JP3115037U - ペット用車載キャリー - Google Patents
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Abstract
【課題】ペットを車両に搭載して輸送する際、ペットの安全を確保できるペット用車載キャリーを提供すること。
【解決手段】キャリー10は、ペットを収納するキャリー本体部11と、シートベルト5を挿通するベルトホルダ部13と、ヘッドレスト7のステー8に掛け回すバンド部17とを備えている。ベルトホルダ部13に雄部と雌部とを配置して開閉可能に形成する。また、ベルトホルダ部13をキャリー10の前方に配置した後、シートベルト5をベルトホルダ部13のシートベルト挿通孔に挿通してシートベルト5でキャリー10を座席1に固着する。
【選択図】図1
【解決手段】キャリー10は、ペットを収納するキャリー本体部11と、シートベルト5を挿通するベルトホルダ部13と、ヘッドレスト7のステー8に掛け回すバンド部17とを備えている。ベルトホルダ部13に雄部と雌部とを配置して開閉可能に形成する。また、ベルトホルダ部13をキャリー10の前方に配置した後、シートベルト5をベルトホルダ部13のシートベルト挿通孔に挿通してシートベルト5でキャリー10を座席1に固着する。
【選択図】図1
Description
本考案は、ペットを車両に搭載して輸送するためのペット用車載キャリーに関する。
一般に、ペットを車両に搭載して輸送する際、ペットの安全性確保及びペットが車両内で動き回ることによる運転の妨げになることを防止するため、ペットをシートベルト等で固定する必要があった。しかし、ペットをシートベルトで固定しても、人間と同様には固定できないことから、従来では、特許文献1のように、ペットをペット収納ボックスに収納してシートベルトで固定する技術が示されていた。これによると、図8に示すように、ペット収納ボックス31は、ペットを収納する収納ボックス本体32と、収納ボックス本体32の外周面を巻回する強度ベルト33とを備えて構成されている。そして、ペット収納ボックス31を座席1の座部2上に載置した後、座席1の背部3側において、収納ボックス本体32と強度ベルト33の拘束ベルト部33aとの間に形成されるベルト挿通孔34にシートベルト5を挿通して固定していた。さらに、強度ベルト33の安定ベルト部33bを前後の座席1におけるヘッドレスト7のステー8に掛け回すようにしていた。
特開2004−217173公報(6〜9頁、図1参照)
しかし、特許文献1に記載されているペット収納ボックス31は、車両のシートベルト5を挿通する位置が座席1の背部3側に配置されていることから、例えば、図9に示すように、車両が衝突すると、シートベルト5はロックしてペット収納ボックス31を固定しようとするものの、ペット収納ボックス31の前方にペット収納ボックス31を規制するものがないことから、ペット収納ボックス31は、その衝撃による慣性力によって、前方に大きく移動しようとする。そのため、ペットPも大きく前方へ移動することによってダッシュボードや前方座席への衝撃等による怪我をしやすい。従って、ペット収納ボックス31は慣性力を抑えるように構成される必要があった。
本考案は、上述の課題を解決するものであり、車両が衝突しても慣性力を抑えるように構成されたペット用車載キャリーを提供することを目的とするものである。そのために本考案に係るペット用車載キャリーは、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1記載の考案では、ペットを車両に搭載して輸送する際に、ペットの安全を確保できるように構成されたペット用車載キャリーであって、
車両のシートベルトを車両の進行方向に対して前方部で挿通できるベルトホルダ部を配設することを特徴とするものである。
請求項1記載の考案では、ペットを車両に搭載して輸送する際に、ペットの安全を確保できるように構成されたペット用車載キャリーであって、
車両のシートベルトを車両の進行方向に対して前方部で挿通できるベルトホルダ部を配設することを特徴とするものである。
請求項2記載の考案では、前記ベルトホルダ部が、雄部と雌部を備えて開閉可能に構成されていることを特徴としている。
請求項3記載の考案では、前記ベルトホルダ部の上方にヘッドレストに掛止可能なバンド部を備えていることを特徴としている。
本考案に係るペット用車載キャリーは、請求項1記載の考案によれば、車両の座席上に配置したペット用車載キャリーの前方部にベルトホルダ部を形成し、そのベルトホルダ部にシートベルトを挿通させてペット用車載キャリーを固定させている。従って、もし車両が衝突しても、ペット用車載キャリーは、シートベルトで前方から座席の背部に向かって押えられていることから、ペット用車載キャリー自体の移動量を抑えることができ、それによって、中に収納されているペットの衝突による移動量を制限することができる。そのため、ペットの安全を確保することができる。
請求項2記載の考案によれば、シートベルトをベルトホルダ部に挿通する際、ベルトホルダ部の雄部と雌部とを開けた状態でシートベルトを挿通し、挿通後、ベルトホルダ部の雄部と雌部とをロックする。又、ペット用車載キャリーを取り外す際には、ベルトホルダ部の雄部と雌部とをロック解除して行う。従って、ベルトホルダ部を開閉可能に形成していることから、シートベルトのベルトホルダ部への着脱作業を容易に行うことができる。
