JP3113654B2 - ポリウレタン合成皮革の製造方法 - Google Patents

ポリウレタン合成皮革の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリウレタン合成
皮革の製造方法に関するもので、とくに、接着層として
湿分硬化ポリウレタンを使用し、ポリウレタン皮膜層を
基材層に接着させることにより、ポリウレタン合成皮革
を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成皮革製造の歴史は長く、ハンドバッ
ク、衣料、アクセサリー、運動靴などの各分野に幅広く
応用されてきた。日刊工業新聞社出版のポリウレタン樹
脂ハンドブックには、その製造方法が詳しく紹介されて
いる。
【0003】近年における各国の特許取得動向として
は、透気性、耐燃性、パターン、色彩などの改良、すな
わち機能性の向上を主として重視する傾向にある。たと
えば東レは、炭酸カルシウムおよびリン化物をポリウレ
タン原料に加えることにより、透気・透湿効果に優れた
合成皮革を製造する方法を開示している(特開昭49−
008507号公報)。Katoらは、極細繊維および
ポリウレタン樹脂を利用することにより、軟らかさに優
れた人工皮革を開示している(米国特許第4,612,
228号)。また、東レは、アクリル高分子、ハロゲン
化リン酸塩、およびポリウレタンを利用することによ
り、自消性機能を有した合成皮革を開示している(特開
昭58−013786号公報)ほか、アクリル繊維およ
びポリウレタン樹脂を利用することにより、立体パター
ンを有したポリウレタン合成皮革を開示している(欧州
特許第98604号)。
【0004】以上にあげた各公報では、接着剤として、
溶剤を含有した液体ポリウレタンを使用するものが大部
分であるが、この場合、合成皮革の製造時に溶剤を蒸発
させる必要があり、大量に放出された溶剤が環境汚染の
原因となる。このため、Kirenらは、顆粒ホットメ
ルト状のポリウレタン樹脂を加熱・溶融させ、さらに不
織布を配合することにより、手提げ袋の材料に適した人
工皮革の製造方法を開示している(特開昭60−099
078号公報)。ただ、この方法には、使用するポリウ
レタン樹脂が湿分硬化機能を有しないという欠点があ
る。
【0005】ドイツ特許第19504007号は、ジフ
ェニルメタン−4,4′−ジイソシアネート(以下、
「MDI」という)およびポリオールを利用し、たとえ
ば合成皮革や織物などの繊維材料の接着に使用できる湿
分硬化ポリウレタンよりなるホットメルト状の接着剤の
製造方法を開示している。ただ、この特許内容は、ポリ
ウレタンホットメルトの製造に重点を置いており、合成
皮革の製造技術を開示したものではない。
【0006】Comstockらは、ポリエステルポリ
オールおよびジイソシアネートを利用し、耐磨耗性の高
い湿分硬化塗料を製造した(Amer.Ass.Tex
t.Chem.Color.Symp.1973)が、
合成皮革を製造するための関連技術は開示していない。
【0007】図1は、従来技術によるポリウレタン合成
皮革の製造工程を描いた工程図である。まず、ローラー
10に巻かれた剥離紙101を、ローラー11、12に
乗せてオーブン乾燥器13に送りこむ。このとき、ロー
ラー12において、ポリウレタン溶液をナイフ塗布器1
03で剥離紙101上に塗布し、皮膜層を形成した後、
前記ポリウレタン溶液を塗布された剥離紙102を、オ
ーブン乾燥器13に送って乾燥させ、溶剤を除去する。
続いて、乾燥後の皮膜層を冷却ロール14に送って冷却
し、さらに塗布ロール15において、溶剤を含有した二
液型樹脂の混合溶液を、ナイフ塗布器105で皮膜層上
に塗布する。そして、ローラー106′に巻かれた基材
106を、カレンダーロール16で前記皮膜層上に付着
させ、オーブン乾燥器17で乾燥させた後、最後に冷却
ロール18で冷却して巻き取り、合成皮革の製品19を
