WO2022186249A1

WO2022186249A1 - 下着及び吸収パッド

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Publication number: WO2022186249A1
Application number: PCT/JP2022/008763
Authority: WO
Inventors: 里奈石井; 友里下條
Original assignee: 株式会社Blast
Priority date: 2021-03-04
Filing date: 2022-03-02
Publication date: 2022-09-09
Also published as: JPWO2022186249A1

Abstract

【課題】吸収量が大きく、着用時に不快感が生じにくい下着を提供すること。【解決手段】本発明の一態様によれば、下着が提供される。この下着は、防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備える。防水部は、開口を有する。第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、第１吸水布の縫い代部における第１の面と、防水部の第１の面とを対向させて、開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられる。第１吸水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって防水部側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では防水部と逆側に配置される。第２吸水布は、防水部の第２の面側に、少なくとも開口を覆うようにして配置される。

Description

下着及び吸収パッド

　本発明は、下着及び吸収パッドに関する。

　従来、生理時の経血、おりもの、尿等の体液を吸収させる体液吸収パッドを下着の股下部、肌側に取り付けたショーツが用いられている。

　このようなショーツは、通常、日中や夜間を通して着用し続けることが多いため、吸収量が多く、また姿勢の変化や運動等によってよれが生じても漏れが生じないことが要求されている。

　例えば、特許文献１には、前身頃部、後身頃部及び股下部からなるショーツ本体の股下部（クロッチ）の肌側に体液吸収パッドを配置してなるショーツが開示されている。このショーツにおいて、体液吸収パッドは、その裏側面全面にパッドの前後両端縁から延びる連結布が取り付けられており、この連結布の前後両端縁がショーツ本体に縫着されることによってショーツ本体に取り付けられている。また、体液吸収パッドは、その前端縁及び後端縁が股下部の底部からほぼ同じ高さとなるように股下部の肌側に配置されて取り付けられている。このようなショーツにおいて、連結布に伸縮性を有する素材を用いることにより、体液パッドの位置ズレを軽減し、体液の漏れを抑制することができる。

特開２０１０－２５９７２４号公報

　しかしながら、特許文献１に記載されるショーツにおいては、股下部全面に厚みのある体液吸収パッドが配置されているため、着用時に不快感が生じることもある。

　本発明では上記事情を鑑み、吸収量が大きく、着用時に不快感が生じにくい下着を提供することとした。

　本発明の一態様によれば、下着が提供される。この下着は、防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備える。防水部は、開口を有する。第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、第１吸水布の縫い代部における第１の面と、防水部の第１の面とを対向させて、開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられる。第１吸水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって防水部側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では防水部と逆側に配置される。第２吸水布は、防水部の第２の面側に、少なくとも開口を覆うようにして配置される。

　次に記載の各態様で提供されてもよい。
　前記下着において、第１防水布をさらに備え、前記第１防水布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記第２吸水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される下着。
　前記下着において、前記第１防水布が、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第２の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置されてなる下着。
　前記下着において、消臭布をさらに備え、前記消臭布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記第２吸水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される下着。
　前記下着において、消臭布及び第１防水布をさらに備え、前記消臭布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記第２吸水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置され、前記第１防水布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記消臭布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される下着。
　前記下着において、前記消臭布及び前記第１防水布が、それぞれその一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１防水布が、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第２の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置されてなり、前記消臭布が、前記消臭布の前記縫い代部における第１の面と、前記第１防水布の前記縫い代部における第２の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、前記消臭布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置されてなる下着。
　前記下着において、第２防水布をさらに備え、前記第２防水布は、前記防水部の第２の面側、かつ前記第１防水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される下着。
　前記下着において、前記第１吸水布の速乾性が、前記第２吸水布の速乾性よりも高い下着。
　前記下着において、前記第１吸水布の外方表面に縫い目が表れないように、前記第１吸水布と前記防水部とが縫い付けられてなる下着。
　吸収パッドであって、防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備え、前記防水部は、開口を有し、前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第１の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして、縫い付けられ、前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置され、前記第２吸水布は、前記防水部の第２の面側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される吸収パッド。
　下着であって、第１吸水布と、第２吸水布と、第１防水布とを備え、前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１防水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面とを対向させて、少なくとも前記第１吸水布及び前記第１防水布を縫い合わせ、前記第１吸水布の前記縫い代部及び前記第１防水布の前記縫い代部によって開口が形成され、前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１防水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１防水布と逆側に配置され、前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１吸水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１吸水布と逆側に配置され、前記第２吸水布は、前記第１防水布側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される下着。
　吸収パッドであって、第１吸水布と、第２吸水布と、第１防水布とを備え、前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１防水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面とを対向させて、少なくとも前記第１吸水布及び前記第１防水布を縫い合わせ、前記第１吸水布の前記縫い代部及び前記第１防水布の前記縫い代部によって開口が形成され、前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１防水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１防水布と逆側に配置され、前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１吸水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１吸水布と逆側に配置され、前記第２吸水布は、前記第１防水布側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される吸収パッド。
　もちろん、この限りではない。

