JP3112817B2 - 遠隔電源監視システム - Google Patents
遠隔電源監視システムInfo
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Description
ムに係り、特に遠隔地より交換機を構成する電子回路パ
ッケージの電源制御を行う遠隔電源監視システムに関す
る。
・監視する従来の遠隔電源監視システムとして、制御端
末から被制御装置に対して電源部の動作命令又は停止命
令を加えると、被制御装置はその命令に従って動作し、
動作結果を制御端末に送信すると共に、この電源制御機
能の他に制御端末からの状態確認要求があった場合に、
被制御装置の中央処理装置(CPU)の出力に応じて状
態を送信するシステムが知られている(特開昭62−1
98246号公報:発明の名称「遠隔制御装置」)。
ムでは、電話回線を介して受信したDTMF信号をディ
ジタル信号に変換する信号変換手段と、変換されたディ
ジタル信号に基づいて被制御機器を制御する制御手段
と、被制御機器の状態を監視する監視手段と、変換され
たディジタル信号に基づいて監視手段の出力を音声信号
に変換して電話回線に送信する音声合成手段を備えた構
成であり、制御端末から状態確認要求があったときは、
被制御機器の電源等の状態を監視する監視手段の出力に
より音声合成手段がその状態に応じた音声信号を発生
し、これを電話回線を介して送信する。
の遠隔電源監視システムでは、運用中の装置の電源制御
に対する保護手段が無いために、電源制御の誤指示を出
さぬよう装置の運用状態を確認してから実際の電源制御
操作を行う必要がある。また、被制御装置には、制御端
末からの駆動/停止指示に対する結果の送信機能は存在
していたが、被制御装置の電源部の出力電圧の監視は行
われておらず、電源部に異常が発生しても、自動的に被
制御装置から警告表示が示されることはなく、制御端末
から状態確認要求を行って異常を知るか、装置全体が故
障するまで、異常に気付かないという問題がある。
運用中の装置の電源制御の際に誤切断を防止すると共
に、常に電源部の出力電圧を監視し、電源部の出力異常
による交換機の故障を未然に防止することができる遠隔
電源監視システムを提供することを目的とする。
成するため、図1の原理構成図に示す構成としたもので
ある。すなわち、本発明は、制御端末10が遠隔電源監
視装置20を通して電源制御装置30へ電源の制御信号
を送出し、この電源制御装置30により交換機40を構
成する電子回路パッケージの電源制御を行う遠隔電源監
視システムにおいて、遠隔電源監視装置20を状態検出
手段A、確認手段B、送信手段C、電圧測定手段D、比
較手段E及びデータ格納手段Fから構成した点に特徴が
ある。
の運用状態を検出する。確認手段Bは制御端末10から
の制御指示の正常性を確認する。送信手段Cは、電圧の
測定結果、電源部の異常が発生した時や電源の制御指示
が誤っていた時の通知を制御端末10に送信する。電圧
測定手段Dは、交換機40を構成する電子回路パッケー
ジの出力電圧を測定する。比較手段Eは出力電圧の測定
値とデータ格納手段Fに格納されている電子回路パッケ
ージの出力電圧の規格値データとを比較する。
信号を送出している時には、確認手段Bは制御端末10
からの制御信号を検出している。また、状態検出手段A
は、複数の装置からなる、冗長構成をとる交換機40内
で警報監視制御装置から監視試験装置に送られている運
用状態情報を検出しており、確認手段Bに運用状態情報
を送っている。確認手段Bは、もし、制御端末10から
の制御指示が運用中の装置に対するものであった場合に
は、制御指示を無効とし、送信手段Cを介して制御端末
10に警告表示と理由を通知する。
を測定し、常に監視している。また、データ格納手段F
は電子回路パッケージの出力電圧(電源電圧)の規格値
のデータを格納している。比較手段Eは電圧測定手段D
による電圧の測定値とデータ格納手段Fからの規格値と
を比較し、規格を満足していない場合には送信手段Cに
警告の発信を要求する。発信要求を受けた送信手段C
は、制御端末10に電源電圧異常の表示を行わせるため
の送信をする。
の装置に対するものであった場合には、確認手段Bは制
御指示を無効とし、送信手段Cを介して制御端末10に
警告表示と理由を通知する。また、本発明では比較手段
Eにより電圧測定手段Dによる電圧の測定値とデータ格
納手段Fからの規格値とを比較し、規格を満足していな
い場合には送信手段Cに警告の発信を要求するようにし
たため、交換機40の電源部に問題が発生した場合にも
制御端末10に対し警告を発することができる。
制御指示に運用中の装置の制御に対するガードの解除コ
マンドを検出し、かつ、運用中の装置の電源断指示があ
ったときは、電源制御装置30へ電源断を示す電源制御
信号を送出させる。これにより、運用中の装置の電源電
