JPH05284116A - データ通信システムおよびその光リピータ装置 - Google Patents

データ通信システムおよびその光リピータ装置

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JPH05284116A
JPH05284116A JP4105291A JP10529192A JPH05284116A JP H05284116 A JPH05284116 A JP H05284116A JP 4105291 A JP4105291 A JP 4105291A JP 10529192 A JP10529192 A JP 10529192A JP H05284116 A JPH05284116 A JP H05284116A
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coaxial cable
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transceiver
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ケーブル等に異常による、通信制御装置間
の受信データの不一致の発生を防止する。 【構成】 光リピータ装置に光受信監視部を設けて光ト
ランシーバで受信される光信号の有無および有効性を監
視し、その無効性が検出されると、光ケーブルあるいは
相手側の光リピータ装置に異常が発生したものとしてそ
の旨を示す信号を同軸ケーブルに送出し、各通信制御装
置に対して伝送路の系の切り替えを指示する。 【効果】 光ケーブル等に異常が発生した場合でも、通
信制御装置間にて受信データが不一致となることを確実
に防止することが可能となり、信頼性の高いデータ通信
システムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、それぞれに複数の通
信制御装置が接続された同軸ケーブルの各々に光リピー
タ装置を接続し、その光リピータ装置相互を光ケーブル
にて接続したデータ通信システム、およびそこで用いら
れる光リピータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば特開平2−120970号
公報に示された従来のデータ通信システムを示す構成図
である。図において、1はA系の同軸ケーブル、2はB
系の同軸ケーブルであり、3はこれら各同軸ケーブル
1,2を終端している終端抵抗である。4はA系および
B系の同軸ケーブルにそれぞれ接続された複数の通信制
御装置であり、5はこの通信制御装置4内の通信制御
部、6は同じくアプリケーション制御部である。7は通
信制御部5のプロセッサ、8は送受信されるデータがリ
ード、ライトされるメモリであり、9はプロセッサ7の
制御に従ってA系の同軸ケーブル1もしくはB系の同軸
ケーブル2との間でデータの授受を行う通信機能であ
る。また、10はアプリケーション制御部6内の各アプ
リケーションである。
【0003】次に動作について説明する。正常時におい
ては、通信制御装置4よりA,B両系の同軸ケーブル
1,2に対して異なった通信モードを持つデータが入出
力されている。アプリケーション10はそれぞれの通信
モードに対応したデータをメモリ8の所定のエリアにラ
イト,リードすれば良い。一方、通信制御部5内にある
通信機能9にはそれが接続されている同軸ケーブル1も
しくは2の異常を検出できる機能があり、通信が不能に
なった場合にはプロセッサ7を経由してアプリケーショ
ン10へその旨を通知することができる。従ってアプリ
ケーション10はこの通知を受けた時、残りの正常な同
軸ケーブル1あるいは2による伝送路に対してデータを
アクセスするように変更すればよく、また正常な同軸ケ
ーブル1あるいは2に接続された通信制御部5は当該同
軸ケーブル1または2上に接続されている他の通信制御
装置4に対して、同軸ケーブル1または2に異常が発生
したことを通知する。
【0004】ここで、上記データ通信システムでは伝送
路として同軸ケーブルを用いているため、システムの適
用範囲が同軸ケーブルの伝送路制限長によって制約を受
けることになる。従って、同軸ケーブルの伝送路制限長
を越えた範囲にシステムを構築する場合、前記伝送路制
限長の範囲内でそれぞれ上記データ通信システムによる
サブシステムを構築し、サブシステム相互において、そ
れぞれの同軸ケーブルを光リピータ装置を介して光ケー
