JP3116676U - タイヤ着脱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ベースから垂直に起立するスタッドにはタイヤの側面を押圧するビードローラを昇降可能に取付け、またスタッドの上端には水平移動と上下移動が可能なビードツメを備えたタイヤ着脱装置であって、大型タイヤであっても持ち上げることなくタイヤ装着部に装着することが出来るタイヤ着脱装置の提供。
【解決手段】ベース1には基台6を軸21を中心として揺動可能に取付けると共に、ベース1と基台6をシリンダー19にて連結し、そして基台上にはホイールの穴に嵌って該ホイールを固定するためのタイヤ装着部5を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ベース1には基台6を軸21を中心として揺動可能に取付けると共に、ベース1と基台6をシリンダー19にて連結し、そして基台上にはホイールの穴に嵌って該ホイールを固定するためのタイヤ装着部5を備えている。
【選択図】図1
Description
本考案はタイヤを水平状態で装着して着脱するように構成したタイヤ着脱装置に関するものである。
タイヤ着脱装置にも色々な形式が存在しているが、大別するならばタイヤを水平に装着した状態で着脱する形式と、タイヤを垂直に起立した状態で装着する形式とがある。トラックやバスなどに使用される大型タイヤの場合には、一般に垂直に起立した状態で装着して着脱操作が行われ、逆に乗用車などに使用される小型タイヤの場合には水平に倒した状態で装着されて着脱が行われている。
大型タイヤの場合、その重量が大きい為に水平状態に倒すことは容易でなく、また一旦倒してしまうと垂直に起立させることが出来ないことから、タイヤを垂直に起立した状態で転がし移動し、そのままの状態で装置に装着するほうが便利である。これに対して、小さなタイヤは持ち上げることも可能であることから、水平テーブル上に倒した状態で載せて着脱を行うことが出来る。
大型タイヤをホイールに着脱する場合には、ビードローラをタイヤ側面に押圧しながら回転することで行われるが、乗用車などの小型タイヤではその扁平率が低い為に単にビードローラで押圧しながら回転してもタイヤの着脱が出来ないこともある。すなわち、タイヤのビード部がホイールの耳部から離脱せず、またホイールに嵌らない。そこで、タイヤビード部にツメを係止すると共に、その状態でタイヤを回転することにより着脱操作を行っている。
図6は従来の一般的な大型タイヤ用タイヤ着脱装置を表し、図7は従来の小型タイヤ用の水平置きタイヤ着脱装置を表している。図6に示す大型タイヤ用の着脱装置はベース(イ)に本体(ロ)を立設し、該本体(ロ)にホイールを止着する取付け盤(ハ)を先端に固定した主軸(ニ)を水平状態で装着している。
そしてベース上にガイドレール(ホ)、(ホ)を上記主軸(ニ)に平行して設け、該ガイドレール(ホ)、(ホ)には移動台(ヘ)を送り装置を介して摺動自在に取着し、移動台上にはハンドル操作で伸縮調整可能なビードローラ(ト)、(ト)を装着している。上記取付け盤(ハ)にはホイールが固定され、該ホイールに装着されているタイヤにビードローラを側面から押圧してタイヤを回転しながらホイールから取外すことが出来る。
しかし、車輪によってはタイヤ側面にビードローラ(ト)を押圧してもホイールからタイヤが外れない場合もある。特に扁平タイヤの場合、又期間が経って硬くなったタイヤの場合には外れ難く、その為にビードローラ(ト)の対向側を作業者が手で押さえてホイールドロップ部に落とし込んだタイヤビード部が上がらないようにしている。
図7に示す従来の横置き形式の小型タイヤ用着脱装置は、本体(チ)からスタッド(リ)が垂直に起立し、該スタッド上端にはガイド(ヌ)を設けると共にガイド(ヌ)には水平スライダー(ル)がスライド可能に取付けられている。そして、水平スライダー(ル)の先端には垂直ガイドを有し、垂直ガイドには垂直スライダーが上下動可能に取付けられ、垂直スライダーの下端にはビードツメ(オ)を設けている。
一方、本体(チ)にはスタッド(リ)に隣接して補助スタッド(ワ)が起立し、該補助スタッド(ワ)にはアーム(カ)が揺動可能に取付けられ、アーム先端にはスリーブ(ヨ)を有すと共に、スリーブ(ヨ)をガイドとして上下動するロッド(タ)を設けている。そして、ロッド下端にはビードローラ(レ)を取着している。さらに、本体(チ)上にはテーブル(ソ)が取付けられ、該テーブル(ソ)にはツメ(ツ)、(ツ)・・を介してタイヤ付きホイールは固定される。
ところで、その着脱装置は上記ビードローラ(レ)とビードツメ(オ)を併用してホイールに装着されているタイヤを取外すことが出来、逆にホイールにタイヤを装着することが出来る。このタイヤ着脱装置はタイヤの扁平率は低くなっても着脱を行うことが出来る。
特許第2668318号に係る「扁平タイヤの取外し方法及びその装置」
特許第2724661号に係る「扁平タイヤの装着方法」
このように、タイヤ着脱装置には大型タイヤ用の縦置き形式と小型タイヤ用の横置き形式とが存在するが、近年の大型タイヤであっても単にビードローラを側面に押圧して回転するだけではタイヤの着脱が出来ない場合がある。本考案が解決しようとする課題はこの問題点であり、大型タイヤを持ち上げることなく水平状態に横置きすることが出来、ツメとビードローラとを併用して着脱を行うことが出来るタイヤの着脱装置を提供する。
