JP3323685B2 - 鍵盤のガイド装置 - Google Patents

鍵盤のガイド装置

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JP3323685B2 JP33577894A JP33577894A JP3323685B2 JP 3323685 B2 JP3323685 B2 JP 3323685B2 JP 33577894 A JP33577894 A JP 33577894A JP 33577894 A JP33577894 A JP 33577894A JP 3323685 B2 JP3323685 B2 JP 3323685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤楽器の鍵盤の前部
を案内する鍵盤のガイド装置に関し、特に鍵盤とこれを
案内するガイド面との間を潤滑する潤滑剤の塗布機構の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のガイド装置は、回動する各鍵盤
の前部の左右方向(幅方向)への動きを規制することに
よって、鍵盤の傾きを防止するとともに、鍵盤相互間の
間隔を適正に保つために設けられる。従来の電子ピアノ
のガイド装置は、例えば図12に示すように、シャーシ
51から起立するガイド材差込み部52にはめ込んだ板
状のガイド材53で構成されている。一方、鍵盤54は
逆U字状の中空断面を有し、図12に示す白鍵の場合に
は、その前部下面から、後方が開放したフック状のスト
ッパ部55が延びている。このガイド装置では、ガイド
材53の各側面(ガイド面)に潤滑剤としてグリスGを
あらかじめ塗布した後、鍵盤54のストッパ部55をガ
イド材53に前方からはめ込み、次いで鍵盤54を押し
下げることによって、鍵盤54がガイド材53にはめ込
まれる。
【0003】上記のようにガイド材53の側面にグリス
Gを塗布するのは、次の理由による。すなわち、鍵盤5
4とガイド材53の間の隙間が狭すぎる場合には、鍵盤
54の回動動作を円滑に行えず、タッチが悪化したり、
スティックを起こしたりする。一方、この隙間が広すぎ
る場合には、鍵盤54の傾きや鍵盤相互間の間隔のばら
つきが生じたり、グリッサンドするときに、鍵盤54が
左右にぶれて鍵盤54同士が接触することにより、メカ
音が発生したりする。このため、ガイド材53の側面に
塗布したグリスGで、鍵盤54の内側面とガイド材53
の側面との間を潤滑することにより、両者の間の隙間
を、部品の製造精度や組立精度のばらつきを補償して、
適正に保つようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このガイド装
置では、各ガイド材53の両側面にグリスGを塗布しな
ければならず、工数が非常に多くなるため、グリスの塗
布作業がコスト上昇の原因になっている。また、このよ
うに多大な労力をかけてグリスGを塗布したとしても、
図12(b)(c)に示すように、鍵盤54をガイド材
53にはめ込むときに、塗布したグリスGがストッパ部
55の後端面でかき取られてしまうため、潤滑が不良に
なったり、グリスGが無駄に消費されたりするなどの不
具合が生じる。さらに、かき取られたグリスGがストッ
パ部55の表面に付いて鍵盤54を汚してしまうため、
その拭取り作業も必要になり、それによりコストがさら
に上昇してしまう。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、潤滑剤の塗布作業を、潤滑剤
を無駄に消費することなく、また潤滑剤で鍵盤を汚すこ
となく、非常に効率良く行うことができるとともに、鍵
盤とガイド材の間を確実に潤滑することができる鍵盤の
ガイド装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、頂壁、および頂壁から下方に延び、下側
が開放され、互いに対向する一対の側壁を有し、鍵盤シ
ャーシに回動自在に支持されるとともに、弾性材で構成
されたストッパクッションに当接することにより限界押
鍵位置が規制される鍵盤を案内する鍵盤のガイド装置で
あって、2つの側面を有し、鍵盤シャーシに起立した状
態で設けられ、2つの側面に鍵盤の一対の側壁がそれぞ
れ対向するように鍵盤がはめ込まれるガイド材を備え、
このガイド材の上端部に、潤滑剤を受入れ可能でかつガ
イド材の側面に連通する潤滑剤受けを互いの間に画成す
