JP3120130U - 眼鏡フレーム - Google Patents

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武彦 吉田
充久 植梶
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株式会社ビジョンメガネ
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Abstract

【課題】テンプルの外観を容易に変更することが可能な眼鏡フレームを提供することを課題とする。
【解決手段】ヨロイ2と、該ヨロイ2に対して回動可能に連結されたテンプル3と、該テンプル3に着脱自在に取り付けられる筒状の装飾部材4とを備え、装飾部材4は切り欠き部41を具備し、該切り欠き部4を通じてテンプル3の基端部31を内部に挿脱することにより、テンプル3に着脱自在とされており、装飾部材4は、テンプル3を開いた状態に於いて、ヨロイ2の先端部22aが切り欠き部41を通じて内部に挿入される一方、テンプル3を閉じた状態に於いて、ヨロイ2の先端部22aが切り欠き部41を通じて外部に抜け出るように、テンプル3の基端部31を超えてヨロイ2の先端部22a側に延出した状態でテンプル3に取り付けられる眼鏡フレーム1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、テンプルの外観を変更することが可能な眼鏡フレームに関する。
近年の眼鏡に対するファッション性、デザイン性等の装飾性重視の傾向により、テンプル、ヨロイ、リム等の部品に様々な装飾性を施した眼鏡が商品化されている。特に、テンプルは、眼鏡の側面視において目立ち、眼鏡全体の外観に大きく影響を及ぼすため、一人の使用者が、テンプルが異なる複数の眼鏡を所有し、所有する眼鏡の中から、TPO(時(Time)、場所(Place)、場合(Occasion))に最も適した眼鏡を選択して使用することが多く見られる。
しかし、TPOに最も適した眼鏡を選択して使用するには、テンプルが異なる眼鏡をそれぞれ別個に購入する必要があるため費用が嵩む他、一日の間で各眼鏡を使い分けるような場合には、テンプルが異なる複数の眼鏡を携帯しなければならず不便であるという問題もある。このような問題は、例えば、テンプルに対して装飾部材を取り替え可能とすることで解決することが可能である。
ところで、テンプルへの装飾部材の取り付けは、ネジ止めや、装飾部材をテンプルに固定するための専用の止め具などを用いて行われている(特許文献1参照)。
特許第3171309号公報
しかし、装飾部材を取り付けるために用いられるネジや止め具は小さく、ネジを緩めたり締め直したり、或いは止め具を外したり留めたりして装飾部材を取り替える作業は非常に手間が掛かる。
本考案は、手間を掛けずに、装飾部材の取り替えを容易に行え、テンプルの外観を容易に変更することが可能な眼鏡フレームを提供することを課題とする。
前記課題を解決するべく、本考案は、実用新案登録請求の範囲の請求項1に記載の如く、ヨロイと、該ヨロイに対して回動可能に連結されたテンプルと、該テンプルに着脱自在に取り付けられる筒状の装飾部材とを備え、前記装飾部材は、軸方向に沿って形成された切り欠き部を具備し、該切り欠き部を通じて前記テンプルの基端部を内部に挿脱することにより、前記テンプルに着脱自在とされており、前記装飾部材は、前記テンプルを開いた状態に於いて、前記ヨロイの先端部が前記切り欠き部を通じて内部に挿入される一方、前記テンプルを閉じた状態に於いて、前記ヨロイの先端部が前記切り欠き部を通じて外部に抜け出るように、前記テンプルの基端部を超えて前記ヨロイの先端部側に延出した状態で前記テンプルに取り付けられる眼鏡フレームを提供するものである
