JP3115301B2 - 網点領域分離方法及び装置 - Google Patents
網点領域分離方法及び装置Info
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- JP3115301B2 JP3115301B2 JP02129548A JP12954890A JP3115301B2 JP 3115301 B2 JP3115301 B2 JP 3115301B2 JP 02129548 A JP02129548 A JP 02129548A JP 12954890 A JP12954890 A JP 12954890A JP 3115301 B2 JP3115301 B2 JP 3115301B2
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Description
【０００１】
本発明は、デジタル多値データとして入力した画像の
網点領域を分離するための網点領域分離方法及び装置に
関する。
網点領域を分離するための網点領域分離方法及び装置に
関する。
【０００２】
写真により表現された絵、網点で表現された絵、文字
などの線画が混在した画像をデジタルコピァで再生する
場合、画質向上のために網点領域にはモアレ除去を、線
画領域には鮮鋭化処理を行うことが好ましい。また、画
像を伝送する場合、圧縮率を向上するためには領域の種
別毎に最適な圧縮処理を施すことが好ましい。
などの線画が混在した画像をデジタルコピァで再生する
場合、画質向上のために網点領域にはモアレ除去を、線
画領域には鮮鋭化処理を行うことが好ましい。また、画
像を伝送する場合、圧縮率を向上するためには領域の種
別毎に最適な圧縮処理を施すことが好ましい。
【０００３】 このような領域別の処理を行うには、その前処理とし
て、画像の写真領域、網点領域及び線画領域を高い精度
で分離する必要がある。
て、画像の写真領域、網点領域及び線画領域を高い精度
で分離する必要がある。
【０００４】 従来、エッジ画素の多い少ないにより写真領域と非写
真領域（網点領域または線画領域）を分離することは容
易であった（例えば特開昭61−225974号）。しかし、網
点領域と非網点領域（写真領域または線画領域）の分離
には困難があった。ここで、線画領域とは非写真かつ非
網点の領域のことである。
真領域（網点領域または線画領域）を分離することは容
易であった（例えば特開昭61−225974号）。しかし、網
点領域と非網点領域（写真領域または線画領域）の分離
には困難があった。ここで、線画領域とは非写真かつ非
網点の領域のことである。
【０００５】 この網点領域の分離に関しては、『沖電気研究開発』
第132号,Vol.53,No.4（昭和61年10月）の第71頁から第7
6頁に所載の“網点写真のドットプリンタによる再現”
に述べられている方法が知られている。この方法におい
ては、一次元の画像信号の差分の符号を求め、差分の符
号が変化する画素位置を調べ、次の条件を満たす場所を
それぞれ極点（山また谷ピーク）とする。 （ａ）差分の符号が変わったとき。 （ｂ）差分が零の前後で符号が変わったとき。 （ｃ）前の極点との間隔が予め定めた閾値となったと
き。
第132号,Vol.53,No.4（昭和61年10月）の第71頁から第7
6頁に所載の“網点写真のドットプリンタによる再現”
に述べられている方法が知られている。この方法におい
ては、一次元の画像信号の差分の符号を求め、差分の符
号が変化する画素位置を調べ、次の条件を満たす場所を
それぞれ極点（山また谷ピーク）とする。 （ａ）差分の符号が変わったとき。 （ｂ）差分が零の前後で符号が変わったとき。 （ｃ）前の極点との間隔が予め定めた閾値となったと
き。
【０００６】 そして、次の条件を満たす極点間を網点領域とする。 （ｄ）極点間の区間長Ｌ（ｉ）、予め定めた閾値TH1,TH
2に TH1＜Ｌ（ｉ）＜TH2 の関係が成立する。 （ｅ）現区間長Ｌ（ｉ）、その前の区間長Ｌ（ｉ−
１）、予め定めた閾値TH3に |L（ｉ）−Ｌ（ｉ−１）｜≦TH3 の関係が成立する。
2に TH1＜Ｌ（ｉ）＜TH2 の関係が成立する。 （ｅ）現区間長Ｌ（ｉ）、その前の区間長Ｌ（ｉ−
１）、予め定めた閾値TH3に |L（ｉ）−Ｌ（ｉ−１）｜≦TH3 の関係が成立する。
【０００７】
しかし、この従来方法によれば、文字などの線画領域
