JP2008078607A - 点火コイル - Google Patents

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Abstract

【課題】電波ノイズの漏れを低減する点火コイルを提供する。
【解決手段】点火コイル10の円筒部12の軸方向一端側は、点火プラグと電気的に接続し、シリンダヘッド2に気筒毎に形成されたプラグホール4内に収容されている。露出部16は、円筒部12の軸方向他端側の頭部14およびターミナル部24を含み、プラグホール4の外部に露出している。円筒部12は、中心コア30、二次スプール40、二次コイル42、一次スプール44、一次コイル46、コイルケース50、および外周コア52等から構成されている。カバー70は、銅等の金属材でプレス加工等によりカップ状に形成されており、円筒部12の頭部14全体を覆っている。円筒部12の頭部14から放射される電波ノイズは、円筒部12の頭部14全体を覆う金属製のカバー70によりシールドされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、点火プラグとの電気的接続側がプラグホール内に収容される円筒状の点火コイルに関する。
一次コイルに供給される電流(一次電流)がスイッチングされることにより、二次コイルに高電圧を発生する点火コイルが知られている(例えば、特許文献1参照)。点火コイルは、二次コイルで発生した高電圧を点火プラグに印加し、点火プラグに火花放電を発生させる。このように、一次コイルの一次電流をスイッチングして二次コイルに高電圧を発生させると、点火コイルから電波ノイズが発生する恐れがある。ただし、点火コイルの磁気回路が閉磁路であれば、点火コイルの外部に漏れる磁束量が少ないので、点火コイルの外部に漏れる電波ノイズは少なくなる。
ここで、特許文献1のようにコイル部が矩形の点火コイル以外に、棒状のコアの周囲に一次コイルおよび二次コイルを巻回した円筒状の点火コイルが知られている。このような円筒状の点火コイルは、磁気回路が開磁路になっているので、点火コイルの外部に磁束が漏れ、点火コイルの外部に電波ノイズが漏れやすい。ただし、円筒状の点火コイルは点火プラグとの電気的接続側を例えばシリンダヘッドのプラグホール内に収容されて内燃機関に搭載されることが一般的である。したがって、シリンダヘッドのシールド効果により、プラグホール内に収容されている円筒部分から点火コイルの外部に漏れる電波ノイズは低減される。
しかしながら、プラグホールの外部に露出している点火コイルの露出部はシリンダヘッドにシールドされないので、露出部から放射される電波ノイズが点火コイルの外部に漏れる恐れがある。点火コイルから電波ノイズが外部に漏れると、例えば自車の電子制御装置(ECU;Electronic Control Unit)等が誤作動する恐れがある。また、四輪自動車のように点火コイルがボンネットで覆われていない二輪自動車に点火コイルが使用される場合、自車の周囲の車両に電波ノイズが放射されるという問題がある。また、近年、電波ノイズの規制が強化される傾向にあるので、点火コイルから漏れる電波ノイズを低減することが求められている。
特開平7−153636号公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、電波ノイズの漏れを低減する点火コイルを提供することを目的とする。
請求項1から11に記載の発明によると、一次コイルおよび二次コイルを有する円筒部のうち、プラグホールの外部に露出している頭部の少なくとも一部をカバーの金属材が覆っている。この構成によれば、カバーの金属材が電波シールドとして作用するので、円筒部の頭部から放射される電波ノイズが点火コイルの外部に漏れることを低減できる。
請求項2に記載の発明によると、カバーの金属材がプラグホールの外部に露出している点火コイルの露出部全体を覆っているので、点火コイルの外部に漏れる電波ノイズを極力低減できる。
ところで、電波ノイズは、一次コイルおよび二次コイルを有する点火コイルの円筒部で発生する。したがって、請求項3に記載の発明のように、プラグホールの外部に露出している点火コイルの露出部のうち円筒部の頭部全体をカバーの金属材が覆うことにより、円筒部の頭部をシールドして点火コイルの外部に漏れる電波ノイズを極力低減できる。また、プラグホールの外部に露出している点火コイルの露出部全体をカバーの金属材で覆う構成に比べ、カバーを小型化し、かつ軽量化できる。