得る。ここで、基材106としては、生地、アニマルレ
ザー、ウェットタイプの合成皮革、ドライタイプの合成
皮革、塩ビシート、ビニールレザー、そぎ革、および紙
などを使用することができる。
【0008】図1の工程図からわかるように、塗布、乾
燥・皮膜形成、貼り付け、乾燥のいずれの工程において
も、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、「DMF」
という)、メチルエチルケトン(以下、「MEK」とい
う)、酢酸エチル(以下、「EAc」という)、および
トルエンなどの廃ガスを生じ、著しく環境を汚染する。
合成皮革1ヤードあたりに換算すると、平均して300
gの溶剤を大気中に排出することになる。
【0009】前記製造工程が抱える欠点を改善するた
め、当該業界では近年来、単一溶剤型ポリウレタン合成
皮革の製造工程を積極的に推進している。この工程は、
DMFの単一溶剤を使用するため、廃ガスによる汚染が
比較的軽くてすむが、単一溶剤を使用するがゆえに、接
着剤として特定のポリウレタン樹脂を選択する必要があ
る。この種の接着剤は溶剤としてDMFを使用するた
め、やはり環境汚染の可能性を完全に排除することはで
きない。また、DMF溶剤の沸点は150℃に達し、こ
れが生産能率を低下させることから、従来の乾燥式のも
のよりも生産システムを長くする必要性が生じ、コスト
の増大およびエネルギー浪費の原因となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のポリウレタ
ン合成皮革製造方法、および単一溶剤型のポリウレタン
合成皮革製造方法の欠点に鑑み、本発明は、汚染レベル
の引き下げ、生産能率の向上、および生産コストの削減
を図れる新規なポリウレタン合成皮革製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、新規なポリウレタン合成皮革の製造方
法を提供する。該方法では、ポリウレタン皮膜層を基材
に付着させるための接着剤として湿分硬化ポリウレタン
を使用し、(1)顆粒状熱溶融型ポリウレタン、(2)
紫外線硬化性ポリウレタン、(3)単一溶剤型ポリウレ
タン、(4)水性ポリウレタン、(5)湿分硬化ポリウ
レタン、または(6)従来の多溶剤型ポリウレタンより
なる皮膜層を、基材層上に付着させる。湿分硬化ポリウ
レタンは室温で固体状態にあるため、まず加熱して溶融
させてから皮膜層上に塗布し、それから基材上に付着さ
せる必要がある。湿分硬化ポリウレタンはまた、成分中
のイソシアネート基が空気中の水分と反応することによ
り硬化し、ポリウレタン合成皮革を基材層に付着させる
ことができる。
【0012】また、本発明による湿分硬化ポリウレタン
合成皮革の製造工程は、加熱して溶解させた湿分硬化ポ
リウレタンを基材層上に塗布し、さらにそれを皮膜層に
付着させる方法をとることも可能である。
【0013】本発明による製造方法によれば、皮膜層を
基材層に付着させるとき、接着剤が溶剤を使用する必要
がないため、空気汚染を大幅に減らすことができる。さ
らにまた、接着剤が溶剤を使用する必要がないため、溶
剤を蒸発させるための乾燥工程が不要となり、よって生
産能率の向上および生産コストの削減を図ることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の上述およびその他の目
的、特徴、および長所をいっそう明瞭にするため、以下
に好ましい実施の形態をあげ、図を参照しつつさらに詳
しく説明する。
【0015】本発明によるポリウレタン合成皮革の製造
方法は、(a)顆粒状熱溶融型ポリウレタン、紫外線硬
化性ポリウレタン、従来の多溶剤型ポリウレタン、単一
溶剤型ポリウレタン、水性ポリウレタン、および湿分硬
化ポリウレタンよりなる群から選択されるポリウレタン
で皮膜層を形成する工程、(b)湿分硬化ポリウレタン
を、前記皮膜層または基材層上に接着層として塗布する
