JP3112510B2 - ブロー成形品及びその成形方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【技術分野】本発明は、製品本体に所定のインサート部
材が一体的に取り付けられてなるブロー成形品及びその
成形方法に係り、特に、三次元ブロー成形等において、
上型と下型とからなる分割金型の上型側に対して、所定
のインサート部材を、簡単且つ確実に取り付けてなるブ
ロー成形品及びその成形方法に関するものである。
材が一体的に取り付けられてなるブロー成形品及びその
成形方法に係り、特に、三次元ブロー成形等において、
上型と下型とからなる分割金型の上型側に対して、所定
のインサート部材を、簡単且つ確実に取り付けてなるブ
ロー成形品及びその成形方法に関するものである。
【0002】
【背景技術】ブロー成形、特に三次元ブロー成形におい
て、その一つの手法として、従来から、金型のキャビテ
ィ内に取付用金具等のインサート部材を配置した状態
で、パリソンをブローアップすることにより、該インサ
ート部材が製品本体に対して一体的に取り付けられた製
品を成形することが行なわれている。そして、その成形
設備は、通常、ターンテーブルの回動により作業位置と
成形位置とに交互に入れ替えられる第一の下型及び第二
の下型と、成形位置で上下動可能と為された一つの上型
とから構成されている。
て、その一つの手法として、従来から、金型のキャビテ
ィ内に取付用金具等のインサート部材を配置した状態
で、パリソンをブローアップすることにより、該インサ
ート部材が製品本体に対して一体的に取り付けられた製
品を成形することが行なわれている。そして、その成形
設備は、通常、ターンテーブルの回動により作業位置と
成形位置とに交互に入れ替えられる第一の下型及び第二
の下型と、成形位置で上下動可能と為された一つの上型
とから構成されている。
【0003】ところで、そのような成形設備では、作業
位置に作業者が立ち、先ず、作業位置にある第一の下型
にインサート部材をセットし、更にパリソンをセットし
た後、ターンテーブルを回動させることにより、該第一
の下型を成形位置に回動させると共に、成形位置から第
二の下型を作業位置に回動させるようにする。次いで、
成形位置で、上型を第一の下型に対して型合わせした
後、パリソンをブローアップ(成形)し、製品が固化さ
れるのを待って上型を型開きさせる。そして、再びター
ンテーブルを回動させて、第一の下型を作業位置に戻
し、作業者が成形品を取り出すと共に、新たなインサー
ト部材とパリソンをセットするように為され、第二の下
型を用いることにより、第一の下型で成形操作が行なわ
れる間に、第二の下型にインサート部材とパリソンをセ
ットし得るようにして、作業能率を高め得るようになっ
ているのである。
位置に作業者が立ち、先ず、作業位置にある第一の下型
にインサート部材をセットし、更にパリソンをセットし
た後、ターンテーブルを回動させることにより、該第一
の下型を成形位置に回動させると共に、成形位置から第
二の下型を作業位置に回動させるようにする。次いで、
成形位置で、上型を第一の下型に対して型合わせした
後、パリソンをブローアップ(成形)し、製品が固化さ
れるのを待って上型を型開きさせる。そして、再びター
ンテーブルを回動させて、第一の下型を作業位置に戻
し、作業者が成形品を取り出すと共に、新たなインサー
ト部材とパリソンをセットするように為され、第二の下
型を用いることにより、第一の下型で成形操作が行なわ
れる間に、第二の下型にインサート部材とパリソンをセ
ットし得るようにして、作業能率を高め得るようになっ
ているのである。
【0004】そして、かかる三次元ブロー成形におい
て、インサート部材を金型のキャビティ内の所定位置に
配置するに際して、図8に示されている如く、インサー
ト部材2の取付位置が下型4側に設定され得る場合に
は、インサート部材2の配置作業は極めて良好に為され
得る。しかしながら、インサート部材2の取付位置が図
8で破線で示されるような上型6側に設定される必要が
ある場合においては、作業位置から離れた成形位置にあ
る上型6にインサート部材2をセットするために、作業
者が作業位置から成形位置に一々移動しなければなら
ず、作業能率が悪いといった問題を生じる。また、イン
サート部材2が上型6から落下するのを防止するため
に、何等かの対策を講じなければならなかった。
て、インサート部材を金型のキャビティ内の所定位置に
配置するに際して、図8に示されている如く、インサー
ト部材2の取付位置が下型4側に設定され得る場合に
は、インサート部材2の配置作業は極めて良好に為され
得る。しかしながら、インサート部材2の取付位置が図
8で破線で示されるような上型6側に設定される必要が
ある場合においては、作業位置から離れた成形位置にあ
る上型6にインサート部材2をセットするために、作業
