JP3111516B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JP3111516B2 JP3111516B2 JP03196756A JP19675691A JP3111516B2 JP 3111516 B2 JP3111516 B2 JP 3111516B2 JP 03196756 A JP03196756 A JP 03196756A JP 19675691 A JP19675691 A JP 19675691A JP 3111516 B2 JP3111516 B2 JP 3111516B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に関し、特に,MIS型半導体装置の入出力回路
及びその製造に適用した場合に好適な半導体装置の製造
方法に関するものである。
造方法に関し、特に,MIS型半導体装置の入出力回路
及びその製造に適用した場合に好適な半導体装置の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】半導体装置の微細化が進む現在、集積回路
の高速化は最重要課題の一つであり、集積回路の高速化
を図るには、金属配線の抵抗を小さくする必要がある。
近年、多結晶シリコンが配線材料として多用されるよう
になったが、多結晶シリコン配線、シリコン拡散層の抵
抗を更に小さくするため、シリコン拡散層上や多結晶シ
リコン配線上にチタン(Ti)等の高融点金属を被着し
て合金化したシリサイド膜・ポリサイド膜が配線材料と
して広く用いられるようになった。シリサイド膜はシリ
コン拡散層や多結晶シリコンに比較してシート抵抗が2
Ω/□から10Ω/□と低いため、微細化による配線抵
抗の増大を抑えることが可能となる。
の高速化は最重要課題の一つであり、集積回路の高速化
を図るには、金属配線の抵抗を小さくする必要がある。
近年、多結晶シリコンが配線材料として多用されるよう
になったが、多結晶シリコン配線、シリコン拡散層の抵
抗を更に小さくするため、シリコン拡散層上や多結晶シ
リコン配線上にチタン(Ti)等の高融点金属を被着し
て合金化したシリサイド膜・ポリサイド膜が配線材料と
して広く用いられるようになった。シリサイド膜はシリ
コン拡散層や多結晶シリコンに比較してシート抵抗が2
Ω/□から10Ω/□と低いため、微細化による配線抵
抗の増大を抑えることが可能となる。
【0003】従来、以下に説明するような工程に従い、
拡散抵抗上にシリサイドを形成していた。まず、拡散層
及び多結晶シリコン表面に酸化膜を形成した上でイオン
を注入して拡散抵抗を形成しておく。酸化膜を介してイ
オン注入を行うのは、イオン注入時のシリコン表面の損
傷を防止するためである。次いで、シリサイドを形成す
る領域のイオン注入用酸化膜を選択的に除去し、シリサ
イド形成領域以外の領域を含む全面にチタン層を形成し
て熱処理を行いシリサイドの形成を行う。部分的に酸化
膜を残すのは、抵抗として用いる部分をマスクし、この
部分のシリサイド化を防止するためである。即ち、従来
は、イオン注入用酸化膜をシリサイド化防止用のプロテ
クションとして兼用していた。
拡散抵抗上にシリサイドを形成していた。まず、拡散層
及び多結晶シリコン表面に酸化膜を形成した上でイオン
を注入して拡散抵抗を形成しておく。酸化膜を介してイ
オン注入を行うのは、イオン注入時のシリコン表面の損
傷を防止するためである。次いで、シリサイドを形成す
る領域のイオン注入用酸化膜を選択的に除去し、シリサ
イド形成領域以外の領域を含む全面にチタン層を形成し
て熱処理を行いシリサイドの形成を行う。部分的に酸化
膜を残すのは、抵抗として用いる部分をマスクし、この
部分のシリサイド化を防止するためである。即ち、従来
は、イオン注入用酸化膜をシリサイド化防止用のプロテ
クションとして兼用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、イオン注入
時の注入透過膜として使用した酸化膜は、イオンの透過
により膜質が脆弱化しており、これを再びシリサイド化
のプロテクションとして用いると、酸化膜を突き抜けて
その下方のシリコンとチタンが反応してシリサイドを形
成してしまい、プロテクションとして十分な効果が発揮
されないという問題がある。
時の注入透過膜として使用した酸化膜は、イオンの透過
により膜質が脆弱化しており、これを再びシリサイド化
