JP3112150U

JP3112150U - 多目的樹脂製袋の保管装置

Info

Publication number: JP3112150U
Application number: JP2005001769U
Authority: JP
Inventors: 秋田安則
Original assignee: 日本技研工業株式会社
Priority date: 2005-04-01
Filing date: 2005-04-01
Publication date: 2005-08-04
Anticipated expiration: 2015-04-01

Abstract

【課題】複数種の樹脂製を保管しておくことができ、必要時には１枚宛確実に取出すことのできる、樹脂製袋の保管装置を提供する。
【解決手段】厚紙シートで構成した縦長立方体形状の紙箱Ａの四方の各側壁構成部片１に、該側壁構成部片１に接続した蓋部片２で開閉する取出口３を設ける。また、各取出口３に対応する収容室４を、前記紙箱Ａ内に区画枠５を嵌挿して形成する。また、各収納室４には、互いに重ね合わせて芯板９を介して二つ折りにした両端をさらに折り返した、多数の樹脂製袋８，…を収納し、該樹脂製袋８，…の前記二つ折りの片面を前記取出口３に臨ませる。
【選択図】図１

Description

本考案は、野菜屑を収容したり、物品を収納して携帯するために用いる等種々の目的のために用いる多目的樹脂製袋の保管装置に関するものである。

同種の樹脂製袋に多数枚を重ね合わせた状態で収容して保管しているのが一般である。

従来は、袋内に多数枚を重ね合わせて収容しているので、樹脂製袋の大、小等種類が異なるごとに別体の袋を用意する必要があり、また、保管袋内に単に重ねて収容しているだけであるので、取り出し作業が煩雑である。

本考案は、斯様な従来例の欠点に着目して案出したものである。

厚紙シートで構成した縦長立方体形状の紙箱の四方の各側壁構成部片に、該側壁構成部片に接続した蓋部片で開閉する取出口を設け、各取出口に対応する収容室を、前記紙箱内に区画枠を嵌挿して形成すると共に、各収納室には、互いに重ね合わせて芯板を介して二つ折りにした両端をさらに折り返した、多数の樹脂製袋を収納し、該樹脂製袋の前記二つ折りの片面を前記取出口に臨ませた構成としたものである。

本考案によれば、立方体形状の紙箱が４部屋の収容室に区画されるから、複数種の樹脂製袋を収容、保管しておくことができ、複数種の中から適宜必要に応じた樹脂製袋を簡単に選択して用いることができ、また、紙箱からの取出しに際しても、取出口に単一な樹脂製袋しか臨んでいないから、１枚宛確実に取り出すことができ、実用的である。

図面は、本考案に係る多目的樹脂製の保管装置の一実施例を示し、図１は斜視図、図２は横断面図、図３は区画枠の分解斜視図、図４は紙箱の展開図である。

図中、Ａは本考案に係る紙箱で、紙箱Ａは、厚紙シートＡ´を組立てて構成した縦長立方形状体で成り、四方（周）の各側壁構成部片１，１，１，１に、該側壁構成部片１に接続した蓋部片２で開閉する取出口３を設け、区画枠５を嵌挿して各取出口３に対応する収容室４を形成したものである。

区画枠５は、一対の縦長の厚紙製のシート片５ａ，５ａをスリット６，６において互いに係合して構成した平面視十字形の枠体で成り、前記シート片５ａの側端を紙箱Ａの内側隅部に配するようにして紙箱Ａ内に嵌挿されて断面三角状の前記収容室４を構成するものである。

収容室４には、多数の樹脂製（概し、ポリ袋）袋８，…を収容し、樹脂製袋８，…は、互いに重ね合せて厚紙製の芯板９を介して二つ折りにした両端をさらに同方向に折り返して積層状と成して収容室４内に収納し、前記二つ折りの片面（外面）８Ａ側を前記取出口３に該取出口３を閉塞するように臨ませたものである。

しかして、不使用時には蓋部片２で取出口３を閉塞しておき、使用時には取出口３を開放して指先で所望の収納室４内の樹脂製袋８を摘んで引きずることによって当該収容室４内の樹脂製袋８は１枚宛確実に取り出されるのである。

各収容室４に互いに別種（大きさ、形状或いは意匠的に）の樹脂製袋を納めておくことにより、少くも４種の樹脂製袋を保管し、又、選択的に自由に取り出すことができる。

なお、前記厚紙シートＡ´は、順次互いに連設した側壁構成部片１，１，１，１を折目ａを山方向に折曲して、連設方向の一端側の側壁構成部片１（図４で便宜上、符号１Ａで示す）に連設したのり代片１１を、他の一端側の側壁構成部片１（同様に符号１Ｂで示す）に糊着して方形筒状体と成し、他の一端側の側壁構成部片１Ｂの長手（上下）方向両端に連設した舌部片１２，１２と、前記一端側の側壁部片１Ａに隣接する、一方の中間の側壁構成部片１（同様に符号１Ｃで示す）の長手（上下）方向両端に連設した舌部片１３，１３を、折目ａ´において山方向に折曲し、一方の中間の側壁構成部片１Ｃに隣接する他の一方の中間の側壁構成部片１（同様に符号１Ｄで示す）の長手（上下）方向両端に連設した上蓋部片１４と底蓋部片１５を折目ａ´´において山方向に折曲して、各部片１４，１５の先端の差込部片１４ａ，１５ａを前記方形筒状体内に差し込むようにして用いて前記紙箱Ａを構成するものである。

また、前記蓋部片２は、各側壁構成部片１，１，１，１（１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ）に設けたミシン目ｂにおいて構成部片１，１，１，１（１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ）より部分的に切離し、折目ｃを谷方向に折曲することによって構成され、ミシン目ｂにおいて切離することによって得られる前記取出口３を開閉するものである。

斜視図。横断面図。区画枠の分解斜視図。紙箱の展開図。

符号の説明

１側壁構成部片
２蓋部片
３取出口
４収容室
５区画枠
８樹脂製
９芯板

Claims

厚紙シートで構成した縦長立方体形状の紙箱の四方の各側壁構成部片に、該側壁構成部片に接続した蓋部片で開閉する取出口を設け、各取出口に対応する収容室を、前記紙箱内に区画枠を嵌挿して形成すると共に、各収納室には、互いに重ね合わせて芯板を介して二つ折りにした両端をさらに折り返した、多数の樹脂製袋を収納し、該樹脂製袋の前記二つ折りの片面を前記取出口に臨ませた、多目的樹脂製袋の保管装置。