工程、および(c)基材層または皮膜層を前記接着層上
に付着させる工程を有する。
【0016】工程(a)は、ポリウレタンを、ロール塗
布、吹付け塗り、流し塗り、浸し塗り、またはナイフ塗
布の方式により、剥離紙または剥離膜に塗布する工程を
有する。なかでも、ナイフ塗布の方式により塗布するこ
とが好ましい。また、工程(a)では、単一溶剤型ポリ
ウレタン、多溶剤型ポリウレタン、または水性ポリウレ
タンを、固形分含有量が10〜30重量%の溶液に希釈
したものを、剥離紙または剥離膜上に塗布して乾燥させ
る工程を有する。また、工程(a)は、固体状の湿分硬
化ポリウレタンまたは顆粒状熱溶融型ポリウレタンを溶
融させたものを、剥離紙または剥離膜上に塗布する工程
を含有する。工程(a)はさらにまた、紫外線硬化性ポ
リウレタンを剥離紙または剥離膜上に塗布し、紫外線照
射により重合を促し皮膜層を形成する工程を有する。
【0017】本発明の製造方法によれば、まず、前記ポ
リウレタンのうちの1つを剥離紙または剥離膜上に塗布
し、ポリウレタンの皮膜層を形成する。剥離紙または剥
離膜としては、耐高温型、耐中温型、または耐低温型の
ものが使用に適している。たとえば、クラフト紙にポリ
エチレンとシリコーン剥離剤を流し塗りしたもの、強化
クラフト紙またはクレー塗工紙(clay conta
ining paper)にシリコーン剥離剤を塗膜し
たもの、プラスチック膜にシリコーン剥離剤を塗膜した
ものなどがあげられる。
【0018】皮膜層として多溶剤型ポリウレタン、単一
溶剤型ポリウレタン、または水性ポリウレタンを使用す
る場合には、前記ポリウレタンを適当な溶剤に溶かして
固形分含有量が10〜30重量%の溶液になるように希
釈し、それを剥離紙または剥離膜上に塗布する。このと
き、塗布する溶液の粘度は1000〜3000cps、
塗布層の厚さは0.02〜0.3mmであることが好ま
しい。塗布方式としては、ナイフ塗布、ロール塗布、吹
付け塗り、流し塗り、および浸し塗りが使用できるが、
なかでもナイフ塗布を使用することが好ましい。
【0019】皮膜層として顆粒状熱溶融型ポリウレタン
または湿分硬化ポリウレタンを使用する場合には、加熱
・溶融させたものを剥離紙または剥離膜上に直接塗布
し、皮膜層を形成させればよい。
【0020】皮膜層として多溶剤型ポリウレタン、単一
溶剤型ポリウレタン、または水性ポリウレタンを使用す
る場合は、前記ポリウレタンを剥離紙または剥離膜に塗
布して乾燥させ、冷却した後、次の接着層を塗布する工
程に進む。このとき、約60〜100℃および約120
〜160℃の温度で、二段階に分けて1〜10分乾燥さ
せるのが普通である。
【0021】湿分硬化ポリウレタンまたは顆粒状熱溶融
型ポリウレタンを使用する場合は、冷却・膜形成の後、
乾燥工程を経ずに直接次の接着層塗布の工程に進む。
【0022】本発明の製造方法によれば、工程(b)
は、固体状の湿分硬化ポリウレタンを溶融させ、それを
直接皮膜層または基材層上に塗布する工程を有する。塗
布方式としては、ロール塗布、吹付け塗り、流し塗り、
浸し塗り、およびナイフ塗布などがあげられ、なかでも
吹付け塗りを使用することが好ましい。このとき、塗布
時の温度は100〜180℃、塗布する溶液の粘度は3
000〜50000cps、塗布層の厚さは0.02〜
0.3mmである。
【0023】つぎに、接着層における湿分硬化ポリウレ
タンの化学反応の原理を説明する。湿分硬化ポリウレタ
ンが末端に有するNCO基は、活性水素を含有する化合
物、たとえば水分、アンモニア、またはアルコールなど
と接触すると、橋架け構造を形成して硬化する。たとえ
ば、空気中の水分と接すると、次のような反応を生じ
る。
【0024】(1)水分と反応してアミンを生成する。 R−NCO +H2O → R−NH2+CO2↑ (2)アミンと反応して尿素を生成する。 R−NCO +R−NH2 → R−NHCONH−R (3)尿素と反応して橋架け構造を形成する。 実際は、(1)、(2)、(3)の反応が連続して起こ
