JP3113381B2 - 育苗ポット用苗移植方法および育苗ポット用苗移植装置および育苗ポットの土供給方法および育苗ポットの土供給装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、野菜（花、植木）等の
苗を移植する合成樹脂製育苗ポットに対する育苗ポット
用苗移植方法および育苗ポット用苗移植装置および育苗
ポットの土供給方法および育苗ポットの土供給装置に係
るものである。

【０００２】

【従来技術】従来、植木鉢形状の合成樹脂製育苗ポット
に土を入れ、これにナス、トマト等の野菜や花の苗を移
植して育成する方法は公知である。また、従来公知の特
開平１−２０６９１０号公報には、多数のポットを縦横
に有する紙製のポットシートを収納した収納箱を始端部
より終端部に水平横送する移送コンベアを設けた移送台
の上方位置に、上部の供給ホッパと、該供給ホッパの下
方に設けた繰出ベルトとからなる土供給装置を設けたも
のについて記載されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記公知の育成方法
は、各合成樹脂製育苗ポットに上方から手作業により土
を入れていたので、作業能率がきわめて低く、均一に土
供給できないという課題がある。また、特開平１−２０
６９１０号公報に記載されたような土供給は、過剰気味
に土を供給し、その後ブラシにより余分な土を除去する
方法であり、縦横のポットを連結して一枚状のシートに
したものではブラシが接触しても問題はないが、前記合
成樹脂製育苗ポットは軽いためブラシが接触すると転倒
するので、土供給を機械化できないのである。

【０００４】

【発明の目的】本発明は、合成樹脂製育苗ポットへの土
供給作業を簡単にしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、載置用容器９
の上方に載置した載置用枠体１７の縦横桝目の載置用嵌
合孔２１に上面開放の逆円錐形状のコップ状の合成樹脂
製育苗ポット１を嵌合させ、前記載置用枠体１７の上方
に上部が大径で下方に至るに従い小径となる逆さ円錐形
状の穴形成具３３を有する移植用穴形成枠２８を載置
し、載置用枠体１７と合成樹脂製育苗ポット１と移植用
穴形成枠２８とを土供給用の移送コンベア３６により移
送させて上方から土を供給し、前記移送コンベア３６か
ら載置用容器９を降ろしてから移植用穴形成枠２８を上
方に抜いて前記育苗ポット１内の土１６の上面に移植用
穴部２９を形成し、該移植用穴部２９に苗ａを挿苗する
育苗ポット用苗移植方法としたものである。本発明は、
前記移植用穴形成枠２８の上方に四角板部材に形成した
調節用通過孔６１が位置するように土供給量調節板６０
を載置して移送コンベア３６により移送させて上方から
土の供給量を調節しながら供給し、前記移送コンベア３
６から載置用容器９を降ろしてから移植用穴形成枠２８
を上方に抜いて前記育苗ポット１内の土１６の上面に移
植用穴部２９を形成し、該移植用穴部２９に苗ａを挿苗
する育苗ポット用苗移植方法としたものである。

【０００６】

【作用】移送中の合成樹脂製育苗ポット１に上方より土
を供給し、土入れが完了した合成樹脂製育苗ポット１
は、載置用枠体１７に収納したまま運搬する。また、各
合成樹脂製育苗ポット１の上面の移植用穴形成枠２８の
穴形成具３３を外すと移植用穴部２９が形成され、移植
用穴部２９に下方に至るに従い小幅の台形形状のポット
シート７のポット６により包囲されている前記苗ａの根
部を上方から嵌合させて移植作業を行なう。

【０００７】

【実施例】本発明の方法を実施しうる装置の例にて図に
より説明すると、１はナス、トマト等の野菜や花等の苗
ａを育苗する合成樹脂製育苗ポットであり、円形の底壁
２の周囲に起立する側壁３を設け、該側壁３の上縁は開
放して円形の開口部４を形成し、正面からみると、上側
に至るに従い幅が大となるように形成している（所謂植
木鉢形状）。合成樹脂製育苗ポット１は、６cm〜２０cm
の種々の高さまたは直径を有して形成されている。５は
前記底壁２の中央に形成した水抜き用の透孔である。６
は前記苗ａを移植できるまで種子から育苗するポットで
あり、ポット６は縦横に多数連結して一枚状のポットシ
ート７に構成されている。ポット６は水溶性で吸水する
と腐敗する紙のような材料により上部が広く開口して下
部に至るに従い狭くなる側面視台形形状に形成し、この
ポットシート７を収納箱８に嵌合させ、該収納箱８を移
送コンベアに供給し、移送している間に上方から土およ
び種子を供給し、その後育苗した苗ａを、前記ポット６
ごとに千切って分割し、これ前記合成樹脂製育苗ポット
１に移植する。