圧を強制的に切断することができる。
て図面と共に説明する。図2は本発明の一実施の形態の
ブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同
一符号を付してある。図2において、遠隔電源監視装置
20は、電源制御信号受信部21、照合部22、運用状
態検出部23、電源制御信号送出部24、出力電圧測定
部25、電源電圧規格値データ格納部26、比較部27
及びデータ・警告発信部28から構成されている。
して図示しない制御他端末からの電源制御信号を受信す
る。照合部22は前記確認手段Bに相当し、電源制御信
号と前記状態検出手段Aに相当する運用状態検出部23
により検出された交換機40の運用状態情報とを比較す
る。電源制御信号送出部24は照合部22からの電源制
御信号を電源制御装置30へ送出する。
に相当し、交換機40の電源電圧を測定する。比較部2
7は前記比較手段Eに相当し、出力電圧測定部25から
の側定出力電圧と、前記データ格納手段Fに相当し電源
電圧規格値データを予め記憶している電源電圧値データ
とを比較する。データ・警告発信部28は前記送信手段
Cに相当し、前記照合部22からの照合結果、及び比較
部27からの比較結果を入力信号として受け、入力信号
に問題がある場合にモデム15を介して図示しない制御
端末へ警告を通知する。
する。図示しない制御端末からの電源制御信号は、モデ
ム15により変復調され、更に電源制御信号受信部21
に入力されて受信された後、照合部22に入力される。
一方、運用状態検出部23は、交換機40内で警報監視
制御装置から監視試験装置に送られている運用状態情報
の検出を行うことで、交換機40内のそれぞれ電源部を
個別に有している複数の装置の運用状態を監視してお
り、その監視結果である交換機40の検出運用状態情報
を照合部22に入力する。
出運用状態情報とを照合し、電源断の指示が交換機40
内の上記複数の装置のうち運用中の装置に対して行われ
たとの照合結果を得たときは、電源制御信号送出部24
への電源制御信号送出指示を停止すると同時に、データ
・警告発信部28に警告通知の発信を要求する。この警
告通知の発信要求を受けたデータ・警告発信部28は、
モデム15を介して制御端末に制御無効表示とその理由
を通知する。
号と検出運用状態情報との照合の結果、上記の問題が無
いときには、電源制御信号送出部24に電源制御信号の
送出命令を出す。この送出命令により電源制御信号が電
源制御装置30を介して交換機40へ供給され、制御端
末により指示された電源制御が行われる。なお、照合部
22に、運用中の装置の制御に対するガードの解除コマ
ンドを投入することで、運用中の装置の電源断を行える
ようにして、装置の暴走に対処することも可能である。
する電子回路パッケージの電源電圧(前記複数の装置の
各電源電圧)の測定を行い、周期的に平均値を算出する
ことで、常に出力電圧の監視を行っている。比較部27
は出力電圧測定部25からの測定出力電圧と電源電圧規
格値データ格納部26から読み出した電源電圧規格値デ
ータとを比較し、出力電圧が規格値で定められた許容範
囲内にあり、問題がなければデータ・警告発信部28及
びモデム15をそれぞれ介して制御端末へ測定出力電圧
を通知する。
められた許容範囲を逸脱しており、規格値を満足してい
ないとの比較結果が得られたときは、比較部27はデー
タ・警告発信部28に警告の発信を指示する。出力電圧
が過小のときは誤動作の原因になり、また過大のときは
交換機40の故障の原因になるからである。この指示に
従い、データ・警告発信部28はモデム15を介して制
御端末へ電源電圧の問題発生の通知を行う。
ば、電源断の指示が運用中の装置に対するものであった
場合には、電源断を防止できると共に、交換機40を構
成する電子回路パッケージの電源電圧が規格値を満足し
ていない場合には制御端末に対し警告を発することがで
きるため、交換機40の電源部の出力異常による交換機
40の故障や誤動作を未然に防止することができる。
制御端末からの制御指示が運用中の装置に対するもので
あった場合には、制御指示を無効とし、制御端末に警告
表示と理由を通知するようにしたため、交換機の運用状
態が遷移しても、保守者の誤指示による運用中装置の電
源断を防止することができる。
電子回路パッケージの電源電圧を随時測定し、その測定
電源電圧が規格値を満足していない場合には制御端末に
警告を発信するようにしたため、交換機の電源部の出力
異常による交換機の故障や誤動作を未然に防止すること
ができる。
御指示に運用中の装置の制御に対するガードの解除コマ
ンドを検出したときは、運用中の装置の電源断指示があ
っても、電源制御装置へ電源断を示す電源制御信号を送
出させることにより、運用中の装置の電源電圧を強制的
に切断することができるようにしたため、装置の暴走に