　上記の開示によれば、吸収量が大きく、着用時に不快感が生じにくい下着を提供することができる。

第１の実施形態に係る下着の斜視模式図である。第１の実施形態に係る下着の股下部の模式図である。第１の実施形態に係る下着の股下部の断面模式図である。防水部の変形例を示す模式図である。（ａ）防水部に対する第１吸水布の縫い付け方を示す模式図である。（ｂ）防水部に対する第１吸水布の縫い付け方の第１の変形例を示す模式図である。（ｃ）防水部に対する第１吸水布の縫い付け方の第２の変形例を示す模式図である。第１の実施形態に係る吸収パッドの断面模式図である。第２の実施形態に係る下着の股下部の断面模式図である。第２の実施形態に係る吸収パッドの断面模式図である。比較例で用いる下着であって、折返してなる縫い代部によらない積層構造を有する股下部の断面図である。

　以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。

<第１の実施形態の下着>
　本実施形態に係る下着は、防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備える。このうち、防水部は、開口を有する。第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、第１吸水布の縫い代部における第１の面と、防水部の第１の面とを対向させて、開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして、縫い付けられる。第１吸水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって防水部側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では防水部と逆側に配置される。第２吸水布は、防水部の第２の面側に、少なくとも開口を覆うようにして配置される。

　なお、本明細書において「覆う」とは、直接覆うための布が、覆う対象に接触している必要はない。また、本明細書において「Ａのａ面と、Ｂのｂ面とを対向させて」は、Ａのａ面と、Ｂのｂ面とが対向されていれば、ＡとＢとの間に何らかの物が存在しても、存在しなくてもよい。一方、「Ａのａ面と、Ｂのｂ面とを合わせて」とは、隙間等を除きＡとＢとの間に何らかの物が存在しない状態をいう。

　図１は、第１の実施形態に係る下着の斜視模式図である。また、図２は、第１の実施形態に係る下着の股下部の模式図である。さらに、図３は、第１の実施形態に係る下着の断面模式図である。以下、図３を用いて具体的に説明する。

　図１～図３に示される下着１は、防水部１１と、第１吸水布１２と、第２吸水布１３と、消臭布１４と、第１防水布１５と、第２防水布１６を備える。

　〔防水部〕
　防水部１１は、開口１１１を有するものである。

　防水部１１は、防水性を有する布からなるものである。なお、図１や図２で示される下着１は、下着１の肌側の面において、この防水布１１が、第１吸水布１２の周囲に露出している。

　防水部１１は、第１の面１１２及び第２の面１１３の２面を有するものである。図４は、防水部の変形例を示す模式図である。防水部は、図４（ａ）に示す防水部１１のようにシートの面内に孔を有するものであってもよいし、図４（ｂ）に示す防水部１１'のようにシートの面内にスリットを有する構成であってもよいし、図４（ｃ）に示す防水部１１''のように２本のベルトを互いに離間して配置した構成であってもよい。なお、図４（ａ）に示すような孔が側方に開放しない構成の防水布や図４（ｂ）に示すような孔が側方に一方向においてのみ開放する構成の防水布は、必ずしも一枚のシートから形成される必要はなく、例えば数本のベルト状体を接着したものを用いてもよい。

