JP3116327U - 眼鏡フレーム用丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡フレーム - Google Patents

眼鏡フレーム用丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡フレーム Download PDF

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Abstract

【課題】 部品点数が少なくメンテナンスの容易な構成で、テンプルをヨロイに対して普通に開いた状態から更に外方へ押し広げる際に弾性力が作用し得る丁番構造を提供する。
【解決手段】 丁番構造1は、係合部材11と弾性部材12と付勢部材13とを備える。係合部材は、テンプルTの基端部から内側に向けて延設されると共に、延設方向先端に係合部111を具備する。弾性部材は、先端部がテンプルに取り付けられ、基端部に係合部材を挿通する挿通孔121を具備すると共に、基端部がテンプルの回動方向内側に向けてテンプルから離間するように配置されている。付勢部材は、基端部がヨロイEに取り付けられ、先端部に係合部材を挿通する挿通孔131と、係合部材の係合部と係合する係止部とを具備すると共に、先端部が弾性部材の基端部に対して内側で重なり合うように配置されている。
【選択図】 図2

Description

本考案は、眼鏡フレームを構成するヨロイとテンプルとの間に介設され、前記テンプルを前記ヨロイに対して回動自在に連結するための丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡フレームに関する。
従来より、眼鏡フレームのテンプルをヨロイに対して回動自在に連結するための丁番構造として、種々のものが提案されている。
その内、いわゆるバネ丁番と称される丁番構造は、眼鏡フレームのテンプルとヨロイとをヒンジ連結する丁番にバネ機構(コイルバネ、板バネ等)を組み込んだものである。斯かるバネ丁番を用いれば、テンプルを普通に開いた状態からバネ機構による弾性力に抗して更に外方へ無理なく押し広げた後に眼鏡フレームを装着することができる一方、装着後には前記弾性力によってテンプルが眼鏡フレーム装着者の側頭部を適度に締め付けるため、確実に眼鏡フレームを装着できるという利点を有する。
しかしながら、以上のようなバネ丁番と称される丁番構造の多くは、バネ機構が丁番(コマ部品)に内蔵されたものであるため、どうしても構成が複雑化し、組み立て作業やメンテナンスに手間を要するという問題があった。
そこで、斯かる問題を解決するべく、バネ機構が丁番(コマ部品)の外部に設けられたバネ丁番が提案されている(例えば、特許文献1参照)。より具体的に説明すれば、特許文献1に開示されたバネ丁番は、テンプルの基端側に円筒状のスライダーとコイルバネとが各々進退可能に被嵌されており、テンプルの所定位置に形成した雄ねじ部分に、内周に雌ねじを有する円筒状のストッパーが螺着されている。そして、前記ストッパーによりコイルバネの一端を支えるようにしながらコイルバネを圧縮させ、この圧縮状態のコイルバネの弾性付勢力を利用することによって、ヨロイの端部に取り付けられたコマ部品の先端部に形成されたカム面に対し、前記スライダーを付勢状態で接触させる構成とされている。斯かる構成により、スライダーとコマ部品のカム面とが協働し、ヨロイに対してテンプルを所要の開閉位置で弾性的に保持可能とされている。
斯かる構成を有する特許文献1に記載のバネ丁番によれば、バネ機構(コイルバネ)がコマ部品の外部に取り付けられているため、コマ部品の内部にバネ機構を取り付ける場合に比べれば構成が簡素化されるという利点を有する。しかしながら、コマ部品の先端部にカム面を形成する必要がある他、必要な部品点数も多いため、やはり組み立て作業やメンテナンスに手間を要するという課題は十分に解決されないという問題がある。
また、特許文献1に記載のバネ丁番は、コマ部品同士の連結にネジを用いているため、テンプルの回動動作を繰り返すことによってネジに緩みが生じ、定期的に締め直す必要があるという点でもメンテナンスに手間を要する。
実用新案登録第3022944号公報