ることにより硬化する。
【0025】本発明の製造方法において、工程(c)
は、基材層または皮膜層を前記接着層に付着させる工程
である。本発明に適した基材層としては、生地、アニマ
ルレザー、ウェットタイプの合成皮革、ドライタイプの
合成皮革、塩ビシート、ビニールレザー、そぎ革、およ
び紙などがあげられ、なかでも生地を使用することが好
ましい。使用できる生地には、たとえば工業用布、ナイ
ロン織物、不織布(spun laced non−w
oven fabric)、メリヤス不織布(knit
ted non−woven fabric)、および
超極細繊維(ultra fine fiber fa
bric)などがある。
【0026】基材層または皮膜層の接着には、カレンダ
ーロールを使用することができる。接着後、冷却して剥
離紙をはがせばポリウレタン合成皮革を得ることができ
る。
【0027】本発明では、接着層として湿分硬化ポリウ
レタンを使用するため、得られたポリウレタン合成皮革
を室温で1〜72時間静置すると、接着層が自然に硬化
し、皮膜層と基材層とをしっかりと接着して合成皮革を
形成する。接着層の硬化をさらに加速したい場合は、蒸
気浴、またはアンモニアもしくはアンモニアの誘導体を
含有した蒸気浴を使用することも可能である。
【0028】図2は、水性ポリウレタン、単一溶剤型ポ
リウレタン、または従来の多溶剤型ポリウレタンを皮膜
層の原料として使用し、本発明の製造方法によりポリウ
レタン合成皮革を製造するさいの工程図である。まず、
ローラー20に巻かれた剥離紙201を、ローラー2
1、22に乗せてオーブン乾燥器23に送りこむ。この
とき、ローラー22において、水性ポリウレタン、単一
溶剤型ポリウレタン、または従来の多溶剤型ポリウレタ
ンの希釈溶液を、ナイフ塗布器204で剥離紙201上
に塗布し、皮膜層を形成した後、前記ポリウレタン溶液
を塗布した剥離紙202を、オーブン乾燥器23に送っ
て乾燥させる。続いて、乾燥後の皮膜層を冷却ロール2
4に送って冷却し、さらに塗布ロール25において、ナ
イフ塗布器205で皮膜層上に湿分硬化ポリウレタンを
塗布する。そして、ローラー27に巻かれた基材29
を、カレンダーロール26で前記湿分硬化ポリウレタン
の接着層に付着させ、最後にこれを巻き取り、合成皮革
製品28を得る。
【0029】図3は、湿分硬化ポリウレタンを皮膜層の
原料として使用し、本発明の製造方法によりポリウレタ
ン合成皮革を製造するさいの工程図である。まず、ロー
ラー30に巻かれた剥離紙301を、ローラー31、3
2に乗せる。このとき、ローラー32において、ナイフ
塗布器303で剥離紙301上に湿分硬化ポリウレタン
を塗布し、皮膜層を形成する。続いて、前記湿分硬化ポ
リウレタンを塗布された剥離紙302に、噴霧器304
で水蒸気を吹きつけた後、ローラー33に乗せて塗布ロ
ール34に送りこみ、ナイフ塗布器305で皮膜層上に
湿分硬化ポリウレタンを塗布する。そして、ローラー3
6に巻かれた基材37を、カレンダーロール35で前記
湿分硬化ポリウレタンの接着層に付着させ、最後にこれ
を巻き取り合成皮革の製品38を得る。
【0030】図4は、紫外線硬化性ポリウレタンを皮膜
層の原料として使用し、本発明の製造方法によりポリウ
レタン合成皮革を製造するさいの工程図である。まず、
ローラー40に巻かれた剥離紙401を、ローラー4
1、42に乗せる。このとき、ローラー42において、
ナイフ塗布器403で剥離紙401上に紫外線硬化性ポ
リウレタンを塗布し、皮膜層を形成する。続いて、前記
紫外線硬化性ポリウレタンを塗布された剥離紙402
を、紫外線ランプ404で照射した後、ローラー43に
乗せて塗布ロール44に送りこみ、ナイフ塗布器405
で皮膜層上に湿分硬化ポリウレタンを塗布する。そし
て、ローラー46に巻かれた基材47を、カレンダーロ