　このような防水部１１が有する開口１１１は、後述する第１吸水布１２によって吸収された体液を通過させて、同じく後述する第２吸水布１３へ移送するための通路として機能する。

　上述したことからも明らかなように、開口１１１は、平面視で閉じた形状を有していてもよいし（例えば図４（ａ））、開いた形状を有していてもよい（例えば図４（ｂ）及び図４（ｃ））。また、防水部１１は、開口を有している限りにおいて袋状体であってもよい（図示しないが、例えば、断面（図３の紙面と平行な面）の形状が、下着着用者の肌面側に開く円弧状部（Ｕ字状部またはＣ字状部）と、この円弧状部の両端からそれぞれ肌面に沿って側方に延びる鍔部とを有する形状である。）。この場合、中央部（開口が存在する部分）では、第１吸水布、（開口）、第２吸水布、防水部、消臭布、第１防水布及び第２防水布がこの順に（図３の上下方向に相当する方向に）積層する。なお、この場合においても、消臭布、第１防水布及び第２防水布は必須の構成要素ではない。

　防水部１１の素材としては、特に限定されないが、例えばポリエステル等が挙げられる。

　〔第１吸水布〕
　第１吸水布１２は、その一部を折り返してなる縫い代部１２１を有し、第１吸水布１２の縫い代部１２１における第１の面１２２と、防水部１１の第１の面１１２とを対向させて（好ましくは合わせて）、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして、縫い付けられるものである。

　第１吸水布１２は、吸水性を有する布である。

　具体的に、第１吸水布１２において、ＪＩＳ　Ｌ　１９０７：１９９４に準拠して測定される、バイレック法による１０分間で水が上昇した高さとしては、特に限定されないが、５０ｍｍ以上、５５ｍｍ以上、６５ｍｍ以上、７０ｍｍ以上、７５ｍｍ以上、８０ｍｍ以上、８５ｍｍ以上、９０ｍｍ以上、９５ｍｍ以上、１００ｍｍ以上であることが好ましい。一方、１０分間で水が上昇した高さとしては、５００ｍｍ以下、４５０ｍｍ以下、４００ｍｍ以下、３５０ｍｍ以下、３００ｍｍ以下、２５０ｍｍ以下、２２０ｍｍ以下、２００ｍｍ以下であってよい。

　第１吸水布１２の素材としては、特に限定されないが、例えばポリエステル等が挙げられる。

　第１吸水布１２は、背面側尾てい骨程度まで配置することが好ましい。第１吸水布１２は、防水部１１の第１の面１１２にその一部を折り返して縫い代部１２１をなして縫い付けられているため、股下が第１吸水布１２の部分だけ膨らんだ形状をしている。そのため、第１吸水布１２が背面側尾てい骨よりさらに背面（上方）に配置しないことが好ましいが、尾てい骨より背面（上方）に配置してもよい。なお、第１吸水布１２尾をてい骨より背面（上方）に配置しない場合でも、配置する場合でも、第２吸水布１３、消臭布１４、第１防水布１５及び第２防水布１６については、例えば吸収する水の容量を考慮して、さらに尾てい骨よりさらに背面（上方）に配置してもよい。

　第１吸水布１２の速乾性は、後述する第２吸水布１３の速乾性よりも高いことが好ましい。速乾性は、ＩＳＯ　１７６１７　Ｍｅｔｈｏｄ　Ｂに準拠して測定される乾燥速度であり、大きいほど速乾性が高いと評価される。

　第１吸水布１２の外方表面には、縫い目（縫い糸）が表れないように、第１吸水布１２と防水部１１とが縫い付けられてなることが好ましい。第１吸水布１２の外方表面に縫い目が表れないようにすることで、縫い目からの体液の漏れを防止することができる。また、このようにすることで縫い糸が肌に当たることがなく、縫い糸が肌に当たることによって生じる違和感を防止することができる。