本考案は、斯かる従来技術の問題点を解決するべくなされたものであり、部品点数が少なくメンテナンスの容易な構成で、テンプルをヨロイに対して普通に開いた状態から更に外方へ押し広げる際に弾性力が作用し得る丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡を提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本考案は、眼鏡フレームを構成するヨロイとテンプルとの間に介設され、前記テンプルを前記ヨロイに対して回動自在に連結するための丁番構造であって、係合部材と、弾性部材と、付勢部材とを備え、前記係合部材は、前記テンプルの基端部から前記テンプルの回動方向内側に向けて延設されると共に、延設方向先端に係合部を具備し、前記弾性部材は、先端部が前記テンプルに取り付けられ、基端部に前記係合部材を前記テンプルの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔を具備すると共に、前記基端部が前記テンプルの回動方向内側に向けて前記テンプルから離間するように配置され、前記付勢部材は、基端部が前記ヨロイに取り付けられ、先端部に前記係合部材を前記テンプルの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔と、前記係合部材の係合部と係合する係止部とを具備すると共に、前記先端部が前記弾性部材の基端部に対して前記テンプルの回動方向内側で重なり合うように配置されていることを特徴とする眼鏡フレーム用丁番構造を提供するものである。
本考案に係る丁番構造は、テンプルの基端部からテンプルの回動方向内側に向けて延設された係合部材が、ヨロイに取り付けられた付勢部材の挿通孔に回動可能に挿通されると共に、係合部材(係合部材先端の係合部)と付勢部材(付勢部材の係止部)とが係合するように構成されている。従って、本考案に係る丁番構造を用いた眼鏡フレームのテンプルは、該テンプルから延設された係合部材と、該係合部材に係合する付勢部材とを介してヨロイに連結されることになる。そして、係合部材が付勢部材の挿通孔に回動可能に挿通されるため、テンプルをヨロイに対して回動させることが可能である。
また、本考案に係る丁番構造は、先端部がテンプルに取り付けられ、基端部に係合部材をテンプルの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔を具備すると共に、基端部がテンプルの回動方向内側に向けてテンプルから離間するように配置された弾性部材を備え、付勢部材の先端部が弾性部材の基端部に対してテンプルの回動方向内側で重なり合うように配置されている。換言すれば、本考案に係る丁番構造を眼鏡フレームに用いた場合、テンプルの回動方向に沿って、テンプルと付勢部材との間に弾性部材が介在する構成となっている。従って、テンプルを普通に開いた状態から更に外側へ押し広げた場合、付勢部材によって弾性部材が外側へ押圧され、テンプルとの離間距離が短くなるように弾性部材が変形するため、弾性復元力(弾性力)が作用することになる。この弾性力により、テンプルは普通に開いた元の状態に戻ろうとする。
以上のように、本考案によれば、部品点数の少ない簡素な構成(係合部材、弾性部材及び付勢部材で構成される)で、テンプルをヨロイに対して普通に開いた状態から更に外方へ押し広げる際に弾性力が作用し得る丁番構造が得られる。このため、弾性部材の弾性力に抗して外方へ無理なく押し広げた後に眼鏡フレームを装着することができる一方、装着後には前記弾性力によってテンプルが眼鏡フレーム装着者の側頭部を適度に締め付けるため、確実な眼鏡フレームの装着が可能になるという利点を有する。なお、本考案において「基端部」とは、丁番構造を眼鏡フレームに適用した場合における前枠側の端部を意味し、「先端部」とは前記前枠側とは反対側の端部を意味する。
ここで、近年の眼鏡フレームに対するファッション性、デザイン性等の装飾機能重視の傾向に鑑みれば、テンプルを容易に取り替え可能にすることが好ましい。従って、好ましくは、前記係合部材の係合部と前記付勢部材の係止部とが、着脱自在に係合する構成とされる。
斯かる好ましい構成によれば、係合部材と付勢部材とが着脱自在であるため、係合部材が延設されたテンプルを、付勢部材が取り付けられたヨロイから容易に着脱することができる。従って、予め各種の装飾が施されたテンプルを複数用意しておき、この中から、TPO(時(Time)、所(Place)、場合(Occasion))に併せて好みのテンプルを選択して、容易に取り替えることができるという利点が得られる。
なお、本考案は、前記丁番構造を備えることを特徴とする眼鏡フレームとしても提供される。