請求項3記載の考案によれば、ペット用車載キャリーにはベルトホルダ部の上方にヘッドレストに掛止可能なバンド部を備えていることから、バンド部をヘッドレストのステーに掛けることによって、ペット用車載キャリー自体を座席の座部上に浮かして配置することができる。特に車両の後部座席のシートベルトを使用する際には、雌部が、座席の座部と背部との間に配置されていることから、ペット用車載キャリーを浮かせることによって、シートベルトのロック及びロック解除を容易に行なうことができる。
次に、本考案によるペット用車載キャリーの一形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ペット用車載キャリー(以下、キャリーという。)を車両の後部座席1に配置させてシートベルトで固着した状態を示す斜視図であり、キャリー10は、ペットを収納するキャリー本体部11と、シートベルト5を挿通するベルトホルダ部13と、ヘッドレスト7のステー8に掛止するバンド部17と、を有して構成されている。
キャリー本体部11は袋状又は籠状に形成され、ペットを収納するための所定のスペースを有している。キャリー本体部11の一方の側面側に開閉可能なベルトホルダ部13が配置され、ベルトホルダ部13の反対側の上方には、バンド部17が配置されている。ペット収納口12は、チャック部121を有して開閉可能に形成されるとともに、ベルトホルダ部13が装着されている側と直交する側の端面、つまり、キャリー本体部11が縦長状に形成されていれば、長手方向の端面に形成されているか、あるいは上面に形成されている。
ベルトホルダ部13は開閉可能に形成され、実施形態においては、図2〜4に示すように、雄部14と雌部15とを備える着脱式のシートベルト挿通部材として構成されている。雄部14は、キャリー本体部11に止着される止着部141と、止着部141に連結されて直線上に移動案内される基部142と、基部142から雌部15側に向かって延設されるとともに幅方向に弾性的に開閉可能な爪部143と、を備えている。止着部141は布製で形成されキャリー本体部11に縫合されている。基部142及び爪部143は樹脂製で形成され、爪部142の幅方向への開閉により、ベルトホルダ部13がロック又はロック解除される。
雌部15は、キャリー本体部11に止着される止着部151と、雄部14の爪部143を係止する爪係止部152と、雄部14の基部142を走行案内するガイド部153と、を備えている。止着部151は布製で形成されキャリー本体部11に縫合され、爪掛止部152及びガイド部153は樹脂製で形成されている。爪掛止部152は、ガイド部153より小幅に形成されて雄部14の爪部143が幅方向に開いたときに係止する係止部152aを有し、ガイド部153は、雄部14の基部142が走行するための溝部153aが形成されている。
そして、ベルトホルダ部13は、雄部14と雌部15とが係止されて一体的に構成されると雌部15の爪係止部152及びガイド部153とキャリー本体部11との間に隙間を形成してシートベルト挿通孔19を形成することとなる。
なお、ベルトホルダ部13は、上記の構成に限定するものではなく、例えば、図5に示すように、簡単な構成のものであってもよい。図5に示すベルトホルダ部13Aは、布製あるいは皮製で形成された1枚のテープ状のベルト131を、中央部131aでキャリー本体部11に止着するとともにベルト131の両端部131b、131cを表側に折り返してシートベルト挿通孔132を形成できるように止着して構成するものである。この場合、止着手段としては、図6(a)に示すように、ベルト131の両端部131b、131cにそれぞれマジックテープ(登録商標)133を配置して、挿通するシートベルト5を囲むように止着するか、又は図6(b)に示すように、ベルト131の一方の端部131bにホック雄部134a、他方の端部131cにホック雌部134bを配置して止着するようにする。勿論、シートベルト挿通孔132を形成するものであれば、他の止着手段で止着してもよい。
さらに、ベルトホルダ部13は、シートベルトが着脱式に構成されていることから、1本のベルトを両端部でキャリー本体部11に止着して中央部でシートベルト挿通孔を形成するものであれば、上記のように開閉式でなくてもよい。
バンド部17は、布製又は皮製で形成されるとともに、キャリー本体部11におけるベルトホルダ部13と反対側の上方に装着されて、図示しない長さ調整可能なバックル部を有している。バンド部17は、図1に示すように、ヘッドレスト7のステー8に掛止できるように配置されている。このバンド部17をヘッドレスト7のステー8に掛止することよって、キャリー10を座席1の座部2上より浮き上がらせて置くことができる。通常、キャリー10をシートベルト5で固着する場合、キャリー10を後部座席1に固着する場合が多い。後部座席1に装着されているシートベルト5は、バックル部5aが座席1の背部2と座部3との間に配置されている場合が多く、その場合、キャリー10を座席1上に置いたままにするとシートベルト5が掛けにくい。従って、キャリー10を浮き上がらせることによって、シートベルト5を掛止しやすい状態にする。