　防水部１１に対する第１吸水布１２の縫い付け方について説明する。図５（ａ）は、防水部に対する第１吸水布の縫い付け方を示す断面模式図である。この図５（ａ）に示すとおり、防水部１１に対して、第１吸水布１２を縫い付けるに際し縫い糸１８を第１吸水布１２の外方表面に出さないよう、縫い代部のみを縫い糸１８で留めている。

　図５（ｂ）は、防水部に対する第１吸水布の縫い付け方の第１の変形例を示す断面模式図である。この図５（ｂ）においては、縫い代部を、防水部１１ａを挟んでさらに折り返して、その折り返し部分とともに防水部１１ａとともに縫い糸１８ａで縫い付けて構成される。

　図５（ｃ）は、防水部に対する第１吸水布の縫い付け方の第２の変形例を示す断面模式図である。この図５（ｃ）においては、縫い代部を、防水部１１ｂと逆側に折り返した後、さらに防水部１１ｂ側に折り返し、それらの折返し部分を、防水部１１ｂに縫い糸１８ｂで縫い付けて構成される。

　〔第２吸水布〕
　第２吸水布１３は、防水部１１の第２の面１１３側に、少なくとも開口１１１を覆うようにして配置されるものである。

　第２吸水布１３は、吸水性を有する布である。

　第２吸水布１３は、上述したとおり防水部１１の第２の面１１３側に配置されるが、後述する消臭布１４及び第１防水布１５（これらを設ける場合）との関係では、第２吸水布１３は、第２の面１１３に近い側（内側）に配置される。

　第２吸水布１３は、第１防水布１５に縫い付けられていても縫い付けられていなくてもよいが、縫い付けられていないことが好ましい。

　第２吸水布１３の素材としては、特に限定されないが、例えばポリエステル及び綿の混用（混用比（質量比）３０：７０～７０：３０、典型的には、５２：４８）等が挙げられる。第２吸水布１３としては、上述した第１吸水布１２と同様の素材を用いてもよいし、異なる素材を用いてもよい。

　〔消臭布〕
　消臭布１４は、防水部１１の第２の面１１３側、かつ第２吸水布１３の外方に、少なくとも開口１１１を覆うようにして配置されるものである。なお、消臭布１４は、本実施形態に係る下着の必須の構成ではない。

　消臭布１４としては、消臭成分及び／又は除菌成分を含む布であれば、それらの成分の化学組成や含有の形態は特に限定されない。

　具体的に、消臭成分及び／又は除菌成分としては、例えば銀イオン、活性炭、光触媒等を用いることができる。また、これらの成分は、糸に織り込んだり、表面に塗布したりすることにより消臭布１４に含有させることができる。このようなものの具体例としては、銀イオンを含み、銀イオンを放出するガラス繊維が挙げられる。

　消臭布１４の消臭成分以外の素材（基材）としては、特に限定されないが、例えば上述した成分を含むポリエステル等が挙げられる。

　なお、消臭布１４は必須の構成ではなく、消臭が必要でない場合には消臭布を設けなくてもよいし、消臭が必要な場合であっても例えば第２吸水布１３等他の部材に消臭成分を含有させる等他の消臭の手段をとれば、消臭布を設けなくてもよい。

　〔第１防水布〕
　第１防水布１５は、防水部１１の第２の面１１３側、かつ第２吸水布１３の外方に、少なくとも開口１１１を覆うようにして配置されるものである。なお、第１防水布１５は、本実施形態に係る下着の必須の構成ではない。

　第１防水布１５は、防水性を有する布である。

　第１防水布１５は、防水部１１の第２の面１１３側に、開口１１１の少なくとも一部囲むようにして、縫い付けられていることが好ましい。具体的な縫い付けの方法としては、特に限定されないが、第１防水布１５が、その一部を折り返してなる縫い代部１５１を有し、第１防水布１５の縫い代部１５１における第１の面１５２と、防水部１１の第２の面１１３とを対向させて（より好ましくは合わせて）、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられることが好ましい。ここで、第１防水布１５の第１の面１５２は、縫い代部１５１では折り返しによって防水部１１側に配置され、かつ縫い代部１５１以外の部分では防水部１１と逆側に配置されてなる面である。このように、第１防水布１５を防水部１１の第２の面１１３側に、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けることにより、開口１１１を口とし、液を溜めることができる袋状体を構成することができる。したがって、第２吸水布１３で吸収しきれない体液であっても、この袋状体の内部の体積の範囲内で体液を保持することができ、より吸水容量を高めることができる。