本考案に係る丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡フレームによれば、部品点数の少ない簡素な構成で、テンプルをヨロイに対して普通に開いた状態から更に外方へ押し広げる際に弾性力が作用し得る丁番構造が得られる。このため、弾性部材の弾性力に抗して外方へ無理なく押し広げた後に眼鏡を装着することができる一方、装着後には前記弾性力によってテンプルが眼鏡フレーム装着者の側頭部を適度に締め付けるため、確実な眼鏡フレームの装着が可能になるという利点を有する。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の実施形態について説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る丁番構造を眼鏡フレームに取り付けた状態を示す平面である。図2は、図1に示す丁番構造の近傍を拡大して示す平面図である。図3は、図2に示す付勢部材の先端部を矢符Xの方向から見た図である。図4は、図2に示す弾性部材の基端部を矢符Xの方向から見た図である。図1〜図4に示すように、本実施形態に係る丁番構造1は、眼鏡フレーム100を構成するヨロイEとテンプルTとの間に介設され、係合部材11と、弾性部材12と、付勢部材13とを備えており、テンプルTをヨロイEに対して回動自在に連結するように構成されている。
係合部材11は、テンプルTの基端部からテンプルTの回動方向内側に向けて延設されると共に、延設方向先端に係合部111を具備している。本実施形態に係る係合部材11は、テンプルTの回動方向内側の部分が長くなるように、テンプルTに設けられた孔T1に嵌入され、ロウ付けや接着材等によって固定された形態とされている。また、本実施形態に係る係合部111は、フック状の形態とされている。
弾性部材12は、先端部がテンプルTに取り付けられている。本実施形態に係る弾性部材12の先端部は、ロウ付けや接着材等によってテンプルTに固定された形態とされているが、ネジ止めによって固定することも可能である。弾性部材12は、基端部に係合部材11をテンプルTの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔121を具備している。より具体的に説明すれば、テンプルTの回動に伴い、テンプルTに取り付けられた係合部材11も回動することになるが、弾性部材12の挿通孔121は、この係合部材11の回動動作を妨げることのない寸法、すなわち回動動作によって係合部材11が移動する範囲以上の寸法とされている。弾性部材12の基端部は、テンプルTの回動方向内側に向けてテンプルTから離間するように配置されている。より具体的に説明すれば、本実施形態に係る弾性部材12は、先端部から基端部に向けてテンプルTから離間するように屈曲した形状とされている。
付勢部材13は、基端部がヨロイEに取り付けられている。本実施形態に係る付勢部材13の基端部は、ロウ付けや接着材等によってヨロイEに固定された形態とされているが、ネジ止めによって固定することも可能である。付勢部材13は、先端部に係合部材11をテンプルTの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔131を具備している。より具体的に説明すれば、テンプルTの回動に伴い、テンプルTに取り付けられた係合部材11も回動することになるが、付勢部材13の挿通孔131は、この係合部材11の回動動作を妨げることのない寸法、すなわち回動動作によって係合部材11が移動する範囲以上の寸法とされている。また、付勢部材13は、先端部に係合部材11の係合部111と係合する係止部132を具備している。より具体的に説明すれば、本実施形態に係る係止部132は、フック状の形態とされた係合部111と係合するように、付勢部材13の先端に設けられた凹部とされている。付勢部材13の先端部は、弾性部材12の基端部に対してテンプルTの回動方向内側で重なり合うように配置されている。より具体的に説明すれば、図1又は図2に示すように、テンプルTをヨロイEに対して普通に開いた状態において、付勢部材13の先端部と弾性部材12の基端部とが面接触し、弾性部材12の弾性力が付勢部材13に対して若干作用する状態に配置されている。