次に、上記のように構成されたキャリー10の使用状態を図7に基づいて説明する。
先ず、キャリー10にペットをペット収納口12のチャック121を開けて収納して車両の後部座席1に、ベルトホルダ部13を前方に位置した状態で配置する。この際、バンド部17をヘッドレスト7のステー8に掛け回す。すると、キャリー10は、座部2より上方に浮き上がった状態にあり、この状態で、シートベルト5をキャリー10のベルトホルダ部13に挿通させる。この際、ベルトホルダ部13が雄部14と雌部15とを有して構成される着脱式の場合では、図4に示すように、雄部14を雌部15から脱着して開放状態にしておく。
そして、シートベルト5のタング部5bをバックル部5aに挿入してシートベルト5をロックする。シートベルト5でキャリー10を固着すれば、ベルトホルダ部13の雄部14を雌部15に装着する。この際、雄部14の爪部143を雌部15のガイド部153の溝部153aに沿って挿入すると、爪部143は幅方向に縮小しながらガイド部153を挿通する。そして、雌部15が爪係止部152に到達すると、爪部143は弾性的に広がって爪係止部152の係止部152aに係止して雄部14が雌部15にロックされることとなる。
これによって、キャリー10は後部座席1にシートベルト5で固着されることとなる。シートベルト5は、キャリー10をキャリー10の前方から座席1の背部3に向かって押圧することになるから、キャリー10は前方への移動を規制されることとなる。
又、ベルトホルダ部13が、開閉可能に形成されていない場合では、バンド部をヘッドレスト7のステー8に掛け回してキャリー10を浮き上がらせた状態にしておいて、シートベルト5のタング部5bをベルトホルダ部13のシートベルト挿通孔19に挿通させてからバックル部5aに係止することによって、キャリー10を座席1に固着する。
この状態で車両が走行し、何らかの原因で衝突した場合、図7に示すように、衝撃によるキャリー10の慣性力は、上述のように、シートベルト5の前方からの抑制力によってキャリー10の移動量を規制することとなる。
上述のように、実施形態のキャリー10では、キャリー本体部11にベルトホルダ部13を配置し、ベルトホルダ部13を座席1の前方に位置した上でシートベルト5をベルトホルダ部13のシートベルト挿通孔19に挿通してキャリー10を固着することから、例えば、車両が衝突してその衝撃でキャリー10が前方に移動しようとしても、シートベルト5で前方への移動を規制されることによって、ペットを安全に保護することができる。
しかも、キャリー10を座席1に固着する際、ベルトホルダ部13が開閉可能に構成されていることや、バンド部17をヘッドレスト7のステー8に掛け回すことによって、キャリー10自体を座部2の上面から上方に浮き上がらせていることから、シートベルト5を掛ける作業を容易に行うことができる。
1、座席
5、シートベルト
7、ヘッドレスト
10、キャリー(ペット用車載キャリー)
11、キャリー本体部
13、ベルトホルダ部
14、雄部
15、雌部
17、バンド部
19、シートベルト挿通孔
5、シートベルト
7、ヘッドレスト
10、キャリー(ペット用車載キャリー)
11、キャリー本体部
13、ベルトホルダ部
14、雄部
15、雌部
17、バンド部
19、シートベルト挿通孔
Claims (3)
- ペットを車両に搭載して輸送する際に、ペットの安全を確保できるように構成されたペット用車載キャリーであって、
車両のシートベルトを車両の進行方向に対して前方部で挿通できるベルトホルダ部を配設することを特徴とするペット用車載キャリー。 - 前記ベルトホルダ部が、雄部と雌部を備えて開閉可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のペット用車載キャリー。
- 前記ベルトホルダ部の上方にヘッドレストに係止可能なバンド部を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のペット用車載キャリー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005005815U JP3115037U (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | ペット用車載キャリー |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187192A (ja) * | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Fukuda Denshi Co Ltd | 医療機器用キャリーバッグ |
JP2015096052A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | コンビ株式会社 | ペット収容具 |
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- 2005-07-22 JP JP2005005815U patent/JP3115037U/ja not_active Expired - Fee Related
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