用上好ましい。又、
金属光沢顔料層は透明性を有するため、熱変色層の下層
に非熱変色像(非熱変色性着色層)を配置した系では、
熱変色層の発消色により前記非熱変色像を、より明確に
隠顕させることができる。即ち、金属光沢顔料層の光反
射効果により、熱変色性材料が発色状態においては、熱
変色層のみの隠蔽効果に較べて、より隠蔽効果を高める
ことができる。更に、熱変色性材料が消色状態において
は、前記の如く金属光沢顔料層が透明性を有するため、
非熱変色像が顕示される。又、明瞭な金属光沢色からの
色変化を得るためには、熱変色層が発色状態の色濃度の
明度値が6以下で消色状態の無色の明度値が8以上であ
る熱変色性材料によって構成されていることが好まし
い。
先に出願した特開平6−1067号公報、特開平6−1
068号公報、特開平6−8628号公報に記載の金属
光沢顔料を用いることにより、高級感のある色彩や光沢
性の付与、及び熱変色層の耐光性を向上させることがで
きる。又、金属光沢顔料層中には、前記接着層と同様の
熱硬化性樹脂、及び必要に応じて溶剤や各種の添加剤を
添加することができる。前記熱変色層中に非熱変色性染
顔料着色剤を配合した層上に金属光沢顔料層を積層した
場合、金属光沢色を有する有色(1)から有色(2)へ
の可逆的変化が視覚され、この場合、熱変色層の発色時
の混合系の色濃度の明度値(V1)が6以下で消色時の
混合系の有色の明度値(V2)が4以上であって、(V
2)−(V1)>1であることが実用上好ましい。又、
金属光沢顔料層は透明性を有するため、熱変色層の下層
に非熱変色像(非熱変色性着色層)を配置した系では、
熱変色層の発消色により前記非熱変色像を、より明確に
隠顕させることができる。即ち、金属光沢顔料層の光反
射効果により、熱変色性材料が発色状態においては、熱
変色層のみの隠蔽効果に較べて、より隠蔽効果を高める
ことができる。更に、熱変色性材料が消色状態において
は、前記の如く金属光沢顔料層が透明性を有するため、
非熱変色像が顕示される。又、明瞭な金属光沢色からの
色変化を得るためには、熱変色層が発色状態の色濃度の
明度値が6以下で消色状態の無色の明度値が8以上であ
る熱変色性材料によって構成されていることが好まし
い。
【0012】前記金属光沢顔料として金色金属光沢顔料
を用いた系について説明する。金色の金属光沢顔料は、
天然雲母の表面を41〜44重量%の酸化チタンで被覆
した被覆層の光学的厚さが180〜240nmであり、
粒度が5〜60μmのもの、天然雲母の表面を30〜4
8重量%の酸化チタンで被覆し、その上に4〜10重量
%の酸化鉄で被覆した被覆層の光学的厚みが140〜2
40nmであり、粒度が5〜60μmのものが有効であ
り、当該顔料が前記の数限定範囲内にあることにより、
選択的に紫色の波長の光を透過し、その補色関係にある
黄色の波長の光を反射する特性を与え金色となる。前記
範囲外になると波長選択性がなくなるか或いは波長選択
性があっても金色にならない。又、天然雲母粒子の表面
に酸化チタンを被覆し、その上層に酸化鉄を被覆させた
金色金属光沢顔料層においては、前記波長選択的な反
射、透過作用に加え、酸化鉄自身のもつ紫色光を吸収
し、黄色光を反射する特性が加味されることにより、よ
り鮮やかな金色から淡黄色の可逆的色変化を視覚させ
る。即ち、酸化鉄自身の色により淡黄色に着色するた
め、下地が白色でも被覆層は淡黄色に見えるのである。
酸化チタン被覆率が30重量%未満では充分な金色が出
難いため、金色にするためには酸化鉄で10重量%を超
えて被覆する必要があり、その結果、金色にはなるが熱
変色材が変色しても金属光沢層は常に金色を呈すること
になり明瞭な色変化が得られない。又、酸化チタンの被
覆率が48重量%を超えると選択的に反射する光の色が
黄色ではなくなるため、その後で酸化鉄で被覆しても綺
麗な金色にはならない。酸化鉄の被覆率が4重量%未満
の場合、上に示した酸化鉄の効果が充分現れず、10重
量%を超える場合には、金色にはなるが熱変色材が変色
しても金属光沢層は常に金色になり明瞭な色変化が得ら
れない。
を用いた系について説明する。金色の金属光沢顔料は、
天然雲母の表面を41〜44重量%の酸化チタンで被覆
した被覆層の光学的厚さが180〜240nmであり、
粒度が5〜60μmのもの、天然雲母の表面を30〜4
8重量%の酸化チタンで被覆し、その上に4〜10重量
%の酸化鉄で被覆した被覆層の光学的厚みが140〜2
40nmであり、粒度が5〜60μmのものが有効であ
り、当該顔料が前記の数限定範囲内にあることにより、
選択的に紫色の波長の光を透過し、その補色関係にある
黄色の波長の光を反射する特性を与え金色となる。前記
範囲外になると波長選択性がなくなるか或いは波長選択
性があっても金色にならない。又、天然雲母粒子の表面
に酸化チタンを被覆し、その上層に酸化鉄を被覆させた
金色金属光沢顔料層においては、前記波長選択的な反
射、透過作用に加え、酸化鉄自身のもつ紫色光を吸収
し、黄色光を反射する特性が加味されることにより、よ
り鮮やかな金色から淡黄色の可逆的色変化を視覚させ
る。即ち、酸化鉄自身の色により淡黄色に着色するた
め、下地が白色でも被覆層は淡黄色に見えるのである。
酸化チタン被覆率が30重量%未満では充分な金色が出
難いため、金色にするためには酸化鉄で10重量%を超
えて被覆する必要があり、その結果、金色にはなるが熱
変色材が変色しても金属光沢層は常に金色を呈すること
になり明瞭な色変化が得られない。又、酸化チタンの被
覆率が48重量%を超えると選択的に反射する光の色が
黄色ではなくなるため、その後で酸化鉄で被覆しても綺
麗な金色にはならない。酸化鉄の被覆率が4重量%未満
の場合、上に示した酸化鉄の効果が充分現れず、10重
量%を超える場合には、金色にはなるが熱変色材が変色
しても金属光沢層は常に金色になり明瞭な色変化が得ら
れない。
【0013】次に金属光沢顔料として銀色金属光沢顔料
を用いた系について説明する。銀色金属光沢色顔料は天
然雲母粒子の表面を16〜39重量%の酸化チタンで被
覆した、被覆層の光学的厚さ110〜170nm、粒度
5〜100μmのものであり、前記の数限定範囲にある
ことにより、反射光の波長の選択性を防止することがで
きる。前記の範囲外になると、反射光の波長の選択性が
生じ着色して銀色にならない。前記光学的特性の酸化チ
タン層が380〜700nmの全波長の光を雲母の層状
配列により乱反射せずに反射するので銀色に見えるので
ある。銀色の金属光沢顔料層は透明性であるから、最下
層に非熱変色性着色層を配置するとこの着色層の色を熱
変色層の熱変色と同時に視覚させることができる。熱変
色層の着色状態で下層の非熱変色性着色層例えば文字、