以上に説明したように、本実施形態に係る丁番構造1は、テンプルTの基端部からテンプルTの回動方向内側に向けて延設された係合部材11が、ヨロイEに取り付けられた付勢部材13の挿通孔131に回動可能に挿通されると共に、係合部材11(係合部材11先端の係合部111)と付勢部材13(付勢部材13の係止部132)とが係合するように構成されている。従って、眼鏡フレーム100のテンプルTは、テンプルTから延設された係合部材11と、係合部材11に係合する付勢部材13とを介してヨロイEに連結されることになる。そして、係合部材11が付勢部材13の挿通孔131に回動可能に挿通されるため、テンプルTをヨロイEに対して回動させることが可能である。
また、本実施形態に係る丁番構造1は、先端部がテンプルTに取り付けられ、基端部に係合部材11をテンプルTの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔121を具備すると共に、基端部がテンプルTの回動方向内側に向けてテンプルTから離間するように配置された弾性部材12を備え、付勢部材13の先端部が弾性部材12の基端部に対してテンプルTの回動方向内側で重なり合うように配置されている。換言すれば、本実施形態に係る丁番構造1は、テンプルTの回動方向に沿って、テンプルTと付勢部材13との間に弾性部材12が介在する構成となっている。従って、テンプルTを普通に開いた状態から更に外側へ押し広げた場合、付勢部材13によって弾性部材12が外側へ押圧され、テンプルTとの離間距離が短くなるように弾性部材12が変形するため、弾性復元力(弾性力)が作用することになる。この弾性力により、テンプルTは普通に開いた元の状態に戻ろうとする。
以下、図5を参照しつつ、丁番構造1の動作について、より具体的に説明する。図5は、テンプルTの回動動作に伴う丁番構造1の状態を示す平面図であり、図5(a)はテンプルTを普通に開いた状態を、図5(b)はテンプルTを普通に開いた状態から更に外側へ押し広げた状態を、図5(c)はテンプルTを普通に開いた状態から閉じようとしている状態を示す。
図5(b)に示すように、テンプルTを普通に開いた状態(図5(a))から更に外側へ押し広げた場合、テンプルT及び係合部材11は、係合部材11の係合部111と付勢部材13の係止部132とが係合する係合点周りに回動する。この際、図5(b)に示すように、弾性部材12の基端部と付勢部材13の先端部との面接触状態(図5(a))が崩れ、弾性部材12の最も基端側の部位が付勢部材13と接触し、付勢部材13によって外側へ押圧されることになる。これにより、テンプルTとの離間距離が短くなるように弾性部材12が変形するため、弾性復元力(弾性力)が作用することになる。この弾性力により、テンプルTは普通に開いた元の状態(図5(a))に戻ろうとする。
以上のように、本実施形態に係る丁番構造1によれば、部品点数の少ない簡素な構成(係合部材11、弾性部材12及び付勢部材13で構成される)で、テンプルTをヨロイEに対して普通に開いた状態から更に外方へ押し広げる際に弾性力を作用させることが可能である。このため、弾性部材12の弾性力に抗して外方へ無理なく押し広げた後に眼鏡フレーム100を装着することができる一方、装着後には前記弾性力によってテンプルTが眼鏡フレーム100装着者の側頭部を適度に締め付けるため、確実な眼鏡フレーム100の装着が可能になるという利点を有する。
なお、図5(c)に示すように、テンプルTを普通に開いた状態(図5(a))から閉じようとする場合についても、テンプルT及び係合部材11は、係合部材11の係合部111と付勢部材13の係止部132とが係合する係合点周りに回動する。この際、図5(c)に示すように、弾性部材12の基端部と付勢部材13の先端部との面接触状態(図5(a))が崩れ、弾性部材12基端部の内、付勢部材13の最も先端側の部位と接触する部位が、付勢部材13によって外側へ押圧されることになる。これにより、テンプルTとの離間距離が短くなるように弾性部材12が変形するため、弾性復元力(弾性力)が作用することになる。この弾性力により、テンプルTは普通に開いた元の状態(図5(a))に戻ろうとする。つまり、テンプルTを普通に開いた状態から若干閉じようとした場合についても、弾性部材12の弾性力が作用することにより、眼鏡フレーム100装着者がテンプルTから手を離せば、テンプルTは普通に開いた状態に戻ることになる。換言すれば、テンプルTを完全に閉じた状態からある程度開いた状態にしさえすれば、眼鏡フレーム100装着者がテンプルTから手を離したとしても、自動的に普通に開いた状態(図5(a))に至ることになる。