とともに、鍵盤が限界押鍵位置を超えて押下されたと
きに、ストッパクッションの圧縮に伴って沈み込んだ鍵
盤の頂壁で押圧されることによって、潤滑剤受け内の潤
滑剤をガイド材の側面に回り込ませる一対の潤滑剤受け
片が形成されていることを特徴としている。
【0007】この場合、一対の潤滑剤受け片が弾性変形
可能に構成されていることや、一対の潤滑剤受け片の各
々が内側に湾曲していることが好ましい。
【0008】また、ガイド材の側面の少なくとも一方
に、側面に沿う潤滑剤誘導溝が形成されていることが好
ましく、この場合、潤滑剤誘導溝の幅および/または深
さが、潤滑剤誘導溝の長さ方向に沿って変化しているこ
とがさらに好ましい。
【0009】さらに、ガイド材に、潤滑剤受けと側面の
中央部との間を連通する連通路が形成されていることが
好ましく、この場合、ガイド材の側面の上端部に、潤滑
剤受けから側面の上部への潤滑剤の回込みを阻止する回
込み防止部が設けられていることがさらに好ましい。
【0010】また、前記目的を達成するため、本発明
は、下側が開放され、互いに対向する一対の側壁を有
し、鍵盤シャーシに回動自在に支持される鍵盤を案内す
る鍵盤のガイド装置であって、鍵盤シャーシから起立
し、上面に潤滑剤が塗布可能なガイド材差込み部と、2
つの側面および下側が開放された差込み穴を有し、差込
み穴を介してガイド材差込み部に取り付けられるととも
に、2つの側面に鍵盤の一対の側壁がそれぞれ対向する
ように鍵盤がはめ込まれるガイド材とを備え、このガイ
ド材の側面に、差込み穴の上端部と連通する潤滑剤抜け
孔が形成されていることを特徴としている。
【0011】この場合、ガイド材の側面の少なくとも一
方に、側面に沿う潤滑剤誘導溝が形成されていることが
好ましく、この場合、潤滑剤誘導溝の幅および/または
深さが、潤滑剤誘導溝の長さ方向に沿って変化している
ことがさらに好ましい。
【0012】また、ガイド材差込み部は、その上端部を
水平に折り曲げることにより形成された潤滑剤受け部を
備えていることが好ましく、この場合、ガイド材は、ガ
イド材差込み部に差し込んだときの傾きを阻止するため
の傾き防止片を備えていることがさらに好ましい。
【0013】これらの場合、ガイド材は、鍵盤をガイド
材にはめ込んだ後に、ガイド材をガイド材差込み部に対
して引き下げるための引下げ操作部を備えていることが
好ましい。
【0014】さらにこれらの場合、ガイド材の内側面お
よびガイド材差込み部の側面の一方に抜止め突起が形成
され、他方に、ガイド材をガイド材差込み部に差し込ん
だときに抜止め突起が抜止め状態で係合する係合凹部が
形成されていることが好ましい。
【0015】
【作用】請求項1の鍵盤のガイド装置によれば、鍵盤
は、その一対の側壁がガイド材の2つの側面にそれぞれ
対向するようにはめ込まれることにより、ガイド材の側
面をガイド面として案内される。このガイド装置では、
鍵盤の側壁の内側面とガイド材の側面との間の潤滑が、
次のようにして行われる。すなわち、まず、ガイド材の
上端部に形成された一対の潤滑剤受け片間に画成される
潤滑剤受けにグリスなどの潤滑剤を塗布し、次いで、鍵
盤をガイド材にはめ込んだ後、鍵盤を、その限界押鍵位
置を超えるように、通常の演奏時よりも強く押下する。
これにより、弾性材で構成されたストッパクッションが
鍵盤で圧縮され、鍵盤が大きく沈み込むことによって、
鍵盤の頂壁が潤滑剤受け片を押圧する。この押圧によっ
て、潤滑剤受け内の潤滑剤が押し出され、潤滑剤受けに
連通するガイド材の側面に回り込むことによって、鍵盤
の側壁内側面との間を潤滑する。
【0016】このように、請求項1のガイド装置では、
潤滑剤をガイド材上端の潤滑剤受けだけに塗布すればよ
いので、潤滑剤をガイド材の両側面に塗布する従来の場
合と比較して、塗布作業を非常に効率良く行える。ま
た、潤滑剤は、ガイド材の上面に塗布され、鍵盤をガイ
ド材にはめ込んだ後に側面に回り込むので、鍵盤のはめ
込み時に、潤滑剤が鍵盤でかき取られることがない。こ
のため、潤滑が確実に行われ、潤滑剤の無駄もほとんど
無くなるとともに、潤滑剤が鍵盤の外部に現れてこれを
汚すことがないので、その拭取り作業も不要になる。
【0017】請求項2のガイド装置では、鍵盤の頂壁で
押圧されたときに、潤滑剤受け片がその弾性変形するの
で、潤滑剤が潤滑剤受けから円滑に押し出され、側面に
確実に回り込む。また、請求項3のガイド装置では、潤
滑剤受け片が内側に湾曲しており、上部が外側に広がっ
ているので、潤滑剤受けへの潤滑剤の塗布作業を行いや