ール45で前記湿分硬化ポリウレタンの接着層に付着さ
せ、最後にこれを巻き取り、合成皮革の製品48を得
る。
【0031】図5は、顆粒状熱溶融型ポリウレタンを皮
膜層の原料として使用し、本発明の製造方法によりポリ
ウレタン合成皮革を製造するさいの工程図である。ま
ず、ローラー50に巻かれた剥離紙501を、ローラー
51、52に乗せる。このとき、ローラー52におい
て、ナイフ塗布器503で剥離紙501上に顆粒状熱溶
融型ポリウレタンを塗布し、皮膜層を形成する。続い
て、前記顆粒状熱溶融型ポリウレタンを塗布された剥離
紙502を、ローラー53に乗せて塗布ロール54に送
りこみ、ナイフ塗布器505で皮膜層上に湿分硬化ポリ
ウレタンを塗布する。そして、ローラー56に巻かれた
基材57を、カレンダーロール55で前記湿分硬化ポリ
ウレタンの接着層に付着させ、最後にこれを巻き取り合
成皮革の製品58を得る。
【0032】図6は、従来の多溶剤型ポリウレタン、水
性ポリウレタン、または単一溶剤型ポリウレタンを皮膜
層の原料として使用し、本発明の製造方法によりポリウ
レタン合成皮革を製造するさいの工程図であるが、接着
剤を塗布された基材層上に皮膜層に付着させる方法を採
っている。まず、ローラー60に巻かれた剥離紙601
を、ローラー61、62に乗せてオーブン乾燥器63に
送りこむ。このとき、ローラー62において、水性ポリ
ウレタン、単一溶剤型ポリウレタン、または従来の多溶
剤型ポリウレタンの溶液を、ナイフ塗布器604で剥離
紙601上に塗布し、皮膜層を形成する。そして、前記
ポリウレタン溶液を塗布された剥離紙602を、オーブ
ン乾燥器63に送って乾燥させ、冷却ロール64に送っ
てクーリングプレスした後、カレンダーロール66に送
りこむ。一方では、ローラー67に巻かれた基材69を
塗布ロール65に送り、前記基材69上にナイフ塗布器
605で湿分硬化ポリウレタンを塗布する。そして、湿
分硬化ポリウレタンを塗布した基材を、カレンダーロー
ル66に送りこみ、同じくカレンダーロール66に送り
こまれた前期剥離紙602と合流させてカレンダー仕上
げし、最後にこれを巻き取り合成皮革の製品68を得
る。
【0033】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をさらに詳し
く説明するが、これらの実施例は、本発明の製造方法を
例示するためだけのものであり、決して本発明の範囲を
限定するものではない。
【0034】実施例1 図2の設備を使用し、ポリウレタン合成皮革を製造し
た。
【0035】まず、単一溶剤型ポリウレタン(NOVO
TEX社(イタリア)製、S−650)をDMFで希釈
し、固形分の含有量が18重量%の溶液を作った。当該
溶液の粘度は、2500cpsであった。
【0036】ついで、剥離紙(クレー塗工紙の上にシリ
コーン離型剤を塗膜したもの)上にナイフ塗布器で前記
単一溶剤型ポリウレタンを塗布した後、まず80℃、つ
いで140℃の温度で1分間づつ乾燥させた。乾燥後の
厚さは0.18mmであった。つぎに、湿分硬化ポリウ
レタンを、湿気を隔離した状態で熱板により加熱し、1
50℃の液体ポリウレタンを得た。当該ウレタンの粘度
は、6000cpsであった。
【0037】前記単一溶剤型ポリウレタンが皮膜層を形
成するのを待って、前記液体の湿分硬化ポリウレタン
(H.B.Fuller社(アメリカ)製、NP−21
14T)を、厚さ0.1mmになるよう前記単一溶剤型
ポリウレタンの皮膜層上に塗布した後、その上にさらに
湿分硬化ポリウレタンよりなる合成皮革の基材を付着さ
せた。最後に、冷却するのを待って剥離紙をはがし、室
温で2時間静置した後、本発明によるポリウレタン合成
皮革を得た。
【0038】実施例2 図2の設備を使用し、ポリウレタン合成皮革を製造し
た。
【0039】まず、単一溶剤型ポリウレタンをDMFで
希釈し、固形分の含有量が18重量%の溶液を調製し
た。当該溶液の粘度は、2500cpsであった。