本考案に係る眼鏡フレームによれば、テンプルに着脱自在に取り付けられる筒状の装飾部材が、軸方向に沿って形成された切り欠き部を具備し、該切り欠き部を通じてテンプルの基端部を内部に挿脱することにより、テンプルに着脱自在とされている。より具体的に説明すれば、装飾部材をその切り欠き部がテンプルの基端部に対向するように配置し、装飾部材をテンプルの基端部に向けて相対的に移動させれば、切り欠き部を通じてテンプルの基端部が内部(装飾部材の内部)に挿入され、これにより装飾部材がテンプルに取り付けられることになる。一方、上記のようにしてテンプルに取り付けられた装飾部材を、該装飾部材の切り欠き部が設けられた側と反対側に相対的に引っ張れば、切り欠き部を通じてテンプルの基端部が内部から外部(装飾部材の外部)に抜け出て、これにより装飾部材がテンプルから取り外されることになる。よって、本考案によれば、ネジ止めや止め具などを使用することなく、テンプルに対する装飾部材の取り付け及び取り外しを行うことができる。従って、装飾部材の取り替えが容易であり、装飾部材の取り替えによってテンプルの外観を容易に変更することが可能である。
さらに、本考案に係る眼鏡フレームによれば、装飾部材は、テンプルを開いた状態(眼鏡フレームを装着するために外側に回動された状態)に於いて、ヨロイの先端部が切り欠き部を通じて内部に挿入される一方、テンプルを閉じた状態(内側に折り畳まれた状態)に於いて、ヨロイの先端部が切り欠き部を通じて外部に抜け出るように、テンプルの基端部を超えてヨロイの先端部側に延出した状態でテンプルに取り付けられる。より具体的に説明すれば、装飾部材は、テンプルに取り付けられた状態に於いて切り欠き部がテンプルの内側に位置するように、テンプルの基端部の外側から且つテンプルの基端部を超えてヨロイの先端部側に延出(切り欠き部もヨロイの先端部側に延出)した状態でテンプルに取り付けられる。これにより、テンプルを閉じた状態から開いた状態に遷移させれば、テンプルに連動する装飾部材の切り欠き部がヨロイの先端部に外側から当接し、さらには該切り欠き部を通じてヨロイの先端部が装飾部材の内部に挿入されることになる。一方、テンプルを開いた状態から閉じた状態に遷移させれば、装飾部材がテンプルに連動してヨロイの先端部の外側に移動し、装飾部材の切り欠き部を通じてヨロイの先端部が装飾部材の外部に抜け出ることになる。従って、テンプルを開いた状態に於いては、ヨロイの先端部とテンプルの基端部の双方が装飾部材の内部に挿入されることになり、テンプルがそれ以上外側に回動することが阻止される一方、テンプルを閉じた状態に於いては、ヨロイの先端部が装飾部材の外部に抜け出るため、閉じる動作を阻害することもない。よって、本考案によれば、テンプルが過度に外側に開くことが阻止され、テンプルが変形したり、破損したりすることを防止することも可能である。
なお、本考案における「基端部」の語句は、眼鏡フレーム装着時において、各部材の前方側(眼の側)に位置する部分を意味し、「先端部」の語句は、各部材の後方側(耳の側)に位置する部分を意味する。
好ましくは、実用新案登録請求の範囲の請求項2に記載の如く、前記装飾部材は、前記切り欠き部の幅が変化し得るように可撓性を有し、前記装飾部材が前記テンプルに取り付けられていない状態に於いて、前記切り欠き部の幅は、前記テンプルの基端部の幅及び前記ヨロイの先端部の幅よりも小さく形成される。
かかる好ましい構成によれば、装飾部材がテンプルに取り付けられていない状態に於いて、装飾部材の切り欠き部の幅がテンプルの基端部及びヨロイの先端部の幅よりも小さく形成されていると共に、切り欠き部の幅が変化し得るように装飾部材が可撓性を有する。従って、テンプルの基端部への装飾部材の取り付けの際には、テンプルの基端部に押圧されて、切り欠き部の幅が拡がるように装飾部材が変形する一方、テンプルの基端部が装飾部材の内部に挿入された後には、前記押圧力が解除されて切り欠き部の幅が元に戻り、テンプルの基端部から装飾部材が抜け落ちることが防止される。また、ヨロイの先端部への装飾部材の挿入の際には、ヨロイの先端部に押圧されて、切り欠き部の幅が拡がるように装飾部材が変形する一方、ヨロイの先端部が装飾部材の内部に挿入された後には、前記押圧力が解除されて切り欠き部の幅が元に戻り、ヨロイの先端部から装飾部材が抜け出ることが防止される。