図柄等も隠蔽されるが、この際、銀色の金属光沢顔料層
の光反射効果により熱変色層単層のみの隠蔽効果に比べ
て隠蔽効果を高めると共に熱変色層の光劣化を抑制す
る。
を用いた系について説明する。銀色金属光沢色顔料は天
然雲母粒子の表面を16〜39重量%の酸化チタンで被
覆した、被覆層の光学的厚さ110〜170nm、粒度
5〜100μmのものであり、前記の数限定範囲にある
ことにより、反射光の波長の選択性を防止することがで
きる。前記の範囲外になると、反射光の波長の選択性が
生じ着色して銀色にならない。前記光学的特性の酸化チ
タン層が380〜700nmの全波長の光を雲母の層状
配列により乱反射せずに反射するので銀色に見えるので
ある。銀色の金属光沢顔料層は透明性であるから、最下
層に非熱変色性着色層を配置するとこの着色層の色を熱
変色層の熱変色と同時に視覚させることができる。熱変
色層の着色状態で下層の非熱変色性着色層例えば文字、
図柄等も隠蔽されるが、この際、銀色の金属光沢顔料層
の光反射効果により熱変色層単層のみの隠蔽効果に比べ
て隠蔽効果を高めると共に熱変色層の光劣化を抑制す
る。
【0014】次に金属光沢顔料としてメタリック色の金
属光沢顔料を用いた系について説明する。前記顔料は、
天然雲母粒子の表面を酸化チタンで被覆した、メタリッ
ク色を呈する顔料である。また酸化チタン層の上を酸化
鉄で被覆した顔料も使用される。さらに酸化チタン被覆
の上を非熱変色性有色染顔料で被覆した二色性金属光沢
顔料も使用される。メタリック色の金属光沢顔料を更に
具体的に説明すれば、メタリック色金属光沢顔料は天然
雲母の表面を45〜58重量%の酸化チタンで被覆し
た、被覆層の光学的厚さ245〜415nm、粒度5〜
60nmのもの、天然雲母の表面を45〜58重量%の
酸化チタンで被覆し、その上を4〜10重量%の酸化鉄
で被覆した被覆層の光学的厚さが245〜415nmで
粒度5〜60nmのものも使用される。天然雲母粒子の
表面を45〜58重量%の酸化チタンで被覆し、その上
層を0.5〜10重量%の非熱変色性有色染顔料で被覆
した、被覆層の光学的厚さ245〜415nm、粒度5
〜60nmの二色性メタリック色金属光沢顔料も使用で
きる。酸化チタンを被覆した雲母は酸化チタンの被覆重
量と被覆の光学的厚さによって赤色〜紫色の可視光線を
夫々の色の波長の光線に分光して特定の波長の光のみを
反射し、他の光を透過させる作用を有する。一方雲母は
光を乱反射せず平行線で反射するので光は金属光沢を帯
びる。第一層を透過した光は第二層の熱変色層で吸収さ
れてしまう。こうして特定の波長の金属光沢の光が反射
されるので特定の色のメタリック色のなるのである。更
に、天然雲母粒子の表面に酸化チタンを被覆し、その上
層に酸化鉄を被覆させたメタリック色金属光沢顔料にお
いては、上記波長選択的な反射、透過作用に加え、酸化
鉄自身のもつ紫色光を吸収し、黄色光を反射する特性が
加味されることにより、メタリック色から淡黄色の可逆
的色変化を視覚させる。酸化チタンの被覆率が58重量
%を超えても波長選択性が悪くなるのでメタリック色に
ならない。酸化鉄の被覆率が4重量%未満の場合、上に
示した酸化鉄の効果が充分現れず、10重量%を超える
場合には、メタリック色にはなるが酸化鉄の着色が強す
ぎて綺麗なメタリック色からの色変化が得られない。酸
化鉄を併用する場合は、酸化チタン被覆の上に酸化鉄膜
を形成するのがメタリック色の金属光沢色から淡黄色へ
の色変化の発現に最も効果的である。酸化鉄の上に酸化
チタンを被覆すると酸化チタンの反射効率が大きいので
酸化鉄の効果が小さい。酸化チタンと酸化鉄が混在する
と、酸化鉄が上層にあるのに較べ、酸化鉄が反射光を遮
る場合もあるので酸化鉄の反射効率が悪くなる。酸化チ
タン膜の上に酸化鉄膜を設けると、酸化鉄層が紫色の光
を吸収し、他の光を反射する性質があり、この光が黄色
に見えるので酸化チタン層による金属光沢を有するメタ
リック色を与える効果がある。上層に酸化鉄膜があるこ
とによりこの酸化鉄層からの反射光は他の層により遮ら
れたり反射されることがないからである。
属光沢顔料を用いた系について説明する。前記顔料は、
天然雲母粒子の表面を酸化チタンで被覆した、メタリッ
ク色を呈する顔料である。また酸化チタン層の上を酸化
鉄で被覆した顔料も使用される。さらに酸化チタン被覆
の上を非熱変色性有色染顔料で被覆した二色性金属光沢
顔料も使用される。メタリック色の金属光沢顔料を更に
具体的に説明すれば、メタリック色金属光沢顔料は天然
雲母の表面を45〜58重量%の酸化チタンで被覆し
た、被覆層の光学的厚さ245〜415nm、粒度5〜
60nmのもの、天然雲母の表面を45〜58重量%の
酸化チタンで被覆し、その上を4〜10重量%の酸化鉄
で被覆した被覆層の光学的厚さが245〜415nmで
粒度5〜60nmのものも使用される。天然雲母粒子の
表面を45〜58重量%の酸化チタンで被覆し、その上
層を0.5〜10重量%の非熱変色性有色染顔料で被覆
した、被覆層の光学的厚さ245〜415nm、粒度5
〜60nmの二色性メタリック色金属光沢顔料も使用で
きる。酸化チタンを被覆した雲母は酸化チタンの被覆重
量と被覆の光学的厚さによって赤色〜紫色の可視光線を
夫々の色の波長の光線に分光して特定の波長の光のみを
反射し、他の光を透過させる作用を有する。一方雲母は
光を乱反射せず平行線で反射するので光は金属光沢を帯
びる。第一層を透過した光は第二層の熱変色層で吸収さ
れてしまう。こうして特定の波長の金属光沢の光が反射
されるので特定の色のメタリック色のなるのである。更
に、天然雲母粒子の表面に酸化チタンを被覆し、その上
層に酸化鉄を被覆させたメタリック色金属光沢顔料にお
いては、上記波長選択的な反射、透過作用に加え、酸化
鉄自身のもつ紫色光を吸収し、黄色光を反射する特性が
加味されることにより、メタリック色から淡黄色の可逆
的色変化を視覚させる。酸化チタンの被覆率が58重量
%を超えても波長選択性が悪くなるのでメタリック色に
ならない。酸化鉄の被覆率が4重量%未満の場合、上に
示した酸化鉄の効果が充分現れず、10重量%を超える
場合には、メタリック色にはなるが酸化鉄の着色が強す
ぎて綺麗なメタリック色からの色変化が得られない。酸
化鉄を併用する場合は、酸化チタン被覆の上に酸化鉄膜
を形成するのがメタリック色の金属光沢色から淡黄色へ
の色変化の発現に最も効果的である。酸化鉄の上に酸化
チタンを被覆すると酸化チタンの反射効率が大きいので
酸化鉄の効果が小さい。酸化チタンと酸化鉄が混在する
と、酸化鉄が上層にあるのに較べ、酸化鉄が反射光を遮
る場合もあるので酸化鉄の反射効率が悪くなる。酸化チ
タン膜の上に酸化鉄膜を設けると、酸化鉄層が紫色の光