や写真領域にも多くの極点が検出されるため、高い分離
精度を期待できない。特に一次元で処理を行うため、網
点率の低い網点領域、網点率の高い網点領域、または原
稿が回転するなどして水平方向からスクリーン角が少し
ずれた網点領域は、極点間の区間長が長くなるので文字
領域との分離が不可能である。
や写真領域にも多くの極点が検出されるため、高い分離
精度を期待できない。特に一次元で処理を行うため、網
点率の低い網点領域、網点率の高い網点領域、または原
稿が回転するなどして水平方向からスクリーン角が少し
ずれた網点領域は、極点間の区間長が長くなるので文字
領域との分離が不可能である。
【０００８】 よって本発明の目的は、より高い精度で網点領域を非
網点領域と分離する方法及び装置を提供することにあ
る。
網点領域と分離する方法及び装置を提供することにあ
る。
【０００９】
本発明は、画像のデジタル多値データから網点の山ま
たは谷ピーク（極点）を検出することによって網点領域
を分離する方法で、その特徴は網点のピーク画像の検出
手法にある。
たは谷ピーク（極点）を検出することによって網点領域
を分離する方法で、その特徴は網点のピーク画像の検出
手法にある。
【００１０】 すなわち本発明にあっては、画像のデジタル多値デー
タに基づき、二次元の局所領域内において、 （ａ）中心画素の濃度レベルが他の画素に比べ最大また
は最小であり、 かつ、 （ｂ）中心画素の濃度レベルと、中心画素に対し点対称
関係にある画素の濃度レベルなどを用いた特定の演算に
よって網点の山ピークの高さまたは谷ピークの深さに対
応する値（コントラスト値）を求め、この値がある閾値
TH以上である、ときに中心画素を網点の山または谷ピー
ク画素として検出するが、さらに （ｃ）中心画素が文字などの線画領域である可能性の大
小により、例えば中心画素の周囲に一定以上の大きさの
白地領域が存在するか否かにより、判定の閾値THを増減
させる。
タに基づき、二次元の局所領域内において、 （ａ）中心画素の濃度レベルが他の画素に比べ最大また
は最小であり、 かつ、 （ｂ）中心画素の濃度レベルと、中心画素に対し点対称
関係にある画素の濃度レベルなどを用いた特定の演算に
よって網点の山ピークの高さまたは谷ピークの深さに対
応する値（コントラスト値）を求め、この値がある閾値
TH以上である、ときに中心画素を網点の山または谷ピー
ク画素として検出するが、さらに （ｃ）中心画素が文字などの線画領域である可能性の大
小により、例えば中心画素の周囲に一定以上の大きさの
白地領域が存在するか否かにより、判定の閾値THを増減
させる。
【００１１】
二次元の濃度パターンに関し山または谷のピークを検
出し、その高さまたは深さを調べるので、従来のような
一次元パターンを調べる方法に比べ基本的に、網点率の
低い、あるいは高い網点領域や、スクリーン角の傾いた
網点領域などでも、網点のピーク画素の検出精度が上が
る。
出し、その高さまたは深さを調べるので、従来のような
一次元パターンを調べる方法に比べ基本的に、網点率の
低い、あるいは高い網点領域や、スクリーン角の傾いた
網点領域などでも、網点のピーク画素の検出精度が上が
る。
【００１２】 さらに、注目画素が文字などの線画領域である可能性
の大小により、ピークの高さまたは深さの判定のための
閾値THを増減させるので、線画領域の可能性が大きい領
域でのピーク画素検出の条件を厳しくし、線画領域での
ピーク画素の誤検出を減らすことができる。
の大小により、ピークの高さまたは深さの判定のための
閾値THを増減させるので、線画領域の可能性が大きい領
域でのピーク画素検出の条件を厳しくし、線画領域での
ピーク画素の誤検出を減らすことができる。
【００１３】 その結果、網点のピーク画素を高い精度で検出し、そ
の密度を調べることにより、文字などの線画領域や写真
領域、網点領域が混在した画像に対し高精度の網点領域
分離が可能となる。
の密度を調べることにより、文字などの線画領域や写真
領域、網点領域が混在した画像に対し高精度の網点領域
分離が可能となる。
【００１４】
図１は本発明の一実施例を示すブロック図であり、１
は白地／非白地画素判定部、２は網点ピーク画素検出
部、３は網点領域検出部である。
は白地／非白地画素判定部、２は網点ピーク画素検出
部、３は網点領域検出部である。
【００１５】 対象画像は写真、網点、文字などの線画の領域が混在