なお、本考案における「切り欠き部の幅」とは、装飾部材の軸方向と直交する方向の切り欠き部の寸法を意味する。また、「テンプルの基端部の幅」とは、装飾部材の内部に対して挿脱されるテンプル基端部の寸法であって、挿脱される際に前記切り欠き部の幅方向に対応する方向の寸法を意味する。また、「ヨロイの先端部の幅」とは、装飾部材の内部に対して挿脱されるヨロイの先端部の寸法であって、挿入される際に前記切り欠き部の幅方向に対応する方向の寸法を意味する。さらに、「切り欠き部の幅は、テンプルの基端部の幅及びヨロイの先端部の幅よりも小さく形成されている」とは、テンプルの基端部が挿脱される部位における切り欠き部の幅がテンプルの基端部の幅よりも小さく形成されると共に、ヨロイの先端部が挿脱される部位における切り欠き部の幅がヨロイの先端部の幅よりも小さく形成されることを意味し、必ずしも切り欠き部の幅が装飾部材の軸方向に沿って一定の値に形成されることを意味するものではない。
特に好ましくは、実用新案登録請求の範囲の請求項3に記載の如く、前記テンプルは、該テンプルに取り付けられた前記装飾部材の先端部側への移動を阻止する係止部を具備する構成とされる。
かかる好ましい構成によれば、テンプルが係止部を具備することで、テンプルに取り付けられた装飾部材の先端部側への移動が阻止され、装飾部材を安定した状態でテンプルに取り付けることが可能である。
また、特に好ましくは、実用新案登録請求の範囲の請求項4に記載の如く、前記切り欠き部は、前記テンプルの基端部を挿脱するための第1切り欠き部と、前記ヨロイの先端部を挿脱するための第2切り欠き部とを具備し、前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部とは、前記装飾部材の周方向について異なる位置に形成されている構成とされる。
かかる好ましい構成においては、テンプルの基端部が装飾部材の内部に挿入され、この状態でテンプルが開かれて、テンプルの基端部とヨロイの先端部とが装飾部材の内部に挿入された状態では、第1の切り欠き部の方向からテンプルが装飾部材の外部に抜け出ようとしても、第1切り欠き部と第2切り欠き部とは装飾部材の周方向について異なる位置に形成されているため、ヨロイが装飾部材の内部から抜け出ることができない。また、同様に、第2の切り欠き部の方向からヨロイが装飾部材の外部に抜け出ようとしても、テンプルが装飾部材の内部から抜け出ることができない。よって、かかる好ましい構成によれば、装飾部材を繰り返し使用すること等により第1切り欠き部及び第2の切り欠き部の幅が例え拡がったとしても装飾部材がテンプル及びヨロイから抜け落ちることを防ぐことができる。
本考案の眼鏡フレームは、装飾部材を容易に取り替えることができるので、装飾部材の取り替えによって、テンプルの外観を容易に変更することが可能であると共に、テンプルが過度に外側に開くことを阻止でき、テンプルの変形や破損を防止することもできる。
以下、添付図面を参照しつつ、本考案の一実施形態に係る眼鏡フレームについて説明
する。
図1は、レンズが取り付けられた状態の本実施形態に係る眼鏡フレームの外観図であり、図1(a)は側面図を示し、図1(b)は平面図を示す。図1に示すように、本実施形態に係る眼鏡フレーム1は、左右一対のレンズLを連結するブリッジ部5と、左右一対の各レンズLの外側端部に取り付けられた左右一対のヨロイ2と、左右一対の各ヨロイ2に対して回動可能に連結された左右一対のテンプル3と、左右一対の各テンプル3に着脱自在に取り付けられる筒状の装飾部材4と、ブリッジ部5に取り付けられた鼻パット6とを備えるいわゆるツーポイントタイプの眼鏡フレームとして構成されている。
図2は、図1に示す状態から装飾部材4が取り外された眼鏡フレーム1の外観図であり、図2(a)は側面図を示し、図2(b)は平面図を示す。図2に示すように、ヨロイ2は、平面視略L字状に形成された細長部材によって形成されている。この細長部材のL字の一辺に相当する部分21の端部は、レンズLの外側端部に取り付けられ、この細長部材のL字の他辺に相当する部分(以下、他辺部22)は、先端側に延出するように配置されている。そして、かかる他辺部22の先端部22aの内側には、丁番構造7が取り付けられている。
