JP3111596U - コモンモードチョークコイル - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、コモンモードチョークコイルに取り付ける極性間の絶縁挿入板の構造を改良した、シール機能付きのコモンモードチョークコイルを提供する。
【解決手段】絶縁挿入板3はコイルワイヤー1を外部から覆うコイル絶縁カバー部4と一体化し、一体化された絶縁挿入板3をコモンモードチョークコイルの絶縁挿入板取り付け溝5へ嵌め込み固定する。さらに、前記絶縁挿入板3を中心に一体化されたコイル絶縁カバー部4をコイルワイヤー1部分にセットし、コイル絶縁カバー部4の表面へ金属によるシールド板を被覆した。前記絶縁挿入板3の下端両側に突起部を設け、コモンモードチョークコイルの取り付け溝へ挿入後、その突起部を熱溶着し、コアカバーケース2に固定を容易にした構造となっている。
【選択図】図3
【解決手段】絶縁挿入板3はコイルワイヤー1を外部から覆うコイル絶縁カバー部4と一体化し、一体化された絶縁挿入板3をコモンモードチョークコイルの絶縁挿入板取り付け溝5へ嵌め込み固定する。さらに、前記絶縁挿入板3を中心に一体化されたコイル絶縁カバー部4をコイルワイヤー1部分にセットし、コイル絶縁カバー部4の表面へ金属によるシールド板を被覆した。前記絶縁挿入板3の下端両側に突起部を設け、コモンモードチョークコイルの取り付け溝へ挿入後、その突起部を熱溶着し、コアカバーケース2に固定を容易にした構造となっている。
【選択図】図3
Description
本考案は、電子装置の電源入力回路に使用しているコモンモードフィルターに使用し、電磁ノイズを制御するためのコモンモードチョークコイルに関する。
従来、電源入力用のコモンモードフィルターは、コモンモードチョークコイルとアース−ライン間にコンデンサーを取り付けする回路構成となっている。
コモンモードチョークコイルの電気的特性を改善するため、巻線方法や構造、更にはコイル磁芯の材質特性の改良で対応してきている(特許文献1、2を参照)。
従来のコモンモードチョークコイルは、図1の構成図に示すようにコア芯6に絶縁性のコアカバー2で覆い、その上にコイルワイヤー1で巻線し、コイルの極性間へ絶縁挿入板3を差し込むような構造になっている。
本考案者は、個別のコモンモードチョークコイルのノイズ減衰量を大幅に改善する発明として先願である特願2004−373031号「フィルターブロック」の開発を行なった。
しかし、先願発明は、個別のコモンモードチョークコイルの特性を良好にしても実機に搭載すると、コモンモードチョークコイルの改良した特性の能力が発揮されず、従来製品に比較し効果が現れない場合があった。
そのため、実機内でシール板を新たに取り付けなければならないことや、コイルの取り付けする場所を固定するなどで、制約される場合が多かった。
これらの原因は、モンモードチョークコイルの特性が改善されても、他の信号源からの電磁ノイズの飛び込みによることが多い。
対策として、一般的に、金属でコモンモードチョークコイルを囲みアースを取ることが効果的とされているが、安全規格等の問題により、コイルの周辺に直接囲んで一体化した製品にすることができにくかった。
コモンモードチョークコイルとシールドの一体化は、市場要求が強かったが、安全規格等の要求からコイルワイヤーと金属シールド間の規定の絶縁ギャップが必要なためである。
コモンモードチョークコイルの電気的特性を改善するため、巻線方法や構造、更にはコイル磁芯の材質特性の改良で対応してきている(特許文献1、2を参照)。
従来のコモンモードチョークコイルは、図1の構成図に示すようにコア芯6に絶縁性のコアカバー2で覆い、その上にコイルワイヤー1で巻線し、コイルの極性間へ絶縁挿入板3を差し込むような構造になっている。
本考案者は、個別のコモンモードチョークコイルのノイズ減衰量を大幅に改善する発明として先願である特願2004−373031号「フィルターブロック」の開発を行なった。
しかし、先願発明は、個別のコモンモードチョークコイルの特性を良好にしても実機に搭載すると、コモンモードチョークコイルの改良した特性の能力が発揮されず、従来製品に比較し効果が現れない場合があった。
そのため、実機内でシール板を新たに取り付けなければならないことや、コイルの取り付けする場所を固定するなどで、制約される場合が多かった。
これらの原因は、モンモードチョークコイルの特性が改善されても、他の信号源からの電磁ノイズの飛び込みによることが多い。
対策として、一般的に、金属でコモンモードチョークコイルを囲みアースを取ることが効果的とされているが、安全規格等の問題により、コイルの周辺に直接囲んで一体化した製品にすることができにくかった。
コモンモードチョークコイルとシールドの一体化は、市場要求が強かったが、安全規格等の要求からコイルワイヤーと金属シールド間の規定の絶縁ギャップが必要なためである。
本考案は、これらの課題を解決した、コモンモードチョークコイルに取り付ける極性間の絶縁挿入板の構造を改良した、シール機能付きのコモンモードチョークコイルを提供するものである。