　第１防水布１５の素材としては、特に限定されず上述した防水部１１と同様のものを用いることができ、例えばポリエステル等が挙げられる。

　一実施形態において、下着は、消臭布１４と第１防水布１５の少なくともいずれかを備えることが好ましいが、図３に示すように、消臭布１４と第１防水布１５との両方を備えることがより好ましい。この場合において、消臭布１４が、防水部１１の第２の面１１３側、かつ第２吸水布１３の外方に、少なくとも開口１１１を覆うようにして配置される。また、第１防水布１５が、防水部１１の第２の面１１３側、かつ消臭布１４の外方に、少なくとも開口１１１を覆うようにして配置される。

　また、図３に示すように、消臭布１４及び第１防水布１５が、それぞれその一部を折り返してなる縫い代部１４１，１５１を有する場合において、第１防水布１５が、第１防水布１５の縫い代部１５１における第１の面１５２と、防水部１１の第２の面１１３とを対向させて（より好ましくは合わせて）、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられるとともに、消臭布１４が、消臭布１４の縫い代部１４１における第１の面１４２と、第１防水布１５の縫い代部１５１における第２の面１５３とを対向させて（より好ましくは合わせて）、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられることが好ましい。ここで、第１防水布１５の第１の面１５２は、縫い代部１５１では折り返しによって防水部１１側に配置され、かつ縫い代部１５１以外の部分では防水部１１と逆側に配置されてなり、消臭布１４の第１の面１４２は、縫い代部１４１では折り返しによって防水部１１側に配置され、かつ縫い代部１４１以外の部分では防水部１１と逆側に配置されてなる。このように、消臭布１４及び第１防水布１５はこれらを重ねて、防水部１１の第２の面１１３にまとめて縫い付けてもよいし、それぞれ別に縫い付けてもよい。防水部１１の第２の面１１３に、消臭布１４及び第１防水布１５をそれぞれ別に縫い付けるには、図３に示す実施形態において、消臭布１４が、消臭布１４の縫い代部１４１における第１の面１４２と、防水部１１の第２の面１１３とを対向させて（好ましくは合わせて）、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられればよい。

　〔第２防水布〕
　第２防水布１６は、防水部１１の第２の面側、かつ第１防水布１５の外方に、少なくとも開口１１１を覆うようにして配置されるものである。なお、第２防水布１６は、本実施形態に係る下着の必須の構成ではない。

　第２防水布１６は、防水性を有する布である。

　第２防水布１６は、第２吸水布１３や、第１防水布１５（第１防水布１５を設ける場合）で吸収し切れなかった又は何らかの事情でこれらから漏れた体液を吸収することができ、より確実に体液の漏れを防止することができる。

　第２防水布１６の素材としては、特に限定されず上述した防水部１１や第１防水布１５と同様のものを用いることができ、例えばポリエステル等が挙げられる。

　〔表地〕
　表地１７は、本実施形態に係る下着１の基材となるものである。なお、表地１７は、本実施形態に係る下着の必須の構成ではない。

　表地１７の素材としては、特に限定されないが、例えば、綿、ポリエステル等が挙げられる。

　本実施形態に係る下着１によれば、第１吸水布１２の一部を折り返して縫い代部１２１をなし、第１吸水布１２の縫い代部１２１における第１の面１２２と、防水部１１の第１の面１１２とを対向させて（好ましくは合わせて）、開口１１１の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けることにより、防水部１１と第１吸水布１２との間に体液が染み込んだり漏れたりすることがなく、下着１全体としての体液の吸収量を増加させることができる。また、本実施形態に係る下着１によれば、着用時に不快感が生じにくい。