を吸収し、他の光を反射する性質があり、この光が黄色
に見えるので酸化チタン層による金属光沢を有するメタ
リック色を与える効果がある。上層に酸化鉄膜があるこ
とによりこの酸化鉄層からの反射光は他の層により遮ら
れたり反射されることがないからである。
【0015】熱変色層は電子供与性呈色性有機化合物と
電子受容性化合物と呈色反応を可逆的に生起させる有機
化合物媒体の三成分を含む均質相溶体をマイクロカプセ
ルに内包させた熱変色性顔料が好適に用いられる。具体
的には例えば前述の特公昭51−35414号公報、特
公昭51−44706号公報、特公平1−17154号
公報等に記載されている熱変色性材料、即ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない鎖式脂肪族1価アルコールの三成分を必須成分
とした可逆性熱変色性材料、または、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない脂肪族1価アルコールと極性の置換基を有さな
い脂肪族モノカルボン酸から得た極性の置換基を有さな
いエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分とした
可逆性熱変色性材料、または、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールから得た極性の置換基を有
さないエステルのいずれかより選んだ化合物の三成分を
必須成分とし、これを微小カプセルに内包した可逆性熱
変色性材料、あるいは、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールとから得た極性の置換基を
有さないエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分
とし、これをビヒクル中に溶解又は分散してなる熱変色
性材料等である。
電子受容性化合物と呈色反応を可逆的に生起させる有機
化合物媒体の三成分を含む均質相溶体をマイクロカプセ
ルに内包させた熱変色性顔料が好適に用いられる。具体
的には例えば前述の特公昭51−35414号公報、特
公昭51−44706号公報、特公平1−17154号
公報等に記載されている熱変色性材料、即ち、 (1)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない鎖式脂肪族1価アルコールの三成分を必須成分
とした可逆性熱変色性材料、または、 (2)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない脂肪族1価アルコールと極性の置換基を有さな
い脂肪族モノカルボン酸から得た極性の置換基を有さな
いエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分とした
可逆性熱変色性材料、または、 (3)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールから得た極性の置換基を有
さないエステルのいずれかより選んだ化合物の三成分を
必須成分とし、これを微小カプセルに内包した可逆性熱
変色性材料、あるいは、 (4)(イ)電子供与性呈色性有機化合物と(ロ)フェ
ノール性水酸基を有する化合物と(ハ)極性の置換基を
有さない高級脂肪族1価アルコールと、極性の置換基を
有さない脂肪族モノカルボン酸と極性の置換基を有さな
い鎖式脂肪族1価アルコールとから得た極性の置換基を
有さないエステルより選んだ化合物の三成分を必須成分
とし、これをビヒクル中に溶解又は分散してなる熱変色
性材料等である。
【0016】この他、本出願人が提案した特公平4−1
7154号公報に記載されている、大きなヒステリシス
特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を含む
熱変色性材料即ち、温度変化による着色濃度の変化プロ
ットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側か
ら温度を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側
から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って
変色するタイプの変色材であり、低温側変色点と高温側
変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以下又
は高温側変色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持
できる特徴を有する熱変色性材料も使用される。又、本
出願人が提案した特公平1−29398号公報に記載さ
れた如き、温度変化による色濃度−温度曲線に関し、3
℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感度の熱変色性材料
も有効である。前記した熱変色性材料には、非熱変色性
有色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多
彩に構成することもできる。
7154号公報に記載されている、大きなヒステリシス
特性を示して変色する色彩記憶性感温変色性色素を含む
熱変色性材料即ち、温度変化による着色濃度の変化プロ
ットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側か
ら温度を上昇させていく場合と逆に変色温度より高温側
から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って
変色するタイプの変色材であり、低温側変色点と高温側
変色点の間の常温域において、前記低温側変色点以下又
は高温側変色点以上の温度で変化させた状態を記憶保持
できる特徴を有する熱変色性材料も使用される。又、本
出願人が提案した特公平1−29398号公報に記載さ
れた如き、温度変化による色濃度−温度曲線に関し、3
℃以下のヒステリシス幅をもつ、高感度の熱変色性材料
も有効である。前記した熱変色性材料には、非熱変色性
有色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多
彩に構成することもできる。
【0017】前記における熱変色性顔料は、熱硬化性樹
脂中に15〜25重量%含有させることができる。一般
に顔料対固着樹脂の比率は、良好な光沢と顔料の固着性
及び塗膜の接着性を前提にした場合、重量比で顔料1に