者が作業位置から成形位置に一々移動しなければなら
ず、作業能率が悪いといった問題を生じる。また、イン
サート部材2が上型6から落下するのを防止するため
に、何等かの対策を講じなければならなかった。
【0005】これに対して、図9に示されている如く、
下型4にガイド部材8を配置して、該ガイド部材8上に
インサート部材2を支持させることによって、インサー
ト部材2を上型6側に取り付けた状態に配置することが
考えられる。この場合には、上型6に取り付けるべきイ
ンサート部材2の取付けを、下型4側に対して行なえば
よいことから、作業者は作業位置から動く必要がない。
しかしながら、下型4にガイド部材8とパリソン10を
配置した後、インサート部材2をガイド部材8上に取り
付けるには、その取り付けが難しく、インサート部材2
がガイド部材8からずれたり、不安定だったりして、作
業性が悪い問題がある。また、部品としてガイド部材8
が増えることによって、製品重量が増加したり、コスト
アップが惹起される不具合がある。更には、ブローアッ
プした時点で、インサート部材2とガイド部材8の接触
部が、パリソン10によって若干拡開されて、隙間が生
じることから、製品の見栄えが悪くなる問題がある。
下型4にガイド部材8を配置して、該ガイド部材8上に
インサート部材2を支持させることによって、インサー
ト部材2を上型6側に取り付けた状態に配置することが
考えられる。この場合には、上型6に取り付けるべきイ
ンサート部材2の取付けを、下型4側に対して行なえば
よいことから、作業者は作業位置から動く必要がない。
しかしながら、下型4にガイド部材8とパリソン10を
配置した後、インサート部材2をガイド部材8上に取り
付けるには、その取り付けが難しく、インサート部材2
がガイド部材8からずれたり、不安定だったりして、作
業性が悪い問題がある。また、部品としてガイド部材8
が増えることによって、製品重量が増加したり、コスト
アップが惹起される不具合がある。更には、ブローアッ
プした時点で、インサート部材2とガイド部材8の接触
部が、パリソン10によって若干拡開されて、隙間が生
じることから、製品の見栄えが悪くなる問題がある。
【0006】
【解決課題】このような事情を背景として、本発明は為
されたものであり、その解決課題とするところは、上型
と下型とからなる分割金型の上型側に取り付けるべきイ
ンサート部材を、ガイド部材を用いることなく、簡単且
つ安定して上型側に取り付けた状態に配置し得るように
することにあり、以て作業性の向上、製品品質の向上を
図り、更にはガイド部材の省略によって、製品の軽量化
及びコストダウンを図ることにある。
されたものであり、その解決課題とするところは、上型
と下型とからなる分割金型の上型側に取り付けるべきイ
ンサート部材を、ガイド部材を用いることなく、簡単且
つ安定して上型側に取り付けた状態に配置し得るように
することにあり、以て作業性の向上、製品品質の向上を
図り、更にはガイド部材の省略によって、製品の軽量化
及びコストダウンを図ることにある。
【0007】そして、かかる課題を解決するために、本
発明にあっては、上型と下型とからなる分割金型の上型
側にインサート部材を配置した状態下に、該分割金型の
キャビティ内に収容された所定のパリソンをブローアッ
プして成形される、インサート部材を一体的に有するブ
ロー成形品にして、前記インサート部材が、製品面から
外方へ突出せしめられる凸部と、該凸部を製品上に支持
せしめるための支持部とを有し、更に、該支持部が延出
されて下型に達する脚部として形成されると共に、該脚
部の先端部が下型に対する組付部として構成されてな
り、かかるインサート部材が組付部にて下型に支持せし
められることにより、実質的に上型側に配置せしめられ
た状態で、ブローアップ操作が実施されることを特徴と
するブロー成形品を、その要旨とするものである。
発明にあっては、上型と下型とからなる分割金型の上型
側にインサート部材を配置した状態下に、該分割金型の
キャビティ内に収容された所定のパリソンをブローアッ
プして成形される、インサート部材を一体的に有するブ
ロー成形品にして、前記インサート部材が、製品面から
外方へ突出せしめられる凸部と、該凸部を製品上に支持
せしめるための支持部とを有し、更に、該支持部が延出
されて下型に達する脚部として形成されると共に、該脚
部の先端部が下型に対する組付部として構成されてな
り、かかるインサート部材が組付部にて下型に支持せし
められることにより、実質的に上型側に配置せしめられ
た状態で、ブローアップ操作が実施されることを特徴と
するブロー成形品を、その要旨とするものである。
【0008】また、本発明は、上型と下型とからなる分
割金型を用い、かかる分割金型の上型側に、成形される
製品面から外方に突出せしめられる凸部と該凸部を製品
