JP3115608U - 介護用炭入り敷きマット - Google Patents

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Abstract

【課題】炭による調湿、消臭、浄化作用や三層構造により体圧分散、褥瘡や床ずれ防止効果が得られ、軽量化と通気性、衛生的、速乾性に優れ、室内環境や寝床内環境を快適にして、安価であり、シーツの着脱が容易になり、体位変換、位置修正、移動の対応が早く介護者や要介護者の負担を軽減し、簡易担架としても使用でき清潔で取り扱いが楽なマットを提案する。
【解決手段】マット本体Aは、顆粒状の炭層A−2、炭層の上に設けられた孔明きのウレタン層A−1、および炭層の下に設けられたシートA−3からなる三層構造に形成されている。マット本体Aを包むカバーBは表面の長さ方向の中央部に防水加工が施され、シートA−3にカバーの外部に出る持ち手を付けることでマット移動やシーツ交換、乾燥時の日干し作業が容易になる。
【選択図】図2

Description

本考案は、介護用炭入り敷きマットに関する。より詳しくは、本考案は、炭による調湿、消臭、浄化作用によって室内・寝床内環境を改善し、要介護者の体位変換、自立支援などを図り、更に、介護者および要介護者の介護負担を軽減することができる介護用炭入り敷きマットに関する。
従来から介護は、一般的に、アンモニア臭や寝汗など悪臭のある室内で行われていた。この中で、一部では、調湿、消臭、浄化効果があるといわれる炭入り寝具などが使用されていた(特許文献1および2参照)。また、介護用シーツ(特許文献3,4参照)、要介護者の体位変換、位置修正、移動が可能な取手付きシーツやマット(特許文献5参照)、筒状シートや差込用移動ボード(特許文献6参照)などが使用されていた。
特開 2002−234093号公報 実開平7−001850号公報 実開平6−57339号公報 特開平9−38140号公報 実開平2−049523号公報 実用新案登録第3009286号公報
しかしながら、特許文献1または2に記載された従来の炭入り寝具の場合には、尿等が浸透して汚れても寝具の洗濯が不可能であり、乾燥のための日干し作業では、大きさや重量が介護人の負担となっている。
また、顆粒状の炭は褥瘡や床ずれ防止効果があるが、皮膚に疾患がある患者にとっては、顆粒状の炭が直接皮膚に接触すると、皮膚に対する負担が大きい。また、従来の顆粒状の炭は、介護用シーツに用いるには高価であった。
更に、従来の持ち手付きマットの場合は、一般的にシーツを着用できず、また、シーツ着用可能なマットにあってもシーツ交換をする際に要介護者に負担を与えていた。
また、従来の体位変換、位置修正、移動用のマットとシーツにおいては、急な事態の対応に手間が掛かった。
そこで、本考案は、炭による調湿、消臭、浄化作用を達成しつつ、マット本体を三層構造とすることにより体圧分散、褥瘡や床ずれ防止効果が得られ、軽量化と通気性、衛生的、速乾性に優れ、室内環境や寝床内環境を快適にして、安価であり、シーツの着脱が容易になり、体位変換、位置修正、移動の対応が早く行なえ、介護者や要介護者の負担を軽減し、簡易担架としても使用でき、清潔で取り扱いが楽なことを特徴とするマットを提案することを目的とする。
上記の目的を解決するために、本考案によれば敷きマット本体と、この敷きマットを包む筒状カバーからなり、前記敷きマット本体は、顆粒状の炭層と、この炭層の上に設けられた孔明きのウレタン層、および前記炭層の下に設けられたシートからなる三層構造により形成されており、前記シートの長手方向端部に持ち手が付けられ、前記筒状カバーは表面にキルティング加工が施されるとともに、少なくとも長さ方向に見て中央部に尿等が浸透しないように防水加工が施されていることを特徴とする介護用炭入り敷きマットが提供される。
また、上記記載の敷きマットをカバーするシーツは筒状の形態であり、内側は滑りやすい素材から形成され、外側の四隅にマット留めが設けられ、シーツの左右端部に持ち手が付けられている。介助者が持ち手を持つことによりシーツの交換を容易に行え、シーツが筒状の形態をしていること、およびその内側が滑りやすい素材により作られていることにより、要介護者が身体をずらすだけで敷きマットに対して容易に移動が行え、また、場合によっては、要介護者自身でも容易に移動できる。更に、シーツの筒の両端に棒を差し込むことによって、敷きマットを簡易担架として使用することも可能になる。
本考案の敷きマットによれば、中心の炭層により調湿、消臭、浄化作用が奏される。また、マット本体が三層構造であることにより、体圧分散、褥瘡や床ずれ防止効果が得られ、軽量化と通気性、衛生的、速乾性に優れる。これらにより室内環境や寝床内環境を快適にできる。
また、敷きマットに持ち手を付けることにより、敷きマットの移動や乾燥時の日干し作業、シーツ交換などの取り扱いが容易になる。敷きマット本体を包んでいるシーツの表面に、好ましくは、横、斜め方向の、キルティング加工を施すことにより、マットの縦ずれを防止ができ、またキルティングの縫い目に沿い横、斜め方向に曲がることで要介護者の体位変換、位置修正、移動がスムーズに行える。
また、少なくともマット表面の長さ方向中央部に尿等が浸透しないように防水加工が施されていることが好ましい。具体的には、筒状カバーの裏面に合成樹脂フィルムをラミネートして防水加工することにより、尿等が浸透しないようにでき好ましい。
更に、敷きマットの左右に持ち手を付けることで体位変換、位置修正、移動が容易になり、シーツの着脱など取り扱いが容易になる。
以上により、安価でしかも清潔で簡易担架としても使用できる敷きマットとシーツが提案され、介護者、被介護者の介護負担を軽減することができる。
すなわち、本考案のマットによれば、マット本体の移動が容易になり、介護人や要介護者の負担を軽減するとともに要介護者の自立支援として体位変換、位置修正、移動を容易にできる。
更に、敷きマットを包みカバーする筒状シーツにおいて、筒状の内側が滑りやすい素材を使用すると、四隅にあるマット留めを一箇所外すことにより体位変換、位置修正、移動が容易になり、要介護者の自立支援にも役立つ。