のプロテクションとして用いると、酸化膜を突き抜けて
その下方のシリコンとチタンが反応してシリサイドを形
成してしまい、プロテクションとして十分な効果が発揮
されないという問題がある。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的はシリサイド形成領域以外の
領域のシリサイド化を防止することにある。
れたものであり、その目的はシリサイド形成領域以外の
領域のシリサイド化を防止することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板表面に第1の酸化膜を形成す
る工程と、前記第1の酸化膜を介して前記半導体基板内
にイオンを注入する工程と、前記第1の酸化膜上に第2の
酸化膜を形成する工程と、後述の高融点金属シリサイド
層を形成する領域にある前記第1及び第2の酸化膜を除去
する工程と、高融点金属シリサイド層形成のための高融
点金属層を形成する工程と、前記高融点金属層に熱処理
を施して高融点金属シリサイド層を形成する工程と、前
記高融点金属シリサイド層を残して高融点金属層を選択
的に除去する工程と、をこの順序で有することを特徴と
する。
の製造方法は、半導体基板表面に第1の酸化膜を形成す
る工程と、前記第1の酸化膜を介して前記半導体基板内
にイオンを注入する工程と、前記第1の酸化膜上に第2の
酸化膜を形成する工程と、後述の高融点金属シリサイド
層を形成する領域にある前記第1及び第2の酸化膜を除去
する工程と、高融点金属シリサイド層形成のための高融
点金属層を形成する工程と、前記高融点金属層に熱処理
を施して高融点金属シリサイド層を形成する工程と、前
記高融点金属シリサイド層を残して高融点金属層を選択
的に除去する工程と、をこの順序で有することを特徴と
する。
【0007】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板表面に第1の酸化膜を形成する工程と、
前記第1の酸化膜を介して前記半導体基板内にイオンを
注入する工程と、前記第1の酸化膜を除去する工程と、
前記半導体基板表面に第2の酸化膜を形成する工程と、
後述の高融点金属シリサイド層を形成する領域にある前
記第2の酸化膜を除去する工程と、高融点金属シリサイ
ド層形成のための高融点金属層を形成する工程と、前記
高融点金属層に熱処理を施して高融点金属シリサイド層
を形成する工程と、前記高融点金属シリサイド層を残し
て高融点金属層を選択的に除去する工程と、をこの順序
で有することを特徴とする。また、本発明に係る半導体
装置の製造方法は、前記高融点金属層を形成する材料と
してチタンを用いることを特徴とする。
は、半導体基板表面に第1の酸化膜を形成する工程と、
前記第1の酸化膜を介して前記半導体基板内にイオンを
注入する工程と、前記第1の酸化膜を除去する工程と、
前記半導体基板表面に第2の酸化膜を形成する工程と、
後述の高融点金属シリサイド層を形成する領域にある前
記第2の酸化膜を除去する工程と、高融点金属シリサイ
ド層形成のための高融点金属層を形成する工程と、前記
高融点金属層に熱処理を施して高融点金属シリサイド層
を形成する工程と、前記高融点金属シリサイド層を残し
て高融点金属層を選択的に除去する工程と、をこの順序
で有することを特徴とする。また、本発明に係る半導体
装置の製造方法は、前記高融点金属層を形成する材料と
してチタンを用いることを特徴とする。
【0008】また、本発明の半導体装置は、半導体基板
に配置されたイオン拡散層と、前記イオン拡散層上の所
定領域に配置された酸化膜と、前記酸化膜をマスクとし
て、前記イオン拡散層に選択形成された高融点金属シリ
サイド層と、を有する半導体装置であって、前記酸化膜
は、2層の酸化膜が積層した構成を有し、前記酸化膜の
うち、上層の酸化膜はイオン注入工程を経ていない酸化
膜であることを特徴とする。さらに、本発明の半導体装
置は、前記高融点金属シリサイド層はチタンシリサイド
層であることを特徴とする。
に配置されたイオン拡散層と、前記イオン拡散層上の所
定領域に配置された酸化膜と、前記酸化膜をマスクとし
て、前記イオン拡散層に選択形成された高融点金属シリ
サイド層と、を有する半導体装置であって、前記酸化膜
は、2層の酸化膜が積層した構成を有し、前記酸化膜の
うち、上層の酸化膜はイオン注入工程を経ていない酸化
膜であることを特徴とする。さらに、本発明の半導体装