【０００８】しかして、９は前記合成樹脂製育苗ポット
１を載置する載置用容器であり、四角形状の底板１０と
該底板１０の周囲の周壁１１を有する上面を開放した引
出し形状に形成され、前記周壁１１のうち左右一側また
は両側は切欠いて、開口部１２を形成する。前記載置用
容器９は、合成樹脂製育苗ポット１を収容した状態で後
述する土繰出装置１５により土１６を供給し、該土１６
の上面を均平し、その後、土１６の供給を受けた合成樹
脂製育苗ポット１にナス、トマト等の野菜や花等の苗ａ
を移植する。１７は載置用枠体であり、前記載置用容器
９に載置した合成樹脂製育苗ポット１の転倒を防止する
ものである。前記載置用枠体１７は、合成樹脂板または
薄金属板により形成された長四角枠形状の側部フレーム
１８および前後フレーム１９に、前後および左右方向の
縦状の平板により形成した仕切枠２０の両端部を固定
し、該仕切枠２０により前記合成樹脂製育苗ポット１を
嵌合させる載置用嵌合孔２１を形成する。前記側部フレ
ーム１８および前後フレーム１９の上端部は外側に屈曲
させて把手部２２を形成し、前後フレーム１９の下部は
脚部２３に形成し、該脚部２３の下端は下方に至るに従
い内側に位置するように傾斜させてガイド部２４を形成
する。

【０００９】前記載置用嵌合孔２１は、前記合成樹脂製
育苗ポット１が転倒しないように嵌合させうる大きさ
で、各種の大きさの合成樹脂製育苗ポット１に対応させ
て形成するとともに、前記脚部２３も前記合成樹脂製育
苗ポット１の高さに対応させて形成する。即ち、載置用
枠体１７の脚部２３は前記載置用容器９の周壁１１の内
側に位置し、かつ、前記仕切枠２０が前記合成樹脂製育
苗ポット１の側部に位置する高さに形成する。２８は、
前記１７の上方に載置して前記合成樹脂製育苗ポット１
の中央に移植用穴部２９を形成する移植用穴形成枠であ
り、前後に把手部３０を形成し、把手部３０の間に前後
方向の縦枠３１を固定し、縦枠３１に所定間隔を置いて
複数の取付部３２を形成し、取付部３２は前記載置用枠
体１７の載置用嵌合孔２１の中央に位置するように対応
させて形成し、該取付部３２に穴形成具３３を取付け
る。穴形成具３３は上部が大径であり、下方に至るに従
い小径となる逆さ円錐形状に形成する。穴形成具３３は
大きさの相違するものを数種類用意して、前記苗ａに対
応させて前記取付部３２に螺合もしくは弾性嵌合により
着脱自在に取付け、交換使用する。

【００１０】しかして、前記土繰出装置１５は、前記合
成樹脂製育苗ポット１を収納した載置用容器９を始端部
より終端部に水平横送する移送コンベア３６を設けた移
送台３７の始端部上方位置に設ける。土繰出装置１５
は、上部に供給ホッパ３８を設け、供給ホッパ３８の下
方に繰出ベルト３９を設けて構成する。繰出ベルト３９
は前記載置用容器９の移送方向と平行に回転するように
構成し、繰出ベルト３９の前端には前記土１６のうち大
きい塊りが先に落下するように作用する反射板４０を設
ける。４２は前記繰出ベルト３９の繰出側に設けた供給
量調節板であり、前記繰出ベルト３９に対して任意の構
造で上下動自在に土繰出装置１５のフレーム４３に取付
ける。供給量調節板４２の中央部は前記繰出ベルト３９
と平行の水平部４４に形成するが、供給量調節板４２の
下部左右側には前記繰出ベルト３９の上面との間に隙間
を形成する切欠部４５、４５を形成する。即ち、載置用
容器９は種々の大きさのものを使用し、前記繰出ベルト
３９の左右幅よりも大なる幅の載置用容器９を使用する
と、載置用枠体１７の左右側の合成樹脂製育苗ポット１
に供給される土が不足するので、前記切欠部４５より左
右側に過剰供給するのである。