テンプル3は、丁番構造7から先端側に延出される細長部材によって形成され、丁番構造7によってヨロイ2に対して回動可能に連結されている。テンプル3(細長部材)の基端部31には、丁番構造7が内側に取り付けられている。テンプル3の基端部31の先端側には、テンプル3に取り付けられた装飾部材4の先端部側への移動を阻止する係止部32が形成されている。本実施形態では、この係止部32は、細長部材の基端部31の先端側と連接する部分を拡径することによって形成されている。そして、かかる細長部材の先端部33は、使用者の耳の後部の形状に対応した形状に形成されている。
図3は、装飾部材4をテンプル3に取り付けた状態のテンプル3の基端部31及びヨロイ2付近の拡大図であり、図3(a)はテンプル3を閉じた状態を示し、図3(b)はテンプル3を開いた状態を示す。図3に示すように、装飾部材4は、軸方向(長手方向)がテンプル3の基端部31より長くなるように形成されている。従って、装飾部材4の軸方向の一端を係止部32に当接させて基端部31に取り付けると、装飾部材4の軸方向の他端が基端部31を超えて、ヨロイ2の先端部22a側に延出する。
図4は、装飾部材4の外観図であり、図4(a)は正面図を示し、図4(b)は図4(a)の矢印X方向から見た装飾部材4の側面図を示す。図4に示すように、装飾部材4は、筒状に形成されており、軸方向に沿って軸方向全体に亘って切り欠き部41が形成されている。装飾部材4は、当該切り欠き部41を通じてテンプル3の基端部31及びヨロイ2の先端部22aを内部に挿入したり、内部から外部に抜け出させたりすることが可能となっている。装飾部材4は、この切り欠き部41を通じてテンプル3の基端部31を内部に挿入したり、内部から外部に抜け出させたりすることによって、テンプル3に着脱自在とされている。
装飾部材4は、切り欠き部41の幅が変化し得るように可撓性を有している。切り欠き部41の幅は、装飾部材4の軸方向と直交する方向の切り欠き部41の寸法を意味する。切り欠き部41の幅は、装飾部材4がテンプル3に取り付けられていない状態に於いて、全体に亘って、テンプル3の基端部31及びヨロイ2の他辺部22の先端部(ヨロイ2の先端部)22aの幅よりも小さく形成されている。テンプル3の基端部31の幅とは、切り欠き部41の幅方向に対応する方向のテンプル3の基端部31の寸法を意味し、本実施形態では、テンプル3を構成する細長部材の基端部31を形成する部分の長手方向と直交する方向の寸法がこれに相当する。一方、ヨロイ2の先端部22aの幅とは、切り欠き部41の幅方向に対応する方向のヨロイ2の先端部22aの寸法を意味し、本実施形態では、他辺部22の長手方向と直交する方向の寸法がこれに相当する。
なお、図4(a)に示すように、本実施形態では、切り欠き部41の幅は、一定ではなく、テンプル3の基端部31が挿脱される切り欠き部41の部位と、ヨロイ2の先端部22aが挿脱される切り欠き部41の部位とで異なっている。具体的には、本実施形態においては、テンプル3の基端部31が挿脱される切り欠き部41の部位は、装飾部材4の軸方向の一端を係止部32に当接させて装飾部材4を基端部31に取り付けたときに、基端部31から延出しない部位である。一方、ヨロイ2の先端部22aが挿入される切り欠き部41の部位は、装飾部材4の軸方向の一端を係止部32に当接させて基端部31に取り付けたときに、基端部31を超えてヨロイ2の先端部22a側に延出する部位(以下、延出部位という)である。本実施形態における切り欠き部41の幅は、具体的には、テンプル3の基端部31が挿入される部位における幅W1が延出部位におけるの幅W2よりも小さく形成されている。なお、装飾部材4の材質は、切り欠き部41の幅が変化し得るように可撓性を有する限りにおいて限定されるものでなく、プラスチックなどを使用することができる。