以下、本考案の実施例を図示した添付図面を参照して本考案を詳細に説明する。図1に本考案に係る敷きマットの実施例の全体の正面図を示し、図2は図1の断面図である。
図2に示すように、この敷きマット1は敷きマット本体Aと、敷きマット本体Aを包む筒状カバーBとからなり、敷きマット本体Aは筒状カバーBに収容されている。
図2に示すように、本考案の敷きマット本体Aは三層構造となっている。すなわち、図2に示すように顆粒状の炭層A−2を中心に、その上下に孔明きウレタン層A−1、シートA−3からなる三層構造で形成されている。
図2に示すように敷きマット本体Aの中央は顆粒状の炭層A−2であり、実施例では黒炭と白炭とを混合して顆粒状の炭2としている。この顆粒状の炭層A−2は、上下の布帛の間に挟まれており、上下の布帛とともに縫い糸3によりキルティング状に縫着されて、顆粒状の炭層A−2は固定されている。
この上下の布帛としては、敷布に広く用いられている平織り織物、ガーゼなどの織物や不織布などを用いることができる。
顆粒状の炭層A−2における炭の調湿、消臭、浄化作用などにより、アルカリ性と酸性の効果が得られ、アンモニア臭や寝汗などの悪臭が低減でき、これにより介護者や要介護人の介護負担を軽減し、室内環境、寝床内環境を改善して衛生的で快適な環境が達成できる。
また、本考案の顆粒状の炭層A−2は上下の布帛の間に挟まれており、上下の布帛とともにキルティング状に縫着され固定されているので、取扱いが容易であり、しかも安価になる。
炭層A−2の上に孔明きウレタン層A−1が設けられている。孔明きウレタン層A−1としては、発泡ウレタン等の合成樹脂発泡体4に多数の小孔4aを開口したものである。ウレタン等の合成樹脂発泡体4の表面積に対する開口部4aの面積の割合は30%程度とすることが好ましい。
孔明きウレタン層A−1の孔4aにより体圧分散、軽量化、通気性を有し、速乾性に優れ褥瘡や床ずれ防止効果が得られ、乾燥時の日干し作業が軽減されるようにしている。
図2に示すようにシートA−3の長手方向端部には持ち手11〜14を取付けている。持ち手11、12および13、14は図1に示すようにシートA−3の幅方向(図1の上下方向)に間隔を明けて取付けられている。
前述のように、敷きマット本体Aは筒状カバーBに収容されている。筒状カバーBの外表面には、図1に示すように、好ましくは横と斜め方向の、キルティング加工21が施されている。キルティング加工21により敷きマット1の縦ずれを防止し、キルティング加工の縫い目に沿って横、斜め方向に曲がり易いことにより、要介護者の体位変換や位置修正、移動がスムーズに行える。
また、介護者が左右の持ち手11〜14を持つことによりシートA−3とともにマット本体Aを簡単に移動させることができ、要介護者の体位変換や位置修正などを容易に行え、介護者や要介護者の負担を軽減してマットをカバーしているシーツの交換が容易に行える。
孔明きウレタン層A−1の上側に位置する筒状カバーBの表面には、少なくとも要介護者の腰部が位置する中央部に、尿等が浸透しないように防水加工が施されている。防水加工の方法は、筒状カバーBの裏面に、ポリウレタンフィルム、ポリエステルフィルムなどの合成樹脂フィルム、ポリウレタンフォームなどの合成樹脂フォームをラミネートしている。
敷きマット本体Aを図2に示すように筒状カバーBで包む。この際に、シートA−3の長手方向端部に取付けた持ち手11〜14を筒状カバーBの外側に引き出し、この状態で筒状カバーBの周囲を縫い目31により縫着して筒状カバーBと敷きマット本体Aとを一体化する。
図3に本考案の敷きマット1をカバーするシーツCの実施例の正面図を示す。シーツCは速乾機能生地であって、その内側が滑り易い素材を使用して、図4に示すように筒状に形成している。
図3に示すように、シーツCの外表面または内表面の四隅の角にマット留め41〜44を斜めに設けている(図3はシーツCの内表面の四隅の角にマット留め41〜44を形成した実施例である)。
更に、シーツCの上下の長辺には左右4箇所に、持ち手45〜48を付けており、持ち手45〜48を持つことによりシーツCの交換を容易に行なえ、介護者の負担を軽減するとともに要介護者の自立支援として体位変換、位置修正、移動を容易にできるようにした。
なお、本実施例では、対向する持ち手45と46、47と48を繋いで8の字状とし、持ち手45と46、47と48の強度を高めているが、8の字の交差部を切り離してもよい。また、シーツCの筒状の左右に棒を差し込み、または、本考案の敷きマット1を差し込んで簡易担架としても使用できる。
シーツCの使用方法の幾つかを説明する。一例として、図5に示すようにシーツCを敷きマット1の上に敷き、敷きマット1の四隅をシーツCの四隅のマット留め41〜45に留めて、シーツCを敷きマット1を固定する。このようにして、シーツCをマットカバーとして使用する場合にも、体位変換や位置修正、移動をする際にはカバーの移動したい方向と反対側のマット留めを一箇所外すだけでシーツCが筒状の形状をしていることと内側の滑りやすい素材によって、要介護者がシーツCを容易に移動できる。また、シーツCの交換の際には、要介護者の背に沿ってシーツCを置き、シーツCの持ち手45〜47または46〜48を引くことにより、シーツCの内側の滑りやすい素材と筒状によってスムーズに所定位置に収めることができる。
他の例として、図6に示すように、シーツCの筒状の中に敷きマット1を差込み、マットの縦方向の持ち手11〜14を引き滑らすことでシーツCの内側の滑りやすい素材によって敷きマット1とシーツCとを一体にでき、この状態でシーツCの持ち手45〜48を持って体位変換、位置修正、移動等を容易に行なえる。
本考案の敷きマット1の正面図である。 本考案に用いる敷きマット1の断面図である。 本考案のシーツの正面図である。 本考案のシーツの斜視図である。 本考案の敷きマット1とシーツを組み合わせた状態の正面図である。 本考案の敷きマット1とシーツとの別の組み合わせ状態の正面図である。
符号の説明
1 敷きマット
2 顆粒状の炭
3 縫い糸
4 合成樹脂発泡体
4a 小孔
11〜14 持ち手
21 キルティング加工
41〜44 マット留め
45〜48 持ち手
A 敷きマット本体
A−1 孔明きウレタン層
A−2 炭層
A−3 シート
B 筒状カバー
C シーツ