対して樹脂3以上でないと陶磁器、ガラス製又は金属製
容器の塗膜として優れた性能が得られないという知見を
得た。従って、例えば、溶剤蒸発型のインキではインキ
中の熱変色性顔料含有量を15重量%とすると、これに
対して必要な樹脂量は45%となり、残部の40%が溶
剤となる。このような比率のインキは樹脂の種類によっ
て若干異なるが、大概はインキ粘度が高過ぎてスクリー
ン印刷には不適当である。更に熱変色性顔料の含有量を
30%とすると、これに対して必要な樹脂量は90%と
なり、計算上溶剤が使用できる余地がなくなってしま
う。以上の理由から熱変色性顔料を15〜25重量%含
む高顔料含有インキにおいては、溶剤蒸発型のインキは
堅牢性の要求される塗膜には基本的に適さない。熱変色
性顔料を多量に含む熱変色層用インキを実質上無溶剤系
のビヒクルで構成することによって、熱変色性顔料の含
有量がインキ中15〜25重量%の範囲であれば陶磁
器、ガラス製又は金属製容器表面への塗膜として優れた
光沢、固着性及び堅牢性が得られ、更に実質上無溶剤の
ビヒクルの樹脂組成を適宜選択することによって、より
良好な強度を有する熱変色層を得ることができる。
脂中に15〜25重量%含有させることができる。一般
に顔料対固着樹脂の比率は、良好な光沢と顔料の固着性
及び塗膜の接着性を前提にした場合、重量比で顔料1に
対して樹脂3以上でないと陶磁器、ガラス製又は金属製
容器の塗膜として優れた性能が得られないという知見を
得た。従って、例えば、溶剤蒸発型のインキではインキ
中の熱変色性顔料含有量を15重量%とすると、これに
対して必要な樹脂量は45%となり、残部の40%が溶
剤となる。このような比率のインキは樹脂の種類によっ
て若干異なるが、大概はインキ粘度が高過ぎてスクリー
ン印刷には不適当である。更に熱変色性顔料の含有量を
30%とすると、これに対して必要な樹脂量は90%と
なり、計算上溶剤が使用できる余地がなくなってしま
う。以上の理由から熱変色性顔料を15〜25重量%含
む高顔料含有インキにおいては、溶剤蒸発型のインキは
堅牢性の要求される塗膜には基本的に適さない。熱変色
性顔料を多量に含む熱変色層用インキを実質上無溶剤系
のビヒクルで構成することによって、熱変色性顔料の含
有量がインキ中15〜25重量%の範囲であれば陶磁
器、ガラス製又は金属製容器表面への塗膜として優れた
光沢、固着性及び堅牢性が得られ、更に実質上無溶剤の
ビヒクルの樹脂組成を適宜選択することによって、より
良好な強度を有する熱変色層を得ることができる。
【0018】金属光沢顔料は、熱硬化性樹脂を含む金属
光沢顔料層中における割合が0.1〜40重量%(好ま
しくは、0.2〜30重量%)の範囲にあることが有効
である。前記した金属光沢顔料層の上層或いは金属光沢
顔料層と熱変色層の間には光安定剤層を適宜設けること
ができる。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収
剤、酸化防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スー
パーオキシドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線
吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態
に固着した層であり、前記した熱変色層或いは金属光沢
顔料層の調製に準じて形成できる。
光沢顔料層中における割合が0.1〜40重量%(好ま
しくは、0.2〜30重量%)の範囲にあることが有効
である。前記した金属光沢顔料層の上層或いは金属光沢
顔料層と熱変色層の間には光安定剤層を適宜設けること
ができる。具体的には、前記光安定剤層は紫外線吸収
剤、酸化防止剤、老化防止剤、一重項酸素消光剤、スー
パーオキシドアニオン消光剤、オゾン消色剤、可視光線
吸収剤、赤外線吸収剤から選ばれる光安定剤を分散状態
に固着した層であり、前記した熱変色層或いは金属光沢
顔料層の調製に準じて形成できる。
【0019】熱変色層、金属光沢顔料層及び非熱変色性
着色層は、従来より公知の方法、例えば、スクリーン印
刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ
印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静
電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装
等、種々の手段により形成することができるが、特に本
発明の水スライド転写紙においては、スクリーン印刷が
好適に使用される。
着色層は、従来より公知の方法、例えば、スクリーン印
刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ
印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静
電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装
等、種々の手段により形成することができるが、特に本
発明の水スライド転写紙においては、スクリーン印刷が
好適に使用される。
【0020】
【作用】熱変色性水スライド転写紙の構成中の重要な構
成要件である熱変色層について、同層を形成する熱変色
性インキのビヒクルを実質上の無溶剤型の液状熱硬化性
樹脂とすることにより、熱変色性顔料対バインダー樹脂
の比率を1:3以上とすることができ、それにより熱変
色層の色濃度と皮膜強度の両方の性能が満足される。さ
らに前記無溶剤型の液状熱硬化性樹脂について、熱硬化
温度が接着層の熱硬化温度より低いものを選択し、接着
層の熱硬化温度より低い温度で熱硬化させることにより
接着層の反応活性を失うことがない。本発明の転写紙に
より加飾された容器は、熱変色層の色変化を金属光沢顔
料層を透して看者に視覚させる。ここで、金属光沢顔料
の性状、即ち、天然雲母粒子の表面の酸化チタンの被覆
重量%、光学的厚み等による可視光線の波長の選択的干
渉作用により生じる虹彩効果、透過効果と熱変色層の可
視光線の反射吸収効果の相乗作用により金属光沢調の多
彩色変化を視覚させる。
成要件である熱変色層について、同層を形成する熱変色
性インキのビヒクルを実質上の無溶剤型の液状熱硬化性
樹脂とすることにより、熱変色性顔料対バインダー樹脂
の比率を1:3以上とすることができ、それにより熱変
色層の色濃度と皮膜強度の両方の性能が満足される。さ
らに前記無溶剤型の液状熱硬化性樹脂について、熱硬化
温度が接着層の熱硬化温度より低いものを選択し、接着