以上の構成の装飾部材4をテンプル3に取り付ける方法の一例を説明する。まず。図3(a)に示すように、まず、テンプル3を閉じる。そして、装飾部材4をテンプル3の外側に移動させ、切り欠き部41をテンプル3の基端部31に対向させ、装飾部材4の軸方向の一端側を係止部32側に向けて、装飾部材4をテンプルの基端部31側(矢印Y方向)に移動させる。矢印Y方向に移動させると、テンプル3の基端部31が装飾部材4に当接する。上述のように、装飾部材4が可撓性を有し、切り欠き部41の幅が、テンプル3の基端部31の幅よりも小さく形成されているため、テンプル3の基端部31が装飾部材4に当接すると、装飾部材4は、テンプル3の基端部31に押圧されて、切り欠き部41の幅W1が拡がるように変形する。切り欠き部41の幅W1が拡がると、テンプル3の基端部31が切り欠き部41を通じて装飾部材4の内部に挿入され、切り欠き部41がテンプルの基端部31の内側に移動する。テンプル3の基端部31が装飾部材4の内部に挿入されると、前記押圧力が解除されて、切り欠き部41の幅W1が元に戻る。このようにテンプル3の基端部31を装飾部材4の内部に挿入させると、装飾部材4を係止部32に沿って移動させて、装飾部材4の軸方向の一端側を係止部32に当接させる。これにより、装飾部材4がテンプル3に取り付けられたことになる。
以上のように、テンプル3の基端部31を装飾部材4の切り欠き部41に通じさせるには、装飾部材4を変形させて、切り欠き部41の幅Wを拡げる必要があるため、本実施形態に係る眼鏡フレーム1は、テンプル3に取り付けられた装飾部材4がテンプル3から抜け落ちることを防止することができる。
また、装飾部材4の軸方向の一端側を係止部32に当接させると、装飾部材4の先端側に係止部32が位置し、そして、装飾部材4が拡径された係止部32を超えて先端部33側に移動することは困難であるため、装飾部材4が先端部33側に移動することが阻止され、装飾部材4を安定した状態でテンプル3に取り付けることが可能である。
上記したように、装飾部材4をテンプル3に取り付けると、装飾部材4の軸方向の他端側は、テンプル3の基端部31を超えてヨロイ2の先端部22a側に延出する。図3(b)に示すように、装飾部材4をテンプル3に取り付けた状態で、テンプル3を開くと、装飾部材4がテンプル3に連動し、装飾部材4のヨロイ2の先端部22a側に延出した部分の内側がヨロイ2の先端部22aの外側に移動し、その後ヨロイ2の先端部22aと当接する。装飾部材4を上記した方法でテンプル3に取り付けると、切り欠き部41がテンプル3の基端部31の内側に位置しており、また、延出部位における切り欠き部41の幅W2がヨロイ2の先端部22aの幅よりも小さく形成されている。そのため、ヨロイ2の先端部22aが装飾部材4のヨロイ2の先端部22a側に延出した部分の内側に当接すると、装飾部材4がヨロイ2の先端部22aによって押圧されて変形し、切り欠き部41の延出部位の幅W2が拡がる。延出部位の幅W2が拡がると、ヨロイ2の先端部22aが切り欠き部41を通じて装飾部材4の内部に挿入される。ヨロイ2の先端部22aが装飾部材4の内部に挿入されると、前記押圧力が解除され、延出部位の幅W2が元に戻る。これにより、ヨロイ2の先端部22a及びテンプル3の基端部31が装飾部材4で覆われ、装飾部材4によって眼鏡フレーム1のヨロイ2及びテンプル3に装飾性が付与される。
以上のように、ヨロイ2の先端部22aを装飾部材4の切り欠き部41に通じさせるには、装飾部材4を変形させて、切り欠き部41の幅W2を拡げる必要があるため、テンプル3を開いた状態においては、ヨロイ2の先端部22aからも装飾部材4が抜け落ち難くなる。従って、テンプル3を開いた状態では、装飾部材4がテンプル3から脱落することがより一層防止される。
また、テンプル3を開くと、ヨロイ2の先端部22a及びテンプル3の基端部31の両方が装飾部材4の内部に挿入されるため、装飾部材4によってテンプル3がそれ以上外側に回動することが阻止される。よって、本実施形態に係る眼鏡フレーム1によれば、テンプル3が過度に外側に開くことが阻止され、テンプル3が変形したり、破損したりすることを防止することも可能である。