Claims (4)

  1. 敷きマット本体と、この敷きマット本体を包む筒状カバーからなり、前記敷きマット本体は、顆粒状の炭層と、この炭層の上に設けられた孔明きのウレタン層、および前記炭層の下に設けられたシートからなる三層構造により形成されており、前記シートの長手方向端部に持ち手が付けられ、前記筒状カバーは表面にキルティング加工が施されるとともに、少なくとも長さ方向に見て中央部に尿等が浸透しないように防水加工が施されていることを特徴とする介護用炭入り敷きマット。
  2. 前記顆粒状の炭層は、上下の布帛の間に挟まれ、上下の布帛とともにキルティング状に縫着されていることを特徴とする請求項1に記載の介護用炭入り敷きマット。
  3. 前記筒状カバーの裏面に合成樹脂フィルムまたは合成樹脂フォームをラミネートして防水加工したことを特徴とする請求項1または2に記載の介護用炭入り敷きマット。
  4. 上記請求項1〜3の何れか1項に記載の敷きマットであって、この敷きマットをカバーするシーツを具備しており、このシーツは、筒状であり、内側は滑り易い素材から形成され、外側の四隅にマット留めが設けられ、シーツの左右端部に持ち手が付けられ、簡易担架としても使用できるようにしたことを特徴とする介護用炭入りマット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20220080487A (ko) * 2020-12-07 2022-06-14 임수정 응급상황시 이동약자를 긴급이동시킬 수 있는 안전시트

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