JP4435081B2 - 家畜用敷物 - Google Patents

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Description

本発明は、家畜を敷物の上に載せた状態で、敷物と一緒に家畜を移動させることができる家畜用敷物に関する。
近年、家畜(以下、ペットともいう)を家庭内で飼うことが多い。家庭内でペットを飼うときは、ペットの居場所に家畜用敷物を敷くことがある。このような家畜用敷物として、例えば、ペット用マットやペット用ベッドがある(例えば、特許文献2004−016145号公報)。
老化したペットは家畜用敷物の上で寝ていたり、あるいは、寝そべっていたりする時間が多い。また、老化したペットは、家畜用敷物の上で殆ど動かない状態にいることも珍しくない。
そのため、寝た状態のままでペットを移動させたい場合がある。例えば、風呂場に連れて行きたいときや病院に連れて行くときに自家用車のあるガレージまで移動させるときなどである。老化したペットが自ら動けないときや寝ているときは、抱き上げて連れて行くことになる。
しかしながら、老化したペットを移動させるのは、相当な体力が必要であり、また、細心の注意が必要になる。すなわち、老化したペットは自ら動くことができないので、抱きかかえる必要があり移動させることが困難である。特に、大型のペットになると、さらに移動させることに困難を伴う。また、老化したペットは、骨等が軟弱化しているので無理な力をかけると骨折するおそれがあり、細心の注意が必要となる。したがって、ペットを家畜用敷物の上に載せた状態で、家畜用敷物ごと移動させる場合が多い。
図9は、従来の家畜用敷物に家畜を載せて持ち上げた状態の概略図である。ペット200を家畜用敷物100の上に載せ、両側に対向するようにして人が立ち、各人は一辺の両端を掴み家畜用敷物100を持ち上げ、目的の場所まで移動させる。
特開2004−016145号公報
ところが、従来の家畜用敷物100には掴みやすいところがないので、確実に家畜用敷物100を把持することができなかった。そのため、家畜用敷物100を手放してしまわないかという不安な状態で移動させることが多かった。また、家畜用敷物100は柔軟なもので形成されていることから、家畜用敷物100を持ち上げたときに形状が変形してしまうので、位置が不安定となってしまいペット200を安全に運ぶことができないときがあった。また、家畜用敷物100が変形してしまうとペット200の脚などに予期せぬ方向から力を加えてしまうこともあり、ペット200に負担を強いることにもなっていた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、家畜を家畜用敷物の上に安定して載せて移動させることができる家畜用敷物を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る家畜用敷物は、家畜の下に敷く家畜用敷物であって、矩形状をなす敷物本体の4隅部から突出した状態で取っ手が設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る家畜用敷物は、家畜の下に敷く家畜用敷物であって、矩形状をなす敷物本体と、前記敷物本体に当該敷物本体の4隅部から突出させた状態で対角線状に交差して着けられ、縦長の楕円形状をなす1対の支持紐とを備え、前記支持紐の敷物本体に着けられた部分が家畜を支持する支持部材としての機能を担う一方、前記支持紐の敷物本体の4隅部から突出した部分が取っ手としての機能を担うことを特徴とする。
この構成により、家畜を家畜用敷物の上に載せた状態のままで、取っ手を掴んで家畜用敷物を持ち上げて家畜を移動させることができる。
また、取っ手が支持部の両端部に設けられていることから、家畜用敷物を持ち上げたときに、家畜の体重を支持部材の全体に伝播させることができる。これにより、安定して家畜を支持して持ち上げることができる。
また、支持部は敷物本体に着けられていることから、支持部の両端部を引っ張り上げても支持部が敷物から外れることがない。これにより、家畜を移動させるときでも、常に家畜を柔軟性がある家畜用敷物の上に載せることができる。この結果、移動の際に家畜に余計な負担をかけないですむ。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記支持部は、1対の紐状の支持部材により構成され、前記支持部材が交差して前記敷物本体に着けられていることを特徴とする。
この構成により、家畜の体重を交差させた紐状の支持部材に伝播させることができる。また、支持部材の端部に設けられた取っ手を引き上げると、家畜用敷物を四方に均等な力で広げることができるので、家畜の体重が敷物本体にも分散される。したがって、家畜に支持部材が体に食い込むことがなくなるので、より快適な状態で家畜を移動させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記支持部材は、2本の平行な幅広の支持紐により構成されていることを特徴とする。