本考案に係るタイヤ着脱装置は横置き形式であって、ベースからスタッドが垂直に起立し、該スタッドの上端にはスライドするする水平スライダーを設け、該水平スライダー先端にはタイヤのビード部に係止するビードツメを下端に有す垂直スライダーを上下方向にスライド可能に備えている。また、スタッドにはビードローラを取付けた昇降台を設け、該昇降台はスタッドに沿って昇降動することが出来る。
そして、本考案のタイヤ着脱装置は大型タイヤであっても着脱操作が出来るように構成され、その為にタイヤ装着部を備えている。タイヤ装着部は水平軸を基点として揺動することが出来る揺動基台を有し、該揺動基台にはホイールを装着する装着部を備えている。ここで、上記揺動基台にはシリンダーが取付けられて、該シリンダーのピストンロッドの伸縮動により揺動基台は倒れたり、起立したりすることが出来る。
本考案のタイヤ着脱装置はタイヤを倒した状態で着脱操作を行うことが出来るように構成され、その為に垂直に起立するスタッドに取付けているビードツメとビードローラとを併用してタイヤの着脱をスムーズに行うことが出来る。すなわち、ホイールのビードに固着したタイヤビード部はビードローラにて外され、外されたビード部はビードツメに係止され、タイヤが回転することでホイールから外される。タイヤをホイールに装着する場合にはビードツメにビード部を係止した状態で回転して行われる。
また、大型タイヤであっても、タイヤを装着することが出来るタイヤ装着部が倒れる為に、倒れた状態の装着部に起立しているタイヤ付きホイールを取付けることが出来る。そして、タイヤ装着部に装着されたタイヤは、タイヤ装着部が起立することで水平に横たわり、タイヤの着脱操作が行われる。従って、タイヤを持ち上げたり倒したりする必要はない。また、ホイールにタイヤを装着した後でタイヤ装着部から取外す場合にも、該タイヤ装着部を倒した状態で、タイヤ装着部から解放され、タイヤは起立状態にあってそのまま転がし移動できる。
図1は本考案に係るタイヤ着脱装置を表している実施例である。同図の1はベース、2はスタッド、3a,3bはビードローラ、4はビードツメ、5はタイヤ装着部、6は基台をそれぞれ示している。上記ビードローラ3a,3bは昇降台7a,7bに取付けられ、両昇降台7a,7bは所定の距離を隔てた状態でスタッド2に沿って昇降動することが出来る。
ビードローラ3aは水平に横たわったタイヤの上側を押圧することが出来、他方のビードローラ3bはタイヤの下側を押圧することが出来る。従って、一般的な扁平率のタイヤであるならば、両ビードローラ3a,3bを駆使することでタイヤの着脱を行うことが出来る。スタッド2に備わっている昇降台7a,7bの昇降手段は限定しないが、一般には油圧シリンダーにて行われ、又はスタッド2に沿って延びるスクリューの回転にて行うことが出来る。
そして、スタッド2の上端にはアーム8を斜め上方へ延ばし、アーム8の先端に設けている水平ガイド9には水平スライダー10が水平方向にスライドできるように取付けられている。さらに、水平スライダー10の先端には垂直ガイド11が設けられ、この垂直ガイド11には垂直スライダー12が上下動出来るように取付けられている。上記ビードツメ4は垂直スライダー12の下端に取着され、そして、使用しない時にはビードツメ4が常に上昇位置にあるように垂直スライダー12にはコイルバネ13が取付けられている。
ところで、ビードツメ4はタイヤのビード部に係止することが出来、この状態でタイヤが回転するならば該タイヤの着脱が行われる。ところで、タイヤはタイヤ装着部5に装着されて水平に横たわり、タイヤ装着部5は4枚のリンク15,15・・を介して4個のツメ14,14・・を開閉可能に取付け、該ツメ14,14・・にホイールを係止して固定することが出来る。
図2は上記装着部を倒した状態を表しているが、本考案のタイヤ着脱装置は同図に示すようにタイヤ装着部を倒すことが出来、その為に起立した状態のタイヤをタイヤ装着部に装着することが出来る。すなわち、大型タイヤを持ち上げて装着する必要はなく、装着部のツメを閉じた状態でホイールの穴に挿入し、挿入したところで各ツメを開くならばタイヤを装着したホイールは該装着部に固定される。そして、シリンダーのピストンロッドを縮小して基台を起立させることが出来る。
図3〜図5はタイヤを装着する工程を表している。
図3は装着部5が基台6と共に倒れている場合で、ツメ14,14・・は閉じた状態にある。そこで、大型タイヤ16を転がして装着部5の近くまで運び、ホイール17の穴18に装着部5の先端ツメ14,14・・が挿入するように大型タイヤ16を傾ける。
図3は装着部5が基台6と共に倒れている場合で、ツメ14,14・・は閉じた状態にある。そこで、大型タイヤ16を転がして装着部5の近くまで運び、ホイール17の穴18に装着部5の先端ツメ14,14・・が挿入するように大型タイヤ16を傾ける。
図4は装着部5のツメ14,14・・を開いてホイール17を固定した状態を示している。装着部5のツメ14,14・・を開くことでホイール17の穴内周縁に各ツメ14,14・・が係止してタイヤ付きホイール17が固定される。勿論、大型タイヤ16は傾斜した状態のままである。
図5は装着部5を起立した場合を示している。タイヤ付きホイール17は装着部5に固定されている為に、装着部5が起立するならばタイヤ付きホイール17は同図に示すように持ち上げられて水平に横たわる。装着部5の起立はベース1に取着しているシリンダー19のピストンロッド20が基台6と連結している為に、該ピストンロッド20を縮小することで基台6は軸21を中心として揺動して図5のように起立する。従って、逆にピストンロッド20を伸長するならば、基台6は図4のように倒れる。
