JP3112718U - 失禁パンツ - Google Patents

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幸男 北川
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Abstract

【課題】吸水シートを縫い付けたときの縫い目から生じる水分の漏れを、吸水シートとパンツ生地との間に介在する防水連結部によって遮断し、軽減する。
【解決手段】パンツ生地7と吸水シートSを有し、前記吸水シートは、ドライ層と、拡散層と、吸水層と、防水層とを積層して成り、前記吸水シートの周縁を覆い囲うように防水性テープ部材を縫着し、前記防水性テープ部材を縫着した吸水シートと前記パンツ生地との間に防水連結部を介在させ、前記防水連結部の一端をパンツ生地に縫着すると共に、前記防水連結部の他端を、吸水シートの周縁に刻まれた縫い目に重なるようにして縫着したことを特徴とする失禁パンツ。
【選択図】図4

Description

本考案は失禁に対応するための失禁パンツに関する。
従来の失禁パンツとして、パンツ生地に尿等を吸収する吸収シートを備えたものが存在する。
失禁パンツに装着された吸水シートは、吸水層、保水層などを備えており、その周縁部の全周にわたって防水テープを施して成るものである。この吸水シートをパンツ生地に固定するには、吸水シートの周縁をパンツ生地に直接的に縫着して固定する。
登録実用第3073279号公報
しかし、この従来の失禁パンツには次のような欠点があった。
すなわち、従来の吸水シートはパンツ生地に直接的に縫い付けられるものであって、吸水シートとパンツ生地との間に介在するものがないため、その縫い目から尿などの水分が漏れ出した場合、直接的にパンツ生地を濡らしてしまうという欠点があった。
そこで、本考案の目的は、吸水シートを縫い付けたときの縫い目から生じる水分等の漏れを出来る限り軽減することを目的とする。
本考案は、パンツ生地と吸水シートを有し、前記吸水シートは、ドライ層と、拡散層と、吸水層と、防水層とを積層して成り、前記吸水シートの周縁を覆い囲うように防水性テープ部材を縫着し、前記防水性テープ部材を縫着した吸水シートと前記パンツ生地との間に防水連結部を介在させ、前記防水連結部の一端をパンツ生地に縫着すると共に、前記防水連結部の他端を、吸水シートの周縁に刻まれた縫い目に重なるようにして縫着したことを特徴とする失禁パンツである。
また、尿等の臭いによる不快感を和らげるには、前記吸水シートを構成する各層の少なくとも一つを消臭性の繊維で構成することが好ましい。
また、尿等を起因として菌類が繁殖する恐れを防ぐためには、前記吸水シートを構成する各層の少なくとも一つを抗菌性の繊維で構成することが好ましい。
本考案の失禁パンツであると、吸水シートを縫い付けたときの縫い目から生じる水分の漏れを、吸水シートとパンツ生地との間に介在する防水連結部によって遮断し、パンツ生地に対する漏れを軽減することができる。
また、吸水シートを構成する各層の少なくとも一つを消臭性の繊維で構成すれば、尿などの臭いによる不快感を軽減することができる。
また、吸水シートを構成する各層の少なくとも一つを抗菌性の繊維で構成すれば、菌類の繁殖を軽減することができる。
以下、本考案を実施するための最良の形態を、実施例として示す各図と共に説明する。
図1ないし図5は本考案の失禁パンツPの実施例である。図1は、本考案の実施例の斜視図、図2は本考案の実施例の吸水シートSの構成を示す斜視図、図3は本考案の実施例の吸水シートSに防水性テープ部材5を縫着した状態を示す斜視図、図4は本考案の実施例のパンツ生地7と防水連結部6と吸水シートSとの縫着状態を示す斜視図、図5は本考案の実施例のパンツ生地7と防水連結部6と吸水シートSとの取り付け状態を示す断面図である。
まず、本考案の実施例である失禁パンツPについて説明する。
失禁用パンツPはパンツ生地7と吸水シートSから構成される。吸水シートSは複数の層を重ねて構成される。すなわち、吸水シートSは、肌側から順に、ドライ層1、拡散層2、吸水層3、防水層4を積層して構成される。
ドライ層1は吸収シートSの最も肌側に位置し、肌に接する部分である。このドライ層1は複数の穴を有する網体で構成される。この穴は尿等の水分を通過させるためのものである。尿等の水分はドライ層に形成された穴を通過して下側の層に誘導される。この穴の直径は0.5〜2.5mm程度のものである。
このように、ドライ層1の穴によって水分を下層へ誘導することから、肌と水分との接触を可及的に避けることができる。
ドライ層1は天然素材又は合成素材により構成される網体であるが、例えば、撥水性の高い繊維で構成することもできる。撥水性の高い繊維で構成したドライ層1は、ドライ層1を通過した水分を肌側に通過させない機能を有する。
なお、このような撥水性を備える繊維としてはポリプロピレン等が挙げられる。
拡散層2はドライ層1の下側に位置する。この拡散層2は水分が広がり易く、濡れ易い繊維で構成する。拡散層2はドライ層1を通過した水分を吸収すると共に、当該層の全体に亘って水分を拡散するものである。
拡散層2は、例えば、濡れ特性の優れた繊維であるレーヨン等と、水分が広がり易いアクリル等を混合して構成される。