また、プラグホールの外部に露出している円筒部の頭部上方は磁気的に開放されているので、電波ノイズは円筒部の頭部上方から放射されやすい。したがって、請求項4に記載の発明のように、カバーの金属材が頭部の上面を覆うことにより、金属材で覆う範囲を極力小さくして、点火コイルの外部に漏れる電波ノイズを低減できる。また、カバーを小型化し、かつ軽量化できる。
請求項5に記載の発明によると、露出部を覆っている樹脂製のコイルケースにカバーの金属材がインサート成形されているので、カバーの金属材を組み付ける工数を低減できる。
請求項7に記載の発明によると、一次コイルおよび二次コイルの外周を覆っている外周コアが頭部の少なくとも一部を覆っており、外周コアがカバーの金属材を兼ねている。これにより、外周コアを備える構成においてカバーを別部材で設置する必要がなく、部品点数が減少する。
ところで、カバーの金属材が電波ノイズをシールドすると、金属材の表面に電流が流れる。この電流をジュール熱に変換して消費することにより、金属材は電波ノイズをシールドする。
そこで請求項8に記載の発明によると、カバーの金属材部分が内燃機関と電気的に接続することによりアースされるので、カバーの金属材だけでは電波ノイズをシールドするときにジュール熱として消費しきれない電流が発生する場合にも、発生電流をジュール熱に変換することなく内燃機関側に流すことができる。これにより、カバーによる電波ノイズの低減効果が向上する。
請求項9に記載の発明によると、請求項8に記載の発明において、カバーの金属材部分が露出部とともに金属製の取付部材により内燃機関に取り付けられる。これにより、点火コイルを内燃機関に取り付ける取付部材がカバーの金属材をアースするので、カバーの金属材をアースするために新たに部品を追加する必要がない。また、カバーを内燃機関に強固に取り付けることができる。
ここで、四輪自動車の場合、エンジンルームを覆っている金属製のボンネットが点火コイルから放射される電波ノイズをシールドするので、車両の外部に漏れる電波ノイズを低減できる。しかしながら、二輪自動車では、点火コイルを覆うボンネットがないので、点火コイルから電波ノイズが漏れやすい。
そこで、請求項11に記載の発明では、二輪自動車の点火コイルとして、点火コイル自体で点火コイルの外部に漏れる電波ノイズを低減する請求項1から4のいずれか一項に記載の点火コイルを使用するので、自車のECU、および他車に放射される電波ノイズを低減できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による点火コイルを図1に示す。点火コイル10は、二輪自動車に使用される点火コイルである。点火コイル10の図示しない点火プラグとの電気的接続側は、シリンダヘッド2に気筒毎に形成されたプラグホール4内に収容されている。点火コイル10は、ボルト等により、プラグホール4の外部であるシリンダヘッド2の上端面2aに取り付けられている。
点火コイル10の円筒部12は、プラグホール4内に収容されている長手方向の軸方向一端側で点火プラグと電気的に接続している。露出部16は、円筒部12の軸方向他端側の頭部14およびターミナル部24を含み、プラグホール4の外部に露出している。コネクタ20は、嵌合部22およびターミナル部24を有しており、ターミナル25を樹脂でインサート成形している。嵌合部22は、円筒状に形成されており、後述するコイルケース50および外周コア52の頭部14側端部に圧入されている。ターミナル部24は嵌合部22の径方向外側に突出しており、ターミナル部24の内部にターミナル25が露出している。
円筒部12の頭部14側の外周にゴム製で環状のシール部材26が取り付けられている。シール部材26は、円筒部12とプラグホール4との間をシールしており、プラグホール4内に水等が侵入することを防止する。