した画像とし、網点の線数は65線から200線程度、文字
は約７級以上であるとする。このような画像を例えば40
0dpi、64階層程度のスキャナで読み取ったデジタル多値
データを入力画像信号として処理する。ただし、再生画
がモノクロであれば輝度信号を、カラーであれば色分解
後のＲ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）の各色信号または色
補正後のＹ（イエロー）、Ｍ（マゼンタ）、Ｃ（シア
ン）の各色信号を処理する。カラーの場合、目的に応じ
て３信号を並列に処理してもよい。
した画像とし、網点の線数は65線から200線程度、文字
は約７級以上であるとする。このような画像を例えば40
0dpi、64階層程度のスキャナで読み取ったデジタル多値
データを入力画像信号として処理する。ただし、再生画
がモノクロであれば輝度信号を、カラーであれば色分解
後のＲ（赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）の各色信号または色
補正後のＹ（イエロー）、Ｍ（マゼンタ）、Ｃ（シア
ン）の各色信号を処理する。カラーの場合、目的に応じ
て３信号を並列に処理してもよい。
【００１６】 白地／非白地画素判定部１は、入力画像の局所領域内
の濃度情報（画素値情報）を利用し、注目画素の近傍に
一定以上の大きさの白地（大きな白の塊、地肌）がある
か否かを判定する。
の濃度情報（画素値情報）を利用し、注目画素の近傍に
一定以上の大きさの白地（大きな白の塊、地肌）がある
か否かを判定する。
【００１７】 具体的には、まず入力画像信号（あるいはMTF補正フ
ィルタ処理後の信号）の２値化処理を行う。次に図２に
示す３×５のマスク内の全画素が低レベルのときに中心
画素を白地画素として検出するマスク処理を行う。その
後、図３に示す注目画素を中心画素とした（２×ｎ＋
１）×１のマスク内に１個でも白地画素があれば、中心
画素（注目画素）を近傍に白地がある白地画素領域と判
定する。すなわち、この棒状マスクを用いた処理は、白
地画素領域の膨張処理である。白地画素領域と判定され
た注目画素は、文字などの線画の部分である可能性が高
い（すなわち注目画素は線画領域候補である）。他方、
非白地画素領域と判定された注目画素は網点領域である
可能性が高い。
ィルタ処理後の信号）の２値化処理を行う。次に図２に
示す３×５のマスク内の全画素が低レベルのときに中心
画素を白地画素として検出するマスク処理を行う。その
後、図３に示す注目画素を中心画素とした（２×ｎ＋
１）×１のマスク内に１個でも白地画素があれば、中心
画素（注目画素）を近傍に白地がある白地画素領域と判
定する。すなわち、この棒状マスクを用いた処理は、白
地画素領域の膨張処理である。白地画素領域と判定され
た注目画素は、文字などの線画の部分である可能性が高
い（すなわち注目画素は線画領域候補である）。他方、
非白地画素領域と判定された注目画素は網点領域である
可能性が高い。
【００１８】 カラーの場合、R,G,B（またはY,M,C）の信号中で最大
レベルの１信号だけを用いて、この白地／非白地画素判
定を行ってもよい。
レベルの１信号だけを用いて、この白地／非白地画素判
定を行ってもよい。
【００１９】 網点ピーク画素検出部２は、局所領域内の濃度情報を
利用して網点の山および谷ピーク画素を検出する。
利用して網点の山および谷ピーク画素を検出する。
【００２０】 具体的には、まず図４に示した３×３のマスクにおい
て、注目画素を中心画素とし、その濃度レベルLcがマス
ク内で最大（または最小）であるときに、注目画素を山
ピーク画素（または谷ピーク画素）とする。
て、注目画素を中心画素とし、その濃度レベルLcがマス
ク内で最大（または最小）であるときに、注目画素を山
ピーク画素（または谷ピーク画素）とする。
【００２１】 注目画素が山または谷ピーク画素である場合、注目画
素の濃度レベルと、それに対し点対称関係にある各画素
ペアの平均濃度レベルとの差の絶対値（山ピークの高さ
または谷ピークの深さに対応する値）がすべて閾値th以
上であるとき、すなわち |2×Lc−L1−L8|≧thかつ |2×Lc−L2−L7|≧thかつ |2×Lc−L3−L6|≧thかつ |2×Lc−L4−L5|≧th の条件を満たすときに、注目画素を網点の山または谷ピ
ーク画素として検出する。
素の濃度レベルと、それに対し点対称関係にある各画素