層の熱硬化温度より低い温度で熱硬化させることにより
接着層の反応活性を失うことがない。本発明の転写紙に
より加飾された容器は、熱変色層の色変化を金属光沢顔
料層を透して看者に視覚させる。ここで、金属光沢顔料
の性状、即ち、天然雲母粒子の表面の酸化チタンの被覆
重量%、光学的厚み等による可視光線の波長の選択的干
渉作用により生じる虹彩効果、透過効果と熱変色層の可
視光線の反射吸収効果の相乗作用により金属光沢調の多
彩色変化を視覚させる。
【0021】次に、熱変色層の耐光性向上のための金属
光沢顔料層の作用を説明する。前記した如く本発明にお
ける金属光沢顔料層は、光吸収(或いは光反射)機能と
光透過機能の両面を兼ね備えており、熱変色層の機能低
下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくともー部
を吸収或いは反射することになり、熱変色層の耐光性を
飛躍的に向上させるために機能し、更には前記した可視
光線も視覚を妨げない程度の適量を透過させることがで
き、熱変色層の色変化も効果的に視覚させることができ
るのである。この点を更に説明する。一例として例え
ば、熱変色性顔料中の青色に発色する電子供与性呈色性
有機化合物の光分解に大きく影響していると思われる近
紫外線及び青色可視光線(可視光線の中でも最も波長が
短く、エネルギーが高い)をカットする。前記金属光沢
顔料自体に、ある程度、紫外線をカットする特性があ
り、更には青色光を選択的に反射し、黄色光を透過する
特性を有する。又、熱変色特性をみると、熱変色性顔料
が青色を呈しているときは,電子供与性呈色性有機化合
物は黄色光を吸収し、青色光を反射するため、金属光沢
顔料から青色光の反射と相まってメタリックブルーに見
える。次に、熱変色性顔料が無色に変化すると、電子供
与性呈色性有機化合物は全ての可視光線を反射するた
め、金属光沢顔料層を透過した黄色光も熱変色性顔料層
で反射する。その結果として全波長が反射され、無色に
見える。従って、青色←→無色の変化が保持される。
前記現象は、従来の着色フィルターを使う系ではあり得
ない現象であり、可視光線のー部をもカットして、しか
も消色状態が無色にでき、耐光性を向上させるために機
能する。
光沢顔料層の作用を説明する。前記した如く本発明にお
ける金属光沢顔料層は、光吸収(或いは光反射)機能と
光透過機能の両面を兼ね備えており、熱変色層の機能低
下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくともー部
を吸収或いは反射することになり、熱変色層の耐光性を
飛躍的に向上させるために機能し、更には前記した可視
光線も視覚を妨げない程度の適量を透過させることがで
き、熱変色層の色変化も効果的に視覚させることができ
るのである。この点を更に説明する。一例として例え
ば、熱変色性顔料中の青色に発色する電子供与性呈色性
有機化合物の光分解に大きく影響していると思われる近
紫外線及び青色可視光線(可視光線の中でも最も波長が
短く、エネルギーが高い)をカットする。前記金属光沢
顔料自体に、ある程度、紫外線をカットする特性があ
り、更には青色光を選択的に反射し、黄色光を透過する
特性を有する。又、熱変色特性をみると、熱変色性顔料
が青色を呈しているときは,電子供与性呈色性有機化合
物は黄色光を吸収し、青色光を反射するため、金属光沢
顔料から青色光の反射と相まってメタリックブルーに見
える。次に、熱変色性顔料が無色に変化すると、電子供
与性呈色性有機化合物は全ての可視光線を反射するた
め、金属光沢顔料層を透過した黄色光も熱変色性顔料層
で反射する。その結果として全波長が反射され、無色に
見える。従って、青色←→無色の変化が保持される。
前記現象は、従来の着色フィルターを使う系ではあり得
ない現象であり、可視光線のー部をもカットして、しか
も消色状態が無色にでき、耐光性を向上させるために機
能する。
【0022】
実施例1 水溶性糊剤としてデキストリン水溶液を吸水性の印刷用
紙の片面に塗布し、乾燥させて水スライド原紙を作成し
た。前記水スライド原紙の塗布面に、接着層として一液
エポキシ−メラミン系中温熱硬化樹脂インキを折鶴の形
状に塗布し、50℃にて温風乾燥した。次に15℃以上
で無色、10℃以下で青色に変色する熱変色性微小カプ
セル顔料及びシランカップリング剤、紫外線吸収剤、消
泡剤を硬質タイプの液状エポキシ樹脂中に練合、分散さ
せた組成物に常温硬化型の脂肪族ポリアミン系の硬化剤
を添加し、均一に混合して得られる熱変色性インキを用
いて前記接着層よりやや小さめの折鶴の絵柄を印刷した
後、70℃で1時間熱硬化させ熱変色層を形成した。更
に青色金属光沢顔料、消泡剤を一液エポキシ−メラミン
系中温熱硬化型樹脂中に均一に混合して得られる金属光
沢インキを用いて前記熱変色層上に折鶴の形状を印刷
し、乾燥して金属光沢顔料層を形成した。更にカバーコ
ートインキを接着層よりやや大きめに印刷し、温風乾燥
して、金属光沢調熱変色性水スライド転写紙を得た。
紙の片面に塗布し、乾燥させて水スライド原紙を作成し
た。前記水スライド原紙の塗布面に、接着層として一液
エポキシ−メラミン系中温熱硬化樹脂インキを折鶴の形
状に塗布し、50℃にて温風乾燥した。次に15℃以上
で無色、10℃以下で青色に変色する熱変色性微小カプ
セル顔料及びシランカップリング剤、紫外線吸収剤、消
泡剤を硬質タイプの液状エポキシ樹脂中に練合、分散さ
せた組成物に常温硬化型の脂肪族ポリアミン系の硬化剤
を添加し、均一に混合して得られる熱変色性インキを用
いて前記接着層よりやや小さめの折鶴の絵柄を印刷した
後、70℃で1時間熱硬化させ熱変色層を形成した。更
に青色金属光沢顔料、消泡剤を一液エポキシ−メラミン
系中温熱硬化型樹脂中に均一に混合して得られる金属光
沢インキを用いて前記熱変色層上に折鶴の形状を印刷
し、乾燥して金属光沢顔料層を形成した。更にカバーコ
ートインキを接着層よりやや大きめに印刷し、温風乾燥
して、金属光沢調熱変色性水スライド転写紙を得た。
【0023】前記熱変色性水スライド転写紙を水に浸し
て原紙を剥離し、ガラスコップ表面にゴムスキージで十
分に密着させて、室温下で6時間放置した後、カバーコ
ート層のみを剥がした後、150℃でガラスコップに熱
処理を施した。得られたコップは、冷水を注ぐと、無色
のコップにメタリックブルー色の折鶴の絵柄が現出し、
冷水を空けると折鶴の絵柄は消色して元の状態に戻る。
この様相は繰り返し行うことができた。尚、前記コップ
を40℃湯中に一昼夜浸漬した後、絵柄印刷部のクロス
カット試験を行ったが、印刷部の剥離は見られなかっ
た。
て原紙を剥離し、ガラスコップ表面にゴムスキージで十