円筒部12は、中心コア30、二次スプール40、二次コイル42、一次スプール44、一次コイル46、コイルケース50、および外周コア52等から構成されている。樹脂で円筒状に形成されたコイルケース50の内部とコネクタ20の嵌合部22の内部には、エポキシ樹脂54が充填されている。エポキシ樹脂54は、コネクタ20の嵌合部22内およびコイルケース50内に収容されている点火コイル10内の各部材間に浸透し、絶縁樹脂材として部材間を電気的に絶縁している。
棒状の中心コア30は薄い珪素鋼板を横断面がほぼ円形となるように径方向に積層して組立てられている。中心コア30の頭部14側端には、樹脂製のキャップ34によりスポンジ32が装着されている。
二次スプール40は中心コア30の外周に配設されており、樹脂材料で円筒状に成形されている。二次コイル42は二次スプール40の外周に巻回されている。二次コイル42の点火プラグ側である高電圧側の巻高さは、二次スプール40の端部に向けて低くなっている。
一次スプール44は二次コイル42の外周に配設されており、樹脂材料で円筒状に成形されている。一次コイル46は、一次スプール44の外周に巻回されており、コネクタ20のターミナル25を介して図示しないスイッチング回路と電気的に接続されている。
外周コア52は、コイルケース50の外側に装着されている。外周コア52は、薄い珪素鋼板を筒状にして形成されている。外周コア52は、中心コア30の軸方向一端側から他端側にわたる軸方向長さを有する。外周コア52は、軸方向両端において、コイルケース50の段部51とコネクタ20の嵌合部22の段部23との間で挟持されている。
高圧ターミナル60は、コイルケース50の一端側である点火プラグ側にインサート成形されており、二次コイル42と電気的に接続している。高圧ターミナル60の内周側に、C字状結合部62が突出して設けられている。プラグホール4内に点火コイル10を挿入する際に点火プラグのターミナルのねじ部分が高圧ターミナル60のC字状結合部62に嵌合して結合することにより、高圧ターミナル60は点火プラグと電気的に接続する。高圧ターミナル60がインサート成形されているコイルケース50の高電圧側開口端の外周に、ゴム製のプラグキャップ64が装着されており、このプラグキャップ64内に点火プラグが挿入される。
カバー70は、円筒部12の頭部14全体を覆っている。図2に示すように、カバー70は、銅等の金属材でプレス加工等によりカップ状に形成されている。カバー70には、コネクタ20のターミナル部24の根本部分に嵌合するように周方向の一箇所に切欠72が形成されている。
図示しないスイッチング回路により一次コイル46に供給する一次電流がスイッチングされると、二次コイル42に高電圧が発生し、この高電圧が高圧ターミナル60から点火プラグに印加される。点火コイル10の磁気回路は開磁路であるから、一次コイル46の一次電流をスイッチングして二次コイル42に高電圧を発生させると、点火コイル10に電波ノイズが発生する。円筒部12の側方はシリンダヘッド2に覆われておりシリンダヘッド2が電波シールドとなるので、プラグホール4内に収容されている円筒部12の側方から電波ノイズは外部に殆ど漏れ出さない。
また、プラグホール4の外部に露出している円筒部12の頭部14は、頭部14全体を覆う金属製のカバー70によりシールドされるので、円筒部12の頭部14から点火コイル10の外部に漏れる電波ノイズを極力低減できる。
(第2〜第10実施形態)
本発明の第2〜第10実施形態を以下に説明する。尚、既述の実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
(第2実施形態)
図3に示す第2実施形態の点火コイル80では、カバー82は、プラグホール4の外部に露出する点火コイル80の露出部16の全体を覆っている。カバー82は、銅等の金属材でプレス加工等により形成されている。図4に示すように、カバー82は、カップ部84と、カップ部84の周方向一箇所でカップ部84から径方向外側に突出している突出部86とから構成されている。カップ部84は円筒部12の頭部14全体を覆い、突出部86は、コネクタ20のターミナル部24を覆っている。
第2実施形態では、プラグホール4の外部に露出する点火コイル80の露出部16全体を金属製のカバー82が覆いシールドしているので、点火コイル80の外部に漏れる電波ノイズを極力低減できる。
(第3実施形態)