ペアの平均濃度レベルとの差の絶対値（山ピークの高さ
または谷ピークの深さに対応する値）がすべて閾値th以
上であるとき、すなわち |2×Lc−L1−L8|≧thかつ |2×Lc−L2−L7|≧thかつ |2×Lc−L3−L6|≧thかつ |2×Lc−L4−L5|≧th の条件を満たすときに、注目画素を網点の山または谷ピ
ーク画素として検出する。
【００２２】 ここで、閾値thとしてはTH1とTH2（ただしTH1＞TH2）
の２種類が用意され、白地／非白地画素判定部１による
注目画素に対する判定結果によって選択する。すなわ
ち、白地画素領域と判定されたときは、線画領域の可能
性が高いので、誤検出を減らすために条件が厳しくなる
TH1を閾値thとして選択する。他方、非白地画素領域と
判定されたときは、網点領域の可能性が高いのでTH2を
閾値thに用いる。
の２種類が用意され、白地／非白地画素判定部１による
注目画素に対する判定結果によって選択する。すなわ
ち、白地画素領域と判定されたときは、線画領域の可能
性が高いので、誤検出を減らすために条件が厳しくなる
TH1を閾値thとして選択する。他方、非白地画素領域と
判定されたときは、網点領域の可能性が高いのでTH2を
閾値thに用いる。
【００２３】 なお、山ピーク画素と谷ピーク画素のそれぞれに対し
閾値thを別々に設定してもよい。
閾値thを別々に設定してもよい。
【００２４】 次に網点領域検出部３の処理を説明する。ここでは、
ある所定の大きさの小領域Ｓ内について、網点ピーク画
素検出部２により検出された網点の山ピーク画素及び谷
ピーク画素をそれぞれ計数し、各計数値の合計値を小領
域Ｓの計数値Ｐとする。そして、計数値Ｐがある閾値以
上であれば小領域Ｓの全画素を網点領域と判定し、ある
いは小領域Ｓの中心画素を網点領域と判定する。
ある所定の大きさの小領域Ｓ内について、網点ピーク画
素検出部２により検出された網点の山ピーク画素及び谷
ピーク画素をそれぞれ計数し、各計数値の合計値を小領
域Ｓの計数値Ｐとする。そして、計数値Ｐがある閾値以
上であれば小領域Ｓの全画素を網点領域と判定し、ある
いは小領域Ｓの中心画素を網点領域と判定する。
【００２５】 なお、網点の面積率の違いによる影響を減らすため、
山ピーク画素または谷ピーク画素の一方について計数
し、その計数値を小領域Ｓの計数値Ｐとして判定を行う
こともできる。
山ピーク画素または谷ピーク画素の一方について計数
し、その計数値を小領域Ｓの計数値Ｐとして判定を行う
こともできる。
【００２６】 次に、網点領域のピーク画素が均一かつ数多く存在す
る性質を利用し、写真領域と線画領域における誤った網
点領域の検出を減少させる網点領域検出処理の変形例を
説明する。
る性質を利用し、写真領域と線画領域における誤った網
点領域の検出を減少させる網点領域検出処理の変形例を
説明する。
【００２７】 ａ）変形例１ 図５に示すように、小領域Ｓを４個の領域S1,S2,S3,S
4に分割し、各領域毎に網点ピーク画素を計数し、その
計数値をP1,P2,P3,P4とする。そして、計数値P1〜P4の
一つでも（ゼロ）であれば領域Ｓの全体の計数値Ｐを０
とし、そうでなければP1〜P4の合計値をＰとする。この
計数値Ｐが所定の閾値以上であれば小領域Ｓの全体また
は中心画素を網点領域と判定する。ピーク画素の計数値
は、山ピーク画素及び谷ピーク画素の合計値としてもよ
いし、あるいは山ピーク画素または谷ピーク画素の大き
いほうの計数値としてもよい。
4に分割し、各領域毎に網点ピーク画素を計数し、その
計数値をP1,P2,P3,P4とする。そして、計数値P1〜P4の
一つでも（ゼロ）であれば領域Ｓの全体の計数値Ｐを０
とし、そうでなければP1〜P4の合計値をＰとする。この
計数値Ｐが所定の閾値以上であれば小領域Ｓの全体また
は中心画素を網点領域と判定する。ピーク画素の計数値
は、山ピーク画素及び谷ピーク画素の合計値としてもよ
いし、あるいは山ピーク画素または谷ピーク画素の大き
いほうの計数値としてもよい。
【００２８】 ｂ）変形例２ 図５に示すように小領域Ｓの細分割領域S1,S2,S3,S4
毎にピーク画素の有無を調べ、ピーク画素の存在する領
域の個数を小領域Ｓの計数値Ｐとし、これが閾値以上の
ときに小領域Ｓの全体または中心画素を網点領域と判定
する。これ以外は変形例１と同様でよい。
毎にピーク画素の有無を調べ、ピーク画素の存在する領