上に支持せしめるための支持部とを有するインサート部
材を配置した状態下に、該分割金型のキャビティ内に収
容された所定のパリソンをブローアップすることによ
り、該インサート部材を一体的に有するブロー成形製品
を製造するに際して、前記インサート部材の支持部を延
出して前記下型に達する脚部として形成すると共に、か
かる脚部の先端部を下型に対する組付部として構成せし
める一方、前記上型に対する下型の分割面に該組付部を
収容する凹所を設けて、かかる凹所内に前記インサート
部材の組付部を嵌め合わせて、該インサート部材を該下
型にて支持せしめた状態で上型と下型との型合わせを行
ない、かかるインサート部材が該上型側に実質的に配置
せしめられるようにした後、前記パリソンのブローアッ
プ操作を実施することを特徴とするブロー成形方法を
も、その要旨とするものである。
割金型を用い、かかる分割金型の上型側に、成形される
製品面から外方に突出せしめられる凸部と該凸部を製品
上に支持せしめるための支持部とを有するインサート部
材を配置した状態下に、該分割金型のキャビティ内に収
容された所定のパリソンをブローアップすることによ
り、該インサート部材を一体的に有するブロー成形製品
を製造するに際して、前記インサート部材の支持部を延
出して前記下型に達する脚部として形成すると共に、か
かる脚部の先端部を下型に対する組付部として構成せし
める一方、前記上型に対する下型の分割面に該組付部を
収容する凹所を設けて、かかる凹所内に前記インサート
部材の組付部を嵌め合わせて、該インサート部材を該下
型にて支持せしめた状態で上型と下型との型合わせを行
ない、かかるインサート部材が該上型側に実質的に配置
せしめられるようにした後、前記パリソンのブローアッ
プ操作を実施することを特徴とするブロー成形方法を
も、その要旨とするものである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明をより具体的に明らかにする
ために、本発明に従うブロー成形品及びその成形方法の
一実施例について、図面に基づいて詳細に説明すること
とする。なお、ここでは、図6に示される如き、製品本
体34上にインサート部材24を一体的に有する円筒形
状の三次元ブロー成形製品32を成形するものである。
ために、本発明に従うブロー成形品及びその成形方法の
一実施例について、図面に基づいて詳細に説明すること
とする。なお、ここでは、図6に示される如き、製品本
体34上にインサート部材24を一体的に有する円筒形
状の三次元ブロー成形製品32を成形するものである。
【0010】先ず、本実施例で使用される分割金型は、
図1に示されているように、上型12と下型14とから
なり、そして、該上型12には、そのキャビティ面16
に開口するように、後述するインサート部材24の凸部
28を収容、配置せしめるための凹所18が設けられて
おり、以て成形される製品の上型側に対応する壁面上
に、インサート部材24を一体的に設けることができる
ようになっている。また、下型14には、上型12に対
する分割面において、そのキャビティ面20に連続する
段部を形成するように、後述するインサート部材24の
張出部30,30を嵌め入れるための、凹所22,22
が形成されている。なお、図1には、下型14にパリソ
ン23を配置した状態が示されている。
図1に示されているように、上型12と下型14とから
なり、そして、該上型12には、そのキャビティ面16
に開口するように、後述するインサート部材24の凸部
28を収容、配置せしめるための凹所18が設けられて
おり、以て成形される製品の上型側に対応する壁面上
に、インサート部材24を一体的に設けることができる
ようになっている。また、下型14には、上型12に対
する分割面において、そのキャビティ面20に連続する
段部を形成するように、後述するインサート部材24の
張出部30,30を嵌め入れるための、凹所22,22
が形成されている。なお、図1には、下型14にパリソ
ン23を配置した状態が示されている。
【0011】一方、本実施例では、かかる分割金型の上
型12に取り付けられるインサート部材として、図2に
示されている如き、金属製のインサート部材24が使用
される。このインサート部材24は、上型12のキャビ
ティ面16の形状に対応して、略半割円筒形状を呈する
支持部26と、該支持部26の外周面上の中央部から外
方へ突出して一体に設けられた板状の凸部28とを有し
ており、該支持部26が製品本体に一体的に埋設される
ことによって、該凸部28が製品本体から外方に突出す
るように製品上に支持せしめられるようになっている
(図6参照)。なお、凸部28は、製品を他部材等に固
定せしめるための取付用金具として利用されるものであ
る。
型12に取り付けられるインサート部材として、図2に
示されている如き、金属製のインサート部材24が使用