この構成により、家畜を幅広の2本の支持紐により支持することになるので、家畜にかかる反作用力が分散されることから、さらに、支持部材が家畜の体に食い込むことがなくなる。したがって、より快適な状態で家畜を移動させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記取っ手は、前記支持部を延在させて形成してあることを特徴とする。
この構成により、取っ手と支持部を結合する作業をなくすことができる。すなわち、取っ手と支持部が一体としたものを形成し、これを敷物本体に着けるだけで、家畜用敷物を製造することができる。この結果、製造コストを低減できる。
また、取っ手と支持部材とを一体としていることから結合部分がないので、結合部分での切断がなくなる。すなわち、取っ手が外れることがない頑丈な家畜用敷物とすることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記敷物本体は、表側地と裏側地との周縁が接合されてなるカバー部と、該カバー部の内部に配置された弾力性を有する内部シートとを備えることを特徴とする。
この構成により、表側地と裏側地に夫々異なる特性を持たせることができるので、より機能的な家畜用敷物とすることができる。また、カバー部の中に弾力性がある内部シートを配置することにより、表側地と裏側地に夫々異なる特性を保持させることができ、また、敷物本体に適度な厚さを確保させて適度な弾力性を保持させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記裏側地は、強靭性を有することを特徴とする。この構成により、頑丈な家畜用敷物とすることができる。これにより、大型の家畜でも安定して移動させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記表側地は、通気性を有することを特徴とする。この構成により、家畜用敷物に載る家畜の発汗を妨げないので、より快適な環境を家畜に与えることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記内部シートは、通気性を有する通気性シートと、弾力性を有する弾力性シートにより構成されてなることを特徴とする。
この構成により、家畜用敷物に弾力性を保持させながら、通気性を保持させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記敷物本体は、柔軟性を有する柔軟性シートが表側面に交換可能に備えられていることを特徴とする。
この構成により、敷物本体の表側面が柔軟となるので、家畜の居心地を改善させることができる。また、柔軟性シートは敷物本体の表側面を覆うので、敷物本体の表側面の汚れを防止する。また、柔軟性シートは交換可能であるので、柔軟性シートが汚れても簡単に取り替えることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記敷物本体と前記柔軟性シートとは、同形状の矩形であり、前記柔軟性シートは、各角部に係合部が設けられ、該係合部は、前記柔軟性シートの角部を構成する2辺を伸縮性の係合紐により架橋してなることを特徴とする。
この構成により、柔軟性シートは敷物本体から簡単に外れないようになる。これにより、敷物本体で家畜が動いたとしても柔軟性シートは外れてしまうことが少なくなる。係合紐を敷物本体の角部に引っ掛けるだけで、簡単に柔軟性シートを敷物本体に敷くことができる。また、係合紐は伸縮性があることから、家畜が動くことによって柔軟性シートが引っ張られたとしても、簡単に係合が外れることがない。また、柔軟性シートが引っ張られても、その張力がなくなったときには、柔軟性シートは係合紐の伸縮性により元の位置に戻るので、柔軟性シートをあらためて装着し直す必要もない。
また、本発明に係る家畜用敷物では、前記柔軟性シートは、表側面がパイル地であることを特徴とする。
この構成により、さらに敷物本体の表側面の肌触りがよくなるので、家畜の居心地をさらに改善することができる。