<第１の実施形態の吸収パッド>
　本実施形態に係る吸収パッドは、防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備える。このうち、防水部は、開口を有する。第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、第１吸水布の縫い代部における第１の面と、防水部の第１の面とを対向させて、開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして、縫い付けられる。第１吸水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって防水部側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では防水部と逆側に配置される。第２吸水布は、防水部の第２の面側に、少なくとも開口を覆うようにして配置される。

　このような吸収パッドによれば、下着の表地に縫い付けることにより、上述した下着と同様に、吸収量が大きく、着用時に不快感が生じにくい。または、布ナプキンのようにして使用することもできる。

　以下、この吸収パッドについて説明を行う。
　図６は、第１の実施形態に係る吸収パッドの断面模式図である。本実施形態の吸収パッド５は、典型的には下着の股下部に取り付けられて使用されるものである。図６の態様に限定されるものではないが、この吸収パッド５は、図３に示される各構成のうち表地１７が省略されたものであり、防水部１１と第２防水布１６とが、縫い代部５０において互いに縫い合わされて一体化されたものである。なお、この図６で符号を付された構成は前述した各構成に対応するものであるので、ここでは再度の説明は省略する。また、縫い代部５０は、防水部１１と第２防水布１６とを互いに縫い合わせることができればその形状や、縫合方法は問わない。

　本実施形態の吸収パッド５は、第１の実施形態の下着と同様に、防水部１１が有する開口１１１が、第１吸水布１２によって吸収された体液を通過させて、第２吸水布１３へ移送するための通路として機能する。ここで、第１吸水布１２の縫い代部１２１には、前述の縫い付け方法を採用しているため、吸収量が大きく、着用時の不快感が生じにくい吸収パッドが得られる。

　なお、本発明は以下のような実施形態とすることもできる。

<第２の実施形態の下着、吸収パッド>
　本実施形態に係る下着は、第１吸水布と、第２吸水布と、第１防水布とを備える。第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有する。第１防水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有する。第１防水布は、第１吸水布の縫い代部における第１の面と、第１防水布の縫い代部における第１の面とを対向させて、少なくとも第１吸水布及び第１防水布を縫い合わせ、第１吸水布の縫い代部及び第１防水布の縫い代部によって開口が形成される。第１吸水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって第１防水布側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では第１防水布と逆側に配置される。第１防水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって第１吸水布側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では第１吸水布と逆側に配置される。第２吸水布は、第１防水布側に、少なくとも開口を覆うようにして配置される。

　また、本実施形態に係る吸収パッドは、第１吸水布と、第２吸水布と、第１防水布とを備える。第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有する。第１防水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有する。第１防水布は、第１吸水布の縫い代部における第１の面と、第１防水布の縫い代部における第１の面とを対向させて、少なくとも第１吸水布及び第１防水布を縫い合わせ、第１吸水布の縫い代部及び第１防水布の縫い代部によって開口が形成される。第１吸水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって第１防水布側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では第１防水布と逆側に配置される。第１防水布の第１の面は、縫い代部では折り返しによって第１吸水布側に配置され、かつ縫い代部以外の部分では第１吸水布と逆側に配置される。第２吸水布は、第１防水布側に、少なくとも開口を覆うようにして配置される。

　第２の実施形態の下着、吸収パッドでは、第１の実施形態の下着、吸収パッドと比較して、第１防水布を必須の構成要素とする一方、防水部を必須の構成要素としない点で相違する。上述したことと同様に、第１防水布によって、その内部に体液を溜めることができる。したがって、第２吸水布で吸収しきれない体液であっても、この内部の体積の範囲内で体液を保持することができ、下着、パッド全体としての吸収量を大きくすることができる。また、第２の実施形態の下着、吸収パッドでも第１の実施形態の下着、吸収パッドと同様に、着用時に不快感が生じにくい。

　第２の実施形態の下着および吸収パッドの例を図７、図８に示す。図７は第２の実施形態に係る下着の股下部の断面模式図である。図８は、第２の実施形態に係る吸収パッドの断面模式図である。なお、これらの図で同様の符号を付された構成は、第１の実施形態における各構成に対応するものであるので、ここでは再度の説明は省略する。