分に密着させて、室温下で6時間放置した後、カバーコ
ート層のみを剥がした後、150℃でガラスコップに熱
処理を施した。得られたコップは、冷水を注ぐと、無色
のコップにメタリックブルー色の折鶴の絵柄が現出し、
冷水を空けると折鶴の絵柄は消色して元の状態に戻る。
この様相は繰り返し行うことができた。尚、前記コップ
を40℃湯中に一昼夜浸漬した後、絵柄印刷部のクロス
カット試験を行ったが、印刷部の剥離は見られなかっ
た。
【0024】実施例2 水溶性糊剤としてデキストリン及びポリビニルアルコー
ルを含む水溶液を吸水性の印刷用紙の片面に塗布し、乾
燥させて水スライド原紙を作成した。前記水スライド原
紙の塗布面に、接着層として一液エポキシ−メラミン系
中温熱硬化樹脂インキを円形に塗布し、50℃にて温風
乾燥した。次に前記樹脂層中に薄赤色の顔料を混練させ
た非変色性インキを用いて、接着層の範囲内に「寿」の
文字を印刷した。次に45℃以上で無色、40℃以下で
黒色に変色する熱変色性微小カプセル顔料及びシランカ
ップリング剤、紫外線吸収剤、消泡剤を硬質タイプの液
状エポキシ樹脂中に練合、分散させた組成物に常温硬化
型の脂肪族ポリアミン系の硬化剤を添加し、均一に混合
して得られる熱変色性インキを用いて前記接着層よりや
や小さく、且つ「寿」の文字を覆う大きさの円形を印刷
した後、室温下で24時間放置して硬化させ熱変色層を
形成した。更に金色金属光沢顔料、消泡剤を一液エポキ
シ−メラミン系中温熱硬化型樹脂中に均一に混合して得
られる金属光沢インキを用いて前記熱変色層と一致する
円形パターンを印刷し、乾燥して金属光沢顔料層を形成
した。更にカバーコートインキを接着層よりやや大きめ
に印刷し、温風乾燥して、金属光沢調熱変色性水スライ
ド転写紙を得た。
ルを含む水溶液を吸水性の印刷用紙の片面に塗布し、乾
燥させて水スライド原紙を作成した。前記水スライド原
紙の塗布面に、接着層として一液エポキシ−メラミン系
中温熱硬化樹脂インキを円形に塗布し、50℃にて温風
乾燥した。次に前記樹脂層中に薄赤色の顔料を混練させ
た非変色性インキを用いて、接着層の範囲内に「寿」の
文字を印刷した。次に45℃以上で無色、40℃以下で
黒色に変色する熱変色性微小カプセル顔料及びシランカ
ップリング剤、紫外線吸収剤、消泡剤を硬質タイプの液
状エポキシ樹脂中に練合、分散させた組成物に常温硬化
型の脂肪族ポリアミン系の硬化剤を添加し、均一に混合
して得られる熱変色性インキを用いて前記接着層よりや
や小さく、且つ「寿」の文字を覆う大きさの円形を印刷
した後、室温下で24時間放置して硬化させ熱変色層を
形成した。更に金色金属光沢顔料、消泡剤を一液エポキ
シ−メラミン系中温熱硬化型樹脂中に均一に混合して得
られる金属光沢インキを用いて前記熱変色層と一致する
円形パターンを印刷し、乾燥して金属光沢顔料層を形成
した。更にカバーコートインキを接着層よりやや大きめ
に印刷し、温風乾燥して、金属光沢調熱変色性水スライ
ド転写紙を得た。
【0025】前記熱変色性水スライド転写紙を水に浸し
て原紙を剥離し、陶器製湯呑み表面にゴムスキージで十
分に密着させて、しばらく放置した後、カバーコート層
のみを剥がし、湯呑みに150℃の熱処理を施した。得
られた湯呑みは、常温にて金色の円形が視覚された。こ
の湯呑みに熱湯を注ぐと、金色の円形が消えて薄赤色の
「寿」の文字が現出する。しばらく放置して湯温が下が
ると再び金色の円形に戻った。この様相は繰り返し行う
ことができた。尚、前記湯呑みを50℃湯中に1時間浸
漬した後、絵柄印刷部のクロスカット試験を行ったが、
印刷部の剥離は見られなかった。
て原紙を剥離し、陶器製湯呑み表面にゴムスキージで十
分に密着させて、しばらく放置した後、カバーコート層
のみを剥がし、湯呑みに150℃の熱処理を施した。得
られた湯呑みは、常温にて金色の円形が視覚された。こ
の湯呑みに熱湯を注ぐと、金色の円形が消えて薄赤色の
「寿」の文字が現出する。しばらく放置して湯温が下が
ると再び金色の円形に戻った。この様相は繰り返し行う
ことができた。尚、前記湯呑みを50℃湯中に1時間浸
漬した後、絵柄印刷部のクロスカット試験を行ったが、
印刷部の剥離は見られなかった。
【0026】実施例3 水溶性糊剤としてデキストリン及びポリビニルアルコー
ルを含む水溶液を吸水性の印刷用紙の片面に塗布し、乾
燥させて水スライド原紙を作成した。前記水スライド原
紙の塗布面に、樹脂層として一液エポキシ−メラミン系
中温熱硬化樹脂インキを円形に塗布し、温風乾燥した。
次に前記樹脂層中にピンク色の非変色性インキを用い
て、前記接着層よりやや小さめの円形を印刷し、非熱変
色性着色層とした。次に45℃以上で無色、15℃以下
で黒色に変色する広いヒステリシス特性を有する熱変色
性微小カプセル顔料及びシランカップリング剤、紫外線
吸収剤、消泡剤を硬質タイプの液状エポキシ樹脂中に練
合、分散させた組成物に常温硬化型の脂肪族ポリアミン
系の硬化剤を添加し、均一に混合して得られる熱変色性
インキを用いて前記非熱変色性着色層である円形上にベ
タ印刷した後、80℃、30分間の熱硬化処理を施し熱
変色層を形成した。更に銀色金属光沢顔料、消泡剤を一
液エポキシ−メラミン系中温熱硬化型樹脂中に均一に混
合して得られる金属光沢インキを用いて前記熱変色層上
に円形を印刷し、乾燥して金属光沢顔料層を形成した。
更にカバーコートインキを接着層よりやや大きめに印刷
し、温風乾燥して、金属光沢調熱変色性水スライド転写
紙を得た。
ルを含む水溶液を吸水性の印刷用紙の片面に塗布し、乾
燥させて水スライド原紙を作成した。前記水スライド原
紙の塗布面に、樹脂層として一液エポキシ−メラミン系
中温熱硬化樹脂インキを円形に塗布し、温風乾燥した。
次に前記樹脂層中にピンク色の非変色性インキを用い
て、前記接着層よりやや小さめの円形を印刷し、非熱変
色性着色層とした。次に45℃以上で無色、15℃以下
で黒色に変色する広いヒステリシス特性を有する熱変色
性微小カプセル顔料及びシランカップリング剤、紫外線
吸収剤、消泡剤を硬質タイプの液状エポキシ樹脂中に練
合、分散させた組成物に常温硬化型の脂肪族ポリアミン
系の硬化剤を添加し、均一に混合して得られる熱変色性
インキを用いて前記非熱変色性着色層である円形上にベ
タ印刷した後、80℃、30分間の熱硬化処理を施し熱
変色層を形成した。更に銀色金属光沢顔料、消泡剤を一
液エポキシ−メラミン系中温熱硬化型樹脂中に均一に混
合して得られる金属光沢インキを用いて前記熱変色層上
に円形を印刷し、乾燥して金属光沢顔料層を形成した。
更にカバーコートインキを接着層よりやや大きめに印刷
し、温風乾燥して、金属光沢調熱変色性水スライド転写
紙を得た。
【0027】前記熱変色性水スライド転写紙を水に浸し