すいとともに、圧縮変形する場合には、潤滑剤受け片が
鍵盤の頂壁に沿うようにこれを密閉しながら変形するこ
とにより、潤滑剤が鍵盤の頂壁との間の隙間から漏れる
ことなく、ガイド材の側面に確実に回り込む。
【0018】請求項4のガイド装置では、潤滑剤受けか
ら押し出された潤滑剤が、ガイド材の少なくとも一方の
側面に形成された潤滑剤誘導溝により、側面に沿って誘
導され、側面全体に行き渡るとともに、潤滑剤誘導溝内
に保持されるので、所要量の潤滑剤で、潤滑面全体を確
実に潤滑することができる。この場合、請求項5のガイ
ド装置では、潤滑剤誘導溝の幅および/または深さを、
潤滑剤の量、耐久性や粘性などに応じ、潤滑剤誘導溝の
長さ方向に沿って適宜、変化させることにより、潤滑剤
を過不足なく且つ効率良く、ガイド材の側面全体に行き
渡らせることができる。
【0019】請求項6のガイド装置では、潤滑剤受け内
の潤滑剤が、連通路を介して、ガイド材の側面中央部に
導かれ、その後、中央部から側面に沿って上下部に導か
れるので、潤滑剤を側面の下部にも確実に行き渡らせ
て、潤滑面全体をより確実に潤滑することができる。こ
の場合、請求項7のガイド装置では、ガイド材の側面上
端部に設けた回込み防止部が、潤滑剤受けから側面上部
への回込みを阻止するので、連通路を介したガイド材の
側面中央部への潤滑剤の誘導が保証され、潤滑面全体を
さらに確実に潤滑することができる。
【0020】また、請求項8の鍵盤のガイド装置では、
ガイド材は、鍵盤シャ−シから起立したガイド材差込み
部に差し込むことによって、鍵盤シャ−シに取り付けら
れ、鍵盤は、請求項1のガイド装置と同様に、ガイド材
にはめ込まれることにより、ガイド材によって案内され
る。このガイド装置では、鍵盤とガイド材の間の潤滑
は、次のようにして行われる。すなわち、ガイド材差込
み部の上面にグリスなどの潤滑剤をあらかじめ塗布し、
次いで、ガイド材をガイド材差込み部に途中まで差し込
み、さらに鍵盤をガイド材にはめ込んだ後、ガイド材を
ガイド材差込み部に対して圧入する。これにより、ガイ
ド材差込み部の上面に塗布された潤滑剤は、ガイド材の
差込み穴の頂壁に押圧され、差込み穴から、ガイド材の
側面に形成された潤滑剤抜け孔を介して、ガイド材の外
部に押し出され、その側面と鍵盤の側壁内側面の間に沿
って回り込み、これを潤滑する。
【0021】このように、請求項8のガイド装置では、
潤滑剤をガイド材差込み部の上面に塗布するだけでよい
ので、請求項1のガイド装置と同様に、塗布作業を非常
に効率良く行える。また、潤滑剤は、ガイド材差込み部
の上面に塗布され、これにガイド材を差し込み、さらに
鍵盤をガイド材にはめ込んだ後に側面に回り込むので、
鍵盤のはめ込み時に、潤滑剤が鍵盤でかき取られること
がなく、したがって、請求項1のガイド装置と同様の作
用が得られる。
【0022】請求項9および10のガイド装置は、請求
項4および5のガイド装置とそれぞれ同様に、潤滑剤誘
導溝がガイド材の側面に形成されるので、この潤滑剤誘
導溝による潤滑剤の誘導および保持により、潤滑剤を過
不足なく且つ効率良く、ガイド材の側面全体に行き渡ら
せて、潤滑面全体を確実に潤滑することができる。
【0023】請求項11のガイド装置では、ガイド材差
込み部の上端部を水平に折り曲げることにより形成され
た潤滑剤受け部によって、より大きな塗布面積が確保さ
れるので、比較的多量の潤滑剤を必要とする場合、これ
を潤滑剤受け部に塗布することができる。この場合、潤
滑剤受け部の形成により、ガイド材差込み部がL形とな
るため、ガイド材はガイド材差込み部に差し込んだとき
に傾きやすくなるが、請求項12のガイド装置では、こ
のガイド材の傾きは、ガイド材に形成した傾き防止片に
よって確実に防止される。
【0024】また、請求項13のガイド装置では、ガイ
ド材に設けた引下げ操作部を持ち、ガイド材を引き下げ
ることにより、ガイド材がガイド材差込み部に圧入され
る。ガイド材が比較的柔らかい材料で構成されている場
合には、例えば鍵盤を押下し、鍵盤の頂壁でガイド材を
間接的に押圧して、ガイド材を間接的に圧入すると、ガ
イド材が変形して、ガイド材差込み部に十分圧入できな
いことがある。請求項13のガイド装置は、このような
事態を想定したものであり、上述のように、引下げ操作
部を利用して、ガイド材を直接引き下げることにより、
ガイド材が比較的柔らかい場合でも、ガイド材をガイド
材差込み部に確実に圧入でき、したがって、ガイド材側
面への潤滑剤の回込みを確実に行わせることができる。