対処することができ、交換機の信頼性を向上させること
ができる。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 制御端末が遠隔電源監視装置を通して電
源制御装置へ電源の制御信号を送出し、この電源制御装
置により冗長構成をとる交換機を構成する電子回路パッ
ケージの電源制御を行う遠隔電源監視システムにおい
て、 前記遠隔電源監視装置は、 前記交換機内の複数の装置の運用状態を検出する状態検
出手段と、 前記制御端末からの前記電源制御信号の指示内容と前記
状態検出手段により検出された制御対象となる前記装置
の運用状態情報とを照合し、前記電源制御信号の指示内
容の正常性を確認したときは前記電源制御装置へ前記電
源制御信号を送出し、前記電源制御信号の指示内容が誤
っていることを確認したときは警報情報を出力するとと
もに前記電源制御装置への前記電源制御信号の送出を停
止する確認手段と、 前記交換機を構成する電子回路パッケージの出力電圧を
測定する電圧測定手段と、 前記電子回路パッケージの出力電圧の規格値データを予
め格納しているデータ格納手段と、 前記電圧測定手段により測定された出力電圧と、前記デ
ータ格納手段から読み出した前記規格値データとを比較
し、前記出力電圧が前記規格値データを満足するときは
前記出力電圧の値を出力し、前記出力電圧が前記規格値
データを満足しないときは警報情報を出力する比較手段
と、 前記確認手段が出力する警報情報及び前記比較手段が出
力する警報情報を受信したときは警告通知を前記制御端
末へ送信し、前記比較手段が出力する前記出力電圧の値
を受信したときは当該出力電圧値を前記制御端末へ送信
する送信手段とを有することを特徴とする遠隔電源監視
システム。 - 【請求項2】 前記確認手段は、前記制御端末からの制
御指示に運用中の装置の制御に対するガードの解除コマ
ンドを検出し、かつ、運用中の装置の電源断指示があっ
たときは、前記電源制御装置へ電源断を示す電源制御信
号を送出させることを特徴とする請求項1記載の遠隔電
源監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07327030A JP3112817B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 遠隔電源監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07327030A JP3112817B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 遠隔電源監視システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09168060A JPH09168060A (ja) | 1997-06-24 |
JP3112817B2 true JP3112817B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=18194532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07327030A Expired - Fee Related JP3112817B2 (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 遠隔電源監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112817B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58178657A (ja) * | 1982-04-14 | 1983-10-19 | Hitachi Ltd | デ−タ格納制御方式 |
JPS61216590A (ja) * | 1985-02-14 | 1986-09-26 | Fujitsu Ltd | 電源自動切断方式 |
JP2647663B2 (ja) * | 1987-12-04 | 1997-08-27 | 富士通株式会社 | 電源異常検出方式 |
JP3346783B2 (ja) * | 1991-10-09 | 2002-11-18 | 日本電気株式会社 | 直流電源装置 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP07327030A patent/JP3112817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09168060A (ja) | 1997-06-24 |
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