図5および図6に示す第3実施形態の点火コイル90のカバー92は、カップ部94と円板98とから構成されている。カップ部94は樹脂により一体成形されており、プラグホール4の外部に露出する円筒部12の頭部14全体を覆っている。カップ部94には、コネクタ20のターミナル部24の根本部分に嵌合するように周方向の一箇所に切欠96が形成されている。円板98は銅等の金属材で形成されており、カップ部94の上面に接着等で取り付けられている。このように、カップ部94の上面に取り付けられた金属製の円板98が頭部14の上面を覆いシールドするので、点火コイル90の外部に漏れる電波ノイズを低減できる。
(第4実施形態)
図7に示す第4実施形態の点火コイル100では、カバー102は、プラグホール4の外部に露出する円筒部12の頭部14の側方を覆っている。図8に示すように、カバー102は、銅等の金属材で周方向の一箇所が不連続なC字状に形成されている。カバー102は、頭部14の側方から放射される電波ノイズをシールドするので、点火コイル100の外部に漏れる電波ノイズを低減できる。
(第5実施形態)
図9に示す第5施形態の点火コイル110では、カバー112は、プラグホール4の外部に露出する円筒部12の頭部14の上面を覆っている。図10に示すように、カバー112は、銅等の金属材で円板状に形成されている。カバー112は頭部14の上方から放射される電波ノイズをシールドするので、点火コイル110の外部に漏れる電波ノイズを低減できる。
(第6実施形態)
図11に示す第6実施形態の点火コイル120は、第1実施形態の点火コイル10において頭部14内にイグナイタ122を内蔵しエポキシ樹脂54で覆う構成を採用している。
(第7実施形態)
図12に示す第7実施形態の点火コイル130では、銅等の金属材で円筒状に形成されたカバー132が樹脂製のコネクタ20にインサート成形され、頭部14の側方を覆っている。コネクタ20内にカバー132がインサート成形されているので、カバー132の組付工数を低減できる。
(第8実施形態)
図13に示す第8実施形態の点火コイル140では、二次コイル42および一次コイル46の外周を覆っている外周コア142が頭部14まで筒状に延び、頭部14の側方を覆っている。これにより、第8実施形態では、外周コア142がカバーの金属材を兼ね、電波ノイズをシールドするので、部品点数が減少する。
円筒部12から頭部14に延びている外周コア142は、全周が筒状に頭部14まで延びてもよいし、部分的に櫛の歯状に頭部14まで延びてもよい。
(第9実施形態)
図14に示す第9実施形態の点火コイル150のカバー152は、筒状の取付部154と金属材としてのシールド板156とから構成されている。取付部154は樹脂により一体成形されており、プラグホール4の外部に露出する頭部14の側方を覆っている。取付部154には、コネクタ20のターミナル部24の根本部分に嵌合するように周方向の一箇所に切欠155が形成されている。シールド板156は銅等の金属材で形成されており、取付部154の外周側面に接着等で頭部14を囲むように複数取り付けられている。
(第10実施形態)
図15に示す第10実施形態の点火コイル160では、銅等の金属材でキャップ状に形成されたカバー162が頭部14全体を覆っている。露出部16のコネクタ20とカバー162とに、径方向外側に延びる鍔28、163がそれぞれ形成されている。取付部材としての金属製のボルト164は、カバー162の鍔163とコネクタ20の鍔163とに貫挿され点火コイル160をシリンダヘッド2に固定し取り付ける。
ところで、金属製のカバー162が電波ノイズをシールドすると、カバー162の表面に電流が流れる。この電流をジュール熱に変換して消費することにより、カバー162は電波ノイズをシールする。第10実施形態では、金属製のカバー162が金属製のボルト164によりシリンダヘッド2と電気的に接続しアースされるので、電波ノイズをシールドするときにカバー162に発生する電流がボルト164を通りシリンダヘッド2に流れる。これにより、カバー162だけでは電波ノイズをシールドするときにジュール熱として消費しきれない電流が発生する場合にも、発生電流をジュール熱に変換することなく内燃機関側のシリンダヘッド2に流すことができるので、カバー162による電波ノイズの低減効果が向上する。