ドライ層1を通過して拡散層2に接触した水分は、界面張力の差によってドライ層1から拡散層2に誘導されて吸収されると同時に、拡散層2内に拡散される。なお、拡散層2を複数積層することによって効果的に拡散を行うこともできる。
吸水層3は拡散層2の下側に位置する。吸水層3は拡散層2よりも濡れ特性の優れた繊維で構成する。この吸水層3は拡散層2を通過した水分を吸水し保持する。
このように、本考案の失禁パンツPは各層を形成する繊維の濡れ易さと界面張力の差によって水分を吸水層3まで誘導し、保持するようになっている。なお、吸水層3の吸水量を多くするためには、たとえば、吸水層3を連続して重ねて構成することが好ましい。
防水層4は吸水層3の下側に位置する。防水層4は防水加工された繊維で構成される。例えば、ウレタン素材、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどで構成される。また、ラミネート加工された繊維でも構成できる。この防水層4によって吸水層3で吸水・保持された水分が外側(衣類側)に漏れ出すのを防止する。
また、ラミネート加工による場合は、液体を通さないが気体を通すように構成されており、ムレないという特性を有する。
吸水シートSは上記4つの層をキルティング状に一体的に重ねて縫い合わせ、その周縁を防水性テープ部材5で覆うようにして構成される。
防水性テープ部材5は防水性を有する繊維で構成されており、上記4つの層の周縁を覆い囲うように縫着される。したがって、吸水層3に吸収された水分が外側に漏れ出ることがない。
すなわち、一体的に重ね合わせて縫い合わせた吸水シートSにおいて、その全ての周端を防水性テープ部材5で覆うように縫着することから、吸水層3に吸収された水分が外側に漏れ出ることがない。
吸水シートSは防水連結部6を介してパンツ生地7に縫着する。防水連結部6は防水性を有する繊維で構成される。図4、5のように、防水性テープ部材6を縫着した吸水シートSとパンツ生地7との間に防水連結部6を介在させ、防水連結部6の一端をパンツ生地7に縫着すると共に、防水連結部6の他端を吸水シートSの周縁に刻まれた縫い目8に重なるようにして縫着する。
すなわち、防水連結部6は、パンツ生地7と吸水シートSとの間に配置され、一端は吸水シートSに縫着され、他端はパンツ生地7に縫着される。このとき、図5のように、防水連結部6は、吸水シートSの周縁に刻まれた縫い目8の下側に位置するように配置し、吸水シートSの端縁(防水性テープ部材5)と縫着するようにする。
本実施例では防水連結部6を2ヶ所に配置する。すなわち、吸水シートSの対向する両端(前側と後側)に防水連結部6を縫着し、吸水シートSの対向する両端に縫着された各防水連結部がパンツ生地7に縫着される。
なお、防水連結部6と吸水シートSは、吸水シートSの周縁を覆い囲う防水性テープ部材5の幅を超えるようにして重なり合い縫着するのが好ましい。
また、吸水シートSを構成する各層に消臭性素材や抗菌性素材を含有させることもできる。例えば、消臭性素材として活性炭等が挙げられる。また、抗菌性素材として、亜鉛イオン、銅イオンを含有する化合物などを含有させることができる。
本考案の実施例の斜視図。 本考案の実施例の吸水シートの構成を斜視図。 本考案の実施例の吸水シートに防水性部材を縫着した状態を示す斜視図。 本考案の実施例のパンツ生地と防水連結部と吸水シートとの取り付け状態を示す斜視図。 本考案の実施例のパンツ生地と防水連結部と吸水シートとの取り付け状態を示す断面図。
符号の説明

P 失禁パンツ
S 吸水シート
1 ドライ層
2 拡散層
3 吸水層
4 防水層
5 防水性テープ部材
6 防水性連結部
7 パンツ生地
8 縫い目

Claims (3)

  1. パンツ生地と吸水シートを有し、前記吸水シートは、ドライ層と、拡散層と、吸水層と、防水層とを積層して成り、前記吸水シートの周縁を覆い囲うように防水性テープ部材を縫着し、前記防水性テープ部材を縫着した吸水シートと前記パンツ生地との間に防水連結部を介在させ、前記防水連結部の一端をパンツ生地に縫着すると共に、前記防水連結部の他端を、吸水シートの周縁に刻まれた縫い目に重なるようにして縫着したことを特徴とする失禁パンツ。
  2. 前記吸水シートを構成する各層の少なくとも一つを消臭性の繊維で構成したことを特徴とする請求項1記載の失禁パンツ。
  3. 前記吸水シートを構成する各層の少なくとも一つを抗菌性の繊維で構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の失禁パンツ。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013023791A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Hokuriku Str Cooperative 下着及び吸水シート
KR102421431B1 (ko) * 2022-01-27 2022-07-15 (주)레머디랩 항균 위생성이 우수한 완전 탈부착식 요실금 팬티

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