一方、図3(b)に示す状態からテンプル3を閉じると、装飾部材4がテンプル3に連動し、装飾部材4の内側に位置する切り欠き部41からヨロイ2の先端部22aが抜け出ようとし、延出部位の幅W2がヨロイ2の先端部22aによって拡げられる。延出部位の幅W2が拡がると、ヨロイ2の先端部22aが切り欠き部41を通じて装飾部材4の外部に抜け出る。よって、本実施形態の眼鏡フレーム1によれば、テンプル3を閉じる動作においては、ヨロイ2の先端部22aが切り欠き部41を通じて装飾部材4の外部に抜け出るため、テンプル3を閉じる動作を阻害されることがない。
以上に説明したように、テンプル3の開閉が行われる度に、延出部位の幅W2が拡げられて、ヨロイ2の先端部22aの挿脱が行われる。従って、装飾部材4には、テンプル3の開閉の度に応力が掛かる。テンプル3の開閉動作は頻繁に行われ、このため、装飾部材には、頻繁に応力が掛かる恐れがある。本実施形態においては、延出部位の幅W2が、テンプル3の基端部31が挿入される部位における幅W1よりも大きく形成され、テンプル3の開閉の際に装飾部材4に掛かる応力が低減されている。よって、本実施形態に係る眼鏡フレーム1においては、テンプル3の開閉が頻繁に行われても、装飾部材4が破損することが防止されている。
装飾部材4をテンプル3から取り外すときは、図3(a)に示すように、テンプル3を閉じて、ヨロイ2の先端部22aを装飾部材4の内部から抜け出させ、その後、切り欠き部41が設けられた側と反対の方向に装飾部材4を引っ張る。このように引っ張ると、テンプル3の基端部31によって切り欠き部41の幅W1が拡げられ、切り欠き部41を通じてテンプル3の基端部31が装飾部材4の外部に抜け出る。このように本実施形態に係る眼鏡フレーム1においては、切り欠き部41を通じてテンプル3の基端部31を装飾部材4に挿脱させることで、テンプル3に対する装飾部材4の取り付け及び取り外しを行うことができる。よって、本実施形態に係る眼鏡フレーム1によれば、ネジ止めや止め具などを使用することなく、テンプル3に対する装飾部材4の取り付け及び取り外しを行うことができる。従って、装飾部材4の取り替えが容易であり、装飾部材4の取り替えによってテンプル3の外観を容易に変更することが可能である。
本実施形態に係る眼鏡フレーム1は、ツーポイントタイプに構成されているが、本考案が適用される眼鏡フレームは、ツーポイントタイプの眼鏡フレームに限定されるものでなく、ワンポイントタイプやスリーポイントタイプなどのリムの無いタイプや、或いはリムを有するタイプの眼鏡フレームにも適用することが可能である。
また、本実施形態に係る眼鏡フレーム1においては、係止部32の径の大きさは、基端部31より大きい限りにおいて限定されるものでないが、装飾部材4の厚みと同じ寸法だけ基端部31に対して拡径された径であることが好ましい。これは、装飾部材4の厚みと同じ寸法だけ拡径すると、テンプル3の基端部31に装飾部材4を取り付けると、係止部32と装飾部材4との外縁が直線状に形成され、眼鏡フレーム1のデザイン性を向上させることができるためである。
<切り欠き部の変形例>
切り欠き部41の好ましい構成として、次の構成を挙げることができる。なお、以下では、上記実施形態で説明した部材に関する説明は省略する場合がある。図5は、かかる好ましい構成の切り欠き部41を具備する装飾部材4を示す図であり、図5(a)は正面図を示し、図5(b)は当該装飾部材4のテンプル3に対する好ましい取り付け状態を示す。図5(a)に示すように、かかる好ましい構成の切り欠き部41は、テンプル3の基端部31を挿脱するための第1切り欠き部41aと、ヨロイ2の先端部22aを挿脱するための第2切り欠き部41bとを具備し、第1切り欠き部41aと第2切り欠き部41bとは、装飾部材4の周方向について異なる位置に形成されている。
本変形例においては、第1切り欠き部41aと第2切り欠き部41bとは装飾部材4の軸方向に沿って形成され、第1切り欠き部41aは、装飾部材4の軸方向の一端側に、第2切り欠き部41bは、装飾部材4の軸方向の他端側に形成されている。第1切り欠き部41aの幅は、テンプル3の基端部31の幅より小さく、第2切り欠き部41bの幅は、ヨロイ2の先端部22aの幅より小さく形成されている。第1切り欠き部41aと第2切り欠き部41bとの幅の関係は、特に限定されるものでないが、上記実施形態と同様の理由により、ヨロイ2の先端部22aが挿脱される第2切り欠き部41bの幅の方が大きいことが好ましい。また、第1切り欠き部41a及び第2切り欠き部41bの軸方向の長さは、特に限定されるものでない。
