JP3115981B2 - 自動車用ドアチェック装置 - Google Patents

自動車用ドアチェック装置

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JP3115981B2
JP3115981B2 JP07014221A JP1422195A JP3115981B2 JP 3115981 B2 JP3115981 B2 JP 3115981B2 JP 07014221 A JP07014221 A JP 07014221A JP 1422195 A JP1422195 A JP 1422195A JP 3115981 B2 JP3115981 B2 JP 3115981B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用ドアチェッ
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドアは、ドアチェック装
置により開扉状態に保持され、例えば、坂道等において
坂の傾斜とドアの自重で自然に閉まるのを防いだり、ま
た、風によって急激に閉まるのを規制して指を挾む等の
負傷事故が起こるのを防いでいる。
【0003】ドアチェック装置の具体的な構造として
は、例えば図8に示す如く、車体側に支持され、レバー
上面に隆起部101を有するレバー103と、ドア側に
支持され、前記レバー103が貫通した保持部材105
とから成り、保持部材105は、レバー103が貫通し
た開口107を有する保持ケース109と、保持ケース
109内に配置され、ドアの開閉作動に応じてレバー上
面を摺動変位する滑動子111と、滑動子111をレバ
ー上面側へ付勢する弾性体113とで形成されている。
なお、115はストッパーを示しており、このような構
造をとるものに、例えば、実公平3−21587号公報
記載等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるドアチェック装
置によれば、ドアの開閉時に、滑動子111はレバー上
面の隆起部101に対応して摺動変位する。この時、弾
性体113は、滑動子111が隆起部101上面に乗り
上がった時、押圧されて圧縮する。隆起部101から降
りた時、押圧が解除されて元の状態に復帰する。この弾
性体113の圧縮,復帰等に、両側面117は、保持ケ
ース109の内壁面と接触しながら摺動するため、すべ
り音が発生する。
【0005】このすべり音は、品質感を損なう所から、
一般には保持ケース109内にグリース等の潤滑剤を充
填し、圧縮・復帰時の弾性体113の動きの円滑化を図
っている。
【0006】ところが、弾性体113の両側面117
と、保持ケース109の内壁面との間で、圧縮時には、
両側面117が膨らみ比較的強い接触圧が働くようにな
る。この結果、グリースがぬぐい取られて接触領域は一
種の油切れの状態を起こす問題があり、この油切れの状
態は時間の経過と共に顕著となる。
【0007】そこで、この発明は、弾性体の両側面接触
領域の油切れをなくし、円滑な作動状態が長時間にわた
って得られる自動車用ドアチェック装置を提供すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、車体側に支持され、レバー上面に隆起
部を有するレバーと、ドア側に支持され、前記レバーが
貫通した保持部材とから成る自動車用ドアチェック装置
において、前記保持部材を、レバーが貫通した開口を有
する保持ケースと、保持ケース内に配置され、ドアの開
閉作動に応じてレバー上面を摺動変位する滑動子と、滑
動子をレバー上面側へ付勢する弾性体とで形成し、保持
ケースの内壁面と接触し合う前記弾性体に、弾性体の両
側面とほぼ平行に配置されると共に、前後に貫通した左
右一対の縦長の変形吸収孔と、両側面に設けられた上下
一対の溝状の油溜め部とを有しする一方、溝状の油溜め
部と油溜め部の間に、その油溜め部と連続し、段差を有
する面状の油溜め部を設ける。
【0009】あるいは、保持ケースの内壁面と接触し合
う前記弾性体の両側面に、上下一対の溝状の油溜め部
と、溝状の油溜め部から油溜め部までの全領域にわたっ
て形成された面状の油溜め部とを設けてある。
【0010】
【作用】かかるドアチェック装置によれば、ドアの開閉
時に、滑動子はレバー上面の隆起部に対応して摺動変位
する。この時、弾性体は、滑動子が一般面から隆起部上