【0040】ついで、剥離紙(クレー塗工紙の上にシリ
コーン離型剤を塗膜したもの)上にナイフ塗布器で前記
単一溶剤型ポリウレタンを塗布した後、まず80℃、つ
いで140℃の温度で1分間づつ乾燥させた。乾燥後の
厚さは0.1mmであった。つぎに、湿分硬化ポリウレ
タンを、湿気を隔離した状態で熱板により加熱し、15
0℃の液体ポリウレタンを得た。当該ウレタンの粘度
は、6000cpsであった。
【0041】前記単一溶剤型ポリウレタンが皮膜層を形
成するのを待って、前記液体の湿分硬化ポリウレタン
を、厚さ0.1mmになるよう前記単一溶剤型ポリウレ
タンの皮膜層上に塗布した後、その上にさらに湿分硬化
ポリウレタンよりなる合成皮革の基材を付着させた。最
後に、冷却するのを待って剥離紙をはがし、室温で2時
間静置した後、本発明によるポリウレタン合成皮革を得
た。
【0042】実施例3 図2の設備を使用し、ポリウレタン合成皮革を製造し
た。
【0043】まず、従来の多溶剤型(DMF、MEK、
トルエン、EACなどを含有)ポリウレタン(Ta Y
in社(台湾)製、S−3030)を溶剤で希釈し、固
形分の含有量が20重量%の溶液を調製した。当該溶液
の粘度は、2900cpsであった。
【0044】ついで、剥離紙(クレー塗工紙の上にシリ
コーン離型剤を塗膜したもの)上にナイフ塗布器で前記
多溶剤型ポリウレタンを塗布した後、まず80℃、つい
で140℃の温度で1分間づつ乾燥させた。乾燥後の厚
さは0.18mmであった。つぎに、湿分硬化ポリウレ
タンを熱板で加熱し、150℃の液体ポリウレタンを得
た。当該ウレタンの粘度は、6000cpsであった。
【0045】前記多溶剤型ポリウレタンが皮膜層を形成
するのを待って、前記液体の湿分硬化ポリウレタンを、
厚さ0.1mmになるよう前記多溶剤型ポリウレタンの
皮膜層上に塗布した後、その上にさらに湿分硬化ポリウ
レタンよりなる合成皮革の基材を付着させた。最後に、
冷却するのを待って剥離紙をはがし、室温で2時間静置
した後、本発明によるポリウレタン合成皮革を得た。
【0046】実施例4 図3の設備を使用し、ポリウレタン合成皮革を製造し
た。
【0047】まず、湿分硬化ポリウレタンを、湿気を隔
離した状態で熱板で加熱し、150℃の液体ポリウレタ
ンを得た。当該ウレタンの粘度は、6000cpsであ
った。
【0048】ついで、ナイフ塗布器を使用し、前記液体
の湿分硬化ポリウレタンを剥離紙(クレー塗工紙の上に
シリコーン離型剤を塗膜したもの)上に塗布した。該湿
分硬化ポリウレタンの、乾燥後の厚さは0.18mmで
あった。
【0049】前記湿分硬化ポリウレタンが皮膜層を形成
するのを待って、前期液体の湿分硬化ポリウレタンを、
厚さ0.1mmになるよう前記湿分硬化ポリウレタンの
皮膜層上に塗布した後、その上にさらに湿分硬化ポリウ
レタンよりなる合成皮革を付着させた。最後に、冷却す
るのを待って剥離紙をはがし、室温で2時間静置した
後、本発明によるポリウレタン合成皮革を得た。
【0050】以上に好ましい実施例を開示したが、これ
らは決して本発明の範囲を限定するものではなく、当該
技術に熟知した者ならば誰でも、本発明の精神と領域を
脱しない範囲内で各種の変動や潤色を加えられるべきで
あって、従って本発明の保護範囲は特許請求の範囲で指
定した内容を基準とする。
【0051】
【発明の効果】本発明による製造方法では、接着層とし
て湿分硬化ポリウレタンを使用するため、得られたポリ
ウレタン合成皮革を室温で1〜72時間静置すると、接
着層が自然に硬化し、皮膜層と基材層とがしっかりと接
着して合成皮革を形成することができる。また、本発明
による製造方法では、皮膜層を基材層に貼り付けると
き、接着剤が溶剤を使用する必要がないため、空気汚染
を大幅に減らすことができる。さらに、溶剤を使用する
必要がないため、溶剤を蒸発させるための乾燥工程が不
要となり、よって生産能率の向上および生産コストの削