本発明に係る家畜用敷物によれば、敷物本体に支持部が着けられ、支持部の両端部に取っ手が設けられていることから、家畜を家畜用敷物の上に載せた状態のままで、容易に家畜用敷物を持ち上げて家畜を移動させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、支持部は交差された支持部材により構成されていることから、家畜の体重が敷物本体にも分散されるので、家畜の負担が小さくなる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、支持部材は2本の紐により構成されているので、家畜の体重がさらに分散されて、その分、支持部材が家畜の体に食い込むことがなくなる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、取っ手は支持部を延在させて形成しているので、製造コストが低減される。また、頑丈な家畜用敷物とすることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、表側地と裏側地との周縁が接合されてなるカバー部と、カバー部の内部に配置された内部シートから構成されることから、より機能的な家畜用敷物とすることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、裏側地は強靭性を有するので、より頑丈な家畜用敷物とすることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、表側地は通気性を有するので、家畜の発汗を妨げないで、より快適な環境を家畜に与えることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、内部シートは、通気性を有する通気性シートと、弾力性を有する弾力性シートにより構成されてなることから、家畜用敷物に弾力性を保持させながら、通気性を保持させることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、敷物本体は柔軟性を有する柔軟性シートが表側面に交換可能に備えられていることから、敷物本体の表側面が柔軟となるので、家畜の居心地を改善させることができる。また、敷物本体の表側面の汚れを防止する。また、柔軟性シートが汚れても簡単に取り替えることができる。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、柔軟性シートは伸縮性のある紐状の係合部により敷物本体と係合していることから、敷物本体から簡単に外れないようになっている。また、柔軟性シートが引っ張られても、その張力がなくなったときには、柔軟性シートは係合紐の伸縮性により元の位置に戻るので、柔軟性シートをあらためて装着し直す必要もない。
また、本発明に係る家畜用敷物によれば、柔軟性シートは、表側面がパイル地であることから、敷物本体の表側面の肌触りがよくなるので、家畜の居心地をさらに改善することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
本実施の形態では、家畜の下に敷くペット用マットとして用いられる家畜用敷物について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物の斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物の断面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物の裏面を示した斜視図である。
本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物10は、家畜の下に敷く敷物本体11と、敷物本体11に着けられた支持部31と、支持部31に夫々設けられた取っ手21により主要部が構成されている。
敷物本体11は、家畜が寝そべることができる程度の大きさであり、略矩形に形成されている。なお、敷物本体11の形状は矩形でなくてもよい。また、敷物本体11は、袋状のカバー部12と、カバー部12の中に配置された内部シート13とにより主要部が構成されている。カバー部12は、表側地12aと裏側地12bとの周縁12sが接合されて形成されている。なお、カバー部12は、表側地12aと裏側地12bの2枚の布地に限らず、2枚以上の布地により形成してもよい。また、表側地12aや裏側地12bの一部に開閉可能な開口部を設けることにより、家畜用敷物10を内部シート13が容易に出し入れできるものとしてもよい。
表側地12aは通気性の機能が高いポリエステル製の布で形成されており、抗菌処理、または、消臭処理されている。また、裏側地12bは強靭性の高いポリエステル製の布で形成されており、抗菌処理、または、消臭処理されている。内部シート13は、弾力性の高い多孔性ウレタン樹脂により形成されている。
このような構成とすることにより、敷物本体11は、表側地12aと裏側地12bに夫々異なる特性を保持させることができ、また、弾力性のある内部シート13をカバー部12の中に配置することにより、敷物本体11に適度な厚さを確保させて適度な弾力性を保持させることができる。
また、表側地12aは通気性を有することから、家畜用敷物10に載る家畜の発汗を妨げないので、より快適な環境を家畜に与えることができる。裏側地12bは、強靭性を有する頑丈な布で形成されているので、大型の家畜でも家畜用敷物10の上に載せたまま安心して持ち上げることができ、また、地面に擦り付て引き摺っても破れることはない。