【0025】請求項14のガイド装置では、ガイド材差
込み部へのガイド材の圧入時に、これらの一方に形成し
た抜止め突起が、他方に形成した係合凹部に抜止め状態
で係合するので、両者が係合するまでガイド材を圧入す
ることにより、ガイド材の圧入を確実に行えるととも
に、ガイド材差込み部からの離脱も確実に防止される。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明による鍵盤のガイド装置を
組み込んだ電子ピアノの鍵盤装置を白鍵についてのみ示
している。まず、この鍵盤装置について簡単に説明す
る。
【0027】同図の鍵盤(白鍵)1は、樹脂製のもので
あり、頂壁1aと、互いに対向する一対の側壁(1つの
み図示)1bとによって、下側が開放した断面逆U字状
に形成されている。鍵盤1は、後端部(図1の右端部)
が、鋼板製の鍵盤シャーシ2に固定された軸受部材3に
回動自在に支持されるとともに、復帰ばね4によって、
離鍵方向に常時、付勢されている。鍵盤1の中央部に
は、スイッチ押圧部5が形成され、押鍵時、このスイッ
チ押圧部5が、鍵盤シャーシ2に取り付けられた鍵盤ス
イッチ6を押下することによって、鍵盤1の押鍵状態が
検出され、その検出結果に応じて発音が制御される。
【0028】鍵盤1の前端部には、フック状のストッパ
部7が形成されている。このストッパ部7は、図2に示
すように、延出部7aと、この延出部7aの下端から後
方に延びる左右一対の係止部7b、7bとによって構成
されている。延出部7aは、鍵盤1の側壁1b、1bが
下方に延びた部分と、これらの前端を閉塞する前壁とに
よって、後ろ側が開放した断面U字状に形成されてい
る。
【0029】一方、鍵盤シャーシ2の前端部の上面およ
び下面には、スポンジやエラストマーなどの弾性材から
成る下限ストッパクッション(ストッパクッション)8
および上限ストッパクッション9がそれぞれ取り付けら
れている。通常の演奏時には、側壁1bの下端面が下限
ストッパクッション8に当接することにより、鍵盤1の
限界押鍵位置が規制され、ストッパ部7の係止部7bが
上限ストッパクッション9に当接することにより、鍵盤
1の離鍵位置が規制される。
【0030】本発明に係るガイド装置10は、図1およ
び図2に示すように、鍵盤シャーシ2の前端に設けられ
ており、鍵盤1の側壁1b、1b間をはめ込むことによ
り、鍵盤1の前部の左右方向(幅方向)への動きを規制
する。ガイド装置10は、図3に示すように、鍵盤シャ
ーシ2の前端を折り曲げることにより起立して形成され
たガイド材差込み部11と、このガイド材差込み部11
に取り付けられたガイド材12とによって構成されてい
る。
【0031】ガイド材12は、ポリプロピレンなどの軟
質プラスチック、エラストマーや、それらの複合体など
で変形可能な材料で構成され、例えば金型加工により形
成される。ガイド材12は、全体としては、矩形板状の
ものであり、鍵盤1がはめ込まれたとき、その両側面が
鍵盤1の側壁1b、1bに若干の隙間をもってそれぞれ
対向して、両側面をガイド面として鍵盤1を案内する。
ガイド材12は、ガイド材差込み部11への取付け用の
差込み穴13を有するとともに、上端部全体にわたっ
て、一対の潤滑剤受け片14、14が形成されている。
潤滑剤受け片14、14は、それぞれ内側に湾曲し、上
部が外側に広がっていて、互いの間に潤滑剤受け15を
画成する。また、ガイド材12の各側面には、その全体
にわたって潤滑剤誘導溝16が形成されており、この潤
滑剤誘導溝16は、上端で潤滑剤受け15と連通してい
る。
【0032】上記構成のガイド装置10では、ガイド
面、すなわち鍵盤1の側壁1bの内側面とガイド材12
の側面との間が、次のようにして潤滑される。まず、図
2に示すように、ガイド材差込み部11に差し込んだガ
イド材12の潤滑剤受け15に潤滑剤としてグリスGを
塗布した後、鍵盤1を前方からガイド材12にはめ込
み、後端部を軸受部材3に支持させ、復帰ばね4を取り
付ける(図1参照)。この状態では、図4(a)に示す
ように、鍵盤1は、復帰ばね4で離鍵方向に付勢され、
ストッパ部7の係止部7bが上限ストッパクッション9
に当接することにより、離鍵位置に位置していて、鍵盤
1の頂壁1aとガイド材12の上端との間は離間してい
る(同図(c)参照)。
【0033】この状態から、鍵盤1を通常の演奏時より
も強く押下すると、同図(b)に示すように、弾性材で
構成された下限ストッパクッション8が鍵盤1の側壁1