置は、前記高融点金属シリサイド層はチタンシリサイド
層であることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、第1の酸化膜を介してイオン
注入した後に、第1の酸化膜の上に新たに第2の酸化膜
を積層形成するか、あるいは、第1の酸化膜を除去した
後に新たに第2の酸化膜を形成する。そして、チタンシ
リサイドを形成する領域の酸化膜を除去してその上にチ
タン層を形成し、熱処理を行ってチタンシリサイド層を
形成する。従って、チタンシリサイド形成時に新たに設
けた第2の酸化膜のために、チタンシリサイド形成領域
以外の領域がシリサイド化されることが防止できる。
注入した後に、第1の酸化膜の上に新たに第2の酸化膜
を積層形成するか、あるいは、第1の酸化膜を除去した
後に新たに第2の酸化膜を形成する。そして、チタンシ
リサイドを形成する領域の酸化膜を除去してその上にチ
タン層を形成し、熱処理を行ってチタンシリサイド層を
形成する。従って、チタンシリサイド形成時に新たに設
けた第2の酸化膜のために、チタンシリサイド形成領域
以外の領域がシリサイド化されることが防止できる。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1乃至図9は、P型拡散抵抗、チタンシリ
サイド(TiSi2)及びアルミニウム配線からなる抵
抗素子形成の主要工程を説明するための断面図である。
説明する。図1乃至図9は、P型拡散抵抗、チタンシリ
サイド(TiSi2)及びアルミニウム配線からなる抵
抗素子形成の主要工程を説明するための断面図である。
【0011】図1に示すように、N型シリコン基板10
を選択酸化して素子分離絶縁層(以下”LOCOS”と
いう)11を形成し、LOCOS11により囲まれたフ
ィールドに抵抗素子を形成する。LOCOS11は周知
の選択酸化工程により形成され、露出したシリコン表面
領域には厚いシリコン酸化膜が、その膜厚の約半分をシ
リコン基板内に埋置した形で形成される。
を選択酸化して素子分離絶縁層(以下”LOCOS”と
いう)11を形成し、LOCOS11により囲まれたフ
ィールドに抵抗素子を形成する。LOCOS11は周知
の選択酸化工程により形成され、露出したシリコン表面
領域には厚いシリコン酸化膜が、その膜厚の約半分をシ
リコン基板内に埋置した形で形成される。
【0012】次に、図2に示すように、LOCOS11
が形成されたシリコン表面全体に、200オングストロ
ームの膜厚の第1の酸化膜12をCVD法(気相成長
法)により形成する。周知の通り、CVD法とは、気相
中での熱分解あるいは化学反応を利用して基板上に薄膜
を堆積する方法である。CVD法により形成された第1
の酸化膜12は、次工程で行うイオン注入用の保護膜と
して用いられる。
が形成されたシリコン表面全体に、200オングストロ
ームの膜厚の第1の酸化膜12をCVD法(気相成長
法)により形成する。周知の通り、CVD法とは、気相
中での熱分解あるいは化学反応を利用して基板上に薄膜
を堆積する方法である。CVD法により形成された第1
の酸化膜12は、次工程で行うイオン注入用の保護膜と
して用いられる。
【0013】その後、図3に示すように、第1の酸化膜
12上方から、LOCOS11に囲まれたフィールド内
にボロン(B)のイオン注入を行い、高濃度P型拡散抵
抗領域13を形成する。この場合、第1の酸化膜12を
介してイオン注入を行うので、シリコン表面が損傷を受
けることはない。しかし、イオン注入を行った後の第1
の酸化膜12は、組織的に脆弱化しており、これをシリ
サイド化のプロテクションを目的とした酸化膜として使
用するには既述のような問題がある。
12上方から、LOCOS11に囲まれたフィールド内
にボロン(B)のイオン注入を行い、高濃度P型拡散抵
抗領域13を形成する。この場合、第1の酸化膜12を
介してイオン注入を行うので、シリコン表面が損傷を受
けることはない。しかし、イオン注入を行った後の第1
の酸化膜12は、組織的に脆弱化しており、これをシリ
サイド化のプロテクションを目的とした酸化膜として使
用するには既述のような問題がある。
【0014】そこで、図4に示すように、第1の酸化膜
12の上に第2の酸化膜14を重ねて形成することで、
シリサイド化に対する保護膜を新たに設ける。第2の酸
化膜14もCVD法により形成し、その膜厚は200オ
ングストロームとする。第2の酸化膜の適正な膜厚は、