本変形例の切り欠き部41を具備する装飾部材4をテンプル3に取り付ける方法の一例を説明する。図6は、この取り付け方法、及び、テンプル3を開く際の手順を説明するための図であり、図6(a)はこの取り付け方法を示し、図6(b)及び(c)はテンプル3を開く際の手順を示す。まず、図6(a)に示すように、テンプル3を閉じる。そして、装飾部材4をテンプル3の外側に移動させ、第1切り欠き部41aをテンプル3の基端部31に対向させ、第1切り欠き部41aを係止部32側に、第2切り欠き部をヨロイ2の先端部22a側に向けて、装飾部材4をテンプル3の基端部31側(矢印Z方向)に移動させる。矢印Z方向に移動させると、上記実施形態と同様に、テンプル3の基端部31は、第1切り欠き部41aの幅を拡げて、第1切り欠き部41aを通じて装飾部材4の内部に挿入されて、第1切り欠き部41aがテンプルの基端部31の内側に移動する。このように、テンプル3の基端部31を装飾部材4の内部に挿入させると、装飾部材4を係止部32に沿って移動させ、装飾部材4の軸方向の一端側を係止部32に当接させる。
以上のように、装飾部材4をテンプル3に取り付けると、装飾部材4の軸方向の他端側に形成された第2切り欠き部41bは、テンプル3の基端部31を超えてヨロイ2の先端部22a側に延出する。このように、テンプル3に装飾部材4が取り付けられた状態で、テンプル3を開く場合は、その前に、装飾部材4を回転させて、第2切り欠き部41bをテンプル3の基端部31の内側に位置させる(図6(b)参照)。このように、第2切り欠き部41bをテンプル3の内側31に位置させると、テンプル3を開いたときに、装飾部材4の内側がヨロイ2の先端部22aの外側に移動し、第2切り欠き部41bを通じてヨロイ2の先端部22aが装飾部材4の内部に挿入される(図6(c)参照)。
図7は、図6(c)の矢印T方向から見た、本変形例の切り欠き部41を具備する装飾部材4が取り付けられたテンプル3の断面図である。図7に示すように、テンプル3の基端部31とヨロイ2の先端部22aとが装飾部材4の内部に挿入された状態において、第1の切り欠き部41aの方向からテンプル3の基端部31が装飾部材4の外部に抜け出ようとしても、第1切り欠き部41aと第2切り欠き部41bとは装飾部材4の周方向について異なる位置に形成されているため、ヨロイ2の先端部22aが装飾部材4の内部から抜け出ることができない。よって、本変形例の切り欠き部41を具備する装飾部材4によれば、装飾部材4をテンプル3に対して取り付け及び取り外しを繰り返し行うこと等によって、第1切り欠き部41aの幅が拡がっても、装飾部材4がテンプル3から抜け落ちることを防ぐことができる。同様に、第2の切り欠き部41bの方向からヨロイ2の先端部22aが装飾部材4の外部に抜け出ようとしても、テンプル3の基端部31が装飾部材4の内部から抜け出ることができないため、第2切り欠き部41bの幅が拡がっても装飾部材4がヨロイ2から抜け落ちることを防ぐことができる。
なお、テンプル3を閉じる場合は、テンプル3を開くときのように装飾部材4を回転させる事なく、そのままテンプル3を閉じれば、装飾部材4がテンプル3に連動し、テンプル3の基端部31の内側に位置する第2切り欠き部41bからヨロイ2の先端部22aが装飾部材4の外部に抜け出る。また、テンプル3から取り外す場合は、テンプル3を閉じて、ヨロイ2の先端部22aを装飾部材4の内部から抜け出させて、第1切り欠き部41aが設けられた側と反対の方向に装飾部材4を引っ張る。これにより、テンプル3の基端部31が第1切り欠き部41aから外部に抜け出て、テンプル3から装飾部材4を取り外すことができる。