域の個数を小領域Ｓの計数値Ｐとし、これが閾値以上の
ときに小領域Ｓの全体または中心画素を網点領域と判定
する。これ以外は変形例１と同様でよい。
【００２９】 図６は、本発明の網点領域分離機構の応用例である複
写機の画素処理回路のブロック図である。11は図１に示
した網点領域分離部、12は従来のエッジの密度を利用す
る方法（例えば特開昭61−225974号）により写真領域を
検出する写真領域検出部である。13及び14は線画領域処
理のための鮮鋭化処理部及びディザ処理部、15及び16は
網点領域処理のための平滑処理部及びディザ処理部、17
は写真領域処理のためのディザ処理部である。ディザ処
理部14は解像度を重視したBayer型、他のディザ処理部1
6,17は階調性を重視した渦巻き型である。18は網点領域
分離部11及び写真領域検出部12の出力に従ってディザ処
理部14,16,17のいずれかの出力信号を処理結果信号とし
て選択し外部へ送出する信号選択部である。
写機の画素処理回路のブロック図である。11は図１に示
した網点領域分離部、12は従来のエッジの密度を利用す
る方法（例えば特開昭61−225974号）により写真領域を
検出する写真領域検出部である。13及び14は線画領域処
理のための鮮鋭化処理部及びディザ処理部、15及び16は
網点領域処理のための平滑処理部及びディザ処理部、17
は写真領域処理のためのディザ処理部である。ディザ処
理部14は解像度を重視したBayer型、他のディザ処理部1
6,17は階調性を重視した渦巻き型である。18は網点領域
分離部11及び写真領域検出部12の出力に従ってディザ処
理部14,16,17のいずれかの出力信号を処理結果信号とし
て選択し外部へ送出する信号選択部である。
【００３０】 すなわち、写真領域検出部12によって写真部と判定さ
れたときは、ディザ処理部17により処理された信号が外
部へ出力される。注目画素が網点領域分離部11によって
網点領域と判定されたときは、平滑処理部15及びディザ
処理部16により処理された信号が外部へ出力される。写
真領域検出部12により非写真領域と判定され、かつ網点
領域分離部11により非網点領域と判定されたときは、線
画領域とみなされ、鮮鋭化処理部13及びディザ処理部14
により処理された信号が外部へ出力される。
れたときは、ディザ処理部17により処理された信号が外
部へ出力される。注目画素が網点領域分離部11によって
網点領域と判定されたときは、平滑処理部15及びディザ
処理部16により処理された信号が外部へ出力される。写
真領域検出部12により非写真領域と判定され、かつ網点
領域分離部11により非網点領域と判定されたときは、線
画領域とみなされ、鮮鋭化処理部13及びディザ処理部14
により処理された信号が外部へ出力される。
【００３１】
以上説明した如く、本発明によれば、網点率の低い、
あるいは高い網点領域や、スクリーン角の傾いた網点領
域などでも、網点のピーク画素の検出精度を上げ、また
線画領域でのピーク画素の誤検出を減らすことができる
ため、文字などの線画領域や写真領域、網点領域が混在
した画像に対し高精度の網点領域分離が可能である。
あるいは高い網点領域や、スクリーン角の傾いた網点領
域などでも、網点のピーク画素の検出精度を上げ、また
線画領域でのピーク画素の誤検出を減らすことができる
ため、文字などの線画領域や写真領域、網点領域が混在
した画像に対し高精度の網点領域分離が可能である。
【図１】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】 白地／非白地判定処理のためのマスクの説明図である。
【図３】 同じく白地／非白地判定処理のためのマスクの説明図で
ある。
ある。
【図４】 ピーク画素検出のためのマスクの説明図である。
【図５】 網点領域検出の説明のための領域分割図である。
【図６】 本発明の応用例を示すブロック図である。
１……白地／非白地画素判定部 ２……網点ピーク画素検出部 ３……網点領域検出部 11……網点領域分離部 12……写真領域検出部 13……鮮鋭化処理部 14,16,17……ディザ処理部 15……平滑処理部 18……信号選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 H04N 1/60
Claims (3)
- 【請求項１】デジタル多値画像の網点領域を分離する網