シリサイド化を行う際の熱処理の温度にも依存するが、
一般に100〜1500オングストロームの範囲にあれ
ばよい。100オングストローム以下であると、シリサ
イド化に対するプロテクションとしての効果が十分でな
くなり、又1500オングストロームを越えると段差形
成の原因となるので好ましくない。
12の上に第2の酸化膜14を重ねて形成することで、
シリサイド化に対する保護膜を新たに設ける。第2の酸
化膜14もCVD法により形成し、その膜厚は200オ
ングストロームとする。第2の酸化膜の適正な膜厚は、
シリサイド化を行う際の熱処理の温度にも依存するが、
一般に100〜1500オングストロームの範囲にあれ
ばよい。100オングストローム以下であると、シリサ
イド化に対するプロテクションとしての効果が十分でな
くなり、又1500オングストロームを越えると段差形
成の原因となるので好ましくない。
【0015】次に、図5に示すように、フォトエッチン
グ工程を経て、シリサイド形成部の第1と第2の酸化膜
12、14を選択除去する。
グ工程を経て、シリサイド形成部の第1と第2の酸化膜
12、14を選択除去する。
【0016】そして、図6に示すように、膜厚300〜
1500オングストロームのチタン層15をスパッタ法
により表面全体に形成する。その後、窒素雰囲気中で5
00℃から900℃の温度で熱処理をを行う。すると、
シリコンと接触しているチタン層15、即ち、ボロン拡
散層表面上のチタン層はシリコンとチタンとの反応によ
りチタンシリサイドとなる(図7)。その他の部分のチ
タン層15は雰囲気中の窒素と反応して窒化チタン(T
iN)となる。窒化チタン層は、アンモニアと過酸化水
素との混合液により溶解除去され、図8に示すようにシ
リコン表面とチタンの接触部にのみシリサイド16が形
成される。
1500オングストロームのチタン層15をスパッタ法
により表面全体に形成する。その後、窒素雰囲気中で5
00℃から900℃の温度で熱処理をを行う。すると、
シリコンと接触しているチタン層15、即ち、ボロン拡
散層表面上のチタン層はシリコンとチタンとの反応によ
りチタンシリサイドとなる(図7)。その他の部分のチ
タン層15は雰囲気中の窒素と反応して窒化チタン(T
iN)となる。窒化チタン層は、アンモニアと過酸化水
素との混合液により溶解除去され、図8に示すようにシ
リコン表面とチタンの接触部にのみシリサイド16が形
成される。
【0017】最後に、図9に示すように、層間膜17を
形成し、コンタクトを形成後、アルミニウム配線18を
形成し、抵抗素子を含む半導体装置が得られる。
形成し、コンタクトを形成後、アルミニウム配線18を
形成し、抵抗素子を含む半導体装置が得られる。
【0018】次に、本発明の第2の実施例を図10乃至
図17を参照しながら説明する。第2の実施例も第1の
実施例同様、P型拡散抵抗、チタンシリサイド及びアル
ミニウム配線からなる抵抗素子形成に関するものであ
る。
図17を参照しながら説明する。第2の実施例も第1の
実施例同様、P型拡散抵抗、チタンシリサイド及びアル
ミニウム配線からなる抵抗素子形成に関するものであ
る。
【0019】図10に示すように、まず、N型シリコン
基板20にLOCOS21を選択的に形成し、次いで2
00オングストロームの膜厚の第1の酸化膜22をN型
シリコン基板20及びLOCOS21の全面にわたりC
VD法により形成する。この酸化膜22は、次工程で行
うイオン注入用の保護膜として用いられる。
基板20にLOCOS21を選択的に形成し、次いで2
00オングストロームの膜厚の第1の酸化膜22をN型
シリコン基板20及びLOCOS21の全面にわたりC
VD法により形成する。この酸化膜22は、次工程で行
うイオン注入用の保護膜として用いられる。
【0020】次に、P型拡散抵抗23を形成するため
に、第1の酸化膜22上方から,LOCOS21に囲ま
れたフィールド内にボロンのイオン注入を行い、高濃度
P型拡散抵抗領域を形成する。イオン注入終了後、第1
の酸化膜22をエッチング処理により除去する。この状
態が図11に示されている。ここで、第1の実施例で
は、第1の酸化膜22の上に第2の酸化膜を重ねて形成
したが、本実施例では、イオン注入により脆弱化した第
1の酸化膜22を除去し、図12に示すように、シリサ
イド化のプロテクション用の第2の酸化膜24をCVD
法により改めて形成する。第2の酸化膜の膜厚は200
オングストロームとするが、第1の実施例同様100〜