ブルで接続したデータ通信システムが提案されている。
図5は“JIS X5252−1990”に準拠したリ
ピータ装置に光信号の送受信機能を付加した光リピータ
装置を用いてサブシステム間を光ケーブルで接続した、
従来のデータ通信システムを示す構成図である。
【0005】図において、1は同軸ケーブル、4は通信
制御装置であり、11はそれぞれのサブシステムにおい
て同軸ケーブル1に接続された光リピータ装置、12お
よび13はこれらの光リピータ装置11を介して両サブ
システム間を接続している光ケーブルの光ファイバであ
る。また、前記光リピータ装置11内において、14は
接続された同軸ケーブル1との間で電気信号によるデー
タの送受信を制御する電気トランシーバ、15は光ファ
イバ12,13より成る光ケーブルに接続されて、電気
トランシーバ14からの電気信号による通信データを光
信号に変換して光ファイバ12(13)に送信するとと
もに、光ファイバ13(12)より受信した光信号によ
る通信データを電気信号に変換して電気トランシーバ1
4に送る光トランシーバであり、16はこの光リピータ
装置11の制御部である。
【0006】次に動作について説明する。正常時には、
通信制御装置4は他の通信制御装置4と同軸ケーブル1
および光ファイバ12,13を経由して通信を行ってい
る。ここで、図5に×印で示すように一方のサブシステ
ムの同軸ケーブル1に異常が発生すると、異常が発生し
た同軸ケーブル1に接続された光リピータ装置11は規
定通りに動作して、その電気トランシーバ14が異常を
検出し、制御部16の制御によって光信号に変換した
後、光トランシーバ15より光ファイバ12(13)を
経由して相手側の光リピータ装置11に通知する。相手
側の光リピータ装置11では、同様に光トランシーバ1
5にてそれを受信後、制御部16により当該光リピータ
装置11が接続されている同軸ケーブル1に対して、電
気トランシーバ14を経由してジャム信号を出力する。
このジャム信号により、当該同軸ケーブル1に接続され
ている通信制御装置4は、システムの通信異常を認識す
ることができる。
【0007】しかしながら、現状の光リピータ装置11
では同軸ケーブル1,2の異常を検出する機能はある
が、光ファイバ12,13に異常が発生した場合、それ
を検出機能がないため、通信制御装置4は光ケーブルの
異常を認識することができない。従って、光ケーブルに
異常が発生した場合、異なったサブシステムにおける通
信制御装置4では、通信データを受信できる装置とでき
ない装置とが存在することとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ通信シス
テムは以上のように構成されているので、2つのサブシ
ステムの同軸ケーブル1の相互を接続している光ケーブ
ルの光ファイバ12,13や光リピータ装置11に異常
が発生すると、各サブシステムにおける通信制御装置4
間で通信データを受信できる装置とできない装置が発生
し、プラント制御が危険になるという問題点があった。
【0009】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、光ケーブルなどが異常にな
っても各サブシステムの通信制御装置間で受信データの
不一致が発生することのないデータ通信システムおよび
その光リピータ装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るデータ通信システムは、光リピータ装置に光ケーブ
ルおよび相手側の光リピータ装置の監視機能を持たせ、
それらに発生した異常を検出すると通信制御装置に通知
して、正常な光ケーブルによる系の伝送路への切り替え
を行うものである。
【0011】また、請求項2に記載の発明に係る光リピ
ータ装置は、光トランシーバで受信される光信号の有無
および有効性を監視する機能、およびその光信号の無効
性を検出すると、その旨を示す信号を電気トランシーバ
を介して同軸ケーブルに出力する機能を有する光受信監
視部を設けたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明における光リピータ装置
は、光ケーブルあるいは相手側の光リピータ装置の異常
を検出すると、それを通信制御装置に通知して伝送路を
正常な光ケーブルで接続された同軸ケーブルの系に切り
替えさせることにより、光ケーブルなどに異常が発生し
ても、通信制御装置間で受信データの不一致が起こるこ
とのないデータ通信システムを実現する。