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のポリウレタン合成皮革製造方法の工程図
である。
【図2】多溶剤型ポリウレタン、単一溶剤型ポリウレタ
ンまたは水性ポリウレタンの皮膜層上に、接着剤として
湿分硬化ポリウレタンを塗布したものを、さらに基材層
に付着させる本発明によるポリウレタン合成皮革の製造
方法の工程図である。
【図3】皮膜層として湿分硬化ポリウレタンを、接着剤
として湿分硬化ポリウレタンをそれぞれ使用した本発明
によるポリウレタン合成皮革の製造方法の工程図であ
る。
【図4】皮膜層として紫外線硬化性ポリウレタンを、接
着剤として湿分硬化ポリウレタンをそれぞれ使用した本
発明によるポリウレタン合成皮革の製造方法の工程図で
ある。
【図5】皮膜層として顆粒状熱溶融型ポリウレタンを、
接着剤として湿分硬化ポリウレタンをそれぞれ使用した
本発明によるポリウレタン合成皮革の製造方法の工程図
である。
【図6】皮膜層として従来の多溶剤型ポリウレタン、単
一溶剤型ポリウレタン、または水性ポリウレタンを、接
着剤として湿分硬化ポリウレタンをそれぞれ使用し、接
着剤を塗布された基材層上に皮膜層を付着させる方法を
採用した本発明によるポリウレタン合成皮革の製造方法
の工程図である。
【符号の説明】
10、20、30、40、50、60、11、21、3
1、41、51、61、12、22、32、42、5
2、62、33、43、53、106′、27、36、
46、56、67 ローラー 13、17、23、63 オーブン乾燥器 14、18、24、64 冷却ロール 15、25、34、44、54、65 塗布ロール 16、26、35、45、55、66 カレンダーロー
ル 19、28、38、48、58、68 合成皮革の製品 101、201、301、401、501、601 剥
離紙 102、202、302、402、502、602 ポ
リウレタンを塗布した剥離紙 103、204、303、403、503、604、1
05、205、305、405、505、605 ナイ
フ塗布器 106、29、37、47、57、69 基材 304 噴霧器 404 紫外線ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 3/00 - 3/18

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)顆粒状熱溶融型ポリウレタン、紫
    外線硬化性ポリウレタン、多溶剤型ポリウレタン、単一
    溶剤型ポリウレタン、水性ポリウレタン、および湿分硬
    化ポリウレタンよりなる群から選択されるポリウレタン
    で皮膜層を形成する工程、(b)湿分硬化ポリウレタン
    を、前記皮膜層または基材層上に接着層として塗布する
    工程、および(c)基材層または皮膜層を前記接着層上
    に付着させる工程からなるポリウレタン合成皮革の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記工程(a)は、前記ポリウレタン
    を、ロール塗布、吹付け塗り、流し塗り、浸し塗り、ま
    たはナイフ塗布の方式により、剥離紙または剥離膜上に
    塗布する工程を有する請求項1記載のポリウレタン合成
    皮革の製造方法。
  3. 【請求項3】 記ポリウレタンを塗布する方式がナイ
    フ塗布の方式である請求項2記載のポリウレタン合成皮
    革の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記工程(a)は、単一溶剤型ポリウレ
    タン、多溶剤型ポリウレタン、または水性ポリウレタン
    を、溶剤を使用して固形分含有量が10〜30重量%の
    溶液に希釈し、それを剥離紙または剥離膜上に塗布する