【００１１】４６は前記移送コンベア３６の移送速度を
調節する調節ダイヤル、４７は前記繰出ベルト３９の回
転速度を調節する調節ダイヤルで、４８は前記土繰出装
置１５の移送方向前側には設けた上方からみるとＶ形状
の摺接ブラシであり、摺接ブラシ４８は過剰供給した土
を除去すると共に、土を左右側に寄せる作用も期待する
ものである。４９は摺接ブラシ４８の下手側に設けた回
転均平ブラシ、５０は前記回転均平ブラシ４９の高さ調
節装置である。５１は案内ガイドであり、その始端部は
前記土繰出装置１５よりも手前に位置させ、その終端部
は前記摺接ブラシ４８の下方近傍に臨ませる。５２は延
長フレームであり、該延長フレーム５２の前端が上下し
て折畳み自在となるように取付ける。５３は支脚、５４
は支脚５３の下端に設けた高さ調節部、５５は 前記土
繰出装置１５および摺接ブラシ４８ならびに回転均平ブ
ラシ４９の下方に設けた土受部であり、土受部５５の一
側には土排出口５６を形成し、土受部５５内には土排出
口５６に向けて土を移動させる移動装置５７を設ける。
移動装置５７はどのようなものでもよく、実施例では螺
旋コンベアに形成している。前記土排出口５６の外側に
は土戻しコンベア５８のホッパ５９を臨ませ、土戻しコ
ンベア５８の上部は前記供給ホッパ３８の上方に臨ませ
る。

【００１２】したがって、摺接ブラシ４８および回転均
平ブラシ４９により除去された余分な土は土受部５５に
落下して回収され、土受部５５内の移動装置５７により
土排出口５６に向けて土を移動させ、土排出口５６より
排出された土は土戻しコンベア５８のホッパ５９に入
り、土戻しコンベア５８により土繰出装置１５の供給ホ
ッパ３８に戻され、合成樹脂製育苗ポット１に土を過剰
供給しても、余分な土は除去し、再使用でき、効率よく
連続して土供給できる。６０は、前記合成樹脂製育苗ポ
ット１に供給する土の深さを調節する土供給量調節板で
あり、平板部材に前記載置用嵌合孔２１の中央に位置す
るように対応させて調節用通過孔６１を形成して構成す
る。土供給量調節板６０は前記調節用通過孔６１の大き
さの相違するものを数種類用意して選択して使用する。
６３は土供給量調節板６０前記載置用枠体１７に係合さ
せる係合部である。

【００１３】次に実施例の作用を述べる。縦横に多数の
ポット６を形成したポットシート７を収納箱８に嵌合さ
せた状態で、播種装置の移送コンベアに供給し、移送し
ている間に各ポット６に上方から床土および種子を供給
し、そのまま、合成樹脂製育苗ポット１に移植できる大
きさになるまで育苗する。苗ａが合成樹脂製育苗ポット
１に移植できるようになると、通常の使用方法では、載
置用容器９の底板１０の上面に上方より載置用枠体１７
を載置し、該載置用枠体１７の各載置用嵌合孔２１に合
成樹脂製育苗ポット１を上方より嵌め込み、各合成樹脂
製育苗ポット１の中心に移植用穴形成枠２８の穴形成具
３３が位置するように、移植用穴形成枠２８を載置用枠
体１７の上に載置し、この状態の載置用容器９を移送台
３７の始端部に供給すると、載置用容器９は案内ガイド
５１により中央側に案内されて土繰出装置１５の繰出ベ
ルト３９の前端下方に至り、各合成樹脂製育苗ポット１
は繰出ベルト３９の前端から落下する土１６の供給を受
ける。

【００１４】そして、土繰出装置１５の移送方向下手側
のＶ形状の摺接ブラシ４８および回転均平ブラシ４９に
より土繰出装置１５から過剰供給された余分な土を除去
し、土の供給が完了し、土入れが完了した合成樹脂製育
苗ポット１は、載置用容器９に収納したまま運搬し、載
置用枠体１７を残したまま、載置用容器９を取除き、各
合成樹脂製育苗ポット１の上面の移植用穴形成枠２８の
穴形成具３３を外すと移植用穴部２９が形成され、移植
用穴部２９に下方に至るに従い小幅の台形形状のポット
シート７のポット６により包囲されている前記苗ａの根
部を上方から嵌合させて移植作業を行なう。なお、載置
用容器９、載置用枠体１７および移植用穴形成枠２８の
取外す順序は順不動であり、このままの載置用容器９ご
と運搬し、ハウス内の床あるいは台枠に載置してから載
置用容器９を外すこともある。