面に乗り上がる時、押圧されて圧縮し、隆起部から降り
た時、押圧が解除されて元の状態に復帰する弾性体の圧
縮,復帰時において、両側面は、保持ケースの内壁面と
接触しながら摺動する。この時、弾性体に上下の圧縮力
が作用しても、縦長の変形吸収孔の変形に加えて、段差
を有する面状の油溜め部によって、両側面は外側へ大き
く膨らむことはなく、強い接触圧は起きない。この結
果、グリース等のぬぐいとりが小さく抑えられると共
に、円滑な動作が長期間にわたって得られるようにな
る。
【0011】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0012】図1は自動車のドアチェック装置を示して
いる。該装置1はレバー3とレバー3上を摺動変位する
保持部材5とを有し、保持部材5はドア7側に、レバー
3は車体9側にそれぞれ支持されている。
【0013】保持部材5は、ドア7のドアパネルに固着
されると共に対向し合う開口11,11が設けられた保
持ケース13と、保持ケース13内に収納された上下一
対の弾性体15,15と、合成樹脂製の滑動子20,2
0とからなり、弾性体15は負過(矢印)が加わると負
荷に対応して撓み量が変化するゴム等の材質で作られて
いる。この場合、弾性体15は合成樹脂系の材質であっ
てもよい。
【0014】弾性体15は、上面15a,下面15b,
左右両側面15c,15c,前面15d,背面(図面裏
面側)から成る直方体の形状となっていて、弾性変形し
易いように前面15dから背面へ抜ける縦長の変形吸収
孔17,17が左右に設けられている。
【0015】弾性体15の上面15aは、保持ケース1
3の内側周壁面13aと接触している。両側面15c
は、保持リース13の左右内壁面13bと接触し、所定
円弧のアール部Rを介して上面15a及び下面15bへ
続いている。下面15bは滑動子20の上面20aと接
触している。
【0016】弾性体15の両側面15c,15cには、
上下一対の溝状の油溜め部19,19が設けられてい
る。
【0017】溝状の油溜め部19は、前方が開放された
断面U字状となっており、前面15dから背面へ抜けた
形状となっている。なお、溝形状は、前方が開放された
断面V字状の形状であってもよい。
【0018】一方、レバー3は、レバー上面に一般面2
3から立上がる隆起部25,25が上下に設けられると
共に、一端は、前記保持ケース13の開口11より滑動
子17と滑動子17の間を抜けて、車体9に設けられた
ブラケット27にピン29を介して回動自在に結合され
ている。
【0019】また、自由端側となる他端には、全開扉時
にレバー3上を変位する前記保持部材5の保持ケース1
3端面と当接して全開扉位置を規制するストッパー31
が設けられている。なお、ストッパー31の緩衝部材3
3は、ゴム等の弾性材で形成されレバー3に固定支持さ
れたストッパープレート35内に一体に組付けられてい
る。
【0020】このように構成された、ドアチェック装置
1において、ドア7の開扉時に、滑動子17はレバー上
面の一般面23から隆起部25上面に乗り上がること
で、弾性体15は圧縮され、その圧縮時の反作用で滑動
子20とレバー3とに強い摺動抵抗が働く結果、ドア7
は開扉位置で保持されるようになる。
【0021】また、ドア7を閉扉すると、隆起部25に
乗り上がっていた滑動子20は一般面23へ摺動するこ
とで、弾性体15は圧縮が解除され元に復帰する。これ
ら一連の動作において、弾性体15の両側面15C,1
5Cは圧縮、復帰時に、保持ケース13の内壁面13b
と接触しながら摺動する。
【0022】この時、図3に示す如く、弾性体15に作
用する上下の圧縮力Fは、縦長の変形吸収孔17,17
の変形によって吸収される結果、両側面15c,15c
は、外側へ大きく膨らむことがなくなる。したがって、
内壁面13bと強い接触圧は起こらず、グリース等のぬ
ぐいとりは小さく抑えられると共に、溝状の油溜め部1
9に溜められたグリースと相俟って円滑な作動が長期間
にわたって得られるようになる。したがって、すべり音
は発生しない。
【0023】図5,6,7は、弾性体15の変形例を示
したものである。
【0024】即ち、保持部材5の、保持ケース13内に
収納された上下一対の弾性体15は負過(矢印)が加わ
ると負荷に対応して撓み量が変化するゴム等の材質で作
られている。この場合、弾性体15は合成樹脂系の材質
であってもよい。