bの下端面で圧縮され、鍵盤1が大きく沈み込むことに
よって、鍵盤1の頂壁1bが潤滑剤受け片14、14を
押圧する。この押圧によって、潤滑剤受け片14が圧縮
変形して、潤滑剤受け15内のグリスGが押し出され、
潤滑剤受け15に連通するガイド材12の側面上部に回
り込み、潤滑剤誘導溝16に沿って側面下端まで誘導さ
れる(同図(d)参照)。これにより、鍵盤1の側壁1
bの内側面とガイド材12の側面との間が潤滑される。
【0034】このように、本実施例のガイド装置10で
は、グリスGをガイド材12上端の潤滑剤受け15だけ
に塗布すればよいので、グリスGをガイド材12の両側
面に塗布しなければならなかった従来の場合と比較し
て、塗布作業を非常に効率良く行うことができる。ま
た、グリスGは、ガイド材12の上面に塗布され、鍵盤
1をガイド材12にはめ込んだ後に側面に回り込むの
で、鍵盤1のはめ込み時に、グリスGが鍵盤1でかき取
られることがない。このため、潤滑が確実に行われ、グ
リスGの無駄もほとんど無くなるとともに、グリスGが
鍵盤1の外部に現れてこれを汚すことがないので、その
拭取り作業も不要になり、それによりコストを削減する
ことができる。
【0035】また、各潤滑剤受け片14が内側に湾曲し
ており、上部が外側に広がっているので、グリスGの塗
布作業を行いやすい。さらに、潤滑剤受け片14のこの
ような形状により、潤滑剤受け片14が鍵盤1の頂壁1
bに沿うようにこれを密閉しながら変形するので、グリ
スGを、頂壁1bとの間の隙間から漏らすことなく、潤
滑剤受け15から円滑に押し出して、ガイド材12の側
面に確実に回り込ませることができる。
【0036】さらに、ガイド材12の各側面に形成され
た潤滑剤誘導溝16により、ガイド材12の側面上部に
回り込んだグリスGを、下方に誘導して、側面全体に行
き渡らせるとともに、潤滑剤誘導溝16内に保持するの
で、所要量のグリスGでガイド面全体を確実に潤滑する
ことができる。なお、潤滑剤誘導溝16の幅および深さ
は、グリスGの量、耐久性や粘性などに応じて、適宜、
設定できるのはもちろんであり、さらに、潤滑剤誘導溝
16の長さ方向に沿って変化するように設定してもよ
い。このような潤滑剤誘導溝16の幅および深さの設定
により、グリスGを過不足なく且つ効率良く、ガイド材
12の側面全体に行き渡らせることができる。
【0037】図5(a)〜(d)は、ガイド材12の他
の実施例12a〜12dをそれぞれ示している。なお、
同図(a)(b)は、説明の便宜上、ガイド材12の前
面を取り除いた状態が描かれている。同図(a)のガイ
ド材12aの内部には、潤滑剤受け15と各側面の潤滑
剤誘導溝16の中央部との間を連通するL形の左右一対
の連通路17、17が形成されている。このガイド材1
2aでは、鍵盤1の押下により、潤滑剤受け15内のグ
リスGの多くが、連通路17、17を介して、ガイド材
12の各潤滑剤誘導溝16の中央部に導かれ((a)の
右図参照)、その後、中央部から潤滑剤誘導溝16に沿
って上下部に導かれる。したがって、グリスGを側面上
部から回り込ませる場合と比較して、側面の下部に確実
に行き渡らせることができ、ガイド面全体をより確実に
潤滑することができる。
【0038】図5(b)のガイド材12bでは、連通路
17が、潤滑剤受け15の中央部と各潤滑剤誘導溝16
の中央部を連通するように、逆T字形に形成されるとと
もに、各側面上端部には、潤滑剤受け15と潤滑剤誘導
溝16の間を遮断するように、回込み防止部18が設け
られている。したがって、このガイド材12bでは、回
込み防止部18により、潤滑剤受け15から側面上部へ
のグリスGの回込みが防止されるので、潤滑剤受け15
内のグリスGのほとんどを潤滑剤誘導溝16の中央部に
まず誘導でき、したがって、ガイド面全体をさらに確実
に潤滑することができる。
【0039】図5(c)のガイド12は、潤滑剤誘導溝
16を省略した簡易型のものであり、安価な鍵盤に適し
ている。また、図5(d)のガイド材12dは、潤滑剤
受け片14、14を外側に湾曲するように形成したもの
であり、鍵盤1の頂壁1a付近において、鍵盤1の長さ
方向のスペースに余裕がない場合などに特に適してい
る。
【0040】これまでに説明した実施例は、ガイド材1
2上端部に形成した潤滑剤受け片14、14間の潤滑剤
受け15にグリスGを塗布し、潤滑剤受け片14を鍵盤
1で圧縮変形させることにより、グリスGをガイド材1
2の側面に回り込ませるものである。これに対し、図6