される。このインサート部材24は、上型12のキャビ
ティ面16の形状に対応して、略半割円筒形状を呈する
支持部26と、該支持部26の外周面上の中央部から外
方へ突出して一体に設けられた板状の凸部28とを有し
ており、該支持部26が製品本体に一体的に埋設される
ことによって、該凸部28が製品本体から外方に突出す
るように製品上に支持せしめられるようになっている
(図6参照)。なお、凸部28は、製品を他部材等に固
定せしめるための取付用金具として利用されるものであ
る。
【0012】そして、上型12のキャビティ面16が成
形される円筒形状の製品の丁度半周分に相当するように
形成されているのに対して、該インサート部材24の支
持部26は、半周分よりもやや長く形成されていること
から、該インサート部材24を上型12に嵌め入れる
と、支持部26の下型14に対する先端部が分割面から
下方へ突出して、下型14に達するようになっている。
また、かかる分割面から下方へ突出する支持部26の先
端部は、分割面に沿って外方に張り出されて、下型14
に対する組付部としての張出部30,30として形成さ
れており、そして、前記下型14の凹所22,22は、
該張出部30,30を収容し得る大きさ、形状に形成さ
れているのである。
形される円筒形状の製品の丁度半周分に相当するように
形成されているのに対して、該インサート部材24の支
持部26は、半周分よりもやや長く形成されていること
から、該インサート部材24を上型12に嵌め入れる
と、支持部26の下型14に対する先端部が分割面から
下方へ突出して、下型14に達するようになっている。
また、かかる分割面から下方へ突出する支持部26の先
端部は、分割面に沿って外方に張り出されて、下型14
に対する組付部としての張出部30,30として形成さ
れており、そして、前記下型14の凹所22,22は、
該張出部30,30を収容し得る大きさ、形状に形成さ
れているのである。
【0013】従って、かかるインサート部材24を、上
型12に対して配置するに際しては、図3及び図4に示
されている如く、下型14側にインサート部材24を支
持させることによって、実質的に上型12に取り付けた
状態に配置することが可能となっているのである。即
ち、インサート部材24の前記張出部30,30を、下
型14の凹所22,22に嵌め合わせて、該インサート
部材24を下型14に支持させた状態では、支持部26
が下型14の分割面から上型12に向かって延び出した
脚部となって、凸部28を所定の高さに支持するように
なるのであり、その凸部28の位置は、下型14と上型
12の型合わせ時における(図5参照)、上型12の前
記凹所18に対応する位置となっているのである。
型12に対して配置するに際しては、図3及び図4に示
されている如く、下型14側にインサート部材24を支
持させることによって、実質的に上型12に取り付けた
状態に配置することが可能となっているのである。即
ち、インサート部材24の前記張出部30,30を、下
型14の凹所22,22に嵌め合わせて、該インサート
部材24を下型14に支持させた状態では、支持部26
が下型14の分割面から上型12に向かって延び出した
脚部となって、凸部28を所定の高さに支持するように
なるのであり、その凸部28の位置は、下型14と上型
12の型合わせ時における(図5参照)、上型12の前
記凹所18に対応する位置となっているのである。
【0014】そのため、作業者は、上型12に取り付け
るべきインサート部材24を、下型14側に極めて簡単
に取り付けることができるのである。しかも、かかるイ
ンサート部材24は、その張出部30が下型14の凹所
22に嵌合せしめられると共に、型合わせ時には上型1
2の分割面にて固定されることによって、位置ずれが生
じず、製品品質が安定して確保され得るのである。そし
て、インサート部材24を支持するためのガイド部材が
不要であることから、製品の軽量化及びコストダウンが
有利に図られ得るのである。
るべきインサート部材24を、下型14側に極めて簡単
に取り付けることができるのである。しかも、かかるイ
ンサート部材24は、その張出部30が下型14の凹所
22に嵌合せしめられると共に、型合わせ時には上型1
2の分割面にて固定されることによって、位置ずれが生
じず、製品品質が安定して確保され得るのである。そし
て、インサート部材24を支持するためのガイド部材が
不要であることから、製品の軽量化及びコストダウンが
有利に図られ得るのである。
【0015】こうして、インサート部材24を下型14
に支持せしめた状態下において、図5に示されているよ
うに、上型12と下型14の型合わせを行ない、次い
で、パリソン23のブローアップ操作を実施することに
よって、図6の如き、インサート部材24が製品本体3
4に一体的に設けられてなる三次元ブロー成形製品32
を成形するのである。