【0025】弾性体15は、上面15a,下面15b,
左右両側面15c,15c,前面15d,背面15eか
ら成る直方体の形状となっている。
【0026】弾性体15の上面15aは、保持ケース1
3の内側周壁面13aと接触している。両側面15c
は、保持ケース13の左右内壁面13bと接触し、所定
円弧のアール部Rを介して上面15a及び下面15bへ
続いている。下面15bは滑動子20の上面20aと接
触している。
【0027】弾性体15の両側面15c,15cには、
上下一対の溝状の油溜め部19,19が設けられてい
る。
【0028】溝状の油溜め部19は、前方が開放された
断面U字状となっており、前面15dから背面15eへ
抜けた形状となっている。なお、溝形状は、前方が開放
された断面V字状の形状であってもよい。
【0029】面状の油溜め部21は、溝状の油溜め部1
9から油溜め部19までの全領域にわたって形成された
広い面積を有し、図7に示す如く両側面15c,15c
の寸法Dより小さい寸法dとすることで形成されてい
る。したがって、D>dの関係において段差を有する形
状となっている。
【0030】なお、他の構成要件は前記実施例と同一の
ため同一符号を符して詳細な説明は省略する。
【0031】したがって、この実施例によれば、ドア7
の開閉に連動して、弾性体15は、圧縮・復帰する。そ
の際に、弾性体15の両側面15C,15Cは圧縮、復
帰時に、保持ケース13の内壁面13bと接触しながら
摺動する。
【0032】この時、弾性体15に上下の圧縮力が作用
しても、段差を有する面状の油溜め部21は、保持ケー
ス13の内壁面13bと強い接触圧にはいたらず、グリ
ース等のぬぐいとりは小さく抑えられると共に、面状の
油溜め部21に保有するグリースと相俟って両滑な作動
が長期間にわたって保られるようになる。したがって、
すべり音は発生しない。
【0033】なお、この実施例の弾性体15にあって
は、図5鎖線で示す如く前面15dから背面15eへ抜
ける左右の変形吸収孔17,17を設けた組合せ構造と
することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明のドア
チェック装置によれば、弾性体に上下方向の圧縮力が作
用しても、両側面は、保持ケースの内壁面と強い接触圧
は起こらず、グリース等の潤滑剤のぬぐいとりは小さく
抑えられる結果、円滑な作動が長期間にわたって得られ
るようになる。したがって、すべり音は発生せず、品質
感の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるドアチェック装置の切断面
図。
【図2】ドア開扉時の動作を示した図1と同様の切断面
図。
【図3】弾性体の説明図。
【図4】ドアチェック装置全体の説明図。
【図5】別の実施例を示した保持部材の一部分の拡大
図。
【図6】弾性体の斜視図。
【図7】弾性体の説明図。
【図8】従来例を示したドアチェック装置の説明図。
【符号の説明】
3 レバー 5 保持部材 7 ドア 9 車体 11 開口 13 保持ケース 15 弾性体 17 縦長の変形吸収孔 20 滑動子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に支持され、レバー上面に隆起部
    を有するレバーと、ドア側に支持され、前記レバーが貫
    通した保持部材とから成る自動車用ドアチェック装置に
    おいて、前記保持部材を、レバーが貫通した開口を有す
    る保持ケースと、保持ケース内に配置され、ドアの開閉
    作動に応じてレバー上面を摺動変位する滑動子と、滑動
    子をレバー上面側へ付勢する弾性体とで形成し、保持ケ
    ースの内壁面と接触し合う前記弾性体に、弾性体の両側
    面とほぼ平行に配置されると共に、前後に貫通した左右
    一対の縦長の変形吸収孔と、両側面に設けられた上下一
    対の溝状の油溜め部とを有していることを特徴とする
    動車用ドアチェック装置。
  2. 【請求項2】 面側面に設けられた溝状の油溜め部と油
    溜め部の間に、その油溜め部と連続し、段差を有する面
    状の油溜め部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    自動車用ドアチェック装置。
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