【００１５】しかして、合成樹脂製育苗ポット１への土
供給は、過剰に供給して摺接ブラシ４８および回転均平
ブラシ４９により余分な土を除去するが、回転均平ブラ
シ４９による土の除去には、限界あり、合成樹脂製育苗
ポット１に半分程の土を均等に供給できない。そこで、
載置用枠体１７の上面に、各合成樹脂製育苗ポット１の
中心に土供給量調節板６０の調節用通過孔６１が位置す
るように載置し、この状態の載置用容器９を移送台３７
の始端部に供給し、土１６の供給を行う。調節用通過孔
６１は合成樹脂製育苗ポット１の直径より小に形成され
ているので、合成樹脂製育苗ポット１内に供給された土
１６は調節用通過孔６１の下方にのみ落下し、調節用通
過孔６１以外の部分には落下しないから、合成樹脂製育
苗ポット１内の上方には、空間部６２が形成される。し
たがって、空間部６２の容積だけ、土１６の供給量は減
少するから、前記調節用通過孔６１の直径の相違するも
のを選択使用すれば、各合成樹脂製育苗ポット１に所望
深さであって、かつ、均等に土１６を供給できる。

【００１６】そして、土繰出装置１５の移送方向下手側
のＶ形状の摺接ブラシ４８および回転均平ブラシ４９に
より土繰出装置１５から過剰供給された余分な土を土供
給量調節板６０の上面から除去し、土の供給が完了し、
合成樹脂製育苗ポット１を振動させる等の任意の方法で
土１６を均し、土入れが完了する。

【００１７】しかして、前記の場合、土繰出装置１５の
供給量調節板４２の下部左右側には切欠部４５が形成さ
れているから、繰出ベルト３９の中央部より左右側には
大量の土が繰出されるので、繰出ベルト３９の左右幅よ
りも大なる幅の載置用容器９を使用しても、載置用枠体
１７に嵌合させた左右側の合成樹脂製育苗ポット１に充
分な量の土が供給され、土繰出装置１５の移送方向下手
側には、上方からみるとＶ形状の摺接ブラシ４８が設け
られているから、摺接ブラシ４８は土繰出装置１５より
過剰供給した土供給量調節板６０上の余分な土を除去す
ると共に、中央部の除去された土を土供給量調節板６０
の中央部から左右外側に寄せるように案内し、載置用枠
体１７に嵌合させた左右側の合成樹脂製育苗ポット１に
更に土を補給され、回転均平ブラシ４９により余分な土
１６が除去される。

【００１８】そして、摺接ブラシ４８および回転均平ブ
ラシ４９により除去された余分な土は土受部５５に落下
して回収され、土受部５５内の移動装置５７により土排
出口５６に向けて土を移動させ、土排出口５６より排出
された土は土戻しコンベア５８のホッパ５９に入り、土
戻しコンベア５８により土繰出装置１５の供給ホッパ３
８に戻され、土を過剰落下させても、余分な土は除去
し、再使用でき、効率よく連続して土供給できる。

【００１９】しかして、合成樹脂製育苗ポット１は載置
用枠体１７の各載置用嵌合孔２１に嵌め込まれているか
ら、摺接ブラシ４８および回転均平ブラシ４９の先端が
合成樹脂製育苗ポット１の上縁に接触しても、合成樹脂
製育苗ポット１は載置用枠体１７により支持され、転倒
が防止される。したがって、合成樹脂製育苗ポット１へ
の土供給を機械化できる。