　図７に示されるように、第２の実施形態の下着においては、第１吸水布１２の縫い代部１２１と第１防水布１５の縫い代部１５１とが縫い合わされており、これによって開口１１１が形成されている。この場合においても、第１の実施形態の下着と同様に、開口１１１が、第１吸水布１２によって吸収された体液を通過させて、第２吸水布１３へ移送するための通路として機能する。ここで、第１吸水布１２の縫い代部１２１には、特定の縫い付け方法を採用しているため、吸収量が大きく、着用時の不快感が生じにくい吸収パッドが得られる。

　なお、第１の実施形態の下着１においては、防水部１１が、第１吸水布１２の周囲に露出している態様を示したが、第２の実施形態の下着において、第１の吸水布１２の周囲に露出する部位は第２防水布１６であっても、第１防水布１５であっても、これらの双方であってもよい。

　図８に示される吸収パッド６は、典型的には下着の股下部に取り付けられて使用されるものである。図８の態様に限定されるものではないが、この吸収パッド７は、図７に示される各構成のうち表地１７と第２防水布１６とが省略されて一体化されたものである。なお、この図８で符号を付された構成は前述した各構成に対応するものであるので、ここでは再度の説明は省略する。なお、第１吸水布１２と第１防水布１５とを縫合する際の形状は図５のそれぞれに準じるものであり、図５の防水部１１、１１ａ、１１ｂのそれぞれを第１防水布１５に変更して行えばよい。

　本実施形態の吸収パッド６は、第２の実施形態の下着と同様に、第１吸水布１２の縫い代部１２１と第１防水布１５の縫い代部１５１とが縫い合わされており、これによって開口１１１が形成されている。この開口１１１が、第１吸水布１２によって吸収された体液を通過させて、第２吸水布１３へ移送するための通路として機能するが、第１吸水布１２の縫い代部１２１は、前述の縫い付け方法を採用しているため、吸収量が大きく、着用時の不快感が生じにくい吸収パッドが得られる。

〔実施例〕
　図３に示す構造の股下部を有する下着を作製した。

〔比較例〕
　図６に示す構造の股下部を有する下着を作製した。図６は、比較例で用いる下着であって、折り返してなる縫い代部によらない積層構造を有する股下部の断面図である。

　図９に示す下着２においては、防水部２１の第１の面２１２側には、図３に示す下着２と異なり、他の部材が配置されない。防水部２１の第２の面２１３側に、この第２の面２１３側から順に、第１吸水布２２、第２吸水布２３、消臭布２４、防水布２５及び表地２６が積層されてなるものであり、これらがまとめて縫い付けられてなるものである。縫い目は、防水部２１の開口２１１の周囲に存在する。

　実施例及び比較例においては、以下の素材を用いた。
　防水部、第１防水布、第２防水布、防水布：透湿防水シート（ポリエステル１００％、株式会社東名）
　第１吸水布：さらさら吸水シート（ポリエステル１００％、ユニチカ株式会社）
　第２吸水布：吸水シート（ポリエステル５２％　綿４８％、株式会社東名）
　消臭布：抗菌防臭シート（ポリエステル１００％、ＫＢセーレン株式会社）

　また、実施例及び比較例においては、積層構造以外については、素材、面積及び層ごとの厚みについては同様とした。

〔吸水実験〕
　未洗濯の下着１，２の第１吸水布１２，２２に、水を５ｍＬ滴下して１分待ち、染み出し、漏れを目視で確認した。これを繰り返して、染み出し、漏れが生じた滴下の前までの積算滴下量を、下着１，２の限界吸水量とした。例えば、漏れが生じたのが積算で１０５ｍＬになる滴下のときであれば、積算滴下量は１００ｍＬとした。下記表１に、下着１（実施例）及び下着２（比較例）の限界吸水量を示す。