さらに好ましくは、図5(b)に示すように、装飾部材4をテンプル3に取り付けた状態において、テンプル3の基端部31が第1切り欠き部41aから第2切り欠き部41bに延出されるようにする。テンプル3の基端部31が第2切り欠き部41bに延出すると、テンプル3とヨロイ2との両方が装飾部材4の内部に挿入されていなくても、装飾部材がテンプル3から抜け落ちることが防止される。テンプル3とヨロイ2との両方が装飾部材4の内部に挿入されていない場合とは、例えば、テンプル3が閉じられており、テンプル3の基端部31だけが装飾部材4の内部に挿入されている場合である。このような場合に、装飾部材4がテンプル3から抜け落ちることが防止されるのは、第1の切り欠き部41aの方向からテンプル3が装飾部材4の外部に抜け出ようとしても、基端部31の第2切り欠き部41bに延出された部分が装飾部材4の内部から抜け出ることができないためである。また、第2の切り欠き部41bの方向からテンプル3が装飾部材4の外部に抜け出ようとしても、基端部31の第2切り欠き部41bに延出されていない部分が装飾部材4の内部から抜け出ることができないためである。
図5(b)に示すように、基端部31を第2切り欠き部41bに延出させる手法としては、例えば、第1切り欠き部41aを通じて基端部31を装飾部材4の内部に挿入し、その後、基端部31が第2切り欠き部41bから延出するまで、装飾部材3をテンプル3の先端部33側に引っ張る手法が挙げられる。
図1は、レンズが取り付けられた状態の眼鏡フレームの外観図である。 図2は、装飾部材がテンプルから取り外された状態の眼鏡フレームの外観図である。 図3は、装飾部材をテンプルに取り付けた状態のテンプルの基端部及びヨロイ付近の拡大図である。 図4は、装飾部材の外観図である。 図5は、変形例にかかる切り欠き部を具備する装飾部材を示す図である。 図6は、変形例にかかる切り欠き部のテンプルへの取り付け方法、及び、テンプルを開く際の手順を説明するための図である。 図7は、変形例にかかる切り欠き部を具備する装飾部材が取り付けられたテンプルの断面図である。
符号の説明
1 眼鏡フレーム
2 ヨロイ
22a 先端部
3 テンプル
31 基端部
32 係止部
33 先端部
4 装飾部材
41 切り欠き部
7 ヨロイ

Claims (4)

  1. ヨロイと、該ヨロイに対して回動可能に連結されたテンプルと、該テンプルに着脱自在に取り付けられる筒状の装飾部材とを備え、
    前記装飾部材は、軸方向に沿って形成された切り欠き部を具備し、該切り欠き部を通じて前記テンプルの基端部を内部に挿脱することにより、前記テンプルに着脱自在とされており、
    前記装飾部材は、前記テンプルを開いた状態に於いて、前記ヨロイの先端部が前記切り欠き部を通じて内部に挿入される一方、前記テンプルを閉じた状態に於いて、前記ヨロイの先端部が前記切り欠き部を通じて外部に抜け出るように、前記テンプルの基端部を超えて前記ヨロイの先端部側に延出した状態で前記テンプルに取り付けられることを特徴とする眼鏡フレーム。
  2. 前記装飾部材は、前記切り欠き部の幅が変化し得るように可撓性を有し、
    前記装飾部材が前記テンプルに取り付けられていない状態に於いて、前記切り欠き部の幅は、前記テンプルの基端部の幅及び前記ヨロイの先端部の幅よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡フレーム。
  3. 前記テンプルは、該テンプルに取り付けられた前記装飾部材の先端部側への移動を阻止する係止部を具備することを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡フレーム。
  4. 前記切り欠き部は、前記テンプルの基端部を挿脱するための第1切り欠き部と、前記ヨロイの先端部を挿脱するための第2切り欠き部とを具備し、
    前記第1切り欠き部と前記第2切り欠き部とは、前記装飾部材の周方向について異なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の眼鏡フレーム。
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