また、カバー部12は、抗菌処理されていることから、敷物本体11での雑菌の繁殖が防止されるので、家畜の健康状態を維持させることができる。また、カバー部12は、消臭処理されていることから、家畜から発生する臭気が消臭されるので、家畜が長時間家畜用敷物10の上にいる状態でも周囲の臭気環境を悪化させない。
支持部31は、家畜用敷物10の上に載る家畜を支持し、家畜の体重を家畜用敷物10の全体に分散させるものである。
具体的には、支持部31は、一対の紐状の支持部材31aによりなり、支持部材31aはポリエステル製の幅広の強靭な幅広の紐(支持紐)が2本平行に並列されたものとして構成されている。第1の支持部材31aは、敷物本体11の裏側面に対角線上に縫着されている。第2の支持部材31aは、第1の支持部材31aと交差するようにして、敷物本体11の裏側面に対角線上に縫着されている。
なお、支持部材31aは2本の紐である必要はなく、幅広の1本の紐により形成してもよいし、また、3本以上の紐を並列させることにより構成してもよい。また、本実施の形態では、各支持部材31aは裏側面の対角線上に配置させているが、このように対角線上に配置させないで、角部15から位置をずらしたところに支持部材31aの端部31eを配置させてもよい。
支持部材31aの構成は、家畜の体重や敷物本体11の大きさ、あるいは、敷物本体11との縫着の行いやすさ等を考慮して適宜変更されるものである。
取っ手21は、支持部材31aの端部31e、31eに設けられている。取っ手21が支持部材31aの端部31eに設けられていることにより、家畜用敷物10の引き上げは容易なものとなっている。
取っ手21は、2本の紐(支持紐)で形成された支持部材31aの端部31eを延在させ、2本の紐の端31he、31heを結合させて2本の紐と一体的に形成されている。具体的には、幅広の輪に形成された紐を縦長の楕円形状に変形し、端部31he、31heを敷物本体11の角部15から突出させた状態で敷物本体11の裏側面に縫着することにより、支持部材31aと取っ手21が形成される。すなわち、輪に形成された紐において、敷物本体11の裏側面に縫着された部分は支持部材31aとしての機能を担い、また、敷物本体11の角部15から突出している部分は取っ手21としての機能を担うことになる。
このような構成とすることにより、取っ手21と支持部材31aを結合する作業をなくすことができる。すなわち、取っ手21と支持部材31aとが一体としたものを形成し、これを敷物本体11に縫着するだけで、家畜用敷物10を製造することができる。この結果、製造コストを低減できる。
また、取っ手21と支持部材31aが一体としていることから、結合部分がないので、結合部分での切断がなくなる。すなわち、取っ手21が外れることがない頑丈な家畜用敷物10とすることができる。
なお、取っ手21は、プラスチック部材や金属部材等により形成してもよい。変形しにくい取っ手21を各支持部材31aの端部31eに接合することによって、把持しやすい取っ手21を有した家畜用敷物10を提供することができる。すなわち、体重の重い家畜を移動する場合には、取っ手21が紐のような材料で形成されていると、紐の形状が変形するので手に紐が食い込んでしまうことがあるが、取っ手21として変形しにくいものを用いることにより、手に加わる負担を軽減させることができる。
次に、本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物10に家畜を載せたままで、家畜を移動させるときの状態について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物に家畜を載せて持ち上げた状態の概略斜視図である。
まず、家畜用敷物10の両側に人が向かい合うようにして立ち、取っ手21を掴んで引き上げる。取っ手21を引き上げると、家畜200が支持部材31aに支持されながら持ち上げられる。家畜200は支持部材31aにより支持されるので、家畜200を安定して移動させることができる。
すなわち、家畜用敷物10には、取っ手21が設けられていることから、家畜200を家畜用敷物10の上に載せた状態のままで、取っ手21を掴んで家畜用敷物10を持ち上げることができるので、家畜200を容易に移動させることができる。
また、取っ手21が支持部材31aの端部31eに設けられていることから、家畜用敷物10を持ち上げたときに、家畜200の体重を支持部31全体に伝播させることができる。これにより、安定して家畜200を支持して持ち上げることができる。
また、紐状の支持部材31aを交差させているので、家畜200の体重を家畜用敷物10の対角線上に伝播させることができる。これにより、家畜用敷物10を四方に均等な力で広げることができるので、家畜200の体重は敷物本体11に対して適度に分散される。したがって、支持部材31aが家畜200の体に食い込むことはなくなるので、より快適な状態で家畜200を移動させることができる。