【００２０】

【効果】本発明は、載置用容器９の上方に載置した載置
用枠体１７の縦横桝目の載置用嵌合孔２１に上面開放の
逆円錐形状のコップ状の合成樹脂製育苗ポット１を嵌合
させ、前記載置用枠体１７の上方に上部が大径で下方に
至るに従い小径となる逆さ円錐形状の穴形成具３３を有
する移植用穴形成枠２８を載置し、載置用枠体１７と合
成樹脂製育苗ポット１と移植用穴形成枠２８とを土供給
用の移送コンベア３６により移送させて上方から土を供
給し、前記移送コンベア３６から載置用容器９を降ろし
てから移植用穴形成枠２８を上方に抜いて前記育苗ポッ
ト１内の土１６の上面に移植用穴部２９を形成し、該移
植用穴部２９に苗ａを挿苗する育苗ポット用苗移植方法
としたものであるから、移植作業を簡単にできる。本発
明は、前記移植用穴形成枠２８の上方に四角板部材に形
成した調節用通過孔６１が位置するように土供給量調節
板６０を載置して移送コンベア３６により移送させて上
方から土の供給量を調節しながら供給し、前記移送コン
ベア３６から載置用容器９を降ろしてから移植用穴形成
枠２８を上方に抜いて前記育苗ポット１内の土１６の上
面に移植用穴部２９を形成し、該移植用穴部２９に苗ａ
を挿苗する育苗ポット用苗移植方法としたものであるか
ら、移植作業を簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 合成樹脂製育苗ポットを載置用枠体を介
して載置用容器に載置する状態の斜視図。

【図２】 苗ａの挿苗状態図。

【図３】 ポットシートへの土供給状態図。

【図４】 同播種状態図。

【図５】 移植用穴形成枠の斜視図。

【図６】 移植用穴形成具の断面図。

【図７】 土供給装置の側面図。

【図８】 土供給装置の要部斜視図。

【図９】 土供給量調節板の作用状態図。

【図１０】 土供給後の状態図。

【符号の説明】

１…合成樹脂製育苗ポット、２…底壁、３…側壁、４…
開口部、５…透孔、６…ポット、７…ポットシート、８
…収納箱、９…載置用容器、１０…底板、１１…周壁、
１２…開口部、１５…土繰出装置、１６…土、１７…載
置用枠体、１８…側部フレーム、１９…前後フレーム、
２０…仕切枠、２１…載置用嵌合孔、２２…把手部、２
３…脚部、２４…ガイド部、２８…移植用穴形成枠、２
９…移植用穴部、３０…把手部、３１…縦枠、３２…取
付部、３３…穴形成具、３６…移送コンベア、３７…移
送台、３８…供給ホッパ、３９…繰出ベルト、４０…反
射板、４２…供給量調節板、４３…フレーム、４４…水
平部、４５…切欠部、４６…調節ダイヤル、４７…調節
ダイヤル、４８…摺接ブラシ、４９…回転均平ブラシ、
５０…高さ調節装置、５１…案内ガイド、５２…延長フ
レーム、５３…支脚、５４…高さ調節部、５５…土受
部、５６…土排出口、５７…移動装置、５８…土戻しコ
ンベア、５９…ホッパ、６０…土供給量調節板、６１…
調節用通過孔、６２…空間部、６３…係合部。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−151818（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−22608（ＪＰ，Ｕ) 実開 平２−36949（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A01G 9/08

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 載置用容器９の上方に載置した載置用枠
   体１７の縦横桝目の載置用嵌合孔２１に上面開放の逆円
   錐形状のコップ状の合成樹脂製育苗ポット１を嵌合さ
   せ、前記載置用枠体１７の上方に上部が大径で下方に至
   るに従い小径となる逆さ円錐形状の穴形成具３３を有す
   る移植用穴形成枠２８を載置し、載置用枠体１７と合成
   樹脂製育苗ポット１と移植用穴形成枠２８とを土供給用
   の移送コンベア３６により移送させて上方から土を供給
   し、前記移送コンベア３６から載置用容器９を降ろして
   から移植用穴形成枠２８を上方に抜いて前記育苗ポット
   １内の土１６の上面に移植用穴部２９を形成し、該移植
   用穴部２９に苗ａを挿苗する育苗ポット用苗移植方法。
2. 【請求項２】 請求項１において、前記移植用穴形成枠
   ２８の上方に四角板部材に形成した調節用通過孔６１が
   位置するように土供給量調節板６０を載置して移送コン
   ベア３６により移送させて上方から土の供給量を調節し
   ながら供給し、前記移送コンベア３６から載置用容器９
   を降ろしてから移植用穴形成枠２８を上方に抜いて前記
   育苗ポット１内の土１６の上面に移植用穴部２９を形成
   し、該移植用穴部２９に苗ａを挿苗する育苗ポット用苗
   移植方法。