本考案のコモンモードチョークコイルは、コア芯を絶縁性のコアカバーケースで覆い、該コアカバーケースの上にコイルワイヤーを巻線し、前記コアカバーケースの極性間へ絶縁挿入板を差し込むコモンモードチョークコイルにおいて、極性間の絶縁性能を向上させる前記絶縁挿入板と、外部の絶縁性能を向上させるために前記コイルワイヤーを覆うコイル絶縁カバー部とを一体化させ、該コイル絶縁カバー部の表面に金属によるシールド板を被覆してアースできるようにしたものである。
さらに、前記絶縁挿入板は、前記コアカバーケース部へ挿入後容易に熱溶着セットできるように、先端両側に突起部を設けたものである。
さらに、前記絶縁挿入板は、前記コアカバーケース部へ挿入後容易に熱溶着セットできるように、先端両側に突起部を設けたものである。
本考案のコモンモードチョークコイルは、その絶縁挿入板とコイルワイヤーを外側から囲い込むコイル絶縁カバー部とを一体化することにより、該コイル絶縁カバー部の表面を金属で直接覆い、コモンモードチョークコイルとシールドが一体化することが出来、外部の電磁ノイズに対して効果的となった。
また、前記絶縁挿入板に突起部を設けることによって、コモンモードチョークコイル本体へ挿入後、突起部を熱溶着することによって容易に強固なセットが可能となった。
さらに、前記コイル絶縁カバー部により、コイルワイヤーとシールド間のギャップを狭くできることにより、分布容量が大きくなり、そのため、高周波領域での減衰量も良好となった。
また、前記絶縁挿入板に突起部を設けることによって、コモンモードチョークコイル本体へ挿入後、突起部を熱溶着することによって容易に強固なセットが可能となった。
さらに、前記コイル絶縁カバー部により、コイルワイヤーとシールド間のギャップを狭くできることにより、分布容量が大きくなり、そのため、高周波領域での減衰量も良好となった。
以下、本考案のコモンモードチョークコイルを実施するための形態を図面に基づいて説明する。
従来のコモンモードチョークコイルは、極性間の絶縁性能を向上させるため極性間に挿入絶縁板を使用している。
このコモンモードチョークコイルは、図1の構造図(a)右側面図、(b)正面図に示すようにコア芯6に絶縁性のコアカバーケース2で覆い、その上にコイルワイヤー1を巻線し、(c)正面図に示すようにコイルの極性間へ絶縁挿入板3を差し込むような構造となっている。
本考案のコモンモードチョークコイルは、図2の構造図に示すように、絶縁挿入板3の固定を容易にするため、取り付け後熱溶着できる突起部9を設けたものである。
前記絶縁挿入板3の下端両側に突起部9を設け、図1(a)右側面図に示すようにコモンモードチョークコイルの取り付け溝へ挿入後、その突起部9を熱溶着し、コアカバーケース2に固定を容易にした構造となっている。
前記絶縁挿入板3に突起部9を設けることによって、コモンモードチョークコイル本体へ挿入後、突起部9を熱熔着することによって容易に強固なセットが可能となった。
従来のコモンモードチョークコイルは、極性間の絶縁性能を向上させるため極性間に挿入絶縁板を使用している。
このコモンモードチョークコイルは、図1の構造図(a)右側面図、(b)正面図に示すようにコア芯6に絶縁性のコアカバーケース2で覆い、その上にコイルワイヤー1を巻線し、(c)正面図に示すようにコイルの極性間へ絶縁挿入板3を差し込むような構造となっている。
本考案のコモンモードチョークコイルは、図2の構造図に示すように、絶縁挿入板3の固定を容易にするため、取り付け後熱溶着できる突起部9を設けたものである。
前記絶縁挿入板3の下端両側に突起部9を設け、図1(a)右側面図に示すようにコモンモードチョークコイルの取り付け溝へ挿入後、その突起部9を熱溶着し、コアカバーケース2に固定を容易にした構造となっている。
前記絶縁挿入板3に突起部9を設けることによって、コモンモードチョークコイル本体へ挿入後、突起部9を熱熔着することによって容易に強固なセットが可能となった。
次に、本考案のコモンモードチョークコイルを実施するための他の形態を図面に基づいて説明する。
図3の部品組立図(c)断面図、(d)右側面図に示すように、前記絶縁挿入板3はコイルワイヤー1を外部から覆うコイル絶縁カバー部4と一体化し、一体化された絶縁挿入板3を(a)左側面図、(b)正面図に示すようにコモンモードチョークコイルの絶縁挿入板取り付け溝5へ嵌め込み固定する。
本考案のコモンモードチョークコイルは、その絶縁挿入板3とコイルワイヤー1を外側から囲い込むコイル絶縁カバー部4とを一体化し、そのコイル絶縁カバー部4が安全規格等の要求を満たす厚みに設計する。
図3の部品組立図(c)断面図、(d)右側面図に示すように、前記絶縁挿入板3はコイルワイヤー1を外部から覆うコイル絶縁カバー部4と一体化し、一体化された絶縁挿入板3を(a)左側面図、(b)正面図に示すようにコモンモードチョークコイルの絶縁挿入板取り付け溝5へ嵌め込み固定する。
本考案のコモンモードチョークコイルは、その絶縁挿入板3とコイルワイヤー1を外側から囲い込むコイル絶縁カバー部4とを一体化し、そのコイル絶縁カバー部4が安全規格等の要求を満たす厚みに設計する。
さらに、図4の構造図(a)正面図、(b)右側面図に示すように、前記絶縁挿入板3を中心に一体化されたコイル絶縁カバー部4をコイルワイヤー1部分にセットし、コイル絶縁カバー部4の表面へ金属によるシールド板7を被覆した。
上記構造にすることにより、前記コイル絶縁カバー部4の表面を金属によるシールド板7で直接覆い、コモンモードチョークコイルとシールドが一体化出来る構造のコモンモードチョークコイルが提供できた。