【0013】また、請求項2に記載の発明における光受
信監視部は、光トランシーバで受信される光信号の有無
および有効性の監視を行い、その無効性を検出すると、
その旨を示す信号を電気トランシーバを介して同軸ケー
ブルに送出することにより、光ケーブル等の異常を各通
信制御装置に確実に通知することができる光リピータ装
置を実現する。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図に
ついて説明する。図1は請求項1に記載の発明に係るデ
ータ通信システムの一実施例を示す構成図である。図に
おいて、1はA系の同軸ケーブル、2はB系の同軸ケー
ブル、3は終端抵抗、4は通信制御装置であり、図4に
同一符号を付した従来のそれらと同一、あるいは相当部
分であるため詳細な説明は省略する。また、17は光ケ
ーブルおよび相手側の光リピータ装置の監視機能、およ
び異常を通知するための信号の同軸ケーブル1または2
への出力機能を備えている点で図5に符号11を付した
ものとは異なる光リピータ装置である。18はA系の光
ケーブル、19はB系の光ケーブルであり、それぞれ図
5に符号12,13を付した1対の光ファイバによって
構成されている。20は異常を検出した光リピータ装置
17より同軸ケーブル2に送出されるメッセージコマン
ドであり、21は当該メッセージコマンド20を受け
た、優先順位の高い通信制御装置4(この場合、符号4
sを付したもの)が他の通信制御装置4に対して伝送路
の切り替えを指示する切替コマンドである。
【0015】また、図2は上記データ通信システムで用
いられる、請求項2に記載の発明に係る光リピータ装置
の一実施例を示すブロック図である。図において、2は
B系の同軸ケーブル、12,13はB系の光ケーブル1
9を構成している光ファイバ、14は電気トランシー
バ、15は光トランシーバであり、図5で同一符号を付
したものに相当する部分である。また、22は光トラン
シーバ15で受信される光信号の有無および有効性を監
視し、当該光信号の無効性を検出すると、その旨を示す
前記メッセージコマンド20を電気トランシーバ14を
介して同軸ケーブル2に出力する光受信監視部である。
【0016】次に動作について説明する。正常時には、
通信制御装置4が同軸ケーブル2に出力した電気信号に
よる通信データは、光リピータ装置17の電気トランシ
ーバ14で受信され、光トランシーバ15に送られて光
信号に変換された後、光ファイバ12に送出される。一
方、光ファイバ13を経由して送られてきた光信号によ
る通信データは、光リピータ装置17の光トランシーバ
15で電気信号に変換されて電気トランシーバ14に送
られ、電気トランシーバ14より同軸ケーブル2に送出
される。この同軸ケーブル2からの通信データを光ファ
イバ12に送出中に、例えば図1に×印を付したB系の
光ケーブル19の光ファイバ13に何等かの原因で断線
等の異常が発生すると、異なったサブシステムの通信制
御装置4間の通信に支障をきたし、従って、B系の同軸
ケーブル2および光ケーブル19を経由して行われてい
た通信機能が失われてしまう。
【0017】そこで、光リピータ装置17は光トランシ
ーバ15が光ファイバ13より受信する光信号の有無お
よびその有効性を光受信監視部22で監視しており、光
ファイバ13の断線などによって受信していた光信号が
無くなったことを検出すると、前記通信データが存在し
ている間、電気トランシーバ14を介して同軸ケーブル
2に、光ケーブル19の異常を知らせるメッセージコマ
ンド20を発行する。このメッセージコマンド20は当
該同軸ケーブル2に接続されている全ての通信制御装置
4で受信され、当該通信制御装置4の中の優先順位の高
い通信制御装置4sによって認識される。このメッセー
ジコマンド20を認識した通信制御装置4sは、正常な
光ケーブル18で接続されているA系の同軸ケーブル1
に、伝送路の切り替えを支持する切替コマンド21を発
行する。この切替コマンド21は当該同軸ケーブル1に
接続された他の通信制御装置4と、光ケーブル18によ
ってそれに接続された同軸ケーブル1に接続されている
全ての通信制御装置4に送られる。
【0018】従って、光ケーブル19の光ファイバ13
に異常が発生した後の最初の通信データは、正常な光フ
ァイバ12を経由して相手サブシステムの同軸ケーブル
2に接続された通信制御装置4に伝送されるが、通信制
御装置4は前記切替コマンド21を受信した後、当該B
系の伝送路より受信される通信データを無視する。ま
た、相手側サブシステムにて通信制御装置4より同軸ケ