て原紙を剥離し、コップ表面にゴムスキージで十分に密
着させて、しばらく放置した後、カバーコート層のみを
剥がし、コップに130℃、60分の熱処理を施した。
得られたコップは、常温にてピンク色の円形が視覚され
た。このコップに15℃以下の冷水を注ぐと、熱変色性
インキが黒色に発色し、銀色の円形が視覚された。この
銀色の円形は常温に復しても保持され、45℃以上の湯
を注ぐと再びピンク色の円形が現出して、常温で保持さ
れる。この様相は繰り返し行うことができた。尚、前記
のガラスコップを40℃湯中に一昼夜浸漬した後、絵柄
印刷部のクロスカット試験を行ったが、印刷部の剥離は
見られなかった。
て原紙を剥離し、コップ表面にゴムスキージで十分に密
着させて、しばらく放置した後、カバーコート層のみを
剥がし、コップに130℃、60分の熱処理を施した。
得られたコップは、常温にてピンク色の円形が視覚され
た。このコップに15℃以下の冷水を注ぐと、熱変色性
インキが黒色に発色し、銀色の円形が視覚された。この
銀色の円形は常温に復しても保持され、45℃以上の湯
を注ぐと再びピンク色の円形が現出して、常温で保持さ
れる。この様相は繰り返し行うことができた。尚、前記
のガラスコップを40℃湯中に一昼夜浸漬した後、絵柄
印刷部のクロスカット試験を行ったが、印刷部の剥離は
見られなかった。
【0028】実施例4 水溶性糊剤としてデキストリン水溶液を吸水性の印刷用
紙の片面に塗布し、乾燥させて水スライド原紙を作成し
た。前記水スライド原紙の塗布面に、樹脂層として一液
エポキシ−メラミン系中温熱硬化樹脂インキを折鶴の形
状に塗布し、温風乾燥した。次に10℃以上で無色、1
0℃以下で黒色に変色する熱変色性微小カプセル顔料、
ピンク色の非変色性インキ、シランカップリング剤、紫
外線吸収剤及び消泡剤を硬質タイプの液状エポキシ樹脂
中に練合、分散させた組成物に常温硬化型の脂肪族ポリ
アミン系の硬化剤を添加し、均一に混合して得られる熱
変色性インキを用いて前記接着層よりやや小さめの折鶴
の絵柄を印刷した後、70℃で1時間熱硬化させ、熱変
色層を形成した。更に銀色金属光沢顔料、消泡剤を一液
エポキシ−メラミン系中温熱硬化型樹脂中に均一に混合
して得られる金属光沢インキを用いて前記熱変色層上に
折鶴の形状を印刷し、乾燥して金属光沢顔料層を形成し
た。更にカバーコートインキを接着層よりやや大きめに
印刷し、温風乾燥して、金属光沢調熱変色性水スライド
転写紙を得た。
紙の片面に塗布し、乾燥させて水スライド原紙を作成し
た。前記水スライド原紙の塗布面に、樹脂層として一液
エポキシ−メラミン系中温熱硬化樹脂インキを折鶴の形
状に塗布し、温風乾燥した。次に10℃以上で無色、1
0℃以下で黒色に変色する熱変色性微小カプセル顔料、
ピンク色の非変色性インキ、シランカップリング剤、紫
外線吸収剤及び消泡剤を硬質タイプの液状エポキシ樹脂
中に練合、分散させた組成物に常温硬化型の脂肪族ポリ
アミン系の硬化剤を添加し、均一に混合して得られる熱
変色性インキを用いて前記接着層よりやや小さめの折鶴
の絵柄を印刷した後、70℃で1時間熱硬化させ、熱変
色層を形成した。更に銀色金属光沢顔料、消泡剤を一液
エポキシ−メラミン系中温熱硬化型樹脂中に均一に混合
して得られる金属光沢インキを用いて前記熱変色層上に
折鶴の形状を印刷し、乾燥して金属光沢顔料層を形成し
た。更にカバーコートインキを接着層よりやや大きめに
印刷し、温風乾燥して、金属光沢調熱変色性水スライド
転写紙を得た。
【0029】前記熱変色性水スライド転写紙を水に浸し
て原紙を剥離し、ガラスコップ表面にゴムスキージで十
分に密着させて、しばらく放置した後、カバーコート層
のみを剥がし、コップに160℃、20分間の熱処理を
施した。得られたコップは、常温でピンク色の折鶴の絵
柄が視覚される。又、10℃以下の冷水を注ぐと、ピン
ク色の折鶴の絵柄が銀色に変色する。再び冷水を空ける
と折鶴の絵柄は変色してピンク色に戻る。この様相は繰
り返し行うことができる。尚、前記のコップを50℃湯
中に1時間浸漬した後、絵柄印刷部のクロスカット試験
を行ったが、印刷部の剥離は見られなかった。
て原紙を剥離し、ガラスコップ表面にゴムスキージで十
分に密着させて、しばらく放置した後、カバーコート層
のみを剥がし、コップに160℃、20分間の熱処理を
施した。得られたコップは、常温でピンク色の折鶴の絵
柄が視覚される。又、10℃以下の冷水を注ぐと、ピン
ク色の折鶴の絵柄が銀色に変色する。再び冷水を空ける
と折鶴の絵柄は変色してピンク色に戻る。この様相は繰
り返し行うことができる。尚、前記のコップを50℃湯
中に1時間浸漬した後、絵柄印刷部のクロスカット試験
を行ったが、印刷部の剥離は見られなかった。
【0030】
【発明の効果】本発明金属光沢調熱変色性水スライド転
写紙によれば、複雑な形状の容器類、食器類、装飾品に
ついて精度の高い熱変色性の絵柄等を絵付けできるだけ
でなく、金属光沢顔料層の積層による、可視光線の選択
的干渉作用により生じる虹彩効果、透過効果と熱変色層
の明度との相関により、金色、銀色、その他多彩なメタ
リック色等からの鮮明な色変化を看者に視覚させること
ができることは勿論、金属光沢顔料層により熱変色層の
機能低下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくと
も一部が吸収または反射されることにより耐光性が顕著
に向上されており、さらには、隠蔽性が顕著に向上され
ており、下地の非熱変色像を効果的に隠顕させることが
できる。又、前記熱変色層の熱変色性は金属光沢顔料層
によって何ら損なわれることもないので、熱変色性材料
の特性がそのまま発現されることになり、温度変化によ
る色濃度−温度曲線に関し、ヒステリシス幅の狭い高感
度の熱変色性材料にあっては、温度変化に鋭敏に感応
し、発消色を繰り返し、一方、ヒステリシス幅の大きい
色彩記憶性感温色素を適用した系では、変色に要した熱
又は冷熱を取り去った後も、変色前後の様相を常温域で
互変的に記憶保持でき、熱又は冷熱具を用いてユーザー
自身が好みの像を形成して楽しむこともできる。
写紙によれば、複雑な形状の容器類、食器類、装飾品に
ついて精度の高い熱変色性の絵柄等を絵付けできるだけ
でなく、金属光沢顔料層の積層による、可視光線の選択
的干渉作用により生じる虹彩効果、透過効果と熱変色層
の明度との相関により、金色、銀色、その他多彩なメタ
リック色等からの鮮明な色変化を看者に視覚させること
ができることは勿論、金属光沢顔料層により熱変色層の
機能低下に悪影響を及ぼす紫外線や可視光線の少なくと
も一部が吸収または反射されることにより耐光性が顕著
に向上されており、さらには、隠蔽性が顕著に向上され