以下に示す実施例は、ガイド材差込み部11の上面にグ
リスGを塗布し、ガイド材12をガイド材差込み部11
に圧入することにより、グリスGを、ガイド材12の側
面に形成した潤滑剤抜け孔19から、側面に回り込ませ
るものである。
【0041】具体的には、図6に示すガイド装置10で
は、ガイド材12eの各側面に、差込み穴13の最上端
部と潤滑剤誘導溝16を連通する潤滑剤抜け孔19が形
成され、各内側面中央部には抜止め突起20が形成され
ている。一方、ガイド材差込み部11の各側面には、抜
止め突起20に対応する係合凹部21が形成されるとと
もに、上面にグリスGが塗布される。
【0042】このガイド装置10においてガイド面を潤
滑するには、図7に示すように、ガイド材差込み部11
の上面にグリスGをあらかじめ塗布しておき(同図
(a))、次いで、ガイド材12eをガイド材差込み部
11に差し込み、さらに鍵盤1をガイド材12eに前方
からはめ込み(同図(b))、図1のように鍵盤装置に
取り付ける。この状態から、鍵盤1を押下して、ガイド
材12eをガイド材差込み部11に対して圧入する。こ
れにより、抜止め突起20が係合凹部21に抜止め状態
で係合するとともに、ガイド材差込み部11の上面が、
ガイド材12eの頂壁にほぼ接するようになる。ガイド
材差込み部11の上面に塗布されていたグリスGは、ガ
イド材12eの頂壁で押圧され、差込み穴13から潤滑
剤抜け孔19を介して、ガイド材12eの外部に押し出
され、潤滑剤誘導溝16に沿って、ガイド材12eの側
面と鍵盤1の側壁1bの内側面との間に回り込むことに
より、これを潤滑する(同図(c))。
【0043】このように、図6に示すガイド装置10で
は、グリスGをガイド材差込み部11の上面だけに塗布
すればよいので、図5までのガイド装置10と同様に、
塗布作業を非常に効率良く行える。また、鍵盤1のはめ
込み時に、グリスGが鍵盤1でかき取られることがない
ことも同様であり、したがって、潤滑が確実に行われ、
グリスGの無駄もほとんど生じないとともに、グリスG
の拭取り作業も不要になり、それによりコストを削減す
ることができる。
【0044】また、ガイド材差込み部11へのガイド材
12eの圧入時に、後者の抜止め突起20が、前者の係
合凹部21に抜止め状態で係合するので、この係合がな
されるまでガイド材12eを圧入することにより、ガイ
ド材12eの圧入を確実に行えるとともに、ガイド材差
込み部11からの離脱も確実に防止することができる。
なお、潤滑剤誘導溝16の幅および深さは、図5までの
ガイド装置10と同様に、グリスGの量、耐久性や粘性
などに応じて、適宜、設定でき、長さ方向に沿って変化
させることも可能である。
【0045】図8(a)〜(d)は、図6のガイド装置
10に適用されるガイド材12の他の実施例をそれぞれ
示している。同図(a)のガイド材12fは、潤滑剤抜
け孔19の幅を大きくして、差込み穴13からのグリス
Gの抜けを容易にしたものである。同図(b)のガイド
材12gは、潤滑剤誘導溝16を省略した簡易型のもの
である。
【0046】図8(c)のガイド材12hは、下端から
延びる引下げ操作部22を備えている。この引下げ操作
部22は、ガイド材差込み部11への圧入時に、この部
分を持って、ガイド材12hを直接引き下げるためのも
のである。図7で説明したガイド12の圧入方法では、
鍵盤1を押下し、鍵盤1の頂壁1aでガイド材12を間
接的に押圧しているが、このような間接的な圧入方法で
は、ガイド材12が比較的柔らかい材料で構成されてい
る場合、ガイド材12が変形してガイド材差込み部11
に十分圧入できないことがある。これに対して、本実施
例のガイド材12hでは、上述のように、引下げ操作部
22を持って、ガイド材12hを直接引き下げることが
できるので、ガイド材12hが比較的柔らかい場合で
も、これをガイド材差込み部11に確実に圧入すること
ができる。図8(d)のガイド材12iは、引下げ操作
部22の先端部に丸みをつけて、操作性を高めたもので
ある。
【0047】図9は、図6のガイド装置10に適用され
るガイド材差込み部11の他の実施例を示している。こ
のガイド材差込み部11aでは、その上端部を水平に折
り曲げることにより、潤滑剤受け部23が形成されてい
る。このガイド材差込み部11aは、水平な潤滑剤受け
部23に大きな塗布面積が確保できるので、多量のグリ
スGを塗布する場合に適している。
【0048】一方、上述のような潤滑剤受け部23を形
成した場合には、ガイド材差込み部11aがL形となる