ーブル2に出力された通信データは、光ケーブル19の
光ファイバ13の異常によって当該サブシステムの同軸
ケーブル2には届かないが、当該サブシステムの通信制
御装置4では、前記切替コマンド21の受信によってそ
の通信データを棄捨するため、受信データの同一性を確
実に保持することができる。このようにして切り替えら
れた、正常な光ケーブル18で接続された同軸ケーブル
1によるA系の伝送路によって、全ての通信制御装置4
は失われた通信機能を動作させることが可能となる。
【0019】実施例2.なお、上記実施例では、1本の
同軸ケーブル1(2)に1台の光リピータ装置を接続
し、2つのサブシステム間を光ケーブル18(19)で
接続した場合について述べたが、図3に示すように、光
リピータ装置17を1本の同軸ケーブル1(2)に複数
台接続してもよい。そのように構成することによって、
多くのサブシステムを1つに結合することができるた
め、このような冗長化通信機能を持つデータ通信システ
ムを広範囲に適用することが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、光リピータ装置によって光ケーブルあるいは相
手側光リピータ装置の異常を検出すると、それを通信制
御装置に通知して伝送路の系の切り替えを行うように構
成したので、光ケーブル等に異常が発生しても、通信制
御装置間で受信データが不一致となることを確実に防止
することができ、信頼性の高いデータ通信システムが得
られる効果がある。
【0021】また、請求項2に記載の発明によれば、光
受信監視部を設けて、光トランシーバで受信される光信
号の有無および有効性の監視を行い、その無効性を検出
するとその旨を示す信号を同軸ケーブルに送出するよう
に構成したので、光ケーブル等の異常を各通信制御装置
に確実に通知することができる光リピータ装置が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の一実施例によるデー
タ通信システムを示す構成図である。
【図2】請求項2に記載した発明の一実施例による光リ
ピータ装置を示すブロック図である。
【図3】請求項1に記載した発明の他の実施例によるデ
ータ通信システムを示す構成図である。
【図4】従来のデータ通信システムを示す構成図であ
る。
【図5】光リピータ装置を用いてサブシステム間を光ケ
ーブルで接続した従来のデータ通信システムを示す構成
図である。
【符号の説明】
1,2 同軸ケーブル 4,4s 通信制御装置 14 電気トランシーバ 15 光トランシーバ 17 光リピータ装置 18,19 光ケーブル 22 光受信監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/40 7341−5K H04L 11/00 320

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重化された同軸ケーブルに複数の通信
    制御装置を接続してサブシステムを形成し、前記サブシ
    ステムの各同軸ケーブルに光リピータ装置を接続して、
    前記サブシステム相互で光リピータ装置間を光ケーブル
    によって接続したデータ通信システムにおいて、前記光
    リピータ装置は前記光ケーブルもしくは相手側の光リピ
    ータ装置の異常発生を検出すると、当該異常の発生を前
    記通信制御装置に通知し、通知を受けた前記通信制御装
    置は伝送路の系を正常な前記光ケーブルで接続された前
    記同軸ケーブルによる系に切り替えることを特徴とする
    データ通信システム。
  2. 【請求項2】 同軸ケーブルに接続されて電気信号によ
    る通信データの送受信を制御する電気トランシーバと、
    光ケーブルに接続されて、前記電気トランシーバからの
    電気信号による通信データを光信号に変換して前記光ケ
    ーブルに送信するとともに、前記光ケーブルより受信し
    た光信号による通信データを電気信号に変換して前記電
    気トランシーバに送る光トランシーバと、前記光トラン
    シーバで受信する光信号の有無および有効性を監視して
    おり、その無効を検出すると前記電気トランシーバを介
    して前記同軸ケーブルに、光信号の無効性を示す信号を
    出力する光受信監視部とを備えた光リピータ装置。
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