また、支持部材31aは2本の平行な幅広の紐により構成されていることから、家畜200にかかる反作用力が分散されるので、支持部材31aが家畜200の体に食い込むことは殆どなくなる。
また、支持部材31a(支持部31)は敷物本体11の裏側面に着けられていることから、支持部材31aの両端部31e、31eが引っ張られても支持部31が敷物から外れることがない。これにより、家畜200を移動させるときでも、常に家畜200を柔軟性を有する家畜用敷物10の上に載せることができ、移動の際に家畜200に余計な負担をかけないですむ。
また、家畜用敷物10に家畜200が寝ているときに寝返りをさせるときでも、取っ手21を引っ張り上げることで、簡単に家畜200を寝返りさせることができる。
すなわち、老化した家畜200は自ら寝返りすることができないので床擦れを生じさせることがある。そのため、度々家畜200を寝返りさせる必要がある。このような場合に、本実施の形態による家畜用敷物10を使用すれば、取っ手21を引き上げるだけで、支持部材31aを介して家畜200を回転させることができるので、簡単に家畜200を寝返りさせることができる。
<実施の形態2>
本実施の形態では、特に家畜200(図4参照)が休息するための家畜ベッドとして用いられる家畜用敷物について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物の上方からみた斜視図である。図6は、本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物の下方からみた斜視図である。図7は、本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物の断面図である。
本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物10は、家畜200の下に敷く敷物本体11と、敷物本体11に着けられた支持部31と、支持部31に夫々設けられた取っ手21と、敷物本体11の表側面に覆うように設けられた柔軟性シート41により主要部が構成されている。
敷物本体11は、袋状のカバー部12と、カバー部12の中に配置された内部シート13とにより主要部が構成されている。カバー部12の構成は、実施の形態1と略同様である。ここでは、内部シート13の構成について説明する。
内部シート13は、通気性を有する通気性シート13aと弾力性を有する弾力性シート13bとが2層に積層された構造となっている。
通気性シート13aは、空孔容積率が高く、空孔が連結して外部に通ずるように内在している多孔性のウレタン樹脂により形成されている。すなわち、通気性シート13aは、内部の空気が外部へ排出しやすいものにより形成されている。また、通気性シート13aは、柔軟なシートであるため、家畜200を全体的に保持し、体圧を分散させる効果を有している。これにより、家畜200の床擦れを予防する。
弾力性シート13bは、多孔性のウレタン樹脂により形成され、家畜200を支持する程度の弾力性を有している。これにより、敷物本体11の形状を安定させている。また、家畜200の体重により厚みがなくなるほど押し潰されることもないので、家畜200は、弾力性シート13bを介して地面から離間される。これにより、家畜200の底冷えが防止される。
すなわち、このような2層構造により、家畜用敷物10は、通気性が確保され、体圧分散により床擦れを予防するものでありながら、適度な弾力性により安定した形状を保持して家畜200の底冷えを防止するものとなっている。
支持部31および取っ手21の構成は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
柔軟性シート41は、敷物本体11の表面を覆うものである。これにより、敷物本体11の表面の肌触りがよくなり、家畜200の居心地が改善される。また、柔軟性シート41は、敷物本体11の表側面の汚れを防止する役割も果たす。
また、柔軟性シート41は、敷物本体11と略同形状の矩形に形成されている。また、柔軟性シート41は、敷物本体11に簡単に取り付け取り外しできるように、各角部45に係合部42が設けられている。係合部42は、角部45を構成する2辺を伸縮性の係合紐により架橋して形成されている。各係合紐を敷物本体11の角部45に引っ掛けることにより、柔軟性シート41が敷物本体11に装着される。
柔軟性シート41は、敷物本体11と4隅において係合部42により係合しているので、簡単に外れることがなくなる。すなわち、敷物本体11で家畜200が動いたとしても柔軟性シート41は外れてしまうことが殆どない。また、係合部42は伸縮性の係合紐により形成されていることから、家畜200が動いて柔軟性シート41が引っ張られたとしても、係合紐が伸び縮みするだけで簡単に係合が外れることがない。また、柔軟性シート41が引っ張られて位置がずれたとしても、その張力がなくなったときには、柔軟性シート41は係合紐の伸縮性により元の配置に戻るので、柔軟性シート41をあらためて装着し直す必要もない。