ため、図11(a)に示すように、ガイド材12eは、
ガイド材差込み部11aに差し込んだときに傾きやすく
なる。図10に示す実施例は、このようなガイド材12
の傾きを防止するようにしたものである。すなわち、潤
滑剤受け部23の中央部には切欠24が形成されるとと
もに、ガイド材12jの内部中央には、切欠24に対応
して傾き防止片25が、上下方向に延びるように設けら
れている。この構成によれば、図11(b)に示すよう
に、傾き防止片25を切欠24にはめ込み、ガイド材差
込み部11aの前面に当接させることによって、ガイド
材12jの傾きを防止することができる。
【0049】なお、実施例では、本発明のガイド装置
を、白鍵を例にとり説明したが、本発明を黒鍵にも同様
に適用できることは、いうまでもない。また、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲で、細部の構成を、実施例で示し
た以外のものに適宜変更することが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の鍵盤のガ
イド装置は、潤滑剤の塗布作業を、潤滑剤を無駄に消費
することなく、また潤滑剤で鍵盤を汚すことなく、非常
に効率良く行うことができ、それによりコスト削減を図
ることができるとともに、鍵盤とガイド材の間を確実に
潤滑することができるなどの効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイド装置を組み込んだ電子ピアノの
鍵盤装置の側面図である。
【図2】本発明によるガイド装置への鍵盤の取付け状況
を示す斜視図である。
【図3】本発明によるガイド装置の分解斜視図である。
【図4】図3のガイド装置による潤滑手順を示す図であ
る。
【図5】図3のガイド装置に適用されるガイド材の他の
実施例を示す斜視図および断面図である。
【図6】本発明の他の実施例によるガイド装置の分解斜
視図である。
【図7】図6のガイド装置による潤滑手順を示す図であ
る。
【図8】図6のガイド装置に適用されるガイド材の他の
実施例を示す斜視図である。
【図9】図6のガイド装置に適用されるガイド材差込み
部の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】ガイド材の傾き防止片を備えたガイド装置を
示す斜視図である。
【図11】図10のガイド装置によるガイド材の傾き防
止状況を示す断面図である。
【図12】従来のガイド装置における潤滑方法を示す斜
視図および断面図である。
【符号の説明】
1 鍵盤 1b 側壁 2 鍵盤シャーシ 8 下限ストッパアクション 10 ガイド装置 11 ガイド材差込み部 12 ガイド材 13 差込み穴 14 潤滑剤受け片 15 潤滑剤受け 16 潤滑剤誘導溝 17 連通路 18 回込み防止部 19 潤滑剤抜け孔 20 抜止め突起 21 係合凹部 22 引下げ操作部 23 潤滑剤受け部 25 傾き防止片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10B 3/12 G10C 3/12 G10H 1/34

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂壁、および当該頂壁から下方に延び、
    互いに対向する一対の側壁を有し、下側が開放され、鍵
    盤シャーシに回動自在に支持されるとともに、弾性材で
    構成されたストッパクッションに当接することにより限
    界押鍵位置が規制される鍵盤を案内する鍵盤のガイド装
    置であって、 2つの側面を有し、前記鍵盤シャーシに起立した状態で
    設けられ、前記2つの側面に前記鍵盤の前記一対の側壁
    がそれぞれ対向するように前記鍵盤がはめ込まれるガイ
    ド材を備え、 このガイド材の上端部に、潤滑剤を受入れ可能でかつ当
    該ガイド材の前記側面に連通する潤滑剤受けを互いの間
    に画成するとともに、前記鍵盤が前記限界押鍵位置を超
    えて押下されたときに、前記ストッパクッションの圧縮
    に伴って沈み込んだ前記鍵盤の前記頂壁で押圧されるこ
    とによって、前記潤滑剤受け内の前記潤滑剤を前記ガイ
    ド材の側面に回り込ませる一対の潤滑剤受け片が形成さ
    れていることを特徴とする鍵盤のガイド装置。
  2. 【請求項2】 前記一対の潤滑剤受け片が弾性変形可能