ており、下地の非熱変色像を効果的に隠顕させることが
できる。又、前記熱変色層の熱変色性は金属光沢顔料層
によって何ら損なわれることもないので、熱変色性材料
の特性がそのまま発現されることになり、温度変化によ
る色濃度−温度曲線に関し、ヒステリシス幅の狭い高感
度の熱変色性材料にあっては、温度変化に鋭敏に感応
し、発消色を繰り返し、一方、ヒステリシス幅の大きい
色彩記憶性感温色素を適用した系では、変色に要した熱
又は冷熱を取り去った後も、変色前後の様相を常温域で
互変的に記憶保持でき、熱又は冷熱具を用いてユーザー
自身が好みの像を形成して楽しむこともできる。
Claims (5)
- 【請求項1】 金色、銀色、その他メタリック色等の金
属光沢調の色彩からの色変化を示す熱変色性水スライド
転写紙であって、原紙の一面に水溶性糊層、熱硬化性樹
脂からなる接着層、電子供与性呈色性有機化合物と電子
受容性化合物と両者の呈色反応を可逆的に生起させる有
機化合物媒体とからなる均質相溶体をマイクロカプセル
に内包させた熱変色性顔料が熱硬化性樹脂中に分散状態
に固着された熱変色層、天然雲母の表面を酸化チタンで
被覆した粒度が5〜100μmの金属光沢顔料が熱硬化
性樹脂中に分散状態に固着された金属光沢顔料層及びカ
バーコート層が順次積層されてなる金属光沢調熱変色性
水スライド転写紙。 - 【請求項2】 前記熱変色層の熱硬化性樹脂は、前記接
着層の熱硬化性樹脂より低い温度で熱硬化する無溶剤型
の熱硬化性樹脂である請求項1記載の金属光沢調熱変色
性水スライド転写紙。 - 【請求項3】 接着層と熱変色層の間に非熱変色性着色
層を設けてなる請求項1記載の金属光沢調熱変色性水ス
ライド転写紙。 - 【請求項4】 熱変色層が温度変化による色濃度−温度
曲線に関し、大きなヒステリシス特性を示して変色する
色彩記憶性感温色素を含む熱変色性材料を含む色材によ
り構成されてなる請求項1記載の金属光沢調熱変色性水
スライド転写紙。 - 【請求項5】 請求項1乃至4記載の金属光沢調熱変色
性水スライド転写紙を用いて転写、加飾された容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6232368A JPH0872496A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6232368A JPH0872496A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0872496A true JPH0872496A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=16938129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6232368A Pending JPH0872496A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | 金属光沢調熱変色性水スライド転写紙及びそれを用いて転写加飾された容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0872496A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014604A1 (fr) * | 2000-08-18 | 2002-02-21 | Thibierge Et Comar | Papier transparent ou translucide comportant des elements optiques solides en masse ou en surface |
JP2004202807A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Noritake Co Ltd | 転写シート及びその製造方法 |
WO2008113221A1 (fr) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Nantong San Teh Paper Tech Co., Ltd. | Papier de développement d'impression métallique |
CN103909755A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-09 | 库尔兹压烫科技(合肥)有限公司 | 一种具有金属颜料层的热转印箔 |
CN114132111A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-03-04 | 江苏集萃智能液晶科技有限公司 | 一种变色水转印膜、制备方法及其水转印工艺 |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP6232368A patent/JPH0872496A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014604A1 (fr) * | 2000-08-18 | 2002-02-21 | Thibierge Et Comar | Papier transparent ou translucide comportant des elements optiques solides en masse ou en surface |
JP2004202807A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-07-22 | Noritake Co Ltd | 転写シート及びその製造方法 |
WO2008113221A1 (fr) * | 2007-03-20 | 2008-09-25 | Nantong San Teh Paper Tech Co., Ltd. | Papier de développement d'impression métallique |
CN103909755A (zh) * | 2014-04-09 | 2014-07-09 | 库尔兹压烫科技(合肥)有限公司 | 一种具有金属颜料层的热转印箔 |
CN114132111A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-03-04 | 江苏集萃智能液晶科技有限公司 | 一种变色水转印膜、制备方法及其水转印工艺 |
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