1500オングストロームの範囲にあればよい。
に、第1の酸化膜22上方から,LOCOS21に囲ま
れたフィールド内にボロンのイオン注入を行い、高濃度
P型拡散抵抗領域を形成する。イオン注入終了後、第1
の酸化膜22をエッチング処理により除去する。この状
態が図11に示されている。ここで、第1の実施例で
は、第1の酸化膜22の上に第2の酸化膜を重ねて形成
したが、本実施例では、イオン注入により脆弱化した第
1の酸化膜22を除去し、図12に示すように、シリサ
イド化のプロテクション用の第2の酸化膜24をCVD
法により改めて形成する。第2の酸化膜の膜厚は200
オングストロームとするが、第1の実施例同様100〜
1500オングストロームの範囲にあればよい。
【0021】次に、シリサイド形成を行う部分の酸化膜
をフォトエッチ工程で選択的に除去し、図13に示した
構造が得られる。その後、図14に示すように、チタン
(Ti)25をスパッタ法により表面全体に形成する。
そして、図15に示すように、500℃〜900℃の温
度下で数十秒間加熱を行いシリサイド26を形成する。
をフォトエッチ工程で選択的に除去し、図13に示した
構造が得られる。その後、図14に示すように、チタン
(Ti)25をスパッタ法により表面全体に形成する。
そして、図15に示すように、500℃〜900℃の温
度下で数十秒間加熱を行いシリサイド26を形成する。
【0022】その後、アンモニア一過酸化水素エッチン
グ液でエッチングを行い、チタンを除去し、図16が得
られる。最後に、図17に示すように、酸化絶縁膜27
をCVDで形成し、シリサイド領域上にコンタクトホー
ルを形成し、アルミニウム配線28を形成し、目的の抵
抗素子が得られる。
グ液でエッチングを行い、チタンを除去し、図16が得
られる。最後に、図17に示すように、酸化絶縁膜27
をCVDで形成し、シリサイド領域上にコンタクトホー
ルを形成し、アルミニウム配線28を形成し、目的の抵
抗素子が得られる。
【0023】以上詳述した通り、シリサイド化のプロテ
クション用酸化膜をイオン注入用酸化膜と兼用せず、新
たに形成するようにしてシリサイド形成領域以外の領域
のシリサイド化を防止するようにしたが、新たにプロテ
クション用酸化膜を形成せず、イオン注入が終了した後
イオン注入用に使用した酸化膜を、例えば、酸素雰囲気
中で熱酸化し、脆弱化した酸化膜の膜質を回復するよう
にしてもよい。
クション用酸化膜をイオン注入用酸化膜と兼用せず、新
たに形成するようにしてシリサイド形成領域以外の領域
のシリサイド化を防止するようにしたが、新たにプロテ
クション用酸化膜を形成せず、イオン注入が終了した後
イオン注入用に使用した酸化膜を、例えば、酸素雰囲気
中で熱酸化し、脆弱化した酸化膜の膜質を回復するよう
にしてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、シリサイド化防止の為
に必要な酸化膜をイオン注入時に用いた酸化膜と兼用せ
ず新たに設けたので、兼用していた場合にしばしば起こ
っていたシリサイド形成領域以外の領域のシリサイド化
が確実に防止でき、歩留りが向上した。
に必要な酸化膜をイオン注入時に用いた酸化膜と兼用せ
ず新たに設けたので、兼用していた場合にしばしば起こ
っていたシリサイド形成領域以外の領域のシリサイド化
が確実に防止でき、歩留りが向上した。
【図1】第1の実施例によるLOCOS形成工程を示し
た図である。
た図である。
【図2】第1の実施例による第1の酸化膜形成工程を示
した図である。
した図である。
【図3】第1の実施例による拡散抵抗領域形成工程を示
した図である。
した図である。
【図4】第1の実施例による第2の酸化膜形成工程を示
した図である。
した図である。
【図5】第1の実施例による第1と第2の酸化膜を選択
的に除去する工程を示した図である。
的に除去する工程を示した図である。
【図6】第1の実施例によるチタン層形成工程を示した
図である。
図である。
【図7】第1の実施例によるチタンシリサイド形成工程
を示した図である。
を示した図である。
【図8】第1の実施例による窒化チタン層除去工程を示
した図である。
した図である。
【図9】第1の実施例による層間膜、コンタクト、アル
ミニウム配線形成工程を示した図である。
ミニウム配線形成工程を示した図である。
【図10】第2の実施例によるLOCOS及び第1の酸
化膜形成工程を示した図である。