    に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の
    鍵盤のガイド装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の潤滑剤受け片の各々が内側に
    湾曲していることを特徴とする、請求項1または2に記
    載の鍵盤のガイド装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド材の前記側面の少なくとも一
    方に、当該側面に沿う潤滑剤誘導溝が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の
    鍵盤のガイド装置。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤誘導溝の幅および/または深
    さが、当該潤滑剤誘導溝の長さ方向に沿って変化してい
    ることを特徴とする、請求項4に記載の鍵盤のガイド装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド材に、前記潤滑剤受けと前記
    側面の中央部との間を連通する連通路が形成されている
    ことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載
    の鍵盤のガイド装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド材の前記側面の上端部に、前
    記潤滑剤受けから前記側面の上部への潤滑剤の回込みを
    阻止する回込み防止部が設けられていることを特徴とす
    る、請求項6に記載の鍵盤のガイド装置。
  8. 【請求項8】 下側が開放され、互いに対向する一対の
    側壁を有し、鍵盤シャーシに回動自在に支持される鍵盤
    を案内する鍵盤のガイド装置であって、 前記鍵盤シャーシから起立し、上面に潤滑剤が塗布可能
    なガイド材差込み部と、 2つの側面、および下側が開放された差込み穴を有し、
    当該差込み穴を介して前記ガイド材差込み部に取り付け
    られるとともに、前記2つの側面に前記鍵盤の前記一対
    の側壁がそれぞれ対向するように前記鍵盤がはめ込まれ
    るガイド材とを備え、 このガイド材の側面に、前記差込み穴の上端部と連通す
    る潤滑剤抜け孔が形成されていることを特徴とする鍵盤
    のガイド装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド材の前記側面の少なくとも一
    方に、当該側面に沿う潤滑剤誘導溝が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項8に記載の鍵盤のガイド装置。
  10. 【請求項10】 前記潤滑剤誘導溝の幅および/または
    深さが、当該潤滑剤誘導溝の長さ方向に沿って変化して
    いることを特徴とする、請求項9に記載の鍵盤のガイド
    装置。
  11. 【請求項11】 前記ガイド材差込み部は、その上端部
    を水平に折り曲げることにより形成された潤滑剤受け部
    を備えていることを特徴とする、請求項8ないし10の
    いずれかに記載の鍵盤のガイド装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイド材は、前記ガイド材差込み
    部に差し込んだときの傾きを阻止するための傾き防止片
    を備えていることを特徴とする、請求項11に記載の鍵
    盤のガイド装置。
  13. 【請求項13】 前記ガイド材は、前記鍵盤を当該ガイ
    ド材にはめ込んだ後に、当該ガイド材を前記ガイド材差
    込み部に対して引き下げるための引下げ操作部を備えて
    いることを特徴とする、請求項8ないし12のいずれか
    に記載の鍵盤のガイド装置。
  14. 【請求項14】 前記ガイド材の内側面および前記ガイ
    ド材差込み部の側面の一方に抜止め突起が形成され、他
    方に、前記ガイド材を前記ガイド材差込み部に差し込ん
    だときに前記抜止め突起が抜止め状態で係合する係合凹
    部が形成されていることを特徴とする、請求項8ないし
    13のいずれかに記載の鍵盤のガイド装置。
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