点領域分離方法であって、 注目画素を中心画素とする二次元の局所領域において、
該局所領域内の画素値情報に基づいて、注目画素領域が
白地画素領域か非白地画素領域か判定する第１ステップ
と、 注目画素を中心画素とする二次元の局所領域において、
注目画素の画素値レベルが他の画素に比べて最大または
最小であり、かつ、該注目画素と周囲画素との特定の演
算により求めたコントラスト値が所定の閾値以上のとき
に、該注目画素を網点のピーク画素として検出し、前記
閾値を、前記第１ステップの判定結果に基づき、当該注
目画素が白地画素領域であるか非白地画素領域であるか
により増減する第２ステップと、 所定領域ごとに、当該領域内の前記第２ステップにより
検出されたピーク画素の画素数をもとに、当該領域全体
あるいは領域中心の画素を網点領域と判定する第３ステ
ップと、 を有することを特徴とする網点領域分離方法。 - 【請求項２】請求項１記載の網点領域分離方法におい
て、 第２ステップでは、注目画素を中心画素とする二次元の
局所領域において、 該注目画素の画素値レベルが他の画素に比べ最大または
最小であり、かつ、該注目画素の画素値レベルと該注目
画素に対し点対称関係にある画素の画素値レベルとから
特定の演算により求めたコントラスト値が所定の閾値以
上のときに、該注目画素を網点のピーク画素として検出
することを特徴とする網点領域分離方法。 - 【請求項３】デジタル多値画像の網点領域を分離する網
点領域分離装置であって、 デジタル多値画像を入力し、注目画素を中心画素とする
二次元の局所領域において、該局所領域内の画素値情報
に基づいて、注目画素が白地画素領域か非白地画素領域
か判定する第１手段と、 デジタル多値画像を入力し、注目画素を中心画素とする
二次元の局所領域において、注目画素の画素値レベルが
他の画素に比べて最大または最小であり、かつ、該注目
画素と周囲画素との特定の演算により求めたコントラス
ト値が所定の閾値以上のときに、該注目画素を網点のピ
ーク画素として検出し、前記閾値を、前記第１手段の判
定結果に基づき、当該注目画素が白地画素領域であるか
非白地画素領域であるかにより増減する第２手段と、 所定の大きさの領域を単位として、前記第２手段により
検出されたピーク画素を計数し、該計数値が所定の閾値
以上のとき、当該領域全体あるいは領域中心の画素を網
点領域と判定する第３手段と、 を有することを特徴とする網点領域分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02129548A JP3115301B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 網点領域分離方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02129548A JP3115301B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 網点領域分離方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0425282A JPH0425282A (ja) | 1992-01-29 |
| JP3115301B2 true JP3115301B2 (ja) | 2000-12-04 |
Family
ID=15012237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02129548A Expired - Lifetime JP3115301B2 (ja) | 1990-05-19 | 1990-05-19 | 網点領域分離方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3115301B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-19 JP JP02129548A patent/JP3115301B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JPH0425282A (ja) | 1992-01-29 |
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