また、点火コイル160をシリンダヘッド2に固定するボルト164を通してカバー162をアースするので、カバー162をアースするために新たに部品を追加する必要がない。さらに、ボルト164によりカバー162をシリンダヘッド2に強固に固定できる。
(他の実施形態)
上記実施形態において、カバーの金属部分を、樹脂材の表面に金属めっきを施す、あるいは樹脂材の表面に金属箔を貼り付けることにより形成してもよい。この場合、金属めっき、または金属箔がカバーの金属材になる。
上記第1実施形態〜第9実施形態においても、第10実施形態と同様にカバーの金属材をアースすることにより、カバーによる電波ノイズの低減効果を向上できる。
また、本発明の点火コイルは、上記実施形態で説明した二輪自動車用に限らず、四輪自動車に使用してもよい。
このように、本発明は、上記複数の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
第1実施形態による点火コイルを示す断面図。 第1実施形態のカバーを示す斜視図。 第2実施形態による点火コイルを示す断面図。 第2実施形態のカバーを示す斜視図。 第3実施形態による点火コイルを示す断面図。 第3実施形態のカバーを示す斜視図。 第4実施形態による点火コイルを示す断面図。 第4実施形態のカバーを示す斜視図。 第5実施形態による点火コイルを示す断面図。 第5実施形態のカバーを示す斜視図。 第6実施形態による点火コイルを示す断面図。 第7実施形態による点火コイルを示す断面図。 第8実施形態による点火コイルを示す断面図。 第9実施形態による点火コイルを示す斜視図。 第10実施形態による点火コイルを示す斜視図。
符号の説明
2:シリンダヘッド(内燃機関)、4:プラグホール、10、80、90、100、110、120、130、140、150、160:点火コイル、12:円筒部、14:頭部、16:露出部、30:中心コア(コア)、40:二次スプール、42:二次コイル、44:一次スプール、46:一次コイル、52:外周コア、70、82、102、112:カバー(金属材)、92:カバー、98:円板(金属材)、122:イグナイタ、132:カバー、142:外周コア(カバー)、152:カバー、156:シールド板(金属材)、162:カバー、164:ボルト(取付部材)

Claims (11)

  1. 棒状のコアと、前記コアの外周に巻回された一次コイルおよび二次コイルとを有し、点火プラグと電気的に接続する軸方向一端側が内燃機関のプラグホール内に収容される円筒部と、
    前記円筒部の軸方向他端側である頭部を含み、前記プラグホールの外部に露出する露出部と、
    前記頭部の少なくとも一部を金属材で覆っているカバーと、
    を備える点火コイル。
  2. 前記カバーの金属材は前記露出部全体を覆っている請求項1に記載の点火コイル。
  3. 前記カバーの金属材は前記頭部全体を覆っている請求項1に記載の点火コイル。
  4. 前記カバーの金属材は前記頭部の上面を覆っている請求項1に記載の点火コイル。
  5. 前記カバーの金属材は前記露出部を覆っている樹脂製のコイルケースにインサート成形されている請求項1から4のいずれか一項に記載の点火コイル。
  6. 前記カバーの金属材は前記露出部を覆っている樹脂製のコイルケースに貼り付けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の点火コイル。
  7. 前記一次コイルおよび前記二次コイルの外周と前記頭部の少なくとも一部とを覆っている外周コアをさらに備える請求項1に記載の点火コイル。
  8. 前記カバーの金属材部分は前記内燃機関と電気的に接続される請求項1から7のいずれか一項に記載の点火コイル。
  9. 前記カバーの金属材部分は前記露出部とともに金属製の取付部材により前記内燃機関に取り付けられる請求項8に記載の点火コイル。
  10. 前記露出部内に設置されているイグナイタをさらに備える請求項1から9のいずれか一項に記載の点火コイル。
  11. 二輪自動車の点火コイルとして使用される請求項1から10のいずれか一項に記載の点火コイル。
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