化膜形成工程を示した図である。
【図11】第2に実施例によるイオン注入及び第1の酸
化膜除去工程を示した図である。
化膜除去工程を示した図である。
【図12】第2の実施例による第2の酸化膜形成工程を
示した図である。
示した図である。
【図13】第2の実施例による酸化膜の選択的に除去す
る工程を示した図である。
る工程を示した図である。
【図14】第2の実施例によるチタン層形成工程を示し
た図である。
た図である。
【図15】第2の実施例によるチタンシリサイド形成工
程を示した図である。
程を示した図である。
【図16】第2の実施例による窒化チタン層除去工程を
示した図である。
示した図である。
【図17】第2の実施例による層間膜、コンタクト、ア
ルミニウム配線形成工程を示した図である。
ルミニウム配線形成工程を示した図である。
10 N型シリコン基板 11 LOCOS酸化膜 12 第1の酸化膜 13 P型拡散抵抗領域 14 第2の酸化膜 15 チタン膜 16 チタンシリサイド 17 層間膜 18 アルミニウム配線 20 N型シリコン基板 21 LOCOS酸化膜 22 第1の酸化膜 23 P拡散層 24 第2の酸化膜 25 チタン膜 26 チタンシリサイド 27 絶縁酸化膜 28 アルミニウム配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 29/78 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 301 H01L 21/265 H01L 21/336 H01L 21/822 H01L 27/04 H01L 29/78
Claims (5)
- 【請求項1】半導体基板表面に第1の酸化膜を形成する
工程と、 前記第1の酸化膜を介して前記半導体基板内にイオンを
注入する工程と、 前記第1の酸化膜上に第2の酸化膜を形成する工程と、 後述の高融点金属シリサイド層を形成する領域にある前
記第1及び第2の酸化膜を除去する工程と、 高融点金属シリサイド層形成のための高融点金属層を形
成する工程と、 前記高融点金属層に熱処理を施して高融点金属シリサイ
ド層を形成する工程と、 前記高融点金属シリサイド層を残して高融点金属層を選
択的に除去する工程と、 をこの順序で有することを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項2】半導体基板表面に第1の酸化膜を形成する
工程と、 前記第1の酸化膜を介して前記半導体基板内にイオンを
注入する工程と、 前記第1の酸化膜を除去する工程と、 前記半導体基板表面に第2の酸化膜を形成する工程と、 後述の高融点金属シリサイド層を形成する領域にある前
記第2の酸化膜を除去する工程と、 高融点金属シリサイド層形成のための高融点金属層を形
成する工程と、 前記高融点金属層に熱処理を施して高融点金属シリサイ
ド層を形成する工程と、 前記高融点金属シリサイド層を残して高融点金属層を選
択的に除去する工程と、 をこの順序で有することを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項3】請求項1又は2において、前記高融点金属
層を形成する材料としてチタンを用いることを特徴とす
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】半導体基板に配置されたイオン拡散層と、 前記イオン拡散層上の所定領域に配置された酸化膜と、 前記酸化膜をマスクとして、前記イオン拡散層に選択形
成された高融点金属シリサイド層と、を有する半導体装
置であって、 前記酸化膜は、2層の酸化膜が積層した構成を有し、 前記酸化膜のうち、上層の酸化膜はイオン注入工程を経
ていない酸化膜であることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項5】請求項4において、前記高融点金属シリサ
イド層はチタンシリサイド層であることを特徴とする半
導体装置。
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- 1991-08-06 JP JP03196756A patent/JP3111516B2/ja not_active Expired - Fee Related
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