　１　　下着
　１１，１１ａ，１１ｂ　　防水部
　１１１　　開口
　１１２　　第１の面
　１１３　　第２の面
　１１'　　防水部
　１１''　　防水部
　１２，１２ａ，１２ｂ　　第１吸水布
　１２１　　縫い代部
　１２２　　第１の面
　１３　　第２吸水布
　１４　　消臭布
　１４１　　縫い代部
　１４２　　第１の面
　１５　　第１防水布
　１５１　　縫い代部
　１５２　　第１の面
　１６　　第２防水布
　１７　　表地
　１８，１８ａ，１８ｂ　　縫い糸
　２　　下着
　２１　　防水部
　２１１　　開口
　２１２　　第１の面
　２１３　　第２の面
　２２　　第１吸水布
　２３　　第２吸水布
　２４　　消臭布
　２５　　防水布
　２６　　表地
　５　　吸収パッド
　５０　　縫い代部
　６　　吸収パッド

Claims

　下着であって、
　防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備え、
　前記防水部は、開口を有し、
　前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第１の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、
　前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置され、
　前記第２吸水布は、前記防水部の第２の面側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　下着。
　請求項１に記載の下着において、
　第１防水布をさらに備え、
　前記第１防水布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記第２吸水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　下着。
　請求項２に記載の下着において、
　前記第１防水布が、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第２の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、
　前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置されてなる
　下着。
　請求項１～請求項３のいずれか１項に記載の下着において、
　消臭布をさらに備え、
　前記消臭布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記第２吸水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　下着。
　請求項１に記載の下着において、
　消臭布及び第１防水布をさらに備え、
　前記消臭布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記第２吸水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置され、
　前記第１防水布が、前記防水部の第２の面側、かつ前記消臭布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　下着。
　請求項５に記載の下着において、
　前記消臭布及び前記第１防水布が、それぞれその一部を折り返してなる縫い代部を有し、
　前記第１防水布が、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第２の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、
　前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置されてなり、
　前記消臭布が、前記消臭布の前記縫い代部における第１の面と、前記第１防水布の前記縫い代部における第２の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして縫い付けられ、
　前記消臭布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置されてなる
　下着。
　請求項６に記載の下着において、
　第２防水布をさらに備え、
　前記第２防水布は、前記防水部の第２の面側、かつ前記第１防水布の外方に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　下着。
　請求項１～請求項７のいずれか１項に記載の下着において、
　前記第１吸水布の速乾性が、前記第２吸水布の速乾性よりも高い
　下着。
　請求項１～請求項８のいずれか１項に記載の下着において、
　前記第１吸水布の外方表面に縫い目が表れないように、前記第１吸水布と前記防水部とが縫い付けられてなる
　下着。
　吸収パッドであって、
　防水部と、第１吸水布と、第２吸水布とを備え、
　前記防水部は、開口を有し、
　前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記防水部の第１の面とを対向させて、前記開口の周囲の少なくとも一部を囲むようにして、縫い付けられ、
　前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記防水部側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記防水部と逆側に配置され、
　前記第２吸水布は、前記防水部の第２の面側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　吸収パッド。
　下着であって、
　第１吸水布と、第２吸水布と、第１防水布とを備え、
　前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、
　前記第１防水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、
　前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面とを対向させて、少なくとも前記第１吸水布及び前記第１防水布を縫い合わせ、前記第１吸水布の前記縫い代部及び前記第１防水布の前記縫い代部によって開口が形成され、
　前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１防水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１防水布と逆側に配置され、
　前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１吸水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１吸水布と逆側に配置され、
　前記第２吸水布は、前記第１防水布側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　下着。
　吸収パッドであって、
　第１吸水布と、第２吸水布と、第１防水布とを備え、
　前記第１吸水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、
　前記第１防水布は、その一部を折り返してなる縫い代部を有し、
　前記第１吸水布の前記縫い代部における第１の面と、前記第１防水布の前記縫い代部における第１の面とを対向させて、少なくとも前記第１吸水布及び前記第１防水布を縫い合わせ、前記第１吸水布の前記縫い代部及び前記第１防水布の前記縫い代部によって開口が形成され、
　前記第１吸水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１防水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１防水布と逆側に配置され、
　前記第１防水布の第１の面は、前記縫い代部では折り返しによって前記第１吸水布側に配置され、かつ前記縫い代部以外の部分では前記第１吸水布と逆側に配置され、
　前記第２吸水布は、前記第１防水布側に、少なくとも前記開口を覆うようにして配置される
　吸収パッド。