このように、装着部5に装着・固定されて水平に横たわる大型タイヤ16をホイール17から取外す工程は従来通りである。
ホイール17に装着されている大型タイヤ16は、一般にタイヤビード部がホイール17の耳部に固着している為に、上下ビードローラ3a,3bを横たわっている大型タイヤ16の上下側面に押圧しながら該大型タイヤ16を回転することでビード部はホイール17の耳部から離脱する。
ホイール17に装着されている大型タイヤ16は、一般にタイヤビード部がホイール17の耳部に固着している為に、上下ビードローラ3a,3bを横たわっている大型タイヤ16の上下側面に押圧しながら該大型タイヤ16を回転することでビード部はホイール17の耳部から離脱する。
そこで、タイヤビード部にビードツメ4を係止し、装着部5と共に大型タイヤ16を回転するならばタイヤビード部がホイール17から外れる。同じく、下側のタイヤビード部もビードツメ4に係止して回転することで外れる。ここで、ビードツメ4はタイヤビード部の位置に合うように水平スライダー10及び垂直スライダー12をスライドさせることで行い、タイヤビード部にビードツメ4を係止することが出来る。
逆に、ホイール17に大型タイヤ16を装着する場合にも、タイヤビード部にビードツメ4を係止して大型タイヤ16を回転する。ビードツメ4は大型タイヤ16の回転に伴ってタイヤビード部が外れたり、逆に装着されるような形状となっている。そして、基台6には装着部5を回転する為のモータを備え、又装着部5のツメ14,14・・を開平する為のシリンダーを備えている。
1 ベース
2 スタッド
3 ビードローラ
4 ビードツメ
5 タイヤ装着部
6 基台
7 昇降台
8 アーム
9 水平ガイド
10 水平スライダー
11 垂直ガイド
12 垂直スライダー
13 コイルバネ
14 ツメ
15 リンク
16 大型タイヤ
17 ホイール
18 穴
19 シリンダー
20 ピストンロッド
21 軸
2 スタッド
3 ビードローラ
4 ビードツメ
5 タイヤ装着部
6 基台
7 昇降台
8 アーム
9 水平ガイド
10 水平スライダー
11 垂直ガイド
12 垂直スライダー
13 コイルバネ
14 ツメ
15 リンク
16 大型タイヤ
17 ホイール
18 穴
19 シリンダー
20 ピストンロッド
21 軸
Claims (2)
- ベースから垂直に起立するスタッドにはタイヤの側面を押圧するビードローラを昇降可能に取付け、またスタッドの上端には水平移動と上下移動が可能なビードツメを備えたタイヤ着脱装置において、上記ベースには軸を中心として基台を揺動可能に取付けると共に、該ベースと基台をシリンダーにて連結し、そして基台上にはホイールの穴に嵌って該ホイールを固定するためのタイヤ装着部を備えたことを特徴とするタイヤ着脱装置。
- 上記スタッドの上端からアームを延ばして先端に水平ガイドを設け、該水平ガイドには水平スライダーをスライド可能に取付け、そして水平スライダーの先端には垂直ガイドを設けると共に該垂直ガイドには垂直スライダーを上下方向にスライド可能に取付け、そして垂直スライダーの下端にはビードツメを取着すると共に、垂直スライダーには該ビードツメを常に上昇させるバネ力を付勢するコイルバネを取付けた請求項1記載のタイヤ着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005007486U JP3116676U (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | タイヤ着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005007486U JP3116676U (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | タイヤ着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3116676U true JP3116676U (ja) | 2005-12-15 |
Family
ID=43278889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005007486U Expired - Lifetime JP3116676U (ja) | 2005-09-12 | 2005-09-12 | タイヤ着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3116676U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111674211A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-09-18 | 秦皇岛市大象轮胎有限公司 | 一种轮胎拆卸清洗装置 |
-
2005
- 2005-09-12 JP JP2005007486U patent/JP3116676U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111674211A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-09-18 | 秦皇岛市大象轮胎有限公司 | 一种轮胎拆卸清洗装置 |
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