金属シールド板7部分より更に、アース8することによって電磁ノイズ特性も向上させることができる。
又、コイルワイヤー1上面のコイル絶縁カバー部4により、コイルワイヤー1とシールド間のギャップを狭くできることにより、分布容量が大きくなり、その為、高周波領域での減衰量も良好となる。
上記構造にすることにより、前記コイル絶縁カバー部4の表面を金属によるシールド板7で直接覆い、コモンモードチョークコイルとシールドが一体化出来る構造のコモンモードチョークコイルが提供できた。
金属シールド板7部分より更に、アース8することによって電磁ノイズ特性も向上させることができる。
又、コイルワイヤー1上面のコイル絶縁カバー部4により、コイルワイヤー1とシールド間のギャップを狭くできることにより、分布容量が大きくなり、その為、高周波領域での減衰量も良好となる。
図5は一部断面分解構造図で、図4に示す展開例として横型コモンモードの実施例を示したもので、前述のような効果があるのは当然である。
図6は特性グラフ図で、金属シールドの有り無しの外部からの電磁ノイズの影響度を測定した一例であり、データから明らかなように、金属シールドの有りが外部電磁ノイズに対して効果的であることがわかる。
また、前記挿入絶縁板と前記コイルカバーを一体化することによりコイルワイヤーと金属シール間の安全規格も満足することができた。
また、前記挿入絶縁板と前記コイルカバーを一体化することによりコイルワイヤーと金属シール間の安全規格も満足することができた。
1 コイルワイヤー
2 コアカバーケース
3 絶縁挿入板
4 コイル絶縁カバー部
5 絶縁挿入板取り付け溝
6 コア芯
7 金属シールド部
8 アース部
9 突起部
2 コアカバーケース
3 絶縁挿入板
4 コイル絶縁カバー部
5 絶縁挿入板取り付け溝
6 コア芯
7 金属シールド部
8 アース部
9 突起部
Claims (2)
- コア芯を絶縁性のコアカバーケースで覆い、該コアカバーケースの上にコイルワイヤーを巻線し、前記コアカバーケースの極性間へ絶縁挿入板を差し込むコモンモードチョークコイルにおいて、極性間の絶縁性能を向上させる絶縁挿入板と、外部の絶縁性能を向上させるために前記コイルワイヤーを覆うコイル絶縁カバー部とを一体化させ、該コイル絶縁カバー部の表面に金属によるシールド板を被覆してアースできるようにしたことを特徴とするコモンモードチョークコイル。
- 前記絶縁挿入板は、前記コアカバーケース部へ挿入後、容易に熱溶着セットできるように、先端両側に突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載のコモンモードチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002021U JP3111596U (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | コモンモードチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002021U JP3111596U (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | コモンモードチョークコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3111596U true JP3111596U (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=43274074
Family Applications (1)
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JP2005002021U Expired - Fee Related JP3111596U (ja) | 2005-04-07 | 2005-04-07 | コモンモードチョークコイル |
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JP (1) | JP3111596U (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008118101A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-05-22 | Nec Tokin Corp | インダクタンス素子、フィルタ回路及びノイズフィルタ |
JP2009188917A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Nec Tokin Corp | ノイズフィルタ付きac電源ケーブル |
JP2009224687A (ja) * | 2008-03-18 | 2009-10-01 | Nec Tokin Corp | インダクタンス素子 |
-
2005
- 2005-04-07 JP JP2005002021U patent/JP3111596U/ja not_active Expired - Fee Related
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