また、柔軟性シート41は簡単に取り外すことができる構成となっているので、汚れた場合には簡単に取り替えることができる。
図8は、本発明の実施の形態2に係る柔軟性シートの拡大断面図である。
柔軟性シート41は、吸湿性が高く柔軟な綿などの繊維により織成されている。表側面41aは、家畜200の体毛が引っ掛からないように加工されている。具体的には、表側面41aはパイル地に加工されている。すなわち、表側面41aは、家畜200の肌と接触する面であり、体毛が直接触れる面であるため、体毛が引っ掛からないような繊維の配列状態(繊維がループ状に織成されて形成された状態ではなく、一方の方向にのみ繊維が配列している状態)に加工されたものとなっている。
また、柔軟性シート41は、抗菌処理されている。これにより、家畜用敷物10の雑菌の繁殖を防止することができるので、家畜200の健康状態を維持させることができる。また、柔軟性シート41は、消臭処理されている。これにより、家畜200から発生する臭気が消臭されるので、家畜200が長時間敷物本体11の上にいる状態であっても、周囲の臭気環境を悪化させない。
なお、本実施の形態は実施の形態1に係る家畜用敷物10にも適用してもよい。
本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物の裏面を示した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る家畜用敷物に家畜を載せて持ち上げた状態の概略斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物の上方からみた斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物の下方からみた斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る家畜用敷物の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る柔軟性シートの拡大断面図である。 従来の家畜用敷物に家畜を載せて持ち上げた状態の概略図である。
符号の説明
10 家畜用敷物
11 敷物本体
12 カバー部
12a 表側地
12b 裏側地
12s 周縁
13 内部シート
13a 通気性シート
13b 弾力性シート
15 角部
21 取っ手
31 支持部
31a 支持部材
31e 端部
41 柔軟性シート
41a 表側面
42 係合部
45 角部

Claims (9)

  1. 家畜の下に敷く家畜用敷物であって、
    矩形状をなす敷物本体の4隅部から突出した状態で取っ手が設けられていることを特徴とする家畜用敷物。
  2. 家畜の下に敷く家畜用敷物であって、
    矩形状をなす敷物本体と、
    前記敷物本体に当該敷物本体の4隅部から突出させた状態で対角線状に交差して着けられ、縦長の楕円形状をなす1対の支持紐とを備え、
    前記支持紐の敷物本体に着けられた部分が家畜を支持する支持部材としての機能を担う一方、前記支持紐の敷物本体の4隅部から突出した部分が取っ手としての機能を担うことを特徴とする家畜用敷物。
  3. 前記敷物本体は、表側地と裏側地との周縁が接合されてなるカバー部と、該カバー部の内部に配置された弾力性を有する内部シートとを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の家畜用敷物。
  4. 前記裏側地は、強靭性を有することを特徴とする請求項3に記載の家畜用敷物。
  5. 前記表側地は、通気性を有することを特徴とする請求項3に記載の家畜用敷物。
  6. 前記内部シートは、通気性を有する通気性シートと、弾力性を有する弾力性シートにより構成されてなることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか一つに記載の家畜用敷物。
  7. 前記敷物本体は、柔軟性を有する柔軟性シートが表側面に交換可能に備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一つに記載の家畜用敷物。
  8. 前記敷物本体と前記柔軟性シートとは、同形状の矩形であり、
    前記柔軟性シートは、各角部に係合部が設けられ、
    該係合部は、前記柔軟性シートの角部を構成する2辺を伸縮性の係合紐により架橋してなることを特徴とする請求項7に記載の家畜用敷物。
  9. 前記柔軟性シートは、表側面がパイル地であることを特徴とする請求項または請求項に記載の家畜用敷物。
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