このように、本実施形態に係る丁番構造1は、テンプルTをヨロイEに対して普通に開いた状態から更に外方へ押し広げる際に弾性力が作用するのみならず、普通に開いた状態から閉じようとした際にも弾性力が作用する構成であるため、眼鏡フレーム100の確実な装着を可能にするばかりでなく、一連の装着動作が容易になるという利点も有する。
なお、本実施形態に係る丁番構造1は、好ましい構成として、係合部材11の係合部111と付勢部材13の係止部132とが、着脱自在に係合する構成とされている。斯かる構成により、係合部材11が延設されたテンプルTを、付勢部材13が取り付けられたヨロイEから容易に着脱することができる。
図6は、本実施形態に係る眼鏡フレーム100におけるテンプルTの取り外し手順を説明する平面図である。テンプルTを取り外す際には、先ず最初に、テンプルTを普通に開いた状態(図6(a))から、テンプルTを弾性部材12の弾性力に抗して図6(b)に示す矢符の方向に押し込み、係合部材11の係合部111と付勢部材13の係止部132(図6(b)には便宜上図示せず)との係合状態を解除する。次に、図6(c)に示すように、付勢部材13の挿通孔131から係合部材11を引き抜くことが可能となる位置まで、テンプルTを上方に移動させる。最後に、図6(d)に示すように、テンプルTを矢符の方向に引き抜くことにより、テンプルT(及び係止部材11、弾性部材12)と付勢部材13(及びヨロイE)との連結が解除され、テンプルTを取り外すことが可能である。なお、テンプルTを取り付ける(ヨロイEと連結させる)際には、上記の逆の手順を実行すれば良い。
以上のように、本実施形態に係る丁番構造1は、係合部材11の係合部111と付勢部材13の係止部132とが、図6を参照して説明した手順によって、着脱自在に構成されており、これにより、係合部材11が延設されたテンプルTを付勢部材13が取り付けられたヨロイEから容易に着脱することができる。従って、予め各種の装飾が施されたテンプルTを複数用意しておき、この中から、TPOに併せて好みのテンプルTを選択して、容易に取り替えることができるという利点が得られる。
図1は、本考案の一実施形態に係る丁番構造を眼鏡フレームに取り付けた状態を示す平面である。 図2は、図1に示す丁番構造の近傍を拡大して示す平面図である。 図3は、図2に示す付勢部材の先端部を矢符Xの方向から見た図である。 図4は、図2に示す弾性部材の基端部を矢符Xの方向から見た図である。 図5は、図2に示すテンプルの回動動作に伴う丁番構造の状態を示す平面図である。 図6は、図2に示すテンプルの取り外し手順を説明する平面図である。
符号の説明
1・・・丁番構造
11・・・係合部材
12・・・弾性部材
13・・・付勢部材
100・・・眼鏡フレーム
111・・・係合部
121・・・挿通孔
131・・・挿通孔
132・・・係止部
E・・・ヨロイ
T・・・テンプル

Claims (3)

  1. 眼鏡フレームを構成するヨロイとテンプルとの間に介設され、前記テンプルを前記ヨロイに対して回動自在に連結するための丁番構造であって、
    係合部材と、弾性部材と、付勢部材とを備え、
    前記係合部材は、前記テンプルの基端部から前記テンプルの回動方向内側に向けて延設されると共に、延設方向先端に係合部を具備し、
    前記弾性部材は、先端部が前記テンプルに取り付けられ、基端部に前記係合部材を前記テンプルの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔を具備すると共に、前記基端部が前記テンプルの回動方向内側に向けて前記テンプルから離間するように配置され、
    前記付勢部材は、基端部が前記ヨロイに取り付けられ、先端部に前記係合部材を前記テンプルの回動方向に回動可能に挿通する挿通孔と、前記係合部材の係合部と係合する係止部とを具備すると共に、前記先端部が前記弾性部材の基端部に対して前記テンプルの回動方向内側で重なり合うように配置されていることを特徴とする眼鏡フレーム用丁番構造。
  2. 前記係合部材の係合部と前記付勢部材の係止部とは、着脱自在に係合することを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム用丁番構造。
  3. 請求項1又は2に記載の丁番構造を備えることを特徴とする眼鏡フレーム。
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