    工程を有する請求項2記載のポリウレタン合成皮革の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 塗布する溶液の粘度は1000〜300
    0cps、塗布層の厚さは0.02〜0.3mmである
    請求項4記載のポリウレタン合成皮革の製造方法。
  6. 【請求項6】 60〜100℃および120〜160℃
    の温度で二段階に分けて1〜10分間乾燥させた後、さ
    らに冷却する工程を有する請求項4記載のポリウレタン
    合成皮革の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記工程(a)は、顆粒状熱溶融型ポリ
    ウレタンまたは湿分硬化ポリウレタンを加熱して溶融さ
    せ、それを剥離紙または剥離膜上に塗布する工程を有す
    る請求項2記載のポリウレタン合成皮革の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(a)は、紫外線硬化性ポリウ
    レタンを剥離紙または剥離膜上に塗布し、それに紫外線
    を照射する工程を有する請求項2記載のポリウレタン合
    成皮革の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記剥離紙または剥離膜は、耐高温型、
    耐中温型、または耐低温型のものである請求項2記載の
    ポリウレタン合成皮革の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記剥離紙または剥離膜は、クラフト
    紙にポリエチレンとシリコン剥離剤を流し塗りしたも
    の、強化クラフト紙またはクレー塗工紙にシリコーン剥
    離剤を塗膜したもの、およびプラスチック膜にシリコー
    ン剥離剤を塗膜したものよりなる群から選択される請求
    項9記載のポリウレタン合成皮革の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記工程(b)は、固体状の湿分硬化
    ポリウレタンを溶融させ、それをロール塗布、吹付け塗
    り、流し塗り、浸し塗り、またはナイフ塗布の方式によ
    り、前記皮膜層または基材層上に塗布する工程を有する
    請求項1記載のポリウレタン合成皮革の製造方法。
  12. 【請求項12】 塗布時の温度は100〜180℃、塗
    布する溶液の粘度は3000〜50000cps、塗布
    層の厚さは0.02〜0.3mmである請求項11記載
    のポリウレタン合成皮革の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記基材は、生地、アニマルレザー、
    ウェットタイプの合成皮革、ドライタイプの合成皮革、
    塩ビシート、ビニールレザー、そぎ革、および紙よりな
    る群から選択される請求項11記載のポリウレタン合成
    皮革の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記生地は、工業用布、ナイロン織
    物、不織布、メリヤス不織布、および超極細繊維よりな
    る群から選択される請求項13記載のポリウレタン合成
    皮革の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記工程(c)は、カレンダーロール
    で前記皮膜層および基材層を圧延する工程を有する請求
    項1記載のポリウレタン合成皮革の製造方法。
  16. 【請求項16】 皮膜層が付着した基材層を、蒸気浴、
    またはアンモニアもしくはアンモニアの誘導体を含有し
    た蒸気浴に入れて硬化させる工程(d)をさらに有する
    請求項1記載のポリウレタン合成皮革の製造方法。
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