に支持せしめた状態下において、図5に示されているよ
うに、上型12と下型14の型合わせを行ない、次い
で、パリソン23のブローアップ操作を実施することに
よって、図6の如き、インサート部材24が製品本体3
4に一体的に設けられてなる三次元ブロー成形製品32
を成形するのである。
【0016】以上、本発明手法の代表的な実施例につい
て詳細に説明したが、本発明が、上述の実施例の記載に
よって、何等の制約をも受けるものでないことは、言う
までもないところである。また、本発明には、上記の実
施例の他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良
等を加え得るものであることが、理解されるべきであ
る。
て詳細に説明したが、本発明が、上述の実施例の記載に
よって、何等の制約をも受けるものでないことは、言う
までもないところである。また、本発明には、上記の実
施例の他にも、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良
等を加え得るものであることが、理解されるべきであ
る。
【0017】例えば、上述の実施例においては、三次元
ブロー成形品及びその成形方法の一例を示したが、本発
明は、通常のブロー成形にも適用され得ることは言うま
でもないところである。
ブロー成形品及びその成形方法の一例を示したが、本発
明は、通常のブロー成形にも適用され得ることは言うま
でもないところである。
【0018】また、上述の実施例においては、インサー
ト部材24の組付部は、その支持部26より所定長さ外
方に突出した張出部30として構成されていたが、何等
これに限定されるものではなく、例えば、図7に示すよ
うに、支持部26の先端を組付部36として構成しても
良い。なお、図7では、組付部36以外の構成は先の実
施例と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略す
る。
ト部材24の組付部は、その支持部26より所定長さ外
方に突出した張出部30として構成されていたが、何等
これに限定されるものではなく、例えば、図7に示すよ
うに、支持部26の先端を組付部36として構成しても
良い。なお、図7では、組付部36以外の構成は先の実
施例と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略す
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に従うブロー成形品及びその成形方法にあっては、上型
に取り付けるべきインサート部材を、下型の分割面上に
支持させることによって、実質的に上型に取り付け得る
ようにしたところから、インサート部材が上型から落下
したり、インサート部材を上型に取り付けるために作業
者が作業位置を移動しなければならないといった不具合
がない。また、インサート部材は、下型に設けられた凹
所に嵌合され、且つ型合わせ時には上型にて固定される
ことから、位置が確実に固定されて、位置ずれが防止さ
れ得るため、製品の品質が安定する。更には、インサー
ト部材を所定位置に配置するためのガイド部材を省略し
得たことに伴って、製品の軽量化及びコストダウンが有
利に図られ得るのである。
に従うブロー成形品及びその成形方法にあっては、上型
に取り付けるべきインサート部材を、下型の分割面上に
支持させることによって、実質的に上型に取り付け得る
ようにしたところから、インサート部材が上型から落下
したり、インサート部材を上型に取り付けるために作業
者が作業位置を移動しなければならないといった不具合
がない。また、インサート部材は、下型に設けられた凹
所に嵌合され、且つ型合わせ時には上型にて固定される
ことから、位置が確実に固定されて、位置ずれが防止さ
れ得るため、製品の品質が安定する。更には、インサー
ト部材を所定位置に配置するためのガイド部材を省略し
得たことに伴って、製品の軽量化及びコストダウンが有
利に図られ得るのである。
【図1】本発明に従う三次元ブロー成形方法の一実施例
を説明するための工程説明図であり、分割金型の下型に
パリソンを配置した状態を示す。
を説明するための工程説明図であり、分割金型の下型に
パリソンを配置した状態を示す。
【図2】図1の分割金型内に配置せしめられるインサー
ト部材を示す斜視図である。
ト部材を示す斜視図である。
【図3】図1の下型上にインサート部材を配置した状態
を示す工程説明図である。
を示す工程説明図である。
【図4】図3の下型部分を示す斜視図である。
【図5】図3の上型を下型に型合わせした状態を示す工
程説明図である。
程説明図である。
【図6】本発明に従う成形方法によって成形された製品
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図7】本発明に従うブロー成形方法の異なる実施例を
説明するための工程説明図であり、下型上にインサート
部材を配置した状態を示す。
説明するための工程説明図であり、下型上にインサート
部材を配置した状態を示す。
【図8】従来のインサート部材の配置方法の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図9】従来のインサート部材の配置方法の他の例を示
す説明図である。
す説明図である。
12 上型 14 下型 16 キャビティ面 18 凹所 20 キャビティ面 22 凹所 23 パリソン 24 インサート部材 26 支持部 28 凸部 30 張出部(組付部) 32 製品 34 製品本体 36 組付部
Claims (2)
- 【請求項1】 上型と下型とからなる分割金型の上型側
にインサート部材を配置した状態下に、該分割金型のキ
ャビティ内に収容された所定のパリソンをブローアップ
して成形される、インサート部材を一体的に有するブロ
ー成形品にして、 前記インサート部材が、製品面から外方へ突出せしめら
れる凸部と、該凸部を製品上に支持せしめるための支持
部とを有し、更に、該支持部が延出されて下型に達する
脚部として形成されると共に、該脚部の先端部が下型に
対する組付部として構成されてなり、かかるインサート
部材が組付部にて下型に支持せしめられることにより、
実質的に上型側に配置せしめられた状態で、ブローアッ
プ操作が実施されることを特徴とするブロー成形品。 - 【請求項2】 上型と下型とからなる分割金型を用い、
かかる分割金型の上型側に、成形される製品面から外方
に突出せしめられる凸部と該凸部を製品上に支持せしめ
るための支持部とを有するインサート部材を配置した状
態下に、該分割金型のキャビティ内に収容された所定の
パリソンをブローアップすることにより、該インサート
部材を一体的に有するブロー成形製品を製造するに際し
て、 前記インサート部材の支持部を延出して前記下型に達す
る脚部として形成すると共に、かかる脚部の先端部を下
型に対する組付部として構成せしめる一方、前記上型に
対する下型の分割面に該組付部を収容する凹所を設け
て、かかる凹所内に前記インサート部材の組付部を嵌め
合わせて、該インサート部材を該下型にて支持せしめた
状態で上型と下型との型合わせを行ない、かかるインサ
ート部材が該上型側に実質的に配置せしめられるように
した後、前記パリソンのブローアップ操作を実施するこ
とを特徴とするブロー成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03192533A JP3112510B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ブロー成形品及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03192533A JP3112510B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ブロー成形品及びその成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058288A JPH058288A (ja) | 1993-01-19 |
JP3112510B2 true JP3112510B2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=16292864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03192533A Expired - Fee Related JP3112510B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | ブロー成形品及びその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3112510B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012187754A (ja) | 2011-03-09 | 2012-10-04 | Yachiyo Industry Co Ltd | 中空容器における内蔵部品のクランプ構造およびクランプ方法 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP03192533A patent/JP3112510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058288A (ja) | 1993-01-19 |
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